JP2001141289A - 空調監視制御システム - Google Patents

空調監視制御システム

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JP2001141289A
JP2001141289A JP32262199A JP32262199A JP2001141289A JP 2001141289 A JP2001141289 A JP 2001141289A JP 32262199 A JP32262199 A JP 32262199A JP 32262199 A JP32262199 A JP 32262199A JP 2001141289 A JP2001141289 A JP 2001141289A
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Japan
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air
control
air conditioner
conditioning monitoring
building
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JP32262199A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Tsujii
康浩 辻井
Shinji Okamoto
伸二 岡本
Tomonori Ouchiyama
智則 大内山
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザが居室で他の作業を行いながらでも空
調機の設定変更を行うことができ、機能の向上やレイア
ウト変更にも柔軟に対応できる空調監視制御システムを
提供する。 【解決手段】 ビル空調監視制御装置1と、汎用コンピ
ュータ上でWWWブラウザを利用し空調機の操作パネル
を実現した制御端末装置3によりビル空調監視制御装置
内に内蔵される制御端末装置3と制御される空調機4の
対応を示すアドレステーブル7に基づき対応する空調機
4への制御指令を出すので、ネットワークに接続されて
いる複数のパーソナルコンピュータから所望の空調機4
の操作が行えるようになり、操作表示のメンテナンスが
簡単に行えるとともにレイアウト変更にも柔軟に対応で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビル内の空調機の
集中管理及び制御を行う空調監視制御システムに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】ビル内の空調設備の機器制御・監視を行
う空調監視制御システムにおいて、機器制御・監視は、
ネットワークを介して中央監視室で集中的に行われる。
一般にビルの居住者(以下「ユーザ」と称す)が、ビル
の空調の運転時間の延長等のスケジューリング変更や、
設定温度の変更や確認,起動・停止等を要求するときに
は、この中央監視室に電話等を用いて連絡する必要があ
る。中央監視室のオペレータは、それらの連絡に基づき
空調監視制御システムを操作し、要求された処理をおこ
なう。
【0003】またユーザは、現在設定されている温度
や、稼働スケジュール等を確認したいときも同様に、中
央監視室に問い合わせる必要がある。中央監視室のオペ
レータはユーザからの問い合わせがある度に、設定変更
操作や、確認操作を行いユーザに連絡しなければならな
いためオペレータの負担となっている。またユーザも居
住環境の快適性を得るための細かな設定変更を行うのに
手間がかかり妥協を強いられていた。
【0004】これらの課題の解決方法として特開平6−
241544号公報に開示された方法がある。特開平6
−241544号公報に示されたものは、各空気調和機
を運転制御し監視するビル中央監視盤と、ビル中央監視
盤から出される制御指令と、各空気調和機の運転状態を
示す情報を中継する集中制御装置とを備える空調管理シ
ステムであって、ビル中央監視盤及び中央制御装置それ
ぞれに各空気調和機への制御情報を入力する入力手段
と、各空気調和機からの運転状態情報を表示する表示手
段とを設け、さらに集中制御装置にはビル中央監視盤及
び中央制御装置いずれかの入力手段から入力される最新
の指令を判断する判断手段と、この最新の指令を各空気
調和機へ送信する伝送手段を設けて構成した空調管理シ
ステムであり、ビル内に設置される多数の空気調和機
を、ビルの複数箇所から運転制御し監視でき、使い勝手
のよい空調管理システムを提供するというものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら特開平6
−241544号公報に示された方法では、複数箇所か
らの制御を実現し使い勝手をよくするためには、ビルの
複数箇所に新たに集中制御装置を多く設置する必要があ
ると同時に、機能変更の際には集中制御装置の入れ替え
等でコストがかかり、レイアウト変更などのときにも設
置場所をいちいち変更する必要があり面倒である。
【0006】また、運転状況が集中制御装置またはビル
中央監視盤からしかわからないので運転状況をユーザが
把握するのが面倒で、不具合を生じたときに迅速に対応
できない。
【0007】また、設定変更をするためには集中制御装
置またはビル中央監視盤の設置された場所にいく必要が
あり、とりわけ頻繁に設定変更を行う場合には設定変更
作業が面倒である。
【0008】本発明は、上記従来の課題を解決するため
に、ユーザが居室で他の作業を行いながらでも空調機の
設定変更を行うことができ、機能の向上やレイアウト変
更にも柔軟に対応できる空調監視制御システムを提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、ビル内の空調機を集中管理し、かつそれぞ
れの空調機を個別に制御するビル空調監視制御装置と、
汎用コンピュータ上でWWW(World Wide
Web)ブラウザを利用し空調機の操作パネルを実現し
た制御端末装置と、制御端末装置を汎用の通信プロトコ
ルを用いてビル空調監視制御装置にネットワーク接続す
る通信インタフェース部と、ビル空調監視制御装置内に
内蔵される制御端末装置と制御される空調機の対応を示
すアドレステーブルと、アドレステーブルに基づき制御
端末からの制御指令を対応する空調機への制御指令に変
換するアドレス付加部を備えたことを特徴としている。
【0010】または、空調監視制御システムにおいて、
ビル空調監視制御装置で集中管理されている空調機の運
転情報を定期的に記録するビル空調監視制御装置内に組
み込まれた運転情報記録部と、制御端末にWWWブラウ
ザにて表示される空調機の操作パネルとともに運転情報
記録部に記録されているデータを定期的に受信し表示す
る運転状況表示手段とを備えたことを特徴としている。
【0011】または、空調監視制御システムにおいて、
ビル空調監視制御装置に組み込まれる制御端末からの制
御指令の履歴とそのときの外気温と室温と時刻からなる
環境条件を記録する指令履歴記録部と、過去の指示履歴
記録部の環境条件と同様の環境条件になったときに制御
指令を出さずとも空調機の制御設定を自動的に変更する
自動制御手段を備えたことを特徴としている。
【0012】または、空調監視制御システムにおいて、
ビル空調監視制御装置内に組み込まれた制御指令の受信
間隔をカウントする指令タイマと、ビル空調監視制御装
置内で制御端末から指令された設定温度変更指令を予め
決められた時間保持する設定温度値一時記憶部と、予め
決められた時間中に複数の制御端末から温度設定変更指
令を受けたときに最適な温度設定値を算出する設定温度
最適化部を備えたことを特徴としている。
【0013】これにより、ユーザが居室で作業を行いな
がらでも空調機の設定変更を行うことができ、コストを
かけずに機能の向上やレイアウト変更にも柔軟に対応で
きる空調監視制御システムを提供することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、ビル内の空調機を集中管理し、かつそれぞれの空調
機を個別に制御するビル空調監視制御装置と、汎用コン
ピュータ上でWWW(World Wide Web)
ブラウザを利用し空調機の操作パネルを実現した制御端
末装置と、制御端末装置を汎用の通信プロトコルを用い
てビル空調監視制御装置にネットワーク接続する通信イ
ンタフェース部と、ビル空調監視制御装置内に内蔵され
る制御端末装置と制御される空調機の対応を示すアドレ
ステーブルと、アドレステーブルに基づき制御端末から
の制御指令を対応する空調機への制御指令に変換するア
ドレス付加部を備えているので、ネットワークに接続さ
れている複数のパーソナルコンピュータから所望の空調
機の操作が行えるようになり、操作表示のメンテナンス
が簡単に行えるとともにレイアウト変更にも柔軟に対応
できるという作用を有する。
【0015】本発明の請求項2に記載の発明は、ビル空
調監視制御装置で集中管理されている空調機の運転情報
を定期的に記録するビル空調監視制御装置内に組み込ま
れた運転情報記録部と、制御端末にWWWブラウザにて
表示される空調機の操作パネルとともに運転情報記録部
に記録されているデータを定期的に受信し表示する運転
状況表示手段とを備えているので、ユーザが逐次対象と
なる空調機の運転状況を手許で把握することができ、無
駄な設定変更がなくなり、障害発生時においては迅速に
対応するこができるという作用を有する。
【0016】本発明の請求項3に記載の発明は、ビル空
調監視制御装置に組み込まれる制御端末からの制御指令
の履歴とそのときの外気温と室温と時刻からなる環境条
件を記録する指令履歴記録部と、過去の指示履歴記録部
の環境条件と同様の環境条件になったときに制御指令を
出さずとも空調機の制御設定を自動的に変更する自動制
御手段を備えているので、設定変更操作回数を減らすこ
とができ、設定作業時間が減少するという作用を有す
る。
【0017】本発明の請求項4に記載の発明は、ビル空
調監視制御装置内に組み込まれた制御指令の受信間隔を
カウントする指令タイマと、ビル空調監視制御装置内で
制御端末から指令された設定温度変更指令を予め決めら
れた時間保持する設定温度値一時記憶部と、予め決めら
れた時間中に複数の制御端末から温度設定変更指令を受
けたときに最適な温度設定値を算出する設定温度最適化
部を備えているので、短時間に複数のユーザから温度設
定変更がされても最適な設定温度で空調機を制御するの
で、不快感を抱かせることがないという作用を有する。
【0018】以下、本発明の一実施の形態について、図
1から図11を用いて説明する。
【0019】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1の空調監視制御システムの概略構成図である。1は
ビル空調監視制御装置であり、ネットワークサーバ等で
構成される。ビル空調監視制御装置は通信インタフェー
ス部を備え(図示せず)、イーサネットなどで構成され
るLAN(Local Area Network)2
により、汎用のPC(Personal Comput
er)からなる制御端末装置3の通信インタフェース部
(図示せず)を介して接続されている。
【0020】4は空調機であり、専用の通信線5で空調
機のネットワークが構成されている。ビル空調監視制御
装置1には信号線5が接続されており、制御信号などの
通信パケットデータのやりとりを空調機4とおこなうこ
とで、集中管理や個別管理および制御を行っている。
【0021】図2は本実施の形態におけるビル空調監視
制御装置1の機能ブロック図である。6はLAN2を通
じた通信制御を行う通信インタフェース部である。7は
空調機4と制御端末3の配置によって関連づけされてい
るアドレステーブルである。通信インタフェース部6に
制御端末3から送信された制御指令データは、アドレス
判別部8によりどの制御端末3から送信されたかを判別
されアドレステーブル7に従って、該当空調機のアドレ
スを制御指令データをアドレスデータ付加部9で対象と
なる空調機アドレスデータが付加される。
【0022】空調機アドレスデータが付加された制御指
令データはプロトコル変換部10で空調機のネットワー
クプロトコルに変換され該当する空調機4へ専用の信号
線5を通じて配信される。アドレスデータテーブル7は
空調機のネットワークに接続されている空調機のアドレ
スと制御端末のネットワークアドレスが一対一対応で記
述されている。
【0023】図3及び図4は制御端末3での表示画面の
一例である。操作コントローラ11は汎用のWWWブラ
ウザ12を用いることでグラフィカルなユーザーインタ
ーフェースを実現されている。
【0024】WWWブラウザ12の機能は、HTML
(Hyper Text Markup Langua
ge)形式などの決められた形式で記述されたデータを
解読して画面に表示し、また画面上に操作ボタン13を
表示してキーボードやマウスなどのポインティングデバ
イスの操作による入力を操作ボタン13に反映させるこ
とができるようになっている。
【0025】操作コントローラ11のデザインや操作ボ
タン13の機能の関連づけはHTML形式のデータを変
更することで実現することができ、特別な部品は必要な
い。またJAVA言語をもちいたJAVAアプレットデ
ータをビル空調監視制御装置1から制御端末3に送るこ
とでも、機能アップや操作コントローラ11のデザイン
を変更することが可能である。
【0026】本実施の形態での動作例として、運転停止
中の空調機に対し、運転開始指令を行う例を図3及び図
4を用いて説明する。まず空調機を操作するユーザは制
御端末3となるPCからWWWブラウザ12を起動し、
ビル空調監視制御装置から空調機の操作コントローラを
表示するファイルをロードする。
【0027】このとき同時に制御対象となる空調機の運
転設定情報を読み込んで表示する(図3)。この場合空
調機設定は運転停止状態であるので、設定温度等の表示
はされない。
【0028】図3上で運転/停止ボタン14をポインテ
ィングデバイスによりクリックすると、運転開始指令が
ビル空調監視制御装置1に送られ、アドレスデータテー
ブル7を参照して対象となる空調機に対し、空調機のア
ドレスを付加して空調機のネットワークに運転開始の指
令データをプロトコル変換を行い、専用線5を通じて該
当の空調機に対し指令を送る。
【0029】このとき、ビル空調監視制御装置1は運転
状態を表すHTML形式のデータを制御端末3に送り、
図4のように制御端末3において運転が開始されたこと
が一目でわかるように表示され、設定表示ウインドウ1
5に運転モードや設定温度表示が表示される。
【0030】以上のように、ネットワークに接続されて
いる複数のパーソナルコンピュータから所望の空調機の
制御指令操作が通常のリモコンと同様のインターフェー
スを用いて行えるようになり、LANにつながるPCか
らの設定変更が容易にできるのでレイアウト変更等のと
きにも柔軟に対応できる。またWWWブラウザ12をも
ちいるので操作表示のメンテナンスや機能アップが簡単
に行える。
【0031】(実施の形態2)図5及び図6は本発明の
実施の形態2の制御端末3上の表示画面の一例である。
実施の形態1と同様のものについては同符号をつけ説明
を割愛する。
【0032】図5は通常の操作コントローラ11表示で
ある。16は対象となる空調機の運転状況を制御端末上
に表示させることを指令する運転状況表示ボタンであ
る。運転状況表示ボタン16を押すことにより、WWW
ブラウザ12に表示されている操作コントローラ11の
操作ボタン13のかわりに図6に示すような空調機の運
転状況が表示される。
【0033】運転状況は、設定情報17及び現在の室
温,外気温18及び時系列の室温変化のグラフ19が表
示される。またこのとき、運転状況表示ボタン16のか
わりに通常の操作コントローラ11表示に再び切り替え
ることを指示する操作表示ボタン20が表示される。
【0034】図7は、本実施の形態の動作フローチャー
トである。操作コントロール表示11(step1)に
て運転状況表示ボタン16が押されると(step
2)、制御端末3からビル空調監視制御装置1を通じて
対象となる空調機4に、運転情報要求データを送信する
(step3)。
【0035】データを受け取った空調機4は、運転状態
情報データをビル空調監視制御装置1を通じて制御端末
3に状況表示情報データを送信する(step4)。デ
ータを受信した制御端末3は状況表示情報データをもと
に運転状況表示を行う(step5)。
【0036】運転状況表示において、一定時間以内に
(本実施形態においては5分経過後)、操作表示ボタン
20が押されると(step7)、操作表示画面に切り
替わる(step8)。
【0037】一定時間以内に操作表示ボタン19が押さ
れなかった場合(step6)、再び運転情報要求デー
タを送信し(step3)、対象の空調機4からの最新
の運転情報データを受信し、運転状況表示を更新する。
【0038】以上のように、制御端末3に運転状況が表
示されるので、手許においていつでも空調機の運転情報
を得ることができるので、運転状態を確認しながら運転
設定を行うことができるので無駄な設定変更を行うこと
が少なくなり、また万一障害発生した場合においても障
害を早期に発見できるので迅速に対応することができ
る。尚本実施の形態においては、操作表示と状況表示を
切り替える仕様としたが、同時に両方の表示を行っても
効果は同じであることは言うまでもない。
【0039】(実施の形態3)図8は本発明の実施の形
態3のビル空調監視制御装置1における機能ブロック図
である。21は、時刻取得手段で内蔵されるタイマに基
づき時間管理を行っている。22及び23は、室温検知
手段と外気温検知手段で空調機4の室内機及び室外機に
取り付けられるサーミスタなどの温度検知センサから得
たデータを取得する。
【0040】24は設定温度受信手段で、制御端末3で
のユーザからの指令を受信し、空調機の冷暖房制御手段
25を通して冷暖房手段26を制御するデータを空調機
4に送信する。27は指示履歴記憶手段で、設定温度受
信手段24で受信したユーザの制御指令と、そのときの
室温及び外気温と時刻を関連づけて記憶していく。
【0041】28は自動制御手段で、室温,外気温と時
刻のデータを室温検知手段22,外気温検知手段23,
時刻取得手段21からの入力により、指示履歴記憶手段
27にある過去のユーザの設定温度変更指示が行われた
履歴データと比較を行い、履歴データと似通った状況に
なれば、ユーザからの指示を受けずとも自動で以前ユー
ザからの指示に基づいて行われた設定温度の変更を行
う。
【0042】図9,図10は、本実施の形態における室
温,外気温の経時変化を表す特性図である。横軸に時
間、縦軸には温度をとる。外気温は波線、室温の変化は
実線で示してある。
【0043】図9において、外気温T1℃のとき時刻t
1にユーザから室温をT3℃に下げる指令を受けたが、
冷えすぎの為時刻t2にユーザから設定温度をT4に上
げる変更指令が行われた。このとき、指示履歴記憶手段
27はこれらのユーザの指示を、外気温と室温の経時変
化を指示と関連づけて記憶する。
【0044】図10は、自動制御手段28による過去の
指示履歴からの自動設定変更が行われたときの外気温と
室温の経時変化を表す特性図である。図9とほぼ同じ変
化が室温及び外気温について現れた場合、自動制御手段
28は、指示履歴記憶手段26での指示履歴データと照
らし合わせ、時刻t1に設定温度を過去の履歴で最終的
に設定されたT4℃に設定する動作をおこなう。
【0045】このことで、過去にあった温度変更操作を
ユーザが再度設定することなく運転設定が変更されるの
で、操作回数が低減されるとともに最適な空調環境を得
ることができる。
【0046】以上のように、過去の指示履歴記録部に環
状条件と同様の環境条件になったときに制御指令を出さ
ずとも、自動制御設定手段28により、空調機4の制御
設定を自動的に変更されるので、設定変更操作回数を減
らすことができ、最適な空調機の運転設定を素早くおこ
なうことができる。
【0047】(実施の形態4)図11は本発明の実施の
形態4のビル空調監視制御装置1における機能ブロック
図である。実施の形態3と同様なものについては同符号
をつけ説明を割愛する。
【0048】29は設定温度最適化手段である。設定温
度最適化手段29はタイマ30で設定される一定時間中
に設定温度受信手段24により受信した設定温度変更指
示を一時記憶する設定温度値一時記憶部31における設
定温度値をもとに設定温度の最適値を算出し、設定温度
変更手段32を通じて対象となる空調機4の設定温度を
変更する。
【0049】図12は、設定温度最適化手段29での設
定温度変更動作を表すタイミングチャートである。縦軸
に設定温度、横軸に時間をとっている。上は実際のユー
ザからの設定温度変更指示を表し、下は設定温度最適化
手段29により算出された設定温度が設定温度変更手段
32に送られ変更された設定温度値を表す。
【0050】最初の設定温度がT℃であったとき、時刻
t0にあるユーザから+4℃設定温度を上げる指示がお
こなわれると、タイマ29が動作しt時間中の全てのユ
ーザからの設定温度変更指示を待つ。この間に別のユー
ザから+2℃の設定温度変更指示がなされた場合、タイ
マ動作終了時刻t1に+4℃の設定温度変更指示と+2
℃の設定温度変更指示の平均値をとり+3℃の設定温度
変更をおこなう。
【0051】同じく時刻t2に−4℃設定温度変更がさ
れると、タイマ29が動作しタイマ動作時間t中に別の
ユーザから−2℃の設定温度変更指示があれば、タイマ
動作終了後t3に−3℃の設定温度変更をおこなう。
【0052】以上の動作においてタイマ動作時間tは、
1分以内としユーザからの指示に対する設定温度変更動
作の応答遅延によるユーザへの不信感を抱かせない時間
に設定してある。
【0053】以上のように、予め決められた時間中に複
数の制御端末から温度設定変更指令を受けたときに最適
な温度設定値を算出する設定温度最適化部を備えている
ので、複数のユーザから温度設定変更がされても最適な
設定温度で空調機を制御するので、「あつすぎ」「冷え
すぎ」を防ぐことができる。尚、本実施形態において最
適値の算出に平均値を用いたが、ユーザ毎の重み付けを
行い特定のユーザの設定温度変更指示を重視して算出す
ることも可能である。
【0054】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ビル内の
空調機を集中管理し、かつそれぞれの空調機を個別に制
御するビル空調監視制御装置と、汎用コンピュータ上で
WWW(World Wide Web)ブラウザを利
用し空調機の操作パネルを実現した制御端末装置と、制
御端末装置を汎用の通信プロトコルを用いてビル空調監
視制御装置にネットワーク接続する通信インタフェース
部と、ビル空調監視制御装置内に内蔵される制御端末装
置と制御される空調機の対応を示すアドレステーブル
と、アドレステーブルに基づき制御端末からの制御指令
を対応する空調機への制御指令に変換するアドレス付加
部を備えているので、ネットワークに接続されている複
数のパーソナルコンピュータから所望の空調機の操作が
行えるようになり、操作表示のメンテナンスが簡単に行
えるとともにレイアウト変更にも柔軟に対応できる。
【0055】また、ビル空調監視制御装置で集中管理さ
れている空調機の運転情報を定期的に記録するビル空調
監視制御装置内に組み込まれた運転情報記録部と、制御
端末にWWWブラウザにて表示される空調機の操作パネ
ルとともに運転情報記録部に記録されているデータを定
期的に受信し表示する運転状況表示手段とを備えている
ので、ユーザが逐次対象となる空調機の運転状況を手許
で把握することができるので無駄な設定変更がなくな
り、障害発生時においては障害発生を早期発見できるの
で迅速に対応するこができる。
【0056】また、ビル空調監視制御装置に組み込まれ
る制御端末からの制御指令の履歴とそのときの外気温と
室温と時刻からなる環境条件を記録する指令履歴記録部
と、過去の指示履歴記録部の環境条件と同様の環境条件
になったときに制御指令を出さずとも空調機の制御設定
を自動的に変更する自動制御手段を備えているので、設
定変更操作回数を減らすことができる。
【0057】また、ビル空調監視制御装置内に組み込ま
れた制御指令の受信間隔をカウントする指令タイマと、
ビル空調監視制御装置内で制御端末から指令された設定
温度変更指令を予め決められた時間保持する設定温度値
一時記憶部と、予め決められた時間中に複数の制御端末
から温度設定変更指令を受けたときに最適な温度設定値
を算出する設定温度最適化部を備えているので、短時間
に複数のユーザから温度設定変更がされても最適な設定
温度で空調機を制御するので、「あつすぎ」「寒すぎ」
といった不快感を抱かせることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の空調監視制御システム
の概略構成図
【図2】同実施の形態のビル空調監視制御装置の機能ブ
ロック図
【図3】同実施の形態の制御端末上の表示画面例を示す
説明図
【図4】同実施の形態の制御端末上の表示画面例を示す
説明図
【図5】本発明の実施の形態2の制御端末上の表示画面
例を示す説明図
【図6】同実施の形態の制御端末上の表示画面例を示す
説明図
【図7】同実施の形態の動作フローチャート
【図8】本発明の実施の形態3のビル空調監視制御装置
の機能ブロック図
【図9】同実施の形態の室温及び外気温の経時変化を表
す特性図
【図10】同実施の形態の自動設定変更が行われたとき
の室温及び外気温の経時変化を表す特性図
【図11】本発明の実施の形態4のビル空調監視制御装
置の機能ブロック図
【図12】同実施の形態の設定温度変更動作を表すタイ
ミングチャート
【符号の説明】
1 ビル空調監視制御装置 3 制御端末 4 空調機 7 アドレスデータテーブル 11 操作コントローラ 12 WWWブラウザ 16 運転状況表示ボタン 20 操作表示ボタン 21 時刻取得手段 22 室温検知手段 23 外気温検知手段 24 設定温度受信手段 27 指示履歴記憶手段 29 設定温度最適化手段 31 設定温度値一時記憶部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大内山 智則 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内 Fターム(参考) 3L061 BA05 BA07 5B049 AA01 AA02 AA06 CC45 DD01 EE59 FF00 GG04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビル内の空調機を集中管理し、かつそれ
    ぞれの空調機を個別に制御するビル空調監視制御装置
    と、汎用コンピュータ上でWWWブラウザを利用し空調
    機の操作パネルを実現した制御端末装置と、制御端末装
    置を汎用の通信プロトコルを用いてビル空調監視制御装
    置にネットワーク接続する通信インタフェース部と、ビ
    ル空調監視制御装置内に内蔵される制御端末装置と制御
    される空調機の対応を示すアドレステーブルと、アドレ
    ステーブルに基づき制御端末からの制御指令を対応する
    空調機への制御指令に変換するアドレス付加部を備えた
    空調監視制御システム。
  2. 【請求項2】 ビル空調監視制御装置で集中管理されて
    いる空調機の運転情報を定期的に記録するビル空調監視
    制御装置内に組み込まれた運転情報記録部と、制御端末
    にWWWブラウザにて表示される空調機の操作パネルと
    ともに運転情報記録部に記録されているデータを定期的
    に受信し表示する運転状況表示手段とを備えた請求項1
    記載の空調監視制御システム。
  3. 【請求項3】 ビル空調監視制御装置に組み込まれる制
    御端末からの制御指令の履歴とそのときの外気温と室温
    と時刻からなる環境条件を記録する指令履歴記録部と、
    過去の指示履歴記録部の環境条件と同様の環境条件にな
    ったときに制御指令を出さずとも空調機の制御設定を自
    動的に変更する自動制御手段を備えた請求項1記載の空
    調監視制御システム。
  4. 【請求項4】 ビル空調監視制御装置内に組み込まれた
    制御指令の受信間隔をカウントする指令タイマと、ビル
    空調監視制御装置内で制御端末から指令された設定温度
    変更指令を予め決められた時間保持する設定温度値一時
    記憶部と、予め決められた時間中に複数の制御端末から
    温度設定変更指令を受けたときに最適な温度設定値を算
    出する設定温度最適化部を備えた請求項1記載の空調監
    視制御システム。
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