JP2001132773A - 油圧式クラッチレリーズ軸受装置 - Google Patents

油圧式クラッチレリーズ軸受装置

Info

Publication number
JP2001132773A
JP2001132773A JP34794099A JP34794099A JP2001132773A JP 2001132773 A JP2001132773 A JP 2001132773A JP 34794099 A JP34794099 A JP 34794099A JP 34794099 A JP34794099 A JP 34794099A JP 2001132773 A JP2001132773 A JP 2001132773A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lip
peripheral surface
release bearing
cylinder member
annular
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34794099A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Tsunoda
善裕 角田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
Koyo Seiko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koyo Seiko Co Ltd filed Critical Koyo Seiko Co Ltd
Priority to JP34794099A priority Critical patent/JP2001132773A/ja
Publication of JP2001132773A publication Critical patent/JP2001132773A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mechanical Operated Clutches (AREA)
  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 環状シリンダ部を密封するため、環状ピスト
ンの端部に固定されたシール部材のアウタシリンダ部材
と摺接する外周側リップの接触圧が、低温時にも減少が
小さくなるようにすること。 【解決手段】 インナシリンダ部材とアウタシリンダ部
材とで形成されてクラッチ主軸の外周に設けられた環状
のシリンダ部と、環状シリンダ部内に嵌入されて油圧で
レリーズベアリングに作用してクラッチの断続作用を行
う環状ピストンとを有し、環状シリンダ部内側の環状ピ
ストン端面に、インナシリンダ部材の外周面とアウタシ
リンダ部材の内周面とに摺接するリップを形成したシー
ル部材を固定した油圧式クラッチレリーズ軸受装置にお
いて、上記アウタシリンダ部材14の内周面14bに摺
接するリップ1の内周面に、このリップ1を半径方向外
方に付勢するバネ部材4を装着したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば自動車の
クラッチの断続に使用される油圧式クラッチレリーズ軸
受装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の油圧式クラッチレリーズ軸受装置
として、一般に図1に記載のものが知られている。10
はクラッチ主軸11の外周に設けられた環状のシリンダ
部で、クラッチハウジング12に対する半径方向取付面
13a,14aをそれぞれ有するインナシリンダ部材1
3とアルミ合金製のアウタシリンダ部材14とから形成
され、この両シリンダ部材13,14間のシリンダ空間
10aに合成樹脂製の環状ピストン15が軸方向に摺動
可能に嵌入されている。シリンダ空間10a内の環状ピ
ストン15端部15aの端面にはシリンダ空間10aを
密封するゴム製のシール部材16が装着され、またシリ
ンダ空間10a外の環状ピストン15の端部15bには
クラッチの断続作用を行うレリーズ軸受17が配置され
ている。このレリーズ軸受17は図示しないクラッチレ
バーに当接して回転させられる。またアウタシリンダ部
材14とレリーズ軸受17間には、レリーズ軸受17を
常に図示しないクラッチレバーに接触させるためのコン
プレッションスプリング18が配設されている。
【0003】ところで、上記シリンダ空間10aを密封
するシール部材16は、従来、図4に示すものが知られ
ている。すなわち、環状ピストン15の端部15aの端
面に形成した周状凹部19にシール部材16の本体部1
6aに形成された突部20が嵌合固定され、このシール
部材16の本体部16aの内外周部には、アウタシリン
ダ部材14の内周面14bおよびインナシリンダ部材1
3の外周面13bに摺接するよう斜め軸方向に延びるリ
ップ21,22がそれぞれ形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の油圧式ク
ラッチレリーズ軸受装置における環状ピストン15に固
定されたシール部材16はNBR等のゴムから形成さ
れ、またアウタシリンダ部材14がアルミ合金で形成さ
れている。このアルミ合金がゴムより熱膨張率が小さい
ため、常温時状態に設定したリップ21のアウタシリン
ダ部材14の内周面に対する接触圧が低温になるに従い
減少する傾向にあり、常温時にこの接触圧の減少を考慮
したリップ21の接触圧を設定しなければならず、接触
圧過大にならないよう面倒であった。
【0005】そこで、この発明は、環状シリンダ部を密
封するため、環状ピストンの端部に固定されたシール部
材のアウタシリンダ部材と摺接する外周側リップの接触
圧が、低温時にも減少が小さくなるようにすることを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、インナシリンダ部材とアウタシリンダ部
材とで形成されてクラッチ主軸の外周に設けられた環状
のシリンダ部と、環状シリンダ部内に嵌入されて油圧で
レリーズベアリングに作用してクラッチの断続作用を行
う環状ピストンとを有し、環状シリンダ部内側の環状ピ
ストン端面に、インナシリンダ部材の外周面とアウタシ
リンダ部材の内周面とに摺接するリップを形成したシー
ル部材を固定した油圧式クラッチレリーズ軸受装置にお
いて、上記アウタシリンダ部材の内周面に摺接するリッ
プの内周面に、このリップを半径方向外方に付勢するバ
ネ部材を装着したことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、この発明の具体的な実施の
形態について図面を参照して説明する。油圧式クラッチ
レリーズ軸受装置の全体構造は図1にて説明したとおり
であるため、重複説明は省略し、本発明の部分を図2お
よび図3に基づいて説明する。環状ピストン15の端部
15aの端面に形成した周状凹部19にシール部材16
の本体部16aに形成された突部20が嵌合固定され、
このシール部材16の本体部16aの内外周部には、ア
ウタシリンダ部材14の内周面14bおよびインナシリ
ンダ部材13の外周面13bに摺接するよう斜め軸方向
に延びるNBR等のゴム製のリップ1,2がそれぞれ形
成されている。この外周側リップ1の内周面には周溝3
が形成され、この周溝3内には図3に示すC形弾性リン
グ4が装着されている。このC形弾性リング4により、
シール部材16の外周側リップ1がアウタシリンダ部材
14の内周面14bに常に適正量付勢されている。な
お、上記リップ1を付勢する手段としてはC形弾性リン
グ4に限定されるものではないが、このC形弾性リング
4が付勢力の安定という面から有利である。
【0008】
【発明の効果】このように、本発明では、油圧式クラッ
チレリーズ軸受装置において、環状ピストンの端部の端
面に固定されたシール部材の本体部の内外周部に、アウ
タシリンダ部材の内周面およびインナシリンダ部材の外
周面に摺接するようリップがそれぞれ形成され、上記ア
ウタシリンダ部材の内周面に摺接する外周側リップの内
周面に、このリップを半径方向外方に付勢するバネ部材
が装着されている。このため、常にリップをアウタシリ
ンダ部材の内周面に付勢しているため、低温時、アウタ
シリンダ部材とシール部材との熱膨張率の差による接触
圧の減少を小さく押えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般の油圧式クラッチレリーズ軸受装置の断面
図である。
【図2】本発明の実施形態の一部断面図である。
【図3】図2に使用されるC形リングの平面図である。
【図4】従来のシール部材の断面図である。
【符号の説明】
1 リップ 2 リップ 3 周溝 4 C形弾性リング 10 環状シリンダ部 11 クラッチ主軸 13 インナシリンダ部材 14 アウタシリンダ部材 15 環状ピストン 16 シール部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インナシリンダ部材とアウタシリンダ部
    材とで形成されてクラッチ主軸の外周に設けられた環状
    のシリンダ部と、環状シリンダ部内に嵌入されて油圧で
    レリーズベアリングに作用してクラッチの断続作用を行
    う環状ピストンとを有し、環状シリンダ部内側の環状ピ
    ストン端面に、インナシリンダ部材の外周面とアウタシ
    リンダ部材の内周面とに摺接するリップを形成したシー
    ル部材を固定した油圧式クラッチレリーズ軸受装置にお
    いて、上記アウタシリンダ部材の内周面に摺接するリッ
    プの内周面に、このリップを半径方向外方に付勢するバ
    ネ部材を装着したことを特徴とする油圧式クラッチレリ
    ーズ軸受装置。
JP34794099A 1999-11-01 1999-11-01 油圧式クラッチレリーズ軸受装置 Pending JP2001132773A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34794099A JP2001132773A (ja) 1999-11-01 1999-11-01 油圧式クラッチレリーズ軸受装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34794099A JP2001132773A (ja) 1999-11-01 1999-11-01 油圧式クラッチレリーズ軸受装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001132773A true JP2001132773A (ja) 2001-05-18

Family

ID=18393645

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34794099A Pending JP2001132773A (ja) 1999-11-01 1999-11-01 油圧式クラッチレリーズ軸受装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001132773A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010084895A (ja) * 2008-10-01 2010-04-15 Aisin Seiki Co Ltd カップシール結合構造
CN111051723A (zh) * 2017-09-01 2020-04-21 舍弗勒技术股份两合公司 离合器分离***用活塞密封组件及离合器分离***

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010084895A (ja) * 2008-10-01 2010-04-15 Aisin Seiki Co Ltd カップシール結合構造
CN111051723A (zh) * 2017-09-01 2020-04-21 舍弗勒技术股份两合公司 离合器分离***用活塞密封组件及离合器分离***
CN111051723B (zh) * 2017-09-01 2022-01-21 舍弗勒技术股份两合公司 离合器分离***用活塞密封组件及离合器分离***

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5216084B2 (ja) リップタイプシール
US7648144B2 (en) Sealing device
WO2011086887A1 (ja) 密封構造
JP2009127833A (ja) リップタイプシール
JP4724727B2 (ja) メカニカルシール
JP2001132773A (ja) 油圧式クラッチレリーズ軸受装置
JP2007146879A (ja) 軸シール構造
JP3192748U (ja) 密封装置
JP6262961B2 (ja) 密封装置
JP3293075B2 (ja) リップ型シール
JP2012215188A (ja) 密封構造
JP2001132774A (ja) 油圧式クラッチレリーズ軸受装置
JP3117105U (ja) リングシール
JP2009085274A (ja) 自動変速機用ピストンシール
US4684005A (en) Sliding sleeve for clutches of automotive vehicles
JPH0215084Y2 (ja)
JP2005308204A (ja) オイルシール
JP4773654B2 (ja) インジェクションパイプシール
JP3338189B2 (ja) 往復動用密封装置
JP2007303483A (ja) ボンデット・ピストン・シール
JP2018168896A (ja) 密封装置
JP4120816B2 (ja) 密封装置
JP2002372154A (ja) シールリング
JPH0448366Y2 (ja)
JPH0810713Y2 (ja) 密封装置