JP2001130443A - 防振支持機構を有する建設機械 - Google Patents

防振支持機構を有する建設機械

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JP2001130443A
JP2001130443A JP31432299A JP31432299A JP2001130443A JP 2001130443 A JP2001130443 A JP 2001130443A JP 31432299 A JP31432299 A JP 31432299A JP 31432299 A JP31432299 A JP 31432299A JP 2001130443 A JP2001130443 A JP 2001130443A
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JP
Japan
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vibration
frame
support mechanism
supported
construction machine
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JP31432299A
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English (en)
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Mamoru Kashiwa
守 柏
Yasuhisa Yabuki
泰久 矢吹
Shinji Akino
真司 秋野
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 運転室等の被支持体をクレーンで吊り上げず
に防振支持機構の交換を可能とする。 【解決手段】 建設機械本体のフレーム31とフレーム
31に支持される被支持体20との間に介装され、フレ
ーム31に被支持体20を防振支持する防振支持機構1
0を有する建設機械において、被支持体20をフレーム
に対して上昇せしめるジャッキアップ手段40をフレー
ムに取り付け、フレーム31と被支持体20との間の空
間に防振支持機構10を挿脱可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば運転室等の
被支持体を建設機械本体のフレームに防振支持する防振
支持機構を有する建設機械に関する。
【0002】
【従来の技術】図4および図5は、防振支持機構を介し
て運転室20を建設機械本体のフレーム31に支持する
構造を示している。運転室20の底面を構成するキャブ
プレート21にはフロアプレート22が取り付けられ、
このフロアプレート22とフレーム31とが複数の防振
支持機構を介して連結される。防振支持機構はゴム部材
(以下、防振ゴムと呼ぶ)11,12,13から成り、
防振ゴム11はフロアプレート22とフレーム31との
間に、防振ゴム12はフレーム31の孔31aに、防振
ゴム13はフレーム31の下部にそれぞれ配置され、ボ
ルトBTおよびナットNTを介して固定される。そし
て、防振ゴム11〜13の弾性変形により建設機械本体
の振動を吸収し、運転室20への振動の伝達を最小限に
抑制する。なお、図では2箇所の防振支持機構のみ図示
しているが、実際にはフロアプレート22の角部4箇所
に設けられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】例えば防振ゴム11〜
13のへたり等によりその交換を強いられた場合は、ボ
ルトBTおよびナットNTを外してから防振ゴム11〜
13を取り外すことになるが、フロアプレート22とフ
レーム31との間に配置された最上部の防振ゴム11
は、そのままの状態では取り出すことができない。そこ
で、従来はクレーンを用いて運転室20を吊り上げ、フ
ロアプレート22とフレーム31との間隔を十分にあけ
てから防振ゴム11を取り外し、新品の防振ゴム11と
交換してから運転室20を元の位置まで降ろすという手
順を踏んでいる。このように従来の構成では、防振支持
機構の交換に必ずクレーンが必要となり、多大な手間と
コストがかかる。
【0004】本発明の目的は、運転室等の被支持体をク
レーンで吊り上げずに防振支持機構の交換が可能な防振
支持機構を有する建設機械を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】一実施の形態を示す図面
に対応づけて説明すると、本発明は、建設機械本体のフ
レーム31とフレーム31に支持される被支持体20と
の間に介装され、フレーム31に被支持体20を防振支
持する防振支持機構10を有する建設機械に適用され
る。そして、フレーム31と被支持体20との間の空間
に防振支持機構10を挿脱可能とすべく、被支持体20
をフレームに対して上昇せしめるジャッキアップ手段4
0をフレームに取り付け、これにより上記問題点を解決
する。請求項2の発明は、防振支持機構10を構成する
弾性体11の周囲を覆う如く配置されフレーム31に当
接することで弾性体11の変形を規制するストッパ22
aを被支持体20に設け、ジャッキアップ手段40によ
りストッパ22aが弾性体の周囲から退避する位置まで
被支持体20を上昇可能に構成したものである。
【0006】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段の項では、本発明を分かり易くする
ために実施の形態の図を用いたが、これにより本発明が
実施の形態に限定されるものではない。
【0007】
【発明の実施の形態】図1〜図3により本発明の一実施
形態を説明する。図1および図2は本実施形態における
建設機械の防振支持機構回りの構造を示し、図4,図5
と同様の構成要素には同一の符号を付してある。運転室
(被支持体)20のキャブプレート21に取り付けられ
たフロアプレート22には、その下面の角部近傍に合計
4個の上部ストッパ22aが溶接により取り付けられて
いる。防振支持機構10は、上部ストッパ22aに対応
して4箇所に配置され、それぞれ上部ストッパ22aと
建設機械本体のフレーム31との間に介在される防振ゴ
ム11と、フレーム31の孔31aに挿通される防振ゴ
ム12と、フレーム31の下面に配置される防振ゴム1
3とから成る。いずれの防振ゴム11〜13も円環状と
される。
【0008】各防振支持機構10の取付けにあたって
は、防振ゴム11〜13にスペーサ51を挿通するとと
ともに、最下段の防振ゴム13の下面に下部ストッパ5
2をあてがい、ワッシャWSを介してボルトBTを下部
ストッパ52,防振ゴム13,12,11,上部ストッ
パ22a,フロアプレート22およびキャブプレート2
1の順に貫通させ、運転室内からボルトBTにワッシャ
WSを介してナットNTを螺合し締結する。このように
運転室20を複数の防振支持機構10で支持すれば、防
振ゴム11〜13の弾性変形により建設機械本体の振動
を吸収でき、運転室20への振動の伝達を最小限に抑制
できる。また、建設機械本体に過大な振動が加わった場
合には、上下のいずれかのストッパ22a,52がフレ
ーム31に当接し、防振ゴム11〜13の過大な変形を
阻止してその破損防止に寄与する。
【0009】各防振支持機構10の近傍には、運転室2
0をジャッキアップするためのジャッキアップ機構(ジ
ャッキアップ手段)40がそれぞれ設けられている。ジ
ャッキアップ機構40は、フレーム31のねじ孔31b
に螺合されるボルト41と、このボルト41に螺合され
たナット42とから成り、通常時はボルト41の先端と
フロアプレート22との間隔Aが、ストッパ22aとフ
ロアプレート22との間隔Bよりも大きくされる。ナッ
ト42は、ボルト41が不所望に螺進して間隔Aが狭ま
るのを防止する役割を果たす。したがって、振動により
ボルト41がフロアプレート22に当接するおそれはな
い。
【0010】次に、ジャッキアップ機構40を用いた防
振支持機構10の交換手順について説明する。まず、全
ての防振支持機構10に対して上記ボルトBTおよびナ
ットNTを取り外す。これにより下部ストッパ52,ス
ペーサ51および下側の2つの防振ゴム12,13は下
方に取り出せるが、最上部の防振ゴム11は、上部スト
ッパ22aとフレーム31とに上下方向が挟持され且つ
周面が上部ストッパ22aで覆われているため、上下方
向および横方向のいずれにも取り出すことができない。
そこで、ジャッキアップ機構40を構成するナット42
を充分緩めてからボルト41を螺進させ、その先端をフ
ロアプレート22に当てて運転室20をフレーム31に
対して持ち上げる。その際、4箇所のボルト41を順に
少量ずつ螺進させることにより問題なく運転室20を上
昇させることができる。そして、上部ストッパ22aが
防振ゴム11の周囲から完全に退避するまで運転室20
を上昇させたら、防振ゴム11を横方向に取り出し、新
品の防振ゴム11を同位置に配置する。
【0011】交換が必要な全ての防振支持機構10に対
して防振ゴム11の交換を終えたら、上述とは逆にジャ
ッキアップ機構40のボルト41を順に螺退させて運転
室20を元の位置まで下降させる。次いで下側の防振ゴ
ム12,13,スペーサ51および下部ストッパ52を
配置し(必要ならこれらも新品と交換する)、ボルトB
TおよびナットNTで螺合締結すれば、交換作業は終了
する。
【0012】このように本実施形態では、各防振支持機
構10の近傍にジャッキアップ機構40が設けられてい
るので、防振支持機構10の交換時に運転室20をクレ
ーンで吊り上げる必要がなくなり、交換作業に要する人
員,手間およびコストを大幅に削減できる。また、ボル
ト41によって運転室20を昇降させることにより、交
換作業時に運転室20が不所望に下降することがなく、
安全である。
【0013】なお、防振支持機構の構成は上述のものに
限定されず、運転室がジャッキアップされることで初め
て取り出し可能なパーツを含むものであれば他の形式の
ものでもよい。また、ジャッキアップ機構40のボルト
41は、非使用時にはナット42から外して別に保管す
るようにしてもよい。さらに被支持体は運転室に限定さ
れず、防振支持する必要がある機器であれば他のもので
もよい。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、フレームに取り付けた
ジャッキアップ手段で被支持体をフレームに対して上昇
せしめ、フレームと被支持体との間の空間に防振支持機
構を挿脱可能としたので、廉価な構成でありながら従来
のようにクレーンを用いずに防振支持機構の交換が行
え、交換作業の効率向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における建設機械の防振支
持構造を示す断面図であり、通常の状態を示す。
【図2】図1のII−II線から見た図。
【図3】図1と同様の図であり、防振支持機構交換時の
状態を示す。
【図4】防振支持機構を介して運転室を建設機械本体に
支持する例を示す斜視図。
【図5】防振支持機構を介して運転室を建設機械本体に
支持する例を示す側面図。
【符号の説明】
10 防振支持機構 11,12,13 防振ゴム 20 運転室 21 キャブプレート 22 フロアプレート 22a 上部ストッパ 31 フレーム 40 ジャッキアップ機構 41,NT ボルト 42,BT ナット WS ワッシャ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 秋野 真司 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 Fターム(参考) 3J048 AA01 BA03 BA13 CB07 DA01 EA15

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建設機械本体のフレームと該フレームに
    支持される被支持体との間に介装され、前記フレームに
    前記被支持体を防振支持する防振支持機構を有する建設
    機械において、 前記フレームと前記被支持体との間の空間に前記防振支
    持機構を挿脱可能とすべく、前記被支持体を前記フレー
    ムに対して上昇せしめるジャッキアップ手段を前記フレ
    ームに取り付けたことを特徴とする防振支持機構を有す
    る建設機械。
  2. 【請求項2】 前記防振支持機構は弾性体を有し、前記
    被支持体には、前記弾性体の周囲を覆う如く配置され前
    記フレームに当接することで前記弾性体の変形を規制す
    るストッパが設けられ、前記ジャッキアップ手段は、前
    記ストッパが前記弾性体の周囲から退避する位置まで前
    記被支持体を上昇可能に構成されることを特徴とする請
    求項1に記載の防振支持機構を有する建設機械。
JP31432299A 1999-11-04 1999-11-04 防振支持機構を有する建設機械 Pending JP2001130443A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008032451A1 (fr) 2006-09-15 2008-03-20 Shima Seiki Mfg., Ltd. Procédé de mesure de propriétés élastiques de fil à tricoter et machine à tricoter
JP2014016016A (ja) * 2012-07-11 2014-01-30 Tokkyokiki Corp 防振装置及び同装置に使用されるブッシュ
KR20180108772A (ko) 2016-09-29 2018-10-04 히다치 겡키 가부시키 가이샤 건설 기계
JP2019158066A (ja) * 2018-03-15 2019-09-19 株式会社竹内製作所 作業用車両の防振構造
JP7033224B1 (ja) * 2021-03-04 2022-03-09 マレリ株式会社 支持部材及び触媒コンバータの支持構造

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