JP2001145051A - 信号記録装置 - Google Patents

信号記録装置

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JP2001145051A
JP2001145051A JP32065999A JP32065999A JP2001145051A JP 2001145051 A JP2001145051 A JP 2001145051A JP 32065999 A JP32065999 A JP 32065999A JP 32065999 A JP32065999 A JP 32065999A JP 2001145051 A JP2001145051 A JP 2001145051A
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signal
video signal
signal processing
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Shinichi Matsunaga
眞一 松永
Tamotsu Aoki
保 青木
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 予約待機状態において、信号処理回路への電
源供給を禁止して、省電力化を実現することが可能な信
号記録装置を提供するものである。 【解決手段】 外部チューナ11からの映像信号の有無
を検出する検出手段28と、前記外部チューナ11より
入力した映像信号に対し、記録するために必要な処理を
施す信号処理手段27と、前記信号処理手段27により
処理が施された映像信号を、記録媒体に記録する記録手
段26とを備えた信号記録装置であって、少なくとも省
電力モード時に、前記信号処理手段27及び前記記録手
段26への電源供給を禁止し、前記検出手段28により
映像信号が検出されたとき、省電力モードを解除して、
前記信号処理手段27及び前記記録手段28への電源供
給を許可する電源制御手段29,23,24を設けたも
のである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外部チューナによ
り番組予約された映像信号を記録する信号記録装置に関
し、特に、予約待機時の消費電力を削減することが可能
な信号記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えばCSデジタルチューナ
によりCSデジタル放送の番組を受信予約し、VTRに
て自動録画することが可能な自動録画システムが提案さ
れている。
【0003】従来の自動録画システムについて、図5と
ともに説明する。CSデジタルチューナ1の操作部2を
介して、受信番組をEPG(Electrical Program Guid
e:以下、EPGと称す)予約することにより、マイコ
ン3は所望の番組放送時刻になると、番組放送信号をM
PEGデコーダ4、NTSCデコーダ5にて復調した
後、映像信号として出力する。
【0004】また、VTR6は操作部7を介して、自動
録画設定することにより、予約録画待機状態となって、
外部チューナ1から映像信号が入力されると、同期判別
回路8にて映像信号の入力有無を判別し、判別結果をマ
イコン9の映像有無判定部9aに出力する。
【0005】マイコン9は映像有りの判定結果により、
VTR6本体を記録モードとするべく、記録部10に制
御信号を出力する。記録部10は制御信号に応じて、外
部チューナ1からの映像信号を記録媒体(図示せず)に
記録する。
【0006】以上により、所望の放送番組を記録し、予
約した番組の放送が終了すると、外部チューナ1は電源
オフモードとなり、映像信号は出力されなくなる。VT
R6は上述の同期判定による映像有無判定を継続して行
っているので、外部チューナ1からの映像信号入力がな
くなると、記録モードを解除して、電源オフモードとな
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の自動録画システムにおいては、外部チューナ1
からの映像信号の有無を検出するための同期判別回路8
は、通常信号処理回路に含まれており、映像信号の有無
を検出してVTR6を記録モードにするためには、常に
信号処理回路への電源供給を行わなければならず、消費
電力を削減することが困難であるという問題を有してい
る。
【0008】すなわち、映像信号系の信号処理回路に
は、通常入力された映像信号に対して、AGC(自動利
得調整)を行ったり、入力映像信号の直流電位を固定す
るクランプを行ったり、映像信号に含まれる色信号のバ
ースト信号を抜き取るバーストゲートパルスを作るため
に、同期分離回路が含まれている。
【0009】ところが、信号処理回路は1チップLSI
化されており、LSIに含まれる同期分離回路のみを動
作させるために、LSI全体に電源供給を行うことは省
電力の観点から好ましくない。
【0010】逆に、信号処理回路に電源供給して同期判
別回路8を動作させようとすると、予約待機状態の長い
時間の間、VTR6を省電力モードにすることができな
い。すなわち、CSデジタル放送の予約録画と、その予
約待機状態の省電力化とを両立させることができないと
いう問題がある。
【0011】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、信号処理回路と独立して動作可能な映像検出手
段を設けることにより、予約待機状態においては、信号
処理回路への電源供給を禁止して、省電力化を実現する
ことが可能な信号記録装置を提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本願の第1の発明は、外
部チューナからの映像信号の有無を検出する検出手段
と、前記外部チューナより入力した映像信号に対し、記
録するために必要な処理を施す信号処理手段と、前記信
号処理手段により処理が施された映像信号を、記録媒体
に記録する記録手段とを備えた信号記録装置であって、
少なくとも省電力モード時に、前記信号処理手段及び前
記記録手段への電源供給を禁止し、前記検出手段により
映像信号が検出されたとき、省電力モードを解除して、
前記信号処理手段及び前記記録手段への電源供給を許可
する電源制御手段を設けたものである。
【0013】これによって、信号処理手段と独立して動
作可能に設けられた検出手段により、常に外部チューナ
からの映像信号の有無を監視することができるので、待
機状態の間、当該記録装置を省電力モードにし、信号処
理手段への電源供給を禁止して、消費電力の削減を実現
することが可能となる。また、検出手段により外部チュ
ーナからの映像信号が検出されたとき、当該記録装置を
省電力モードから復帰させ、外部チューナからの映像信
号を自動録画することができる。
【0014】本願の第2の発明は、外部チューナからの
映像信号の有無を検出する検出手段と、前記外部チュー
ナより入力した映像信号に対し、記録するために必要な
処理を施すとともに、該処理が施された映像信号の有無
を検出する信号処理手段と、前記信号処理手段により処
理が施された映像信号を、記録媒体に記録する記録手段
とを備えた信号記録装置であって、少なくとも省電力モ
ード時に、前記信号処理手段及び前記記録手段への電源
供給を禁止し、前記検出手段により映像信号が検出され
たとき、省電力モードを解除して、前記信号処理手段へ
の電源供給を許可するとともに、前記信号処理手段によ
り映像信号が検出されたとき、前記記録手段への電源供
給を許可する電源制御手段を設けたものである。
【0015】これによって、信号処理手段と独立して動
作可能に設けられた検出手段により、常に外部チューナ
からの映像信号の有無を監視し、この検出手段にて映像
信号が検出されたとき、当該記録装置を省電力モードか
ら復帰させ、さらに信号処理回路内で精度の高い映像信
号の検出を行うことにより、信号処理手段と独立して動
作可能に設けらた検出手段を消費電力が少ない簡単なも
のを用いることが可能となり、より待機時電力を削減す
ることができる。
【0016】また、省電力モードから復帰したときに、
再度信号処理手段により精度の高い映像信号の検出を行
い、この検出結果に基づいて、当該記録装置を記録モー
ドにするため、より正確な予約録画を行うことが可能と
なる。
【0017】本願の第3の発明は、前記電源制御手段
を、CPUが通常のクロック周波数で動作する通常動作
モードと、CPUが通常のクロック周波数より低い周波
数で動作している低クロック動作モード、通常のクロッ
ク周波数と低クロック動作モードとの間の遷移が間欠的
に繰り返される間欠動作モード、または、前記CPUが
動作してないスリープモード等の低消費電力モードとを
有するマイコンにより構成し、少なくとも省電力モード
時は、前記マイコンを低消費電力モードとするものであ
る。
【0018】これによって、予約待機状態の間、電源制
御手段として用いるマイコン自体も、スリープモード、
低クロック動作モード、間欠動作モード等の低消費電力
モードとすることによって、消費電力をさらに削減する
ことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施形態を、
信号記録装置としてVTRを用いた場合について、図1
及び図2とともに説明する。ここで、図1は本実施形態
における概略構成を示すブロック図、図2は本実施形態
におけるタイマー予約録画動作を示すフローチャートで
ある。
【0020】図1において、デジタル放送等を受信する
チューナ11は、操作部12、マイコン13、アンテナ
14、受信部15、MPEGデコーダ16、NTSCエ
ンコーダ17から構成されている。
【0021】また、外部チューナ11とAVケーブルで
接続されたVTR21は、電源回路22、スイッチ2
3、スイッチ24、メカデッキ25、記録再生部(記録
手段)26、信号処理部(信号処理手段)27、同期判
別回路(検出手段)28、マイコン(電源制御手段)2
9、操作部30から構成されている。
【0022】チューナ11において、ユーザが操作部1
2を介してEPG予約の入力、設定を行うと、マイコン
13はこれらの入力、設定情報を受けて、受信部15、
MPEGデコーダ16、NTSCエンコーダ17を制御
する。すなわち、EPG予約が設定された時刻の直前に
なると、アンテナ14から入力された放送波を受信部1
5で受信し、放送がデジタル放送の場合は、MPEGデ
コーダ16によって、MPEG圧縮された映像信号や音
声信号等がデコードされる。
【0023】MPEGデコーダ16でデコードされた信
号は、NTSCエンコーダ17によって通常放送のNT
SC信号に変換され、NTSCエンコーダ17により変
換された映像信号や音声信号は、AVケーブル等を通し
てVTR21に供給される。
【0024】一方、VTR21の基本的な動作は、ユー
ザが操作部30を介して電源オン、再生、録画等の操作
入力を行うと、VTR21全体の制御を行っているマイ
コン29が、スイッチ23、スイッチ24、メカデッキ
25、記録再生部26、信号処理部27等を制御する。
【0025】例えば、ユーザがリモコンや操作キーによ
って操作部30から電源オンを入力すると、スイッチ2
3、スイッチ24をオンして、電源回路22からの電源
をメカデッキ25、記録再生部26、信号処理部27へ
供給する。、また、録画キーが押された場合は、入力映
像信号に対し、信号処理部27にて所定の信号処理を施
した後、記録再生部26により、メカデッキ25に装填
されたカセットテープ(図示せず)に記録する。
【0026】記録再生部26及び信号処理部27におい
て、特に映像信号を記録するために必要な処理は、概ね
以下の通りである。
【0027】入力された映像信号は、信号処理部27に
おいて、AGC、DCクランプをかけられ、輝度信号と
色信号との2系統に分離される。分離された輝度信号
は、低搬送波のFM変調波(例えば、VHS(登録商
標)規格のものでは、ホワイトピークが4.4MHz、
シンクチップが3.4MHz)に変換される。分離され
た色信号(3.58MHz±500KHz)は輝度信号
よりも低い周波数(629KHz)に変換され、AM変
調される。
【0028】信号処理部27により処理された信号は、
ヘッドアンプ等で構成される記録再生部26へ供給さ
れ、回転ドラムに取り付けられたビデオヘッド(図示せ
ず)によりビデオテープ(図示せず)上に記録される。
従って、これらの記録再生部26及び信号処理部27等
は、EPG予約待機時には信号の記録再生を行わないの
で、本来動作させる必要はない。
【0029】尚、図1には示していないが、スイッチ2
3、24の他に、さらに電源供給スイッチを設け、電源
オフ時や予約待機時にはこの電源供給スイッチを遮断し
て、時計表示等の電源供給を禁止することにより、電源
オフ時や予約待機時の消費電力をさらに削減できること
は言うまでもない。
【0030】また、電源オフ時や予約待機時の消費電力
をさらに削減するために、マイコン29の動作クロック
周波数を低くしたり、間欠動作モードやスリープモード
にして、低消費電力モードにする。
【0031】マイコン29のCPU(Central Processi
ng Unit)の動作クロック周波数を通常の動作クロック
周波数より低くする低クロックモードでは、例えば通常
の動作クロック周波数が14MHz等であるのに対し、
内蔵の時計カウント用の32.768KHzを用いる。
【0032】これにより、時計カウント等以外の動作を
必要としない場合には、マイコン29を低クロックモー
ドに入れることによって、マイコン29自体の消費電力
を大幅に削減することができる。実際の動作事例では、
通常の動作クロック周波数時に50mAの消費電流が、
低クロックモード時には50μAに低減することができ
る。
【0033】システムによっては、通常の動作クロック
周波数と低クロックモードとを間欠的に遷移するモード
に入れても良い。この場合は、低クロックモードで処理
できないものを、通常の動作クロック周波数で処理し
て、再び低クロックモードに戻すので、低クロックモー
ドだけの場合よりも消費電力は大きい。
【0034】また、マイコン29のCPUのクロックを
停止するスリープモードを使用しても良い。このモード
では、マイコン29の消費電力を最も小さくすることが
できるが、時計カウントも実行できないので、マイコン
29がスリープモードから復帰した際に、放送電波で送
られてくる現在時刻情報等を得て、内部の時計カウント
を現在時刻に合わせる必要がある。
【0035】チューナ11にてEPG予約された放送番
組を録画する場合、ユーザはVTR21において操作部
30より自動録画設定を行う。自動録画設定されたVT
R21は、マイコン29によってスイッチ23、スイッ
チ24をオフし、メカデッキ25、記録再生部26、信
号処理部27への電源供給を遮断する。
【0036】このとき、マイコン29自身も前述の低消
費電力モードに入れる。同期判別回路28は、信号処理
部27とは独立して電源回路22から電源供給を受けて
動作可能となっている。
【0037】従って、スイッチ23が遮断されて信号処
理部27への電源供給が禁止されている状態において
も、同期判別回路28は電源供給を受けて、チューナ1
1からの映像信号の同期信号を検出している。
【0038】ここでは、同期判別回路28の電源を常時
供給するようにしているが、操作部30により自動録画
設定がなされたときだけ、同期判別回路28の電源を供
給するように制御しても良い。
【0039】尚、同期判別回路28の消費電力は、記録
再生部26、信号処理部27の消費電力に比べて小さい
ことが、本発明の必要な条件である。記録再生部26、
信号処理部27の消費電力より、同期判別回路28の消
費電力が小さいほど、本発明の省電力効果は大きくな
る。
【0040】EPG予約時刻になると、チューナ11は
受信した映像信号や音声信号をAVケーブル等を通して
VTR21供給する。このときスイッチ23は、まだオ
フの状態であるので、信号処理部27には電源が供給さ
れておらず、動作はしない。
【0041】同期判別回路28は常時電源供給されてい
るので、チューナ11からの映像信号の中の同期信号を
検出することにより、映像信号の入力有無を判断する。
同期判別回路28にて同期信号有り、すなわちチューナ
11からの映像信号有りと判断したとき、マイコン29
を低消費電力モードから復帰させる。
【0042】低消費電力モードから復帰したマイコン2
9は、通常の動作クロック周波数で動作を開始し、同期
判別回路28の判別結果を改めて確認し、スイッチ2
3、スイッチ24をオンするとともに、記録再生部2
6、信号処理部27を動作させて、VTR21を記録モ
ードにすることにより、チューナ11からの所望の番組
の映像信号や音声信号等を記録する。
【0043】ここでは、予約待機時にマイコン29を低
消費電力モードに入れることとしたが、低消費電力モー
ドに入れず、通常モードのまま動作させても構わない。
【0044】次に、本実施形態の予約録画動作につい
て、図2のフローチャートとともに説明する。まず、チ
ューナ11側でEPG予約設定を行う(ステップ1)と
ともに、VTR21側で自動録画設定を行う(ステップ
2)。
【0045】自動録画設定されたVTR21では、電源
ラインのスイッチ23、スイッチ24をオフし(ステッ
プ3)、VTR21自体を省電力モードとする(ステッ
プ4)。このとき、時計表示等の電源もオフする。
【0046】これによって、見かけ上VTR21は全く
電源が入っておらず、省電力モードとすることができ
る。また、マイコン29自体も低クロックモード等の低
消費電力モードに入れ(ステップ5)、この状態でEP
G予約待機となる。
【0047】チューナ11はEPGの予約開始時刻が来
るまで待機し(ステップ6)、予約時刻となると、受信
復調した映像信号を送出する(ステップ7)。VTR2
1側では、省電力モード時でも動作可能となっている同
期判別回路28が同期信号を検出しており(ステップ
8)、同期信号が有ると判断されると、マイコン29を
低消費電力モードから復帰させる(ステップ9)。
【0048】通常モードに復帰したマイコン29は、電
源ラインのスイッチ23、スイッチ24をオンして(ス
テップ10)、VTR21自体も省電力モードから復帰
させ(ステップ11)。記録モードを実行する(ステッ
プ12)。
【0049】ここで、VTR21がD−VHS等のデジ
タル記録を行えるVTRの場合は、映像信号や音声信号
に限らずデータ放送等の内容であっても記録することが
できることは言うまでもない。
【0050】すなわち、チューナ11とVTR21とを
デジタル信号で結合する場合でも、チューナ11からの
アナログ映像信号(NTSC信号)をD−VHS等に設
けた同期判別回路28を使用して判別すれば、上述のア
ナログ記録機の場合と同様に、チューナ11のEPG予
約を省電力待機モードで実行することが可能である。D
−VHS等のデジタル記録を行えるVTRの場合は、特
に信号処理部27等での消費電力が大きく、本発明によ
る省電力効果は大きい。
【0051】さらに、本発明の第2実施形態について、
図3及び図4とともに説明するが、上記第1実施形態と
同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。こ
こで、図3は本実施形態における概略構成を示すブロッ
ク図、図4は本実施形態におけるタイマー予約録画動作
を示すフローチャートである。
【0052】本実施形態におけるVTR31は、電源回
路22、スイッチ23、スイッチ24、メカデッキ2
5、記録再生部26、信号処理回路37aと同期分離回
路37bとを有する信号処理部37、同期判別回路2
8、マイコン39、操作部30から構成されている。
【0053】チューナ11でEPG予約された時刻にな
ると、アンテナ14を介して受信した映像信号や音声信
号がVTR31に供給される。供給された映像信号は、
同期判別回路28及び信号処理部37に入力されるが、
このときスイッチ23はオフとなっているので、信号処
理部37は動作しない。
【0054】同期判別回路28はチューナ11からの映
像信号の有無を判別し、低消費電力モードになっている
マイコン39を低消費電力モードから復帰させる。低消
費電力モードから復帰したマイコン39は、スイッチ2
3、スイッチ24をオンし、メカデッキ25、記録再生
部26、信号処理部37へ電源供給する。
【0055】動作を開始した信号処理部37の中の信号
処理回路37aはチューナ11からの映像信号等を処理
するとともに、同期分離回路37bで映像信号から分離
された同期信号をマイコン39へ供給する。マイコン3
9は通常の動作クロック周波数で動作開始しており、同
期分離回路37bから供給された同期信号を計測して映
像信号の有無を判断する。
【0056】通常、低消費電力モードになっているマイ
コン39は高速動作ができないため、同期信号の有無を
判別することができない。ここでは、同期分離回路37
bとマイコン39との組み合わせにより、映像信号を検
出するようにしているが、同期分離回路37bの代わり
に第2の同期判別回路を設け、その判別結果をマイコン
39に入力するようにしても構わない。
【0057】同期分離回路37bからの同期信号に基づ
いて、マイコン39は映像信号の入力が有ることを検出
すると、スイッチ24をオンして、記録再生部26に電
源供給を行い、VTR31を記録モードにして、チュー
ナ11からの所望の番組の映像信号や音声信号等を記録
する。
【0058】次に、本実施形態の予約録画動作につい
て、図4のフローチャートとともに説明する。尚、図4
におけるステップ1からステップ7の処理は、図2に示
した第1実施形態のものと同様であるので、ここでの説
明は省略する。
【0059】まず、ステップ7にてチューナ11から映
像信号が送出されると、省電力モードでも動作状態にあ
る同期判別回路28により同期信号の判別を行い(ステ
ップ8)、同期信号が有ると判断されたときは、マイコ
ン39を低消費電力モードから通常モードに復帰させる
(ステップ9)。
【0060】復帰したマイコン39はスイッチ23をオ
ンして、信号処理部37への電源供給を行う(ステップ
10)。このときには、スイッチ24をオンさせる必要
はない。時計表示等の電源供給も行う必要はない。
【0061】動作状態となった同期分離回路37bから
の出力を、通常モードで動作状態となったマイコン39
が計測し、同期信号の有無を判別する(ステップ1
1)。ここで、同期信号が無いと判別されたときは、再
び低消費電力モードに戻る(ステップ12)。これは、
ステップ8における判断がノイズ等の影響で誤っていた
場合などに相当する。
【0062】同期信号が有りと判断されると、スイッチ
24をオンして(ステップ13)、メカデッキ25、記
録再生部26への電源を供給することによって、VTR
31自体が省電力モードから復帰し(ステップ14)、
記録モードが開始される(ステップ15)。
【0063】このように、信号処理部37の中に同期分
離回路37bを設けておくと、同期判別回路28に高精
度の判別能力を求める必要がなくなる。すなわち、同期
判別回路28はマイコン39を低消費電力モードから復
帰させ、VTR31自体を省電力モードから復帰させる
だけに用いられるので、同期判別回路28として同期判
別能力が低い安価な回路を用いることができる。
【0064】この場合、同期判別回路28がノイズ等で
誤動作したとしても、その後、動作を開始する同期分離
回路37bによって、正確な映像信号の有無の判定を行
うことができるので、記録の誤動作の発生を防止するこ
とが可能である。
【0065】従って、同期判別回路28には複雑な回路
構成が要求されないので、消費電流ができるだけ少なく
なるような回路構成を採用することができる。同期判別
回路28の消費電力を削減できることは、本発明の省電
力効果をさらに高めるものである。
【0066】以上のように、本実施形態における同期判
別回路28は、同期信号を判別できる能力が無く、単に
映像信号入力のDCレベルの変動やAC成分の増加を検
出するための回路を用いても良い。
【0067】尚、信号処理部37、同期判別回路28等
はLSIとして1チップ化されていても構わない。ま
た、省電力モードを搭載したVTRは、省電力モードに
入ったときに、蛍光表示管等の表示回路の電源も遮断し
ていることが多いが、このとき、ユーザがVTRを見た
ときに、通電状態かどうか分からないので、省電力モー
ドに入ったときにLED等の省電力モード表示を行って
いる場合もある。
【0068】しかし、LED等の消費電力も削減しよう
とした場合、ユーザが購入してきたVTRを設置したと
きなどに、AC電源を接続してもいきなり省電力モード
に入ってしまうので、VTRが正常に動作しているのか
どうか不安になることが避けられない。
【0069】そこで、ユーザが時計を未設定の間は、従
来通り時計表示部を点滅表示して、上電力モードに入れ
ないようにしておけば、初期設定時のユーザの不安を解
消した上で、さらに消費電力の削減を行うことが可能で
ある。このようなモードを付加すれば、本発明の電源オ
フや予約待機時の消費電力をさらに削減することができ
る。
【0070】
【発明の効果】本願請求項1に記載の発明によれば、信
号処理手段と独立して動作可能に設けられた検出手段に
より、常に外部チューナからの映像信号の有無を監視す
ることができるので、待機状態の間、当該記録装置を省
電力モードにし、信号処理手段への電源供給を禁止し
て、消費電力の削減を実現することが可能となる。ま
た、検出手段により外部チューナからの映像信号が検出
されたとき、当該記録装置を省電力モードから復帰さ
せ、外部チューナからの映像信号を自動録画することが
できる。
【0071】本願請求項2に記載の発明によれば、信号
処理手段と独立して動作可能に設けられた検出手段によ
り、常に外部チューナからの映像信号の有無を監視し、
この検出手段にて映像信号が検出されたとき、当該記録
装置を省電力モードから復帰させ、さらに信号処理回路
内で精度の高い映像信号の検出を行うことにより、信号
処理手段と独立して動作可能に設けらた検出手段を消費
電力が少ない簡単なものを用いることが可能となり、よ
り待機時電力を削減することができる。
【0072】また、省電力モードから復帰したときに、
再度信号処理手段により精度の高い映像信号の検出を行
い、この検出結果に基づいて、当該記録装置を記録モー
ドにするため、より正確な予約録画を行うことが可能と
なる。
【0073】本願請求項3に記載の発明によれば、予約
待機状態の間、電源制御手段として用いるマイコン自体
も、スリープモード、低クロック動作モード、間欠動作
モード等の低消費電力モードとすることによって、消費
電力をさらに削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の信号記録装置の第1実施形態における
概略構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の信号記録装置の第1実施形態における
タイマー予約録画動作を示すフローチャートである。
【図3】本発明の信号記録装置の第2実施形態における
概略構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の信号記録装置の第5実施形態における
タイマー予約録画動作を示すフローチャートである。
【図5】従来の信号記録装置における概略構成を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
21、31 VTR 22 電源回路 23 スイッチ 24 スイッチ 25 メカデッキ 26 記録再生部 27、37 信号処理部 37a 信号処理回路 37b 同期分離回路 28 同期判別回路 29、39 マイコン 30 操作部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C018 HA10 HA12 5C025 AA25 BA13 BA22 BA26 DA01 DA08 5C053 FA21 GA11 GB10 JA26 KA24 LA06 5D102 AC01 AF06 HA06 HA12

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部チューナからの映像信号の有無を検
    出する検出手段と、 前記外部チューナより入力した映像信号に対し、記録す
    るために必要な処理を施す信号処理手段と、 前記信号処理手段により処理が施された映像信号を、記
    録媒体に記録する記録手段とを備えた信号記録装置であ
    って、 少なくとも省電力モード時に、前記信号処理手段及び前
    記記録手段への電源供給を禁止し、前記検出手段により
    映像信号が検出されたとき、省電力モードを解除して、
    前記信号処理手段及び前記記録手段への電源供給を許可
    する電源制御手段を設けたことを特徴とする信号記録装
    置。
  2. 【請求項2】 外部チューナからの映像信号の有無を検
    出する検出手段と、 前記外部チューナより入力した映像信号に対し、記録す
    るために必要な処理を施すとともに、該処理が施された
    映像信号の有無を検出する信号処理手段と、 前記信号処理手段により処理が施された映像信号を、記
    録媒体に記録する記録手段とを備えた信号記録装置であ
    って、 少なくとも省電力モード時に、前記信号処理手段及び前
    記記録手段への電源供給を禁止し、前記検出手段により
    映像信号が検出されたとき、省電力モードを解除して、
    前記信号処理手段への電源供給を許可するとともに、前
    記信号処理手段により映像信号が検出されたとき、前記
    記録手段への電源供給を許可する電源制御手段を設けた
    ことを特徴とする信号記録装置。
  3. 【請求項3】 前記請求項1または2に記載の信号記録
    装置において、 前記電源制御手段は、CPUが通常のクロック周波数で
    動作する通常動作モードと、CPUが通常のクロック周
    波数より低い周波数で動作している低クロック動作モー
    ド、通常のクロック周波数と低クロック動作モードとの
    間の遷移が間欠的に繰り返される間欠動作モード、また
    は、前記CPUが動作してないスリープモード等の低消
    費電力モードとを有するマイコンにより構成され、 少なくとも省電力モード時は、前記マイコンを低消費電
    力モードとすることを特徴とする信号記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007166301A (ja) * 2005-12-14 2007-06-28 Sharp Corp テレビジョン受像機及びプログラム

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JP2007166301A (ja) * 2005-12-14 2007-06-28 Sharp Corp テレビジョン受像機及びプログラム

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