JP2001145146A - 無線端末装置 - Google Patents
無線端末装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 待ち受け基地局の切り替え判定条件を動的に
変化させることで、より受信レベルの高い基地局で待ち
受けを行う。 【解決手段】 まず、基地局と通信を行い、受信レベル
が下限しきい値以上の基地局を検索し、最も受信レベル
の高い基地局を選択する。そして、この処理で検索され
た基地局が複数ある場合には、２番目に高い受信レベル
切替選択レベルとして決定し、記憶する。この後、待ち
受け基地局に決定した基地局に対し、待ち受け状態に遷
移する。そして、この待ち受け基地局からの受信レベル
を監視し、受信レベルが切替選択レベル未満となった場
合には、再び基地局検索を行う。このようにして、受信
レベルの低下に対応して待ち受け基地局を切り替える際
に、受信レベルの低下を判定するための切替選択レベル
を、前回の基地局検索時に検索された基地局の受信レベ
ルに基づいて更新する。
変化させることで、より受信レベルの高い基地局で待ち
受けを行う。 【解決手段】 まず、基地局と通信を行い、受信レベル
が下限しきい値以上の基地局を検索し、最も受信レベル
の高い基地局を選択する。そして、この処理で検索され
た基地局が複数ある場合には、２番目に高い受信レベル
切替選択レベルとして決定し、記憶する。この後、待ち
受け基地局に決定した基地局に対し、待ち受け状態に遷
移する。そして、この待ち受け基地局からの受信レベル
を監視し、受信レベルが切替選択レベル未満となった場
合には、再び基地局検索を行う。このようにして、受信
レベルの低下に対応して待ち受け基地局を切り替える際
に、受信レベルの低下を判定するための切替選択レベル
を、前回の基地局検索時に検索された基地局の受信レベ
ルに基づいて更新する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、周辺の待ち受け基
地局を検索して待ち受け処理動作を行う無線端末装置に
関する。
地局を検索して待ち受け処理動作を行う無線端末装置に
関する。
【０００２】
【従来の技術】従来より、携帯電話機等の無線端末装置
では、特定の待ち受け基地局との間で間欠的な待ち受け
処理動作を行い、基地局から無線端末装置への各種報知
や着信の監視等を行うようにしている。この場合、無線
端末装置では、待ち受け基地局からの受信レベルを判定
し、この受信レベルが下限しきい値まで低下した場合に
は、その基地局からの距離が大きくなったと判断し、他
の基地局の検索動作を行い、十分な受信レベルが得られ
た新たな基地局を待ち受け基地局として選択し、この新
たな基地局との間で待ち受け処理動作を再開するように
なっている。
では、特定の待ち受け基地局との間で間欠的な待ち受け
処理動作を行い、基地局から無線端末装置への各種報知
や着信の監視等を行うようにしている。この場合、無線
端末装置では、待ち受け基地局からの受信レベルを判定
し、この受信レベルが下限しきい値まで低下した場合に
は、その基地局からの距離が大きくなったと判断し、他
の基地局の検索動作を行い、十分な受信レベルが得られ
た新たな基地局を待ち受け基地局として選択し、この新
たな基地局との間で待ち受け処理動作を再開するように
なっている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の無線端末装置では、待ち受け基地局を切り替えるた
めの検索開始条件となる受信レベルの下限しきい値が固
定値であるため、待ち受け基地局の受信レベルが下限し
きい値まで低下しないと、他の基地局を検索していなか
った。このため、現在の待ち受け基地局より受信レベル
の高い基地局が無線端末装置の近くにあったとしても、
待ち受け基地局を切り替えることができず、相対的に遠
い基地局との間で待ち受け処理動作を継続することによ
り、通信の不安定化や通信品位の低下等を招くという問
題があった。
来の無線端末装置では、待ち受け基地局を切り替えるた
めの検索開始条件となる受信レベルの下限しきい値が固
定値であるため、待ち受け基地局の受信レベルが下限し
きい値まで低下しないと、他の基地局を検索していなか
った。このため、現在の待ち受け基地局より受信レベル
の高い基地局が無線端末装置の近くにあったとしても、
待ち受け基地局を切り替えることができず、相対的に遠
い基地局との間で待ち受け処理動作を継続することによ
り、通信の不安定化や通信品位の低下等を招くという問
題があった。
【０００４】そこで本発明の目的は、待ち受け基地局の
切り替え判定条件を動的に変化させることで、より受信
レベルの高い基地局で待ち受けを行うことができる無線
端末装置を提供することにある。
切り替え判定条件を動的に変化させることで、より受信
レベルの高い基地局で待ち受けを行うことができる無線
端末装置を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、基地局との無線通信を行い、前記基地局から
受信される電波の受信レベルに基づいて待ち受け基地局
を選択し、前記待ち受け基地局に対する待ち受け処理を
行う無線端末装置において、前記待ち受け処理の際に前
記待ち受け基地局からの受信レベルと切替選択レベルと
を比較することによって受信レベルの低下を判断し、待
ち受け基地局を切り替えるための検索処理を行う基地局
検索手段と、前記基地局検索手段によって検索された複
数の基地局の受信レベルを比較することにより、最適な
待ち受け基地局を決定する待ち受け基地局判定手段と、
前記待ち受け基地局判定手段によって決定された待ち受
け基地局のＩＤ情報を記憶するとともに、前記待ち受け
基地局に対して待ち受け処理を行う待ち受け処理手段
と、前記基地局検索手段によって検索された基地局の受
信レベルに基づいて、次に待ち受け基地局を切り替える
ための切替選択レベルを更新する切替選択レベル更新手
段とを有することを特徴とする。
するため、基地局との無線通信を行い、前記基地局から
受信される電波の受信レベルに基づいて待ち受け基地局
を選択し、前記待ち受け基地局に対する待ち受け処理を
行う無線端末装置において、前記待ち受け処理の際に前
記待ち受け基地局からの受信レベルと切替選択レベルと
を比較することによって受信レベルの低下を判断し、待
ち受け基地局を切り替えるための検索処理を行う基地局
検索手段と、前記基地局検索手段によって検索された複
数の基地局の受信レベルを比較することにより、最適な
待ち受け基地局を決定する待ち受け基地局判定手段と、
前記待ち受け基地局判定手段によって決定された待ち受
け基地局のＩＤ情報を記憶するとともに、前記待ち受け
基地局に対して待ち受け処理を行う待ち受け処理手段
と、前記基地局検索手段によって検索された基地局の受
信レベルに基づいて、次に待ち受け基地局を切り替える
ための切替選択レベルを更新する切替選択レベル更新手
段とを有することを特徴とする。
【０００６】本発明の無線端末装置では、受信レベルの
低下に対応して待ち受け基地局を切り替える際に、受信
レベルの低下を判定するための切替選択レベルを、前回
の基地局検索時に検索された基地局の受信レベルに基づ
いて更新するようにした。このため、無線端末装置の周
囲に有効な通信を行える基地局が複数存在する場合に
は、現在の待ち受け基地局の受信レベルが下限しきい値
のレベルまで低下する前に待ち受け基地局を切り替える
処理を行うことができ、より受信レベルの高い基地局で
待ち受けを行うことができる。したがって、通信品質の
向上や通信の安定化を図ることが可能となる。
低下に対応して待ち受け基地局を切り替える際に、受信
レベルの低下を判定するための切替選択レベルを、前回
の基地局検索時に検索された基地局の受信レベルに基づ
いて更新するようにした。このため、無線端末装置の周
囲に有効な通信を行える基地局が複数存在する場合に
は、現在の待ち受け基地局の受信レベルが下限しきい値
のレベルまで低下する前に待ち受け基地局を切り替える
処理を行うことができ、より受信レベルの高い基地局で
待ち受けを行うことができる。したがって、通信品質の
向上や通信の安定化を図ることが可能となる。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下、本発明による無線端末装置
の実施の形態について説明する。図１は、本発明の第１
の実施の形態による無線端末装置の構成を示すブロック
図である。本形態の無線端末装置１は、無線送受信部２
と、受信レベル検出部３と、基地局検索部４と、待ち受
け基地局判定部５と、待ち受け基地局情報記憶部６と、
選択レベル記憶部７とを有して構成されている。
の実施の形態について説明する。図１は、本発明の第１
の実施の形態による無線端末装置の構成を示すブロック
図である。本形態の無線端末装置１は、無線送受信部２
と、受信レベル検出部３と、基地局検索部４と、待ち受
け基地局判定部５と、待ち受け基地局情報記憶部６と、
選択レベル記憶部７とを有して構成されている。
【０００８】まず、無線送受信部２は、アンテナ２Ａを
介して無線信号の送受信を行うものである。また、受信
レベル検出部３は、無線送受信部２から得られた受信信
号の受信レベルを検出するものである。また、基地局検
索部４は、周囲に存在する基地局を検索するものであ
り、予め記憶した下限しきい値以上の受信レベルの基地
局が検出されると、その基地局ＩＤと受信レベルを逐次
記憶しながら検索を繰り返す。そして、同一の基地局Ｉ
Ｄが検出された時点で検索動作を完了するものである。
介して無線信号の送受信を行うものである。また、受信
レベル検出部３は、無線送受信部２から得られた受信信
号の受信レベルを検出するものである。また、基地局検
索部４は、周囲に存在する基地局を検索するものであ
り、予め記憶した下限しきい値以上の受信レベルの基地
局が検出されると、その基地局ＩＤと受信レベルを逐次
記憶しながら検索を繰り返す。そして、同一の基地局Ｉ
Ｄが検出された時点で検索動作を完了するものである。
【０００９】また、待ち受け基地局判定部５は、基地局
検索部４で検索の結果記憶された受信レベルから待ち受
け基地局を決定するものである。また、待ち受け基地局
情報記憶部６は、待ち受け基地局判定部５で決定した待
ち受け基地局のＩＤと受信レベルとを記憶するものであ
る。また、選択レベル記憶部７は、待ち受け基地局の検
索を開始する条件となる切替選択レベルの値を記憶する
ものである。
検索部４で検索の結果記憶された受信レベルから待ち受
け基地局を決定するものである。また、待ち受け基地局
情報記憶部６は、待ち受け基地局判定部５で決定した待
ち受け基地局のＩＤと受信レベルとを記憶するものであ
る。また、選択レベル記憶部７は、待ち受け基地局の検
索を開始する条件となる切替選択レベルの値を記憶する
ものである。
【００１０】次に、本形態の無線端末装置１における動
作について説明する。図２は、この無線端末装置１にお
ける動作を示すフローチャートである。まず、無線端末
装置１は、待ち受けを行う基地局を決めるために、基地
局の検索を行う。この基地局検索は、無線送受信部２で
無線信号を受信し、受信レベル検出部３により得た受信
信号の受信レベルが下限しきい値以上の基地局につい
て、その基地局ＩＤと受信レベルとを記憶することで行
われる（Ｓ１）。そして、このような検索によって下限
しきい値以上の基地局が検索された場合には（Ｓ２）、
その記憶情報から待ち受け基地局の選択を行う（Ｓ
３）。この待ち受け基地局の選択は、基地局検索部４に
より記憶された基地局の受信レベルの情報に基づいて、
待ち受け基地局判定部５が最も受信レベルの高かった基
地局を選択するものである。
作について説明する。図２は、この無線端末装置１にお
ける動作を示すフローチャートである。まず、無線端末
装置１は、待ち受けを行う基地局を決めるために、基地
局の検索を行う。この基地局検索は、無線送受信部２で
無線信号を受信し、受信レベル検出部３により得た受信
信号の受信レベルが下限しきい値以上の基地局につい
て、その基地局ＩＤと受信レベルとを記憶することで行
われる（Ｓ１）。そして、このような検索によって下限
しきい値以上の基地局が検索された場合には（Ｓ２）、
その記憶情報から待ち受け基地局の選択を行う（Ｓ
３）。この待ち受け基地局の選択は、基地局検索部４に
より記憶された基地局の受信レベルの情報に基づいて、
待ち受け基地局判定部５が最も受信レベルの高かった基
地局を選択するものである。
【００１１】そして、この最も受信レベルの高かった基
地局の基地局ＩＤを待ち受け基地局の基地局ＩＤとして
決定する。待ち受け基地局判定部５では、このように決
定した待ち受け基地局の基地局ＩＤと受信レベルを待ち
受け基地局情報記憶部６に記憶する。また、この判定処
理において、基地局検索部４により記憶された基地局が
複数ある場合には（Ｓ４）、２番目に受信レベルの高か
った基地局の受信レベルを後述する切替選択レベルとし
て決定する。そして、この切替選択レベルを選択レベル
記憶部７に記憶する（Ｓ５）。
地局の基地局ＩＤを待ち受け基地局の基地局ＩＤとして
決定する。待ち受け基地局判定部５では、このように決
定した待ち受け基地局の基地局ＩＤと受信レベルを待ち
受け基地局情報記憶部６に記憶する。また、この判定処
理において、基地局検索部４により記憶された基地局が
複数ある場合には（Ｓ４）、２番目に受信レベルの高か
った基地局の受信レベルを後述する切替選択レベルとし
て決定する。そして、この切替選択レベルを選択レベル
記憶部７に記憶する（Ｓ５）。
【００１２】また、Ｓ２において、基地局検索部４で受
信レベルが下限しきい値以上の基地局が１台もなかった
場合には、Ｓ１に戻って基地局検索を繰り返す。また、
Ｓ４において、基地局検索部４の検索で下限しきい値以
上の基地局が１台しか検出できなかった場合には、待ち
受け基地局判定部５で選択レベル記憶部７に予め決定さ
れている受信レベル下限しきい値を記憶する（Ｓ６）。
信レベルが下限しきい値以上の基地局が１台もなかった
場合には、Ｓ１に戻って基地局検索を繰り返す。また、
Ｓ４において、基地局検索部４の検索で下限しきい値以
上の基地局が１台しか検出できなかった場合には、待ち
受け基地局判定部５で選択レベル記憶部７に予め決定さ
れている受信レベル下限しきい値を記憶する（Ｓ６）。
【００１３】この後、待ち受け基地局判定部５で待ち受
け基地局を決定した無線端末装置１は、待ち受け基地局
情報記憶部６に記憶した基地局ＩＤに基づいて、その基
地局からの待ち受け状態に遷移する（Ｓ７）。この待ち
受け状態では、待ち受け基地局からの信号を間欠的に受
信し、その受信状態を監視しながら着信待機を継続す
る。そして、無線端末装置１では、待ち受け基地局から
の受信レベルを監視し、受信レベルが選択レベル記憶部
７に記憶されている切替選択レベル未満となった場合に
は（Ｓ８）、Ｓ１に戻って基地局検索を行う。
け基地局を決定した無線端末装置１は、待ち受け基地局
情報記憶部６に記憶した基地局ＩＤに基づいて、その基
地局からの待ち受け状態に遷移する（Ｓ７）。この待ち
受け状態では、待ち受け基地局からの信号を間欠的に受
信し、その受信状態を監視しながら着信待機を継続す
る。そして、無線端末装置１では、待ち受け基地局から
の受信レベルを監視し、受信レベルが選択レベル記憶部
７に記憶されている切替選択レベル未満となった場合に
は（Ｓ８）、Ｓ１に戻って基地局検索を行う。
【００１４】以上のようにして、本形態の無線端末装置
では、待ち受け基地局の切り替え判定条件を動的に変化
させることで、より受信レベルの高い基地局で待ち受け
を行うことができる。したがって、より高い受信レベル
の基地局に対して通信を行うことができ、発信・着信時
の通話品質が向上できる。また、待ち受け基地局の切り
替え判定条件として、前回の待ち受け基地局の検索時に
次点（２番目）の受信レベルであった基地局の受信レベ
ルを設定することにより、待ち受け中の基地局の受信レ
ベルが下限しきい値まで低下する前に他の基地局を検出
することが可能となる。
では、待ち受け基地局の切り替え判定条件を動的に変化
させることで、より受信レベルの高い基地局で待ち受け
を行うことができる。したがって、より高い受信レベル
の基地局に対して通信を行うことができ、発信・着信時
の通話品質が向上できる。また、待ち受け基地局の切り
替え判定条件として、前回の待ち受け基地局の検索時に
次点（２番目）の受信レベルであった基地局の受信レベ
ルを設定することにより、待ち受け中の基地局の受信レ
ベルが下限しきい値まで低下する前に他の基地局を検出
することが可能となる。
【００１５】次に、本発明の第２の実施の形態について
説明する。なお、無線端末装置１の基本構成については
図１に示したものと同様であるので、個々の説明は省略
するとともに、無線端末装置１の動作について同一符号
を用いて以下に説明する。上述した第１の実施の形態で
は、待ち受け基地局の判定において２番目に高い受信レ
ベルを切替選択レベルとしたが、この切替選択レベルを
高くし過ぎると、頻繁な待ち受け基地局の切り替えが生
じるため、このような現象を防止すべく、本発明の第２
の実施の形態では、高すぎる切替選択レベルについて、
一定の修正を行うようにしたものである。
説明する。なお、無線端末装置１の基本構成については
図１に示したものと同様であるので、個々の説明は省略
するとともに、無線端末装置１の動作について同一符号
を用いて以下に説明する。上述した第１の実施の形態で
は、待ち受け基地局の判定において２番目に高い受信レ
ベルを切替選択レベルとしたが、この切替選択レベルを
高くし過ぎると、頻繁な待ち受け基地局の切り替えが生
じるため、このような現象を防止すべく、本発明の第２
の実施の形態では、高すぎる切替選択レベルについて、
一定の修正を行うようにしたものである。
【００１６】図３は、本発明の第２の実施の形態による
無線端末装置１における動作を示すフローチャートであ
る。まず、無線端末装置１は、待ち受けを行う基地局を
決めるために、基地局の検索を行う。この基地局検索
は、無線送受信部２で無線信号を受信し、受信レベル検
出部３により得た受信信号の受信レベルが下限しきい値
以上の基地局について、その基地局ＩＤと受信レベルと
を記憶することで行われる（Ｓ１１）。そして、このよ
うな検索によって下限しきい値以上の基地局が検索され
た場合には（Ｓ１２）、その記憶情報から待ち受け基地
局の選択を行う（Ｓ１３）。
無線端末装置１における動作を示すフローチャートであ
る。まず、無線端末装置１は、待ち受けを行う基地局を
決めるために、基地局の検索を行う。この基地局検索
は、無線送受信部２で無線信号を受信し、受信レベル検
出部３により得た受信信号の受信レベルが下限しきい値
以上の基地局について、その基地局ＩＤと受信レベルと
を記憶することで行われる（Ｓ１１）。そして、このよ
うな検索によって下限しきい値以上の基地局が検索され
た場合には（Ｓ１２）、その記憶情報から待ち受け基地
局の選択を行う（Ｓ１３）。
【００１７】この待ち受け基地局の選択は、基地局検索
部４により記憶された基地局の受信レベルの情報に基づ
いて、待ち受け基地局判定部５が最も受信レベルの高か
った基地局を選択するものである。そして、この最も受
信レベルの高かった基地局の基地局ＩＤを待ち受け基地
局の基地局ＩＤとして決定する。待ち受け基地局判定部
５では、このように決定した待ち受け基地局の基地局Ｉ
Ｄと受信レベルを待ち受け基地局情報記憶部６に記憶す
る。
部４により記憶された基地局の受信レベルの情報に基づ
いて、待ち受け基地局判定部５が最も受信レベルの高か
った基地局を選択するものである。そして、この最も受
信レベルの高かった基地局の基地局ＩＤを待ち受け基地
局の基地局ＩＤとして決定する。待ち受け基地局判定部
５では、このように決定した待ち受け基地局の基地局Ｉ
Ｄと受信レベルを待ち受け基地局情報記憶部６に記憶す
る。
【００１８】また、この判定処理において、基地局検索
部４により記憶された基地局が複数ある場合には（Ｓ１
４）、最も高かった基地局の受信レベルと２番目に高か
った基地局の受信レベルとを比較する（Ｓ２１）。そし
て、２つの受信レベルの差が予め設定された隣接レベル
差以上である場合には、２番目に高かった受信レベルを
切替選択レベルとして決定する。そして、この切替選択
レベルを選択レベル記憶部７に記憶する（Ｓ１５）。ま
た、２つの受信レベルの差が予め設定された隣接レベル
差未満である場合には、最も高かった（すなわち１番目
の）受信レベルから隣接レベル差を引き、この値と予め
設定された受信レベル下限しきい値とを比較する（Ｓ２
２）。そして、両者の高い方を切替選択レベルとする
（Ｓ２３、Ｓ２４）。この後、Ｓ１７に進む。
部４により記憶された基地局が複数ある場合には（Ｓ１
４）、最も高かった基地局の受信レベルと２番目に高か
った基地局の受信レベルとを比較する（Ｓ２１）。そし
て、２つの受信レベルの差が予め設定された隣接レベル
差以上である場合には、２番目に高かった受信レベルを
切替選択レベルとして決定する。そして、この切替選択
レベルを選択レベル記憶部７に記憶する（Ｓ１５）。ま
た、２つの受信レベルの差が予め設定された隣接レベル
差未満である場合には、最も高かった（すなわち１番目
の）受信レベルから隣接レベル差を引き、この値と予め
設定された受信レベル下限しきい値とを比較する（Ｓ２
２）。そして、両者の高い方を切替選択レベルとする
（Ｓ２３、Ｓ２４）。この後、Ｓ１７に進む。
【００１９】また、Ｓ１２において、基地局検索部４で
受信レベルが下限しきい値以上の基地局が１台もなかっ
た場合には、Ｓ１に戻って基地局検索を繰り返す。ま
た、Ｓ１４において、基地局検索部４の検索で下限しき
い値以上の基地局が１台しか検出できなかった場合に
は、待ち受け基地局判定部５で選択レベル記憶部７に予
め決定されている受信レベル下限しきい値を記憶する
（Ｓ１６）。この後、待ち受け基地局判定部５で待ち受
け基地局を決定した無線端末装置１は、待ち受け基地局
情報記憶部６に記憶した基地局ＩＤに基づいて、その基
地局からの待ち受け状態に遷移する（Ｓ１７）。この待
ち受け状態では、待ち受け基地局からの信号を間欠的に
受信し、その受信状態を監視しながら着信待機を継続す
る。
受信レベルが下限しきい値以上の基地局が１台もなかっ
た場合には、Ｓ１に戻って基地局検索を繰り返す。ま
た、Ｓ１４において、基地局検索部４の検索で下限しき
い値以上の基地局が１台しか検出できなかった場合に
は、待ち受け基地局判定部５で選択レベル記憶部７に予
め決定されている受信レベル下限しきい値を記憶する
（Ｓ１６）。この後、待ち受け基地局判定部５で待ち受
け基地局を決定した無線端末装置１は、待ち受け基地局
情報記憶部６に記憶した基地局ＩＤに基づいて、その基
地局からの待ち受け状態に遷移する（Ｓ１７）。この待
ち受け状態では、待ち受け基地局からの信号を間欠的に
受信し、その受信状態を監視しながら着信待機を継続す
る。
【００２０】そして、無線端末装置１では、待ち受け基
地局からの受信レベルを監視し、受信レベルが選択レベ
ル記憶部７に記憶されている切替選択レベル未満となっ
た場合には（Ｓ１８）、Ｓ１１に戻って基地局検索を行
う。以上のように本実施の形態では、適正な値の切替選
択レベルを設定でき、円滑な基地局の選択の切り替えを
行うことが可能となる。
地局からの受信レベルを監視し、受信レベルが選択レベ
ル記憶部７に記憶されている切替選択レベル未満となっ
た場合には（Ｓ１８）、Ｓ１１に戻って基地局検索を行
う。以上のように本実施の形態では、適正な値の切替選
択レベルを設定でき、円滑な基地局の選択の切り替えを
行うことが可能となる。
【００２１】
【発明の効果】以上説明したように本発明の無線端末装
置では、受信レベルの低下に対応して待ち受け基地局を
切り替える際に、受信レベルの低下を判定するための切
替選択レベルを、前回の基地局検索時に検索された基地
局の受信レベルに基づいて更新するようにした。このた
め、無線端末装置の周囲に有効な通信を行える基地局が
複数存在する場合には、現在の待ち受け基地局の受信レ
ベルが下限しきい値のレベルまで低下する前に待ち受け
基地局を切り替える処理を行うことができ、より受信レ
ベルの高い基地局で待ち受けを行うことができるので、
通信品質の向上や通信の安定化を図ることができる効果
がある。
置では、受信レベルの低下に対応して待ち受け基地局を
切り替える際に、受信レベルの低下を判定するための切
替選択レベルを、前回の基地局検索時に検索された基地
局の受信レベルに基づいて更新するようにした。このた
め、無線端末装置の周囲に有効な通信を行える基地局が
複数存在する場合には、現在の待ち受け基地局の受信レ
ベルが下限しきい値のレベルまで低下する前に待ち受け
基地局を切り替える処理を行うことができ、より受信レ
ベルの高い基地局で待ち受けを行うことができるので、
通信品質の向上や通信の安定化を図ることができる効果
がある。
【図１】本発明の実施の形態による無線端末装置の構成
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図２】本発明の第１の実施の形態による無線端末装置
における動作を示すフローチャートである。
における動作を示すフローチャートである。
【図３】本発明の第２の実施の形態による無線端末装置
における動作を示すフローチャートである。
における動作を示すフローチャートである。
１……無線端末装置、２……無線送受信部、３……受信
レベル検出部、４……基地局検索部、５……待ち受け基
地局判定部、６……待ち受け基地局情報記憶部、７……
選択レベル記憶部。
レベル検出部、４……基地局検索部、５……待ち受け基
地局判定部、６……待ち受け基地局情報記憶部、７……
選択レベル記憶部。
Claims (7)
- 【請求項１】 基地局との無線通信を行い、前記基地局
から受信される電波の受信レベルに基づいて待ち受け基
地局を選択し、前記待ち受け基地局に対する待ち受け処
理を行う無線端末装置において、 前記待ち受け処理の際に前記待ち受け基地局からの受信
レベルと切替選択レベルとを比較することによって受信
レベルの低下を判断し、待ち受け基地局を切り替えるた
めの検索処理を行う基地局検索手段と、 前記基地局検索手段によって検索された複数の基地局の
受信レベルを比較することにより、最適な待ち受け基地
局を決定する待ち受け基地局判定手段と、 前記待ち受け基地局判定手段によって決定された待ち受
け基地局のＩＤ情報を記憶するとともに、前記待ち受け
基地局に対して待ち受け処理を行う待ち受け処理手段
と、 前記基地局検索手段によって検索された基地局の受信レ
ベルに基づいて、次に待ち受け基地局を切り替えるため
の切替選択レベルを更新する切替選択レベル更新手段
と、 を有することを特徴とする無線端末装置。 - 【請求項２】 前記待ち受け基地局判定手段は、前記基
地局検索手段によって検索された最も大きい受信レベル
を有する基地局を待ち受け基地局として決定することを
特徴とする請求項１記載の無線端末装置。 - 【請求項３】 前記切替選択レベル更新手段は、前記基
地局検索手段によって検索された２番目に大きい受信レ
ベルを有する基地局の受信レベルを前記切替選択レベル
として更新することを特徴とする請求項２記載の無線端
末装置。 - 【請求項４】 前記切替選択レベル更新手段は、前記基
地局検索手段によって検索された複数の基地局の最も大
きい受信レベルと２番目に大きい受信レベルとを比較
し、互いの受信レベルが第１の所定値以上のレベル差を
有する場合には、前記２番目に大きい受信レベルを前記
切替選択レベルとして更新することを特徴とする請求項
２記載の無線端末装置。 - 【請求項５】 前記切替選択レベル更新手段は、前記基
地局検索手段によって検索された複数の基地局の最も大
きい受信レベルと２番目に大きい受信レベルとを比較
し、互いの受信レベルが第１の所定値以上のレベル差を
有していない場合には、前記最も大きい受信レベルから
第２の所定値を差し引いた受信レベルを前記切替選択レ
ベルとして更新することを特徴とする請求項４記載の無
線端末装置。 - 【請求項６】 前記第１の所定値と第２の所定値とが等
しいことを特徴とする請求項５記載の無線端末装置。 - 【請求項７】 前記待ち受け基地局判定手段は、前記基
地局検索手段によって検索された基地局が１つだけであ
る場合には、その基地局を待ち受け基地局として決定
し、前記切替選択レベル更新手段は、予め設定されてい
る下限しきい値を前記切替選択レベルとして更新するこ
とを特徴とする請求項１記載の無線端末装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32808899A JP3338813B2 (ja) | 1999-11-18 | 1999-11-18 | 無線端末装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32808899A JP3338813B2 (ja) | 1999-11-18 | 1999-11-18 | 無線端末装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001145146A true JP2001145146A (ja) | 2001-05-25 |
| JP3338813B2 JP3338813B2 (ja) | 2002-10-28 |
Family
ID=18206384
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32808899A Expired - Fee Related JP3338813B2 (ja) | 1999-11-18 | 1999-11-18 | 無線端末装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3338813B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009088920A (ja) * | 2007-09-28 | 2009-04-23 | Saxa Inc | 無線ｌａｎ端末および無線制御方法 |
| US8780727B2 (en) | 2006-03-09 | 2014-07-15 | Nec Corporation | Wireless LAN system, wireless LAN terminal and base station searching method for such system and terminal |
-
1999
- 1999-11-18 JP JP32808899A patent/JP3338813B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8780727B2 (en) | 2006-03-09 | 2014-07-15 | Nec Corporation | Wireless LAN system, wireless LAN terminal and base station searching method for such system and terminal |
| JP2009088920A (ja) * | 2007-09-28 | 2009-04-23 | Saxa Inc | 無線ｌａｎ端末および無線制御方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3338813B2 (ja) | 2002-10-28 |
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