JP2001130369A - エアバッグシステム - Google Patents

エアバッグシステム

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JP2001130369A
JP2001130369A JP31486899A JP31486899A JP2001130369A JP 2001130369 A JP2001130369 A JP 2001130369A JP 31486899 A JP31486899 A JP 31486899A JP 31486899 A JP31486899 A JP 31486899A JP 2001130369 A JP2001130369 A JP 2001130369A
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sheet
seat
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Nobutaka Matsumoto
展尚 松本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シートに座る乗員とエアバッグ装置との距離
を考慮してエアバッグ装置を最適な状態で作動させるこ
とができるエアバッグシステムを提供する。 【解決手段】 シート13に座る乗員2とエアバッグ装
置1との距離を検出する検出部40として、前後にスラ
イドするシート13の位置を検出するシート位置検出手
段と、検出されたシート13の位置に基づいてエアバッ
グ装置1の動作速度又は動作モードを変更する制御を行
う制御部30とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、前後にスライドす
るシートの位置に基づいてエアバッグ装置の動作を制御
するエアバッグシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】エアバッグシステムは、一般に衝突時の
衝撃を車体に取り付けたセンサで検出して、制御部であ
るECU(electrical control u
nit)でエアバッグを展開させるべき衝撃か否かを判
定し、必要な場合には電気信号をステアリングホイール
内に装着されたインフレータに送り、ガス発生剤を燃焼
させてバッグを膨張させ、乗員の胸部や頭部を受け止め
るようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のエアバッグシステムでは、前後にスライドするシー
トの位置を考慮することなく、一律に同一動作でエアバ
ッグ装置を作動させる設計になっているため、体格の小
さい乗員がシートを極端に前の方に位置決めして運転し
ていて衝突によりエアバッグ装置が作動した際に、好ま
しい状態で作動しないおそれがあった。
【0004】本発明は、こうした従来技術の課題を解決
するものであり、シートに座る乗員とエアバッグ装置と
の距離を考慮してエアバッグ装置を最適な状態で作動さ
せることができるエアバッグシステムを提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のエアバッグシス
テムは、前後にスライドするシートの位置を検出するシ
ート位置検出手段と、検出されたシートの位置に基づい
てエアバッグ装置の動作速度又は動作モードを変更する
制御を行う制御部とを有する。
【0006】この構成によれば、シート位置検出手段に
よりシートの位置が検出され、それに基づいて制御部が
エアバッグ装置の動作速度又は動作モードを変更する制
御を行うため、エアバッグ装置をシートに座る乗員とエ
アバッグ装置との距離を考慮して最適な状態で作動させ
ることが可能となる。
【0007】加えて、シートに座る乗員とエアバッグ装
置との距離を、シート位置検出手段により間接的に検出
するため、検出手段を簡素な構成にすると共に距離を確
実に検出することが可能となる。
【0008】上記のエアバッグシステムにおいて、検出
されたシートの位置が所定の範囲内にある場合に、前記
制御部がエアバッグ装置の動作を停止する制御を行う構
成とする。
【0009】この構成によれば、シートが極端に前の方
に位置決めされており、乗員がエアバッグ装置に接近し
すぎている状態では、エアバッグ装置が作動しないた
め、こうした状態でエアバッグ装置が作動することによ
る不具合を解消することが可能となる。
【0010】上記シート位置検出手段として、シートを
前後にスライドさせるスライド機構を構成するアッパー
チャンネルとロアーチャンネルの一方にセンサを設け、
他方に被検出体を設ける構成にすると、一般構造のスラ
イド機構の構成部材に変更を加えることなく、スライド
機構にセンサ及び被検出体を追加する簡単な改造を行う
だけで検出手段を構成することが可能となる。
【0011】また、上記シート位置検出手段として、シ
ートを前後にスライドさせるスライド機構を構成するア
ッパーチャンネルとロアーチャンネルの外部において、
一方にセンサを設け、他方に被検出体を設ける構成にす
ると、センサ及び被検出体の取付位置の調整や設定を外
部から容易に行うことが可能となる。
【0012】また、上記シート位置検出手段として、シ
ートを前後にスライドさせるスライド機構を構成するア
ッパーチャンネルとロアーチャンネルで形成される内部
空間内において、一方にセンサを設け、他方に被検出体
を設ける構成にすると、検出手段が外部に露出しないた
め、外部からの影響を受けない安定した検出が可能とな
ると共に、外観上の不都合も生じない。
【0013】更には、上記シート位置検出手段として、
シートを前後にスライドさせるスライド機構を構成する
ロアーチャンネルに被検出体を設け、このロアーチャン
ネルの側部を覆うシートのサイドカバーにセンサを設け
る構成にすると、一般構造のスライド機構の構成部材に
変更を加えることなく、ロアーチャンネルに被検出体を
設けると共に、サイドカバーにセンサを設ける簡単な改
造を行うだけで検出手段を構成することが可能となる。
しかも、検出手段が外部に露出しないため、外部からの
影響を受けない安定した検出が可能となると共に、外観
上の不都合も生じない。
【0014】
【発明の実施の形態】エアバッグシステムは、図1に示
すように、衝突時の衝撃を車体17に取り付けたセンサ
で検出して、制御部(ECU)30でエアバッグ1aを
展開させるべき衝撃か否かを判定し、必要な場合には電
気信号をステアリングホイール16内に装着されたエア
バッグ装置1のインフレータに送り、ガス発生剤を燃焼
させて、エアバッグ1aを膨張させ、乗員2の胸部や頭
部を受け止めるようになっている。尚、助手席用エアバ
ッグシステムの場合には、エアバッグ装置1をダッシュ
ボードの前面に設ける構成をとる。
【0015】本発明のエアバッグシステムは、シート1
3に座る乗員2とエアバッグ装置1との距離を検出する
検出部40としての、前後にスライドするシート13の
位置を検出するシート位置検出手段と、検出されたシー
ト13の位置に基づいてエアバッグ装置1の動作を制御
する制御部30とを有し、シート位置検出手段により検
出したシート13の位置に基づいて制御部30がエアバ
ッグ装置1の動作速度又は動作モードを変更する制御を
行うことで、シート13に座る乗員2とエアバッグ装置
1との距離を考慮してエアバッグ装置1を最適な状態で
作動させるようになっている。ここで、図1(a)は、
前後にスライドするシート13が中央付近に位置決めさ
れているときの状態を、図1(b)は、シート13が前
の方に位置決めされているときの状態を表す。
【0016】以下に、本発明の実施の形態を図面に基づ
いて具体的に説明する。
【0017】(第1の実施形態)図2に、本発明の第1
の実施形態によるエアバッグシステムの構成例を示す。
【0018】シート13は、例えば、図5及び図6に示
す脚14、15を介して車体17に固定されるロアーチ
ャンネル12と、シート13が取り付けられるアッパー
チャンネル11とを用いたスライド機構9により前後に
スライド可能となっている。
【0019】この第1の実施形態では、上記検出部40
としてシート位置検出手段10を備えており、具体的に
は、図2に示すように、アッパーチャンネル11側にセ
ンサ3を設けると共に、ロアーチャンネル12側に被検
出体4を設けて、前後にスライドするシート13の位置
を検出する。上記制御部30が、シート位置検出手段1
0により検出されたシート13の位置に基づいてエアバ
ッグ装置1の制御を行う。ここでは、全スライド長を2
分割して、図2(a)に示すシート13が前端位置から
スライド長L1の範囲にある場合に、センサ3が“O
N”となりエアバッグ装置1の動作を停止する制御を行
い、図2(b)に示すシート13が後端位置からスライ
ド長L2の範囲にある場合に、センサ3が“OFF”と
なりエアバッグ装置1を動作させる制御を行う。尚、上
記したセンサ3の“ON”と “OFF”の信号を逆の
関係になるようにしてもよい。
【0020】これにより、シート13が極端に前の方に
位置決めされており、乗員2がエアバッグ装置1に接近
しすぎている状態では、エアバッグ装置1が作動しない
ようにできる。従って、こうした状態でエアバッグ装置
1が作動することによる不具合を解消することができ
る。
【0021】加えて、シートに座る乗員2とエアバッグ
装置1との距離を、シート位置検出手段10により間接
的に検出するため、検出手段を簡素な構成にすると共に
距離を確実に検出することができる。
【0022】(第2の実施形態)図3及び図4に、本発
明の第2の実施形態によるエアバッグシステムの構成例
を示す。
【0023】この第2の実施形態は、シート13に座る
乗員2とエアバッグ装置1との距離を検出する検出部4
0としてのシート位置検出手段20と、このシート位置
検出手段20により検出されたシート13の位置に基づ
いてエアバッグ装置1の動作モードを変える制御を行う
制御部30とを有する。
【0024】具体的には、例えば、前端位置から後端位
置までのシート13の全スライド長が240mmである
場合に、このスライド長を4分割して、シート13の位
置が、後端位置から前方に60mmの範囲のときにM1
モードで、後端位置から70mm〜120mmの範囲の
ときにM2モードで、後端位置から130mm〜180
mmの範囲のときにM3モードで、後端位置から190
mm〜前端位置迄の範囲のときにM4モードでエアバッ
グ装置1の動作を制御する。
【0025】ここで、M1モード〜M3モードは、エア
バッグ装置1の動作レベルに差異が設けられており、M
1モードは“強”、M2モードは“中”、M3モードは
“弱”の動作レベルに設定され、M4モードはエアバッ
グ装置1の動作を停止する設定になっている。M1モー
ド〜M3モードは、上記制御部30が、シート位置検出
手段20により検出されたシート13の位置に基づい
て、エアバッグ装置1の動作火薬の量、動作ガスの発生
量、及び動作速度の内の少なくとも1つを増減する制御
を行ってエアバッグ装置1の動作レベルに差異を設けて
いる。
【0026】より詳しくは、シート位置検出手段20
は、図3に示すように、アッパーチャンネル11側にセ
ンサ5、7を設けると共に、ロアーチャンネル12側に
被検出体6、8を設けて、前後にスライドするシート1
3の位置を検出する。図4は、各モードにおけるセンサ
5の信号SE1、センサ7の信号SE2、及びシート1
3の位置との関係を表している。
【0027】シート13の位置が、後端位置から前方に
60mmの範囲のときは、図3(e)及び図4に示すよ
うに、センサ5、7が共に“OFF”となり、M1モー
ドでエアバッグ装置1の動作を制御する。
【0028】シート13の位置が、後端位置から70m
m〜120mmの範囲のときは、図3(d)及び図4に
示すように、センサ5が“OFF”、センサ7が“O
N”となり、M2モードでエアバッグ装置1の動作を制
御する。
【0029】シート13の位置が、後端位置から130
mm〜180mmの範囲のときは、図3(c)及び図4
に示すように、センサ5、7が共に“ON”となり、M
3モードでエアバッグ装置1の動作を制御する。
【0030】シート13の位置が、後端位置から190
mm〜前端位置迄の範囲のときは、図3(a)、図3
(b)及び図4に示すように、センサ5が“ON”、セ
ンサ7が“OFF”となり、M4モードでエアバッグ装
置1の動作を制御する。
【0031】このエアバッグシステムによれば、シート
13に座る乗員2とエアバッグ装置1との距離を考慮し
てエアバッグ装置1を最適なモードで作動させることが
できる。
【0032】次に、上記したシート13のスライド機構
9とシート位置検出手段10(20)の具体的な構成例
を説明する。
【0033】シート13は、図5に示すように、ヘッド
レスト部13a、バック部13b、及び座部13cとか
らなり、バック部13bの傾斜角度がリクライニング機
構22により変更可能となっている。このシート13
は、アッパーチャンネル11に取り付けられ、ロアーチ
ャンネル12と組み合わせて構成したスライド機構9に
より前後にスライド可能となっている。
【0034】このスライド機構9は、図6に示すよう
に、脚14、15を介して車体17に固定されるロアー
チャンネル12と、シート13が取り付けられるアッパ
ーチャンネル11とを用い、図7に示すように、アッパ
ーチャンネル11の下面S1とロアーチャンネル12の
上面S2の間に挟んだローラ18により摺動可能とする
と共に、アッパーチャンネル11の案内リブ11bの先
端部を覆う摺動部材19をロアーチャンネル12の案内
係合部12aにより案内して、シート13を前後にスラ
イド可能としている。
【0035】図7に示すシート位置検出手段10(2
0)は、シート13を前後にスライドさせるスライド機
構9を構成するロアーチャンネル12の側壁に被検出体
4(6、8)を設け、このロアーチャンネル12の側部
を覆う図5に示すサイドカバー21にセンサ固定部21
aを形成して、そこにセンサ3(5、7)を設ける構成
例を表す。
【0036】この構成によれば、一般構造のスライド機
構9の構成部材に変更を加えることなく、ロアーチャン
ネル12に被検出体4(6、8)を設けると共に、サイ
ドカバー21にセンサ3(5、7)を設ける簡単な改造
を行うだけでシート位置検出手段10(20)を構成す
ることができる。しかも、シート位置検出手段10(2
0)が外部に露出しないため、外部からの影響を受けな
い安定した検出を行うことができると共に、外観上の不
都合も生じない。
【0037】図8に示すシート位置検出手段10(2
0)は、アッパーチャンネル11とロアーチャンネル1
2の一方にセンサ3(5、7)を設け、他方に被検出体
4(6、8)を設ける構成例を表す。ここでは、アッパ
ーチャンネル11の中央リブ11aの側面にセンサ3
(5、7)を設け、ロアーチャンネル12の案内係合部
12aの上面に被検出体4(6、8)を設ける例を表
す。
【0038】この構成によれば、一般構造のスライド機
構9の構成部材に変更を加えることなく、スライド機構
9にセンサ3(5、7)及び被検出体4(6、8)を追
加する簡単な改造を行うだけでシート位置検出手段10
(20)を構成することができる。また、アッパーチャ
ンネル11とロアーチャンネル12の外部において、セ
ンサ3(5、7)及び被検出体4(6、8)を設けてい
るので、これらの取付位置の調整や設定を外部から容易
に行うことができる。
【0039】図9に示すシート位置検出手段10(2
0)は、アッパーチャンネル11とロアーチャンネル1
2で形成される内部空間内において、一方にセンサ3
(5、7)を設け、他方に被検出体4(6、8)を設け
る構成例を表す。ここで、図9(a)は、アッパーチャ
ンネル11の凹部11cにセンサ3(5、7)を設け、
ロアーチャンネル12の下部上面S2に被検出体4
(6、8)を設ける例を表し、図9(b)は、アッパー
チャンネル11の凹部11cに被検出体4(6、8)を
設け、ロアーチャンネル12の下部上面S2にセンサ3
(5、7)を設ける例を表す。この構成によれば、シー
ト位置検出手段10(20)が外部に露出しないため、
外部からの影響を受けない安定した検出を行うことがで
きると共に、外観上の不都合も生じない。
【0040】以上、本発明のエアバッグシステムは、上
記した各実施形態の具体的構成に限定されるものではな
く、必要に応じ適宜構成を変形、追加又は削除した構成
としてもよいことは言うまでもない。
【0041】例えば、上記では、シート位置検出手段の
センサとして近接センサを用いて、前後にスライドする
シートの位置を、全スライド長を2分割又は4分割して
位置検出する例を示したが、本発明はこれに限定される
ものではなく、全スライド長を3又は5以上に分割して
シートの位置を位置検出する構成としてもよい。更に
は、リニアスケールやロータリエンコーダ等の位置検出
器を用いて、前後にスライドするシートの位置を連続的
に検出する構成としてもよい。
【0042】尚、上記では、シート位置検出手段のセン
サとして近接センサを用いる例を示したが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、リミットスイッチ、光電
スイッチ等の他の種類のセンサを用いてもよいことは言
うまでもない。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のエアバッ
グシステムによれば、シート位置検出手段によりシート
の位置が検出され、それに基づいて制御部がエアバッグ
装置の動作速度又は動作モードを変更する制御を行うた
め、エアバッグ装置をシートに座る乗員とエアバッグ装
置との距離を考慮して最適な状態で作動させることがで
きる。
【0044】加えて、シートに座る乗員とエアバッグ装
置との距離を、シート位置検出手段により間接的に検出
するため、検出手段を簡素な構成にすると共に距離を確
実に検出することができる。
【0045】上記のエアバッグシステムにおいて、検出
されたシートの位置が所定の範囲内にある場合に、上記
制御部がエアバッグ装置の動作を停止する制御を行う構
成にすると、シートが極端に前の方に位置決めされてお
り、乗員がエアバッグ装置に接近しすぎている状態で
は、エアバッグ装置が作動しないため、こうした状態で
エアバッグ装置が作動することによる不具合を解消する
ことができる。
【0046】上記シート位置検出手段として、シートを
前後にスライドさせるスライド機構を構成するアッパー
チャンネルとロアーチャンネルの一方にセンサを設け、
他方に被検出体を設ける構成にすると、一般構造のスラ
イド機構の構成部材に変更を加えることなく、スライド
機構にセンサ及び被検出体を追加する簡単な改造を行う
だけで検出部を構成することができる。
【0047】また、上記シート位置検出手段として、シ
ートを前後にスライドさせるスライド機構を構成するア
ッパーチャンネルとロアーチャンネルの外部において、
一方にセンサを設け、他方に被検出体を設ける構成にす
ると、センサ及び被検出体の取付位置の調整や設定を外
部から容易に行うことができる。
【0048】また、上記シート位置検出手段として、シ
ートを前後にスライドさせるスライド機構を構成するア
ッパーチャンネルとロアーチャンネルで形成される内部
空間内において、一方にセンサを設け、他方に被検出体
を設ける構成にすると、検出部が外部に露出しないた
め、外部からの影響を受けない安定した検出を行うこと
ができると共に、外観上の不都合も生じない。
【0049】更には、上記シート位置検出手段として、
シートを前後にスライドさせるスライド機構を構成する
ロアーチャンネルに被検出体を設け、このロアーチャン
ネルの側部を覆うシートのサイドカバーにセンサを設け
る構成にすると、一般構造のスライド機構の構成部材に
変更を加えることなく、ロアーチャンネルに被検出体を
設けると共に、サイドカバーにセンサを設ける簡単な改
造を行うだけで検出部を構成することができる。しか
も、検出部が外部に露出しないため、外部からの影響を
受けない安定した検出を行うことができると共に、外観
上の不都合も生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエアバッグシステムの構成例を示す図
であって、(a)は前後にスライドするシートが中央付
近に位置決めされているときの状態を、(b)はシート
が前の方に位置決めされているときの状態を表す。
【図2】本発明の第1の実施形態によるエアバッグシス
テムの構成例を示す図であって、(a)は前後にスライ
ドするシートが前端位置から距離L1の範囲にあって、
センサがONとなる状態を、(b)はシートが後端位置
から距離L2の範囲にあって、センサがOFFとなる状
態を表す。
【図3】本発明の第2の実施形態によるエアバッグシス
テムの構成例を示す図であって、(a)及び(b)はM
4モードの状態を、(c)はM3モードの状態を、
(d)はM2モードの状態を、(e)はM1モードの状
態を表す。
【図4】本発明の第2の実施形態によるエアバッグシス
テムの各モードにおけるセンサの信号とシート位置との
関係を表す図である。
【図5】前後にスライドするシートの構成例を示す斜視
図である。
【図6】シートのスライド機構の構成例を示す斜視図で
ある。
【図7】本発明のエアバッグシステムにおけるシート位
置検出手段の第1の構成例を示す図5のP−P断面図で
ある。
【図8】本発明のエアバッグシステムにおけるシート位
置検出手段の第2の構成例を示す図6のQ−Q断面図で
ある。
【図9】本発明のエアバッグシステムにおけるシート位
置検出手段の第3の構成例を示す図6のQ−Q断面図で
あって、(a)はアッパーチャンネルの凹部にセンサを
設け、ロアーチャンネルの下部上面に被検出体を設ける
例を表し、(b)は、アッパーチャンネルの凹部に被検
出体を設け、ロアーチャンネルの下部上面にセンサを設
ける例を表す。
【符号の説明】
1 エアバッグ装置 2 乗員 3、5,7 センサ 4、6,8 被検出体 9 スライド機構 10、20 シート位置検出手段 11 アッパーチャンネル 12 ロアーチャンネル 13 シート 21 サイドカバー 22 リクライニング機構 30 制御部 40 検出部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後にスライドするシートの位置を検出
    するシート位置検出手段と、 検出されたシートの位置に基づいてエアバッグ装置の動
    作速度又は動作モードを変更する制御を行う制御部とを
    有することを特徴とするエアバッグシステム。
  2. 【請求項2】 検出されたシートの位置が所定の範囲内
    にある場合に、前記制御部がエアバッグ装置の動作を停
    止する制御を行う請求項1記載のエアバッグシステム。
  3. 【請求項3】 前記シート位置検出手段として、シート
    を前後にスライドさせるスライド機構を構成するアッパ
    ーチャンネルとロアーチャンネルの一方にセンサを設
    け、他方に被検出体を設ける請求項1又は請求項2記載
    のエアバッグシステム。
  4. 【請求項4】 前記シート位置検出手段として、シート
    を前後にスライドさせるスライド機構を構成するアッパ
    ーチャンネルとロアーチャンネルの外部において、一方
    にセンサを設け、他方に被検出体を設ける請求項1又は
    請求項2記載のエアバッグシステム。
  5. 【請求項5】 前記シート位置検出手段として、シート
    を前後にスライドさせるスライド機構を構成するアッパ
    ーチャンネルとロアーチャンネルで形成される内部空間
    内において、一方にセンサを設け、他方に被検出体を設
    ける請求項1又は請求項2記載のエアバッグシステム。
  6. 【請求項6】 前記シート位置検出手段として、シート
    を前後にスライドさせるスライド機構を構成するロアー
    チャンネルに被検出体を設け、このロアーチャンネルの
    側部を覆うシートのサイドカバーにセンサを設ける請求
    項1又は請求項2記載のエアバッグシステム。
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