JP2001143188A - パルスレーザ式走行車両検出装置 - Google Patents

パルスレーザ式走行車両検出装置

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JP2001143188A
JP2001143188A JP31948699A JP31948699A JP2001143188A JP 2001143188 A JP2001143188 A JP 2001143188A JP 31948699 A JP31948699 A JP 31948699A JP 31948699 A JP31948699 A JP 31948699A JP 2001143188 A JP2001143188 A JP 2001143188A
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pulse laser
vehicle
laser
road
laser beam
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JP31948699A
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English (en)
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Shigeki Yamagata
茂樹 山片
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】パルスレーザ式走行車両検出装置において、通
常走行車両のみならず、並走車両群や車間距離の小さな
縦列走行車両群の位置、速度等の走行諸元や車長、車幅
等の車両諸元を、高い精度で分離検出できることが必要
である。 【解決手段】道路両脇の任意の路側に設置したパルスレ
ーザ距離計とデータ処理部を含むレーザセンサと、前記
パルスレーザ距離計から照射されたパルスレーザビーム
を所定の反射角度で反射するように前記路側に設置した
複数の反射ミラーとで構成するレーザセンサ/反射ミラ
ー部を複数備え、さらに、前記レーザセンサからのデー
タを処理する統合処理部とを備えて、前記パルスレーザ
ビームを前記複数の反射ミラーを用いて前記道路の上で
折り返して反射することにより、走行している車両を検
出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、道路上を走行す
る車両の通過時刻や位置を検出するパルスレーザ式走行
車両検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、走行車両の検出、計測は、通過車
両台数のカウントを可視カメラで行っている程度であっ
た。一方で、事故や渋滞を無くし、自動運転を含めた最
適な運転環境の提供を目指したAHS(Advance
d crise−assistHighway Sys
tem)では、路面の上を走行する個々の車両の走行状
況(位置、速度、進行方向、車間等)を正確に把握する
事が必須である。
【0003】現在、そのために、可視光線や赤外線等の
画像センサを用いて、走行車両検出装置の開発が進めら
れているが、画像センサを用いた計測では、車両の位置
計測精度が低い、重なり車両の分離識別が困難、信号処
理に関する負荷が非常に重いといった欠点があった。
【0004】また、レーザを用いた従来の検出方式で
は、レーザビームの2次元スキャニング機構が必要であ
るため、計測に時間がかかり、高速で走行している車両
の検出には不向きであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】パルスレーザ式走行車
両検出装置において、通常走行車両のみならず、並走車
両群や車間距離の小さな縦列走行車両群の位置、速度等
の走行諸元や車長、車幅等の車両諸元を、高い精度で分
離検出できることが課題である。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めに、請求項1の発明は、道路の路側に設置したパルス
レーザ距離計と道路を走行する車両の通過に関する通過
車両情報を処理するデータ処理部とを含んでレーザセン
サを構成し、前記パルスレーザ距離計から照射されたパ
ルスレーザビームを所定の反射角度で反射するように前
記路側に設置した複数の反射ミラーと前記レーザセンサ
を含んで構成されるレーザセンサ/反射ミラー部と、前
記レーザセンサからの通過車両情報を処理する統合処理
部とを備えて、前記複数の反射ミラーを用いて前記パル
スレーザビームを前記道路の路面上で折り返して反射さ
せることにより、走行している車両を検出する。
【0007】また、請求項2の発明は、パルスレーザビ
ームを照射する第1のパルスレーザ距離計と道路を走行
する車両の通過に関する通過車両情報を処理する第1の
データ処理部とを含んで道路の路側に設置された第1の
レーザセンサと、前記第1のレーザセンサが設置された
路側の反対側の路側に設置され前記第1のパルスレーザ
距離計が照射したパルスレーザビームを道路の横断方向
に対して第1の所定の反射角度で反射する第1の反射ミ
ラーと、前記第1のレーザセンサが設置された路側に設
置され前記第1の反射ミラーによって反射されたパルス
レーザビームを前記道路の横断方向に対して第2の所定
の反射角度で反射する第2の反射ミラーと、前記第1の
レーザセンサからの通過車両情報を処理する統合処理部
とを備えて、走行する前記車両が道路の路面上に無い場
合には、前記パルスレーザビームを道路の路面上で2回
折り返して反射させることにより、走行している車両を
検出する。
【0008】さらに、請求項3の発明は、前記レーザセ
ンサ/反射ミラー部を複数備える。
【0009】さらに、請求項4の発明は、前記第1のパ
ルスレーザ距離計の上下左右などの近傍に第2のパルス
レーザ距離計と第2のデータ処理部とを含んで構成され
る第2のレーザセンサを設置し、この第2のパルスレー
ザ距離計からもパルスレーザビームを照射し、前記第1
の反射ミラーと前記第2の反射ミラーとによって反射さ
せる。
【0010】さらに、請求項5の発明は、前記第1の反
射ミラーと前記第2の反射ミラーを含んでN(Nは正の
整数)台の反射ミラーを前記路側に交互に設置し、前記
パルスレーザビームをN回反射させる。
【0011】さらに、請求項6の発明は、前記第1のレ
ーザセンサが設置されている反対側の路側に第3のパル
スレーザ距離計と第3のデータ処理部とを含む第3のレ
ーザセンサを設置し、前記第1のレーザセンサが設置さ
れている路側に設置した第3の反射ミラーと前記第3の
レーザセンサが設置されている路側に設置した第4の反
射ミラーとで前記第3のパルスレーザ距離計から照射さ
れたパルスレーザビームを反射させる。
【0012】さらに、請求項7の発明は、前記第1の所
定の反射角度と前記第2の所定の反射角度が等しい。
【0013】さらに、請求項8の発明は、前記第1のパ
ルスレーザ距離計が照射したパルスレーザビームと前記
第2の反射ミラーが反射するパルスレーザビームとが前
記道路の横断方向に平行である。
【0014】さらに、請求項9の発明は、前記パルスレ
ーザビームが前記道路の路面に対して水平である。
【0015】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態の構成)第1
の実施の形態の運用概念を図1、その構成を図2に示
す。第1の実施の形態は、レーザセンサ/反射ミラー部
70〜72と統合処理部6とを含んで構成される。
【0016】レーザセンサ/反射ミラー部70は、レー
ザセンサ20と反射ミラー40、41で構成され、レー
ザセンサ/反射ミラー部71は、レーザセンサ21と反
射ミラー42、43で構成され、レーザセンサ/反射ミ
ラー部72は、レーザセンサ22と反射ミラー44、4
5で構成される。レーザセンサ20〜22と反射ミラー
40〜45は道路10の路側13、14に設置されてい
る。
【0017】レーザセンサ20はパルスレーザ距離計2
01とデータ処理部202とを含んで構成され、レーザ
センサ21はパルスレーザ距離計211とデータ処理部
212とを含んで構成され、レーザセンサ22はパルス
レーザ距離計221とデータ処理部222とを含んで構
成される。
【0018】図1、2に示す様に、パルスレーザビーム
30、32、35を照射するパルスレーザ距離計20
1、211、221と、その検出データ(通過車両情
報)の1次処理を行うデータ処理部202、212、2
22を含んで構成されたレーザセンサ20、21、22
を、路側13に所定の間隔で、パルスレーザビーム3
0、32、35が路面15に対して水平で、横断方向1
1に対して平行に照射するように設置する。この説明で
はパルスレーザビーム30、32、35が路面15に対
して水平としているが、必ずしも水平である必要はな
く、適宜設定することが可能である。また、パルスレー
ザビーム30、32、35が横断方向11に対して平行
として説明しているが、必ずしも平行である必要はな
く、適宜設定することが可能である。
【0019】パルスレーザビーム30、32、35は走
行車両に遮られない場合、道路10の反対側の路側14
に設置された反射ミラー40、42、44によって所定
の反射角度φで反射され、再び道路10上へ折り返され
それぞれパルスレーザビーム31、33、36となる。
ここで、所定の反射角度φは任意に設定することが可能
である。
【0020】この折り返されたパルスレーザビーム3
1、33、36も道路10上の走行車両に遮られなけれ
ば、それぞれ反射ミラー41、43、45によって所定
の反射角度φで反射されそれぞれパルスレーザビーム3
0、32、35に対して平行な角度で道路10上に折り
返される。パルスレーザビーム33は反射されてパルス
レーザビーム34となり、パルスレーザビーム36は反
射されてパルスレーザビーム37となる。
【0021】このようにして、パルスレーザ距離計20
1、211、221から照射されたパルスレーザビーム
30、32、35は、反射ミラー40〜45によって反
射され道路10の路面15上を複数回往復し、走行して
いる車両50〜52がパルスレーザビーム30〜37を
遮ると、その時の車両の車頭の通過時刻th、車両の車
尾の通過時刻tv及び車両の側面ボディの位置R(t)
を検出、計測する。ここで、車頭の通過時刻th、車尾
の通過時刻tv及び側面ボディの位置R(t)を合わせ
て通過車両情報と呼ぶ。
【0022】レーザセンサ/反射ミラー部を構成する1
台のレーザセンサと2台の反射ミラーによって道路上に
張られたパルスレーザビームを遮って走行する車両は、
異なる方向から、異なる時刻にパルスレーザビームを最
大3回遮ることになる。その時に得られる時間/計測方
向が異なる通過車両情報を用いれば、速度、車幅/車長
が求まり、かつ片側の路側からでは隠れて検出、計測が
できない走行車両の検出、計測も可能になる。
【0023】統合処理部6では、所定の間隔で連続的に
設置されたレーザセンサ20〜22からの通過車両情報
を、統合的に処理し、速度補正、加速度算出及び任意時
刻における車両位置推定を行う。
【0024】次に、図1及び図2において走行している
車両が存在していないレーザセンサ/反射ミラー部72
の場合の構成についてさらに説明する。
【0025】パルスレーザ距離計221とデータ処理部
222を含むレーザセンサ22が道路10の路側13に
設置されている。パルスレーザ距離計221からパルス
レーザビーム35が路側14に設置されている反射ミラ
ー44に向けて照射される。パルスレーザビーム35は
横断方向11に対して平行であり、道路10の路面15
に対しては水平であり、反射ミラー44によって反射さ
れ、パルスレーザビーム36となり、パルスレーザビー
ム36は反射ミラー45で反射されてパルスレーザビー
ム37となる。 (第1の実施の形態で車両が無い場合の動作)次に、第
1の実施の形態で車両50〜52が路面15に無い場合
として、レーザセンサ/反射ミラー部72における動作
について、図1、2を用いて説明する。
【0026】パルスレーザ距離計221とデータ処理部
222を含むレーザセンサ22が道路10の路側13に
設置されており、パルスレーザ距離計221からパルス
レーザビーム35が路側14に設置されている反射ミラ
ー44に向けて照射される。パルスレーザビーム35は
横断方向11に対して平行であり、道路10の路面15
に対しては水平である。
【0027】横断方向11に照射されたパルスレーザビ
ーム35は路面15の上に遮る車両がないので、反射ミ
ラー44によって反射され、パルスレーザビーム36と
なる。この際、パルスレーザビーム35とパルスレーザ
ビーム36は反射角度φの角度を形成する。パルスレー
ザビーム36は、路面15の上で遮る車両がないので、
反射ミラー45で再度反射されてパルスレーザビーム3
7となる。この際、パルスレーザビーム36とパルスレ
ーザビーム37とは反射角度φの角度を形成する。パル
スレーザビーム37も路面15の上で遮る車両がないの
で、横断方向11へ反射される。(第1の実施の形態で
単独の車両の検出の動作)次に、第1の実施の形態で単
独の車両の検出の動作として、図1、2で、レーザセン
サ/反射ミラー部71における単独の車両52の検出の
動作について説明する。
【0028】単独の車両52がパルスレーザ距離計21
1とデータ処理部212を含むレーザセンサ21と反射
ミラー42、43の設置位置を通過するとする。パルス
レーザ距離計211からは、パルスレーザビーム32が
照射され、パルスレーザビーム32は反射ミラー42で
反射されパルスレーザビーム33となり、パルスレーザ
ビーム33は反射ミラー43で反射され、パルスレーザ
ビーム34になっている。路面15の上にはパルスレー
ザビーム32〜34が飛び交う状態になっている。
【0029】この時まず、走行している車両52は2回
折り返されたパルスレーザビーム34で進行方向12の
右側から通過車両情報として、車両の側面ボディの位置
R2(t)、車両の車頭の通過時刻th2、車両の車尾の
通過時刻tv2が検出、計測される。
【0030】続いて、車両52が進行方向12の方向に
走行すると、1回折り返されたパルスレーザビーム33
によって、道路10反対側の路側14から通過車両情報
として、車両の側面ボディの位置R1(t)、車両の車
頭の通過時刻th1、車両の車尾の通過時刻tv1が検
出、計測される。
【0031】さらに、車両52が進行方向12の方向に
走行すると、パルスレーザビーム32によって、同様に
通過車両情報として、車両の側面ボディの位置R0
(t)、車両の車頭の通過時刻th0、車両の車尾の通
過時刻tv0が検出、計測される。レーザセンサ21の
データ処理部212ではこれらの通過車両情報を用いる
ことにより、車幅/車長、及びセンサ設置点での通過速
度、加速度を算出することができる。この場合には、車
両52はパルスレーザビーム32によって3回検出、計
測されることになる。 (第1の実施の形態で並走している車両の検出の動作)
次に、第1の実施の形態で並走している車両の検出の動
作として、図1、2でレーザセンサ/反射ミラー部70
における並走している車両50、51の検出の動作につ
いて説明する。
【0032】車両50と車両51とが並走し、レーザセ
ンサ20の設置位置からは、手前の車両50に隠れて見
えない隠れ車両として車両51が存在するとする。つま
り、車両50と車両51とは並走車両になっている。こ
の時、パルスレーザビーム30が反射ミラー40で折り
返されたパルスレーザビーム31は横断方向11に対し
て反射角度φで折り返されているので、隠れ車両となっ
ている車両51のボディにパルスレーザビーム31を照
射することができ、車両51の通過車両情報を検出、計
測することができる。車両51に対して、レーザセンサ
20では、1つの通過車両情報しか得ることができず、
その場合、速度や車幅を計測することはできないが、隠
れ車両として車両51の存在と、その通過時刻を高精度
に検出できるという大きな効果がある。
【0033】そして、このような並走がしばらく続くな
ら、走行している手前の車両50の速度と等しい速度で
隠れ車両となっている車両51が走行していると判断で
きるし、異なる速度で走行しているなら、次のレーザセ
ンサ設置地点では、車頭か車尾は見えてくることからこ
の場合の車両走行状況把握も十分に可能である。
【0034】統合処理部6では、同一車両に対する複数
のレーザセンサの通過車両情報を統合し、上記のレーザ
センサ20の隠れ車両となっている車両51の場合のよ
うに、1つのレーザセンサで十分な検出、計測ができな
かった通過車両に対して、他のレーザセンサ情報を用い
て、通過車両情報を補完したり、同一車両に対する複数
のレーザセンサの通過車両情報を用いて、道路上広域の
車両走行状況を把握し、任意時刻における車両走行状況
を推定する。 (第2の実施の形態)図3は、第2の実施の形態の構成
を示す。図1に示すレーザセンサ22の近傍にパルスレ
ーザ距離計231とデータ処理部232とで構成された
レーザセンサ23が設置される。パルスレーザ距離計2
31が照射するパルスレーザビーム38は、路側14に
設置された反射ミラー44で1回目の反射を受け、さら
に路側13に設置された反射ミラー45によって2回目
の反射を受け、路面15上を折り返すことになる。この
結果、パルスレーザビーム35の上下左右の方向に複数
のパルスレーザビームを照射することができる。
【0035】以上の説明では、パルスレーザビームはパ
ルスレーザビーム35、38の2本であるが、同様にレ
ーザセンサを付加することにより、さらに多くのパルス
レーザビームを照射して、より多くの情報を取得し、さ
らに高い性能の走行車両検出装置を提供することができ
る。 (第3の実施の形態)図4は第3の実施の形態を示す。
図1に示すレーザセンサ22が設置されている路側13
の反対側の路側14にパルスレーザ距離計241とデー
タ処理部242とを含んで構成されたレーザセンサ24
が設置されている。パルスレーザ距離計241が照射す
るパルスレーザビーム39を反射する反射ミラー46が
路側13に設置され、反射ミラー46で反射したパルス
レーザビームを反射する反射ミラー47が路側14に設
置されている。
【0036】道路10の路側13と路側14にそれぞれ
レーザセンサ22とレーザセンサ24を設置し、路面1
5上でパルスレーザビーム35、39を折り返すことに
よって、より多くの情報が得られ、さらに高い性能の
「車両概形」計測などが可能になる走行車両検出装置を
提供することができる。 (第4の実施の形態)第4の実施の形態は、反射ミラー
の数量を増加した形態であり、図2を参照して説明す
る。レーザセンサ/反射ミラー部72において、パルス
レーザビーム35は路側14に設置された反射ミラー4
4と路側13に設置された反射ミラー45によって、2
回折り返されている。さらに反射ミラーを路側14と路
側13とに交互に設置して、設置する台数を増加させる
ことにより、さらに多くの折り返しが可能になる。反射
ミラー44、45を含み反射ミラーをN(Nは正の整
数)台設置すると、パルスレーザビーム35をN回反射
することができ、隠れ車両の速度、加速度計測が可能に
なるなど、より高い性能の「並走車両」計測に強い走行
車両検出装置を提供することができる。
【0037】
【発明の効果】以上のように、この発明では道路の横断
方向に照射され、走行する車両に遮られずに道路の路面
上を通過したレーザビームを反射ミラーで再び道路の路
面上に折り返すことにより、1本のレーザビームのみ
で、今まで同種のレーザセンサでは計測が困難であった
並列走行及び小さな車間距離で縦列走行を行っている車
両群の走行諸元や車両諸元の高精度計測を可能にすると
ともに、連続設置された複数のレーザセンサからの情報
を用いることにより、レーザセンサを設置した付近の任
意時刻の車両位置/速度を高精度に推定することが可能
となり、次の効果を奏する。
【0038】第1の効果は、パルスレーザビームの高速
スキャン機構などが不要であり、非常に単純かつ安価な
機器構成で道路上全体の車両状況を把握することができ
る。また、通常の検出手段では検出が困難な並走車両や
車間距離の小さな車両を非常に高い確率で分離検出でき
る。
【0039】第2の効果は、信号処理に係わる負荷が小
さいので検出遅れ時間が非常に小さい。
【0040】第3の効果は、車両の位置、速度検出精度
が非常に高く、車長、車幅検出が可能であり、かつその
検出精度が非常に高い。
【0041】第4の効果は、アクティブな検出方式であ
るため、照明等の特別な設備がなくても24時間検出が
可能であり、設置に当たってガントレやポール等の特別
な構造物は不要である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるパルスレーザ式走行車両検出装
置の第1の実施の形態の運用概念図である。
【図2】この発明によるパルスレーザ式走行車両検出装
置の第1の実施の形態の構成図である。
【図3】この発明によるパルスレーザ式走行車両検出装
置の第2の実施の形態の構成図である。
【図4】この発明によるパルスレーザ式走行車両検出装
置の第3の実施の形態の構成図である。
【符号の説明】
10 道路 11 横断方向 12 進行方向 13 路側 14 路側 15 路面 20 レーザセンサ 201 パルスレーザ距離計 202 データ処理部 21 レーザセンサ 211 パルスレーザ距離計 212 データ処理部 22 レーザセンサ 221 パルスレーザ距離計 222 データ処理部 23 レーザセンサ 231 パルスレーザ距離計 232 データ処理部 24 レーザセンサ 241 パルスレーザ距離計 242 データ処理部 30〜37 パルスレーザビーム 38 パルスレーザビーム 39 パルスレーザビーム 40〜45 反射ミラー 46 反射ミラー 47 反射ミラー 50〜52 車両 6 統合処理部 70〜72 レーザセンサ/反射ミラー部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 道路の路側に設置したパルスレーザ距離
    計と道路を走行する車両の通過に関する通過車両情報を
    処理するデータ処理部とを含んでレーザセンサを構成
    し、前記パルスレーザ距離計から照射されたパルスレー
    ザビームを所定の反射角度で反射するように前記路側に
    設置した複数の反射ミラーと前記レーザセンサを含んで
    構成されるレーザセンサ/反射ミラー部と、前記レーザ
    センサからの通過車両情報を処理する統合処理部とを備
    えて、前記複数の反射ミラーを用いて前記パルスレーザ
    ビームを前記道路の路面上で折り返して反射させること
    により、走行している車両を検出することを特徴とする
    パルスレーザ式走行車両検出装置。
  2. 【請求項2】 パルスレーザビームを照射する第1のパ
    ルスレーザ距離計と道路を走行する車両の通過に関する
    通過車両情報を処理する第1のデータ処理部とを含んで
    道路の路側に設置された第1のレーザセンサと、前記第
    1のレーザセンサが設置された路側の反対側の路側に設
    置され前記第1のパルスレーザ距離計が照射したパルス
    レーザビームを道路の横断方向に対して第1の所定の反
    射角度で反射する第1の反射ミラーと、前記第1のレー
    ザセンサが設置された路側に設置され前記第1の反射ミ
    ラーによって反射されたパルスレーザビームを前記道路
    の横断方向に対して第2の所定の反射角度で反射する第
    2の反射ミラーと、前記第1のレーザセンサからの通過
    車両情報を処理する統合処理部とを備えて、走行する前
    記車両が道路の路面上に無い場合には、前記パルスレー
    ザビームを道路の路面上で2回折り返して反射させるこ
    とにより、走行している車両を検出することを特徴とす
    るパルスレーザ式走行車両検出装置。
  3. 【請求項3】 前記レーザセンサ/反射ミラー部を複数
    備えることを特徴とする請求項1記載のパルスレーザ式
    走行車両検出装置。
  4. 【請求項4】 前記第1のパルスレーザ距離計の上下左
    右などの近傍に第2のパルスレーザ距離計と第2のデー
    タ処理部とを含んで構成される第2のレーザセンサを設
    置し、この第2のパルスレーザ距離計からもパルスレー
    ザビームを照射し、前記第1の反射ミラーと前記第2の
    反射ミラーとによって反射させることを特徴とする請求
    項2記載のパルスレーザ式走行車両検出装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の反射ミラーと前記第2の反射
    ミラーを含んでN(Nは正の整数)台の反射ミラーを前
    記路側に交互に設置し、前記パルスレーザビームをN回
    反射させることを特徴とする請求項2記載のパルスレー
    ザ式走行車両検出装置。
  6. 【請求項6】 前記第1のレーザセンサが設置されてい
    る反対側の路側に第3のパルスレーザ距離計と第3のデ
    ータ処理部とを含む第3のレーザセンサを設置し、前記
    第1のレーザセンサが設置されている路側に設置した第
    3の反射ミラーと前記第3のレーザセンサが設置されて
    いる路側に設置した第4の反射ミラーとで前記第3のパ
    ルスレーザ距離計から照射されたパルスレーザビームを
    反射させることを特徴とする請求項2記載のパルスレー
    ザ式走行車両検出装置。
  7. 【請求項7】 前記第1の所定の反射角度と前記第2の
    所定の反射角度が等しいことを特徴とする請求項2記載
    のパルスレーザ式走行車両検出装置。
  8. 【請求項8】 前記第1のパルスレーザ距離計が照射し
    たパルスレーザビームと前記第2の反射ミラーが反射す
    るパルスレーザビームとが前記道路の横断方向に平行で
    あることを特徴とする請求項2記載のパルスレーザ式走
    行車両検出装置。
  9. 【請求項9】 前記パルスレーザビームが前記道路の路
    面に対して水平であることを特徴とする請求項2記載の
    パルスレーザ式走行車両検出装置。
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