JP2001148840A - ケーブルテレビの受信装置 - Google Patents

ケーブルテレビの受信装置

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JP2001148840A
JP2001148840A JP32921599A JP32921599A JP2001148840A JP 2001148840 A JP2001148840 A JP 2001148840A JP 32921599 A JP32921599 A JP 32921599A JP 32921599 A JP32921599 A JP 32921599A JP 2001148840 A JP2001148840 A JP 2001148840A
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山下  智史
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新二 泙野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】CATVのデジタル放送サービスにおいて、B
Sデジタル放送の複数TSの再送信信号とCSデジタル
放送の単一TSの再送信信号の両トランスポートストリ
ーム形式の信号を受信可能なCATVの受信装置を提供
する。 【解決手段】受信装置のTS分離部に、複数TSのトラ
ンスポートストリームに含まれるフレームヘッダの有無
を検出する複数TS、単一TS判別手段を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CSやBSなどの
衛星方式や地上波方式のデジタル放送における、トラン
スポートストリームの多重方式の異なるデジタル放送サ
ービスを、ケーブルテレビ(以下、CATVという)伝
送路に混在させて伝送する場合の受信装置の受信処理方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】CATVのデジタル伝送については、1
995年9月21日に発表されたテレビジョン学会技術
報告(vol.19,No.42)19頁から24頁の
「電気通信技術審議会暫定方式デジタル有線テレビジョ
ン放送伝送実験」に示されている。この報告によれば、
エムペグ2(MPEG2)と呼ばれるデジタル画像圧縮
技術によって圧縮された画像などのデジタルデータが多
重されたトランスポートストリーム(以下、TSとい
う)と呼ばれる形式のデータ系列とされ、リードソロモ
ン誤り訂正などの信号処理をされ、64QAM(64値
直交振幅変調)と呼ばれるデジタル変調技術によって変
調され、約30Mbpsの伝送容量でCATV伝送路へ
伝送される。
【0003】また、デジタルCATVの入力となる多チ
ャネルのデジタル化された映像の配信方式としては、C
Sデジタル放送があり、その放送については、日経エレ
クトロニクス1996年9月2日号149頁の論文「7
0近くの多チャンネルを実現する日本初のディジタル衛
星放送」に記載されているように、複数のデジタル圧縮
(MPEG2)した番組やデータをパケット多重し、ス
クランブルを掛けて訂正符号化した単一のTSをQPS
Kのデジタル変調で伝送する。このような単一のTSを
用いたデジタル放送サービスなどの複数のビットストリ
ームで構成されたデジタルデータを再多重する再多重化
装置については、特開平10−41909に示されてい
る。この公報によれば、単一のTSは188バイトのT
Sパケットで構成され、TSパケットは184バイトの
パケットデータと4バイトのパケットヘッダで構成され
ることが示され、再多重化においてパケットヘッダ内の
番組制御情報などを再編集して伝送することで受信端末
で複数の放送事業者からのTSを同時に受信することを
可能にしている。
【0004】一方、新しく計画されているBSデジタル
放送では、従来のBSアナログ放送の伝送チャンネル1
チャンネルに、複数のデジタル化された放送を伝送し、
従来の標準テレビジョン放送だけではなく、高精細テレ
ビジョン放送をも伝送する計画である。BSデジタル放
送の伝送については、1998年11月の映像メディア
学会誌(vol.52 No.11 1998)24頁
から31頁の「BSディジタル放送の方式と設備」に示
されている。BSデジタル放送では、約60Mbpsの
伝送容量を用いて、一中継器の中で複数の変調方式が使
用できることや、映像や音声、データなどのTSにフレ
ーム構成を持たせることで複数のTSを伝送できるよう
にし、新しいデータ形式を送る。このデータ形式では、
フレーム内の変調方式や複数TSの構成の制御情報伝送
には伝送多重制御信号(以下、TMCC信号という)を
用いている。TMCC信号は郵政省令第57号より、T
Sの同期信号部分を用いて、主信号の前に1フレーム毎
(=48スロット、1スロット=204バイト)に分割
伝送され、1スーパフレーム(=8フレーム)を周期と
して伝送される。その構成は郵政省告示第260号に示
され、伝送モード/スロット情報はデジタル復調手段の
選択に用いられ、相対TS/スロット情報と相対TS/
TSID対応は希望するTSのID(TSID)の選択出
力に用いる。その他、変更指示番号、緊急情報等の送受
信制御情報や拡張情報領域がある。
【0005】前述の従来のデジタルCATV技術では、
BSデジタル放送で計画されている複数TS伝送の送出
や受信が考慮されていなかったため、1999年7月2
7日に発表された映像情報メディア学会技術報告(vo
l.23,No.48)の7頁から12頁の「ケーブル
テレビ複数MPEG−TS多重方式の一提案」ならびに
同報告の13頁から18頁の「複数MPEG−TSのケ
ーブルテレビ伝送実験」のような提案がなされている。
これらの報告では、N個の188バイトで構成されるT
Sパケットを集めて多重フレームとし、先頭のパケット
にフレーム内TS配置情報などを記述するTSMFヘッ
ダが提案されている。この提案によって、BSデジタル
放送の複数TS信号を効率よくケーブルテレビにも伝送
することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、例
えばCSデジタル放送をCATV伝送路で再送信する単
一TSによる放送サービスを受信する受信装置では、新
たに計画されているBSデジタル放送のような複数TS
を再送信する複数TS伝送方式には対応しておらず、B
Sデジタル放送のCATV再送信サービスを受信するこ
とは不可能であった。
【0007】また、BSデジタル放送のような複数TS
に対応したCATV再送信伝送方式は示されているが、
CATVにおいてCSデジタル放送の単一TSとBSデ
ジタル放送の複数TSとを混在してサービスする場合に
おける、受信装置の対応方法については考慮されていな
かった。
【0008】本発明の課題は、単一のトランスポートス
トリームを有するCSデジタル放送と、複数のトランス
ポートストリームを有するBSデジタル放送とを混在さ
せてCATV伝送路に伝送する場合において、単一TS
および複数TSの両伝送方式に対応できる受信装置を提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明を、デジタル放送からトランスポートストリ
ーム形式のデジタルデータを選択して、ケーブルテレビ
のデジタル伝送データ速度に合わせて送信するケーブル
テレビのデジタル再送信放送であって、前記トランスポ
ートストリーム形式のデジタルデータを複数多重して伝
送する複数トランスポートストリーム(以下、複数TS
という)伝送方式手段と、前記トランスポートストリー
ム形式のデジタルデータを一つのトランスポートストリ
ーム内に多重して伝送する単一トランスポートストリー
ム(以下、単一TSという)伝送方式手段とを備え、前
記複数TSと前記単一TSとが混在して伝送されるケー
ブルテレビのデジタル再送信放送を受信するケーブルテ
レビの受信装置であって、前記複数TS伝送方式におい
て複数TS多重情報を含むフレームヘッダパケットの有
無を検出する手段を備え、前記複数TS伝送方式と前記
単一TS伝送方式との判別を行う判別手段を備えたケー
ブルテレビの受信装置とした。
【0010】あるいは、本発明を、デジタル放送からト
ランスポートストリーム形式のデジタルデータを選択し
て、ケーブルテレビのデジタル伝送データ速度に合わせ
て送信するケーブルテレビのデジタル再送信放送であっ
て、前記トランスポートストリーム形式のデジタルデー
タを複数多重して伝送する複数トランスポートストリー
ム(以下、複数TSという)伝送方式手段と、前記トラ
ンスポートストリーム形式のデジタルデータを一つのト
ランスポートストリーム内に多重して伝送する単一トラ
ンスポートストリーム(以下、単一TSという)伝送方
式手段と、前記複数TSと前記単一TSとを64値など
の多値QAMなどでデジタル変調するデジタル変調手段
と、前記デジタル変調手段の出力を含む複数の被変調波
を周波数多重して伝送路に送出するケーブルテレビのデ
ジタル再送信放送を受信するケーブルテレビの受信装置
であって、周波数多重されて伝送された64値などの多
値QAMなどのでデジタル被変調波を復調する復調手段
と、前記復調手段の出力である前記複数TSあるいは前
記単一TSの判別を行い、複数TSを判別した場合に、
指定された一つのトランスポートストリーム形式のデジ
タルデータを分離するTS分離手段とを備えたケーブル
テレビの受信装置とした。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図を用いて詳細
に説明する。
【0012】図1は本発明の一実施形態であるケーブル
テレビの複数TSおよび単一TS伝送方式を混在して送
出する場合のシステム構成図である。図1において10
0はセンタ局設備、101はBSデジタル受信アンテ
ナ、102はBSデジタル信号の伝送ケーブル、103
〜106は局用BSチューナ、107、108はTS多
重装置、109、110、118はQAM変調器、11
1はCSデジタル受信アンテナ、112はCSデジタル
信号の伝送ケーブル、113〜116は局用CSチュー
ナ、117は番組多重装置、119は混合器、120は
CATV伝送路、121はCATV加入者宅、122は
受信装置、123はTVモニタである。本実施形態によ
ればCATVセンタ局にてBSデジタル受信アンテナ1
01でBSデジタル放送サービスを受信し、伝送ケーブ
ル102により局用BSチューナ103〜106に分配
する。局用BSチューナ103〜106では、複数TS
が多重されている中から指定された一つのTSを抽出
し、TS多重装置107、108に入力する。TS多重
装置107、108では局用BSチューナ103〜10
6から入力されたトランスポートストリームを再多重す
るとともに、CATVの伝送速度に一致するよう速度変
換を行う。また、後述する複数TSをフレーム構成とす
る場合の、スロット割り当て情報を含むフレームヘッダ
パケットの挿入を行い、QAM変調器109、110へ
出力する。QAM変調器109、110では入力された
複数TSを多値デジタル変調および所定のキャリア周波
数に変調する。
【0013】一方、CSデジタル受信アンテナ111で
受信されたCSデジタル放送は、伝送ケーブル112に
より、局用CSチューナ113〜116に分配される。
局用CSチューナ113〜116では、再送信サービス
される番組の選局が行われ、選局された番組のトランス
ポートストリームパケットが番組多重装置117に出力
される。番組多重装置117では入力されたトランスポ
ートストリームパケットを多重し、一つのトランスポー
トストリームを生成する。また、必要に応じてパケット
IDの付け替えを行い、CATVの伝送速度に合うよう
速度変換される。番組多重された単一TSはQAM変調
器118に入力され、多値デジタル変調および所定のキ
ャリア周波数に変調される。この変調されたCSデジタ
ル再送信信号と、前述したBSデジタル再送信信号は、
混合器119により周波数多重され、CATV伝送路1
20に出力される。CATV伝送路120に接続した加
入者宅121ではCATV放送を受信装置122で受信
し、サービスされている番組を選局し、再生画面をテレ
ビモニタ123等により視聴する。
【0014】本実施例ではBSデジタル放送のCATV
再送信を2系統、CSデジタル放送のCATV再送信を
1系統で示したが、この数はサービス内容により適宜変
わる。また、BSデジタル放送のTS再多重数およびC
Sデジタル放送の番組再多重数も数を限定するものでは
ない。さらに、今後放送が予定されている地上波デジタ
ル放送をセンタ局で受信し、CATVで再送信する方法
も本発明に含まれる。
【0015】図2は単一TSおよび複数TSのトランス
ポートストリームの構成例を示したものである。同図
(a)はCSデジタル再送信の場合の単一TS201の
構成で、局用CSチューナ113〜116で選局された
番組1〜番組4(202〜205)のトランスポートス
トリームパケットが時間軸多重されている。また、トラ
ンスポートストリームパケットの並びは規則的ではな
く、多重する各番組の情報量による。同図(b)はBS
デジタル再送信の場合の複数TS209の構成で、局用
BSチューナ103〜106で抽出されたトランスポー
トストリーム(図の例ではTS1およびTS2(21
0、211))が時間軸多重されている。また、TSの
並びは各TSの情報量や、後述するフレーム構成により
スロットに割り付けられる。
【0016】図3は複数TSのトランスポートストリー
ムパケットのフレーム構成を示すフレーム構成図であ
る。複数TSでは188バイト単位のフレームヘッダパ
ケット301と、n個のパケットで1フレームを構成
し、n個のパケット中に各TSがデータ量に応じて割り
当てられる。フレームヘッダパケット301のペイロー
ド領域にはパケット割り当て情報や、割り当てられたト
ランスポートストリームのTS_ID、TSの受信状態
等が含まれている。このフレームヘッダパケット301
の概念図を図4に示す。
【0017】フレームヘッダパケット301には4バイ
トのTSパケットヘッダ402があり、その後にペイロ
ード405領域が続き、このペイロード405中に前述
したスロット割り当て情報、TS_ID、TSの受信状
態等が含まれて伝送される。TSパケットヘッダ402
の先頭はシンクバイト403の領域に47Hの値が書き
込まれていて、この値を検索することでTSパケットの
先頭を検出する。また、TSパケットヘッダ402の中
にはパケットID404領域があり、フレームヘッダパ
ケット301にユニークなパケットID(以下、PID
という)の値を付与する。このフレームヘッダパケット
301のPIDを検索することで、複数TSが多重され
たトランスポートストリームの中からフレームヘッダパ
ケット301を検出することができる。なお、このフレ
ームヘッダパケット301の生成および付与はTS多重
装置107、108で行われる。
【0018】図5は本発明の実施形態の受信装置122
の内部構成を示したブロック図である。図中502はR
F入力端子、503はチューナ、504はQAM復調
部、505はTS分離部、506はデマルチプレクサ、
507はMPEGデコーダ、508は映像信号のDA
C、509は映像信号のNTSC変換部、510はCP
U、511はバスライン、512は音声信号のDAC、
513は高精細映像出力端子、514はNTSC映像出
力端子、515は音声出力端子である。周波数多重され
たCATV信号は、伝送路120からRF入力端子50
2を介してチューナ503に入力される。チューナ50
3により周波数の選局が行われ、次にQAM復調部50
4によりデジタル被変調波が復調される。復調されたデ
ジタル信号はTS分離部505に入力される。このTS
分離部505で複数TSの場合は、指定された一つのト
ランスポートストリームが選択されて出力される。ま
た、単一TSの場合はそのままスルー出力される。この
TS分離部505では本発明の特徴である複数TS,単
一TSの判定が行われ、受信装置122を制御している
CPU510に通知される。この複数TS、単一TSの
判定は、例えば受信装置122の電源投入時の初期化の
ときや、選局周波数が変化した場合に行われる。TS分
離部505の出力はデマルチプレクサ506に入力さ
れ、視聴者等により選択された番組に関係する情報がト
ランスポートストリームの中からフィルタリングされ
て、MPEG方式にデジタル圧縮された映像信号あるい
は音声信号とがMPEGデコーダ507に入力される。
MPEGデコーダ507ではデジタル圧縮された映像信
号あるいは音声信号を伸長し、映像信号は高速の映像信
号DAC508とNTSC変換部509に、音声信号は
音声信号DAC512に出力される。映像信号DAC5
08では入力されたデジタル映像信号をアナログの高精
細映像信号に変換して高精細映像出力端子513に出力
する。NTSC変換部509ではデジタル映像信号をダ
ウンコンバートしてNTSC映像信号に変換してNTS
C映像出力端子514に出力する。音声信号DAC51
2では音声信号をデジタル信号からアナログ信号に変換
して音声出力端子515に出力する。これらの出力端子
にTVモニタ123等を接続することにより視聴者は番
組視聴をすることができる。これら各ブロックはCPU
510とバスライン511によりバス接続されており、
CPU510により一連の制御が行われる。
【0019】次に、本発明の特徴であるTS分離部50
5の複数TS、単一TSの判別方法の一実施形態を説明
する。
【0020】図6はTS分離部505の複数TS、単一
TSの判別方法の一例を説明する処理フローである。ま
ず最初に601で全てのループカウンタをゼロクリアす
る。次に602においてトランスポートストリームパケ
ットの先頭を示すシンクバイトの値47Hの検出を行
う。47Hが検出されると、603においてトランスポ
ートストリームパケットの1パケット分スキップし、6
04でその値が再び47Hであるかどうかの判定を行
う。604にて判定結果がNO(図中N)の場合は、ト
ランスポートストリームパケットの先頭ではないと判定
し、再び601の処理の先頭に戻る。判定がYES(図
中Y)の場合は、605でカウンタ1が所定の回数(N
1回)ループしたかの判定を行う。ループ回数がN1に
達していない場合(N)は606にてカウンタ1を一つ
インクリメントし、603の先頭に戻る。カウンタ1が
N1と一致した場合(Y)は607に進み、トランスポ
ートストリームパケットのPIDの取得を行う。以上の
処理によりトランスポートストリームパケットの先頭で
ある47HをN1回連続して検出することにより、連続
するトランスポートストリームの中からパケットの先頭
を選び出すことができる。なお、ループ回数N1の値は
任意の値であり、値を大きくするとパケット先頭検出の
信頼性は向上するが、処理時間が長くなるため3〜5回
が適当である。607でトランスポートストリームパケ
ットのPIDを取得した後、608において取得したP
IDが複数TSのフレームヘッダPIDであるかどうか
の判定を行う。PIDがフレームヘッダPIDでない場
合(N)は、609でループカウンタ2を一つインクリ
メントする。次に610でカウンタ2のループ回数がN
2に達しているかどうかの判定を行う。N2の値は複数
TSを構成する1フレーム分のパケット数以上とする。
カウンタ2がN2の回数に達していない場合(N)は、
611において、トランスポートストリームパケットの
1パケット分スキップし、607の先頭に戻り次のPI
Dを取得する。カウンタ2がN2の回数に達した場合
(Y)は、619に進みトランスポートストリームパケ
ット中に複数TSに含まれるフレームヘッダパケット3
01が存在しないということで単一TSと判別し、CP
U510に通知を行う。このCPU510への通知手段
としては、汎用のI/Oポートを使用する方法や、バス
ライン511を利用してデータを送信する方法が考えら
れる。608においてフレームヘッダPIDと一致した
場合(Y)は、612でカウンタ3を一つインクリメン
トし、613にて1フレーム分スキップし、614で再
びPIDを取得する。次に615で取得したPIDがフ
レームヘッダPIDと一致するかどうかの判定を行う。
フレームヘッダPIDと一致しない場合(N)は、61
6にてカウンタ2およびカウンタ3をクリアし、607
の先頭に戻る。フレームヘッダPIDと一致した場合
(Y)は、617にてカウンタ3がループ回数N3と一
致するかどうかの判定を行う。カウンタ3の値がN3と
一致しない場合(N)は、612の先頭に戻る。カウン
タ3の値がN3と一致した場合(Y)は、618におい
て複数TSと判別し、CPU510に通知する。この通
知方法は前述した単一TSを通知する場合と同様であ
る。また、ループ回数N3は任意の値であるが、この値
を大きくすると処理時間が長くなるため2〜5の値が適
当である。
【0021】以上説明した処理をTS分離部505で行
うことにより、CATV伝送路に複数TSと単一TSと
が混在して送信されても受信装置122で適切に複数T
Sおよび単一TSに対応して受信を行うことが可能とな
る。
【0022】
【発明の効果】本発明によればCATVのデジタル放送
サービスにおいて、BSデジタル放送の再送信等による
複数TSと、CSデジタル放送の再送信等による単一T
Sとが混在されて伝送される場合であっても、受信装置
で受信するトランスポートストリームの中から複数TS
に含まれるフレームヘッダパケットの有無を検出するこ
とにより、フレームヘッダパケットが存在する場合は複
数TSと判別し、フレームヘッダパケットが存在しない
場合は単一TSと判別して処理を行うことができる。こ
れにより、複数TSと単一TSとが混在したCATV放
送サービスにおいても受信装置は、複数TSと単一TS
の判定を適切に行い、複数TS、単一TSそれぞれに対
応した処理を行うことが可能である。
【0023】以上のように本発明は、複数TSと単一T
Sとを混在させたCATV放送サービスを提供可能とす
る極めて有効な技術である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるケーブルテレビのデ
ジタル放送再送信サービスの構成例を示すブロック図で
ある。
【図2】本発明の一実施形態の単一TSおよび複数TS
の構成例を示す図である。
【図3】本発明の一実施形態の複数TSのフレーム構成
例を示す図である。
【図4】本発明の一実施形態の複数TSのフレームヘッ
ダの構成例を示す図である。
【図5】本発明の一実施形態の受信装置の構成例を示す
ブロック図である。
【図6】本発明の一実施形態の受信装置内の複数TSと
単一TSとを判別する処理フロー例を示す図である。
【符号の説明】
100…センタ局設備、101…BSデジタル受信アン
テナ、102…伝送ケーブル、103〜106…局用B
Sチューナ、107、108…TS多重装置、109、
110、118…QAM変調器、111…CSデジタル
受信アンテナ、112…伝送ケーブル、113〜116
…局用CSチューナ、117…番組多重装置、119…
混合器、120…CATV伝送路、121…CATV加
入者宅、122…受信装置、123…TVモニタ、20
1…単一TS、209…複数TS、301…フレームヘ
ッダパケット、402…TSパケットヘッダ、403…
シンクバイト、404…パケットID、405…ペイロ
ード、502…RF入力端子、503…チューナ、50
4…QAM復調部、505…TS分離部、506…デマ
ルチプレクサ、507…MPEGデコーダ、508…映
像信号DAC、509…NTSC変換部、510…CP
U、511…バスライン、512…音声信号DAC、5
13…高精細映像出力端子、514…NTSC映像出力
端子、515…音声出力端子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/081 (72)発明者 野田 勉 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所デジタルメディア開発本 部内 Fターム(参考) 5C063 AA01 AB03 AB07 AB11 AC01 CA23 CA34 CA36 DA07 DA13 5C064 AA06 AC01 AC11 AD14 5K004 AA08 JA02 JE00 5K028 AA12 BB04 JJ03 KK01 KK32 MM05 5K030 GA17 HA08 HB01 HB02 HB13 HC13 JA01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】デジタル放送からトランスポートストリー
    ム形式のデジタルデータを選択して、ケーブルテレビの
    デジタル伝送データ速度に合わせて送信するケーブルテ
    レビのデジタル再送信放送であって、前記トランスポー
    トストリーム形式のデジタルデータを複数多重して伝送
    する複数トランスポートストリーム(以下、複数TSと
    いう)伝送方式手段と、前記トランスポートストリーム
    形式のデジタルデータを一つのトランスポートストリー
    ム内に多重して伝送する単一トランスポートストリーム
    (以下、単一TSという)伝送方式手段とを備え、前記
    複数TSと前記単一TSとが混在して伝送されるケーブ
    ルテレビのデジタル再送信放送を受信するケーブルテレ
    ビの受信装置であって、 前記複数TS伝送方式において複数TS多重情報を含む
    フレームヘッダパケットの有無を検出する手段を備え、
    前記複数TS伝送方式と前記単一TS伝送方式との判別
    を行う判別手段を備えたことを特徴とするケーブルテレ
    ビの受信装置。
  2. 【請求項2】デジタル放送からトランスポートストリー
    ム形式のデジタルデータを選択して、ケーブルテレビの
    デジタル伝送データ速度に合わせて送信するケーブルテ
    レビのデジタル再送信放送であって、前記トランスポー
    トストリーム形式のデジタルデータを複数多重して伝送
    する複数トランスポートストリーム(以下、複数TSと
    いう)伝送方式手段と、前記トランスポートストリーム
    形式のデジタルデータを一つのトランスポートストリー
    ム内に多重して伝送する単一トランスポートストリーム
    (以下、単一TSという)伝送方式手段と、前記複数T
    Sと前記単一TSとを64値などの多値QAMなどでデ
    ジタル変調するデジタル変調手段と、前記デジタル変調
    手段の出力を含む複数の被変調波を周波数多重して伝送
    路に送出するケーブルテレビのデジタル再送信放送を受
    信するケーブルテレビの受信装置であって、 周波数多重されて伝送された64値などの多値QAMな
    どのでデジタル被変調波を復調する復調手段と、 前記復調手段の出力である前記複数TSあるいは前記単
    一TSの判別を行い、複数TSを判別した場合に、指定
    された一つのトランスポートストリーム形式のデジタル
    データを分離するTS分離手段とを備えたことを特徴と
    するケーブルテレビの受信装置。
  3. 【請求項3】デジタル放送からトランスポートストリー
    ム形式のデジタルデータを選択して、ケーブルテレビの
    デジタル伝送データ速度に合わせて送信するケーブルテ
    レビのデジタル再送信放送であって、前記トランスポー
    トストリーム形式のデジタルデータを複数多重して伝送
    する複数トランスポートストリーム(以下、複数TSと
    いう)伝送方式手段と、前記トランスポートストリーム
    形式のデジタルデータを一つのトランスポートストリー
    ム内に多重して伝送する単一トランスポートストリーム
    (以下、単一TSという)伝送方式手段と、前記複数T
    Sと前記単一TSとを64値などの多値QAMなどでデ
    ジタル変調するデジタル変調手段と、前記デジタル変調
    手段の出力を含む複数の被変調波を周波数多重して伝送
    路に送出するケーブルテレビのデジタル再送信放送を受
    信するケーブルテレビの受信装置であって、 周波数多重されて伝送された64値などの多値QAMな
    どのでデジタル被変調波を復調する復調手段と、 前記復調手段の出力である前記複数TSあるいは前記単
    一TSの判別を行い、複数TSを判別した場合に、指定
    された一つのトランスポートストリーム形式のデジタル
    データを分離するTS分離手段と、 前記分離手段で分離されたトランスポートストリーム形
    式のデジタルデータに基づく映像を表示する表示手段を
    備えたことを特徴とするケーブルテレビの受信装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007295421A (ja) * 2006-04-27 2007-11-08 Hitachi Ltd データ受信装置およびデータ受信方法
JP2009260979A (ja) * 2009-06-05 2009-11-05 Hitachi Ltd 送受信システム及び送受信方法
JP2012532540A (ja) * 2009-07-07 2012-12-13 ゼットティーイー コーポレイション モバイルマルチメディア放送システムにおける階層送信方法、階層受信方法、階層送信装置、及び階層受信装置

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