JP2001141839A - 振動おもりを備える発電器のための耐衝撃装置 - Google Patents

振動おもりを備える発電器のための耐衝撃装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は振動おもりを備える発電器のための
耐衝撃装置を提供する。 【解決手段】 本装置は、発電器(1)の回転子(1
1)と振動おもり(3)の間の連鎖に挿入された香箱
(2)を含む。この香箱は、渦巻きコイルバネ(4)と
スライドストリップ(6)を含み、このスライドストリ
ップ(6)はバネとの機械的結合なしで、バネの1巻き
の長さにわたって渦巻きコイルバネと同じ方向に巻か
れ、衝撃時の解放位置で保護エンベロープを形成する。
本耐衝撃装置は腕時計の発電器に適用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は振動おもりを備える
発電器のための耐衝撃装置に関し、香箱等の機械的蓄力
器又は発電器の回転子とかみ合う連鎖内のホィールやピ
ニオンに回復不能の損傷を与える原因となる振動おもり
の過剰振動による衝撃時に、装置のムーブメントの要素
をあらゆる損傷から保護しようとするものである。
【0002】特に、本発明は、ムーブメントの要素がも
ともと壊れやすい振動おもりを備えた小さい発電器のた
めの耐衝撃装置に関する。この発電器はユーザーの動き
によって振動おもりが振動する、ユーザーに持ち運ばれ
る小さい機器を作動するのに用いられる。例えば、本発
明は、これに限定されるわけではないが、電磁信号を送
信及び/又は受信する電子ムーブメント及び/又は電子
回路へ、振動おもりにより駆動される電子的発電器によ
り発生される電流により直接的または間接的に動力を供
給する腕時計に関する。
【0003】
【従来技術】誤用、衝撃、或いは機器の不慮の落下時の
振動おもりを備えた発電器により起こる機械的耐性の問
題を解決することが従来より求められており、またいく
つかの解決法がすでに提案されている。
【0004】機械式自動巻き時計において、1952年
のスイス特許第281490号ではおもりにより生じる
あらゆる軸方向の衝撃を和らげることを目的として、細
い弾性のあるジグザグアームにより支持される振動巻き
おもりを含む時計が提案されている。このアームは、香
箱のラチェットホィールと協働する歯付きセクタとかみ
合うピニオンに固定されており、この組立体はおもりの
振幅を制限する2つのショックアブソーバ・スプリング
によって完成されている。
【0005】これより以前の資料である1948年に発
行されたスイス特許第254577では、振動おもりの
衝撃吸収や緩和が、振動おもりとピボットで固定された
部分との間に取り付けられた垂直な細片を備えた渦巻き
バネによりなされている。1つの実施形態によれば、こ
の渦巻きバネは振動おもりのピボット軸を取り囲んでお
り、また他の実施形態ではこれらバネの1つ或いはそれ
以上が振動おもりの上に配置されると同時に、ピボット
軸に対してオフセットされており、ピボット軸に固定さ
れたベルと振動おもり自体との間の弾性的な連結を構成
している。この構造では、端部が各取付け点にピンでし
っかりと固定されており、衝撃緩和限度をこえると、端
部が固定点からはずれない限りバネの変形が生じること
に注目すべきである。
【0006】より最近の資料であるヨーロッパ特許第0
791867号では、1つの実施形態によれば、衝撃緩
和は多ても3巻きの薄板渦巻きコイルバネを支持する歯
車により形成される中間ホィールピニオンにより得ら
れ、コイルバネの端部は一端で発電器回転子のピニオン
とかみ合うホィールにしっかりと固定され、他端で振動
おもりを支持するリングの歯とかみ合うピニオンを含み
上記ホィール中で自由に回転できる軸体にしっかりと固
定されている。通常の動作では、この渦巻きコイル帯は
実際には変形しない十分な剛性がある。振動おもりが通
常以上に動いたとき、例えば腕に装着された時計にとっ
ての急激な動きの時、薄板渦巻きコイルバネは確実に、
歯車列の損傷を避けるのに十分な変形をすることができ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】振動おもりに対するよ
り大きいストレス、例えば小さい機器が落下した時、薄
板渦巻きコイルバネはおそらく抵抗するであろう。しか
し、薄板渦巻きコイルバネが屈曲し、機器の作動に支障
をきたす回復不能の変形を生じる恐れが確かにある。
【0008】極端な状態における振動おもりの作動によ
り生じる損傷を回避するための従来技術のほとんどの関
連装置にいまだ残っている欠点や不足点を克服するため
に、本発明は、振動おもりが極端な状態になるような動
きをした時、香箱内に巻かれた渦巻きコイルバネの構成
が、バネの固定点が引き剥がされたり回復不能の変形を
するのを防ぎ、また、このような状態の時、装置の全体
効率に役立つ僅かな慣性蓄積を生むような耐衝撃装置を
提案する。
【0009】
【課題を解決するための手段】従って、本発明は、香箱
を介して発電器に伝達される振動おもりの交互動作によ
って作動する発電器のための耐衝撃装置である。発電器
はピニオンを備える回転子を含む。振動おもりは、軸体
に固定され、歯付きリングに支持される不均衡部を含
む。香箱は、歯車を形成するリングが半径方向に延びて
いるベースを有し、軸着された軸体のまわりを自由に回
転し、かつ一端が軸体に連結され他端がドラムの内壁に
固定された渦巻きコイルバネが内部に巻かれており、回
転子の駆動手段を構成するドラムを含む。渦巻きコイル
バネは、通常作動の時にはバネが規則的な間隔を持ち、
全体に広がっている中立位置から巻き上げられるか或い
は巻き戻され、衝撃時には解放位置でバネはドラムの内
面に対して押圧され、巻締位置では中心部に位置するよ
うな弾性定数を持っている。さらに本体衝撃装置は、ス
ライドストリップを有し、それが前記振動おもりにより
駆動される軸体に結合され、渦巻きコイルバネと同方向
に巻かれ、解放位置における1巻きに実質的に対応する
長さにわたって全く機械的結合なしで渦巻きコイルバネ
を取り囲んでいる。
【0010】本発明による耐衝撃装置は香箱と振動おも
り両方を含む単一の機械的一体物として構成される。こ
の実施態様では、振動おもりの不均衡部が、歯付きリン
グに対して自由に回転するように取りつけられる。香箱
と振動おもりは同じ回転軸を有し、香箱の軸体と振動お
もりの軸体が単一部品を形成している。同様に香箱の歯
車と振動おもりの歯車は、回転子ピニオンに直接かみ合
う単一の歯車を構成する単一部品を形成する。
【0011】本発明の別の好ましい実施態様によれば、
本発明の耐衝撃装置は、発電器と振動おもりの間に差し
込まれた中間歯車ピニオンの形式で構成される。この中
間歯車ピニオンは前記した香箱を含み、その香箱の歯車
は回転子ピニオンとかみ合い、その軸体は振動おもりの
歯付きリングとかみ合うピニオンとして延びており、振
動おもりの不均衡部は、例えばリングと一体に製作さ
れ、あるいはリング上に溶接または圧入されることによ
り固定される。後に具体例をあげるが、この実施態様は
これまでのものと比べ、装置の全体の高さの減少と歯車
セットにより回転子速度の増大という利点がある。
【0012】交互の機械的エネルギが直流に転換される
この装置は、既知方法では回転子をいつも同じ方向に駆
動させるクリックホィールや電子極性反転回路のような
機械的変換システムを含む。本発明は添付図面を参照し
て以下の実施形態の説明にから、より理解できる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明をより理解するために、図
1から図5に図示する実施形態は、耐衝撃装置が中間歯
車ピニオンにより構成され、図示されていないが電子極
性反転回路を含む実施形態である。
【0014】図1はその電源が重力により作動する振動
おもり3により構成されている発電器1を概略的に示
し、対応する振動運動が2つの矢印Gで示されている。
この装置は小さい機器、例えば腕時計であってもよい。
振動おもり3は、時計を装着しそれに前後の動きを与え
る腕の動きにより作動するようになっており、この前後
の動きが、機械式時計では時計の香箱を巻き上げ、すな
わち渦巻きコイルバネを巻き上げ、後でそうして蓄積さ
れた機械的エネルギを時計ムーブメントに戻す。例え
ば、フランス特許第1185795号に記載されている
ように、香箱には中心部の固定点が壊れるのを避けるた
めに、巻き過ぎた場合に1つの止め支持部から別の止め
支持部へ飛び超えるようにバネの外側の巻き終りに固定
したフランジにより構成された安全装置が取り付けられ
ている。
【0015】本件では、機械的エネルギの蓄積は本発明
の不可欠な目的ではない。バネの外側の終わりはドラム
の内壁上に固定された取付け点を持つ。図1及び図2で
示すように、振動おもり3は、大容量の蓄電池、または
蓄電器(図示せず)に電圧Uを供給する発電器1を間接
的に作動させる。この蓄電池、または蓄電器に蓄えられ
たエネルギは、順次、電子回路(水晶発振器や分周器な
ど)に時計作動に必要な動力を供給する。
【0016】発電器1は、ピニオン12の歯13により
機械システムに連結される回転子11、双極固定子1
4、及びその端子間で発電器1により発生される電圧U
を取り出す固定子14を取り巻いているワインディング
15を含む。図示する実施形態によれば、中間ホィール
ピニオン20が発電器1の回転子11と振動おもり3の
間の連鎖に挿入される。
【0017】図1に極度位置で示され、図2に安定位置
で示されている振動おもりは、公知の方法で、中心部が
軸体34に軸着され、歯付きリング32に固定されたほ
ぼ半円形状の不均衡部31を含む。歯付きリング32は
不均衡部31と一体に製作することができ、或いは別々
の部分を溶接または圧入で製作することもできる。この
歯付きリング32の一部は、中間ホィールピニオン20
に内包される本発明の耐衝撃装置をより解り易くするた
めに、示されていない。
【0018】中間ホィールピニオン20は、一方側がベ
ース28で閉じられたドラム27により構成される香箱
2を含む。そのベース28はドラム27を超えて半径方
向に延びてその歯22が回転子ピニオン12の歯13と
かみ合う歯車21を構成している。この中間ホィールピ
ニオン20は続いてカバー30で閉じられるが、図2で
は耐衝撃装置の中核部を見せるためにそのカバーの一部
を取り去って示してある。このカバー30はドラム27
に取りつけられたピン29で位置決めされ固定される。
ドラムはその中心部に、その上に4つのアームを有する
コレット23が形取られた軸体24を含む。この軸体2
4は、コレット23側である一端でベース28に自由に
回転できるように支持され、他端はピニオン25となっ
て延びており、ピニオン25の歯26は振動おもりの歯
付きリング32の歯33とかみ合う。図2に明示されて
いるように、発電器1と振動おもり3の間には運動的接
続がない。この運動的接続を確立し、衝撃に耐えうるこ
とを保証するために、香箱は渦巻きコイルバネ4とスラ
イドストリップ6を含み、このそれらの配置を以下に説
明する。
【0019】4巻きから10巻きに形成される渦巻きコ
イルバネ4は、その中心側の端部をコレット23のアー
ムに点5で固定される。この結合はレーザ溶接や接着材
によるなど既知方法で成し遂げられる。渦巻きコイルバ
ネ4の外側の端部は、特に図2で見ることができる、ド
ラム27の内壁の点9で固定される。図示の例では、こ
の接続は、ドラム27に設けた凹みの溝18内に係合さ
れた金属プレート19のほぼ中央部分にバネの端部を溶
接することによって行われる。
【0020】渦巻きコイルバネ4は細帯で形成され、そ
の断面とそれを形成する材料は通常作動の場合、図2と
図3で示す中立位置から始まり、巻かれたバネ板には正
常な間隔があり、バネ板は巻き上げられたり巻き戻され
たりして、香箱2を駆動して発電器1に運動を伝える。
この装置が腕時計のムブメントに取り付けられるとき、
トルクは実質的に5μN.m.rad-1から500μ
N.m.rad-1の間になる。例として、横断面が0.
04×0.5mmのスチールバネが使用できる。
【0021】図1と図3Aには、衝撃を受けた極度位置
が示してあり、そのとき、軸体24が時計回り(図3A
の矢印で示される)に駆動されるとすると、渦巻きコイ
ルバネ4のバネ板はドラム27の壁に対して押しつけら
れる。何も保護策もなく、振動おもりにより軸体24に
依然として力がかかる場合、コレット23上の取付け点
5は剥がれるか、図4の矢印17で示されるように、最
初の1巻きは屈曲する可能性がある。
【0022】このような不都合を避ける為に、解放位置
(図3A)において最初の1巻きと実質的に同じ長さに
わたって渦巻きコイルバネ4を包む、或いは取り囲むス
ライドストリップ6を加えるが、しかし渦巻きコイルバ
ネ4とは何ら機械的結合はしていない。
【0023】このスライドストリップ6には渦巻きコイ
ルバネ4と同じ弾性特性を持たせることができ、スライ
ドストリップ6の断面あるいはそれを成形する材料を選
ぶことにより、もっと優れた特性を持たせることもでき
る。
【0024】ストリップ6の1つの端部は、渦巻きコイ
ルバネ4の固定点5の上流に位置する点7でコレット2
3の別のアームに固定される。示される実施形態では、
この2つの固定点のオフセット角度は180度である
が、本発明の範囲を逸脱することなく、他のいかなるオ
フセットでも可能である。1例として、オフセット角が
120度の、3つのアームを備える他形式のコレットを
図5に示す。ストリップ6のもう一方の端部は固定され
ておらず、解放位置で渦巻きコイルバネ4の最初と2番
目のバネの間に点8で挟まれる。この点8は最初のバネ
を強化する、すなわち振動おもり3の過剰作動における
上記記載の屈曲を避ける仮の支持点を構成する。装置が
再び中立位置になった時(図3B)、ストリップ6は、
渦巻きコイルバネ4のバネ板の間を滑り、振動おもりの
通常作動において何の機能も行わない位置に位置する。
次ぎに図3Cを参照する。衝撃により反時計回り方向に
渦巻きコイルバネの巻き上げが生じると、バネ板は中心
部で巻締位置になり、スライドストリップ6は何も機能
もせず、機構の剛性はドラム27と結合されたプレート
19による点9上の固定によってのみ決まる。
【0025】解放位置(図3A)、または巻締位置(図
3C)から中立位置(図3B)へ動く過程で、装置全体
の全エネルギ効率に有効な少量のエネルギを蓄積する。
【0026】これまで説明した中間ホィールピニオンを
備える装置には、装置の全体の高さを減少し、50オー
ダーの種々のファクタを持つことが可能な歯車セットに
よって、回転子の回転速度を増大し、結果的に全体のエ
ネルギバランスに好影響をもたらす利点がある。
【0027】エネルギの観点からの要求が少なければ、
香箱2と振動おもり3を単一の機械ユニットとして構成
することができる。このようなケースでは、不均衡部3
1は歯付きリング32に対して自由に回転し、振動おも
り3の軸体34はピニオン25を含まない香箱2の軸体
24と統合され、そしてドラム27は、省略可能な歯車
21と同一の機能を持つ歯付きリング32に固定され
る。すなわち、歯付きリング32と歯車21は統合され
る。
【0028】また当業者は、本発明の範囲から外れるこ
となく、あらゆるタイプの腕時計に、或いは操作の自律
性を高めるために携帯電話などの他の非測時製品にこの
耐衝撃装置を採用した変更実施を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】振動おもりが極度位置にあるときの本発明によ
る耐衝撃装置と共働する発電器の平面図である。
【図2】振動おもりが中立位置にある時の連鎖に限定し
た図1に対応する透視図である。
【図3A】解放位置における耐衝撃装置の平面図であ
る。
【図3B】中立位置における耐衝撃装置の平面図であ
る。
【図3C】巻締位置における耐衝撃装置の平面図であ
る。
【図4】本発明による耐衝撃装置を欠く場合に見られる
変形の図解である。
【図5】本発明による耐衝撃装置の中心部における結合
手段の別の実施形態である。
【符号の説明】
1 発電器 2、20 中間ホィールピニオン 3 振動おもり 4 渦巻きコイルバネ 5、7、8、9 固定点 6 スライドストリップ 11 回転子 12、 ピニオン 13、22、26、33 歯 14 双極固定子 15 ワインディング 18 溝 19 金属プレート 21 歯車 23 コレット 24、34 軸体 25 ピニオン 27 ドラム 28 基板 29 ピン 30 カバー 31 不均衡部 32 歯付きリング

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 香箱(2)を介して発電器に伝達される
    振動おもり(3)の交互動作によって作動する発電器
    (1)のための耐衝撃装置において、前記発電器(1)
    がピニオン(12)を備える回転子(11)を含み,前
    記振動おもり(3)が軸体(34)に固定され、歯付き
    リング(32)に支持される不均衡部(31)を含み,
    前記香箱(2)が、歯車(21)を形成するリングが半
    径方向に延びている基板(28)を有し、軸着された軸
    体(24)で自由に回転し、その一端が振動おもり
    (3)の軸体(34)に連結され他端がドラム(27)
    の内壁に固定された渦巻きコイルバネ(4)が内部に巻
    かれていて、回転子(11)の駆動手段を構成するドラ
    ム(27)を含み,前記渦巻きコイルバネ(4)が、通
    常作動の時にはバネが規則的な間隔を持ち、全体に広が
    っている中立位置から巻き上げられるか或いは巻き戻さ
    れ、衝撃時には解放位置でバネがドラム(27)の内面
    に対して押圧され、巻締位置では中心部に位置するよう
    な弾性定数を持つ耐衝撃装置であって、さらにスライド
    ストリップ(6)が、前記振動おもり(3)により駆動
    される前記軸体(24)に結合され、前記渦巻きコイル
    バネ(4)と同方向に巻かれ、解放位置における1巻き
    に実質的に対応する長さにわたって全く機械的結合なし
    で前記渦巻きコイルバネ(4)を取り囲むことを特徴と
    する耐衝撃装置。
  2. 【請求項2】 前記香箱(2)および、その不均衡部
    (31)が前記歯付きリング(32)に対して自由に回
    転するように取りつけられた前記振動おもり(3)が、
    一方ではそれらのそれぞれの軸体(24)と軸体(3
    4)が統合され、他方ではそれらのそれぞれの歯車(2
    1)と歯付きリング(32)が前記回転子(11)の前
    記ピニオン(12)と直接かみ合うように統合さた単一
    の機械的一体物を構成することを特徴とする請求項1に
    記載の耐衝撃装置。
  3. 【請求項3】 前記香箱(2)が、その歯車(21)が
    前記回転子(11)の前記ピニオン(12)とかみ合
    い、その軸体(24)が前記振動おもり(3)の前記不
    均衡部(31)に固定された前記歯付きリング(32)
    とかみ合うようにピニオン(25)として延びている、
    独立した中間ホィールピニオン(20)を構成すること
    を特徴とする請求項1に記載の耐衝撃装置。
  4. 【請求項4】 中心部における前記渦巻きコイルバネ
    (4)及びの前記スライドストリップ(6)の固定が、
    前記香箱(2)の前記軸体(24)上で駆動されるコレ
    ット(23)によって、夫々の取付け点(5、7)が3
    0度から180度の間にある角度で分離するようになさ
    れることを特徴とする請求項1に記載の耐衝撃装置。
  5. 【請求項5】 前記香箱(2)が、前記ドラム(27)
    に固定されたピン(29)で支持されたカバー(30)
    によって閉じられていることを特徴とする請求項2に記
    載の耐衝撃装置。
  6. 【請求項6】 電磁信号の受信及び/又は送信のための
    手段の電子ムーブメント及び/又は電子回路に電力を供
    給するための請求項1から請求項5のうちいずれか1項
    に記載の耐衝撃装置を含む腕時計。
  7. 【請求項7】 前記中立位置は、5μN.m.rad-1
    ら500μN.m.rad-1の間にある弾性定数を持つ渦
    巻きコイルバネ(4)を選択することで得られることを
    特徴とする請求項6に記載の耐衝撃装置
  8. 【請求項8】 前記スライドストリップ(6)が、前記
    渦巻きコイルバネ(4)より大きい断面または同一の断
    面を有するが、より高い弾性のある材料で作られること
    で、前記渦巻きコイルバネ(4)よりも大きい弾性定数
    を持つことを特徴とする請求項1に記載の耐衝撃装置
JP2000281291A 1999-09-17 2000-09-18 振動おもりを備える発電器のための耐衝撃装置 Expired - Lifetime JP4426078B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP99118465.6 1999-09-17
EP99118465A EP1085383B1 (fr) 1999-09-17 1999-09-17 Dispositif antichoc pour générateur de puissance à masse oscillante

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JP2001141839A true JP2001141839A (ja) 2001-05-25
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JP2000281291A Expired - Lifetime JP4426078B2 (ja) 1999-09-17 2000-09-18 振動おもりを備える発電器のための耐衝撃装置

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US (1) US6441516B1 (ja)
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