JP2001132719A - リベットによる結合構造、リベットによる結合装置及びリベットによる結合方法 - Google Patents

リベットによる結合構造、リベットによる結合装置及びリベットによる結合方法

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JP2001132719A
JP2001132719A JP31335499A JP31335499A JP2001132719A JP 2001132719 A JP2001132719 A JP 2001132719A JP 31335499 A JP31335499 A JP 31335499A JP 31335499 A JP31335499 A JP 31335499A JP 2001132719 A JP2001132719 A JP 2001132719A
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rivet
driving
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rivet body
punch
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Hiroyuki Iguchi
博行 井口
Natsushige Sano
夏茂 佐野
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Toyota Motor Corp
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    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21JFORGING; HAMMERING; PRESSING METAL; RIVETING; FORGE FURNACES
    • B21J15/00Riveting
    • B21J15/02Riveting procedures
    • B21J15/025Setting self-piercing rivets

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Insertion Pins And Rivets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 結合強度を向上する。 【解決手段】 リベット本体10は全体が円筒状の中空
軸部となっており、リベット本体10の軸方向略中央部
には、塑性変形抑制部10Cが板厚方向全域に形成され
ている。具体的には、リベット本体10は熱処理可能な
鉄等の金属により構成されており、塑性変形抑制部10
Cが、熱処理としての熱焼入れ、高周波焼入れ等によっ
て、打ち込み方向両端部10D、10Eに比べて塑性変
形し難くなっている。即ち、リベット本体10は軸方向
中央部の塑性変形抑制部10Cが、打ち込み方向両端部
10D、10Eに比べて変形し難くなっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リベットによる結
合構造、リベットによる結合装置及びリベットによる結
合方法に係り、特に、自動車等の車体に適用されるリベ
ットによる結合構造、リベットによる結合装置及びリベ
ットによる結合方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車等の車体に適用されるリベ
ットによる結合構造の一例がWO98/31487に開
示されている。
【0003】図12(A)に示される如く、このリベッ
トは、自己穴開け式パイプ状リベットとなっており、リ
ベット本体100は円筒状となっている。また、図12
(B)に示される如く、リベット本体100の両先端1
00A、100Bは、打ち込み方向に対して傾斜面とな
っており、打ち込み荷重が小さくなるように構成されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このリ
ベットによる結合構造においては、リベット本体100
の全域が一様な強度特性となっている。この結果、リベ
ット本体100の強度を上げ、打ち込み時における必要
外の変形、例えば、中間部100Cの座屈等を防止しよ
うとすると、両先端100A、100B近傍が十分に変
形しなくなり結合力が低下する。一方、両先端100
A、100B近傍を十分に変形させ、結合力を向上させ
るために、リベット本体100の強度を下げると、打ち
込み時に中間部100Cに座屈等が発生する。この結
果、リベット本体100の打ち込み性能と、変形性能と
の双方を満足することが難しく、十分な結合力が得られ
難い。
【0005】本発明は上記事実を考慮し、十分な結合力
が得られるリベットによる結合構造、リベットによる結
合装置及びリベットによる結合方法を得ることが目的で
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、リベット本体の一部に塑性変形抑制部を設けたこと
を特徴とする。
【0007】従って、リベット本体の一部に設けた塑性
変形抑制部により、リベット本体の一部に打ち込み時に
変形し難い部位が形成されるため、リベット本体を、打
ち込み時に変形し難い部位と、変形し易い部位とに分け
ることができる。この結果、リベット本体の打ち込み性
能と、変形性能との双方を満足することができるため、
十分な結合力が得られる。
【0008】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載のリベットによる結合構造において、前記塑性変形抑
制部は、前記リベット本体における軸部の軸線方向略中
央部に少なくとも1つ設けたことを特徴とする。
【0009】従って、リベット本体における軸部の軸線
方向略中央部が打ち込み時に変形し難い部位となると共
に、リベット本体における打ち込み方向両端部が打ち込
み時に変形し易い部位となり、確実に変形する。この結
果、リベット本体の打ち込み性能と、変形性能との双方
を満足することができるため、十分な結合力が得られ
る。
【0010】請求項3に記載の本発明は、請求項1、2
のいずれかに記載のリベットによる結合構造において、
前記塑性変形抑制部は、熱処理を施された部位であるこ
とを特徴とする。
【0011】従って、請求項1、2のいずれかに記載の
内容に加えて、熱処理により簡単に塑性変形抑制部を形
成することができる。
【0012】請求項4に記載の本発明は、請求項1、2
のいずれかに記載のリベットによる結合構造において、
前記塑性変形抑制部は、リベット本体よりも強度の高い
材料を組み合わせた部位であることを特徴とする。
【0013】従って、請求項1、2のいずれかに記載の
内容に加えて、塑性変形抑制部の材料を任意に選定する
ことができる。この結果、材料の選定により、リベット
本体の打ち込み性能と、変形性能との双方の細かい調整
が可能となる。
【0014】請求項5に記載の本発明は、請求項1〜4
のいずれかに記載のリベットによる結合構造において、
前記リベット本体は中空軸部を有することを特徴とす
る。
【0015】従って、請求項1〜4のいずれかに記載の
内容に加えて、リベット本体における打ち込み方向両端
部が打ち込み時に、軸部外側だけでなく軸部内側にも変
化できるため、結合力が更に向上する。
【0016】請求項6に記載の本発明は、請求項1〜5
のいずれかに記載のリベットによる結合構造において、
前記リベット本体は、先端部が全体に渡って凸形状であ
るポンチで打ち込まれたことを特徴とする。
【0017】従って、請求項1〜5のいずれかに記載の
内容に加えて、リベット本体を打ち込む際の荷重の一部
により、ポンチの先端部と当接するリベット本体の端部
を、被結合材の面方向にも効果的に変形させることがで
きる。この結果、結合力が更に向上する。
【0018】請求項7に記載の本発明は、中空軸部を有
するリベット本体を使用したリベットによる結合装置に
おいて、前記リベット本体を打ち込むポンチは、前記リ
ベット本体への打ち込み荷重を伝達する荷重伝達部と、
前記リベット本体を保持するガイド部と、を有し、打ち
込み時に前記荷重伝達部と前記ガイド部とが打ち込み方
向に相対移動可能であることを特徴とする。
【0019】従って、打ち込み時に荷重伝達部とガイド
部とを打ち込み方向に相対移動させることによって、リ
ベット本体の所定の部位を変形し難い状態で打ち込むこ
とが可能となると共に、リベット本体の所定の部位を効
果的に変形させることができる。この結果、リベット本
体の打ち込み性能と、変形性能との双方を満足すること
ができるため、十分な結合力が得られる。
【0020】請求項8に記載の本発明は、請求項7に記
載のリベットによる結合装置において、前記ガイド部
は、前記リベット本体の打ち込み側先端が被結合材に達
した後、前記荷重伝達部に対して相対移動速度が遅くな
ることを特徴とする。
【0021】従って、ポンチにおける荷重伝達部とガイ
ド部との位置関係が、リベット本体を打ち込むまでは、
リベット本体を保持し、リベット本体の打ち込みと共
に、リベット本体のポンチ側の端部の変形の障害となら
ない位置へ移動する。この結果、リベット本体の打ち込
み性能と、変形性能との双方を満足することができるた
め、十分な結合力が得られる。
【0022】請求項9に記載の本発明は、請求項7に記
載のリベットによる結合装置において、前記ガイド部
は、前記リベット本体の打ち込み側先端が被結合材に達
した後、前記荷重伝達部に対して相対移動速度が速くな
ることを特徴とする。
【0023】従って、リベット本体とガイド部との位置
関係が、リベット本体を打ち込むまではリベット本体を
保持し、リベット本体の打ち込みと共に、ガイド部によ
りリベット本体の軸内側部の被結合材に圧力が加わるの
で、リベット本体の打ち込み側先端を外側に大きく変形
させることができる。この結果、リベット本体の打ち込
み性能と、変形性能との双方を満足することができるた
め、十分な結合力が得られる。
【0024】請求項10に記載の本発明は、中空軸部を
有するリベット本体を使用したリベットによる結合装置
において、前記リベット本体を打ち込むポンチは、前記
リベット本体への打ち込み荷重を伝達する荷重伝達部
と、前記リベット本体を保持するガイド部と、を有し、
被結合材を支持するダイスには、前記ガイド部と対向す
る打ち抜き用の孔部を有することを特徴とする。
【0025】従って、打ち込み時に荷重伝達部とガイド
部とによりリベット本体の所定の部位を変形し難い状態
で打ち込むことが可能となると共に、ポンチとダイスに
より、リベット本体の所定の部位を効果的に変形させる
ことができる。この結果、リベット本体の打ち込み性能
と、変形性能との双方を満足することができるため、十
分な結合力が得られる。また、リベット本体による被結
合材の結合と、リベット本体の軸部内側の被結合材の打
ち抜きが一工程でできる。
【0026】請求項11に記載の本発明は、中空軸部を
有するリベット本体を使用したリベットによる結合方法
において、前記リベット本体をポンチにより打ち込む工
程と、前記リベット本体の軸方向両側先端部を潰す工程
と、前記リベット本体の軸部内側の被結合材を打ち抜く
工程と、を前記ポンチの一往運動で行うことを特徴とす
る。
【0027】従って、打ち込み時にポンチが一往運動す
ることで、リベット本体をポンチにより打ち込むと共
に、リベット本体の軸方向両側先端部を潰すことができ
る。この結果、リベット本体の打ち込み性能と、変形性
能との双方を満足することができるため、十分な結合力
が得られる。また、リベット本体打ち込み時にポンチを
一往運動することのみで、リベット本体による被結合材
の結合と、リベット本体の軸部内側の被結合材の打ち抜
きが完了するため、作業性が向上する。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明のリベットによる結合構造
の第1実施形態を図1及び図2に従って説明する。
【0029】図1(A)に示される如く、本実施形態の
リベットは自己穴開け式パイプ状リベットとなってお
り、リベット本体10は全体が円筒状の中空軸部となっ
ている。
【0030】図1(B)に示される如く、リベット本体
10の両先端10A、10Bは、打ち込み方向(図の矢
印A方向)に対して平面となっている。また、リベット
本体10の軸方向略中央部には、塑性変形抑制部10C
が板厚方向(図の矢印B方向)全域に形成されている。
具体的には、リベット本体10は熱処理可能な鉄等の金
属により構成されており、塑性変形抑制部10Cが、熱
処理としての熱焼入れ、高周波焼入れ等によって、打ち
込み方向両端部10D、10Eに比べて塑性変形し難く
なっている。即ち、リベット本体10は軸方向中央部の
塑性変形抑制部10Cが、打ち込み方向両端部10D、
10Eに比べて変形し難くなっている。
【0031】次に、本実施形態の作用を説明する。
【0032】本実施形態では、リベット本体10の軸方
向略中央部に設けた塑性変形抑制部10Cにより、リベ
ット本体10の軸方向略中央部が打ち込み時に変形し難
い部位となり、打ち込み性が向上すると共に、リベット
本体10における打ち込み方向両端部10D、10Eが
打ち込み時に変形し易い部位となり、確実に変形する
(潰れる)。この結果、リベット本体10の打ち込み性
能と、変形性能との双方を満足することができるため、
十分な結合力が得られる。また、本実施形態では、熱処
理により簡単に塑性変形抑制部10Cを形成することが
できる。
【0033】また、図2に示される如く、本実施形態で
は、リベット本体10は、先端部12Aが全体に渡って
半球状の凸形状とされたポンチ12より被結合材として
の板材16、18に打ち込まれる。このため、打ち込ま
れたリベット本体10の一方の端部10Eは、板材1
6、18を支持するダイス20とによって容易に、リベ
ット本体10の外側(ラップ代L1)と内側(ラップ代
L2)へ広がると共に、リベット本体10を打ち込む際
の荷重の一部(図2の矢印F)により、ポンチ12の先
端部12Aと当接するリベット本体10の他方の端部1
0Dが、板材16の面方向にも効果的に変形する。この
結果、結合力を更に向上できる。
【0034】なお、本実施形態では、リベット本体10
を全体が円筒状の中空軸部となっている構成としたが、
リベット本体10はこれに限定されず、軸部が中実とな
った構成、軸部より大径とされた頭部を有する構成等の
他の構成としても良い。
【0035】また、本実施形態では、リベット本体10
の軸方向中央部には、塑性変形抑制部10Cを板厚方向
全域に形成したが、これに代えて、図3(A)に示され
る如く、塑性変形抑制部10Cを板厚方向の外周側部の
みに形成した構成としても良い。また、図3(B)に示
される如く、塑性変形抑制部10Cを板厚方向の内周側
部のみに形成した構成としても良い。また、図3(C)
に示される如く、塑性変形抑制部10Cを軸方向に所定
の間隔を開けて複数形成した構成としても良い。
【0036】また、本実施形態では、塑性変形抑制部1
0Cを、熱処理によって塑性変形し難くしたが、これに
代えて、炭素、窒素等の含有量の調整(浸炭、窒化等)
により、塑性変形抑制部10Cを塑性変形し難くしても
良い。
【0037】また、本実施形態では、ポンチ12の先端
部12Aを全体に渡って半球状の凸形状としたが、ポン
チ12の先端部12Aの形状は、これに限定されず図4
に示される如く、台錐形状等の他の凸形状としも良い。
【0038】次に、本発明のリベットによる結合構造の
第2実施形態を図5に従って説明する。
【0039】なお、第1実施形態と同一部材については
同一符号を付してその説明を省略する。
【0040】図5(A)に示される如く、本実施形態で
は、リベット本体10が、アルミニユム、マグネシウム
等の軽合金で構成されている。リベット本体10の軸方
向略中央部には、塑性変形抑制部10Cが外周部側にリ
ング状に形成されている。
【0041】具体的には、図5(B)に示される如く、
リベット本体10の軸方向略中央部には、外周部にリン
グ状の凹部22が形成されており、この凹部22内に、
リベット本体10を構成する軽合金に比べ強度(ヤング
率、降伏耐力、硬度等)が高く、塑性変形し難い他の軽
合金又は鉄等の金属リング24が配設されている。
【0042】図5(C)に示される如く、金属リング2
4は、断面C字状となっており、凹部22に捲着されて
いる。
【0043】従って、本実施形態においても第1実施形
態と同様に、リベット本体10の打ち込み性能と、変形
性能との双方を満足することができるため、十分な結合
力が得られる。また、塑性変形抑制部10Cの材料を任
意に選定することができるため、材料の選定により、リ
ベット本体10の打ち込み性能と、変形性能との双方の
細かい調整が可能となる。
【0044】なお、本実施形態では、図5(C)に示さ
れる如く、金属リング24を、断面C字状とし凹部22
に捲着したが、これに代えて、図5(D)に示される如
く、金属リング24を、断面半円弧状の2部材とし、こ
れら2部材を凹部22に捲着した構成としても良い。
【0045】また、第1実施形態及び第2実施形態で
は、それぞれリベット本体10の両先端10A、10B
を、打ち込み方向に対して平面としたが、これに代え
て、図6(A)に示される如く、リベット本体10の両
先端10A、10Bが外周縁部から内周縁部へと鋭角的
な傾斜を有し、外周縁部が鋭利状となる内向テーパ状に
形成しても良い。また、図6(B)に示される如く、リ
ベット本体10の両先端10A、10Bが内周縁部から
外周縁部へと鋭角的な傾斜を有し、内周縁部が鋭利状と
なる外向テーパ状に形成しても良い。また、図6(C)
に示される如く、リベット本体10の両先端10A、1
0Bにおける打ち込み方向に沿った断面形状を打ち込み
方向に尖った山型形状としても良い。
【0046】次に、本発明のリベットによる結合装置の
第1実施形態を図7に従って説明する。
【0047】図7(A)に示される如く、本実施形態で
は、全体が円筒状の中空軸部となっているリベット本体
30を打ち込むポンチ32が、リベット本体30への打
ち込み荷重を伝達する円筒状の荷重伝達部34と、この
荷重伝達部34の内側に配設され、リベット本体30を
保持する円柱状のガイド部36と、を有しており、ポン
チ32の先端部32Aは全体に渡って半球状の凸形状と
されている。また、打ち込み時に荷重伝達部34はガイ
ド部36に対して打ち込み方向(図の矢印C方向)及び
反対方向に相対移動可能となっている。具体的には、リ
ベット本体30を打ち込む際に、例えば、リベット本体
30の打ち込み側先端30Bが板材16に達した後、荷
重伝達部34に対するガイド部36の相対移動速度が遅
くなるようになっている。
【0048】次に、本実施形態の作用を説明する。
【0049】本実施形態では、ポンチ32における荷重
伝達部34とガイド部36との位置関係が、リベット本
体30が板材16に当接するまでは、ガイド部36が荷
重伝達部34に対して所定距離後退しており、ガイド部
36の外周部にリベット本体30を保持することができ
る位置関係になっている。また、リベット本体30の板
材16への打ち込み後に、荷重伝達部34に対するガイ
ド部36の相対移動速度を遅くしていくため、荷重伝達
部34に対してガイド部36が打ち込み方向(図の矢印
C方向)と反対側へ相対移動して、リベット本体30の
ポンチ側の端部30Aにおける軸部内側への変形に対し
て障害とならない位置となる。
【0050】この結果、図7(A)に示される如く、打
ち込み途中では、ガイド部36より、リベット本体30
の軸方向略中央部の変形を防止でき、リベット本体30
の打ち込み性能が向上し、図7(B)に示される如く、
打ち込み完了時にはリベット本体30の両端部30A、
30Bが確実に変形するため、変形性能も満足すること
ができる。このため、十分な結合力が得られる。
【0051】なお、本実施形態では、リベット本体30
の打ち込み側先端30Bが板材16に達した後、荷重伝
達部34に対するガイド部36の相対移動速度が遅くし
たが、これに代えて、リベット本体30の打ち込み側端
部30Bが板材16に達した後、荷重伝達部34に対す
るガイド部36の相対移動速度を速くしても良い。この
場合には、リベット本体30が板材16に当接するまで
は、ガイド部36の外周部にリベット本体30を保持す
ることができる。また、リベット本体30の板材16へ
の打ち込み後に、荷重伝達部34に対するガイド部36
の相対移動速度を速くしていくため、荷重伝達部34に
対してガイド部36が打ち込み方向(図の矢印C方向)
へ相対移動して、リベット本体30の内側部の板材1
6、18に圧力を加わえ、リベット本体30の打ち込み
側先端30Bを軸部外側に大きく変形させることができ
る。この結果、リベット本体30の打ち込み性能と、変
形性能との双方を満足することができるため、十分な結
合力が得られる。
【0052】また、本実施形態では、ポンチ32の先端
部32Aを全体に渡って半球状の凸形状としたが、ポン
チ32の先端部32Aの形状は、これに限定されず図8
(A)及び図8(B)に示される如く、台錐形状等の他
の凸形状としも良い。
【0053】次に、本発明のリベットによる結合装置の
第2実施形態を図9に従って説明する。
【0054】図9(A)に示される如く、本実施形態で
は、全体が円筒状の中空軸部となっているリベット本体
30を打ち込むポンチ42が、リベット本体30への打
ち込み荷重を伝達する円筒状の荷重伝達部44と、この
荷重伝達部44の内側と外側にそれぞれ配設され、打ち
込み前のリベット本体30を保持する内側ガイド部46
と、外側ガイド部48を有している。また、内側ガイド
部46は円柱状、外側ガイド部48は円筒状となってお
り、ポンチ42の先端部42Aは全体に渡って凸形状と
されている。また、打ち込み時に荷重伝達部44は内側
ガイド部46と外側ガイド部48に対して打ち込み方向
(図の矢印C方向)に相対移動可能となっている。具体
的には、リベット本体30を打ち込む際に、荷重伝達部
44が、内側ガイド部46と外側ガイド部48に対して
後退した状態(図9(A)に示される状態)となってお
り、内側ガイド部46と外側ガイド部48との間にリベ
ット本体30を挟んだ状態で打ち込むようになってい
る。この時、リベット本体30を打ち込むのは荷重伝達
部44のみとなる。
【0055】また、内側ガイド部46と外側ガイド部4
8が上側の板材16に達すると、荷重伝達部44が内側
ガイド部46と外側ガイド部48に対して、打ち込み方
向(図の矢印C方向)へ相対移動し、リベット本体30
の上端部30Aを軸部外側及び軸部内側に変形させ、荷
重伝達部44、内側ガイド部46、外側ガイド部48と
が同じ出代となる位置(図9(B)に示される位置)で
停止するようになっている。
【0056】次に、本実施形態の作用を説明する。
【0057】本実施形態では、ポンチ42における荷重
伝達部44と内側ガイド部46と外側ガイド部48との
位置関係が、内側ガイド部46と外側ガイド部48が上
側の板材16に達するまでは、内側ガイド部46と外側
ガイド部48との間にリベット本体30を挟んだ状態で
保持することができる。また、内側ガイド部46と外側
ガイド部48が上側の板材16に達すると、荷重伝達部
44が内側ガイド部46と外側ガイド部48に対して、
打ち込み方向へ相対移動し、リベット本体30の上端部
30Aを軸部外側及び軸部内側に変形させ、荷重伝達部
44、内側ガイド部46、外側ガイド部48とが同じ出
代となる位置(図9(B)に示される位置)で停止す
る。
【0058】この結果、図9(A)に示される如く、打
ち込み途中では、内側ガイド部46と外側ガイド部48
とより、リベット本体30の軸方向略中央部の変形を防
止でき、リベット本体30の打ち込み性能が向上し、図
9(B)に示される如く、打ち込み完了時にはリベット
本体30の両端部30A、30Bが確実に変形するた
め、変形性能も満足することができる。このため、十分
な結合力が得られる。
【0059】なお、本実施形態では、ポンチ42の先端
部42Aを全体に渡って台錐形状の凸形状としたが、ポ
ンチ42の先端部42Aの形状は、これに限定されず半
球状台等の他の凸形状としも良い。
【0060】次に、本発明のリベットによる結合装置の
第3実施形態を図10に従って説明する。
【0061】図10(A)に示される如く、本実施形態
では、全体が円筒状の中空軸部となっているリベット本
体30を打ち込むポンチ52が、貫通タイプとなってお
り、先端部がリベット本体30を保持するガイド部52
Aとなっている。また、ガイド部52Aの軸径R1は、
荷重伝達部(本体部)52Bの軸径R2に比べて小さく
なっている(R1<R2)。更に、荷重伝達部52Bの
軸径R2は、リベット本体30の外径R3と略等しくな
っており(R2≒R3)、ガイド部52Aの軸径R1は
リベット本体30の内周部と嵌合し、リベット本体30
を支持できる大きさに設定されている。
【0062】一方、板材16、18を支持するダイス5
4には、ポンチ52のガイド部52Aと対向する打ち抜
き用の孔部56が穿設されており、リベット本体30の
打ち込みと、リベット本体30の軸部内側の板材16、
18の打ち抜きがポンチ52の打ち込み方向(図の矢印
C方向)の移動のみ、即ち、一往運動で行えるようにな
っている。
【0063】次に、本実施形態におけるリベットによる
結合方法を説明する。
【0064】本実施形態では、図10(A)及び図10
(B)に示される如く、リベット本体30をポンチ52
により板材16、18に打ち込む工程と、リベット本体
30の両側先端部30A、30Bを潰す工程と、リベッ
ト本体30の軸部内側の板材16、18を打ち抜く工程
と、をポンチ52の打ち込み方向(図の矢印C方向)の
一往運動で行う。
【0065】次に、本実施形態の作用を説明する。
【0066】本実施形態では、ポンチ52におけるガイ
ド部52Aによってリベット本体30の内周部を支持し
ているため、打ち込み時にリベット本体30の軸方向中
央部を変形し難い状態で打ち込むことが可能となる。ま
た、ポンチ52と、打ち抜き用の孔部56が穿設されダ
イス54によって、図10(B)に示される如く、リベ
ット本体30の両端部30A、30Bを効果的に潰すこ
とができる。この結果、リベット本体30の打ち込み性
能と、変形性能との双方を満足することができるため、
十分な結合力が得られる。
【0067】また、本実施形態では、リベット本体30
による板材16と板材18との結合と、リベット本体3
0の軸部内側の板材16、18の打ち抜きが一工程でで
きるため、作業性が向上する。
【0068】次に、本発明のリベットによる結合装置の
第4実施形態を図11に従って説明する。
【0069】図11(A)に示される如く、本実施形態
では、全体が円筒状の中空軸部となっているリベット本
体30を打ち込むポンチ62が、貫通タイプとなってお
り、ポンチ62の先端部がリベット本体30を保持する
内側ガイド部62Aとなっている。また、内側ガイド部
62Aの軸径R1は、荷重伝達部(本体部)62Bの軸
径R2に比べて小さくなっている(R1<R2)。更
に、荷重伝達部62Bの軸径R2はリベット本体30の
外径R3と等しくなっている(R2=R3)。
【0070】また、ポンチ62における荷重伝達部62
Bの外周部には、外側ガイド部62Cが、荷重伝達部6
2Bに対して打ち込み方向(図の矢印C方向)に対して
相対移動可能に配設されており、内側ガイド部62Aと
外側ガイド部62Cとの間にリベット本体30を支持で
きるようになっている。
【0071】一方、板材16、18を支持するダイス5
4には、ポンチ62の内側ガイド部62Aと対向する打
ち抜き用の孔部56が穿設されており、リベット本体3
0の打ち込みと、リベット本体30の軸部内側の板材1
6、18の打ち抜きが、ポンチ62の打ち込み方向(図
の矢印C方向)のみの移動、即ち、一往運動で行えるよ
うになっている。
【0072】次に、本実施形態におけるリベットによる
結合方法を説明する。
【0073】本実施形態では、図11(A)及び図11
(B)に示される如く、リベット本体30をポンチ62
により板材16、18に打ち込む工程と、リベット本体
30の両側先端部30A、30Bを潰す工程と、リベッ
ト本体30の軸部内側の板材16、18を打ち抜く工程
と、をポンチ62の打ち込み方向(図の矢印C方向)の
一往運動で行う。
【0074】次に、本実施形態の作用を説明する。
【0075】本実施形態では、ポンチ62における内側
ガイド部62Aと外側ガイド部62Cとによってリベッ
ト本体30を支持しているため、打ち込み時にリベット
本体30の軸方向中央部を変形し難い状態で打ち込むこ
とが可能となる。また、ポンチ62と、打ち抜き用の孔
部56が穿設されダイス54によって、図11(B)に
示される如く、リベット本体30の両端部30A、30
Bを効果的に潰すことができる。この結果、リベット本
体30の打ち込み性能と、変形性能との双方を満足する
ことができるため、十分な結合力が得られる。
【0076】また、本実施形態では、リベット本体30
による板材16と板材18との結合と、リベット本体3
0の軸部内側の板材16、18の打ち抜きが一工程でで
きるため、作業性が向上する。
【0077】以上に於いては、本発明を特定の実施形態
について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に
限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々
の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかで
ある。例えば、本発明は3枚以上の板材を結合する場合
にも適用可能である。
【0078】
【発明の効果】請求項1に記載の本発明は、リベット本
体の一部に塑性変形抑制部を設けたため、十分な結合力
が得られるという優れた効果を有する。
【0079】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載のリベットによる結合構造において、塑性変形抑制部
は、リベット本体における軸部の軸線方向略中央部に少
なくとも1つ設けたため、十分な結合力が得られるとい
う優れた効果を有する。
【0080】請求項3に記載の本発明は、請求項1、2
のいずれかに記載のリベットによる結合構造において、
塑性変形抑制部は、熱処理を施された部位であるため、
請求項1、2のいずれかに記載の効果に加えて、簡単に
塑性変形抑制部を形成することができるという優れた効
果を有する。
【0081】請求項4に記載の本発明は、請求項1、2
のいずれかに記載のリベットによる結合構造において、
塑性変形抑制部は、リベット本体よりも強度の高い材料
を組み合わせた部位であるため、請求項1、2のいずれ
かに記載の効果に加えて、リベット本体の打ち込み性能
と、変形性能との双方の細かい調整が可能となるという
効果を有する。
【0082】請求項5に記載の本発明は、請求項1〜4
のいずれかに記載のリベットによる結合構造において、
リベット本体は中空軸部を有するため、請求項1〜4の
いずれかに記載の効果に加えて、リベット本体における
打ち込み方向両端部が打ち込み時に、軸部外側だけでな
く軸部内側にも変化できるため、結合力が更に向上する
という効果を有する。
【0083】請求項6に記載の本発明は、請求項1〜5
のいずれかに記載のリベットによる結合構造において、
リベット本体は、先端部が全体に渡って凸形状であるポ
ンチで打ち込まれたため、請求項1〜5のいずれかに記
載の効果に加えて、結合力が更に向上するという効果を
有する。
【0084】請求項7に記載の本発明は、中空軸部を有
するリベット本体を使用したリベットによる結合装置に
おいて、リベット本体を打ち込むポンチは、リベット本
体への打ち込み荷重を伝達する荷重伝達部と、リベット
本体を保持するガイド部と、を有し、打ち込み時に荷重
伝達部とガイド部とが打ち込み方向に相対移動可能であ
るため、十分な結合力が得られるという優れた効果を有
する。
【0085】請求項8に記載の本発明は、請求項7に記
載のリベットによる結合装置において、ガイド部は、リ
ベット本体の打ち込み側先端が被結合材に達した後、荷
重伝達部に対して相対移動速度が遅くなることで、リベ
ット本体の両端部が確実に変形するため、十分な結合力
が得られるという優れた効果を有する。
【0086】請求項9に記載の本発明は、請求項7に記
載のリベットによる結合装置において、ガイド部は、リ
ベット本体の打ち込み側先端が被結合材に達した後、荷
重伝達部に対して相対移動速度が速くなることで、被結
合材に荷重を加えられるため、十分な結合力が得られる
という優れた効果を有する。
【0087】請求項10に記載の本発明は、中空軸部を
有するリベット本体を使用したリベットによる結合装置
において、リベット本体を打ち込むポンチは、リベット
本体への打ち込み荷重を伝達する荷重伝達部と、リベッ
ト本体を保持するガイド部と、を有し、被結合材を支持
するダイスには、ガイド部と対向する打ち抜き用の孔部
を有するため、十分な結合力が得られると共に、リベッ
ト本体による被結合材の結合と、リベット本体の軸部内
側の被結合材の打ち抜きが一工程でできるという優れた
効果を有する。
【0088】請求項11に記載の本発明は、中空軸部を
有するリベット本体を使用したリベットによる結合方法
において、リベット本体をポンチにより打ち込む工程
と、リベット本体の軸方向両側先端部を潰す工程と、リ
ベット本体の軸部内側の被結合材を打ち抜く工程と、を
ポンチの一往運動で行うため、十分な結合力が得られる
と共に、リベット本体による被結合材の結合と、リベッ
ト本体の軸部内側の被結合材の打ち抜きが一工程ででき
るという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明の第1実施形態に係るリベット
による結合構造におけるリベット本体を示す斜視図であ
り、(B)は本発明の第1実施形態に係るリベットによ
る結合構造におけるリベット本体を示す側断面図であ
る。
【図2】本発明の第1実施形態に係るリベットによる結
合構造におけるリベット打ち込み時の状態を示す側断面
図である。
【図3】(A)は本発明の第1実施形態の変形例に係る
リベットによる結合構造におけるリベット本体を示す側
断面図であり、(B)は本発明の第1実施形態の他の変
形例に係るリベットによる結合構造におけるリベット本
体を示す側断面図であり、(C)は本発明の第1実施形
態の他の変形例に係るリベットによる結合構造における
リベット本体を示す側断面図である。
【図4】本発明の第1実施形態の変形例に係るリベット
による結合構造におけるリベット打ち込み時の状態を示
す側断面図である。
【図5】(A)は本発明の第2実施形態に係るリベット
による結合構造におけるリベット本体を示す斜視図であ
り、(B)は本発明の第2実施形態に係るリベットによ
る結合構造におけるリベット本体を示す側断面図であ
り、(C)は本発明の第2実施形態に係るリベットによ
る結合構造におけるリベット本体の軸線方向中央部を示
す断面図であり、(D)は本発明の第2実施形態の変形
例に係るリベットによる結合構造におけるリベット本体
の軸線方向中央部を示す断面図である。
【図6】(A)は本発明の他の実施形態に係るリベット
による結合構造におけるリベット本体を示す側断面図で
あり、(B)は本発明の他の実施形態に係るリベットに
よる結合構造におけるリベット本体を示す側断面図であ
り、(C)は本発明の他の実施形態に係るリベットによ
る結合構造におけるリベット本体を示す側断面図であ
る。
【図7】(A)は本発明の第1実施形態に係るリベット
による結合装置におけるリベット打ち込み初期状態を示
す側断面図であり、(B)は本発明の第1実施形態に係
るリベットによる結合装置におけるリベット打ち込み完
了状態を示す側断面図である。
【図8】(A)は本発明の第1実施形態の変形例に係る
リベットによる結合装置におけるリベット打ち込み初期
状態を示す側断面図であり、(B)は本発明の第1実施
形態の変形例に係るリベットによる結合装置におけるリ
ベット打ち込み完了状態を示す側断面図である。
【図9】(A)は本発明の第2実施形態に係るリベット
による結合装置におけるリベット打ち込み初期状態を示
す側断面図であり、(B)は本発明の第2実施形態に係
るリベットによる結合装置におけるリベット打ち込み完
了状態を示す側断面図である。
【図10】(A)は本発明の第3実施形態に係るリベッ
トによる結合装置及び本発明の一実施形態に係るリベッ
トによる結合方法におけるリベット打ち込み初期状態を
示す側断面図であり、(B)は本発明の第3実施形態に
係るリベットによる結合装置及び本発明の一実施形態に
係るリベットによる結合方法におけるリベット打ち込み
完了状態を示す側断面図である。
【図11】(A)は本発明の第4実施形態に係るリベッ
トによる結合装置及び本発明の一実施形態に係るリベッ
トによる結合方法におけるリベット打ち込み初期状態を
示す側断面図であり、(B)は本発明の第4実施形態に
係るリベットによる結合装置及び本発明の一実施形態に
係るリベットによる結合方法におけるリベット打ち込み
完了状態を示す側断面図である。
【図12】(A)は従来例におけるリベット本体を示す
斜視図であり、(B)は従来例におけるリベット本体を
示す側断面図である。
【符号の説明】
10 リベット本体 10C リベット本体の塑性変形抑制部 10D リベット本体の打ち込み方向端部 10E リベット本体の打ち込み方向端部 22 凹部 24 金属リング 30 リベット本体 32 ポンチ 34 荷重伝達部 36 ガイド部 42 ポンチ 44 荷重伝達部 46 内側ガイド部 48 外側ガイド部 52 ポンチ 52A ポンチのガイド部 52B ポンチの荷重伝達部 54 ダイス 56 打ち抜き用の孔部 62 ポンチ 62A ポンチの内側ガイド部 62B ポンチの荷重伝達部 62C ポンチの外側ガイド部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リベット本体の一部に塑性変形抑制部を
    設けたことを特徴とするリベットによる結合構造。
  2. 【請求項2】 前記塑性変形抑制部は、前記リベット本
    体における軸部の軸線方向略中央部に少なくとも1つ設
    けたことを特徴とする請求項1に記載のリベットによる
    結合構造。
  3. 【請求項3】 前記塑性変形抑制部は、熱処理を施され
    た部位であることを特徴とする請求項1、2のいずれか
    に記載のリベットによる結合構造。
  4. 【請求項4】 前記塑性変形抑制部は、リベット本体よ
    りも強度の高い材料を組み合わせた部位であることを特
    徴とする請求項1、2のいずれかに記載のリベットによ
    る結合構造。
  5. 【請求項5】 前記リベット本体は中空軸部を有するこ
    とを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のリベッ
    トによる結合構造。
  6. 【請求項6】 前記リベット本体は、先端部が全体に渡
    って凸形状であるポンチで打ち込まれたことを特徴とす
    る請求項1〜5のいずれかに記載のリベットによる結合
    構造。
  7. 【請求項7】 中空軸部を有するリベット本体を使用し
    たリベットによる結合装置において、前記リベット本体
    を打ち込むポンチは、前記リベット本体への打ち込み荷
    重を伝達する荷重伝達部と、前記リベット本体を保持す
    るガイド部と、を有し、打ち込み時に前記荷重伝達部と
    前記ガイド部とが打ち込み方向に相対移動可能であるこ
    とを特徴とするリベットによる結合装置。
  8. 【請求項8】 前記ガイド部は、前記リベット本体の打
    ち込み側先端が被結合材に達した後、前記荷重伝達部に
    対して相対移動速度が遅くなることを特徴とする請求項
    7に記載のリベットによる結合装置。
  9. 【請求項9】 前記ガイド部は、前記リベット本体の打
    ち込み側先端が被結合材に達した後、前記荷重伝達部に
    対して相対移動速度が速くなることを特徴とする請求項
    7に記載のリベットによる結合装置。
  10. 【請求項10】 中空軸部を有するリベット本体を使用
    したリベットによる結合装置において、前記リベット本
    体を打ち込むポンチは、前記リベット本体への打ち込み
    荷重を伝達する荷重伝達部と、前記リベット本体を保持
    するガイド部と、を有し、被結合材を支持するダイスに
    は、前記ガイド部と対向する打ち抜き用の孔部を有する
    ことを特徴とするリベットによる結合装置。
  11. 【請求項11】 中空軸部を有するリベット本体を使用
    したリベットによる結合方法において、前記リベット本
    体をポンチにより打ち込む工程と、前記リベット本体の
    軸方向両側先端部を潰す工程と、前記リベット本体の軸
    部内側の被結合材を打ち抜く工程と、を前記ポンチの一
    往運動で行うことを特徴とするリベットによる結合方
    法。
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