JP2001143670A - 角形空気電池 - Google Patents
角形空気電池Info
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- JP2001143670A JP2001143670A JP32645499A JP32645499A JP2001143670A JP 2001143670 A JP2001143670 A JP 2001143670A JP 32645499 A JP32645499 A JP 32645499A JP 32645499 A JP32645499 A JP 32645499A JP 2001143670 A JP2001143670 A JP 2001143670A
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- JP
- Japan
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- positive electrode
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- negative electrode
- electrode container
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)
- Hybrid Cells (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】封口性を向上し、安全で信頼性の高い角形空気
電池を提供すること。 【解決手段】角形空気電池は、正極容器は空気孔及び空
気拡散層を形成し，その中央が平坦な突出部と、その外
周部に外方へ延びた外周平坦部と、この平坦部外周より
上方へ延びた外壁部を有し、前記外周平坦部内面にシー
ト状空気極が載置され、更にその上方より封口ガスケッ
トを介して負極容器の外周平坦部が重ね合わされてい
て、前記正極外壁部を内方へかしめることにより、前記
正極体外周部が負極容器平坦部と正極容器外周平坦部に
よって封口ガスケットを介して挟持されているので、封
口部かしめ時の正極体の反りがなくなり、また、封口部
のかしめ状態も均一化することで、角形空気電池の封口
性が良好になり、漏液を防止できる。
電池を提供すること。 【解決手段】角形空気電池は、正極容器は空気孔及び空
気拡散層を形成し，その中央が平坦な突出部と、その外
周部に外方へ延びた外周平坦部と、この平坦部外周より
上方へ延びた外壁部を有し、前記外周平坦部内面にシー
ト状空気極が載置され、更にその上方より封口ガスケッ
トを介して負極容器の外周平坦部が重ね合わされてい
て、前記正極外壁部を内方へかしめることにより、前記
正極体外周部が負極容器平坦部と正極容器外周平坦部に
よって封口ガスケットを介して挟持されているので、封
口部かしめ時の正極体の反りがなくなり、また、封口部
のかしめ状態も均一化することで、角形空気電池の封口
性が良好になり、漏液を防止できる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は封口性を向上した角
形空気電池に関するものである。
形空気電池に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】空気亜鉛電池に代表される空気中の酸素
を正極とする空気電池は、正極活物質を電池内に詰め込
む必要がないため、同じ大きさの電池であれば負極活物
質をより多く詰め込むことが可能であり、他のアルカリ
マンガン電池や酸化銀電池に比較して大容量が得られる
という特徴がある。特に、ボタン形空気亜鉛電池は、従
来のボタン形水銀電池の代替として補聴器に、更にコイ
ン形はページャー等の機器に使用され、需要が拡大して
きている。
を正極とする空気電池は、正極活物質を電池内に詰め込
む必要がないため、同じ大きさの電池であれば負極活物
質をより多く詰め込むことが可能であり、他のアルカリ
マンガン電池や酸化銀電池に比較して大容量が得られる
という特徴がある。特に、ボタン形空気亜鉛電池は、従
来のボタン形水銀電池の代替として補聴器に、更にコイ
ン形はページャー等の機器に使用され、需要が拡大して
きている。
【０００３】また近年、環境問題への関心の高まりや、
他の用途開発を進める中で、携帯機器への対応が検討さ
れている。この種の機器への対応のためには、電池容量
を増大させるとともに、大電流対応、更には薄型化する
等の必要がある。一般的に携帯電話等の携帯機器は本体
形状が角形であり、このような機器への組み込みの際の
容積効率を向上させ、電池容量を増大するとともに、空
気極の有効面積を最大限に拡大し、大電流への対応を可
能とするために、角形の空気電池が検討されている。
他の用途開発を進める中で、携帯機器への対応が検討さ
れている。この種の機器への対応のためには、電池容量
を増大させるとともに、大電流対応、更には薄型化する
等の必要がある。一般的に携帯電話等の携帯機器は本体
形状が角形であり、このような機器への組み込みの際の
容積効率を向上させ、電池容量を増大するとともに、空
気極の有効面積を最大限に拡大し、大電流への対応を可
能とするために、角形の空気電池が検討されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の空気電
池を角形化しようとした場合、次のような問題が発生す
る。このことを従来のボタン形電池を示す図４を参照し
て説明する。
池を角形化しようとした場合、次のような問題が発生す
る。このことを従来のボタン形電池を示す図４を参照し
て説明する。
【０００５】図４は従来のボタン形電池の断面図であ
り、正極容器１７は底面に空気孔２０を有する突出部外
周に平坦部を設けている。この外周平坦部上面に、ＰＴ
ＦＥ膜の撥水膜１８と正極体及びセパレータ１３が載置
されている。正極体は正極触媒粉を正極集電体１６に圧
着充填により一体化し正極触媒シート１５とし、更に、
その上にセパレータ１３が圧着されている。１９は空気
拡散紙であり、空気孔２０を覆うように正極容器１７の
内側に載置されている。ゲル状亜鉛負極１２を収納した
負極容器１１と正極容器１７との間には封口ガスケット
１４を設け、正極容器１７の周辺をかしめ加工により封
口されている。封口性を向上させるために、負極容器１
１の周辺部の強度を向上させ、更に、負極空隙部から終
端部までの距離を稼ぐために、負極容器周縁に折り返し
部１１ａを設けている。
り、正極容器１７は底面に空気孔２０を有する突出部外
周に平坦部を設けている。この外周平坦部上面に、ＰＴ
ＦＥ膜の撥水膜１８と正極体及びセパレータ１３が載置
されている。正極体は正極触媒粉を正極集電体１６に圧
着充填により一体化し正極触媒シート１５とし、更に、
その上にセパレータ１３が圧着されている。１９は空気
拡散紙であり、空気孔２０を覆うように正極容器１７の
内側に載置されている。ゲル状亜鉛負極１２を収納した
負極容器１１と正極容器１７との間には封口ガスケット
１４を設け、正極容器１７の周辺をかしめ加工により封
口されている。封口性を向上させるために、負極容器１
１の周辺部の強度を向上させ、更に、負極空隙部から終
端部までの距離を稼ぐために、負極容器周縁に折り返し
部１１ａを設けている。
【０００６】このように電解液と終端部までを隔離する
理由は、この種の電池は一般的に、局部反応による水素
ガス発生を防止するために、水素過電圧の高い金属、例
えば銅などの金属をメッキやクラッド法により負極容器
の基材となる鉄やステンレス鋼の負極容器内表面を覆っ
ているが、負極容器の終端面は基材が露出するためであ
る。
理由は、この種の電池は一般的に、局部反応による水素
ガス発生を防止するために、水素過電圧の高い金属、例
えば銅などの金属をメッキやクラッド法により負極容器
の基材となる鉄やステンレス鋼の負極容器内表面を覆っ
ているが、負極容器の終端面は基材が露出するためであ
る。
【０００７】従来の円形の負極容器であれば、折り返し
部は、均一に成形できるが、角形の負極容器で、折り返
しを成形する場合、各角のＲ部と直線部とでは材料の伸
びが異なることから安定して成形することは不可能であ
った。
部は、均一に成形できるが、角形の負極容器で、折り返
しを成形する場合、各角のＲ部と直線部とでは材料の伸
びが異なることから安定して成形することは不可能であ
った。
【０００８】一方、従来の空気電池においても、負極容
器成形の簡略化と負極空隙の拡大を目的に、図５に示す
如き空気電池が用いられている。図において、２１は負
極容器、２２はゲル状亜鉛負極、２３はセパレータ、２
４は封口ガスケット、２５は正極触媒シート、２６は正
極集電体、２７は正極容器、２８は撥水膜、２９は空気
拡散紙，３０は空気孔である。
器成形の簡略化と負極空隙の拡大を目的に、図５に示す
如き空気電池が用いられている。図において、２１は負
極容器、２２はゲル状亜鉛負極、２３はセパレータ、２
４は封口ガスケット、２５は正極触媒シート、２６は正
極集電体、２７は正極容器、２８は撥水膜、２９は空気
拡散紙，３０は空気孔である。
【０００９】この空気電池では、折り返し部のない負極
容器２１を用いる構成が図４の空気電池とは異なる。こ
のような形状にすると、角型の負極容器を成形すること
は容易である。そして、負極容器開口端面と電解液との
隔離は、封口ガスケット２４の底面部に前記終端面を押
さえ付け、食い込ませることで、電解液の侵入を防止し
ていた。しかし、終端面を上方より押さえ付けた場合、
その下方に位置する正極体へ局部的な加圧が生じ、正極
体の潰れにより正極体の反りが生じることがある。円形
の電池の場合、この正極体の反りは球状となり、全面で
均等化することで局所的な変形は抑えられるが、角形の
電池の場合、この反りが各角のＲ部近傍に集中し、局所
的に過度の変形が発生する。この変形により正極体に亀
裂が発生し、漏液するといった問題が生じる。また、正
極缶のかしめ時に過度の加圧がかかった場合、封口ガス
ケット弾性範囲を超えて割れが発生し、漏液につながる
場合もある。さらに、角形電池の場合、各辺の直線部
は、かしめ時のスプリングバックが生じやすく、各Ｒ部
と比較して封口の加圧が不十分となり、封口性悪化によ
る漏液が発生する恐れがある。本発明は、このような問
題を解決するためのもので、その目的は、封口性を向上
し、安全で信頼性の高い角形空気電池を提供することに
ある。
容器２１を用いる構成が図４の空気電池とは異なる。こ
のような形状にすると、角型の負極容器を成形すること
は容易である。そして、負極容器開口端面と電解液との
隔離は、封口ガスケット２４の底面部に前記終端面を押
さえ付け、食い込ませることで、電解液の侵入を防止し
ていた。しかし、終端面を上方より押さえ付けた場合、
その下方に位置する正極体へ局部的な加圧が生じ、正極
体の潰れにより正極体の反りが生じることがある。円形
の電池の場合、この正極体の反りは球状となり、全面で
均等化することで局所的な変形は抑えられるが、角形の
電池の場合、この反りが各角のＲ部近傍に集中し、局所
的に過度の変形が発生する。この変形により正極体に亀
裂が発生し、漏液するといった問題が生じる。また、正
極缶のかしめ時に過度の加圧がかかった場合、封口ガス
ケット弾性範囲を超えて割れが発生し、漏液につながる
場合もある。さらに、角形電池の場合、各辺の直線部
は、かしめ時のスプリングバックが生じやすく、各Ｒ部
と比較して封口の加圧が不十分となり、封口性悪化によ
る漏液が発生する恐れがある。本発明は、このような問
題を解決するためのもので、その目的は、封口性を向上
し、安全で信頼性の高い角形空気電池を提供することに
ある。
【００１０】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の角形空気電池は、正極容器は空気孔及び
空気拡散層を形成し，その中央が平坦な突出部と、その
外周部に外方へ延びた外周平坦部と、この平坦部外周よ
り上方へ延びた外壁部を有し、前記外周平坦部内面にシ
ート状空気極が載置され、更にその上方より封口ガスケ
ットを介して負極容器の外周平坦部が重ね合わされてい
て、前記正極外壁部を内方へかしめることにより、前記
正極体外周部が負極容器平坦部と正極容器外周平坦部に
よって、封口ガスケットを介して挟持されたことを特徴
とするものである。
めに、本発明の角形空気電池は、正極容器は空気孔及び
空気拡散層を形成し，その中央が平坦な突出部と、その
外周部に外方へ延びた外周平坦部と、この平坦部外周よ
り上方へ延びた外壁部を有し、前記外周平坦部内面にシ
ート状空気極が載置され、更にその上方より封口ガスケ
ットを介して負極容器の外周平坦部が重ね合わされてい
て、前記正極外壁部を内方へかしめることにより、前記
正極体外周部が負極容器平坦部と正極容器外周平坦部に
よって、封口ガスケットを介して挟持されたことを特徴
とするものである。
【００１１】以上のように、角形空気電池の封口部の構
造を用いることにより、封口部かしめ時の正極体の反り
がなくなり、また、封口部のかしめ状態も均一化するこ
とで、角形空気電池の封口性が良好になり、漏液を防止
できる。
造を用いることにより、封口部かしめ時の正極体の反り
がなくなり、また、封口部のかしめ状態も均一化するこ
とで、角形空気電池の封口性が良好になり、漏液を防止
できる。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図を
参照して説明する。図１は本発明の一実施例である角形
空気電池の全体図であり、同図（Ａ）は平面図、同図
（Ｂ）は側面図、また図２は図１のＸ部分の拡大断面図
である。
参照して説明する。図１は本発明の一実施例である角形
空気電池の全体図であり、同図（Ａ）は平面図、同図
（Ｂ）は側面図、また図２は図１のＸ部分の拡大断面図
である。
【００１３】図に示すように、本実施例の角形空気電池
は、底面に空気孔１０を有する突出部外周に平坦部を設
けた正極容器７の前記外周平坦部上面に、ＰＴＦＥ膜か
らなる撥水膜８と正極体及びセパレータ３が載置されて
いる。正極体は活性炭、マンガン酸化物、導電材、ＰＴ
ＦＥ粉からなる正極触媒粉をニッケルメッキされたステ
ンレスネット製の正極集電体６に圧着充填により一体化
された正極触媒シート５とし、更に、撥水膜８とは別の
ＰＴＦＥ膜がセパレータ３と反対面に圧着されている。
９は空気拡散紙であり、空気孔１０を覆うように正極容
器７の内側に載置されている。
は、底面に空気孔１０を有する突出部外周に平坦部を設
けた正極容器７の前記外周平坦部上面に、ＰＴＦＥ膜か
らなる撥水膜８と正極体及びセパレータ３が載置されて
いる。正極体は活性炭、マンガン酸化物、導電材、ＰＴ
ＦＥ粉からなる正極触媒粉をニッケルメッキされたステ
ンレスネット製の正極集電体６に圧着充填により一体化
された正極触媒シート５とし、更に、撥水膜８とは別の
ＰＴＦＥ膜がセパレータ３と反対面に圧着されている。
９は空気拡散紙であり、空気孔１０を覆うように正極容
器７の内側に載置されている。
【００１４】一方、ニッケル−ステンレス−銅の３層ク
ラッド材を成形加工した負極容器１の周縁平坦部には、
ポリアミド樹脂を基剤としたシール剤を予め塗布し、更
に、同様に予めシール剤を塗布乾燥した断面Ｌ字型のポ
リアミド樹脂からなる封口ガスケット４を嵌合し、１２
０℃で加熱圧着し一体化している。この負極容器１の中
央空隙部に負極亜鉛ゲル２を充填し、更に、正極容器７
内のセパレータ３に負極亜鉛ゲル２が接するように負極
容器１を載置している。その後、正極容器７の側壁部を
開口部内方へかしめ、正極体周縁部を挟持すると共に，
密封するように構成されている。
ラッド材を成形加工した負極容器１の周縁平坦部には、
ポリアミド樹脂を基剤としたシール剤を予め塗布し、更
に、同様に予めシール剤を塗布乾燥した断面Ｌ字型のポ
リアミド樹脂からなる封口ガスケット４を嵌合し、１２
０℃で加熱圧着し一体化している。この負極容器１の中
央空隙部に負極亜鉛ゲル２を充填し、更に、正極容器７
内のセパレータ３に負極亜鉛ゲル２が接するように負極
容器１を載置している。その後、正極容器７の側壁部を
開口部内方へかしめ、正極体周縁部を挟持すると共に，
密封するように構成されている。
【００１５】また、ゲル状亜鉛負極２は、亜鉛合金粉と
アルカリ電解液とゲル化剤を混合攪拌したものである。
ここで、亜鉛合金粉は１００〜３００μｍ程度の粒度で
アルミニウム、ビスマス、インジウム等を添加した汞化
あるいは無汞化のもので、アルカリ電解液は２５〜４０
ｗｔ％程度の水酸化カリウム水溶液、ゲル化剤はポリア
クリル酸等を使用する。
アルカリ電解液とゲル化剤を混合攪拌したものである。
ここで、亜鉛合金粉は１００〜３００μｍ程度の粒度で
アルミニウム、ビスマス、インジウム等を添加した汞化
あるいは無汞化のもので、アルカリ電解液は２５〜４０
ｗｔ％程度の水酸化カリウム水溶液、ゲル化剤はポリア
クリル酸等を使用する。
【００１６】従来、封口ガスケットは射出成形による略
Ｌ字型を使用していたが、本発明では図３の角形空気電
池の封口手順に示す如く、シートを角リング状に打ち抜
いた封口ガスケット４も使用することが可能となる。す
なわち、図３（Ａ）のように角リング状封口ガスケット
４上に負極容器１を載置した後、同図（Ｂ）のように正
極容器７内に入れ、図示しない押圧器にて加圧すること
で、同図（Ｃ）のように所望の電池が得られる。これに
より、封口ガスケットの製造が容易になると共に、封口
部の薄肉化が可能となるので、電池の薄型化も容易とな
る。
Ｌ字型を使用していたが、本発明では図３の角形空気電
池の封口手順に示す如く、シートを角リング状に打ち抜
いた封口ガスケット４も使用することが可能となる。す
なわち、図３（Ａ）のように角リング状封口ガスケット
４上に負極容器１を載置した後、同図（Ｂ）のように正
極容器７内に入れ、図示しない押圧器にて加圧すること
で、同図（Ｃ）のように所望の電池が得られる。これに
より、封口ガスケットの製造が容易になると共に、封口
部の薄肉化が可能となるので、電池の薄型化も容易とな
る。
【００１７】（実施例）実施例として、厚さ０．４ｍｍ
の正極体と、底面厚さ０．５ｍｍの封口ガスケットと、
板厚０．３ｍｍの負極容器及び正極容器を用いて、図１
に示す短辺２５ｍｍ、長辺５０ｍｍ、厚さ４．５ｍｍの
角形空気亜鉛電池を作製し、これを実施例電池とした。
の正極体と、底面厚さ０．５ｍｍの封口ガスケットと、
板厚０．３ｍｍの負極容器及び正極容器を用いて、図１
に示す短辺２５ｍｍ、長辺５０ｍｍ、厚さ４．５ｍｍの
角形空気亜鉛電池を作製し、これを実施例電池とした。
【００１８】（比較例）封口部形状を図５に示す従来の
ボタン形空気電池と同様の折り返し無しの負極容器とし
たこと以外は、実施例１と同様な構成の角形空気亜鉛電
池を作製し、比較例電池とした。
ボタン形空気電池と同様の折り返し無しの負極容器とし
たこと以外は、実施例１と同様な構成の角形空気亜鉛電
池を作製し、比較例電池とした。
【００１９】上記実施例及び比較例の角形空気亜鉛電池
を、４５℃−９３％に４０日間貯蔵した際の漏液発生数
を調査した。その結果を表１に示す。表１より、比較例
電池では漏液が発生したのに対し、実施例電池では漏液
の発生は全くなく、封口が保たれていた。
を、４５℃−９３％に４０日間貯蔵した際の漏液発生数
を調査した。その結果を表１に示す。表１より、比較例
電池では漏液が発生したのに対し、実施例電池では漏液
の発生は全くなく、封口が保たれていた。
【００２０】
【表１】
【００２１】比較例電池で漏液が発生した原因として
は、正極容器の側壁部を開口部内方へかしめ密封する
際、負極容器の開口部終端面への電解液の侵入を防ぐた
め、封口パッキングへ押さえ込んで食い込ませている
が、これにより、正極体には局部的に加圧力がかかり、
局部的な変形、更には正極体及びＰＴＦＥ膜に亀裂を生
じ、漏液が発生した。これに対し、実施例電池では、正
極容器と負極容器の平坦部で挟持していることから正極
体の反りの発生がなく、また、かしめの際、十分な加圧
力を印加することができ、かつかしめ形状も安定するこ
とから、漏液の発生もなく封口性が良好となる。
は、正極容器の側壁部を開口部内方へかしめ密封する
際、負極容器の開口部終端面への電解液の侵入を防ぐた
め、封口パッキングへ押さえ込んで食い込ませている
が、これにより、正極体には局部的に加圧力がかかり、
局部的な変形、更には正極体及びＰＴＦＥ膜に亀裂を生
じ、漏液が発生した。これに対し、実施例電池では、正
極容器と負極容器の平坦部で挟持していることから正極
体の反りの発生がなく、また、かしめの際、十分な加圧
力を印加することができ、かつかしめ形状も安定するこ
とから、漏液の発生もなく封口性が良好となる。
【００２２】以上のように本発明の角形空気電池は、電
池の大型化、更には、機器への容積効率向上のため、角
形化した場合でも封口性を良好に保ち、漏液発生の問題
を解決し、従来のボタン型、コイン型と同等の信頼性を
確保することができる。
池の大型化、更には、機器への容積効率向上のため、角
形化した場合でも封口性を良好に保ち、漏液発生の問題
を解決し、従来のボタン型、コイン型と同等の信頼性を
確保することができる。
【００２３】なお、本発明は上記実施例のみに限定され
るものではなく、例えば、本発明に直接影響を及ぼさな
い負極活物質、ゲル化剤、電解液濃度、正極触媒、等の
要素については本発明の範囲を逸脱しない限り、変更し
て差支えない。
るものではなく、例えば、本発明に直接影響を及ぼさな
い負極活物質、ゲル化剤、電解液濃度、正極触媒、等の
要素については本発明の範囲を逸脱しない限り、変更し
て差支えない。
【００２４】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
封口性を良好に保ち、漏液発生の問題を解決し、信頼性
の高い角形空気電池を提供することができる。
封口性を良好に保ち、漏液発生の問題を解決し、信頼性
の高い角形空気電池を提供することができる。
【図１】本発明の一実施例である角形空気電池であり、
（Ａ）は正面図、（Ｂ）は側面図。
（Ａ）は正面図、（Ｂ）は側面図。
【図２】図１のＸ部分の拡大断面図。
【図３】図１の角形空気電池の封口手順を示す図。
【図４】従来のボタン形空気電池の断面図。
【図５】従来の他のボタン形空気電池の断面図。
１，１１，２１…負極容器、２，１２，２２…ゲル状亜
鉛負極、３，１３，２３…セパレータ、４，１４，２４
…封口ガスケット、５，１５，２５…正極触媒層、６，
１６，２６…正極集電体、７，１７，２７…正極容器、
８，１８，２８…撥水膜、９，１９，２９…空気拡散
紙、１０，２０，３０…空気孔。
鉛負極、３，１３，２３…セパレータ、４，１４，２４
…封口ガスケット、５，１５，２５…正極触媒層、６，
１６，２６…正極集電体、７，１７，２７…正極容器、
８，１８，２８…撥水膜、９，１９，２９…空気拡散
紙、１０，２０，３０…空気孔。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小方 秀之 東京都品川区南品川三丁目４番10号 東芝 電池株式会社内 (72)発明者 塚越 敦志 東京都品川区南品川三丁目４番10号 東芝 電池株式会社内 Ｆターム(参考） 5H011 AA17 CC06 DD14 DD15 FF03 GG02 GG05 GG08 HH02 JJ11 JJ25 JJ27 5H032 AA01 BB04 CC01 CC04 CC11 EE04 EE12 EE15 HH05
Claims (4)
- 【請求項１】 酸素還元触媒層と金属スクリーンからな
るシート状正極体を収納した正極容器と、負極活物質を
収納した負極容器とを、封口ガスケットを介して封口し
た角形空気電池において、前記負極容器は中央平坦部と
連続した側壁部により負極活物質を収納する空所と、前
記側壁部に連続して外周方向へ延びた平坦部を有し、前
記正極容器は空気孔及び空気拡散層を形成した中央が平
坦な突出部と，その外周部に外方へ延びた外周平坦部
と，前記外周平坦部周縁より上方へ延びた外壁部を有
し、前記外周平坦部内面にシート状空気極が載置され、
更にその上方より前記封口ガスケットを介して前記負極
容器の外周平坦部が重ね合わされていて、前記正極外壁
部を内方へかしめることにより、前記正極体の周縁部
が、前記負極容器平坦部と前記正極容器外周平坦部によ
って、前記封口ガスケットを介して挟持されたことを特
徴とする角形空気電池。 - 【請求項２】 前記負極容器の外周平坦部に予めシール
剤が塗布され、封口ガスケットと接着され、さらに少な
くとも前記シール剤の融点以上の温度により、加温圧着
されていることを特徴とする請求項１記載の角形空気電
池。 - 【請求項３】 前記ガスケットが、ポリオレフィンもし
くは、ポリアミド樹脂を基材とすることを特徴とする請
求項２記載の角形空気電池。 - 【請求項４】 前記封口ガスケットがリング状のシート
であることを特徴とする請求項２記載の角形空気電池。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32645499A JP2001143670A (ja) | 1999-11-17 | 1999-11-17 | 角形空気電池 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32645499A JP2001143670A (ja) | 1999-11-17 | 1999-11-17 | 角形空気電池 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001143670A true JP2001143670A (ja) | 2001-05-25 |
Family
ID=18188002
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32645499A Pending JP2001143670A (ja) | 1999-11-17 | 1999-11-17 | 角形空気電池 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001143670A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106960946A (zh) * | 2017-05-08 | 2017-07-18 | 宁波必霸能源有限公司 | 扣式电池负极顶和负极组合及碱性扣式电池 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5834578A (ja) * | 1981-08-25 | 1983-03-01 | Toshiba Corp | アルカリ・空気電池 |
| JPH1040883A (ja) * | 1996-07-23 | 1998-02-13 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 偏平形有機電解質電池とその電池の封口板への接着剤の塗着方法 |
-
1999
- 1999-11-17 JP JP32645499A patent/JP2001143670A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5834578A (ja) * | 1981-08-25 | 1983-03-01 | Toshiba Corp | アルカリ・空気電池 |
| JPH1040883A (ja) * | 1996-07-23 | 1998-02-13 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 偏平形有機電解質電池とその電池の封口板への接着剤の塗着方法 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106960946A (zh) * | 2017-05-08 | 2017-07-18 | 宁波必霸能源有限公司 | 扣式电池负极顶和负极组合及碱性扣式电池 |
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