JP2001136135A - 放送プログラム提供方法及びその放送プログラム提供装置 - Google Patents

放送プログラム提供方法及びその放送プログラム提供装置

Info

Publication number
JP2001136135A
JP2001136135A JP31439499A JP31439499A JP2001136135A JP 2001136135 A JP2001136135 A JP 2001136135A JP 31439499 A JP31439499 A JP 31439499A JP 31439499 A JP31439499 A JP 31439499A JP 2001136135 A JP2001136135 A JP 2001136135A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
broadcast
storage unit
broadcast program
value
interval
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31439499A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Shimazu
秀雄 島津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP31439499A priority Critical patent/JP2001136135A/ja
Priority to EP00250369A priority patent/EP1098286A3/en
Publication of JP2001136135A publication Critical patent/JP2001136135A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04HBROADCAST COMMUNICATION
    • H04H20/00Arrangements for broadcast or for distribution combined with broadcast
    • H04H20/53Arrangements specially adapted for specific applications, e.g. for traffic information or for mobile receivers
    • H04H20/61Arrangements specially adapted for specific applications, e.g. for traffic information or for mobile receivers for local area broadcast, e.g. instore broadcast
    • H04H20/62Arrangements specially adapted for specific applications, e.g. for traffic information or for mobile receivers for local area broadcast, e.g. instore broadcast for transportation systems, e.g. in vehicles
    • GPHYSICS
    • G08SIGNALLING
    • G08GTRAFFIC CONTROL SYSTEMS
    • G08G1/00Traffic control systems for road vehicles
    • G08G1/09Arrangements for giving variable traffic instructions
    • G08G1/091Traffic information broadcasting
    • G08G1/093Data selection, e.g. prioritizing information, managing message queues, selecting the information to be output
    • GPHYSICS
    • G08SIGNALLING
    • G08GTRAFFIC CONTROL SYSTEMS
    • G08G1/00Traffic control systems for road vehicles
    • G08G1/09Arrangements for giving variable traffic instructions
    • G08G1/091Traffic information broadcasting

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Circuits Of Receivers In General (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • Television Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 利用者の嗜好や現在の時間場所の状況ににあ
まり適合しなくても、特定の間隔でスポンサーに保証し
た最低回数はCMを流すことを保証する仕組みを提供す
る。 【解決手段】 受信状況が変化する利用者の前記受信状
況に対して放送プログラムを提供する放送プログラム提
供装置において、前記放送プログラムの属性値と、前記
放送プログラムが前回放送された日時と、前記放送プロ
グラムの通常の予定放送間隔と、前記放送プログラムの
内容と、前記放送プログラムの適合度とを対とする複数
の前記放送プログラムを格納する放送プログラム格納部
を備え、放送プログラムごとに、前回放送された日時と
現在の日時の差分を前記放送間隔格納部の値と比較して
差分に応じて重み値の計算方法により重み値を計算し、
前記属性適合度計算部の出力に重みを積算した値を出力
し放送プログラムごとに前記放送プログラム格納部中の
前記適合度を格納することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通常のプログラム
とコマーシャルプログラムを放送する地上波デジタル放
送や衛星デジタル放送のうち、利用者の嗜好や状況に応
じて適切なコマーシャルプログラムを放送する放送形態
において、コマーシャルの最低放送間隔を保証する放送
プログラム提供方法及びその放送プログラム提供装置
と、その動作に関するプログラムやデータを格納するコ
ンピュータが読み込み可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来技術】従来のテレビやラジオ放送には、視聴者か
ら視聴料金を徴収するタイプNHK型と,視聴者からは
料金を徴収せず、スポンサーから広告料を徴収し通常の
プログラムの合間にCM(コマーシャル)を流す民放型
が存在する。デジタル放送が今後普及しても、両方の形
態が存続していくと予想される。放送がアナログからデ
ジタルに変わると、通常のプログラムやCMに文字情報
や属性情報が容易に付加されるようになる。そうなる
と、図5に示すように、スポーツをしたいときにはスポ
ーツのCM、食事をしたいときには食事関連(レストラ
ン等)のCM、ショッピングに行くときには、買物のC
M等、利用者の好みや現在の状況(時刻や場所)に応じ
て有益なCMを選択して放送するサービスが提供される
可能性がある。
【0003】このような技術は、PUSH技術と呼ば
れ、現在の状況(時刻や場所)にまでは対応してはいな
いが、利用者の好みに応じて取捨選択して情報を提供す
るサービスがインターネットの分野では、盛んに使われ
ている。例えば、Pointcast社はこのPUSH技術を用
いてサービスする代表的な会社である(参考文献:www.
pointcast.com)。Pointcastのメカニズムは、利用者が
必要な情報の種類を事前に登録しておくと、適当なタイ
ミング(例:1時間ごと、1日ごと、など)ごとに利用
者側PCからWWWサーバに対してインターネットアク
セスを行い、WWWサーバ上の最新情報を自動的に取得
して、それを利用者PC上で提示する仕掛けになってい
る。
【0004】このPUSH技術は、利用者からみると、
自動的に次々と自分が指定した希望情報に関連する情報
が垂れ流し的に見ることができる。これは一見するとテ
レビのように見えるが、テレビは不特定多数の視聴者を
対象としているのに対し、Pointcastでは、利用者の指
定した種類の情報のみが提示される。言い換えると個人
にカスタマイズされたニュース、天気予報、株価情報等
様々な情報を無料で読める放送である。しかし、動作の
仕組みは、通信を使っており、また利用者側PCが、W
WWサーバにアクセスすることによりこのサービスは開
始し、これを携帯電話を使って車の中で利用すると、イ
ンターネットの利用料金に加え、携帯電話の費用がかか
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、PUS
H型のサービスでは、双方向の通信が前提なので、放送
のような放送局から受信機への単一方向の情報伝達しか
できないメディアでは、PUSH型は一見不可能のよう
に思える。
【0006】そこで、本発明者は、単一方向の情報伝達
を主とするメディアであっても、PUSH型の情報提供
を可能とする方式を見つけだした。
【0007】1つは、受信機から放送局への情報伝達
は、放送ではなく、携帯電話のような別のメディアを使
う方法である。この別のメディアを使う方式では、情報
伝達の確実性を把握できないので、好ましくないことを
認識した。この別のメディアを使用する代わりに、CM
を大量に放送局から受信機に送り込んでおき、受信機側
でそれを保存しておく。受信機側で適当な時期や場所が
来たら、その中の適切なCMを取り出して、通常の放送
プログラムに挿入する形で再生するのである。
【0008】そうすると、一方向の放送メディアのみ
で、PUSH的な利用者の嗜好や時間場所に応じたCM
配信が可能になる。このようなサービスは、現実的には
まだ実現されていないが、例えば、本発明者による現在
出願中の特願平11−263058号で、車利用者向け
オンデマンド型ラジオ送受信装置および車利用者向けオ
ンデマンド型ラジオ送受信方法に提案されている。特
に、車両トラックや自動車関連では、例えば、高速道路
沿いのレストランを経営している広告主であれば、車両
運行中にそのレストランの近くまで運転していた車両に
対して、特定の放送バンドでそのレストランのCMフィ
ルムを流せば、広告効果としては優れてくるので、予め
その放送業者にそのPUSH的なCM配信を要求し、放
送業者はオンデマンド型送受信装置を用いて、時間、場
所、必要な内容の種類が時々刻々変わっていく車の運転
手向けに、その運転手個人にカスタマイズされた放送を
実現している。
【0009】しかしながら、CMが、利用者の嗜好や時
間場所に応じて取捨選択されることになると、利用者に
選択されず、全く放送されないCMが発生する恐れが生
じる。CM利用者から見れば、好みのCM情報を欲しい
ときに入手できるので好ましい状態となるが、CM広告
料金を払うスポンサーから見ると、この状況は許しがた
い。
【0010】そこで、基本的には利用者の嗜好や場所、
時間に応じてCMを取捨選択できるようにするが、嗜好
にあまり適合しなくても、特定の間隔で最低回数は、C
Mを流す仕組みがないと、スポンサーに拒否されて使わ
れないという問題点がある。この問題点は、上記出願中
の特願平11−263058号では、十分検討していな
いし、解決していなかった。
【0011】本発明は、この課題を解決するために、利
用者の嗜好や現在の時間場所の状況にあまり適合しなく
ても、特定の間隔でスポンサーに保証した最低回数はC
M情報を流すことを保証する仕組みを提供するものであ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】第1の本発明による放送
プログラム装置は、自動車運転者のように、時間・場所
・必要な情報等が時々刻々変化する利用者に対してコマ
ーシャル情報を定期的に提供する装置において、複数の
放送プログラムが格納される放送プログラム格納部と、
前記放送プログラム格納部中で放送プログラムの属性値
を格納する属性値格納部と、前記放送プログラム格納部
中で放送プログラムが前回放送された日時を格納する前
回放送時格納部と、前記放送プログラム格納部中で放送
プログラムの通常の予定放送間隔を格納する放送間隔格
納部と、前記放送プログラム格納部中で放送プログラム
の内容を格納するプログラム内容部と、現在の状況を属
性とその属性値の対で表現したものを格納する現在属性
値格納部と、現在属性値格納部と放送プログラム格納部
中の各放送プログラムの属性値格納部の値を比較すると
きの適合度の計算方法を記載した適合度ルール部と、現
在属性値格納部の値と放送プログラム格納部中の各放送
プログラムの属性値格納部の値を入力とし、適合度ルー
ル部の計算方法に従って適合度を計算し出力する属性適
合度計算部と、現在の日時を格納している現在日時格納
部とを備えている。
【0013】更に、放送プログラム装置は、放送プログ
ラムごとに、前回放送された日時と現在の日時の差分を
放送間隔格納部の値と比較して差分の方が小さい場合、
すなわち実際の放送間隔が予定より多めの場合にはその
差の大きさと相関して負の値の重みを与えるし、差分の
方が大きい場合、すなわち実際の放送間隔が予定より少
なめの場合には差の大きさと相関して正の値の重みを与
えるように重み値の計算方法が記載された放送間隔考慮
ルール部と、前回放送時格納部と現在日時格納部と放送
間隔格納部の値を入力として放送間隔考慮ルール部のル
ールを適用して重み値を計算し、属性適合度計算部の出
力に重みを積算した値を出力する放送間隔考慮部と、放
送間隔考慮部の計算結果を放送プログラムごとに格納す
る前記放送プログラム格納部中の放送プログラムの適合
度格納部と、放送プログラム格納部中の適合度格納部の
値のうち最も適合度の大きい値を持つ放送プログラムを
選択し再生するプログラム再生部と、からなることを特
徴とする。
【0014】第2の本発明は、第1の本発明の中の2つ
の構成要素が置換されたことを除くとあとは第1の本発
明と同一の装置において、第1の本発明の構成要素に替
えて放送プログラム格納部中で放送プログラムごとの最
近放送された平均間隔日時を格納する第1の本発明の前
回放送時格納部の代替である最近放送平均間隔部と、放
送プログラムごとに、最近放送された平均間隔日時を放
送間隔格納部の値と比較して、最近放送された平均間隔
日時の方が放送間隔格納部よりも小さい場合、すなわち
放送頻度が多い時には、その差の大きさと相関して負の
値の重みを与えるし、最近放送された平均間隔日時の方
が放送間隔格納部よりも大きい場合、すなわち放送頻度
が少ない時には、その差の大きさと相関して正の値の重
みを与えるように重み値の計算方法が記載された第1の
本発明の放送間隔考慮部の代替である新放送間隔考慮ル
ール部と、からなる放送間隔保証型放送プログラム選別
及び再生装置である。
【0015】第3の本発明は、第1の本発明中の放送間
隔考慮部が置換されたことを除くとあとは第1の本発明
と同一の装置において、放送間隔考慮部に替えて、前回
放送時格納部と現在日時格納部と放送間隔格納部の値を
入力として放送間隔考慮ルール部のルールを適用して重
み値を計算し、属性適合度計算部の出力に重みを加算し
た値を出力する加算型放送間隔考慮部が加わった放送間
隔保証型放送プログラム選別及び再生装置である。
【0016】また、第4の発明は、受信状況が変化する
利用者の前記受信状況に対して放送プログラムを提供す
る放送プログラム提供装置において、前記放送プログラ
ムの属性値と、前記放送プログラムが前回放送された日
時と、前記放送プログラムの通常の予定放送間隔と、前
記放送プログラムの内容と、前記放送プログラムの適合
度とを対とする複数の前記放送プログラムを格納する放
送プログラム格納部と、前記放送プログラムの現在の属
性を示す現在属性値を格納する現在属性値格納部と、前
記現在属性値格納部と前記放送プログラム格納部中の前
記属性値の値を比較するときの適合度の計算方法を記載
した適合度ルール部と、前記現在属性値格納部の値と前
記属性値の値を入力とし、前記適合度ルール部の計算方
法に従って前記適合度を計算し出力する属性適合度計算
部と、現在の日時を格納している現在日時格納部と、前
記放送プログラムごとに、前回放送された日時と現在の
日時の差分を前記放送間隔格納部の値と比較して差分の
方が小さい場合、その差の大きさと相関して負の値の重
みを与え、差分の方が大きい場合、差の大きさと相関し
て正の値の重みを与える重み値の計算方法が記載された
放送間隔考慮ルール部と、前記前回放送された日時と前
記現在日時格納部の日時と前記放送間隔の値を入力とし
て前記放送間隔考慮ルール部のルールを適用して重み値
を計算し、前記属性適合度計算部の出力に重みを積算し
た値を出力する放送間隔考慮部と、前記放送間隔考慮部
の計算結果を放送プログラムごとに前記放送プログラム
格納部中の前記適合度を格納する適合度格納部と、前記
適合度格納部の値のうち最も適合度の大きい値を持つ放
送プログラムを選択し再生するプログラム再生部と、を
備えたことを特徴とする。
【0017】また、本発明は、受信状況が変化する利用
者の前記受信状況に対して放送プログラムを提供する放
送プログラム提供装置において、前記放送プログラムの
属性値と、前記放送プログラムが前回放送された日時
と、前記放送プログラムの通常の予定放送間隔と、前記
放送プログラムの内容と、前記放送プログラムの属性適
合度とを対とする複数の前記放送プログラムを格納する
放送プログラム格納部と、前記放送プログラムごとに、
現在の放送プログラムの属性値について前回放送された
日時と現在の日時の差分を前記放送間隔の値と比較して
その差分に応じて重み値を計算する属性適合度計算部
と、前記現在の放送プログラムの属性値と前記前回放送
された前記属性値との適合度合いに前記重み値を積算し
た値を出力する放送間隔考慮部と、前記放送プログラム
ごとに前記放送プログラム格納部中の前記適合度を前記
現在の放送プログラムに対として格納することを特徴と
する。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明による実施形態について、
図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0019】[第1の実施形態]図1に本発明の第1の
実施形態による放送間隔保証型放送プログラム選別方法
及び放送プログラム再生装置15の構成を示す。図1に
おいて、1は放送プログラムのスケジュールに応じた内
容を格納する記憶手段である放送プログラム格納部であ
る。符号2から6は、放送プログラム格納部1の中の構
成要素である。2は属性値格納部、3は前回放送時格納
部、4は放送間隔格納部、5はプログラム内容部、6は
適合度格納部、である。この符号2から6は、それぞれ
単位要素の集合として1つのレコードを構成し、1つの
レコードは、1つのCMプログラムに対応する。図1で
いうと、最初のCMは、種類はスポーツ(「属性格納部
2」の値)であり、前回放送されたのは9/15(「前
回放送時格納部3」)で、放送間隔としてはスポンサー
には「毎日放送する」ことを約束していて(「放送間隔
格納部4」)、そのCMプログラムの内容は、プログラ
ム内容部5にファイル形式で格納されている。また、適
合度格納部6は現在の値は「1」である。
【0020】また、同様に、属性値格納部2は買物で、
前回放送時格納部3は9/18で、放送間隔格納部4は
1日おきで、プログラム内容部5は放送用ファイルで、
適合度格納部6は「2」で放送的に適合度が高いことを
示している。他のガソリン、食事を示す属性値格納部2
に応じて他の格納部の内容がテーブル形式に相互に関連
して格納されている。
【0021】また、符号7は現在放送中の属性値を格納
している記憶手段の現在属性値格納部、8は各属性値に
応じて放送用として適合しているのかどうかの適合度の
判断基準とする適合度ルール部、9は属性値の適合度を
計算する属性値適合度計算部、10は放送間隔を決定す
る際に考慮するルールを格納する放送間隔考慮ルール
部、11は放送間隔考慮ルール部10に基いて属性適合
度計算部9からの計算結果に応じて放送間隔を決定する
放送間隔考慮部、12は放送間隔考慮部11からの判断
結果からプログラムを再生するプログラム再生部、13
は常時時間経過の時間を格納する現在日時格納部、であ
る。
【0022】符号1から6は、関係データベースやスプ
レッドシートで実現できる。属性値格納部2は、図1で
は簡単にCMの種類(「スポーツ」「買物」「ガソリ
ン」「食事」)を格納するだけにしてあるが、この部分
を詳細に定義できるようにすると、利用者の好みや時
間、場所に依存したCMの取捨選択ができるようにな
る。図2の例では、ここに格納すべき属性として「内
容」「時間」「場所」の3つの属性を用意した例を示し
ている。
【0023】図2によれば、適合度ルール部8で、内容
属性ルール81と、時間属性ルール82と、場所属性ル
ール83とで、現在のプログラムの現在属性値格納部7
と属性値格納部2との比較において、属性適合度計算部
9で、適合度を割り出し、割り出した結果を、放送間隔
考慮部11に出力する。
【0024】現在属性値格納部7は、属性値格納部2と
同一の属性表現形式を持つ。図1の場合は、CMの種類
を表現する属性値を格納できればよいし、図2の場合
は、「内容」「時間」「場所」の属性値を格納する場所
を必要とする。ここで、「内容」の値は、CMを受信す
る利用者から直接指定される場合が多い。例えば、自動
車運転中の利用者が、そろそろ昼飯時なので「食事」に
関するCM情報を見せて(または聞かせて)というとき
には、「食事」を指定する。あるいは、どこかに遊びに
行きたいときには、「遊戯施設」を指定するだろう。
「時間」については、通常の時計から読み出して現在時
刻をセットするのでよい。また、利用者が特定の日時に
関連する情報が欲しいという場合には、利用者が指定し
た特定の日時をセットすればよい。「場所」について
は、GPS(Global Positioning System)のような現
在の緯度経度情報を提示してくれる装置を装着していれ
ば、そこから容易に得られる。現在一般的な商用のカー
ナビゲーションシステムでは、GPSを搭載している
が、これと同じ機構で実現可能である。
【0025】適合度ルール部8は、属性値格納部2と現
在属性値格納部7の2つの値の間の適合度を判断するた
めのルールである。適合度ルール部8の例を図2に示
す。図2では、属性は「内容」「時間」「場所」の3つ
が存在する。それらの属性ごとに適合度の定義を記述し
ている。「内容」についての内容属性ルールについて
は、もし両方の2つの値が同一内容で一致しているとき
のみ適合しているとみなされ、それ以外なら適合してい
ないとみなす。時間や場所の時には、完全一致している
ことはめったにないので、2つの値の間にある程度の差
があっても許容されるように定義されるのが一般的であ
る。
【0026】図2では、「時間」についての時間属性ル
ール82は、もし両者の時間帯が1時間以内なら適合し
たとみなし、それ以外なら適合していないとみなし、
「場所」について場所属性ルールは、もし両者の場所の
距離が5キロ以内なら適合したとみなし、それ以外なら
適合していないとみなす。全体の適合度としては、要素
属性ごとに重みを与え加重平均を全体の適合度とするの
でもよいし、要素属性の重みが均一ならば、各要素属性
の適合度の合計値を全体の適合度にするのでもよい。こ
の全体の適合度の計算式については、各属性ルールに重
み付けを行ったり、また上記内容、時間、場所だけでは
なく環境状況に関する属性ルールを用いて、例えば、現
況の景気が上昇している、現況趣味の世界が社会状態と
して多様化している等を適合度に加算してもよく、その
適合度も種々な要素を加えてもよい。
【0027】属性適合度計算部9は、適合度ルール部8
のルールに従って、現在属性値格納部7の属性値と放送
プログラム格納部1中の各属性値格納部2の属性値の適
合度を計算し、計算結果を放送間隔考慮部11に渡して
いく。
【0028】放送間隔考慮ルール部10には、ある放送
プログラムの前回放送された日時と、現在の日時と、プ
ログラムが放送されるべき平均放送間隔とを与えられる
と、前回放送された日時と現在の日時の差分を、通常の
予定放送間隔の値と比較して、差分の方が小さい場合、
例えば、差分が「2日間」で、通常の放送予定間隔は、
「3日おき」の場合、すなわち実際の放送間隔が予定放
送間隔より多めの場合には、その差の大きさと相関した
負の値の重みを出力する。一方、差分の方が大きい場
合、例えば、差分が「3日間」で、通常の放送予定間隔
は、「2日おき」の場合、すなわち実際の放送間隔が予
定放送間隔より少なめの場合には、差の大きさと相関し
て、正の値の重みを出力する。このように、放送間隔考
慮ルール部10では、負の値の重みと、正の値の重みの
重み値の計算方法を記載したルールが格納されている。
【0029】この日時の差分(T)と、重み(W)の関
係を表わしたのが図3である。図3で、横軸(T)は、
平均放送間隔との差分日時である。縦軸は重み(W)で
ある。原点は、平均放送間隔との差が0の時は、重み値
が0であることを示している。通常予定放送間隔との差
が正方向に大きくなると、重み値が正の方向に線形に増
大する。通常、予定放送間隔との差が負方向に大きくな
ると、重み値が負の方向に線形に増大する。この重み値
に、どういう意味があるかということを説明する。属性
適合度計算部9では、放送プログラム格納部1に格納さ
れているプログラム内容部5の1つ1つに対して、現在
属性値格納部7で表現した現在の状況に適合する適合度
の計算をする。
【0030】ここで、ある放送プログラムの適合度が大
きい値を取った場合でも、そのまま放送されるわけでは
なく、それを放送するかどうかは、その放送プログラム
がどの位の頻度で放送されているかに影響される。例え
ば、現在の状況に適合しているからといって、全く同一
の放送プログラムを一日に3度も4度も聞かされたら視
聴者としては不愉快である。
【0031】そこで、その放送プログラムが最近多く放
送されたものは、たとえ適合度が高くても、相対的な適
合度を低くさせるべきである。一方、適合度で見ると低
い値をとるために、最近放送されないプログラムについ
ては、通常予定放送間隔との間が開きすぎた場合には、
スポンサーへの配慮のために、適合度が低くても相対的
に適合度を高くすべきである。この相対的に適合度の値
を加減するのが、この放送間隔考慮部11の重みであ
る。重み値は、どのプログラムも放送間隔を一律にすべ
きであるなら簡単であるが、放送プログラム毎に平均放
送間隔は異なる。例えばコマーシャルの場合なら、スポ
ンサーと高額で契約したコマーシャルは、低額で契約し
たコマーシャルより、予定放送間隔は短くなる。また
は、放送間隔を決定する判断基準に、重要放送プログラ
ムとして重み付けを高くしておく。
【0032】なお、図3では、重み付け値と時間との関
係グラフで、この式として、W=aT(aは勾配)で表
現される。しかし、本実施形態に限らず、直線形式で表
現すること以外の特性で特定してもよい。例えば、図4
で表現するように、平均放送間隔が増大すると、急激に
重みを増加させるもの(図4のグラフ1)や、階段状に
重みを変えていくもの(図4のグラフ2)でもよい。こ
れらのグラフ1,2は、運用または応用によって選択す
べきものである。
【0033】従って、本実施形態では、前回放送された
日時と現在の日時の差分を、通常予定放送間隔の値と比
較して、差分の方が小さい場合にはその差の大きさと相
関した負の値の重みを出力し、差分の方が大きい場合に
は差の大きさと相関して正の値の重みを出力することの
みを規定する。
【0034】また、図1に示す現在日時格納部13は、
通常の時計で実現でき、例えば本プログラムを放送する
プログラムプロセッサ(CPU)のクロック発振器から
のクロックに基づいて時間をカウントすることも可能で
あり、正確に現在の時間をカウントするためには、クロ
ック発振器に原始時計の基準と同様にセシウム発振子を
用いて、現在日時としてカウントアップしてもよい。
【0035】また、図1に示す放送間隔考慮部11は、
放送プログラム格納部1のレコードごとに、前回放送時
格納部3の値と現在日時格納部13の値と放送間隔格納
部4の値を入力として、放送間隔考慮ルール部10のル
ールを適用して重み値を計算し、それを属性適合度計算
部9から渡された値に積算して、その結果を適合度格納
部6に格納していく。
【0036】また、プログラム再生部12は、放送プロ
グラム1中のすべての適合度格納部6の適合度の値を他
のプログラムの適合度と比較して、もっとも適合度の大
きい値をもつ適合度格納部6に対応するプログラム内容
部5の値を取り出して再生する。プログラム内容部5の
プログラム内容は、画像ファイル、音声ファイル等ある
が、ファイルの型に対応した再生を行う。
【0037】上記各部の動作・作用により、利用者の嗜
好や現在の時間場所の状況にあまり適合しなくても、特
定の間隔でスポンサーに保証した最低回数はCMを流す
ことを保証できる。
【0038】すなわち、コマーシャルフィルムが予めデ
ータベースに格納されているとすると、そのコマーシャ
ルフィルムに関し現在属性格納部7から属性値を読み出
し、放送プログラム格納部1中の属性値格納部2から属
性値を読み出して比較し、適合度ルールに従って、属性
適合度計算部9でそのコマーシャルフィルムの適合度を
計算し、その適合度を受け取った放送間隔考慮部11
で、放送間隔考慮ルール部10の放送間隔考慮ルールに
則って、前回放送時格納部3と放送間隔格納部4とのデ
ータからその重み値を計算する。属性適合度計算部9か
らの適合度とその重み値を積算した値を先の現在のプロ
グラムであるコマーシャルフィルムの適合度としてプロ
グラム再生部12に入力し、且つ放送プログラム格納部
1中の適合度格納部6に格納する。プログラム再生部1
2では、その適合度が予め定めていた所定の閾値より高
い場合には、放送プログラム中にコマーシャルフィルム
のデータを重畳して再生する。その重畳には、時間分割
の挿入や放送プログラムの画像データ又は音声データの
中に周波数領域を変更して認識可能なように重畳する方
式とする。こうして、そのコマーシャルフィルムは、受
信者の満足を満たすと共に、コマーシャルフィルムを提
供するCM提供者の要求を満足するという効果が得られ
る。
【0039】本実施形態によれば、スポンサーに契約し
た広告放送回数の契約数を放送し、そのスポンサーのコ
マーシャルフィルムの放送間隔を保証することが可能と
なる。そのため、コマーシャルのスポンサーに対してコ
マーシャルの放送を視聴者一人一人のレベルで保証する
ことが可能になる。現在のテレビやラジオでは、コマー
シャルが視聴者に対して認識する程度に到達しているか
は、小さい母集団を使った視聴率という方法しかない。
しかし、本発明によれば、WEBや衛星デジタル放送や
道路上のITSシステム放送等を使うので、それが視聴
者一人一人に対して、100%の到達を保証することに
なり、スポンサーから見ればきわめて魅力的な仕組みを
提供することになるという効果がある。
【0040】また、図5に示すように、衛星デジタル放
送や、地上波デジタル放送、インターネット(有線/無
線を問わず)から配送されるコマーシャル付き放送にお
いて、視聴者から見ると、スポーツをしているときには
スポーツ関連のCMを受信し、車で買い物に行っている
場合には、買物CMを付けたプログラムを聞けて時間効
率の良さをアピールできるし、車で食事に行っていると
きにはレストランの近くに近づいたときにそのコマーシ
ャルでもあれば、是非行ってみようと思えるようなCM
効果を享受することができる。また、タイミング的にコ
マーシャルを聞かされること自身は特大のメリットとは
いえないが、従来の無差別なコマーシャル放送ではな
く、各視聴者の立場に置かれた現在の時間、場所、嗜好
のTPO(time, place, occasion)に要求される情報
に近いものを選択して、コマーシャル放映がされるとい
う点で、視聴者一人一人にとって役に立つ可能性の高い
ものが選択されて放送され、魅力的な仕組みが提供され
る。
【0041】[第2の実施形態]本発明の第2の実施形
態による放送間隔保証型放送プログラム選別及び再生装
置25について、図6に示して説明する。図6のうち、
20は新放送間隔考慮部、23は最近放送平均間隔部で
ある。それ以外は、図1に記載の符号と同一の番号の構
成要素とは同一である。
【0042】最近放送平均間隔部23は、放送プログラ
ムの最近放送された日時の平均間隔が格納されている。
これは、「最近」として例えば、「過去一週間」である
と固定しておき、その過去一週間にそのプログラムが放
送された回数を記憶しておき、「一週間」をその値で除
算すると、どの程度の間隔でそのプログラムが放送され
たかの平均間隔が計算できる。最近放送平均間隔部23
には、放送プログラムごとのその平均間隔の値が格納さ
れている。
【0043】また、新放送間隔考慮ルール部20には、
放送プログラムごとの最近放送平均間隔部23の値を、
放送間隔格納部4の値と比較して、最近放送平均間隔部
23の値の方が放送間隔格納部4よりも小さい場合、例
えば、最近放送平均格納部23の値が「2日おき」であ
り、放送間隔格納部4の値が「3日おき」であるとき、
すなわち最近の実際の放送頻度が、本来予定している放
送間隔よりも多い場合には、その差の大きさと相関し
て、負の値の重みを与える。また、最近放送平均間隔部
23の値の方が放送間隔格納部4よりも大きい場合、例
えば、最近放送平均格納部23の値が「3日おき」であ
り、放送間隔格納部4の値が「2日おき」であるとき、
すなわち最近の実際の放送頻度が、本来予定している放
送間隔よりも少ない場合には、その差の大きさと相関し
て、正の値の重みを与えるように重み値の計算方法が記
載されている。
【0044】この日時の差分(TT)と重み(WW)の
関係を表わしたのが図7である。図7で、横軸(TT)
は、最近放送平均間隔部23の値と放送間隔格納部4の
差分日時である。縦軸は重み(WW)である。原点は、
最近放送平均間隔部23の値と放送間隔格納部4の値が
等しい時を表わし、この時重み値は0である。最近放送
平均間隔部23の値が放送間隔格納部4よりも正方向に
大きくなる、すなわち実際の放送頻度が予定よりも少な
めである場合、例えば、最近放送平均間隔部23の値が
「3日」で、放送間隔格納部4の値が「2日おき」であ
る場合、重み値は正方向に大きくなる。また一方、最近
放送平均間隔部23の値が放送間隔格納部4よりも負方
向に大きくなる、すなわち実際の放送頻度が予定よりも
多めである場合、例えば、最近放送平均間隔部23の値
が「2日」で、放送間隔格納部4の値が「3日おき」で
ある場合、重み値は負方向に大きくなる。
【0045】以下、この重み値にどういう意味があるか
ということを説明する。第1の実施形態の場合と同様
に、ある放送プログラムが最近放送される平均間隔が、
前もって規定しておいた放送間隔よりも大きい場合に
は、その放送回数を増加させるように重みを正方向に与
え、ある放送プログラムが最近放送される平均間隔が、
前もって規定しておいた放送間隔よりも小さい場合に
は、その放送回数を減少させるように重みを負方向に与
える。
【0046】これにより、規定より多めに放送されてい
る放送プログラムは適合度が下がり、規定より少な目に
放送されている放送プログラムは適合度が上がることに
なり、全体として、規定回数に沿うように、放送プログ
ラムが選択されていくようになる。
【0047】なお、図7では、この式は、WW=bTT
(bは勾配)で表現されるが、本実施形態では、第1の
実施形態の場合と同様、線形式で表現することを特定は
しない。図8で表現するように、平均放送間隔が増大す
ると急激に重みを増加させるもの(図8のグラフ1)
や、階段状に重みを変えていくもの(図8のグラフ2)
でもよい。これらのグラフは、運用または応用によって
選択すべきものである。
【0048】[第3の実施形態]本発明の第3の実施形
態による放送間隔保証型放送プログラム選別及び再生装
置35について、図9に示して説明する。図9のうち、
31は加算型放送間隔考慮部である。加算型放送間隔考
慮部31は、前回放送時格納部3と現在日時格納部13
と放送間隔格納部4の各値を入力として、放送間隔考慮
ルール部10のルールを適用して、重み値を計算し、属
性適合度計算部9の出力に、その重み値を加算した値を
出力する加算型放送間隔考慮部が加わった放送間隔保証
型放送プログラム選別及び再生装置である。
【0049】第1の実施形態の放送間隔考慮部11との
違いは、第1の実施形態では、重み値を乗算していたも
のを、ここでは、重み値を加算している点である。第1
の実施形態のように重み値を乗算すると、放送間隔予定
日時を超えて放送されていないものは、その間隔の空き
かたに応じて、正の値を重み値として与えられるので、
重み値を乗算された値も正の値になる。しかし、放送間
隔予定日時を超えていないものについては、常に負の重
み値を取ることになる。例えば、ある放送プログラムが
利用者の状況に非常に一致していて、確実にその利用者
に有益な場合でも、もしもその放送プログラムの前回放
送日時が、規定の放送間隔よりも少しでも小さい場合に
は負の値の重み値をとることになり、より適合度の低い
が最近放送されていない放送プログラムよりも全体の適
合度が小さくなってしまうという問題がある。
【0050】これを式で表現すると、最終適合度=属性
適合度計算部9の出力Xの重み値である。これを改良す
るのが、第3の実施形態である。第3の実施形態では、
最終適合度=属性適合度計算部9の出力+重み値、であ
る。
【0051】この式では、重み値が負の値の場合でも、
重み値が属性適合度計算部9の出力値よりも小さい間
は、最終適合度がすぐに負の値になってしまうわけでは
ない。これによって、上記の問題が解決されることにな
る。
【0052】一方、図9には、操作盤を含む入力部32
と、放送間隔保証型放送プログラム選別及び再生装置3
5及びその他を制御するCPU34と、放送間隔保証型
放送プログラム選別及び再生装置35のデータベース及
びそのプログラムを格納可能な記録媒体37をドライブ
する記録媒体ドライバー33と、CPU34の制御の下
でプログラムに従って必要なデータや文字、画像を表示
するディスプレイ36からなるシステム図を示してい
る。上述した放送間隔保証型放送プログラム選別及び再
生装置35のデータベースやプログラムのソフトウェア
を記録媒体に格納することによって、コマーシャルフィ
ルム等のCMを効果的に広げることができる。すなわ
ち、そのソフトウェアを記録媒体37から出力し、CP
U34で読み込んで、放送プログラム格納部1内に必要
なデータを書き込み、記録媒体37に格納されているプ
ログラムに従って、上述した動作・作用を発揮させるこ
とが可能となる。また、この記録媒体に格納されたデー
タやプログラムは、他のCPUを含むパソコン等にもイ
ンストールすることができ、同様なCM放送を実施する
ことができる。また、放送間隔保証型放送プログラム選
別及び再生装置35に用いたプログラムをCPU34を
介して記録媒体に格納することができる。このような点
は、図1に示した放送間隔保証型放送プログラム選別及
び再生装置15にもそれようの記録媒体を準備して同様
に適用でき、図6の放送間隔保証型放送プログラム選別
及び再生装置25についても同様である。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、スポンサーに契約数を
放送し、そのスポンサーのコマーシャルフィルムの放送
間隔を保証する機能を実現できる。そのため、コマーシ
ャルのスポンサーに対してコマーシャルの放送を視聴者
一人一人のレベルで保証することが可能になる。現在の
テレビやラジオでは、コマーシャルが視聴者に対して到
達しているかは、小さい母集団を使った視聴率という方
法しかない。しかし、本発明によれば、WEBを使うの
で、それが視聴者一人一人に対して、100%の到達を
保証することになり、スポンサーから見ればきわめて魅
力的な仕組みを提供することになるという効果がある。
【0054】一方、視聴者から見ると、コマーシャルを
聞かされること自身は特大のメリットとはいえないが、
従来の無差別なコマーシャル放送ではなく、視聴者の現
在の状況(時間、場所、嗜好のTPO(time, place, o
ccasion))に近いものを選択して、コマーシャル放映
がされるという点では、従来に比べると、視聴者一人一
人にとって役に立つ可能性の高いものが選択されて放送
される分だけ魅力的な仕組みが提供されることになると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による放送間隔保証型放送プログラム選
別方法及び再生装置の構成図である。
【図2】本発明による適合度ルール部と属性適合度計算
部の具体的構成図である。
【図3】本発明による属性適合度計算部による時間と重
み付けの関係グラフである。
【図4】本発明による属性適合度計算部による時間と重
み付けの他の関係グラフである。
【図5】本発明による移動体への広告要求状況の説明図
である。
【図6】本発明による放送間隔保証型放送プログラム選
別方法及び再生装置の構成図である。
【図7】本発明による属性適合度計算部による時間と重
み付けの関係グラフである。
【図8】本発明による属性適合度計算部による時間と重
み付けの他の関係グラフである。
【図9】本発明による放送間隔保証型放送プログラム選
別方法及び再生装置の構成図である。
【符号の説明】
1 放送プログラム格納部 2 属性値格納部 3 前回放送時格納部 4 放送間隔格納部 5 プログラム内容部 6 適合度格納部 7 現在属性値格納部 8 適合度ルール部 9 属性値適合度計算部 10 放送間隔考慮ルール部 11 放送間隔考慮部 12 プログラム再生部 13 現在日時格納部 15,25,35 放送プログラム再生装置 20 新放送間隔考慮ルール部 23 最近放送平均間隔部 31 加算型放送間隔考慮部 81 内容属性ルール 82 時間属性ルール 83 場所属性ルール

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動する自動車運転者のように時間・場
    所・必要な情報が時々刻々変化する利用者に対して放送
    プログラムを提供する放送プログラム提供装置におい
    て、 複数の前記放送プログラムが格納される放送プログラム
    格納部と、 前記放送プログラム格納部中で前記放送プログラムの属
    性値を格納する属性値格納部と、 前記放送プログラム格納部中で前記放送プログラムが前
    回放送された日時を格納する前回放送時格納部と、 前記放送プログラム格納部中で前記放送プログラムの通
    常の予定放送間隔を格納する放送間隔格納部と、 前記放送プログラム格納部中で前記放送プログラムの内
    容を格納するプログラム内容部と、 現在の状況を属性とその属性値の対で表現したものを格
    納する現在属性値格納部と、 前記現在属性値格納部と前記放送プログラム格納部中の
    各放送プログラムの前記属性値格納部の値を比較すると
    きの適合度の計算方法を記載した適合度ルール部と、 前記現在属性値格納部の値と放送プログラム格納部中の
    各放送プログラムの前記属性値格納部の値を入力とし、
    前記適合度ルール部の計算方法に従って適合度を計算し
    出力する属性適合度計算部と、 現在の日時を格納している現在日時格納部と、 前記放送プログラムごとに、前回放送された日時と現在
    の日時の差分を前記放送間隔格納部の値と比較して差分
    の方が小さい場合、その差の大きさと相関して負の値の
    重みを与え、前記差分の方が大きい場合、差の大きさと
    相関して正の値の重みを与える重み値の計算方法が記載
    された放送間隔考慮ルール部と、 前記前回放送時格納部と前記現在日時格納部と前記放送
    間隔格納部の値を入力として前記放送間隔考慮ルール部
    のルールを適用して重み値を計算し、前記属性適合度計
    算部の出力に重みを積算した値を出力する放送間隔考慮
    部と、 前記放送間隔考慮部の計算結果を前記放送プログラムご
    とに格納する前記放送プログラム格納部中の放送プログ
    ラムの適合度格納部と、 前記放送プログラム格納部中の前記適合度格納部の値の
    うち最も適合度の大きい値を持つ放送プログラムを選択
    し再生するプログラム再生部と、からなることを特徴と
    する放送プログラム提供装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の放送プログラム提供装
    置において、 前記前回放送時格納部に替えて、前記放送プログラム格
    納部中で前記放送プログラムごとの最近放送された平均
    間隔日時を格納する最近放送平均間隔部と、 前記放送間隔考慮部に替えて、前記放送プログラムごと
    に、最近放送された平均間隔日時を前記放送間隔格納部
    の値と比較して、最近放送された前記平均間隔日時の方
    が前記放送間隔格納部よりも小さい場合、その差の大き
    さと相関して負の値の重みを与え、最近放送された前記
    平均間隔日時の方が前記放送間隔格納部よりも大きい場
    合、その差の大きさと相関して正の値の重みを与えるよ
    うに重み値の計算方法が記載された新放送間隔考慮ルー
    ル部と、からなることを特徴とする放送プログラム提供
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の放送プログラム提供装
    置において、 前記放送間隔考慮部に替えて、前記前回放送時格納部と
    前記現在日時格納部と前記放送間隔格納部の値を入力と
    して前記放送間隔考慮ルール部のルールを適用して重み
    値を計算し、前記属性適合度計算部の出力に重みを加算
    した値を出力する加算型放送間隔考慮部を備えたことを
    特徴とする放送プログラム提供装置。
  4. 【請求項4】 移動体の置かれた時間・場所・必要な情
    報が時々刻々変化する前記移動体に対して放送プログラ
    ムを提供する放送プログラム提供方法において、 前記放送プログラムの属性値を格納する属性値格納部
    と、前記放送プログラムが前回放送された日時を格納す
    る前回放送時格納部と、前記放送プログラムの通常の予
    定放送間隔を格納する放送間隔格納部と、前記放送プロ
    グラムの内容を格納するプログラム内容部と、を対とし
    て複数の前記放送プログラムを放送プログラム格納部に
    格納する工程と、 前記移動体の現在の状況を前記放送プログラムの属性と
    その属性値の対で表現したものを現在属性値格納部に格
    納する工程と、前記現在属性値格納部と前記放送プログ
    ラム格納部中の各放送プログラムの属性値格納部の値を
    比較するときの適合度の計算方法を適合度ルール部に格
    納する工程と、前記現在属性値格納部の値と前記放送プ
    ログラム格納部中の各放送プログラムの前記属性値格納
    部の値を入力とする属性適合度計算部で前記適合度ルー
    ル部の計算方法に従って適合度を計算して出力する工程
    と、現在の日時を現在日時格納部に格納している工程
    と、前記放送プログラムごとに、前回放送された日時と
    現在の日時の差分を前記放送間隔格納部の値と比較して
    実際の放送間隔が予定放送間隔より多い場合にはその差
    の大きさと相関して負の値の重みを与える放送間隔考慮
    ルール部で実際の放送間隔が予定放送間隔より少ない場
    合には差の大きさと相関して正の値の重みを与える重み
    値の計算方法が記載された工程と、前記前回放送時格納
    部と前記現在日時格納部と前記放送間隔格納部の値を入
    力とする放送間隔考慮ルール部で前記放送間隔考慮ルー
    ル部のルールを適用して重み値を計算し、前記属性適合
    度計算部の出力に重みを積算した値を出力する工程と、
    を備え、 前記放送間隔考慮部の計算結果を前記放送プログラムご
    とに前記適合度格納部に格納し、 前記放送プログラム格納部中の前記適合度格納部の値の
    うち最も適合度の大きい値を持つ放送プログラムを選択
    して再生することを特徴とする放送プログラム提供方
    法。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の放送プログラム提供方
    法において、 前記前回放送時格納部に替えて最近放送平均間隔部を用
    い、前記最近放送平均間隔部は前記放送プログラム格納
    部中で前記放送プログラムごとの最近放送された平均間
    隔日時を格納し、前記放送間隔考慮部に替える新放送間
    隔考慮ルール部は、前記放送プログラムごとに、最近放
    送された平均間隔日時を前記放送間隔格納部の値と比較
    して、最近放送された平均間隔日時の方が放送間隔格納
    部よりも小さい場合、その差の大きさと相関して負の値
    の重みを与え、最近放送された平均間隔日時の方が放送
    間隔格納部よりも大きい場合、その差の大きさと相関し
    て正の値の重みを与えるように重み値の計算方法を格納
    したことを特徴とする放送プログラム提供方法。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載の放送プログラム提供方
    法において、 前記放送間隔考慮部に替えて加算型放送間隔考慮部を用
    い、前記加算型放送間隔考慮部は前記前回放送時格納部
    と前記現在日時格納部と前記放送間隔格納部の値を入力
    として前記放送間隔考慮ルール部のルールを適用して重
    み値を計算し、前記属性適合度計算部の出力に重みを加
    算した値を出力することを特徴とする放送プログラム提
    供方法。
  7. 【請求項7】 受信状況が変化する利用者の前記受信状
    況に対して放送プログラムを提供する放送プログラム提
    供装置において、 前記放送プログラムの属性値と、前記放送プログラムが
    前回放送された日時と、前記放送プログラムの通常の予
    定放送間隔と、前記放送プログラムの内容と、前記放送
    プログラムの適合度とを対とする複数の前記放送プログ
    ラムを格納する放送プログラム格納部と、 前記放送プログラムの現在の属性を示す現在属性値を格
    納する現在属性値格納部と、前記現在属性値格納部と前
    記放送プログラム格納部中の前記属性値の値を比較する
    ときの適合度の計算方法を記載した適合度ルール部と、
    前記現在属性値格納部の値と前記属性値の値を入力と
    し、前記適合度ルール部の計算方法に従って前記適合度
    を計算し出力する属性適合度計算部と、現在の日時を格
    納している現在日時格納部と、前記放送プログラムごと
    に、前回放送された日時と現在の日時の差分を前記放送
    間隔格納部の値と比較して差分の方が小さい場合、その
    差の大きさと相関して負の値の重みを与え、差分の方が
    大きい場合、差の大きさと相関して正の値の重みを与え
    る重み値の計算方法が記載された放送間隔考慮ルール部
    と、前記前回放送された日時と前記現在日時格納部の日
    時と前記放送間隔の値を入力として前記放送間隔考慮ル
    ール部のルールを適用して重み値を計算し、前記属性適
    合度計算部の出力に重みを積算した値を出力する放送間
    隔考慮部と、前記放送間隔考慮部の計算結果を放送プロ
    グラムごとに前記放送プログラム格納部中の前記適合度
    を格納する適合度格納部と、前記適合度格納部の値のう
    ち最も適合度の大きい値を持つ放送プログラムを選択し
    再生するプログラム再生部と、を備えたことを特徴とす
    る放送プログラム提供装置。
  8. 【請求項8】 受信状況が変化する利用者の前記受信状
    況に対して放送プログラムを提供する放送プログラム提
    供装置において、 前記放送プログラムの属性値と、前記放送プログラムが
    前回放送された日時と、前記放送プログラムの通常の予
    定放送間隔と、前記放送プログラムの内容と、前記放送
    プログラムの属性適合度とを対とする複数の前記放送プ
    ログラムを格納する放送プログラム格納部と、前記放送
    プログラムごとに、現在の放送プログラムの属性値につ
    いて前回放送された日時と現在の日時の差分を前記放送
    間隔の値と比較してその差分に応じて重み値を計算する
    属性適合度計算部と、前記現在の放送プログラムの属性
    値と前記前回放送された前記属性値との適合度合いに前
    記重み値を積算した値を出力する放送間隔考慮部と、前
    記放送プログラムごとに前記放送プログラム格納部中の
    前記適合度を前記現在の放送プログラムに対として格納
    することを特徴とする放送プログラム提供装置。
  9. 【請求項9】 請求項4〜6のいずれか1項に記載の放
    送プログラム提供方法に用いるコンピュータが読み込み
    可能なプログラム及びデータを格納する記録媒体。
JP31439499A 1999-11-04 1999-11-04 放送プログラム提供方法及びその放送プログラム提供装置 Pending JP2001136135A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31439499A JP2001136135A (ja) 1999-11-04 1999-11-04 放送プログラム提供方法及びその放送プログラム提供装置
EP00250369A EP1098286A3 (en) 1999-11-04 2000-11-04 Method for providing broadcasting program and apparatus for the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31439499A JP2001136135A (ja) 1999-11-04 1999-11-04 放送プログラム提供方法及びその放送プログラム提供装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001136135A true JP2001136135A (ja) 2001-05-18

Family

ID=18052828

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31439499A Pending JP2001136135A (ja) 1999-11-04 1999-11-04 放送プログラム提供方法及びその放送プログラム提供装置

Country Status (2)

Country Link
EP (1) EP1098286A3 (ja)
JP (1) JP2001136135A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002061619A1 (fr) * 2001-02-01 2002-08-08 Dentsu Inc. Systeme de distribution de publicites
JP2003036386A (ja) * 2001-07-24 2003-02-07 Nec System Technologies Ltd 広告システム、サーバ装置とその広告配信方法、及び広告配信プログラム

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005116954A1 (de) * 2004-04-29 2005-12-08 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Nutzungsabhängige informationsdarbietung in einem kraftfahrzeug
KR100753396B1 (ko) * 2006-02-17 2007-08-30 삼성전자주식회사 복수의 정보를 포함하는 방송데이터 전송방법 및 그 장치

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4868866A (en) * 1984-12-28 1989-09-19 Mcgraw-Hill Inc. Broadcast data distribution system
FR2718586B1 (fr) * 1994-04-11 1996-05-10 Telediffusion Fse Diffusion de données cyclique et cellulaire.
US5664948A (en) * 1994-07-29 1997-09-09 Seiko Communications Holding N.V. Delivery of data including preloaded advertising data

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002061619A1 (fr) * 2001-02-01 2002-08-08 Dentsu Inc. Systeme de distribution de publicites
JP2003036386A (ja) * 2001-07-24 2003-02-07 Nec System Technologies Ltd 広告システム、サーバ装置とその広告配信方法、及び広告配信プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
EP1098286A2 (en) 2001-05-09
EP1098286A3 (en) 2001-11-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7337456B1 (en) Advertisement method, advertisement apparatus, advertisement receiver and recording medium
US9390757B2 (en) System and method for adaptive media playback based on destination
US7720432B1 (en) Content customization in asymmetric communication systems
US8055540B2 (en) Vehicle radio system with customized advertising
US9337791B1 (en) System and method for generating multimedia accompaniments to broadcast data
US20110119350A1 (en) Data management method and system, and apparatus used therein
JP2010502143A (ja) モバイル・テレビジョンにおいて個人化広告を提供する方法、システム、装置、及びコンピュータ・プログラム
CN103780929A (zh) 用于在媒体流中***广告的方法和***
JP4123805B2 (ja) サーバ及び広告配信方法
CN102271282A (zh) 一种用于向多媒体设备分配广告和/或内容的方法及设备
JP2000099441A (ja) 情報を調整して提示する情報提示装置および方法
KR20080080415A (ko) 미디어 예측 위탁판매 방법
MXPA04009491A (es) Metodo y sistema para proporcionar un aviso inteligente colocado en una imagen en movimiento.
KR100824108B1 (ko) 정보 분배 시스템, 정보 수신 장치, 정보 리스트 작성방법, 정보 삭제 방법 및 정보 저장 방법
EP1455294A2 (en) Personalized and geographical based advertisement for streaming media formats
JP2003235010A (ja) コンテンツ蓄積装置
US6721536B1 (en) On-demand type radio transmitting/receiving apparatus and method for car user
US20130034147A1 (en) Public interactive personalized radio networking method
JP2002125166A (ja) デジタル放送で広告を提供する方法,デジタル放送受信装置および広告選択制御プログラムの記録媒体
JP2001136135A (ja) 放送プログラム提供方法及びその放送プログラム提供装置
JP2007259012A (ja) コンテンツ再生装置
US9467239B1 (en) Content customization in communication systems
US20130030911A1 (en) Public interactive personalized radio network
US20080184318A1 (en) System and method for acquiring broadcast program content
JP2001156664A (ja) データ放送表示方法および装置