JP2001142670A - プリントシステム、及びプリンタ - Google Patents

プリントシステム、及びプリンタ

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JP2001142670A
JP2001142670A JP32055999A JP32055999A JP2001142670A JP 2001142670 A JP2001142670 A JP 2001142670A JP 32055999 A JP32055999 A JP 32055999A JP 32055999 A JP32055999 A JP 32055999A JP 2001142670 A JP2001142670 A JP 2001142670A
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徳良 千葉
Tetsuya Suzuki
哲也 鈴木
Kazunori Chihara
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリンタの処理負担を減らし、以って、安価
で高速なプリンタを提供できるようにする。 【解決手段】 プリンタ3は、ホスト1に対して、各給
紙装置に関する情報(装着状況、用紙の有/無、用紙サ
イズ)等が含まれたプリンタ情報をホスト装置1に送
る。ホスト装置1は、給紙装置を自動選択するよう指示
されていれば(ステップS13でYes)、プリンタ情
報を基に、いずれかの給紙装置に用紙がセットされてい
る場合に(S14でYes)、それら用紙がセットされ
ている給紙装置のうち、これから印刷しようとする用紙
サイズと一致する給紙装置が在るか否かをチェックする
(S16)。ホスト装置1は、それらが一致する給紙装
置が在れば(S16でYes)、その給紙装置を選択し
て(S17)、それをプリンタ3に通知する。プリンタ
3は、ホスト装置1から通知された給紙装置を使用して
印刷する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、ホスト装置からプリンタ
に印刷データを送ってプリンタで印刷するプリントシス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタには、給紙装置(給紙トレー、
又は給紙カセットともいう)が複数装着されているもの
があり、各給紙装置には所定のサイズの用紙がセットさ
れている。このようなプリンタがホスト装置から印刷デ
ータを受けて印刷するプリントシステムにおいて、ユー
ザが給紙装置の自動選択をそのプリントシステムに指示
した場合、その給紙装置の自動選択は一般にプリンタが
行なっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】低価格なプリンタ、典
型的には「ホストベースプリンタ」又は「ダムプリン
タ」などと呼ばれるプリンタの場合、基本的に、プリン
タはホスト装置から受信したイメージデータを単に印刷
するだけであるが、このような低価格プリンタで高速な
印刷を実現するためには、プリンタの処理負担を極力減
らすことが重要である。
【0004】従って、本発明の目的は、プリンタの処理
負担を減らし、以って、安価で高速なプリンタを提供で
きるようにすることにある。
【0005】本発明の別の目的は、給紙装置の自動選択
の処理からプリンタを開放し、プリンタの処理負担を減
らし、以って、安価で高速なプリンタを提供できるよう
にすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に従うプリントシ
ステムでは、プリンタは、種々のサイズの印刷用紙をセ
ットできる給紙装置を複数備えていて、ホスト装置に、
各給紙装置又はユーザが予め指定した給紙装置に関連す
る情報を通知する手段を有する。ホスト装置は、プリン
タから通知された、各給紙装置又はユーザが予め指定し
た給紙装置に関連する情報を基に、各給紙装置から使用
対象となる給紙装置を自動選択する手段を有する。
【0007】好適な実施形態では、各給紙装置又はユー
ザが予め指定した給紙装置に関連する情報は、各給紙装
置又はユーザが予め指定した給紙装置の装着状況、用紙
の有無、又は用紙サイズである。
【0008】好適な実施形態では、ホスト装置の自動選
択する手段は、各給紙装置のいずれかひとつの給紙装置
に用紙があるか否かをチェックする用紙有/無チェック
手段と、用紙サイズチェック手段を有している。用紙サ
イズチェック手段は、用紙有/無チェック手段が、少な
くともひとつの給紙装置に用紙がセットされていると検
出したときは、その検出した給紙装置のうち印刷する用
紙サイズと一致した用紙がセットされている給紙装置が
少なくとも一つはあるか否かをチェックする。ホスト装
置は、用紙サイズチェック手段が、印刷する用紙サイズ
と一致した用紙がセットされている給紙装置が少なくと
も一つはあることを検出したときは、その検出した給紙
装置のうち一つを選択する。この実施形態では、ホスト
装置の自動選択する手段は、用紙サイズチェック手段
が、印刷する用紙サイズと一致した用紙がセットされて
いる給紙装置を複数検出したときは、それら検出した給
紙装置から、ユーザが予め設定した又は固定的に定めら
れた優先選択順位に従って一つを選択することもでき
る。また、この実施形態では、ホスト装置の自動選択す
る手段は、用紙サイズチェック手段が、印刷する用紙サ
イズと一致した用紙がセットされている給紙装置を一つ
も検出しなかったときは、ユーザに給紙装置を選択させ
ることができる。
【0009】好適な実施形態では、プリンタは、ホスト
装置が選択又はユーザが予め指定した給紙装置が、今回
の印刷に使用できないときは、各給紙装置から今回の印
刷に使用できる給紙装置を選択する選択手段を備える。
この場合、プリンタの選択手段は、ホスト装置が選択又
はユーザが予め指定した給紙装置に用紙が無いときに、
その給紙装置を今回の印刷に使用できないと判断する手
段を有する。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態のプ
リントシステムの構成を示す。
【0011】本実施形態のページプリンタ3は、ホスト
装置1側でビットマップ展開されたイメージデータをホ
スト装置1から受信して電子写真方式によりページ単位
で印刷するホストベースのページプリンタである(但
し、これは一例であって、他のタイプのプリンタに本発
明の原理は適用できる)。このプリンタ3は、パラレル
インタフェースのような専用インタフェース又はLAN
のようなネットワークを介して、ホスト装置1と双方向
通信可能に接続され、ホスト装置1からはコマンドデー
タ及びビットマップ展開されたイメージデータを受信
し、また、ホスト装置1へはプリンタの各種ステータス
情報(例えば、受信バッファの空きサイズ、プリンタレ
ディ情報、印刷成功情報、エラー情報等)を送信するこ
とができる。ホスト装置1から受信したイメージデータ
を蓄えるための受信バッファは、プリンタ3内のDRA
M21内に固定又は可変の容量で確保されている。この
受信バッファの容量は、1ページ分のイメージデータの
サイズより小さくても構わない。CPU23のワークエ
リアもDRAM21内に確保されており、このワークエ
リアには、上述したプリンタのステータスなどが書込ま
れる。
【0012】プリンタ3は、電子写真プロセスを実行す
る機構である印刷エンジン27と、ホスト装置1との双
方向通信によりイメージデータをホスト装置1から受信
して必要な加工を施し印刷エンジン27に渡す一連の処
理回路、すなわちホストインタフェース回路11、DM
Aコントローラ13、データ伸張回路15、ビデオコン
トローラ17、後処理回路19及びタイマ30を有して
いる。これらの処理回路11〜19、30は、例えば専
用ハードウェアロジック回路で構成されていて純粋にハ
ードウェアだけでそれぞれ動作をするので、ソフトウェ
アに依って動作するものに比較して高速である。
【0013】さらに、プリンタ3は、ホスト装置1から
の要求の解釈やエラーの検出やプリンタステータスの管
理や上記処理回路11〜19、30の制御や動作履歴
(トナー消費量、印刷枚数など)の管理などを行なうた
めのマイクロコンピュータ、つまり、CPU23と、C
PU23のためのプログラムや固定データ等を格納した
ROM25と、主として受信バッファとして用いられる
前述のDRAM21と、上記の動作履歴を保存するため
のEEPROM29などを有している。このマイクロコ
ンピュータ21〜25、29はバス32を介して上述し
たハードウェア処理回路11〜19、30とデータ授受
可能に接続されている。各部の機能は次のとおりであ
る。
【0014】ホストインタフェース回路11は、ホスト
装置1からのコマンドデータやイメージデータの受信
や、ホスト装置1への上記ステータス情報の送信など
の、ホスト装置1との双方向通信の制御を行なう。図示
していないが、ホストインタフェース回路11内には、
ホスト装置1からの受信したデータを一時保持する入力
FIFO(先入先出)バッファと、ホスト装置1へ送信
すべきデータを一時保持する出力FIFOバッファがあ
る。
【0015】DMAコントローラ13は、DRAM21
内に設けられた受信バッファへのイメージデータの書込
み及び受信バッファからのイメージデータの読出しをD
MA(Direct Memory Access)により行なう。DMAに
よるイメージデータのDRAM21への入出力経路に
は、受信DMA31と転送DMA33の2チャンネルが
ある。受信DMA31を通じて、ホスト装置1からのイ
メージデータがDRAM21に書込まれる。また、転送
DMA33を通じて、イメージデータがDRAM21か
らデータ伸張回路15へ転送される。
【0016】データ伸張回路15は、ホスト装置1から
のイメージデータが圧縮されていた場合、これを元のデ
ータに伸張してからビデオコントローラ17へ渡し、一
方、ホスト装置1から圧縮されずに来たデータには、そ
のままビデオコントローラ17へ渡す。ビデオコントロ
ーラ17は、印刷エンジン27へのイメージデータの転
送(ビデオ転送という)のタイミングを制御する。
【0017】後処理回路19は、イメージデータの解像
度を印刷エンジン27に合わせるための解像度変換、文
字などの輪郭を滑らかなものにするエッジスムージン
グ、ガンマ特性などを考慮して階調値を調整する階調制
御などの後処理をイメージデータに施し、その後処理し
たイメージデータを印刷エンジン27に送る。上述した
解像度変換は、例えば印刷エンジン27の解像度が60
0dpiである場合、ホスト装置1から受信したデータ
が300dpiであったならば、これを印刷エンジン2
7と同じ600dpiに変換する機能である。この解像
度変換があることによって、例えば、ホスト装置1から
最初に600dpiのイメージデータを送ったところデ
ータ量が多すぎて印刷も失敗した場合、次にホスト装置
1から解像度300dpiに落としたイメージデータを
再送して印刷をリトライする、といったことが可能にな
る。
【0018】CPU23は、印刷の開始時にホスト装置
1からの要求を受けてプリンタ情報(通信モード、RA
Mサイズなどの1つの印刷ジョブで或程度固定的な状
態、後述の給紙装置の装着状況、用紙サイズ、用紙あり
/なし、エラー情報など)をホスト装置1に通知した
り、印刷の最中にプリンタ3の現在のステータス(印刷
エンジン27の状態、受信バッファの空き容量、エラー
が発生中か否か、各ページ毎に印刷が成功したかなどの
時々刻々変動する状態情報)を実時間で取得してDRA
M21内のワークエリアに記録し、ホスト装置1から要
求があるとそのステータスをホスト装置1に通知した
り、DMAコントローラ13が行なう受信DMA31や
転送DMA33の開始タイミングや開始アドレス等を制
御したり、プリンタ3の動作履歴を計算してEEPRO
M29に保存したりする。
【0019】図2は、DRAM21の構成を示す。
【0020】既に説明したように、DRAM21内には
ワークエリア41と受信バッファ43が確保されてい
る。ワークエリア41はヒープメモリ及びスタックメモ
リとして使用される。受信バッファ43はリングバッフ
ァとして利用される。図示の例では、DRAM21の全
エリアのうちバッファ先頭アドレスBUFTOPからバ
ッファ最終アドレスBUFBTMまでが受信バッファ4
3である。受信DMAでは、そのアドレスポイント(受
信DMAアドレス)RADを、バッファ先頭アドレスB
UFTOPからバッファ最終アドレスBUFBTMへ向
かう方向へ進めていき、バッファ最終アドレスBUFB
TMに達するとバッファ先頭アドレスBUFTOPに戻
る。同様に、転送DMAでも、そのアドレスポイント
(転送DMAアドレス)TADを、バッファ先頭アドレ
スBUFTOPからバッファ最終アドレスBUFBTM
へ向かう方向へ進めていき、バッファ最終アドレスBU
FBTMに達するとバッファ先頭アドレスBUFTOP
に戻る。
【0021】図示の例では、受信バッファ43にBペー
ジのデータ53を蓄積中であり、且つBページの前のA
ページのデータ51のビデオ転送を開始しようとしてい
る状態を示している。各ページのデータ51、53に
は、各ページイメージに関するホスト情報(解像度、ト
ータルバンド数など)、各バンド情報(圧縮ON/OFF、圧
縮バンドサイズなど)及び各バンドのイメージデータな
どが含まれている。
【0022】このプリンタ3には、所定のサイズの印刷
用紙がセットされている給紙装置(給紙用トレー)が複
数装着されている。ユーザは、このプリントシステムに
対して、所望の給紙装置を任意に指定して印刷を実行さ
せたり、或は、プリントシステムが給紙装置を自動的に
選択すること(以下、「自動選択」という)を指定して
印刷を実行させたりすることができる。
【0023】従来、ユーザが給紙装置の自動選択を指示
した場合、プリンタ3がその自動選択の処理を行なって
いる。これに対し、本実施形態において、ホスト装置1
が、その自動選択の処理を行い、プリンタ3はホスト装
置1からの指示にしたがって、ホスト装置1が選択した
給紙装置を単に使用するにすぎない。これにより、プリ
ンタ3の処理負担が軽減してコスト軽減が図れる。
【0024】以下、この実施形態におけるホスト装置1
及びプリンタ3の動作を説明する。
【0025】図3は、ホスト装置1がプリンタ3へイメ
ージデータを送るときに各ページ毎に行なう制御のフロ
ーを示す。
【0026】ホスト装置1は、まず、印刷しようとする
ページが1ページ目か2ページ目以降かを判断し(ステ
ップS1)、1ページ目であれば(S1でYes)、プ
リンタ3からプリンタ情報を取得する(S2)。このプ
リンタ情報には、通信モード(プリンタ3とホスト装置
1との間のネゴシエーションで成立した通信モードであ
って、例えばパラレル通信の場合はCompatibilityやECP
など)、DRAMサイズ、各給紙装置の装着状況、各給
紙装置の用紙の有無、各給紙装置の用紙サイズ、又はエ
ラー情報(紙ジャム、カバーオープン、エンジン異常
等)などが含まれており、これらのプリンタ情報が準備
できていない場合には準備中を示す情報が含まれる。2
ページ目以降は(S1でNo)、プリンタ情報の取得は
行なわない。また、1ページ目のときだけでなく、紙ジ
ャムや用紙無しなどの印字エラーが発生した後もプリン
タ情報を取得し、プリンタ3がエラーから復帰している
か否かをチェックする。
【0027】プリンタ3からプリンタ情報を受けると、
ホスト装置1は、そのプリンタ情報に基づいてプリンタ
3の制限事項を把握し、印字が可能か否かを判断する
(S3)。このとき、ホスト装置1は、プリンタ情報
に準備中を示す情報が含まれている、プリンタ3がプ
リンタイニシャライズ中、エラー状態(使用中の給紙
装置の用紙無し、紙ジャム、カバーオープン、エンジン
異常等)からの復帰中、ユーザが予め指定した給紙装
置の用紙サイズが印刷用紙サイズと一致していない、又
はユーザが予め指定した給紙装置内に用紙が無い場合
は、印字が不可能であると判断して(S3でNo)、印
字が可能な状態になるまでプリンタ3からプリンタ情報
を繰り返しリードする。なお、ホスト装置1は、上述し
た印字不可能の原因のうち、上記〜の原因で印字が
できない場合は、ディスプレイ画面にエラー表示して印
字可能な状態にするようユーザに促すようにする。
【0028】ホスト装置1は、ステップS3において、
上記〜の原因が無ければ印字可能であると判断し
(S3でYes)、上記プリンタ情報(各給紙装置の装
着状況、用紙の有無、用紙サイズ等)などに基づいて、
どの給紙装置から給紙をするかを決定する(S4)。な
お、このとき、ホスト装置1は、指定した給紙装置に紙
が無い、又はその給紙装置内の用紙サイズが印刷用紙サ
イズと不一致等で指定不可能な場合は、ディスプレイ画
面上にエラー表示する。
【0029】このようにして給紙装置を決定した後、ホ
スト装置1は、プリンタ3の通信モードやRAMサイズ
を基にイメージデータの送信モード(解像度など)を決
定する。さらに、ホスト装置1は、プリンタ3との通信
で用いるポートの種類(パラレル、USB、イーサネッ
トなど)、又はプリンタ3から通知された通信モード
(例えば、パラレルの場合のCompatibility、ECPなど)
に応じて、プリンタ3がビデオ転送を開始するタイミン
グ(1ページ中の何バンド目のデータを受信したらビデ
オ転送を開始するか)を決定する。このビデオ転送開始
タイミングは、次のような考えに基づいて決定する。即
ち、ホスト装置1からプリンタ3へのデータ送信速度を
x〔バイト/秒〕、プリンタ3内でのビデオ転送の速度
をy〔バイト/秒〕、ホスト装置1から送るイメージデ
ータの圧縮率をα、1ページの全イメージデータ数をT
〔バイト〕、受信バッファのサイズをM〔バイト〕、ビ
デオ転送を開始する時点で受信バッファに蓄えられてい
るデータサイズをP〔バイト〕とする。通常、データ受
信速度xよりもビデオ転送速度yの方が高速であり、こ
の高速のビデオ転送の転送DMAアドレス(図2のTA
D)が低速のデータ受信の受信DMAアドレス(図2の
RAD)に追いついてしまうと、そこでビデオ転送がス
トップしてしまい印刷失敗となる(これを「アンダーラ
ンエラー」という)。しかし、 P≦M …(1) (α×T−P)/x<T/y …(2) を満足するようにPを設定しておけば、ビデオ転送の転
送DMAアドレスがデータ受信の受信DMAアドレスに
追いつかないうちに1ページ分のデータ受信が完了する
ので、アンダーランエラーは生じない。(1)、(2)
式より、 M≧P>T(α−x/y) …(3) が導かれる。この(3)式を満たすようにPを設定すれ
ばアンダーランエラーは生じない。そこで、(3)式を
満たす最小のP〔バイト〕を圧縮バンドサイズ〔バイ
ト〕で割って、その商に1を加えたバンド数を、ビデオ
転送の開始タイミング(つまり、このバンド数分のデー
タが受信バッファに受信された時点でビデオ転送を開始
する)として設定する。その際、通信ポートの種類や通
信モードによって上記データ送信速度xが異なるから、
それに応じて上記ビデオ転送開始タイミングとしてのバ
ンド数(以下、「指定バンド数」)を変える。例えば、
パラレルポートのように常に帯域を確保できる場合はフ
ライングスタート(つまり、1ページの全バンド数を受
信する前に印刷開始)を行なうよう、また、ネットワー
ク通信のように帯域が安定してないポートの場合は1ペ
ージの全バンド数を受信してから印刷を開始するよう、
指定バンド数(ビデオ転送開始タイミング)を設定す
る。また、パラレルポートの中でも、ECPのように送信
速度xの早いモードについては、開始タイミングを早く
し(指定バンド数を少なくし)、Compatibilityのよう
に送信速度xの遅いモードについては、開始タイミング
を遅く(指定バンド数を多く)設定する。
【0030】このようにイメージデータの解像度、ビデ
オ転送開始タイミング(指定バンド数)を決定した上
で、ホスト装置1は、これから印刷しようとするページ
のイメージデータに関するホスト情報(決定した給紙装
置、印刷枚数、イメージデータの解像度、1ページのト
ータルバンド数、及び指定バンド数(ビデオ転送開始タ
イミング)など)をプリンタ3へ送信する(S5)。プ
リンタ3は、このホスト情報を基に、レジスタの設定や
バッファクリアなどのページ設定を行なう。
【0031】次に、ホスト装置1は、プリンタ3にステ
ータス要求を送って、プリンタ3からプリンタステータ
ス(印刷エンジン27の状態、受信バッファの空きサイ
ズ、1ページの印刷が成功したか、エラー発生中か、な
ど)を受信する(S6)。プリンタ3から送られて来る
プリンタステータスには、例えば、図4に示すように、
「受信バッファ空きサイズ」、「プリンタレディ」フラ
グ、「印刷成功」フラグ、「紙ジャム」フラグ、「用紙
有/無」フラグ、「アンダーランエラー」フラグなどが
含まれている。ここで、「受信バッファ空きサイズ」と
は、受信バッファ43の現在の空きサイズである。「プ
リンタレディ」フラグは、これが1にセットされて(つ
まり、立って)いれば、印刷エンジン27が印刷動作可
能であり(つまり、印刷エンジン27がデータ受信可能
で、印刷不能状態(紙無し、紙ジャム、カバーオープ
ン、エンジン異常など)ではなく、且つ、定着器の温度
が規定値である)、且つ、プリンタ3へのページ設定が
終了していることを意味する。「印刷成功」フラグは、
これが1にセットされて(つまり、立って)いれば、1
ページの印刷が完了したから当該ページのデータを削除
して良いことを意味する。「紙ジャム」フラグは、これ
が1にセットされて(つまり、立って)いれば、紙ジャ
ムが発生していることを意味する。プリンタ3内では、
ジャムした用紙が除去されれば、紙ジャムフラグは解消
される。「用紙有/無」フラグは、これが1にセットさ
れて(つまり、立って)いれば、ホスト装置1が自動選
択した又はユーザが決定した給紙装置の用紙が給紙によ
って1枚も無くなったを意味する。プリンタ3内では、
その給紙装置に用紙が補充されれば、用紙有/無フラグ
が解消される。「アンダーランエラー」フラグは、これ
が1にセットされて(つまり、立って)いれば、アンダ
ーランエラーが発生したことを意味する。プリンタ3内
では、プリンタステータスが読まれると、アンダーラン
エラーフラグが解消される。
【0032】再び図3を参照する。上述したような内容
のステータスをプリンタ3から取得すると、ホスト装置
1は、そのステータスの用紙有/無フラグに基づいて、
これから給紙を行なう給紙装置の用紙の有/無をチェッ
クする(S7)。ホスト装置1は、その給紙装置に用紙
が無ければ(S7でYes)、ユーザ又はホスト装置1
が別の給紙装置を選択するか、或はその給紙装置に用紙
が補充されるまで待機し、どちらかが行なわれたとき
は、ステップS1の動作に戻って、印刷しようとしたペ
ージに係るデータを再送する。このとき、ステップS1
では、再送するページセットの最初のページが1ページ
目となる。つまり、例えば5ページの印刷を行なうとき
に3ページ目の印刷中にエラーが生じた場合は、ステッ
プS1では、3ページ目以降を再送するようにし、3ペ
ージ目が1ページ目として判断される。
【0033】一方、ホスト装置1は、上記給紙装置に用
紙が有れば(S7でNo)、プリンタ3からのステータ
スの紙ジャムフラグ等に基づいて、紙ジャム等の印字エ
ラーが発生しているか否かをチェックし(S8)、印字
エラーが発生していれば(S8でYes)、ステップS
1の動作に戻って、エラーから復帰した時点で印刷しよ
うとしたページに係るデータを再送する。
【0034】印字エラーが発生していなければ(S8で
No)、ホスト装置1は、プリンタ3からの上記ステー
タスに基づいて、プリンタ3が1バンドのイメージデー
タを受信可能か否かをチェックする(S9)。すなわ
ち、ホスト装置1は、受信したプリンタステータスから
次の及びの条件が満たされているか否かをチェック
して、全て満たされていれば、プリンタ3が1バンド以
上のイメージデータを受信可能であると判断する。
【0035】プリンタレディフラグが1である。すな
わち、印刷エンジン27が印刷動作可能であり、且つ、
プリンタ3のページ設定が完了している。
【0036】受信バッファに、これから送信しようと
する1バンド分のバンドデータのサイズ以上の空きがあ
る。
【0037】ステップS9でプリンタ3が1バンド以上
を受信可能と判断した場合にのみ(S9でYes)、ホ
スト装置1は、1バンド分のバンドデータをプリンタ3
へ送信する(S10)。ここで、バンドデータは、バン
ドヘッダ(圧縮データであるか否か(圧縮ON/OFF)及び
バンド圧縮サイズ(圧縮OFFの場合は元のバンドサイ
ズ)などのバンド情報)と1バンドのイメージデータか
ら構成される。これにより、オーバーランエラー(受信
バッファが満杯になり後続のデータが書込めなくなるエ
ラー)が回避される。尚、ホスト装置1は、バンドイメ
ージデータを送信する前に、そのバンドデータが圧縮に
よってサイズが縮小するか否かを判断し、縮小する場合
にはそのバンドデータを圧縮し、縮小しない場合は圧縮
しない。プリンタ3は、ホスト装置1からのバンドイメ
ージデータをDRAM21の受信バッファ43に蓄え、
そして、受信バッファ43内に、前述のステップS5で
ホスト装置1から指示された指定バンド数分のバンドデ
ータが蓄えられた時点、又は受信バッファ43内の空き
サイズが1バンドデータ分未満になった時点でビデオ転
送をスタートする。
【0038】次にホスト装置1は、1ページの全てのバ
ンドデータを送信し終えたかチェックし(S11)、送
信し終えてなければ(S11でNo)、ステップS6へ
戻り、バンドデータの送信を繰り返す。この1ページの
データ送信中、プリンタステータスからエラーを検出し
ても、ホスト装置1は1ページ全てのデータを送信す
る。1ページの全てのバンドデータを送信し終えていれ
ば(S11でYes)、ホスト装置1は、ステップS1
に戻り、別のページについても、これまでの動作を行な
う。
【0039】ホスト装置1は、ステップS4において、
どの給紙装置から給紙するかを決定するが、そのとき
は、図5に示す動作手順によって給紙装置を決定する。
【0040】ホスト装置1は、給紙装置を自動選択する
ようユーザに指示されているとき、(ステップS13で
Yes)、プリンタ3からの上記プリンタ情報を参照し
て各給紙装置に関する情報(装着状況、用紙の有/無、
用紙サイズ)を確認し、どの給紙装置にも印刷用紙がセ
ットされてない場合は(S14でNo)、紙なしを表示
し、用紙が補給されるまで繰り返しステータスを取得し
続ける(S15)。一方、いずれかの給紙装置に用紙が
セットされている場合は(S14でYes)、ホスト装
置1は、用紙がセットされている給紙装置のうち、これ
から印刷しようとする用紙サイズと一致する給紙装置が
在るか否かをチェックする(S16)。ホスト装置1
は、それらが一致する給紙装置が在れば(S16でYe
s)、その給紙装置に決定する(S17)。このとき、
上記一致する給紙装置が複数ある場合は、ホスト装置1
は、例えば、予めユーザに設定された又は固定的に定め
られた給紙装置の優先選択順位に従って、給紙装置を決
定する(S17)。
【0041】ホスト装置1は、上記一致する給紙装置が
1つもない無ければ(S16でNo)、その旨(例えば
「用紙を交換して下さい。このまま継続していいですか
?」というメッセージ)をディスプレイ画面に表示し
(S18)、この印刷処理を継続するかな否かをユーザ
に決定させる(S19)。ホスト装置1は、ユーザがこ
の印刷処理の継続を決定したときは(S19でYe
s)、ユーザに新たに給紙装置を選択させてそれを今回
の(つまりこれから使用する)給紙装置として決定し
(S20)、ユーザがこの印刷処理を継続しないとした
ときは(S19でNo)、印刷ジョブをキャンセルして
この処理を終了する(S21)。なお、ホスト装置1
は、ユーザに上記継続を決定させるときは、プリンタ3
からの上記プリンタ情報に含まれる各給紙装置情報(用
紙の有/無、用紙サイズ等)をディスプレイに表示し
て、それによってユーザに給紙装置を選択させることが
できる。
【0042】ステップS13において、ホスト装置1
は、給紙装置の自動選択が指示されていないとき、つま
りユーザが予め給紙装置を選択してあるときは(S13
でNo)、その選択された給紙装置に用紙が無い場合
(S22でYes)、紙なしを表示し、用紙が補給され
るまで繰り返しステータスを取得し続け(S23)、そ
の給紙装置に用紙が有る場合は(S22でNo)、その
給紙装置内の用紙のサイズとこれから印刷しようとする
用紙サイズが一致するか否かをチェックする(S2
4)。ホスト装置1は、それらの用紙サイズが一致すれ
ば(S24でYes)、ユーザが予め選択した給紙装置
を今回の(つまりこれから使用する)給紙装置として決
定し(S25)、それらの用紙サイズが一致しなければ
(S24でNo)、その旨(例えば「用紙を交換して下
さい。このまま継続していいですか?」というメッセー
ジ)をディスプレイ画面に表示し(S26)、この印刷
処理を継続するかな否かをユーザに決定させる(S2
7)。ホスト装置1は、ユーザがこの印刷処理を継続す
るときは(S27でYes)、ユーザに新たに給紙装置
を選択させてそれを今回の(つまりこれから使用する)
給紙装置として決定し(S25)、ユーザがこの印刷処
理を継続しないときは(S27でNo)、印刷ジョブを
キャンセルしてこの処理を終了する(S28)。
【0043】以上が、この実施形態におけるホスト装置
1の動作である。なお、ホスト装置1は、用紙無し又は
印字エラー後(図3のステップS7又はS8)、給紙装
置の自動選択(図3のステップS4)で新しく別の給紙
装置をした場合であっても、プリンタ3が、既にホスト
装置1から受信したイメージデータをその別の給紙装置
に対応させられれば、ホスト装置1は、プリンタ3にイ
メージデータを再送しなくても良い。
【0044】次に、プリンタ3の動作を説明する。
【0045】図6は、プリンタ3がホスト装置1からデ
ータを受信して印刷を行なうときの動作フローを示す。
【0046】まず、ホスト装置1がプリンタ情報を要求
してきた場合(ステップS29でYes)、プリンタ3
のCPU23が、通信モード(例えば、パラレル通信の
場合のECPやCompatibility)やDRAMサイズや給紙装
置の情報などのプリンタ情報をホスト1に送信する(S
30)。また、ホスト装置1がイメージデータに関する
ホスト情報(決定された給紙装置、印刷枚数、解像度3
00dpi/600dpi、トータルバンド数、指定バ
ンド数(ビデオ転送開始タイミング))を送信してきた
ときは(S31でYes)、プリンタ3のCPU23
は、その情報を基にデータ受信に関するレジスタ設定、
バッファクリアなどのページ設定を行なう(S32)。
【0047】その後、ホスト装置1からデータの送信が
あると、プリンタ3はそのデータ、つまり1バンドデー
タを受信する(S33)。
【0048】図7は、この1バンドデータ受信における
プリンタ3の動作フローを示す。
【0049】プリンタ3は、ホスト装置1からプリンタ
ステータスが要求されたときは(ステップS33−1で
Yes)、1バンドのイメージデータを受信可能か否
か、すなわち、次の及びの条件が満たされているか
否かをチェックする(S33−2)。
【0050】カバーオープン、紙ジャム、印字エラ
ー、又は用紙無し等のエラーが発生していない。
【0051】受信バッファに、1バンド分のバンドデ
ータのサイズ以上の空きがある。
【0052】これらが全て満たされていれば(S33−
2でYes)、プリンタ3は、1バンド以上のイメージ
データの受信が可能であることを示したプリンタステー
タスをホスト装置1に送信する(S33−3)。なお、
プリンタ3は、そのプリンタステータスには、用紙の有
無、受信バッファの空き容量、カバーオープンか否か、
又はトナー残量などの種々のステータスを含ませるよう
にすることができる。
【0053】プリンタ3は、上記プリンタステータスを
送信した後、1バンドデータを受信する(S33−
4)。前述のように、受信する1バンドデータは、バン
ドヘッダ(圧縮ON/OFF、バンド圧縮サイズ(圧縮OFFの
ときはバンドサイズ)のバンド情報)とバンドのイメー
ジデータから構成される。プリンタ3は、このバンドデ
ータのバンドヘッダに基づいてDMAを設定し、バンド
単位のイメージデータ受信はDMAで行なう。
【0054】ステップS33−2での1バンドデータ受
信可能か否かのチェックにおいて、上記又はの条件
を満たしていない(例えば、紙ジャムフラグ、印刷成功
フラグ、又は用紙有/無フラグが立っていることが検出
された)ときは(S33−2でNo)、プリンタ3は、
ホスト装置1に対し、エラーを表したステータスを送信
する(S33−5)。そして、プリンタ3は、そのエラ
ーに係るページのデータをはじめから再送してもらうた
め、図6のステップS29の動作に戻る。なお、プリン
タ3は、エラーを表したステータスに、用紙の有無、受
信バッファの空き容量、カバーオープンか否か、又はト
ナー残量などの種々のステータスを含ませてから、ホス
ト装置1に送信するようにすることができる。
【0055】再び図6を参照する。プリンタ3は、ホス
ト装置1からイメージデータを所定バンド数以上受信し
たとき(S34でYes)、例えば、ホスト装置1から
のホスト情報にある指定バンド数分のデータが受信バッ
ファに蓄えられたとき、又は、受信バッファの空きサイ
ズが1バンド未満になったとき、DMAコントローラ1
3にビデオ転送を許可する(S35)。
【0056】ビデオ転送許可後、プリンタ3は、再度ホ
スト装置1から1バンドデータを受信し(S36)、そ
のバンドデータ受信を、1ページのデータ受信が完了す
るまで繰り返す。1ページのデータ受信が完了したら
(S37)、プリンタ3は、図6のステップS29の動
作に戻る。
【0057】図8は、ビデオ転送に関してプリンタ3の
CPU23が行なう制御フローである。
【0058】プリンタ3のCPU23は、ビデオ転送が
可能であるか(すなわち、イメージデータがホスト装置
1から指示された指定バンド数以上受信済みか、又は受
信バッファの空きサイズが1バンドのデータサイズ未満
か)否かをチェックし(ステップS38)、ビデオ転送
が可能であれば(S38Yes)、ホスト装置1から指
定された給紙装置に用紙があるか否かをチェックする
(S39)。その給紙装置に用紙が無ければ(S39で
No)、プリンタ3のCPU23は、用紙有/無フラグ
(図4参照)を1にセットし(つまり立てて)(S4
0)、その給紙装置に用紙が有れば(S39でYe
s)、パラメータ設定、つまり、イメージデータに関す
るホスト情報(解像度、トータルバンド数、指定された
給紙装置)を基に、ビデオ転送に関するレジスタ設定を
行なう(S41)。
【0059】次に、CPU23は、DMAコントローラ
13に1バンドの転送DMAを許可し(S42)、それ
によりビデオ転送と印刷が開始される。ビデオ転送はデ
ータ受信と非同期に実行される。ビデオ転送が開始され
ると、DMAコントローラ13が受信バッファからイメ
ージデータを読出してデータ伸張回路15へ転送し、デ
ータ伸張回路15、ビデオコントローラ17及び後処理
回路19もそれぞれの処理を開始して、印刷エンジン2
7が印刷を開始する。プリンタ3は、印字途中でエラー
を検出した場合は(S43でYes)、印字エラーフラ
グをセットして印字エラーを示し(S44)、ステップ
S38の動作に戻る。
【0060】プリンタ3は、1ページのビデオ転送が完
了するまで、ステップS42の1バンドのビデオDMA
転送を繰り返し、1ページのビデオ転送が完了したとき
に(S45でYes)、印刷成功フラグをセットして印
刷成功を示す(S46)。この印刷成功フラグは、前述
したように、プリンタ3がホスト装置1にプリンタステ
ータスを送信することで、ホスト装置1に通知される
(印字が完了した時点とホスト装置1への通知は同期し
ていない)。印刷成功フラグは、ホスト装置1がそのプ
リンタステータスを読込んだときに解消され、そのとき
に、ホスト装置1は、その1ページのイメージデータを
削除する。
【0061】以上が、本実施形態でのホスト装置1及び
プリンタ3の動作の説明である。この実施形態によれ
ば、給紙装置の自動選択の処理をホスト装置1が全て行
なうので、プリンタ3の処理負担を軽くすることができ
る。その結果、低価格で高速なプリンタを提供すること
が図れる。また、特に、カラーレーザプリンタのような
複雑なものでは、プリントに最低限必要なハードウェア
はプリンタに搭載するが、それ以外のソフトウェアで行
なえる処理は極力ホスト装置にまかせてプリンタの処理
負担を減らすことで、安価で高速なプリンタの提供が実
現できると共に、ホスト側のソフトウェアだけで同じプ
リンタを将来に長くわたってより機能を高めつつ使って
いける。
【0062】ところで、別の実施形態として、ホスト装
置1の処理負担を考慮して、給紙装置自動選択の処理の
一部をプリンタ3に行なわせることもできる(つまり給
紙装置の自動選択の制御をホスト装置1とプリンタ3と
で分業させることができる)。例えば、ホスト装置1
は、必要に応じて給紙装置の自動選択をプリンタ3に指
示しておき、プリンタ3は、ホスト装置1が決定した給
紙装置に用紙が無いときに別な給紙装置に切り替えるよ
うにする。以下、この第2の実施形態におけるホスト装
置1及びプリンタ3の動作を説明する。なお、上記実施
形態と説明が重複する部分は省略又は簡略化する。
【0063】図9は、この第2の実施形態において、ホ
スト装置1がプリンタ3へイメージデータを送るときに
各ページ毎に行なう制御のフローを示す。
【0064】ホスト装置1は、まず、印刷しようとする
ページが1ページ目か否かを判断し(ステップS5
1)、1ページ目であれば(S51でYes)、プリン
タ3からプリンタ情報を取得する(S52)。このプリ
ンタ情報には、通信モード、DRAMサイズ、各給紙装
置の装着状況及び用紙サイズ等、又は上述した準備中を
示す情報が含まれるが、各給紙装置の用紙の有/無の情
報は含まれない。
【0065】プリンタ3からこのプリンタ情報を受ける
と、ホスト装置1は、そのプリンタ情報に基づいてプリ
ンタ3の制限事項を把握し、そのプリンタ情報が有効か
無効か、つまり上述した通信モードやDRAMサイズ等
を示した有効なプリンタ情報であるか、準備中を示す無
効なプリンタ情報かを判断する(S53)。情報が準備
中(無効)の場合は(S53でNo)、ホスト装置1
は、有効なプリンタ情報を受けるまでプリンタ情報をプ
リンタ3から繰り返しリードする。なお、プリンタ情報
が準備中(無効)になる原因は、プリンタ3がプリンタ
イニシャライズ中、又はエラーからの復帰中等がある。
【0066】有効な情報を取得すると(S53でYe
s)、ホスト装置1は、それに基づいて、どの給紙装置
から給紙をするかを決定する(S54)。そして、ホス
ト装置1は、これから印刷しようとするページの印刷枚
数、イメージデータの解像度、及び転送開始タイミング
(指定バンド数)を決定した上で、これから印刷しよう
とするページのイメージデータに関するホスト情報(決
定した給紙装置、印刷枚数、イメージデータの解像度、
1ページのトータルバンド数、及び指定バンド数(ビデ
オ転送開始タイミング)など)をプリンタ3へ送信する
(S55)。
【0067】次に、ホスト装置1は、プリンタ3にステ
ータス要求を送って、プリンタ3からプリンタステータ
ス(印刷エンジン27の状態、受信バッファの空きサイ
ズ、印刷成功など)を受信する(S56)。ホスト装置
1は、そのステータスを基に印字エラーが発生している
か否かをチェックし(S57)、印字エラーが発生して
いれば(S57でYes)、その印字エラーの原因によ
っては解像度変更を行なう(S58)。例えば、アンダ
ーランエラー(受信バッファからのデータ読出しアドレ
スが受信バッファへのデータ書込みアドレスに追いつい
てしまい、それ以上データ読出しができなくなるエラ
ー)によって印字エラーが発生したときは、ホスト装置
1は、600dpiから300dpiに解像度を落とし
てイメージの全データサイズを小さくして、データ送信
速度(受信バッファ書込み速度)が低下しないようにし
て再度アンダーランエラーが生じるのを防ぐ。そして、
ホスト装置1は、ステップS51の動作に戻って、エラ
ーから復帰した時点でプリンタ3にデータを再送する。
【0068】印字エラーが発生していなければ(S57
でNo)、ホスト装置1は、プリンタ3からの上記ステ
ータスを基に、プリンタ3が1バンドのイメージデータ
を受信可能か否かをチェックし(S59)、受信可能で
あれば(S59でYes)、1バンド分のバンドデータ
をプリンタ3へ送信する(S60)。ホスト装置1は、
1ページの全てのバンドデータを送信し終えるまで、ス
テップS56〜60の動作を繰り返し、1ページの全て
のバンドデータを送信し終えたら(S11でYes)、
ステップS51に戻り、別のページについても、これま
での動作を行なう。
【0069】ホスト装置1は、ステップS54におい
て、どの給紙装置から給紙するかを決定するが、この第
2の実施形態では、前述したようにプリンタ3からのプ
リンタ情報に各給紙装置の用紙有/無の情報が含まれて
いないので、給紙装置決定の際には用紙有/無のチェッ
ク(図5のステップS14、S22)は行なわない。つ
まり、この第2の実施形態では、ホスト装置1は、図1
0に示す動作手順によって給紙装置を決定する。
【0070】ホスト装置1は、給紙装置の自動選択が指
示されていれば(ステップS62でYes)、プリンタ
情報の各給紙装置の装着状況及び用紙サイズを基に、こ
れから印刷しようとする用紙サイズと一致する給紙装置
が一つでも在るか否かをチェックし(S63)、それら
が一致する給紙装置が一つでも在れば(S63でYe
s)、その給紙装置に決定する(S64)。このとき、
上記一致する給紙装置が複数ある場合は、ホスト装置1
は、例えば、予めユーザに設定された又は固定的に定め
られた給紙装置の優先選択順位に従って、給紙装置を決
定する(S64)。
【0071】ホスト装置1は、上記一致する給紙装置が
1つもない無ければ(S63でNo)、その旨(例えば
「用紙を交換して下さい。このまま継続していいですか
?」というメッセージ)をディスプレイに表示し(S6
5)、ユーザにこの処理を継続するか否かを確認する
(S66)。継続が決定されたときは(S66でYe
s)、ホスト装置1は、ユーザに新たに給紙装置を選択
させてそれを今回の(つまりこれから使用する)給紙装
置として決定し(S67)、継続しないとされたときは
(S66でNo)、印刷ジョブをキャンセルしてこの処
理を終了する(S68)。
【0072】ステップS62において、ホスト装置1
は、ユーザに予め給紙装置が指定されていれば(S62
でNo)、その給紙装置内の用紙のサイズとこれから印
刷しようとする用紙サイズが一致するか否かをチェック
し(S69)、それらの用紙サイズが一致すれば(S6
9でYes)、ユーザが予め選択した給紙装置を今回の
給紙装置として決定する(S70)。それらの用紙サイ
ズが一致しなければ(S69でNo)、ホスト装置1
は、その旨(例えば「用紙を交換して下さい。このまま
継続していいですか?」というメッセージ)をディスプ
レイに表示する(S71)。その後、ホスト装置1は、
この印刷処理の継続が決定されたときは(S72でYe
s)、ユーザに新たに給紙装置を選択させてそれを今回
の給紙装置として決定し(S70)、この印刷処理を継
続しないとされたきは(S72でNo)、印刷ジョブを
キャンセルしてこの処理を終了する(S73)。
【0073】以上が、この第2の実施形態におけるホス
ト装置1の動作である。次に、プリンタ3の動作を説明
する。
【0074】図11は、プリンタ3がホスト装置1から
データを受信して印刷を行なうときの動作フローを示
す。
【0075】まず、ホスト装置1がプリンタ情報を要求
してきた場合(ステップS74でYes)、プリンタ3
のCPU23が、通信モード(例えば、パラレル通信の
場合のECPやCompatibility)やDRAMサイズや給紙装
置の情報などのプリンタ情報をホスト1に送信する(S
77)。また、プリンタ情報が準備できていない場合
(S75でNo)(具体的には、プリンタイニシャライ
ズ中、又はエラーからの復帰中である場合)には、準備
中であることをホスト装置1に知らせる(S76)。
【0076】この後、プリンタ3は、図6のステップS
32〜37の動作と同様の動作を行なう(S78〜8
3)。つまり、プリンタ3は、ホスト装置1からイメー
ジデータに関するホスト情報(決定された給紙装置、印
刷枚数、解像度等)を受信し、その情報を基にデータ受
信に関するレジスタ設定、バッファクリアなどのページ
設定を行なう(S78)。そして、プリンタ3は、ホス
ト装置1から1バンドデータを受信する(S79)。こ
の1バンドデータの受信における動作は、図7に示した
動作と全く同じである。ホスト装置1からイメージデー
タを所定バンド数以上受信したら(S80でYes)、
プリンタ3は、DMAコントローラ13にビデオ転送を
許可して(S81)、再度ホスト装置1から1バンドデ
ータを受信し(S82)、これを、1ページのデータ受
信が完了するまで繰り返す。
【0077】図12は、ビデオ転送に関してプリンタ3
のCPU23が行なう制御フローを示す。
【0078】プリンタ3のCPU23は、ビデオ転送が
可能であるか否かをチェックする(ステップS84)。
ここでは、イメージデータがホスト装置1から指示され
た指定バンド数以上受信済みか、又は受信バッファの空
きサイズが1バンドのデータサイズ未満かのチェックの
他に、使用対象となっている給紙装置の用紙有/無チェ
ックを行なう。
【0079】図13は、用紙有/無のチェックに関して
プリンタ3のCPU23が行なう制御フローを示す。
【0080】プリンタ3のCPU23は、まず、ホスト
装置1が決定した給紙装置の用紙有/無をチェックし
(S84−1)、その給紙装置に用紙がセットされてい
れば(S84−1でNo)、その給紙装置を使用対象と
して印刷エンジン27に指定し(S84−2)、その給
紙装置に用紙が1枚もセットされていなければ(S84
−1でYes)、給紙装置の自動選択をするよう指示さ
れているか否かを確認する(S84−3)。このとき、
給紙装置の自動選択をしない(S84−3でNo)、全
ての給紙装置に用紙が1枚も無い(S84−4でYe
s)、又は、これから印刷しようとする用紙サイズと一
致する用紙がセットされている給紙装置が1つも無い場
合は(S84−5でNo)、CPU23は、用紙有/無
フラグをセットして用紙無しを示す。それに対して、給
紙装置の自動選択を行なうよう指示されていて(S84
−3でYes)、少なくとも1つの給紙装置には用紙が
セットされており(S84−4でNo)、且つ、セット
されている用紙のうちこれから印刷しようとする用紙サ
イズと一致するものがあれば(S84−5でYes)、
CPU23は、その給紙装置を使用対象に変更する(S
84−7)。このとき、上記一致する用紙がセットされ
た給紙装置が複数ある場合は、ホスト装置1は、例え
ば、予めユーザに設定された又は固定的に定められた給
紙装置の優先選択順位に従って、使用対象とする給紙装
置を印刷エンジンに指定する(S84−7)。
【0081】再び図12を参照する。プリンタ3のCP
U23は、このようにして給紙装置を印刷エンジンに指
定できたらビデオ転送が可能となって(S84でYe
s)、イメージデータに関するホスト情報(解像度、ト
ータルバンド数、指定された給紙装置)を基にビデオ転
送に関するレジスタ設定を行なう(S85)。次に、プ
リンタ3は、圧縮ON/OFF、及びバンド圧縮サイズ(圧縮
OFFのときはバンドサイズ)のバンド情報を基にDMA
コントローラ13の転送DMAに関するパラメータ(転
送DMAアドレスの開始ポイント、バンドデータのバイ
ト数など)及びデータ伸張回路15のパラメータ(伸張
ON/OFFなど)を設定する。転送DMAアドレスの開始ポ
イントを設定する際、現在進行中(又は、これから開始
する)の受信DMAアドレスの開始ポイントと、設定し
ようとしている転送DMAアドレスの開始ポイントとを
比較し(S86)、両者が一致する場合はアンダーラン
エラーと判断する。
【0082】アンダーランエラーが発生した場合、アン
ダーランエラーフラグをDRAM21のワークエリアに
セットする(S87)。このアンダーランエラーは、前
述したようにホスト装置1がプリンタステータスを読み
出すことによって(図9のステップS56)、ホスト装
置1に通知される(アンダーランエラーの発生とホスト
装置1への通信は同期していない)。ホスト装置1がプ
リンタのステータスを読出した時点で、アンダーランエ
ラーフラグは解消される。ホスト装置1は、アンダーラ
ンエラーフラグを検知したら、例えばイメージデータの
解像度を600dpiから300dpiに落として、失
敗したバンドからデータを再送信する。
【0083】アンダーランエラーが発生していない場
合、プリンタ3のCPU23は、DMAコントローラ1
3にビデオ転送DMAを許可し(S88)、それにより
ビデオ転送と印刷が開始される。CPU23は、1ペー
ジのビデオ転送が完了するまで、ステップS86及びS
87を繰り返し、1ページのビデオ転送が完了したとき
に(S89でYes)、印刷成功フラグをセットして印
刷成功を示す(S90)。
【0084】以上、本発明の好適な幾つかの実施形態を
説明したが、これらは本発明の説明のための例示であっ
て、本発明の範囲をこれらの実施例にのみ限定する趣旨
ではない。本発明は、他の種々の形態でも実施すること
が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の構成を示すブロック図。
【図2】DRAM21のメモリマップ。
【図3】ホスト装置1がプリンタ3へイメージデータを
送るときに各ページ毎に行なう制御を示すフローチャー
ト。
【図4】プリンタステータスの一例を示す図。
【図5】ホスト装置1が給紙装置を決定するときの動作
を示すフローチャート。
【図6】プリンタ3がホスト装置1からデータを受信し
て印刷を行なうときの動作を示すフローチャート。
【図7】1バンドデータ受信におけるプリンタ3の動作
を示すフローチャート。
【図8】ビデオ転送に関してプリンタ3のCPU23が
行なう制御を示すフローチャート。
【図9】本発明の第2の実施形態において、ホスト装置
1がプリンタ3へイメージデータを送るときに各ページ
毎に行なう制御を示すフローチャート。
【図10】本発明の第2の実施形態において、ホスト装
置1が給紙装置を決定するときの動作を示すフローチャ
ート。
【図11】本発明の第2の実施形態において、プリンタ
3がホスト装置1からデータを受信して印刷を行なうと
きの動作を示すフローチャート。
【図12】第2の実施形態において、ビデオ転送に関し
てプリンタ3のCPU23が行なう制御を示すフローチ
ャート。
【図13】用紙有/無のチェックに関してプリンタ3の
CPU23が行なう制御を示すフローチャート。
【符号の説明】 1 ホスト装置 3 ページプリンタ 11 ホストインターフェース回路 13 DMAコントローラ 15 データ伸張回路 17 ビデオコントローラ 19 後処理回路 21 DRAM 23 CPU 25 ROM 27 印刷エンジン 29 EEPROM
フロントページの続き (72)発明者 千原 一徳 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 Fターム(参考) 2C061 AP01 AQ06 AS02 HJ03 HN05 HN17 HP08 3F343 FA02 FB04 FC30 HA37 KB07 KB20 LC04 LC19 MA09 MA26 MC21 MC28 5B021 AA01 BB10 DD09 KK02

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホスト装置からプリンタに印刷データを
    送って前記プリンタで印刷するプリントシステムにおい
    て、 前記プリンタは、種々のサイズの印刷用紙をセットでき
    る給紙装置を複数備えていて、前記ホスト装置に、前記
    各給紙装置又はユーザが予め指定した給紙装置に関連す
    る情報を通知する手段を有し、 前記ホスト装置は、前記プリンタから通知された、前記
    各給紙装置又はユーザが予め指定した給紙装置に関連す
    る情報を基に、前記各給紙装置から使用対象となる給紙
    装置を自動選択する手段を有するプリントシステム。
  2. 【請求項2】 前記各給紙装置又はユーザが予め指定し
    た給紙装置に関連する情報は、前記各給紙装置又はユー
    ザが予め指定した給紙装置の装着状況、用紙の有無、又
    は用紙サイズである請求項1記載のプリントシステム。
  3. 【請求項3】 前記ホスト装置の自動選択する手段は、 前記各給紙装置のいずれかひとつの給紙装置に用紙があ
    るか否かをチェックする用紙有/無チェック手段と、 前記用紙有/無チェック手段が、少なくともひとつの給
    紙装置に用紙がセットされていると検出したときは、そ
    の検出した給紙装置のうち印刷する用紙サイズと一致し
    た用紙がセットされている給紙装置が少なくとも一つは
    あるか否かをチェックする用紙サイズチェック手段とを
    有しており、前記用紙サイズチェック手段が、印刷する
    用紙サイズと一致した用紙がセットされている給紙装置
    が少なくとも一つはあることを検出したときは、その検
    出した給紙装置のうち一つを選択する請求項1記載のプ
    リントシステム。
  4. 【請求項4】 前記ホスト装置の自動選択する手段は、
    前記用紙サイズチェック手段が、印刷する用紙サイズと
    一致した用紙がセットされている給紙装置を複数検出し
    たときは、それら検出した給紙装置から、ユーザが予め
    設定した又は固定的に定められた優先選択順位に従って
    一つを選択する請求項3記載のプリントシステム。
  5. 【請求項5】 前記ホスト装置の自動選択する手段は、
    前記用紙サイズチェック手段が、印刷する用紙サイズと
    一致した用紙がセットされている給紙装置を一つも検出
    しなかったときは、ユーザに給紙装置を選択させること
    ができる請求項3記載のプリントシステム。
  6. 【請求項6】 前記プリンタは、前記ホスト装置が選択
    又はユーザが予め指定した給紙装置が、今回の印刷に使
    用できないときは、前記各給紙装置から今回の印刷に使
    用できる給紙装置を選択する選択手段を備える請求項1
    記載のプリントシステム。
  7. 【請求項7】 前記プリンタの選択手段は、前記ホスト
    装置が選択又はユーザが予め指定した給紙装置に用紙が
    無いときに、その給紙装置を今回の印刷に使用できない
    と判断する手段を有する請求項6記載のプリントシステ
    ム。
  8. 【請求項8】 ホスト装置から印刷データを受信して印
    刷するプリンタにおいて、 種々のサイズの印刷用紙をセットできる給紙装置を複数
    備え、前記ホスト装置に、前記各給紙装置又はユーザが
    予め指定した給紙装置に関連する情報を通知する手段を
    有しており、それにより、前記ホスト装置が、前記通知
    した各給紙装置又はユーザが予め指定した給紙装置に関
    連する情報を基に、前記各給紙装置から使用対象となる
    給紙装置を自動選択することができるプリンタ。
  9. 【請求項9】 前記各給紙装置又はユーザが予め指定し
    た給紙装置に関連する情報は、前記各給紙装置又はユー
    ザが予め指定した給紙装置の装着状況、用紙の有無、又
    は用紙サイズである請求項8記載のプリンタ。
  10. 【請求項10】 前記ホスト装置が選択又はユーザが予
    め指定した給紙装置が、今回の印刷に使用できないとき
    は、前記各給紙装置から今回の印刷に使用できる給紙装
    置を選択する選択手段を備える請求項8記載のプリン
    タ。
  11. 【請求項11】 前記選択手段は、前記ホスト装置が選
    択又はユーザが予め指定した給紙装置に用紙が無いとき
    に、その給紙装置を今回の印刷に使用できないと判断す
    る手段を有する請求項10記載のプリンタ。
  12. 【請求項12】 前記選択手段は、前記各給紙装置のう
    ち、今回の印刷に使用できる給紙装置が複数あるとき
    は、ユーザが予め設定した又は固定的に定められた優先
    選択順位に従って給紙装置を選択する請求項10記載の
    プリンタ。
  13. 【請求項13】 生成した印刷データをプリンタに送り
    そのプリンタで印刷するプリントシステムに備えられる
    ホスト装置において、 前記プリンタは、種々のサイズの印刷用紙をセットでき
    る給紙装置を複数備え、前記ホスト装置に、前記各給紙
    装置又はユーザが予め指定した給紙装置に関連する情報
    を通知する手段を有しており、 前記プリンタから前記各給紙装置又はユーザが予め指定
    した給紙装置に関連する情報を受信する手段と、 前記受信した各給紙装置又はユーザが予め指定した給紙
    装置に関連する情報を基に、前記各給紙装置から使用対
    象となる給紙装置を自動選択する手段とを備えるホスト
    装置。
  14. 【請求項14】 前記各給紙装置又はユーザが予め指定
    した給紙装置に関連する情報は、前記各給紙装置又はユ
    ーザが予め指定した給紙装置の装着状況、用紙の有無、
    又は用紙サイズである請求項13記載のホスト装置。
  15. 【請求項15】 前記自動選択する手段は、 前記各給紙装置のいずれかひとつの給紙装置に用紙があ
    るか否かをチェックする用紙有/無チェック手段と、 前記用紙有/無チェック手段が、少なくともひとつの給
    紙装置に用紙がセットされていると検出したときは、そ
    の検出した給紙装置のうち印刷する用紙サイズと一致し
    た用紙がセットされている給紙装置が少なくとも一つは
    あるか否かをチェックする用紙サイズチェック手段とを
    有しており、前記用紙サイズチェック手段が、印刷する
    用紙サイズと一致した用紙がセットされている給紙装置
    が少なくとも一つはあることを検出したときは、その検
    出した給紙装置のうち一つを選択する請求項13記載の
    ホスト装置。
  16. 【請求項16】 前記自動選択する手段は、前記用紙サ
    イズチェック手段が、印刷する用紙サイズと一致した用
    紙がセットされている給紙装置を複数検出したときは、
    それら検出した給紙装置から、ユーザが予め設定した又
    は固定的に定められた優先選択順位に従って一つを選択
    する請求項15記載のホスト装置。
  17. 【請求項17】 前記自動選択する手段は、前記用紙サ
    イズチェック手段が、印刷する用紙サイズと一致した用
    紙がセットされている給紙装置を一つも検出しなかった
    ときは、ユーザに給紙装置を選択させることができる請
    求項15記載のホスト装置。
  18. 【請求項18】 生成した印刷データをプリンタに送り
    そのプリンタで印刷するプリントシステムに備えられる
    ホスト装置であって、 前記プリンタが、種々のサイズの印刷用紙をセットでき
    る給紙装置を複数備え、前記ホスト装置に、前記各給紙
    装置又はユーザが予め指定した給紙装置に関連する情報
    を通知する手段を有しており、 前記プリンタから前記各給紙装置又はユーザが予め指定
    した給紙装置に関連する情報を受信するステップと、 前記受信した各給紙装置又はユーザが予め指定した給紙
    装置に関連する情報を基に、前記各給紙装置から使用対
    象となる給紙装置を自動選択するステップと、を備えた
    ホスト装置として、コンピュータを機能させるためのコ
    ンピュータプログラムを担持したコンピュータ読取可能
    な記録媒体。
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