JP2001141113A - 耐震機能を有する推進管 - Google Patents

耐震機能を有する推進管

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JP2001141113A
JP2001141113A JP32347299A JP32347299A JP2001141113A JP 2001141113 A JP2001141113 A JP 2001141113A JP 32347299 A JP32347299 A JP 32347299A JP 32347299 A JP32347299 A JP 32347299A JP 2001141113 A JP2001141113 A JP 2001141113A
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JP
Japan
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port
force
socket
insertion port
propulsion
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JP32347299A
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English (en)
Inventor
Toshio Toshima
敏雄 戸島
Shogo Kaneko
正吾 金子
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受口と挿口との継手部が耐震機能を有する耐
震管を推進工法によって敷設できるようにする。 【解決手段】 受口12と挿口14との間に離脱防止機
能と伸縮機能とが付与された耐震構造を有する。受口1
2の外側における挿口14の外面に突部25が形成さ
れ、この突部25の外周に推進力伝達部材26が締結さ
れる。この推進力伝達部材26は、その端部が受口12
に当たることで、受口12と挿口14との間で管路敷設
時の推進力を伝達可能に構成されるとともに、受口12
と挿口14との間に大きな力が作用したときに、この力
により突部25との間にすべりが生じて、挿口14が推
進力の伝達時よりも奥側まで受口12の内部に入り込む
ことを許容可能とされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は耐震機能を有する推
進管に関する。
【0002】
【従来の技術】管を地中やさや管の内部に推進させるこ
とによって管路を敷設するようにした推進工法が知られ
ている。この推進工法に用いられる推進管は、互いに接
合される一方の管の端部に形成された受口の内部に他方
の管の端部に形成された挿口が挿入されて、これら受口
と挿口との間で推進力の伝達が行われるように構成され
ている。この推進力は挿口が受口に完全に入り込んだ状
態で伝達され、したがって管路の敷設が完了した時点で
は、挿口はそれ以上受口の内部に入り込むことはできな
い。
【0003】一方、受口と挿口との間に離脱防止機能と
伸縮機能とが付与された耐震管が知られている。この耐
震管では、管路の敷設後に地震が発生したときに、その
地震力によって挿口が一定範囲で受口から抜け出したり
受口に入り込んだりするのを許容するための伸縮しろ
が、受口と挿口との継手部に形成されている。すなわ
ち、耐震管では、管路の敷設が完了した時点において、
挿口が受口に完全に入り込んだ状態となってはならな
い。
【0004】このため、耐震管では、推進工法によって
管路を敷設することができず、開削工法を利用したうえ
で埋設を行うようにするのが一般的である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、河川や軌道下
に管路を敷設すべき場合には、従来のような開削工法を
採用することが困難である。また道路下に管路を埋設す
る場合にも、開削工法を採用すると、それによって通行
を制限する必要が生じるなど、交通面に支障をきたすと
いう問題点がある。
【0006】そこで本発明は、このような問題点を解決
して、受口と挿口との継手部が耐震機能を有する耐震管
を推進工法によって敷設できるようにすることを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は、受口と挿口との間に離脱防止機能と伸縮機能
とが付与された耐震構造を有するように構成され、受口
の外側における挿口の外面に突部が形成され、この突部
の外周に推進力伝達部材が締結され、この推進力伝達部
材は、その端部が受口に当たることで、受口と挿口との
間で管路敷設時の推進力を伝達可能に構成されるととも
に、受口と挿口との間に大きな力が作用したときに、こ
の力により突部との間にすべりが生じて、挿口が推進力
の伝達時よりも奥側まで受口の内部に入り込むことを許
容可能とされているようにしたものである。
【0008】このような構成によれば、受口と挿口との
間に伸縮しろを付与した状態で、推進力伝達部材が受口
に当たることによって、受口挿口間に推進力が伝達され
て、推進工法により管路が敷設される。このため、管路
の敷設が完了した時点においても上記伸縮しろが確保さ
れており、挿口は、一定範囲で受口から抜け出したり、
挿口の突部に締結された推進力伝達部材とこの突部との
間ですべりが生じることで受口に入り込んだりすること
ができる。したがって、受口と挿口との継手部が耐震構
造を有する耐震管を推進工法によって敷設することが可
能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1において、互いに接合される
一方の鋳鉄製の管11の端部には受口12が形成され、
他方の鋳鉄製の管13の端部には、受口12の内部に挿
入される挿口14が形成されている。受口12の内周の
シール材収容溝16には、環状のゴム製のシール材17
が配置されている。シール材収容溝16よりも奥側の受
口12の内周にはロックリング収容溝18が形成され、
この収容溝18には周方向一つ割りの金属製のロックリ
ング19が装着されている。ロックリング19の外周と
収容溝18の内周との間には、ロックリング19を受口
12に対して芯出しした状態で保持するための保持用ゴ
ム輪20が配置されている。21は受口12の奥端面
で、収容溝18に収容されたロックリング19から所定
の距離をおいた位置に形成されている。
【0010】挿口14の先端部の外周には、ロックリン
グ19に受口12の奥側から掛かり合い可能な突部22
が形成されている。この突部22を含む挿口14の先端
の外周には、シール材17とロックリング19とが収容
された受口12の内部へ挿口14を挿入するときの案内
となるテーパ面23が形成されている。突部22は、前
述のロックリング19から奥端面21までの距離よりも
管軸方向の寸法が十分に小さくなるように形成されてい
る。したがって、この突部22がロックリング19また
は奥端面21に当たるまでの範囲で、挿口14が受口1
2に対して管軸方向に相対的に移動可能とされている。
【0011】受口12の外側すなわち受口12に入り込
んでいない部分における挿口14の外周には、横断面矩
形状の突部25が形成されている。この突部25は、金
属製のリングを挿口14に外ばめして溶接することなど
によって形成することができる。突部25には環状の金
属製の推進力伝達部材26が外ばめされて、この突部2
5に締結されている。この推進力伝達部材26は、図1
および図2に示すように周方向二つ割りの構成とされて
いる。27はその分割部である。この分割部27では、
推進力伝達部材26の端部に径方向の突出部28がそれ
ぞれ形成され、これら突出部28どうしがボルト・ナッ
トなどの締結要素29によって締結されることで、推進
力伝達部材26が環状に組み立てられている。この環状
に組み立てられた状態において、推進力伝達部材26
は、突部25に管軸方向に摺動可能なようにに外ばめさ
れて締結要素29によって固定されている。また、この
状態において、推進力伝達部材26は、その一端側が受
口12の端面30に接することができるようにされてい
る。
【0012】鋳鉄管11、13は、さや管の内部に推進
させるような場合には図示のようにその外周に何ら処置
を施す必要はない。しかし、土中に推進させる場合に
は、図示の継手部を除く管11、13の外周に外装コン
クリートを打設して、管11、13の全長にわたる外径
が受口12の最大外径に揃うようにして、推進時の抵抗
を軽減させることが必要である。
【0013】このような構成において、管11、13ど
うしを接合する際には、まず管11の受口12の内部に
ゴム輪20およびロックリング19とシール材17とを
装着して、この受口12に挿口14を挿入する。する
と、挿口14の先端の突部22が、テーパ面23の作用
によってシール材17とロックリング19およびゴム輪
20とを押し広げて、これらシール材17とロックリン
グ19との位置を通過し、図1に示すように管軸方向に
沿ったロックリング19と奥端面21との中間の部分に
位置する。
【0014】一方、挿口14に形成された突部25には
推進力伝達部材26を外ばめし、この推進力伝達部材2
6を締結要素29によって突部25に固定し、この状態
の推進力伝達部材26の一端部を受口12の端面30に
接触させる。管路を敷設する際には、この状態の管1
1、13どうしをさや管の内部や地中に推進させる。こ
の場合において、たとえば挿口14から受口12に推進
力を伝達させる場合には、この推進力は、挿口14の突
部25と推進力伝達部材26との間の摩擦力の形で推進
力伝達部材26に伝達され、この推進力伝達部材26が
受口12の端面30を押すことで受口12に伝達され
る。すなわち、図1に示す状態で管11、13が推進さ
れ、かつ図1に示す状態で管路が敷設される。
【0015】地震の発生時などにおいて継手部に管軸方
向の力が作用したときの挙動は、次の通りである。挿口
14が受口12に入り込む方向に力が作用した場合にお
いて、その力があまり大きくない場合には、この力は上
述の推進力の場合と同様に受口12と挿口14との間で
伝達され、両者の間で伸縮は起こらない。これに対し、
大きな力が作用した場合には、図3に示すように、突部
25の外周面と推進力伝達部材26の内周面との間です
べりが生じ、これによって図示のように挿口14が受口
12の内部に入り込む。この入り込みは、挿口14の先
端面31が受口12の奥端面21に当たるまでの範囲で
可能である。なお、上述のように、すべりは突部25の
外周面と推進力伝達部材26の内周面との間でのみ発生
し、挿口14の外面で発生するようなことがないため、
この挿口14の外面にすべりに基づく傷つきが生じるな
どの問題が起こることを防止できる。
【0016】管軸方向に沿った突部25の長さや締結要
素29の種類やその数などは、継手2にどの程度の力が
作用したときに突部25と推進力伝達部材26との間で
すべりを生じさせるかなどの条件によって適宜に変化さ
せればよい。挿口14が受口12から抜け出す方向に力
が作用した場合には、管11、13の動きは突部25お
よび推進力伝達部材26によっては拘束されず、図4に
示すように突部25とこの突部25に外ばめ固定された
状態の推進力伝達部材26とが一体に受口12から遠ざ
かる。そして、ついには挿口14の突部22がロックリ
ング19に掛かり合って、受口12からの挿口14の抜
け出しが確実に阻止される。
【0017】このようにして、地震発生時における継手
部の伸縮機能と離脱防止機能が確保され、耐震継手とし
ての性能が得られる。なお、受口12と挿口14の構造
は、上述のように挿口14の先端の突部22が受口12
のシール材17やロックリング19を押し広げてこの受
口12の内部に入り込むものに代えて、適宜のものとす
ることもできる。すなわち、受口12と挿口14との間
に離脱防止機能と伸縮機能とが付与された耐震構造を有
する管継手であれば、本発明を適用して、その管継手を
推進工法によって敷設することができる。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明によると、受口と挿
口との間に離脱防止機能と伸縮機能とが付与された耐震
構造を有するように構成され、受口の外側における挿口
の外面に突部が形成され、この突部の外周に推進力伝達
部材が締結され、この推進力伝達部材は、その端部が受
口に当たることで、受口と挿口との間で管路敷設時の推
進力を伝達可能に構成されるとともに、受口と挿口との
間に大きな力が作用したときに、この力により突部との
間にすべりが生じて、挿口が推進力の伝達時よりも奥側
まで受口の内部に入り込むことを許容可能とされている
ようにしたため、受口と挿口との間に伸縮しろを付与し
た状態で、推進力伝達部材が受口に当たることによっ
て、受口挿口間に推進力が伝達されて、推進工法により
管路を敷設することができる。このため、管路の敷設が
完了した時点においても、上記伸縮しろが確保されてお
り、挿口は、一定範囲で受口から抜け出したり、挿口の
突部に締結された推進力伝達部材とこの突部との間です
べりが生じることで受口に入り込んだりすることができ
る。したがって、受口と挿口との継手部が耐震構造を有
する耐震管を推進工法によって敷設することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の耐震機能を有する推進管
の継手部の構成を示す断面図である。
【図2】図1に示した部分の全体横断面図である。
【図3】図1の継手部に押し込み方向の力が作用したと
きの様子を示す図である。
【図4】図1の継手部に引き抜き方向の力が作用したと
きの様子を示す図である。
【符号の説明】
12 受口 14 挿口 25 突部 26 推進力伝達部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに接合される一方の管の端部に形成
    された受口の内部に他方の管の端部に形成された挿口が
    挿入されて、これら受口と挿口との間で推進力の伝達が
    行われるように構成された推進管であって、受口と挿口
    との間に離脱防止機能と伸縮機能とが付与された耐震構
    造を有するように構成され、受口の外側における挿口の
    外面に突部が形成され、この突部の外周に推進力伝達部
    材が締結され、この推進力伝達部材は、その端部が受口
    に当たることで、受口と挿口との間で管路敷設時の推進
    力を伝達可能に構成されるとともに、受口と挿口との間
    に大きな力が作用したときに、この力により突部との間
    にすべりが生じて、挿口が推進力の伝達時よりも奥側ま
    で受口の内部に入り込むことを許容可能とされているこ
    とを特徴とする耐震機能を有する推進管。
JP32347299A 1999-11-15 1999-11-15 耐震機能を有する推進管 Withdrawn JP2001141113A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113048300A (zh) * 2021-03-11 2021-06-29 正中路桥建设发展有限公司 一种自锚接口球墨铸铁管及其铺设方法

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Effective date: 20041126