JP2001148765A - 発光素子駆動装置及び画像読取装置 - Google Patents

発光素子駆動装置及び画像読取装置

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JP2001148765A
JP2001148765A JP32873899A JP32873899A JP2001148765A JP 2001148765 A JP2001148765 A JP 2001148765A JP 32873899 A JP32873899 A JP 32873899A JP 32873899 A JP32873899 A JP 32873899A JP 2001148765 A JP2001148765 A JP 2001148765A
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light emitting
light
emitting element
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Takashi Ogamichi
隆司 小河路
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は列状に配列された複数の発光素子を発
光素子毎や複数の発光素子毎に点灯/点滅及び発光光量
調整を制御する発光素子駆動装置及び画像読取装置を提
供する。 【解決手段】ファクシミリ装置は、原稿が載置されて読
取開始の指示が行われると、LED点灯制御部に、LE
Dアレイを点灯させて、白基準板を読み取らせ、シェー
ディング補正データを採取して、シェーディング補正デ
ータに基づいて異常画素の有無を検出する。異常画素を
検出すると、当該検出した異常画素の画素アドレスを記
憶し、全てのシェーディング補正データについて異常画
素の検出を完了して、異常画素を検出しているときに
は、光学系に何らかの汚れや異物の付着が考えられるた
め、ディスプレイに異常画素が検出された旨を表示させ
るとともに、LEDアレイの当該検出された異常画素の
画素位置に対応する位置のLEDを点灯あるいは点滅さ
せる(ステップS101〜S108)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発光素子駆動装置
及び画像読取装置に関し、詳細には、列状に配列された
複数の発光素子を発光素子毎や複数の発光素子毎に点灯
/点滅及び発光光量調整等の発光条件を制御する発光素
子駆動装置及び画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像読取装置は、一般に、LED(Ligh
t Emitting Diode)アレイ等の発光素子アレイを光源と
して用い、この光源から原稿に光を照射して、原稿から
の反射光をCCD(Charge Coupled Device )等の光電
変換素子に入射し、光電変換素子で電気信号に変換して
原稿の画像を読み取っている。
【0003】画像読取装置においては、光源として使用
されているLEDの光量が適切であることが原稿の画像
を良好な状態で読み取る上で重要である。
【0004】そこで、従来、制御対象となる光源の発光
光量を変化させるための発光量可変手段と、前記光源の
発光量を検出するための発光量検出手段と、この発光量
検出手段により検出される発光量が予め設定された所定
の発光量に近づくように前記発光量可変手段を制御する
発光量制御手段とを具備した光源制御回路が提案されて
いる(特開平7−231376号公報参照)。
【0005】また、画像読取装置においては、光源であ
るLEDの発光光量の経時変動、温度上昇に伴なう変動
等、また、光電変換部の画素毎の感度の変動等による読
取濃度の変動があり、これらに伴う画質の低下を防止す
るために、従来から、原稿の画像の読取前に読取手段に
より白基準部材を走査して、シェーディング補正データ
を取得し、このシェーディング補正データに基づいて原
稿の画像のシェーディング補正を行うことが行われてい
る。
【0006】すなわち、従来の画像読取装置は、例え
ば、図7に示すように、光源としてのLED101から
原稿102の読取位置の背面に配設された白基準板10
3に光を照射して、その反射光をイメージセンサ104
で光電変換し、演算増幅器105で増幅した後、A/D
変換器106で量子化したデータをシェーディング補正
回路107を介してラインバッファ108にシェーディ
ング補正データとして格納する。
【0007】このシェーディング補正データの取得を行
った後、原稿102の読み取りを行う。原稿102の読
み取り処理では、原稿102にLED101から光を照
射して、イメージセンサ104で原稿102からの反射
光を光電変換してアナログの画信号として演算増幅部5
に出力し、演算増幅器105で所定の増幅率で増幅する
とともに低インピーダンス化した後、A/D変換器10
6で所定の基準レベルに基づいて量子化する。A/D変
換器106でデジタル変換された原稿の画像データを、
シェーディング補正回路107でラインバッファ108
に格納されているシェーディング補正データに基づい
て、主に光学系に起因して画信号に重畳されるシェーデ
ィング歪をシェーディング補正して除去し、その後、デ
ジタル画像処理部109でラインバッファ108に格納
されている各種データを参照して種々の画像処理を施
す。
【0008】このようなシェーディング補正を行う従来
の画像読取装置としては、例えば、ラインセンサにより
光学的に読み取られた画像データの入力が可能な画像入
力において、前記ラインセンサにより読取位置から光学
的に得られたシェーディング補正のための1ライン分の
データを少なくとも一時的に記憶可能な記憶手段と、前
記1ライン分のデータの前記記憶手段への格納及び該記
憶手段からの読み出しを制御する制御手段と、該制御手
段を介して前記記憶手段から読み出された前記1ライン
分のデータを表示する手段及び/または記録する手段と
を具備した画像入力装置が提案されている(特開平5−
75853号公報参照)。
【0009】すなわち、この画像入力装置は、1ライン
分のシェーディング補正データを記憶して表示または記
録して、画素単位で読取用光源の光量の判定、ラインセ
ンサの黒レベルの判定等を行えるようにしている。
【0010】また、従来、原稿の読み取り開始時に白基
準を示す白圧板を読み取り、読み取ったデータを記憶
し、このデータを基準とし、シェーディング補正を行っ
て主走査方向の出力を均一化する原稿読取系を有するフ
ァクシミリ装置において、一定の期間毎に白圧板を読み
取り、読み取ったデータを記録紙に出力させるシステム
制御手段を設けたファクシミリ装置が提案されている
(特開平7−184047号公報参照)。
【0011】すなわち、このファクシミリ装置は、一定
時間毎に白圧板を読み取って読取データを記録紙に記録
出力して、白圧板、コンタクトガラス、ミラーの汚れ及
び縮小光学系中の異常を発見できるようにしている。
【0012】さらに、従来、画像データを処理する処理
ルートを複数有する画像処理装置において、前記処理ル
ートを変更する変更手段と、所定のテスト画像データを
生成し、前記処理ルートへ前記テスト画像データを供給
する生成手段と、前記変更手段によって前記処理ルート
を変更させ、かつ、前記生成手段によって生成させた前
記テスト画像データを前記複数の処理ルートに流す制御
手段と、前記各処理ルートから流れてきた前記テスト画
像データに基づいて故障箇所を判定する判定手段と、前
記判定手段の判定結果を外部装置へ送信する送信手段と
を備えた画像処理装置が提案されている(特開平10−
70627号公報参照)。
【0013】すなわち、この画像処理装置は、画像処理
回路中の故障箇所を特定して、外部装置に通知すること
ができる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
LEDアレイにあっては、特開平7−231376号公
報に記載されているように、ブロック単位に発光光量を
制御していたため、LEDアレイの緻密な点灯制御を行
うことができず、利用性が悪いという問題があった。
【0015】また、従来の画像読取装置にあっては、画
像読取系の異常、特に、異常箇所をオペレータが適切に
認識するうえで、改良の必要があった。
【0016】すなわち、特開平5−75853号公報記
載の画像入力装置にあっては、1ライン分のシェーディ
ング補正データを記憶して表示または記録しており、ま
た、特開平7−184047号公報記載のファクシミリ
装置にあっては、一定時間毎に白圧板を読み取って読取
データを記録紙に記録出力しているため、シェーディン
グ補正データや白圧板の読取データを表示あるいは記録
出力するだけでは、オペレータが画像読取系の異常を適
切に認識することができず、改良の必要があった。
【0017】また、特開平10−70627号公報記載
の画像処理装置にあっては、画像処理回路中の故障箇所
を特定して、サービスセンター等の外部装置に通知して
いるため、オペレータが速やかに画像処理装置の異常を
認識することができず、改良の必要があった。
【0018】そこで、請求項1記載の発明は、複数の発
光素子が列状に配列された発光素子アレイを、発光素子
毎及び/または複数の発光素子毎に点灯及び非点灯制御
することにより、用途に応じて緻密な点灯制御を行い、
利用性の良好な発光素子駆動装置を提供することを目的
としている。
【0019】請求項2記載の発明は、複数の発光素子が
列状に配列された発光素子アレイからの光を原稿読取面
に位置する原稿に照射して、その反射光により原稿の画
像を読み取る際に、制御手段により、駆動制御手段を介
して発光素子アレイの点灯条件としての点灯・非点灯及
び/または発光光量を、発光素子毎及び/または複数の
発光素子毎に制御することにより、原稿の読み取り状態
に応じて光源としての発光素子アレイを緻密に点灯/非
点灯や発光光量の制御を行い、読取画像の画像品質を向
上させることのできる画像読取装置を提供することを目
的としている。
【0020】請求項3記載の発明は、原稿の読み取り前
に、白基準部材の読み取りを行って白基準データを取得
して光学系のシェーディング補正を行うに際して、白基
準データに基づいて原稿読取面の汚れを検出すると、当
該汚れに対応する位置の発光素子または複数の発光素子
を点灯させて、当該汚れを通知することにより、オペレ
ータ等に原稿読取面の汚れ位置を適切に認識させ、作業
効率を向上させることのできる画像読取装置を提供する
ことを目的としている。
【0021】請求項4記載の発明は、白基準データに基
づいて原稿読取面の汚れを検出すると、当該汚れに対応
する位置の発光素子または複数の発光素子を所定周期で
点滅させて、当該汚れを通知することにより、オペレー
タ等に原稿読取面の汚れ位置をより一層適切に認識さ
せ、作業効率をより一層向上させることのできる画像読
取装置を提供することを目的としている。
【0022】請求項5記載の発明は、原稿の読み取り前
に、白基準部材の読み取りを行って白基準データを取得
して光学系のシェーディング補正を行うに際して、白基
準データに基づいて、発光素子アレイの発光素子の発光
光量を発光素子毎または複数の発光素子毎に調整するこ
とにより、光源としての発光素子アレイの発光光量をよ
り一層適切かつ均一なものとし、読取画像の画像品質を
より一層向上させることのできる画像読取装置を提供す
ることを目的としている。
【0023】請求項6記載の発明は、発光光量が予め設
定された基準発光光量を越えると、所定の警告を報知出
力することにより、画像読取装置の異常を速やかに認識
させ、メンテナンス性能を向上させることのできる画像
読取装置を提供することを目的としている。
【0024】請求項7記載の発明は、原稿サイズ検出手
段の検出した原稿幅に応じて、発光素子アレイの発光素
子のうち、発光させる発光素子の範囲を変更することに
より、原稿範囲外の不要な領域に照射する発光素子を非
点灯とし、無駄な消費電力を削減する画像読取装置を提
供することを目的としている。
【0025】請求項8記載の発明は、発光素子アレイの
発光素子のうち、検出した原稿幅よりも所定幅だけ広い
範囲を照射する範囲の発光素子を発光させることによ
り、原稿がスキューした場合にも、発光素子アレイから
原稿に必要な光を照射し、原稿を安定して読み取りを行
うことのできる画像読取装置を提供することを目的とし
ている。
【0026】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の発
光素子駆動装置は、複数の発光素子が列状に配列された
発光素子アレイと、前記発光素子アレイを駆動制御する
駆動制御手段と、を備えた発光素子駆動装置において、
前記駆動制御手段は、前記発光素子アレイを前記発光素
子毎及び/または複数の発光素子毎に点灯及び非点灯制
御することにより、上記目的を達成している。
【0027】上記構成によれば、複数の発光素子が列状
に配列された発光素子アレイを、発光素子毎及び/また
は複数の発光素子毎に点灯及び非点灯制御するので、用
途に応じて緻密な点灯制御を行うことができ、発光素子
駆動装置の利用性を向上させることができる。
【0028】請求項2記載の発明の画像読取装置は、駆
動制御手段により駆動される複数の発光素子が列状に配
列された発光素子アレイからの光を原稿読取面に位置す
る原稿に照射して、その反射光により前記原稿の画像を
読み取る画像読取装置において、前記駆動制御手段を介
して、前記発光素子アレイの点灯条件としての点灯・非
点灯及び/または発光光量を、前記発光素子毎及び/ま
たは複数の発光素子毎に制御する制御手段を備えること
により、上記目的を達成している。
【0029】上記構成によれば、複数の発光素子が列状
に配列された発光素子アレイからの光を原稿読取面に位
置する原稿に照射して、その反射光により原稿の画像を
読み取る際に、制御手段により、駆動制御手段を介して
発光素子アレイの点灯条件としての点灯・非点灯及び/
または発光光量を、発光素子毎及び/または複数の発光
素子毎に制御するので、原稿の読み取り状態に応じて光
源としての発光素子アレイを緻密に点灯/非点灯や発光
光量の制御を行うことができ、読取画像の画像品質を向
上させることができる。
【0030】この場合、例えば、請求項3に記載するよ
うに、前記画像読取装置は、白基準データを提供する所
定の白基準部材をさらに備え、前記原稿の読み取り前
に、前記白基準部材の読み取りを行って前記白基準デー
タを取得して光学系のシェーディング補正を行う画像読
取装置であって、前記制御手段は、前記白基準データに
基づいて前記原稿読取面の汚れを検出すると、前記駆動
制御手段を介して、当該汚れに対応する位置の前記発光
素子または前記複数の発光素子を点灯させて、当該汚れ
を通知するものであってもよい。
【0031】上記構成によれば、原稿の読み取り前に、
白基準部材の読み取りを行って白基準データを取得して
光学系のシェーディング補正を行うに際して、白基準デ
ータに基づいて原稿読取面の汚れを検出すると、当該汚
れに対応する位置の発光素子または複数の発光素子を点
灯させて、当該汚れを通知するので、オペレータ等に原
稿読取面の汚れ位置を適切に認識させることができ、作
業効率を向上させることができる。
【0032】また、例えば、請求項4に記載するよう
に、前記制御手段は、前記白基準データに基づいて前記
原稿読取面の汚れを検出すると、前記駆動制御手段を介
して、当該汚れに対応する位置の前記発光素子または前
記複数の発光素子を所定周期で点滅させて、当該汚れを
通知するものであってもよい。
【0033】上記構成によれば、白基準データに基づい
て原稿読取面の汚れを検出すると、当該汚れに対応する
位置の発光素子または複数の発光素子を所定周期で点滅
させて、当該汚れを通知するので、オペレータ等に原稿
読取面の汚れ位置をより一層適切に認識させることがで
き、作業効率をより一層向上させることができる。
【0034】さらに、例えば、請求項5に記載するよう
に、前記画像読取装置は、白基準データを提供する所定
の白基準部材をさらに備え、前記原稿の読み取り前に、
前記白基準部材の読み取りを行って前記白基準データを
取得して光学系のシェーディング補正を行う画像読取装
置であって、前記制御手段は、前記白基準データに基づ
いて、前記駆動制御手段を介して、前記発光素子アレイ
の前記発光素子の発光光量を前記発光素子毎または前記
複数の発光素子毎に調整するものであってもよい。
【0035】上記構成によれば、原稿の読み取り前に、
白基準部材の読み取りを行って白基準データを取得して
光学系のシェーディング補正を行うに際して、白基準デ
ータに基づいて、発光素子アレイの発光素子の発光光量
を発光素子毎または複数の発光素子毎に調整するので、
光源としての発光素子アレイの発光光量をより一層適切
かつ均一なものとすることができ、読取画像の画像品質
をより一層向上させることができる。
【0036】また、例えば、請求項6に記載するよう
に、前記制御手段は、前記発光光量が予め設定された基
準発光光量を越えると、所定の警告を報知出力するもの
であってもよい。
【0037】上記構成によれば、発光光量が予め設定さ
れた基準発光光量を越えると、所定の警告を報知出力す
るので、画像読取装置の異常を速やかに認識させること
ができ、メンテナンス性能を向上させることができる。
【0038】さらに、例えば、請求項7に記載するよう
に、前記画像読取装置は、少なくとも前記原稿読取面上
の前記原稿の幅を検出する原稿サイズ検出手段をさらに
備え、前記制御手段は、前記原稿サイズ検出手段の検出
した原稿幅に応じて、前記駆動制御手段を介して、前記
発光素子アレイの前記発光素子のうち、発光させる前記
発光素子の範囲を変更するものであってもよい。
【0039】上記構成によれば、原稿サイズ検出手段の
検出した原稿幅に応じて、発光素子アレイの発光素子の
うち、発光させる発光素子の範囲を変更するので、原稿
範囲外の不要な領域に照射する発光素子を非点灯とする
ことができ、無駄な消費電力を削減することができる。
【0040】また、例えば、請求項8に記載するよう
に、前記制御手段は、前記駆動制御手段を介して、前記
発光素子アレイの前記発光素子のうち、前記検出した原
稿幅よりも所定幅だけ広い範囲を照射する範囲の前記発
光素子を発光させるものであってもよい。
【0041】上記構成によれば、発光素子アレイの発光
素子のうち、検出した原稿幅よりも所定幅だけ広い範囲
を照射する範囲の発光素子を発光させるので、原稿がス
キューした場合にも、発光素子アレイから原稿に必要な
光を照射することができ、原稿を安定して読み取りを行
うことができる。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるか
ら、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本
発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定す
る旨の記載がない限り、これらの態様に限られるもので
はない。
【0043】図1〜図3は、本発明の発光素子駆動装置
及び画像読取装置の第1の実施の形態を示す図であり、
図1は、本発明の発光素子駆動装置及び画像読取装置の
第1の実施の形態を適用したファクシミリ装置1のブロ
ック構成図である。
【0044】図1において、ファクシミリ装置1は、制
御部2、システムメモリ3、パラメータメモリ4、スキ
ャナ5、プロッタ6、ネットワークコントロールユニッ
ト7、モデム8、画像蓄積部9、符号化・復号化部10
及び操作パネル11等を備えており、上記各部はシステ
ムバス12で接続されている。
【0045】システムメモリ3は、ROM(Read Only
Memory)及びRAM(Random Access Memory)等で構成
され、ファクシミリ装置1としての基本処理プログラ
ム、異常画素検出処理プログラム、シェーディング管理
処理プログラム及びLEDアレイ駆動制御処理プログラ
ム等の各種プログラムを格納するとともに、上記各処理
を実行するのに必要なシステムデータを記憶しており、
また、制御部2のワークメモリとして利用される。
【0046】制御部(制御手段)2は、システムメモリ
3内のプログラムに基づいてシステムメモリ3をワーク
メモリとして使用して、ファクシミリ装置1の各部を制
御して、ファクシミリ装置1としての基本処理を実行す
るとともに、後述する異常画素検出処理、シェーディン
グ管理制御処理及びLEDアレイ駆動制御処理を実行す
る。
【0047】パラメータメモリ4は、ファクシミリ通信
に必要な各種パラメータ情報を記憶する。
【0048】スキャナ(画像読取装置)5は、図2に示
すように、図示しない搬送ローラによりコンタクトガラ
ス上を搬送される原稿21に光を照射する光源としての
LED(Light Emitting Diode)アレイ(発光素子アレ
イ)22、LED(発光素子)の点灯制御を行うLED
点灯制御部(駆動制御手段)23、光学系に起因するシ
ェーディング歪みを補正するための白基準板(白基準部
材)24、イメージセンサ25、演算増幅器26、A/
D変換器27、シェーディング補正部28、ラインバッ
ファ29、ディジタル画像処理部30及び異常画素検出
部31等を備えており、上記シェーディング補正部28
及びディジタル画像処理部30は、上記制御部2にシス
テムバス12を介して接続されている。
【0049】白基準板24を走査する場合には、LED
アレイ22からの光は、図示しないコンタクトガラスを
透して白基準板24に照射され、白基準板24で反射さ
れた光は、光学系を介して所定の縮小率でイメージセン
サ25に結像される。また、原稿21を走査する場合に
は、LEDアレイ22からの光は、コンタクトガラスを
通してコンタクトガラス上を搬送される原稿21に照射
され、原稿21で反射された光は、光学系を介して所定
の縮小率でイメージセンサ25に結像される。
【0050】イメージセンサ25は、結像された光情報
を電気信号に変換して演算増幅器26に出力し、演算増
幅器26は、イメージセンサ25から入力されるアナロ
グの画信号を所定の倍率で増幅するとともに、インピー
ダンス変換して、A/D変換器27に出力する。
【0051】A/D(Analog to Digita)変換器27
は、所定の基準値を基準として、例えば、イメージセン
サ25から演算増幅器26を介して入力されるピーク値
を基準として、演算増幅器26から入力される画信号を
所定のビット数に量子化して、シェーディング補正部2
8に出力する。
【0052】ラインバッファ29は、白基準板24を走
査したときのA/D変換器27の出力する1ライン分の
画像データをシェーディング補正データとして記憶し、
シェーディング補正部28によるシェーディング補正や
ディジタル画像処理部30における画像処理において参
照される。
【0053】シェーディング補正回路28は、制御部2
の制御下で、A/D変換器27から入力される画像デー
タにLEDアレイ22及び光学系の特性に起因するシェ
ーディング歪みを、ラインバッファ29の記憶するシェ
ーディング補正データを参照しつつ補正するシェーディ
ング補正処理を行って、ディジタル画像処理部30に出
力する。
【0054】ディジタル画像処理部30は、制御部2の
制御下で動作して、ラインバッファ29の記憶するシェ
ーディング補正データを参照しつつ、あるいは、ライン
バッファ29を利用して、シェーディング補正部28か
ら入力される画像データを2値化したり、中間調処理す
るとともに、種々の画像処理を行う。
【0055】したがって、スキャナ5は、シェーディン
グ補正用のシェーディング補正データを取得するために
白基準板24を走査するときには、イメージセンサ25
で電気信号に変換された画信号を演算増幅器26で増幅
して、A/D変換器27でディジタル変換した後、シェ
ーディング補正部28を介してラインバッファ29にシ
ェーディング補正データとして格納する。
【0056】その後、原稿21を走査するときには、イ
メージセンサ25で電気信号に変換された画信号を演算
増幅器26で増幅して、A/D変換器27でディジタル
変換した後、ラインバッファ29のシェーディング補正
データを参照して、シェーディング補正部28でシェー
ディング補正し、ディジタル画像処理部30で種々の画
像処理を施した後、出力する。
【0057】異常画素検出部31は、シェーディング補
正部28及びラインバッファ29に接続され、シェーデ
ィング補正データに基づいて異常画素の有無を検出し、
検出結果を制御部2に出力する。
【0058】LEDアレイ22は、少なくとも最大サイ
ズの原稿21に光を照射するのに十分な複数のLEDが
ライン状(列状)に配設されている。
【0059】LED点灯制御部23は、制御部2の制御
下で動作して、LEDアレイ22の各LEDを1個ずつ
あるいは複数のブロック単位で、点灯/非点灯制御及び
微妙な輝度制御(発光光量制御)を行う。
【0060】なお、スキャナ5は、図示しないが、通
常、ADF(自動原稿送り装置)を備えており、ADF
は、セットされた複数枚の原稿21を1枚ずつ上記コン
タクトガラス、すなわち、読取位置に送給する。
【0061】再び、図1において、プロッタ6として
は、例えば、サーマル素子を利用したサーマル記録装置
あるいは電子写真式記録装置等が使用され、プロッタ6
は、受信画像データやスキャナ5の読み取った原稿の画
像及び必要なレポート等を所定の解像度で記録紙に記録
する。
【0062】ネットワークコントロールユニット7は、
モデム8と接続されており、ネットワークコントロール
ユニット7には、回線(例えば、電話回線)が接続され
ている。ネットワークコントロールユニット7は、制御
部2の制御下で動作して、回線からの発呼に対して自動
着呼し、また、回線への自動発呼処理を行うとともに、
相手ファクシミリ装置との間でファクシミリ制御信号の
交換を行って、通信機能の設定や各種制御情報の交換を
行うことにより、ファクシミリ通信手順を実行する。
【0063】モデム8は、G3ファクシミリのモデム機
能を実現するためのものであり、電送手順信号を相手フ
ァクシミリ装置とやりとりするための低速モデム機能
(V.21)及び主に画像データをやりとりするための
高速モデム機能(V.34モデム、V.29モデム、
V.27terモデム等)を備えている。
【0064】画像蓄積部9は、例えば、大容量のRAM
(Random Access Memory)あるいはハードディスク装置
等で構成され、主に画像データを蓄積する。すなわち、
画像蓄積部9には、上記スキャナ5の読み取った送信用
の画像データや受信した画像データが蓄積され、制御部
2の制御下で、所定時期に読み出されて送信処理や記録
処理等に供される。
【0065】符号化・復号化部10は、画像データの電
送時間の短縮化と画像蓄積部9への蓄積の効率化を図る
ものであり、送信時には画像データを圧縮(符号化)
し、また、受信時には符号化された画像データを原画像
データに再生(復号化)する。
【0066】操作パネル11は、テンキー、スタートキ
ー、ストップキー及びファンクションキー等の各種操作
キーを備えるとともに、ディスプレイ(例えば、液晶デ
ィスプレイ)を備え、上記各操作キーからは、送信操作
等の各種命令が入力される。また、操作パネル11のデ
ィスプレイには、操作キーから入力された命令内容やフ
ァクシミリ装置1からオペレータに通知する各種情報が
表示される。
【0067】そして、ファクシミリ装置1では、各部間
でのデータのやりとりを、上記システムバス12を介し
て行い、ネットワークコントロールユニット7とモデム
8との間のデータのやりとりについては、直接行う。
【0068】次に、本実施の形態の動作を説明する。フ
ァクシミリ装置1は、原稿21の読み取りを行う前に白
基準板24の読み取りを行ってシェーディング補正デー
タを取得するが、このシェーディング補正データに異常
画素があるか否かを判別して、異常画素があると、当該
異常画素の存在する位置に対応する位置のLEDアレイ
22のLEDを、個別に、または、複数単位で、点灯あ
るいは点滅させて異常箇所を通知するところにその特徴
がある。
【0069】すなわち、ファクシミリ装置1は、図3に
示すように、図示しない原稿台に複数枚の原稿21が載
置され、操作パネル11のスタートキーが投入されて読
取開始の指示が行われると(ステップS101)、ま
ず、白基準板24の読み取りを行って、シェーディング
補正データの取得を行う。すなわち、ファクシミリ装置
1は、白基準板24がイメージセンサ25のコンタクト
ガラスの表面の読取位置に配設されており、制御部2
は、LED点灯制御部23に、光源であるLEDアレイ
22を点灯させて(ステップS102)、イメージセン
サ25により白基準板24を読み取らせる。このとき、
制御部2は、LED点灯制御部23を介して、LEDア
レイ22のLEDを予め設定されている光量で、また
は、前回の光量調整処理で設定した光量で点灯させる。
【0070】イメージセンサ25は、白基準板24から
の光情報を電気信号に変換して演算増幅器26に出力
し、演算増幅器26は、イメージセンサ25から入力さ
れるアナログの画信号を所定の倍率で増幅するととも
に、インピーダンス変換して、A/D変換器27に出力
する。A/D変換器27は、所定の基準値を基準として
演算増幅器26から入力される画信号を所定のビット数
に量子化して、シェーディング補正データとして、シェ
ーディング補正部28を介してラインバッファ29及び
異常画素検出部31に出力し、ラインバッファ29に格
納してシェーディング補正データを採取する(ステップ
S103)。
【0071】シェーディング補正データを採取すると、
制御部2は、異常画素検出部31に、ラインバッファ2
9に格納されたシェーディング補正データに基づいて異
常画素の有無を検出し、検出結果を制御部2に出力する
(ステップS104)。異常画素検出部31は、例え
ば、注目画素とその前後の画素とのレベル差を算出し、
レベル差が予め設定された所定値以上であると、当該注
目画素を異常画素と認識する。なお、この異常画素検出
部31による異常画素の検出は、シェーディング補正デ
ータをラインバッファ29に格納する前に、シェーディ
ング補正部28から入力されるシェーディング補正デー
タに基づいて行ってもよい。
【0072】異常画素検出部31は、ステップS104
で、異常画素を検出すると、当該検出した異常画素の画
素アドレスを記憶し(ステップS105)、全てのシェ
ーディング補正データについて異常画素の検出を完了し
たか、すなわち、全てのシェーディング補正データの採
取を完了したかチェックする(ステップS106)。
【0073】ステップS106で、全てのシェーディン
グ補正データの採取を完了していないときには、制御部
2は、ステップS103に戻って、順次、次のシェーデ
ィング補正データの採取を行って、上記同様に、異常画
素の有無を検出し(ステップS103、S104)、ス
テップS104で、異常画素がないときには、ステップ
S106に移行して、全てのシェーディング補正データ
の採取を完了したかチェックする(ステップS10
6)。
【0074】上記処理を順次行って、ステップS106
で、全てのシェーディング補正データの採取を完了する
と、制御部2は、異常画素検出部31が異常画素を検出
したかをチェックし(ステップS107)、異常画素を
検出しているときには、光学系に何らかの汚れや異物の
付着が考えられるため、操作パネル11のディスプレイ
にシェーディング補正データに異常画素が検出された旨
を表示させるとともに、LED点灯制御部23を制御し
て、LEDアレイ22の当該検出された異常画素の画素
位置に対応する位置のLEDを、個別に、あるいは、複
数単位で、点灯あるいは所定周期で点滅させて、処理を
終了する(ステップS108)。このときに、制御部2
は、例えば、「スキャナ部のカバーを開けてランプが点
灯している部分を清掃してください」等を操作パネル1
1のディスプレイに表示させる。
【0075】ステップS107で、異常画素が検出され
なかったときには、制御部2は、ディスプレイへの表示
及びLEDの点灯/点滅を行うことなく、そのまま処理
を終了し、通常の原稿21の読取動作に移行して、原稿
21の画像の読み取りを行う。
【0076】このように、本実施の形態のファクシミリ
装置1は、複数のLEDが列状に配列されたLEDアレ
イ22を、LED毎及び/または複数のLED毎に点灯
及び非点灯制御している。
【0077】したがって、LEDアレイ22の用途に応
じて緻密な点灯制御を行うことができ、発光素子駆動装
置の利用性を向上させることができる。
【0078】また、本実施の形態のファクシミリ装置1
は、複数のLEDが列状に配列されたLEDアレイ22
からの光を原稿読取面に位置する原稿21に照射して、
その反射光により原稿21の画像を読み取る際に、制御
部2により、LED点灯制御部23を介してLEDアレ
イ22の点灯条件としての点灯・非点灯及び/または発
光光量を、LED毎及び/または複数のLED毎に制御
している。
【0079】したがって、原稿の読み取り状態に応じて
光源としてのLEDアレイ22を緻密に点灯/非点灯や
発光光量の制御を行うことができ、読取画像の画像品質
を向上させることができる。
【0080】さらに、本実施の形態のファクシミリ装置
1は、原稿21の読み取り前に、白基準板24の読み取
りを行ってシェーディング補正データ(白基準データ)
を取得して光学系のシェーディング補正を行うに際し
て、シェーディング補正データに基づいて原稿読取面の
汚れを検出すると、当該汚れに対応する位置のLEDま
たは複数のLEDを点灯させて、当該汚れを通知してい
る。
【0081】したがって、オペレータ等に原稿読取面の
汚れ位置を適切に認識させることができ、作業効率を向
上させることができる。
【0082】また、本実施の形態のファクシミリ装置1
は、シェーディング補正データに基づいて原稿読取面の
汚れを検出すると、当該汚れに対応する位置のLEDま
たは複数のLEDを所定周期で点滅させて、当該汚れを
通知している。
【0083】したがって、オペレータ等に原稿読取面の
汚れ位置をより一層適切に認識させることができ、作業
効率をより一層向上させることができる。
【0084】図4は、本発明の発光素子駆動装置及び画
像読取装置の第2の実施の形態を示す図であり、本実施
の形態は、採取したシェーディング補正データに基づい
てLEDアレイの各LEDの発光条件を制御するもので
ある。
【0085】なお、本実施の形態は、上記第1の実施の
形態と同様のファクシミリ装置に適用したものであり、
本実施の形態の説明においては、第1の実施の形態の説
明で用いた符号をそのまま用いて説明する。
【0086】本実施の形態のファクシミリ装置1は、そ
のスキャナ5の光源であるLEDアレイ22が上記第1
の実施の形態と同様にLED点灯制御部23により駆動
制御されるが、本実施の形態のファクシミリ装置1で
は、特に、LEDアレイ22の複数のLEDを、それぞ
れ個別にまたは複数単位で、点灯/非点灯制御するとと
もに、発光光量を制御する。
【0087】すなわち、ファクシミリ装置1は、図4に
示すように、図示しない原稿台に複数枚の原稿21が載
置され、操作パネル11のスタートキーが投入されて読
取開始の指示が行われると(ステップS201)、ま
ず、光源であるLEDアレイ22を予め設定されている
光量で、または、前回の光量調整処理で設定した光量で
点灯させて、白基準板24の読み取りを行って、シェー
ディング補正データの取得を行うが、このときのシェー
ディング補正データの出力レベルを評価するための出力
レベル判定基準値THpと、シェーディング補正データ
の1ラインの出力レベルの均一性を判定するための均一
性判定基準値THuと、を設定する(ステップS20
2)。
【0088】そして、ファクシミリ装置1は、LEDア
レイ22から白基準板24に照射した光の反射光をイメ
ージセンサ25で電気信号に変換して演算増幅器26に
出力し、演算増幅器26で、イメージセンサ25から入
力されるアナログの画信号を所定の倍率で増幅するとと
もにインピーダンス変換して、A/D変換器27に出力
する。A/D変換器27は、演算増幅器26から入力さ
れる画信号を所定のビット数に量子化して、シェーディ
ング補正データとして、シェーディング補正部28を介
してラインバッファ29及び異常画素検出部31に出力
してシェーディング補正データ(白基準データ)を採取
し(ステップS203)、制御部2は、全てのシェーデ
ィング補正データ、すなわち、1ライン分のシェーディ
ング補正データの採取を完了したかチェックする(ステ
ップS204)。
【0089】1ライン分のシェーディング補正データの
採取を完了していないときには、制御部2は、ステップ
S203に戻ってシェーディング補正データの採取を継
続し、シェーディング補正データの採取を完了すると、
全てのシェーディング補正データの各データ値Vpを順
次出力レベル判定基準値THpと比較して、出力レベル
判定基準値THpよりも小さいデータ値Vpがあるか判
別する(ステップS205)。
【0090】ステップS205で、出力レベル判定基準
値THpよりも小さいデータ値Vpがあると、制御部2
は、当該出力レベル判定基準値THpよりも小さいデー
タ値Vpのシェーディング補正データの画素位置をシス
テムメモリ3に記憶し、全てのシェーディング補正デー
タについて出力レベル判定基準値THpよりも小さいデ
ータ値Vpがあるかの判別を行って、出力レベル判定基
準値THpよりも小さいデータ値Vpがあると、LED
点灯条件を変更して、当該LED点灯条件でLED制御
部23にLEDアレイ22を点灯させて(ステップS2
06)、シェーディング補正データの採取を行う(ステ
ップS203)。このLED点灯条件の変更は、LED
アレイ22の各LEDのうち、システムメモリ3に記憶
した出力レベル判定基準値THpよりも小さいデータ値
Vpのシェーディング補正データの画素位置に対応する
LEDを個別に、あるいは、所定のブロック毎に、駆動
電流を制御して、光量調整することで行う。例えば、シ
ェーディング補正データのデータ値Vpの低い領域に対
応するLEDアレイ22のLEDをLED毎にあるいは
所定数のLED毎に駆動電流を増加させて光量を上昇さ
せ、シェーディング補正データのデータ値Vpの高い領
域に対応するLEDアレイ22のLEDをLED毎にあ
るいは所定数のLED毎に駆動電流を減少させて光量を
減少させて、1ラインにわたって略同一レベルのデータ
値Vpとする。
【0091】ステップS205で、出力レベル判定基準
値THpよりも小さいデータ値Vpがないときには、制
御部2は、シェーディング補正データの特性値Vuが均
一性判定基準値THuよりも小さいかチェックし(ステ
ップS207)、特性値Vuが均一性判定基準値THu
よりも小さくないと、LED点灯条件の変更を行って、
当該LED点灯条件でLED制御部23にLEDアレイ
22を点灯させて(ステップS206)、白基準データ
採取を行う(ステップS203)。このシェーディング
補正データの特性値Vuは、1ライン分のシェーディン
グ補正データの不均一性を示す値であって、シェーディ
ング補正データの出力値の変動幅を示す値であり、例え
ば、シェーディング補正データの最大出力値から最小出
力値を減算した値を最大出力値で除算した値(Vu=
(最大値−最小値)/最大値)である。そして、均一性
判定基準値THuは、このシェーディング補正データの
出力値の変動幅の許容値を示している。
【0092】ステップS207で、シェーディング補正
データの特性値Vuが均一性判定基準値THuよりも小
さくなると、制御部2は、当該シェーディング補正デー
タをラインバッファ29に記憶した状態で、原稿21の
読み取りを行い(ステップS208)、原稿21の読み
取りが完了したかチェックする(ステップS209)。
ステップS209で、原稿21の読み取りが完了してい
ないときには、制御部2は、原稿21の読み取りを継続
して(ステップS208)、全ての原稿21の読み取り
を完了すると(ステップS209)、処理を終了する。
【0093】このように、本実施の形態のファクシミリ
装置1は、原稿21の読み取り前に、白基準板24の読
み取りを行ってシェーディング補正データを取得して光
学系のシェーディング補正を行うに際して、シェーディ
ング補正データに基づいて、LEDアレイ22のLED
の発光光量をLED毎または複数のLED毎に調整して
いる。
【0094】したがって、光源としてのLEDアレイ2
2の発光光量をより一層適切かつ均一なものとすること
ができ、読取画像の画像品質をより一層向上させること
ができる。
【0095】図5は、本発明の発光素子駆動装置及び画
像読取装置の第3の実施の形態を示す図であり、本実施
の形態は、採取したシェーディング補正データに基づい
て光源としてのLEDアレイの各LEDの発光条件を制
御するとともに、LEDの発光光量が一定量を超える
と、警告を報知するものである。
【0096】なお、本実施の形態は、上記第1の実施の
形態と同様のファクシミリ装置に適用したものであり、
本実施の形態の説明においては、第1の実施の形態の説
明で用いた符号をそのまま用いて説明する。
【0097】本実施の形態のファクシミリ装置1は、そ
のスキャナ5の光源であるLEDアレイ22が上記第1
の実施の形態と同様にLED点灯制御部23により駆動
制御されるが、本実施の形態のファクシミリ装置1で
は、特に、LEDアレイ22の複数のLEDをそれぞれ
個別にまたは複数単位で点灯/非点灯制御するととも
に、発光光量を制御し、LEDアレイ22の発光光量が
一定量を超えると、警告を報知する。
【0098】すなわち、ファクシミリ装置1は、図5に
示すように、図示しない原稿台に複数枚の原稿21が載
置され、操作パネル11のスタートキーが投入されて読
取開始の指示が行われると(ステップS301)、ま
ず、制御部2が、光源であるLEDアレイ22を予め設
定されている光量で、または、前回の光量調整処理で設
定した光量の点灯条件で点灯させて、白基準板24の読
み取りを行って、シェーディング補正データの取得を行
うが、このときのシェーディング補正データの出力レベ
ルを評価するための出力レベル判定基準値THpと、シ
ェーディング補正データの1ラインの出力レベルの均一
性を判定するための均一性判定基準値THuと、LED
の点灯条件が異常値に達しているか否かを判定するため
のLED点灯条件判定基準値THLED を設定する(ステ
ップS302)。
【0099】そして、制御部2は、設定したLEDアレ
イ22の点灯条件がLED点灯条件判定基準値THLED
を越えているかチェックし(ステップS303)、越え
ていないときには、上記同様に、LEDアレイ22から
白基準板24に照射した光の反射光をイメージセンサ2
5で電気信号に変換して演算増幅器26を介してA/D
変換器27に出力して、A/D変換器27で所定のビッ
ト数に量子化して、シェーディング補正データとして、
シェーディング補正部28を介してラインバッファ29
及び異常画素検出部31に出力し、シェーディング補正
データ(白基準データ)を採取する(ステップS30
4)。
【0100】制御部2は、全てのシェーディング補正デ
ータ、すなわち、1ライン分のシェーディング補正デー
タの採取を完了したかチェックし(ステップS30
5)、1ライン分のシェーディング補正データの採取を
完了していないときには、ステップS304に戻ってシ
ェーディング補正データの採取を継続して、シェーディ
ング補正データの採取を完了すると、全てのシェーディ
ング補正データのデータ値Vpを順次出力レベル判定基
準値THpと比較して、出力レベル判定基準値THpよ
りも小さいデータ値Vpがあるか判別する(ステップS
306)。
【0101】ステップS306で、出力レベル判定基準
値THpよりも小さいデータ値Vpがあると、制御部2
は、当該出力レベル判定基準値THpよりも小さいデー
タ値Vpのシェーディング補正データの画素位置をシス
テムメモリ3に記憶し、全てのシェーディング補正デー
タについて出力レベル判定基準値THpよりも小さいデ
ータ値Vpがあるか判別して、出力レベル判定基準値T
Hpよりも小さいデータ値Vpがあると、LED点灯条
件を変更して、すなわちLEDアレイ22の発光光量を
LED個別にあるいは複数のLED単位で変更して、当
該LED点灯条件でLED制御部23にLEDアレイ2
2を点灯させて(ステップS307)、当該LED点灯
条件(発光光量)がLED点灯条件判定基準値THLED
を越えているかチェックする(ステップS303)。こ
のLED点灯条件の変更は、上述のように、LEDアレ
イ22の各LEDのうち、システムメモリ3に記憶した
出力レベル判定基準値THpよりも小さいデータ値Vp
のシェーディング補正データの画素位置に対応するLE
Dを個別に、あるいは、所定のブロック毎に、駆動電流
を制御して、光量調整することで行う。
【0102】ステップS303で、変更したEDアレイ
22の点灯条件がLED点灯条件判定基準値THLED を
越えていないときには、制御部2は、白基準データ採取
を行って(ステップS304、S305)、再度、出力
レベル判定基準値THpよりも小さいデータ値Vpが無
いかチェックし(ステップS306)、出力レベル判定
基準値THpよりも小さいデータ値Vpが無いときに
は、シェーディング補正データの特性値Vuが均一性判
定基準値THuよりも小さいかチェックする(ステップ
S308)。
【0103】ステップS308で、特性値Vuが均一性
判定基準値THuよりも小さくないと、制御部2は、L
ED点灯条件の変更を行って、当該LED点灯条件でL
ED制御部23にLEDアレイ22を点灯させて(ステ
ップS307)、当該変更したLED点灯条件がLED
点灯条件判定基準値THLED を越えているかチェックし
(ステップS303)、越えていないときには、白基準
データの採取から上記同様に処理する(ステップS30
4〜S308)。
【0104】そして、ステップS308で、シェーディ
ング補正データの特性値Vuが均一性判定基準値THu
よりも小さいと、制御部2は、当該シェーディング補正
データをラインバッファ29に記憶した状態で、原稿2
1の読み取りを行い(ステップS309)、原稿21の
読み取りが完了したかチェックする(ステップS31
0)。ステップS310で、原稿21の読み取りが完了
していないときには、制御部2は、原稿21の読み取り
を継続して(ステップS309)、全ての原稿21の読
み取りを完了すると(ステップS310)、処理を終了
する。
【0105】上記ステップS303で、LED点灯条件
(発光光量)がLED点灯条件判定基準値THLED を越
えていると、制御部2は、光学系に何らかの異常がある
と判断して、操作パネル11のディスプレイにその旨の
警告を表示出力させて、原稿21の読み取りを行うこと
なく処理を終了する(ステップS311)。なお、この
警告の報知は、ディスプレイへの警告の表示に限るもの
ではなく、音声による警告等であってもよい。
【0106】このように、本実施の形態のファクシミリ
装置1は、LEDアレイ22のLEDの発光光量が予め
設定された基準発光光量であるLED点灯条件判定基準
値THLED を越えると、異常がある旨の表示等を行っ
て、警告を報知出力している。
【0107】したがって、画像読取装置の異常を速やか
に認識させることができ、メンテナンス性能を向上させ
ることができる。
【0108】図6は、本発明の発光素子駆動装置及び画
像読取装置の第4の実施の形態を示す図であり、本実施
の形態は、原稿サイズに対応した領域のLEDのみを点
灯して、消費電力の削減を図るものである。
【0109】なお、本実施の形態は、上記第1の実施の
形態と同様のファクシミリ装置に適用したものであり、
本実施の形態の説明においては、第1の実施の形態の説
明で用いた符号をそのまま用いて説明する。
【0110】本実施の形態のファクシミリ装置1は、そ
のスキャナ5の光源であるLEDアレイ22が上記第1
の実施の形態と同様にLED点灯制御部23により駆動
制御されるが、本実施の形態のファクシミリ装置1で
は、特に、LEDアレイ22の複数のLEDをそれぞれ
個別にまたは複数のLED単位で、点灯/非点灯制御及
び発光光量の制御を行うとともに、原稿サイズに応じ
て、LEDアレイ22のLEDの点灯範囲を変化させ
る。
【0111】ファクシミリ装置1は、図示しないが、原
稿台にセットされた原稿24の原稿サイズを検出する原
稿サイズ検出センサ、例えば、反射型光センサがスキャ
ナ5に設けられており、原稿サイズ検出センサの検出し
た原稿サイズに応じてLEDアレイ22のLEDの点灯
させる範囲を制御している。
【0112】すなわち、ファクシミリ装置1は、図6に
示すように、図示しない原稿台に複数枚の原稿21が載
置され、操作パネル11のスタートキーが投入されて読
取開始の指示が行われると(ステップS401)、制御
部2は、原稿サイズ検出センサによりセットされた原稿
24の原稿サイズを検出し(ステップS402)、検出
した原稿サイズに基づいて、LEDアレイ22のLED
を選択点灯させる(ステップS403)。すなわち、制
御部2は、LEDアレイ22のアレイ状に配列された複
数のLEDのうち、検出した原稿サイズ対応する原稿領
域よりも少し広い領域を照射可能な範囲のLEDを選択
して、LED点灯制御部23に点灯駆動させる。
【0113】制御部2は、LEDアレイ22を選択点灯
させると、白基準板24の読み取りを行わせて、シェー
ディング補正データの取得を行い、上記実施の形態のい
ずれかの方法でLEDの発光光量の判定処理を行い、必
要に応じてLEDアレイ22の発光光量の変更を行っ
て、シェーディング補正データをラインバッファ29に
記憶する(ステップS405)。
【0114】その後、制御部2は、スキャナ5に原稿2
1の読み取りを行わせ(ステップS406)、原稿21
の読み取りが完了したかチェックする(ステップS40
7)。ステップS407で、原稿21の読み取りが完了
していないときには、制御部2は、原稿21の読み取り
を継続して(ステップS406)、全ての原稿21の読
み取りを完了すると(ステップS407)、処理を終了
する。
【0115】このように、本実施の形態のファクシミリ
装置1は、原稿サイズ検出センサの検出した原稿幅に応
じて、LEDアレイ22の列状に配設された複数のLE
Dのうち、発光させるLEDの範囲を変更している。
【0116】したがって、原稿範囲外の不要な領域に照
射するLEDを非点灯とすることができ、無駄な消費電
力を削減することができる。
【0117】また、LEDアレイ22の発光素子のう
ち、検出した原稿幅よりも所定幅だけ広い範囲を照射す
る範囲のLEDを発光させている。
【0118】したがって、原稿21がスキューした場合
にも、LEDアレイ22から原稿21の読み取りに必要
な光を照射することができ、原稿21を安定して読み取
りを行うことができる。
【0119】以上、本発明者によってなされた発明を好
適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもな
い。
【0120】例えば、上記各実施の形態においては、フ
ァクシミリ装置に適用した場合について説明したが、フ
ァクシミリ装置に限るものでなく、例えば、複写装置等
にも同様に適用することができる。
【0121】
【発明の効果】請求項1記載の発明の発光素子駆動装置
によれば、複数の発光素子が列状に配列された発光素子
アレイを、発光素子毎及び/または複数の発光素子毎に
点灯及び非点灯制御するので、用途に応じて緻密な点灯
制御を行うことができ、発光素子駆動装置の利用性を向
上させることができる。
【0122】請求項2記載の発明の画像読取装置によれ
ば、複数の発光素子が列状に配列された発光素子アレイ
からの光を原稿読取面に位置する原稿に照射して、その
反射光により原稿の画像を読み取る際に、制御手段によ
り、駆動制御手段を介して発光素子アレイの点灯条件と
しての点灯・非点灯及び/または発光光量を、発光素子
毎及び/または複数の発光素子毎に制御するので、原稿
の読み取り状態に応じて光源としての発光素子アレイを
緻密に点灯/非点灯や発光光量の制御を行うことがで
き、読取画像の画像品質を向上させることができる。
【0123】請求項3記載の発明の画像読取装置によれ
ば、原稿の読み取り前に、白基準部材の読み取りを行っ
て白基準データを取得して光学系のシェーディング補正
を行うに際して、白基準データに基づいて原稿読取面の
汚れを検出すると、当該汚れに対応する位置の発光素子
または複数の発光素子を点灯させて、当該汚れを通知す
るので、オペレータ等に原稿読取面の汚れ位置を適切に
認識させることができ、作業効率を向上させることがで
きる。
【0124】請求項4記載の発明の画像読取装置によれ
ば、白基準データに基づいて原稿読取面の汚れを検出す
ると、当該汚れに対応する位置の発光素子または複数の
発光素子を所定周期で点滅させて、当該汚れを通知する
ので、オペレータ等に原稿読取面の汚れ位置をより一層
適切に認識させることができ、作業効率をより一層向上
させることができる。
【0125】請求項5記載の発明の画像読取装置によれ
ば、原稿の読み取り前に、白基準部材の読み取りを行っ
て白基準データを取得して光学系のシェーディング補正
を行うに際して、白基準データに基づいて、発光素子ア
レイの発光素子の発光光量を発光素子毎または複数の発
光素子毎に調整するので、光源としての発光素子アレイ
の発光光量をより一層適切かつ均一なものとすることが
でき、読取画像の画像品質をより一層向上させることが
できる。
【0126】請求項6記載の発明の画像読取装置によれ
ば、発光光量が予め設定された基準発光光量を越える
と、所定の警告を報知出力するので、画像読取装置の異
常を速やかに認識させることができ、メンテナンス性能
を向上させることができる。
【0127】請求項7記載の発明の画像読取装置によれ
ば、原稿サイズ検出手段の検出した原稿幅に応じて、発
光素子アレイの発光素子のうち、発光させる発光素子の
範囲を変更するので、原稿範囲外の不要な領域に照射す
る発光素子を非点灯とすることができ、無駄な消費電力
を削減することができる。
【0128】請求項8記載の発明の画像読取装置によれ
ば、発光素子アレイの発光素子のうち、検出した原稿幅
よりも所定幅だけ広い範囲を照射する範囲の発光素子を
発光させるので、原稿がスキューした場合にも、発光素
子アレイから原稿に必要な光を照射することができ、原
稿を安定して読み取りを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の発光素子駆動装置及び画像読取装置の
第1の実施の形態を適用したファクシミリ装置のブロッ
ク構成図。
【図2】図1のスキャナの要部ブロック構成図。
【図3】図1のファクシミリ装置による異常画素検出処
理及びLEDアレイ駆動制御処理を示すフローチャー
ト。
【図4】本発明の発光素子駆動装置及び画像読取装置の
第2の実施の形態を適用したファクシミリ装置によるシ
ェーディング管理処理及びLEDアレイ駆動制御処理を
示すフローチャート。
【図5】本発明の発光素子駆動装置及び画像読取装置の
第3の実施の形態を適用したファクシミリ装置によるシ
ェーディング管理処理及びLEDアレイ駆動制御処理を
示すフローチャート。
【図6】本発明の発光素子駆動装置及び画像読取装置の
第4の実施の形態を適用したファクシミリ装置による原
稿サイズに応じたLEDアレイ駆動制御処理を示すフロ
ーチャート。
【図7】従来の画像読取装置の概略構成正面図。
【符号の説明】
1 ファクシミリ装置 2 制御部 3 システムメモリ 4 パラメータメモリ 5 スキャナ 6 プロッタ 7 ネットワークコントロールユニット 8 モデム 9 画像蓄積部 10 符号化・復号化部 11 操作パネル 12 システムバス 21 原稿 22 LEDアレイ 23 LED点灯制御部 24 白基準板 25 イメージセンサ 26 演算増幅器 27 A/D変換器 28 シェーディング補正部 29 ラインバッファ 30 ディジタル画像処理部 31 異常画素検出部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の発光素子が列状に配列された発光素
    子アレイと、前記発光素子アレイを駆動制御する駆動制
    御手段と、を備えた発光素子駆動装置において、前記駆
    動制御手段は、前記発光素子アレイを前記発光素子毎及
    び/または複数の発光素子毎に点灯及び非点灯制御する
    ことを特徴とする発光素子駆動装置。
  2. 【請求項2】駆動制御手段により駆動される複数の発光
    素子が列状に配列された発光素子アレイからの光を原稿
    読取面に位置する原稿に照射して、その反射光により前
    記原稿の画像を読み取る画像読取装置において、前記駆
    動制御手段を介して、前記発光素子アレイの点灯条件と
    しての点灯・非点灯及び/または発光光量を、前記発光
    素子毎及び/または複数の発光素子毎に制御する制御手
    段を備えたことを特徴とする画像読取装置。
  3. 【請求項3】前記画像読取装置は、白基準データを提供
    する所定の白基準部材をさらに備え、前記原稿の読み取
    り前に、前記白基準部材の読み取りを行って前記白基準
    データを取得して光学系のシェーディング補正を行う画
    像読取装置であって、前記制御手段は、前記白基準デー
    タに基づいて前記原稿読取面の汚れを検出すると、前記
    駆動制御手段を介して、当該汚れに対応する位置の前記
    発光素子または前記複数の発光素子を点灯させて、当該
    汚れを通知することを特徴とする請求項2記載の画像読
    取装置。
  4. 【請求項4】前記制御手段は、前記白基準データに基づ
    いて前記原稿読取面の汚れを検出すると、前記駆動制御
    手段を介して、当該汚れに対応する位置の前記発光素子
    または前記複数の発光素子を所定周期で点滅させて、当
    該汚れを通知することを特徴とする請求項3記載の画像
    読取装置。
  5. 【請求項5】前記画像読取装置は、白基準データを提供
    する所定の白基準部材をさらに備え、前記原稿の読み取
    り前に、前記白基準部材の読み取りを行って前記白基準
    データを取得して光学系のシェーディング補正を行う画
    像読取装置であって、前記制御手段は、前記白基準デー
    タに基づいて、前記駆動制御手段を介して、前記発光素
    子アレイの前記発光素子の発光光量を前記発光素子毎ま
    たは前記複数の発光素子毎に調整することを特徴とする
    請求項2から請求項4のいずれかに記載の画像読取装
    置。
  6. 【請求項6】前記制御手段は、前記発光光量が予め設定
    された基準発光光量を越えると、所定の警告を報知出力
    することを特徴とする請求項5記載の画像読取装置。
  7. 【請求項7】前記画像読取装置は、少なくとも前記原稿
    読取面上の前記原稿の幅を検出する原稿サイズ検出手段
    をさらに備え、前記制御手段は、前記原稿サイズ検出手
    段の検出した原稿幅に応じて、前記駆動制御手段を介し
    て、前記発光素子アレイの前記発光素子のうち、発光さ
    せる前記発光素子の範囲を変更することを特徴とする請
    求項2から請求項6のいずれかに記載の画像読取装置。
  8. 【請求項8】前記制御手段は、前記駆動制御手段を介し
    て、前記発光素子アレイの前記発光素子のうち、前記検
    出した原稿幅よりも所定幅だけ広い範囲を照射する範囲
    の前記発光素子を発光させることを特徴とする請求項7
    記載の画像読取装置。
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