JP2001125187A - 光学機器システム、光学機器およびアクセサリ - Google Patents

光学機器システム、光学機器およびアクセサリ

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JP2001125187A
JP2001125187A JP30714299A JP30714299A JP2001125187A JP 2001125187 A JP2001125187 A JP 2001125187A JP 30714299 A JP30714299 A JP 30714299A JP 30714299 A JP30714299 A JP 30714299A JP 2001125187 A JP2001125187 A JP 2001125187A
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optical device
accessory
core
camera body
optical
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JP30714299A
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Atsushi Terajima
淳 寺島
Tatsuo Konno
達夫 今野
Tetsuya Nishio
哲也 西尾
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Canon Inc
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  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)
  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の電磁誘導による電力伝達方法では、電
力の伝達損失が大きい。 【解決手段】 光学機器1と、この光学機器に対して着
脱が可能なアクセサリ9とから構成され、光学機器およ
びアクセサリ間で電磁誘導による電力若しくは信号伝達
を行う光学機器システムにおいて、光学機器およびアク
セサリのそれぞれに、強磁性材料により形成されたコア
7a,13aとこのコアに巻回されたコイル7c,13
cとを設け、アクセサリが光学機器に装着された際に、
両コア同士を当接させるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラ等の光学機
器と撮影レンズ等のアクセサリとからなる光学機器シス
テムに関するものである。に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常、レンズ交換可能なカメラの電源シ
ステムは、カメラ本体に電源となる電池を搭載し、カメ
ラ本体側からレンズ側に所要の電力を供給する構成とな
っている。このとき電源は、カメラ本体とレンズを結合
する双方のマウントの近傍に設けられた夫々の接続端子
を介して授受される。
【0003】このように、接触により電力を供給する場
合に問題になるのが、接触抵抗値の増大と結露や雨によ
るリークである。接触抵抗値の増大は、レンズ交換を何
度も繰り返すことにより接続端子表面が磨耗して起こ
る。抵抗値が増大すると電力伝達の損失となり、必要な
電力が伝達できなくなる。また、結露や雨によるリーク
は、カメラを屋外で使用する場合に起こりやすく、一度
起こると、カメラ本体やレンズの回路に過電流が流れて
しなうことになる。
【0004】上述の接触による電力伝達の問題を解決す
る手法として、特開平9−90462号公報等には、電
磁誘導の原理を用いた非接触の電力伝達方法が提案され
ている。具体的には、カメラに設けられた一次側コイル
への通電によりレンズに設けられた二次側コイルに電磁
誘導による起電力を発生させ、この起電力をレンズ側の
電源として用いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述公
報提案の電力伝達方法では、電力の伝達損失が大きくな
る可能性があるという問題がある。つまり、一次側コイ
ルと二次側コイルとの磁気結合をコア材を介さずに行っ
ているため、漏洩磁束が多く、かなりの伝達損失を招く
おそれがある。
【0006】ところで、カメラ以外の携帯タイプの機器
においても、一次側コイルを有する充電器や送電器から
二次側コイルを有する携帯機器に電磁誘導を用いて電力
伝達を行う方法が提案されている。
【0007】しかしながら、これらの携帯機器に関する
提案において、一次側コイルを有する充電器や送電器
は、一般的に屋内で使用することが前提とされており、
環境変化の激しい屋外での使用までを考慮していない。
一方、カメラの場合、一次側コイルを有するカメラと、
二次側コイルを有するアクセサリの双方を屋外に同時に
持ち出して利用する頻度が高く、双方の耐環境性の向上
も図り、さらには携帯性の向上(つまりは、小型化)を
図る必要もある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明では、光学機器と、この光学機器に対して
着脱が可能なアクセサリとから構成され、光学機器およ
びアクセサリ間で電磁誘導による電力若しくは信号伝達
を行う光学機器システムにおいて、光学機器およびアク
セサリのそれぞれに、強磁性材料により形成されたコア
とこのコアに巻回されたコイルとを設け、アクセサリが
光学機器に装着された際に、両コア同士を当接させるよ
うにする。
【0009】そして、例えば、両コアの当接により磁気
的閉回路が形成されるようにし、光学機器側のコイル
(一次側コイル)に周波通電を行ってアクセサリ側のコ
イル(二次側コイル)に電磁誘導により起電力を生じさ
せてこの起電力をアクセサリ側の電源として用いるよう
にする。
【0010】これにより、一次側コアと二次側コアとの
間に物理的隙間がない状態で二次側コイルに起電力を誘
導することが可能となり、一次側コイルから二次側コイ
ルへの電力もしくは信号の伝達損失をほとんどなくする
ことが可能となる。
【0011】なお、光学機器とアクセサリとにそれぞ
れ、アクセサリが光学機器に装着された際に相手方との
接合面となるマウント部が設けられている場合には、両
コアの当接面をそれぞれマウント部に露出させるように
するのが好ましい。そして、この場合、両コアの当接面
に防錆処理を施して、外気中の湿気や雨水等によってコ
ア当接面を錆びさせることなく、常に安定した当接状態
を維持できるようにするのが好ましい。また、マウント
部を非磁性材料により構成することで、電力等の伝達時
に磁束を無駄なく両コア内に閉じ込めることが可能とな
る。
【0012】さらに、アクセサリ側のコアの当接面の面
積を、光学機器側のコアの当接面の面積よりも大きくし
て、各コイルの取付け誤差、マウントの機械的誤差およ
び光学機器とアクセサリとの装着がた等によって一次側
コイルと二次側コイルとの間に生じる相対的な位置ずれ
の影響をなくし、伝達損失の増加を防止するのが好まし
い。
【0013】また、光学機器がカメラ本体であり、アク
セサリが撮影レンズである場合には、カメラ本体側のコ
アおよびコイルをこのカメラ内のミラーボックス外面に
沿い、かつ撮影レンズとの接合面となるマウント部の光
軸方向投影面積内に略収まるように配置したり、撮影レ
ンズ側のコアおよびコイルをカメラ本体との接合面とな
るマウント部の光軸方向投影面積内に略収まるように配
置したりするのが好ましい。あるいは、カメラ本体側お
よび撮影レンズ側のコアおよびコイルがそれぞれ、磁気
的閉回路がなす回路平面がカメラ本体の撮影画面に対し
て略垂直、かつ撮影画面の辺と略平行になるように配置
するのが好ましい。これらにより、カメラ本体および撮
影レンズの小型化を図ることが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1から図3には、本発明の実施
形態であるカメラ本体(光学機器)および撮影レンズ
(アクセサリ)から構成されるカメラシステムを示して
いる。なお、図1はカメラ本体から撮影レンズを取り外
した状態を、図2はカメラ本体に撮影レンズを装着した
状態をそれぞれ示している。また、図3は、カメラ本体
におけるマウント部を光軸方向から見た状態を示してい
る。
【0015】これらの図において、1は一眼レフレック
スカメラの本体(以下、カメラ本体という)である。1
aはカメラ本体1の側部に形成されたグリップ部であ
る。15はグリップ部1a内に収納された電池である。
【0016】2はカメラ本体1内のほぼ中央に配置され
たミラーボックスである。2aはミラーボックス2の左
右の側壁面である。3はミラーボックス2に固着された
カメラ本体側のマウントであり、円環形状を有する。3
aはマウント3の前面に形成されたレンズ接合面であ
り、撮影レンズ9のマウント10に形成されたカメラ接
合面10aに対して密着接合して撮影レンズ9の取付け
基準面となる。Lは撮影光軸である。
【0017】3bはマウント爪であり、上記両接合面3
a,10a同士を密着させた状態で撮影レンズ9をカメ
ラ本体1に対して回転させることにより、撮影レンズ9
側のマウント爪10bと係脱し、撮影レンズ9をカメラ
本体1に対して固定したり離脱可能としたりする。
【0018】4は、ミラーボックス2の内部に撮影光路
に対し進退移動可能に設けられた反射ミラーである。5
はペンタプリズムであり、ミラーボックス2の上部に配
置されている。カメラ本体1に装着された撮影レンズ9
からの撮影光束は、反射ミラー4で反射されてペンタプ
リズム5へと導かれ、さらにペンタプリズム5内を通っ
てファインダーを除いている撮影者の目へと導かれる。
【0019】6はカメラ本体1のフィルム面上における
矩形の撮影画面範囲であり、図中には破線で示してい
る。6aは撮影画面枠6の左右の短辺である。6bは撮
影画面枠6の上下の長辺である。左右の短辺6aとミラ
ーボックス2の左右の側壁面2aとは略平行である。
【0020】7は電力伝達用の一次側コイルユニットで
ある。7aは強磁性材料からなるコアであり、カメラ本
体1の前面に向けて開口するU字形状に形成されてい
る。7bはコア7aに装着されたボビンである。7cは
ボビン7bに巻回された一次側コイルである。この一次
側コイル7cは、撮影画面6の左右の短辺6aと平行と
なる方向に向かって巻回されている。
【0021】つまり、コア7aおよび一次側コイル7c
は、図3にも示すように、ミラーボックス2の側壁面2
aに沿って配置され、かつマウント3の光軸方向投影面
積内に略収まるように配置される。これにより、カメラ
本体1内において無駄なスペースを取らない、一次側コ
イルユニット7の省スペース配置を可能としている。
【0022】7d,7eはU字形状のコア7aの端面
(当接面)である。これらコア端面7d,7eは、マウ
ント3の接合面3aと同一平面となるように、つまり接
合面3aにて露出するように配置されている。また、こ
れらコア端面7d,7eは直径「r」を有する円形をし
ている。さらに、コア端面7d,7eには防錆処理のた
め、数ミクロン厚程度のメッキが施されている。このよ
うな防錆処理をすることで、樹脂等による肉厚の保護カ
バーなどを用いることなく、コア端面7d,7eの錆び
が防止され、安定した表面状態を維持できる。
【0023】8はマウント3の内側に設けられたカメラ
本体側光通信装置である。光送信部8aはカメラ本体1
側の各種情報を光通信により撮影レンズ9側に伝達す
る。また、光受信部8bは、撮影レンズ9側から光通信
により各種情報を受け取る。
【0024】11は撮影レンズ10内に構成された光学
系であり、12は撮影レンズ9の後端枠である。この後
端枠12は、カメラ本体1の撮影画面6に合わせて矩形
に形成されている。12aは後端枠12の左右の短辺、
12bは上下の長辺である。
【0025】13は電力受取り用の二次側コイルユニッ
トである。13aは強磁性材料からなるコアであり、撮
影レンズ9の後面に向けて開口するU字形状に形成され
ている。13bはコア13bに装着されたボビンであ
る。13cはボビン13bに巻回された二次側コイルで
ある。この二次側コイル13cは、撮影レンズ9の後端
枠12の短辺12aと平行となる方向に向かって巻回さ
れている。つまり、コア13bおよび二次側コイル13
cは、撮影レンズ9内の光路に沿って配置され、かつマ
ウント10の光軸方向投影面積内に略収まるように配置
される。これにより、撮影レンズ9内において無駄なス
ペースを取らない、二次側コイルユニット13の省スペ
ース配置を可能としている。
【0026】13d,13eはU字形状のコア13aの
端面(当接面)である。これらコア端面13d,13e
は、マウント10の接合面10aと同一平面となるよう
に、つまり接合面10aにて露出するように配置されて
いる。また、これらコア端面13d,13eは直径
「R」の円形をしている。
【0027】ここで、コア端面13d,13eの直径
「R」と、先に説明したカメラ本体1側のコア端面7
d,7eの直径「r」とは、R>rの関係になってい
る。すなわち、電力を受け取る二次側のコア端面13
d,13eの面積を、電力を送る一次側のコア端面7
d,7eの面積よりも大きく設定している。これによ
り、各コイルユニット7,13の取付け誤差、マウント
3,10の機械的誤差あるいはカメラ1と撮影レンズ9
との装着がた等によって、一次側コイルユニット7と二
次側コイルユニット13との間に相対的な位置ずれが生
じても、二次側のコア端面13d,13eの端面範囲内
に一次側のコア端面7d,7eが接触するようにするこ
とができ、一次側で発生した磁束の全てを漏れなく二次
側に伝えることができる。
【0028】なお、コア端面13d,13eにも防錆処
理のため数ミクロン厚程度のメッキが施されており、コ
ア端面13d,13eの安定した表面状態を維持できる
ようにしている。
【0029】14はマウント10の内側に設けられたレ
ンズ側光通信装置である。光受信部14aには、カメラ
本体1の光送信部7aから光通信により情報が伝達され
る。また、光送信部14bは、カメラ本体1の光受信部
8bに光通信により各種情報を伝達する。
【0030】図2には、本実施形態のカメラシステムに
おける電気回路構成も併せて示している。まずカメラ本
体1側の回路構成から説明する。16は電源回路であ
る。この電源回路16は、電池15からの電力を受けて
必要な出力を発生させ、他の回路に供給する。具体的に
は、電源回路16は、不図示のカメラ内の負荷(回路)
への電力供給を行うとともに、一次側コイル7cに必要
な交流電圧ないし周波電圧を供給する。
【0031】17は制御回路であり、電源回路16から
必要な電力の供給を受ける。この制御回路17は光通信
装置7に接続されているほか、他の回路との通信や不図
示のセンサー等のデバイスにも接続されており、これら
のデバイスからの出力に応じてカメラ本体1の駆動シー
ケンスを制御する。
【0032】次に、撮影レンズ9側の回路構成について
説明する。18はレンズ駆動モーターであり、光学系1
1を駆動することでピント調整を行う。
【0033】19は電源回路である。この電源回路19
には二次側コイル13cが接続されており、後述するよ
うに二次側コイル13cを介してカメラ本体1側から供
給された電力の一部をレンズ駆動モータ18に与える。
【0034】20は制御回路である。この制御回路20
には、光通信装置14が接続されており、他の回路との
通信を行ったり、不図示のセンサー等のデバイスからの
出力に応じてレンズ側の駆動シーケンスを制御する。
【0035】21は二次電池であり、カメラ本体1側か
ら給電された電力を蓄えておくことができる。また、カ
メラ本体1側の電池15の容量が所定値以下になった場
合には、この二次電池21からカメラ本体1側に電力供
給を行うことも可能である。この場合、レンズ側のコイ
ルユニット13が一次側コイルユニット、カメラ本体1
側のコイルユニット7が二次側コイルユニットになり、
給電関係が逆転する。
【0036】以上説明したカメラシステムにおいて、カ
メラ本体1と撮影レンズ9とを両マウント3,10の接
合面3a,10aを互いに密着させて結合すると、カメ
ラ本体1側のコア端面7d,7eとレンズ側のコア端面
13d,13eとがそれぞれ密着し、磁気的閉回路が形
成される。この磁気的閉回路がなす回路平面は、カメラ
本体1の撮影画面枠6に対して略垂直、かつ撮影画面6
の短辺6aと略平行になる。
【0037】上述の状態において、カメラ本体1側の電
源回路16で発生した電力は、まず一次側コイル7cに
所定の周波数を持った交流ないし周波信号として伝達さ
れ、これにより一次側コイル7cには磁界が発生する。
そして、コア7bとコア13bとで磁気的閉回路が形成
されているので、二次側コイル13cには電磁誘導の原
理により電圧が誘起される。
【0038】二次側コイル13cに誘起された電圧は交
流であるため、撮影レンズ9側の電源回路19で波形整
形されて直流とされた後、レンズ駆動モータ18などの
負荷へと供給される。
【0039】ここで、一次側コイルユニット7と二次側
コイルユニット13との間には境界面Pが存在するが、
一次側と二次側のコア端面同士が密着しているため、一
次側コイルユニットと二次側コイルユニットとの間に生
ずる隙間は、防錆処理のために各コア端面に施されたメ
ッキ厚み分の数ミクロン程度なので、この隙間による電
力伝達損失はほとんどない。
【0040】一方、カメラ本体1に撮影レンズ9が装着
されていないときは、カメラ本体側光通信装置8とレン
ズ側光通信装置14との通信が不能となって非装着であ
ることが判定される。このとき、カメラ本体1側の制御
回路17により、電源回路16から一次側コイル7cへ
の給電を行わないようにしているので、安全が確保さ
れ、且つ無駄な電力消費が無いため経済的である。
【0041】なお、本実施形態では、一次側コイルユニ
ット7および二次側コイルユニット13ともにカメラ本
体1の撮影画面枠6の短辺6aに対して略平行になるよ
うに配置しているが、長辺6bに対して略平行になるよ
うに配置しても省スペース化できる。
【0042】また、本実施形態では、カメラ本体1に1
つの撮影レンズ用の一次側コイルユニット7を設けた場
合について説明したが、電源仕様の異なる各種カメラア
クセサリに対応させて複数個の一次側コイルユニットを
設けてもよい。
【0043】また、本実施形態では、コイルユニット
7,13を介してカメラ1から撮影レンズ9(若しくは
撮影レンズ9からカメラ1)に電力伝達を行い、電力伝
達以外の信号伝達は光通信装置8,14を介して行う場
合について説明したが、同様のコイルユニットを用いて
カメラと撮影レンズ間の情報伝達を行うようにしてもよ
い。
【0044】さらに、本実施形態では、コア7a,13
aをそれぞれカメラ本体1および撮影レンズ13に対し
て固定し、各コア端面がマウント3,10の接合面3
a,10aと同一面を構成する場合について説明した
が、両コアをそれぞれカメラおよび撮影レンズに対して
相手方のコアとの当接方向にバネ等により付勢し、カメ
ラと撮影レンズの分離状態にて各コア端面がマウントの
接合面から若干突出するようにしてもよい。これによ
り、各コイルユニットに光軸方向取付け誤差があって
も、撮影レンズをカメラに装着したときに両コアを確実
に密着させることができる。
【0045】また、上記実施形態では、いわゆる銀塩カ
メラ本体と撮影レンズとから構成されるカメラシステム
について説明したが、本発明は、デジタルカメラやビデ
オカメラと撮影レンズとから構成されるカメラシステム
その他の光学機器システムにも適用することができる。
例えば、カメラ本体と外付け閃光装置(アクセサリ)と
から構成されるカメラシステムにおいて、バッテリーを
多く搭載できる閃光装置側をカメラ本体側に対する電源
供給元としてもよい。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
アクセサリが光学機器に装着された際に、光学機器側の
コアとアクセサリ側のコアとを当接させるようにしてい
るので、光学機器側コアとアクセサリ側のコアとの間に
生ずる物理的隙間がなくなり、光学機器側からアクセサ
リ側の電力等の伝達損失をほとんどなくすることができ
る。
【0047】また、マウント部等に露出させたコアの当
接面に防錆処理を施すことにより、外気中の湿気や雨水
等によってコア当接面を錆びさせることなく、常に安定
した当接状態を維持することができる。
【0048】また、マウント部を非磁性材料により構成
することで、電力等の伝達時に磁束を無駄なく両コア内
に閉じ込めることができる。
【0049】さらに、アクセサリ側のコアの当接面の面
積を、光学機器側のコアの当接面の面積よりも大きくす
れば、各コアの取付け誤差、マウントの機械的誤差およ
び光学機器とアクセサリとの装着がた等による両コア間
の相対的な位置ずれの影響をなくし、伝達損失の増加を
防止することができる。
【0050】また、光学機器がカメラ本体であり、アク
セサリが撮影レンズである場合において、カメラ本体側
のコアおよびコイルをこのカメラ本体内のミラーボック
ス外面に沿い、かつ撮影レンズとの接合面となるマウン
ト部の光軸方向投影面積内に略収まるように配置した
り、撮影レンズ側のコアおよびコイルをカメラ本体との
接合面となるマウント部の光軸方向投影面積内に略収ま
るように配置したり、あるいはカメラ本体側および撮影
レンズ側のコアおよびコイルがそれぞれ、磁気的閉回路
がなす回路平面がカメラ本体の撮影画面に対して略垂
直、かつ撮影画面の辺と略平行になるように配置すれ
ば、カメラ本体および撮影レンズの小型化を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態であるカメラ本体と撮影レン
ズの非装着状態での斜視図。
【図2】上記カメラ本体と撮影レンズの接続状態を示す
概略構成図。
【図3】上記カメラ本体のマウント部周辺の正面図。
【符号の説明】
1 カメラ本体 2 ミラーボックス 3,10 マウント 6 撮影画面枠 7,13 コイルユニット 7a,13a コア 7c,13c コイル 9 撮影レンズ 15 電池 16,19 電源回路 17,20 制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西尾 哲也 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2H044 AE07 AJ05 AJ06 BE02 2H100 DD06 DD11 DD13 2H101 EE08 EE14 EE33 EE43 EE45 EE75 EE83

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学機器と、この光学機器に対して着脱
    が可能なアクセサリとから構成され、前記光学機器およ
    び前記アクセサリ間で電磁誘導による電力若しくは信号
    伝達を行う光学機器システムにおいて、 前記光学機器および前記アクセサリのそれぞれに、強磁
    性材料により形成されたコアとこのコアに巻回されたコ
    イルとを設け、 前記アクセサリが前記光学機器に装着された際に、前記
    両コア同士を当接させることを特徴とする光学機器シス
    テム。
  2. 【請求項2】 前記両コア同士が当接することにより磁
    気的閉回路が形成されることを特徴とする請求項1に記
    載の光学機器システム。
  3. 【請求項3】 前記光学機器および前記アクセサリのう
    ち一方の側のコイルに周波通電を行って他方の側のコイ
    ルに電磁誘導により起電力を生じさせ、この起電力を電
    源として用いることを特徴とする請求項1又は2に記載
    の光学機器システム。
  4. 【請求項4】 前記光学機器と前記アクセサリとにそれ
    ぞれ、前記アクセサリが前記光学機器に装着された際に
    相手方との接合面となるマウント部が設けられており、 前記両コアの当接面がそれぞれ前記マウント部にて露出
    していることを特徴とする請求項1から3のいずれかに
    記載の光学機器システム。
  5. 【請求項5】 前記両マウント部が非磁性材料により形
    成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれ
    かに記載の光学機器システム。
  6. 【請求項6】 前記両コアの当接面に防錆処理が施され
    ていることを特徴とする請求項4又は5に記載の光学機
    器システム。
  7. 【請求項7】 前記アクセサリ側のコアの当接面の面積
    が、前記光学機器側のコアの当接面の面積よりも大きい
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の光
    学機器システム。
  8. 【請求項8】 前記光学機器がカメラ本体であることを
    特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の光学機器
    システム。
  9. 【請求項9】 前記アクセサリが撮影レンズであること
    を特徴とする請求項8に記載の光学機器システム。
  10. 【請求項10】 前記カメラ本体側のコアおよびコイル
    が、このカメラ本体内のミラーボックス外面に沿い、か
    つ前記アクセサリとの接合面となるマウント部の光軸方
    向投影面積内に略収まるように配置されていることを特
    徴とする請求項9に記載の光学機器システム。
  11. 【請求項11】 前記撮影レンズ側のコアおよびコイル
    が、前記カメラ本体との接合面となるマウント部の光軸
    方向投影面積内に略収まるように配置されていることを
    特徴とする請求項9又は10に記載の光学機器システ
    ム。
  12. 【請求項12】 前記両コア同士が当接することにより
    磁気的閉回路が形成され、 前記カメラ本体側および撮影レンズ側のコアおよびコイ
    ルがそれぞれ、前記磁気的閉回路がなす回路平面が前記
    カメラ本体の撮影画面に対して略垂直、かつ前記撮影画
    面の辺と略平行になるように配置されていることを特徴
    とする請求項9から11のいずれかに記載の光学機器シ
    ステム。
  13. 【請求項13】 前記両コアのうち少なくとも一方が、
    他方との当接方向に付勢されていることを特徴とする請
    求項1から12のいずれかに記載の光学機器システム。
  14. 【請求項14】 請求項1から13のいずれかに記載の
    光学機器システムを構成するためのコアおよびコイルを
    有することを特徴とする光学機器。
  15. 【請求項15】 請求項1から13のいずれかに記載の
    光学機器システムを構成するためのコアおよびコイルを
    有することを特徴とするアクセサリ。
JP30714299A 1999-10-28 1999-10-28 光学機器システム、光学機器およびアクセサリ Pending JP2001125187A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005031454A1 (ja) * 2003-09-25 2005-04-07 Nec Mobiling, Ltd. カメラシステム、携帯端末及びレンズユニット
US7544005B2 (en) 2005-10-04 2009-06-09 Fujifilm Corporation Device for photographing with lens barrel
JP2013232015A (ja) * 2013-08-09 2013-11-14 Canon Inc 変換アダプタ装置及び交換レンズシステム
JP2015184373A (ja) * 2014-03-20 2015-10-22 惠州市大亜湾永昶電子工業有限公司 レンズ駆動装置
JP2017134430A (ja) * 2017-04-25 2017-08-03 キヤノン株式会社 カメラアクセサリおよびカメラ

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