JP2001143070A - パターン認識装置 - Google Patents

パターン認識装置

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JP2001143070A
JP2001143070A JP32255099A JP32255099A JP2001143070A JP 2001143070 A JP2001143070 A JP 2001143070A JP 32255099 A JP32255099 A JP 32255099A JP 32255099 A JP32255099 A JP 32255099A JP 2001143070 A JP2001143070 A JP 2001143070A
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JP32255099A
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Toshitake Hirasawa
利勇 平沢
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】濃淡変化が1次元方向に等間隔で繰り返される
パターンを高精度に認識できるパターン認識装置を提供
する 【解決手段】画像入力部101は、認識対象物100の
所定領域に有するパターンを読取ってパターン画像を入
力する。特定周波数成分抽出部102は、画像入力部1
01により入力された画像のパターン部分にフーリエ変
換のような周波数変換を行なうことにより周波数スペク
トラムを取得した後、この周波数スペクトラムに含まれ
る上記パターンに対応する特定周波数成分データを抽出
する。判定部103は、特定周波数成分抽出部102に
より抽出された各特定周波数成分データに基づいて認識
対象物100上のパターンの良否を判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば、濃淡変
化が1次元方向に短い等間隔で繰り返し印刷された線画
パターンを有する印刷物などの認識対象物から前記線画
パターンを認識するパターン認識装置に関する。
【0002】
【従来の技術】認識対象物を認識する認識装置におい
て、濃淡変化が1次元方向に短い等間隔ピッチで繰り返
し印刷された線画パターンを認識対象に限定した場合、
空間周波数成分を用いた認識方法が有効となる。空間周
波数成分を用いた従来技術として、たとえば、特開平6
−168315号公報では、検査画像からn個の画像周
波数成分フィルタによって得られたn枚の周波数成分画
像と、あらかじめ記憶されている基準画像から得たn枚
の周波数成分画像とを、同一周波数成分画像の画素ごと
に比較を行なうことにより、検査画像を判定する技術が
開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
6−168315号公報では、n枚の周波数成分画像の
画素ごとに基準周波数成分画像と比較判定を行なうた
め、エッジ部では濃淡変化特性のばらつきの影響を受け
易く、判定結果の信頼性を著しく低下させてしまうとい
う問題が生じる。また、画素単位で比較するため、検査
画像と基準画像との位置合わせを正確に行なう必要があ
った。
【0004】そこで、本発明は、濃淡変化が1次元方向
に等間隔で繰り返されるパターンを高精度に認識できる
パターン認識装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のパターン認識装
置は、濃淡変化が1次元方向に等間隔で繰り返されるパ
ターンを有する認識対象物から前記パターンを画像入力
する画像入力手段と、この画像入力手段により入力され
たパターン画像の第2次以上の高調波成分のうち少なく
とも1つの高調波成分データを抽出する特定周波数成分
抽出手段と、この特定周波数成分抽出手段により抽出さ
れた少なくとも1つの高調波成分データに基づき、前記
認識対象物上の前記パターンの良否を判定する判定手段
とを具備している。
【0006】また、本発明のパターン認識装置は、前記
特定周波数成分抽出手段は、前記画像入力手段により入
力されたパターン画像の第2次以上の高調波成分のうち
少なくとも1つの高調波成分データを、前記画像入力手
段により入力されたパターン画像内で直交する2つの1
次元方向の空間フィルタを少なくとも2つ用いて抽出す
ることを特徴とする。
【0007】また、本発明のパターン認識装置は、濃淡
変化が当該認識対象物の搬送方向と直交する方向に等間
隔で繰り返されるパターンを有する認識対象物を搬送す
る搬送手段と、この搬送手段により搬送される前記認識
対象物から前記パターンを画像入力する画像入力手段
と、この画像入力手段により入力されたパターン画像の
第2次以上の高調波成分のうち少なくとも1つの高調波
成分データを抽出する特定周波数成分抽出手段と、この
特定周波数成分抽出手段により抽出された少なくとも1
つの高調波成分データに基づき、前記認識対象物上の前
記パターンの良否を判定する判定手段とを具備してい
る。
【0008】また、本発明のパターン認識装置は、濃淡
変化が1次元方向に等間隔で繰り返されるパターンを有
する認識対象物から前記パターンを画像入力する画像入
力手段と、この画像入力手段により入力されたパターン
画像の基本周波数成分データおよび第2次以上の高調波
成分のうち少なくとも1つの高調波成分データをそれぞ
れ抽出する特定周波数成分抽出手段と、この特定周波数
成分抽出手段により抽出された少なくとも2つの周波数
成分データに基づき、前記認識対象物上の前記パターン
の良否を判定する判定手段とを具備している。
【0009】また、本発明のパターン認識装置は、前記
特定周波数成分抽出手段は、前記画像入力手段により入
力されたパターン画像の基本周波数成分データおよび第
2次以上の高調波成分のうち少なくとも1つの高調波成
分データを、前記画像入力手段により入力されたパター
ン画像内で直交する2つの1次元方向の空間フィルタを
少なくとも2つ用いて抽出することを特徴とする。
【0010】また、本発明のパターン認識装置は、濃淡
変化が当該認識対象物の搬送方向と直交する方向に等間
隔で繰り返されるパターンを有する認識対象物を搬送す
る搬送手段と、この搬送手段により搬送される前記認識
対象物から前記パターンを画像入力する画像入力手段
と、この画像入力手段により入力されたパターン画像の
基本周波数成分データおよび第2次以上の高調波成分の
うち少なくとも1つの高調波成分データをそれぞれ抽出
する特定周波数成分抽出手段と、この特定周波数成分抽
出手段により抽出された少なくとも2つの周波数成分デ
ータに基づき、前記認識対象物上の前記パターンの良否
を判定する判定手段とを具備している。
【0011】また、本発明のパターン認識装置は、濃淡
変化が第1の方向に等間隔で繰り返される第1のパター
ン、および、濃淡変化が前記第1の方向に対して斜めに
交差する第2の方向に等間隔で繰り返される第2のパタ
ーンをそれぞれ有する認識対象物から前記第1のパター
ンおよび第2のパターンを画像入力する画像入力手段
と、この画像入力手段により入力されたパターン画像か
ら、前記第1のパターンに対する第2次以上の高調波成
分のうち少なくとも1つの高調波成分データを抽出する
第1の周波数成分抽出手段と、前記画像入力手段により
入力されたパターン画像から、前記第2のパターンの周
波数成分データを抽出する第2の周波数成分抽出手段
と、これら第1、第2の周波数成分抽出手段により抽出
された各周波数成分データに基づき、前記認識対象物上
の前記パターンの良否を判定する判定手段とを具備して
いる。
【0012】また、本発明のパターン認識装置は、前記
第2の周波数成分抽出手段は、前記画像入力手段により
入力されたパターン画像から、前記第2のパターンに対
する第2次以上の高調波成分のうち少なくとも1つの高
調波成分データを抽出することを特徴とする。
【0013】さらに、本発明のパターン認識装置は、前
記判定手段は、前記第1の周波数成分抽出手段により抽
出された少なくとも1つの高調波成分データ、および、
前記第2の周波数成分抽出手段により抽出された周波数
成分データのうち高周波成分を除いた低周波成分データ
に基づき、前記認識対象物上の前記パターンの良否を判
定することを特徴とする。
【0014】本発明によれば、濃淡変化が1次元方向に
等間隔で繰り返されたパターン領域を画像入力し、入力
されたパターン画像の特徴を示す特定周波数成分データ
を抽出し、抽出した特定周波数成分データに基づき上記
パターンの良否を判定することにより、従来では認識が
困難であった濃淡変化が1次元方向に等間隔で繰り返さ
れるパターンを高精度に認識できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0016】まず、第1の実施の形態について説明す
る。
【0017】図1は、第1の実施の形態に係るパターン
認識装置の構成を概略的に示すものである。このパター
ン認識装置は、認識対象物100の所定領域に有するパ
ターンを読取って入力画像を取得する画像入力手段とし
ての画像入力部101、入力された画像のパターン部分
にフーリエ変換のような周波数変換を行なうことにより
周波数スペクトラムを取得した後、この周波数スペクト
ラムに含まれる上記パターンに対応する特定周波数成分
データを抽出する特定周波数成分抽出手段としての特定
周波数成分抽出部102、および、抽出された各特定周
波数成分データに基づいて認識対象物100上のパター
ンの良否を判定する判定手段としての判定部103から
構成されている。
【0018】図2(a)〜(c)は、認識対象物100
上のパターンの例を示している。図2(a)に示す認識
対象物100のパターン201は、認識対象物100の
長手方向に等間隔ピッチで繰り返し印刷された線画パタ
ーンである。図2(b)に示す認識対象物100のパタ
ーン202は、認識対象物100の短手方向に等間隔ピ
ッチで繰り返し印刷された線画パターンである。図2
(c)に示す認識対象物100のパターン203は、認
識対象物100の長手方向に等間隔ピッチで繰り返し印
刷された第1のパターン1と、第1のパターン1に対し
てθ度異なる斜め方向に等間隔ピッチで繰り返し印刷さ
れた第2のパターン2とが重なった線画パターンであ
る。
【0019】このような認識対象物100を、図3に示
す方向に搬送して認識対象のパターンを読取るが、以下
の説明の便宜上、図示するように、搬送方向と垂直な方
向をx(水平)方向と定義し、搬送方向をy(垂直)方
向と定義する。さらに、後述する画像入力装置1001
のセンサの読取方向の視点から、主走査方向をx(水
平)方向、副走査方向をy(垂直)方向とする。
【0020】図2(a)のパターン201を含む画像デ
ータに対してy方向に1次元フーリエ変換を、または、
図2(b)のパターン202を含む画像データに対して
x方向に1次元フーリエ変換を施した結果の一例を図4
に示す。本実施の形態が認識対象とするパターンの空間
周波数データは、パターンの周期に応じた幾つかの特定
の空間周波数に鋭くピークをもつ。図4の例において
は、パターンの周期Lに対応する基本周波数(第1次高
調波の周波数)f1、L/2の周期に対応する第2高調
波の周波数f2、L/3の周期に対応する第3高調波の
周波数f3の各周波数にピークをもつ成分が現われる。
特に、第2次以上の高調波によるピークは、パターンの
エッジの濃淡変化特性に応じて大きく変化する。
【0021】仮に、エッジが急峻に変化している場合、
高次の高調波の周波数においてもピークを有し、エッジ
がなだらかに変化している場合には、高次の高調波の周
波数においてはピークが存在しない。たがって、第2次
以上の高調波成分量を用いれば、エッジ部の濃淡変化特
性の特徴を抽出でき、これらの特徴量を基に認識対象の
パターンを判定できる。
【0022】また、認識対象パターンの空間周波数デー
タは、上記周波数以外にも、DC(直流)成分付近が最
も大きくなり、DC成分よりも空間周波数が高くなるに
したがって小さな成分量となる特徴を持つ。このDC成
分付近の空間周波数データを用いて、認識対象のパター
ンを判定することができる。
【0023】したがって、このような特定周波数成分デ
ータを用いれば、本実施の形態が認識対象とするパター
ンを認識できることになる。また、従来技術のように、
基準データとの位置合わせの必要が生じない。 …… ここで、判定処理に用いる高調波の最高次数によって、
本実施の形態で必要とされる入力系の解像力特性とサン
プリング周波数の条件が異なってくる。説明の簡略化の
ため、判定処理に第k次までの高調波成分を用いるとす
ると、第k+1次以上の高調波成分が、画像信号のサン
プリング時に折り返し歪として現われないように、入力
系の解像力特性とサンプリング周波数を設定する。
【0024】たとえば、図4の第2次高調波成分まで用
いて認識する場合には、図5に示すように、画像信号を
デジタルデータに変換するサンプリング周波数fsは、 fs>f2×2 …… (1) の必要がある。
【0025】さらに、主にレンズの特性に効いてくる入
力系の解像力特性は、f3以上の高次の高調波の折り返
し歪みが生じないように、サンプリング周波数fsとの
関係から要求仕様が決まる。図5のようなサンプリング
周波数fsの場合、f3以上の高調波成分をカットし、
f2までのピーク周波数成分を得ることができる入力系
の解像力特性を持つ必要がある。
【0026】なお、1次元の空間周波数データについて
説明してきたが、2次元の空間周波数データにおいても
同様である。たとえば、図2(c)の2つの線画パター
ン1,2を読取って、2次元フーリエ変換を施した結果
を図6に示す。水平周波数はx方向の空間周波数、垂直
周波数Sはy方向の空間周波数を表わす。第1のパター
ン1の基本波(第1高調波)成分p0−1、第2次高調
波成分p0−2、第3次高調波成分p0−3は、水平周
波数方向に各ピークを持ち、同様に、第2のパターン2
の基本波(第1高調波)成分p45−1、第2次高調波
成分p45−2は、x方向に対して45度傾いて周期を
持つため、各ピーク位置は水平周波数と空間周波数によ
って表わされる。
【0027】したがって、第2のパターン2のように、
0<θ<90度方向のパターンの認識を行なうために
は、2次元の周波数成分データを必要とする。なお、図
6のL1は、第1、第2のパターン1,2の2つの低周
波成分を含んだ結果となる。
【0028】このような認識対象パターンに対する認識
方法について、図1にしたがって説明する。まず、画像
入力部101について説明する。画像入力部101は、
長手方向に搬送される認識対象物100を位置センサで
検出した時点から所定の期間遅延後、認識対象物100
の認識対象領域をCCDセンサで読取る。そして、この
CCDセンサで読取った画像は、A/D変換されてデジ
タル画像データとして画像メモリに格納される。格納さ
れた画像データに対して、特定周波数成分抽出部102
の処理が行なわれる。
【0029】図7は、認識対象物100の搬送系および
画像入力部101を示すものである。取出部701から
フィードロール702を介して取出され、搬送路711
により搬送される認識対象物100は、搬送路711上
に配置された位置センサ703を通過後、図示しない光
源から照射された光による認識対象物100上からの反
射光をレンズ1003を介してCCDセンサ1004に
結像させ、認識対象物100上の画像を後述するタイミ
ングで読取る。
【0030】なお、レンズ1003の特性およびレンズ
1003とCCDセンサ1004の光学的配置は、図5
で説明した入力系の解像力特性条件を満たしているもの
とする。
【0031】読取った画像を、後述する判定方法で判定
を行なった結果をゲート制御部710に、認識対象物1
00がフィードロール704に達する前に送信する。ゲ
ート制御部710は、判定結果に応じてゲート705を
制御し、認識対象パターンを認識したときには、対応す
る認識対象物100をフィードロール706経由で集積
部708に集積する。また、認識対象パターンを認識し
ない場合には、対応する認識対象物100をフィードロ
ール707経由で集積部709に集積する。
【0032】次に、画像入力のタイミングについて図8
を用いて説明する。図8に示すように、搬送中の認識対
象物100が位置センサ703を通過した時点で、この
位置センサ703が認識対象物100による遮光を検出
し、検出された時点から搬送クロックのカウントを開始
する。
【0033】そこで、CCDセンサ1004が1次元ラ
インセンサの場合、搬送クロックのカウント値が所定値
に達した第1のディレイ期間T1後から1次元ラインセ
ンサ搬送方向有効期間信号が無効から有効に変化し、そ
れからある一定期間有効を保持した後、無効に変化す
る。この搬送方向有効期間信号と図示しない主走査方向
有効期間信号とを用いて、たとえば、図9に示すよう
に、認識対象物100の認識対象領域rect1を読取
ることができる。
【0034】なお、第1のディレイ期間T1は、位置セ
ンサ703と1次元ラインセンサの読取り位置との距
離、および、搬送速度などに基づいてあらかじめ設定さ
れている。
【0035】また、CCDセンサ1004が2次元セン
サの場合、搬送クロックのカウント値が所定値に達した
第2のディレイ期間T2後から2次元CCDセンサのシ
ャッタ有効期間を所定の期間有効にし、このシャッタ有
効期間の間に2次元CCDセンサによる撮像を実行す
る。
【0036】なお、第2のディレイ期間T2は、第1の
ディレイ期間T1と同様に、あらかじめ設定されてい
る。また、2次元CCDセンサのシャッタ有効期間を制
御して、搬送される認識対象物100の画像を2次元C
CDセンサにより入力する場合を説明したが、これに限
らず、認識対象物100を照明する光源の点灯時間を制
御して、搬送される認識対象物100の画像を2次元C
CDセンサにより入力することもできる。
【0037】次に、特定周波数成分抽出部102につい
て説明する。特定周波数成分抽出部102は、画像入力
部101により入力された認識対象物100の画像に対
して、1次元または2次元のフーリエ変換などの周波数
変換を行なう。この周波数変換により得られたパワーま
たは振幅スペクトラムデータから、図4または図6で既
に説明したパターンの基本周波数成分と第2次以上の高
調波成分、または、それらのピーク値、さらには、必要
に応じて低周波成分を抽出する。
【0038】次に、判定部103について説明する。判
定部103は、特定周波数成分抽出部102で得られた
各特定周波数成分データを基に、後述する基準で認識対
象パターンを認識して判定し、その判定結果をゲート制
御部710に送信する。
【0039】次に、第1の実施の形態に係るハードウェ
ア構成の一例を図10を用いて説明する。
【0040】図10に示すように、CPU1011、メ
モリ1012、判定結果送信回路1013、画像メモリ
制御部1002、および、データI/F回路1014が
それぞれバス1010に接続されて構成される。画像メ
モリ制御部1002は、A/D変換回路1005、制御
回路1006、および、画像メモリ1007によって構
成されている。
【0041】画像入力装置1001によって入力された
認識対象物100の画像信号は、位置センサ703から
の検出信号に基づきタイミング制御回路1009で制御
されたタイミングにて、画像メモリ制御部1002に入
力される。ここで、レンズ1003、CCDセンサ10
04からなる画像入力装置1001、および、位置セン
サ703、タイミング制御回路1009に基づくタイミ
ング制御信号は、既に図7および図8で説明している。
【0042】画像メモリ制御部1002に入力された画
像信号は、A/D変換回路1005にてデジタル画像デ
ータに変換され、制御回路1006で制御されるタイミ
ングにて画像メモリ1007に格納される。画像メモリ
1007に格納された画像データは、認識対象物100
の判定処理までの処理手順プログラムが格納されている
メモリ1012の内容にしたがって、CPU1011の
制御にて画像処理が行なわれる。
【0043】CPU1011にて判定処理が行なわれた
判定結果が判定結果送信回路1013経由でゲート制御
部710などに送信される。バス1010は、画像メモ
リ1007に格納された画像データをも高速転送できる
ようになっており、後述する判定基準を設定するとき
に、データI/F回路1014を経由して外部に接続さ
れるハードディスクのようなデータ蓄積装置に各認識対
象物100の各特定周波数データを格納できる構成とな
っている。
【0044】なお、図1に示す画像入力部101は、画
像入力装置1001と画像メモリ制御部1002とから
構成され、特定周波数成分抽出部102および判定部1
03は、CPU1011の制御にて行なう処理に対応す
る。
【0045】次に、第1の実施の形態に係る判定処理手
順について、図11に示すフローチャートを参照してて
説明する。まず、画像入力部101によって認識対象物
100上の画像を収集し、被認識画像(パターン画像)
を得る(S1)。
【0046】次に、特定周波数成分抽出部102にて、
入力されたパターン画像に対して1次元または2次元F
FTを施して、1次元または2次元パワースペクトラム
を生成し(S2,S3)、得られたパワースペクトラム
からDC(直流)成分付近のパワー値を算出し(S
4)、認識対象パターンの第1次から第n次(n>1)
までの高調波成分のピーク値または加算値を算出する
(S5)。その結果、たとえば、図4の場合において
は、最高4つのパワー値を抽出し、図6の場合において
は、最高6つのパワー値を抽出する。
【0047】そして、判定部103にて、抽出された各
パワー値を基に認識対象パターンを判定し(S6)、そ
の判定結果を出力する(S7)。
【0048】次に、判定部103における各周波数デー
タ値に基づく認識対象パターンの判定処理(ステップS
6の処理)について詳細に説明する。
【0049】ここで、図2(c)の第1のパターン1お
よび第2のパターン2のように、2つ以上の繰り返しパ
ターンの位相が異なって重なっている場合には、重なっ
ている認識対象パターンを全て判定する場合と、ある1
つの認識対象パターン(図2(c)の例では認識対象パ
ターン1または2)のみを判定する場合の2通りが存在
する。
【0050】したがって、ステップS6の判定処理は各
場合で異なり、ある1つの認識対象パターンのみを判定
するときは、図12に示すフローチャートのような処理
手順になり、また、重なっている認識対象パターンを全
て判定するときは、図13に示すフローチャートのよう
な処理手順となる。
【0051】まず、図12の処理手順について説明す
る。図11のステップS4,S5にて得られたある1つ
の認識対象パターンの各パワー値から、後述する方法で
総合評価値を算出し(S11)、所定の閾値との大小関
係から判定する(S12)。
【0052】たとえば、図2(c)の第1のパターン1
のみを認識するため、図11のステップS2の処理に2
次元FFTを用いたとき、2次元FFTによって得られ
た図6に示すL1、p0−1、p0−2、p0−3の各
パワー値を用いた総合評価値を算出する。このとき、第
2のパターン2によるp45−1、p45−2の各パワ
ー値は判定処理には用いない。
【0053】また、図11のステップS2に1次元FF
Tを用いて、第1のパターン1と第2のパターン2の各
パワー値が分離できる場合には、図12の判定処理を用
いることができる。
【0054】次に、図13の処理手順について、図2
(c)を例に説明する。図11のステップS4,S5に
て得られた第1のパターン1の各パワー値から、後述す
る方法で総合評価値を算出し(S21)、所定の閾値と
の大小関係から判定する(S22)。第2のパターン2
についても同様に、ステップS23,S24の処理を行
なう。このステップS23,S24の処理の判定結果が
両方とも「良」ならば「良」と総合判定を行う(S2
5)。
【0055】なお、図13の処理手順は、第1のパター
ン1と第2のパターン2の判定を別々に求めた場合であ
ったが、これに限らず、第1のパターン1と第2のパタ
ーン2の各パワー値を後述する総合評価式への入力値と
して、1つの総合評価値のみで判定してもよい。
【0056】次に、判定部103における各周波数デー
タから各認識対象パターンのうちの1つを判定する基準
および作成方法について説明する。
【0057】まず、図10で説明したデータI/F回路
1014を経由して、外部のデータ蓄積装置に認識対象
物100の1枚ごとの抽出した各周波数データを蓄積す
る。このようにして認識対象物100の欠陥のないサン
プルデータを収集し、収集したデータの統計量から、判
定基準を決定する。判定基準の一例として、線形結合に
より判定する方法がある。
【0058】たとえば、抽出された各周波数データの数
がn個で、特徴量をそれぞれp1,p2,…,pnとし
たとき、総合評価Yを下記(2)式のように重みデー夕
a0,a1,a2,…,anを用いて、重み付けによる
線形結合式によって表す。
【0059】 Y=a0+a1×f1+a2×f2+…+an×fn …… (2) この総合評価結果Yと所定の閾値Thrとの大小関係を
比較して、Y>Thrならば認識対象パ夕ーンを認識せ
ず、Y≦Thrならば認識対象パ夕ーンを認識する。
【0060】なお、本実施の形態では、フーリエ変換を
用いて周波数変換を行なったが、これに限らず、DCT
(離散コサイン変換)や離散ウェーブレット変換などの
他の周波数変換手段によって、パワースペクトラムを算
出してもよい。また、この例ではパワースペクトラムを
使用しているが、振幅スペクトラムを使用してもよい。
【0061】次に、第2の実施の形態について説明す
る。
【0062】第1の実施の形態においては、認識対象物
100の被認識画像を画像メモリ1007に格納後、周
波数スペクトラムに変換し、各特定周波数成分データを
抽出したが、画像データを画像メモリに書込み後、その
画像データに対して処理時間のかかるフーリエ変換など
の周波数変換演算を行なっているため、画像入力開始か
ら各特定周波数成分データの抽出まである程度の処理時
間を必要とする。
【0063】この処理速度に関する問題点を解決するた
め、以下に説明する第2の実施の形態によれば、認識対
象領域の画像入力が終了した後、直ぐに各特定周波数成
分データを得ることができる。
【0064】図14は、第2の実施の形態に係るパター
ン認識装置の構成を概略的に示すものである。このパタ
ーン認識装置は、認識対象物100の所定領域に有する
パターンを読取って入力画像を取得する画像入力手段と
しての画像入力部1201、この画像入力部1201で
順次読取られる主走査方向の画像データに対して複数の
空間フィルタを用いて主走査方向の各周波数成分データ
を得る水平方向フィルタバンク部1202、水平方向フ
ィルタバンク部1202で得た主走査ラインごとの各周
波数データを一時格納するバッファメモリ1203,
…、画像入力部1201の読取りが終了した段階でバッ
ファメモリ1203,…に格納された各周波数成分ごと
のフィルタデータに対して、さらに複数の空間フィルタ
を用いてフィルタリングを行なう第1〜第m垂直方向フ
ィルタバンク部1204,…、および、フィルタリング
された各周波数成分データに基づいて認識対象物100
の認識対象パターンを判定する判定部1205により構
成されている。
【0065】図1で示した第1の実施の形態とは以下の
点で異なる。すなわち、図1の特定周波数成分抽出部1
02では、画像データの入力終了後、周波数変換などの
処理を開始していたが、第2の実施の形態では、水平方
向フィルタバンク部1202、バッファメモリ120
3、および、第1〜第m垂直方向フィルタバンク部12
04にて、被認識画像データの入力終了後、第1〜第m
垂直方向フィルタバンク部1204の出力である各特定
周波数データを得ることができる。そのため、画像入力
部1201のハードウェア構成は画像入力部101とは
異なってくる。
【0066】次に、図2(c)の認識対象パターンの例
を用いて、水平方向フィルタバンク部1202の各空間
フィルタ1202a+1〜1202a+m、および、第
1〜第m垂直方向フィルタバンク部1204の各空間フ
ィルタ1204a+1〜1204a+nに必要とされる
周波数特性について説明する。
【0067】なお、入力系の解像力特性として図15に
示すような通過特性を持つこととし、図2(c)の第1
のパターン1の第1次〜第3次の高調波のp0−1、p
0−2、p0−3の各ピークをもつ成分、および、第2
のパターン2の第1次〜第2次の高調波のp45−1、
p45−2の各ピークを持つ成分を得ることができる画
像入力装置1201であることを前提とする。
【0068】認識対象パターン1および2の各低周波数
成分が乗畳されたDC成分を含むL1も含めると、図2
(c)の認識対象パターンを認識するための空間周波数
成分として、p0−1、p0−2、p0−3、p45−
1、p45−2、および、L1の各特徴成分を得ること
が最低限必要である。
【0069】そこで、空間周波数平面上において、上記
条件を満たすように、図16の点で塗られた領域が指す
各フィルタの通過域特性を設計する。以下、各フィルタ
の周波数特性仕様について具体的に説明する。
【0070】ここで、水平周波数fxにおいて、p0−
1およびp45−1と、L1を分離するようなfx1、
p0−1およびp45−1と、p0−2およびp45−
2を分離するようなfx2、p0−2およびp45−2
と、p0−3を分離するようなfx3を設定する。垂直
周波数fyにおいては、p45−1と、L1を分離する
ようなfy1、p45−1と、p45−2を分離するよ
うなfy2、p45−2を通過するfy≦fy4を満た
すfy3を設定する。
【0071】各フィルタの周波数特性としては、L1を
通過し、fx≦fx1かつfy≦fy1以外の周波数を
遮断するローパスフィルタH0(fx、fy)、p45
−1を通過し、fx1≦fx≦fx2かつfy1≦fy
≦fy2以外の周波数を遮断する第1バンドパスフィル
タH1(fx、fy)、p45−2を通過し、fx2≦
fx≦fx3かつfy2≦fy≦fy3以外の周波数を
遮断する第2バンドパスフィルタH2(fx、fy)、
p0−3を通過し、fx3≦fx以外の周波数を遮断す
るハイパスフィルタH3(fx)を設計する必要があ
る。
【0072】特に、ローパスフィルタH0(fx、f
y)、第1バンドパスフィルタH1(fx、fy)、第
2バンドパスフィルタH2(fx、fy)に関しては、
必要とされる2次元の周波数特性仕様を、水平および垂
直の1次元の周波数特性仕様に分解し、これらの1次元
仕様を満たす、あるいは、近似する1次元フィルタを求
める。すなわち、下記(3)〜(5)式を満たすよう
に、2次元フィルタ仕様から1次元フィルタ仕様を設計
する。
【0073】 H0(fx、fy)=Y0(fy)・X0(fx) …… (3) H1(fx、fy)=Y1(fy)・X1(fx) …… (4) H2(fx、fy)=Y2(fy)・X2(fx) …… (5) 水平方向の1次元フィルタの周波数特性X0(fx)、
X1(fx)、X2(fx)、H3(fx)の一例を図
17に示す。垂直方向の1次元フィルタY0(fy)、
Y1(fy)、Y2(fy)の周波数特性も同様であ
る。
【0074】このような1次元フィルタを用いて、図2
(c)のパターンを認識できるパターン認識装置を最小
構成すると、図18に示すような構成になる。
【0075】次に、第2の実施の形態に係るハードウェ
ア構成の一例を図19を用いて説明する。
【0076】図19に示すように、CPU1011、メ
モリ1012、判定結果送信回路1013、データI/
F回路1014、バス1010、および、画像入力装置
1001は、図10を用いて説明した第1の実施の形態
のハードウェア構成と同一である。また、図14に示す
画像入力部1201は、画像入力装置1001およびA
/D変換回路1601から構成される。
【0077】画像入力装置1001によって入力された
認識対象物100の画像信号は、位置センサ703から
の検出信号に基づきタイミング制御回路1602で制御
されたタイミングにて、A/D変換回路1601にてデ
ジタル画像データに変換され、タイミング制御回路16
02から送信される所定のタイミングにて、図14で説
明した水平方向フィルタバンク部1202、バッファメ
モリ1203,…、第1〜第m垂直方向フィルタバンク
部1204,…を介して各特定の周波数成分データが、
フィルタデータ一時記憶部1603に格納される。以
降、フィルタデータ一時記憶部1603に格納された各
特定の周波数成分データは、前述した第1の実施の形態
と同様な処理がなされる。
【0078】ここで、水平方向フィルタバンク部120
2、および、第1〜第m垂直方向フィルタバンク部12
04,…の各空間フィルタ部1202a+1〜1202
a+m、1204a+1〜1204a+nは、FIRフ
ィルタのようなデジタルフィルタで、たとえば、図20
に示すような構成となる。各フィルタ部に必要とされる
周波数特性に応じて、フィルタのタップ長Nが決まり、
遅延器(T)1701a+1〜1701a+N−1と乗
算器1702a+1〜1702a+N−1の各N個と、
各乗算結果を加算する加算器1703からなる。なお、
乗算する各係数h0〜hN−1は、必要とされる周波数
特性から決まる値である。
【0079】次に、第2の実施の形態に係る判定処理手
順について、図21に示すフローチャートを参照して説
明する。まず、画像入力部1201と水平方向フィルタ
バンク部1202,…、バッファメモリ1203,…、
第1〜第m垂直方向フィルタバンク部1204,…によ
って、各フィルタデータを入力した後(S31)、前述
した第1の実施の形態の図11におけるステップS6お
よびS7と同一の処理を行なう(S32,S33)。
【0080】図22は、第2の実施の形態に係るハード
ウェアの別の構成例を示している。先に説明した図19
の構成との相違点は、デジタルフィルタによる水平方向
フィルタバンク部1202の前のA/D変換回路160
1が省略されて、アナログフィルタによる水平方向フィ
ルタバンク部1202のみに置き換わっている。
【0081】水平方向フィルタバンク部1202の第1
から第m水平方向空間フィルタ部1202a+iの構成
は、図23に示すように、アナログフィルタ2001と
A/D変換回路2002とからなり、所定の周波数特性
を持つアナログフィルタ2001によるフィルタ出力を
A/D変換回路2002によってデジタル信号に変換す
る。このように、アナログフィルタを用いても本発明の
第2の実施の形態のハードウェアを実現できる。
【0082】なお、前記実施の形態では、図6のL1の
ようなDC成分を含む低周波数成分を抽出し、判定処理
に用いる場合について説明したが、DC成分を含む低周
波数成分を用いなくとも、認識対象パターンの基本周波
数成分(第1次高調波成分)と第2次以上の高調波成分
とを用いて判定処理を行なってもよい。
【0083】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、濃
淡変化が1次元方向に等間隔で繰り返されるパターンを
高精度に認識できるパターン認識装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るパターン認識
装置の構成を概略的に示すブロック図。
【図2】認識対象パターンの一例を示す図。
【図3】認識対象物に対して方向を定義した図。
【図4】認識対象パターンの1次元周波数特性の一例を
示す図。
【図5】入力系の解像力特性の一例を示す図。
【図6】認識対象パターンの2次元周波数特性の一例を
示す図。
【図7】認識対象物の搬送系および画像入力部の構成例
を模式的に示す図。
【図8】画像入力タイミングの一例を示す図。
【図9】認識対象物の認識対象領域の一例を示す図。
【図10】第1の実施の形態に係るハードウェア構成の
一例を示すブロック図。
【図11】第1の実施の形態に係る判定処理手順を説明
するためのフローチャート。
【図12】図11のステップS6における判定処理にお
いて1つの認識対象パターンのみを判定する際の処理手
順を示すフローチャート。
【図13】図11のステップS6における判定処理にお
いて重なっている2つの認識対象パターンを判定する際
の処理手順を示すフローチャート。
【図14】本発明の第2の実施の形態に係るパターン認
識装置の構成を概略的に示すブロック図。
【図15】認識対象パターンの2次元周波数特性と入力
系の通過域特性の一例を示す図。
【図16】フィルタの周波数特性の一例を空間周波数平
面上に示した図。
【図17】フィルタの周波数特性の一例を水平周波数方
向に示した図。
【図18】1次元フィルタを用いて図2(c)のパター
ンを認識できるパターン認識装置を最小構成した場合の
構成例を概略的に示すブロック図。
【図19】第2の実施の形態に係るハードウェア構成の
一例を示すブロック図。
【図20】空間フィルタ部の概略構成を示すブロック
図。
【図21】第2の実施の形態に係る判定処理手順を説明
するためのフローチャート。
【図22】第2の実施の形態に係るハードウェア構成の
他の例を示すブロック図。
【図23】主走査方向の空間フィルタ部の別の概略構成
を示すブロック図。
【符号の説明】
100……認識対象物 101,1201……画像入力部(画像入力手段) 102……特定周波数成分抽出部(特定周波数成分抽出
手段) 103……判定部(判定手段) 201,202……認識対象パターン 203……第1のパターン 204……第2のパターン 711……搬送路(搬送手段) 1001……画像入力装置 1002……画像メモリ制御部 1003……レンズ 1004……CCDセンサ 1005……A/D変換回路 1006……制御回路 1007……画像メモリ 1009……タイミング制御回路 1011……CPU 1012……メモリ 1202……水平方向フィルタバンク部 1203……バッファメモリ 1204……第1〜第m垂直方向フィルタバンク部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 濃淡変化が1次元方向に等間隔で繰り返
    されるパターンを有する認識対象物から前記パターンを
    画像入力する画像入力手段と、 この画像入力手段により入力されたパターン画像の第2
    次以上の高調波成分のうち少なくとも1つの高調波成分
    データを抽出する特定周波数成分抽出手段と、 この特定周波数成分抽出手段により抽出された少なくと
    も1つの高調波成分データに基づき、前記認識対象物上
    の前記パターンの良否を判定する判定手段と、 を具備したことを特徴とするパターン認識装置。
  2. 【請求項2】 前記特定周波数成分抽出手段は、前記画
    像入力手段により入力されたパターン画像の第2次以上
    の高調波成分のうち少なくとも1つの高調波成分データ
    を、前記画像入力手段により入力されたパターン画像内
    で直交する2つの1次元方向の空間フィルタを少なくと
    も2つ用いて抽出することを特徴とする請求項1記載の
    パターン認識装置。
  3. 【請求項3】 濃淡変化が当該認識対象物の搬送方向と
    直交する方向に等間隔で繰り返されるパターンを有する
    認識対象物を搬送する搬送手段と、 この搬送手段により搬送される前記認識対象物から前記
    パターンを画像入力する画像入力手段と、 この画像入力手段により入力されたパターン画像の第2
    次以上の高調波成分のうち少なくとも1つの高調波成分
    データを抽出する特定周波数成分抽出手段と、 この特定周波数成分抽出手段により抽出された少なくと
    も1つの高調波成分データに基づき、前記認識対象物上
    の前記パターンの良否を判定する判定手段と、を具備し
    たことを特徴とするパターン認識装置。
  4. 【請求項4】 濃淡変化が1次元方向に等間隔で繰り返
    されるパターンを有する認識対象物から前記パターンを
    画像入力する画像入力手段と、 この画像入力手段により入力されたパターン画像の基本
    周波数成分データおよび第2次以上の高調波成分のうち
    少なくとも1つの高調波成分データをそれぞれ抽出する
    特定周波数成分抽出手段と、 この特定周波数成分抽出手段により抽出された少なくと
    も2つの周波数成分データに基づき、前記認識対象物上
    の前記パターンの良否を判定する判定手段と、 を具備したことを特徴とするパターン認識装置。
  5. 【請求項5】 前記特定周波数成分抽出手段は、前記画
    像入力手段により入力されたパターン画像の基本周波数
    成分データおよび第2次以上の高調波成分のうち少なく
    とも1つの高調波成分データを、前記画像入力手段によ
    り入力されたパターン画像内で直交する2つの1次元方
    向の空間フィルタを少なくとも2つ用いて抽出すること
    を特徴とする請求項4記載のパターン認識装置。
  6. 【請求項6】 濃淡変化が当該認識対象物の搬送方向と
    直交する方向に等間隔で繰り返されるパターンを有する
    認識対象物を搬送する搬送手段と、 この搬送手段により搬送される前記認識対象物から前記
    パターンを画像入力する画像入力手段と、 この画像入力手段により入力されたパターン画像の基本
    周波数成分データおよび第2次以上の高調波成分のうち
    少なくとも1つの高調波成分データをそれぞれ抽出する
    特定周波数成分抽出手段と、 この特定周波数成分抽出手段により抽出された少なくと
    も2つの周波数成分データに基づき、前記認識対象物上
    の前記パターンの良否を判定する判定手段と、 を具備したことを特徴とするパターン認識装置。
  7. 【請求項7】 前記認識対象物上のパターンは、濃淡変
    化が等間隔で繰り返される線画パターンであることを特
    徴とする請求項1、2、3、4、5、6のいずれか1つ
    に記載のパターン認識装置。
  8. 【請求項8】 濃淡変化が第1の方向に等間隔で繰り返
    される第1のパターン、および、濃淡変化が前記第1の
    方向に対して斜めに交差する第2の方向に等間隔で繰り
    返される第2のパターンをそれぞれ有する認識対象物か
    ら前記第1のパターンおよび第2のパターンを画像入力
    する画像入力手段と、 この画像入力手段により入力されたパターン画像から、
    前記第1のパターンに対する第2次以上の高調波成分の
    うち少なくとも1つの高調波成分データを抽出する第1
    の周波数成分抽出手段と、 前記画像入力手段により入力されたパターン画像から、
    前記第2のパターンの周波数成分データを抽出する第2
    の周波数成分抽出手段と、 これら第1、第2の周波数成分抽出手段により抽出され
    た各周波数成分データに基づき、前記認識対象物上の前
    記パターンの良否を判定する判定手段と、 を具備したことを特徴とするパターン認識装置。
  9. 【請求項9】 前記第2の周波数成分抽出手段は、前記
    画像入力手段により入力されたパターン画像から、前記
    第2のパターンに対する第2次以上の高調波成分のうち
    少なくとも1つの高調波成分データを抽出することを特
    徴とする請求項8記載のパターン認識装置。
  10. 【請求項10】 前記判定手段は、前記第1の周波数成
    分抽出手段により抽出された少なくとも1つの高調波成
    分データ、および、前記第2の周波数成分抽出手段によ
    り抽出された周波数成分データのうち高周波成分を除い
    た低周波成分データに基づき、前記認識対象物上の前記
    パターンの良否を判定することを特徴とする請求項8記
    載のパターン認識装置。
  11. 【請求項11】 前記認識対象物上の第1のパターンお
    よび第2のパターンは、濃淡変化が等間隔で繰り返され
    る線画パターンであることを特徴とする請求項8、9、
    10のいずれか1つに記載のパターン認識装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008011005A (ja) * 2006-06-28 2008-01-17 Fujifilm Corp 撮像素子の欠陥検査方法及びプログラム
JP2014013451A (ja) * 2012-07-03 2014-01-23 Clarion Co Ltd 車載用車線認識装置

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