JP2001122498A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001122498A
JP2001122498A JP30605099A JP30605099A JP2001122498A JP 2001122498 A JP2001122498 A JP 2001122498A JP 30605099 A JP30605099 A JP 30605099A JP 30605099 A JP30605099 A JP 30605099A JP 2001122498 A JP2001122498 A JP 2001122498A
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JP
Japan
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sheet material
image forming
forming apparatus
bending
sheet
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Withdrawn
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JP30605099A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Namiki
博昭 並木
Masahito Nonaka
雅人 野中
Makoto Izumi
誠 泉
Takashi Kuwata
隆 桑田
Harukazu Sekiya
治員 関谷
Minoru Kawanishi
稔 川西
Yuzo Isoda
雄三 磯田
Yasuhiro Uchida
康浩 内田
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Canon Inc
Canon Finetech Nisca Inc
Original Assignee
Canon Inc
Canon Aptex Inc
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Publication date
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  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 排紙トレイ上に排出されるシート材のカール
(反り)を軽減して排紙トレイ上におけるシート材の整
列性を良好にする。 【解決手段】 感光ドラム7と転写ローラ10の間を通過
してトナー画像が転写されたシート材Sは定着装置15の
定着ニップを通過することによって熱定着処理される。
続いてシート材Sはカール矯正装置25を通過し、フェイ
スアップ排紙又はフェイスダウン排紙のいずれかで排紙
トレイ34上へ排出される。排紙部には複数の光学的測距
センサ35a,35b,35cが設置されている。センサ35a,35b
(一方は不図示)はシート材幅方向両側位置の表面まで
の距離を計測する。センサ35cはセンサ35a,35bよりも前
方でシート材幅方向中央位置の表面までの距離を計測す
る。CPU50は各センサ35a,35b,35cが計測した距離に
基づいてシート材Sのカール状態を判定し、そのカール
状態に応じてカール矯正装置25内のパス(上向きに曲げ
るパス,下向きに曲げるパス)を選択するフラッパ26の
ソレノイド26aを制御し、曲げ量を変更するモータ25
mを制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1枚ずつ給送され
たシート材に対して画像を形成するプリンタ、複写機、
ファクシミリ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図11に、従来例の画像形成装置(レー
ザービームプリンタ)の全体的な構成を示す。
【0003】ここで、本画像形成装置の構成を簡単に説
明する。
【0004】本画像形成装置は複数の給紙カセット1,
2を備えており、これらのうちのいずれかの給紙カセッ
トがオペレータによって選択される。そして、この選択
された給紙カセットからシート材Sの給送が行われる。
【0005】給紙カセット1,2内に積載収納されてい
るシート材Sは給紙命令があると反時計回り方向に回転
する送り出しローラ3によって最上位のシート材から順
に送り出される。
【0006】カセットから送り出されたシート材Sは分
離/給送ローラ対4によって1枚ずつに分離され、直接
又は搬送ローラ対5を介して、回転停止状態にあるレジ
ストローラ対6へ給送される。
【0007】レジストローラ対6に到達したシート材S
は、シート材先端がレジストローラ対6のニップに突き
当たって所定量のループが形成された時点で移動停止す
る。このループの形成により、シート材Sの斜行状態が
矯正される。
【0008】斜行状態が矯正されたシート材Sは、所定
のタイミングで回転を開始するレジストローラ対6によ
って、時計回り方向に回転している感光ドラム7と転写
ローラ10との間の転写部へと送り込まれる。そして、
転写部を通過中のシート材Sには、感光ドラム7上のト
ナー画像が転写ローラ10によって転写される。
【0009】感光ドラム7上の像形成は給紙開始と同時
に行われている。まず、レーザースキャナ12が図示し
ないホストコンピュータから送られてきた情報に基づく
レーザー光Lを発射する。このレーザー光Lは反射ミラ
ー13を介して感光ドラム7の表面を照射する。これに
より、一次帯電器8によって一様に帯電されている感光
ドラム7上に静電潜像が形成される。そして、この静電
潜像はトナー現像器9によって現像される。なお、トナ
ー画像転写後の感光ドラム7上に付着しているトナーは
除去部材11によって取り除かれる。
【0010】転写部を通過したトナー画像転写済みのシ
ート材Sは搬送ベルト14によって定着装置(熱定着手
段)15へ送られ、ここで加熱及び加圧される。これに
より、未定着状態にあったトナー画像がシート材Sに定
着される。
【0011】定着装置15は加熱用の定着ローラ15a
と加圧用の加圧ローラ15bを有している。加圧ローラ
15bは位置固定されている定着ローラ15aに対して
接離可能とされ、かつ、支軸15eを中心に上下の方向
に回動可能なレバー部材15fを介して付勢する押圧ば
ね15gによって定着ローラ15aに押圧されている。
この定着ローラ15aと加圧ローラ15bの間(ニッ
プ)をシート材Sは通過して加熱及び加圧される。
【0012】定着装置15を通過した定着処理済みのシ
ート材Sは画像形成装置本体100A外に排出される
が、本画像形成装置の場合、画像面を上に向けて排紙す
るフェイスアップ排紙と画像面を下に向けて排紙するフ
ェイスダウン排紙が選択できるようになっている。これ
はオペレータが選択する。
【0013】フェイスアップ排紙の場合、フラッパ16
が破線図示の位置に切り替えられており、フェイスアッ
プ排紙トレイ21へのパスを開いている。定着処理済み
のシート材Sは、搬送ローラ対15c及び排出ローラ対
20によって搬送されてフェイスアップ排紙トレイ21
上に排出される。
【0014】フェイスダウン排紙の場合、フラッパ16
が実線図示の位置に切り替えられており、フェイスダウ
ン排紙トレイ19へのパスを開いている。定着処理済み
のシート材Sは、搬送ローラ対15c,17及び排出ロ
ーラ対18によって搬送されてフェイスダウン排紙トレ
イ19上に排出される。
【0015】ところで、画像形成装置から排出されたシ
ート材には上向き又は下向きのカール(反り)が付いて
いる場合が多く、これが画像形成装置における排紙整列
性を悪化させる原因になっている。例えば、シート材が
熱定着手段を通過するとカールが付き、湾曲状のパスを
通過するとカールが付く。このカールは、熱定着手段に
おける定着条件(温度,圧力)やシート材の材質,繊維
の漉目方向,保管条件,使用環境等に左右され、湾曲状
パスの曲率等に左右され、種々の形態をなす。
【0016】図12ないし図17に、画像形成装置から
排出されたシート材に付いているカールの種々の形態例
を示す。
【0017】図12のシート材S−1には長手方向に湾
曲した上向きのカールが付いている。図13のシート材
S−2には対角線方向に湾曲した上向きのカールが付い
ている。図14のシート材S−3には幅方向に湾曲した
上向きのカールが付いている。図15のシート材S−4
には対角線方向に湾曲した下向きのカールが付いてい
る。図16のシート材S−5には長手方向に湾曲した下
向きのカールが付いている。図17のシート材S−6に
は幅方向に湾曲した下向きのカールが付いている。
【0018】図18に示す従来例の画像形成装置本体1
00Bにおいては、フェイスダウン排紙トレイ19上に
排出されたシート材Sの整列性を良好にするための対策
(カールの軽減)が採られている。
【0019】本画像形成装置100Bにおいて定着装置
15を通過したフェイスダウン排紙のシート材Sは、カ
ール矯正装置22を通過して排紙トレイ19上に排出さ
れるようになっている。湾曲している反転パスを通るシ
ート材Sには下向きのカールが付くのでカール矯正装置
22はシート材Sを上向きに曲げてカールを軽減する。
カール矯正装置22は、大径の矯正ローラ22aと、こ
れに圧接している2つの矯正コロ22b,22cからな
っている。この場合、カール矯正装置22における曲げ
の量は設計上で定めた量に固定されている。
【0020】本画像形成装置本体100Bの場合、フェ
イスアップ排紙のシート材Sを積載する排紙トレイ21
とフェイスダウン排紙のシート材Sを積載する排紙トレ
イ19を個別に設けているので、曲げ量が一定のカール
矯正装置を設けて各トレイ19,21上におけるシート
材Sの整列性を良好にすることが容易である。これは、
フェイスアップ排紙のシート材Sに付くカールは同様の
傾向にあり、フェイスダウン排紙のシート材Sに付くカ
ールは同様の傾向にあるからである。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】近時、画像形成装置に
おいては、フェイスアップ排紙のシート材とフェイスダ
ウン排紙のシート材を同一の排紙積載手段上に排出する
ことや、1つの排紙積載手段上に積載可能な量の増加等
が要求されるようになった。
【0022】しかし、このような要求を満たすにはシー
ト材に付いた種々の形態(例えば図12ないし図17に
示す形態)のカールを軽減して排紙整列性を一段と向上
させなければならない問題があった。
【0023】そこで本発明は、上述の如き事情に鑑みて
なされたもので、シート材に付いた種々の形態のカール
を軽減して排紙整列性を高めることができるようにした
画像形成装置を提供することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、1枚ずつ給送されたシート材に対して画像
を形成し、画像の形成を終えたシート材を排紙積載手段
上に排出する画像形成装置に係る。
【0025】そして、本発明は、上記目的を達成するた
め、画像の形成を終えたシート材に対して曲げを加える
シート材曲げ手段と、前記排紙積載手段上に排出された
シート材表面の反り状態を検出する反り検出手段と、前
記反り検出手段が検出した反り状態に応じて前記シート
材曲げ手段を制御する制御手段とを有することを特徴と
する。
【0026】例えば、前記シート材曲げ手段は上向きの
曲げと下向きの曲げが行え、前記上向きの曲げと前記下
向きの曲げはパスの切り替えによって選択できるように
なっている。前記制御手段はシート材の反りの向きによ
って前記上向きの曲げ又は前記下向きの曲げのいずれか
一方を選択する。また前記シート材曲げ手段は曲げ量の
変更が可能であり、前記制御手段はシート材の反り量に
応じて前記曲げ量を変更する。
【0027】例えば、前記反り検出手段はシート材の幅
方向の複数位置及び長手方向の複数位置でシート材の反
り状態を検出する。前記反り検出手段にはシート材表面
までの距離を測定する1つ又は複数の光学的測距センサ
が用いられている。
【0028】また、本発明は、前記シート材曲げ手段の
上流には、画像の形成を終えたシート材に対して定着処
理を行う熱定着手段が配設されていることを特徴とす
る。
【0029】また、本発明は、画像の形成を終えたシー
ト材に対して定着処理を行う熱定着手段を有しており、
前記熱定着手段が前記シート材曲げ手段を兼ねているこ
とを特徴とする。
【0030】例えば、前記熱定着手段は加熱用の定着ロ
ーラとこれに圧接する加圧用の加圧ローラとを具備して
おり、前記定着ローラと前記加圧ローラとの間の定着ニ
ップ圧が変更可能になっている。前記制御手段はシート
材の反り量に応じて前記定着ニップ圧を変更する。
【0031】また、本発明は、1つの前記排紙積載手段
上に、フェイスアップ排紙のシート材とフェイスダウン
排紙のシート材が排紙されることを特徴とする。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0033】〈第1の実施の形態〉図1は本発明の第1
の実施の形態の画像形成装置の全体的な構成を示す断面
図であり、図2は同画像形成装置を排紙側より見た正面
図である。
【0034】本画像形成装置は、画像形成装置本体10
0Cと、同画像形成装置本体100Cに接続している後
処理装置本体200Aからなっている。
【0035】ここにおける画像形成装置本体100Cの
基本的構成は、図11の画像形成装置本体100Aの構
成と何等変わるところがない。ここにおける画像形成装
置本体100Cの場合、定着装置15を通過した定着処
理済みのシート材Sは後処理装置本体200A内へと導
かれるようになっている。この点が構成的に異なる。
【0036】ここでは、後処理装置本体200Aについ
て詳しく説明する。後処理装置本体200Aは、定着処
理済みのシート材Sに付いているカールを矯正する機能
と、シート材Sをフェイスアップ排紙及びフェイスダウ
ン排紙する機能と、排紙シート材Sを一定量積載する機
能とを備えている。
【0037】定着処理済みのシート材Sは導入口23よ
り後処理装置本体200A内に導かれる。後処理装置本
体200A内に導かれたシート材Sはカール矯正装置
(シート材曲げ手段)25を通る。この通過中に定着装
置15で付いたカールが矯正される。ここで、カール矯
正装置25の構成を説明する。
【0038】カール矯正装置25はパス24の中央に配
置されている大径の矯正ローラ25aを中心に構成され
ている。矯正ローラ25a外周の11時の位置と1時の
位置には第1の矯正コロ25b,25cが配置されてお
り、7時の位置と5時の位置には第2の矯正コロ25
d,25eが配置されている。
【0039】第1の矯正コロ25b,25cはパス24
の一部を形成する部材によって一体とされている。第2
の矯正コロ25d,25eはパス24の一部を形成する
部材によって一体とされている。
【0040】第1の矯正コロ25b,25cは水平状の
台座部材25hに取り付けられている押圧ばね25fに
よって矯正ローラ25aに押圧されている。第2の矯正
コロ25d,25eは水平状の台座部材25iに取り付
けられている押圧ばね25gによって矯正ローラ25a
に押圧されている。
【0041】台座部材25h,25iは垂直状態に設置
されているボールねじ25jに螺合しており、ボールね
じ25jを回転させると上下の方向に移動するようにな
っている。台座部材25h,25iをこのように上下の
方向に移動させると、第1の矯正コロ25b,25c及
び第2の矯正コロ25d,25eを押圧する力を変更す
ることができる。例えば、ボールねじ25jを時計回り
方向に回転させれば第1の矯正コロ25b,25cの押
圧力が高められ、反時計回り方向に回転させれば第2の
矯正コロ25d,25eの押圧力が高められる。ボール
ねじ25jは、ギヤ25k,25lを介して接続してい
る圧力調整モータ25mの駆動で時計回り方向又は反時
計回り方向に回転する。同モータ25mはCPU50に
よって制御される。
【0042】後処理装置本体200A内に導かれたシー
ト材Sは、矯正ローラ25aの直上流部に配設されてい
るフラッパ26が破線図示の位置に切り替えられている
と、矯正ローラ25aと第1の矯正コロ25b,25c
とで形成される第1の矯正パスを通る。この時、矯正ロ
ーラ25aは反時計回り方向に回転している。また、フ
ラッパ26が実線図示の位置に切り替えられていると、
矯正ローラ25aと第2の矯正コロ25d,25eとで
形成される第2の矯正パスを通る。この時、矯正ローラ
25aは時計回り方向に回転している。そして、第1の
矯正パスを通ったシート材Sには下向きの曲げが加えら
れ、第2の矯正パスを通ったシート材Sには上向きの曲
げが加えられる。
【0043】本画像形成装置においては、後述する排紙
トレイ(排紙積載手段)34上に積載されたシート材S
に付いているカールの状態(カールの向き,カール量)
に応じて、矯正パスを選択(第1の矯正パスか第2の矯
正パスか)すると共に曲げ量(矯正コロの押圧力)を設
定する。
【0044】例えば、シート材Sに少量の上向きのカー
ルが付いている場合には第1の矯正パスに通して下向き
の曲げを加える。この場合、第1の矯正コロ25b,2
5cの押圧力は小さ目に設定しておく。また、例えば、
シート材Sに多量の下向きのカールが付いている場合に
は第2の矯正パスに通して上向きの曲げを加える。この
場合、第2の矯正コロ25d,25eの押圧力は大き目
に設定しておく。このようにして、シート材Sに付いた
カールを軽減する。
【0045】カール矯正装置25を通過したカール矯正
済みのシート材Sはフェイスアップ排紙又はフェイスダ
ウン排紙のいずれかで後処理装置本体200A外に排出
される。
【0046】フェイスアップ排紙の場合、パス24の最
下流部に設置されているフラッパ28が実線図示の位置
に切り替えられてフェイスアップパス26を開いてい
る。これにより、カール矯正済みのシート材Sは同パス
26へ導かれ、搬送ローラ対30及び排出ローラ対33
に搬送されて排紙トレイ34上に排出される。
【0047】フェイスダウン排紙の場合、フラッパ2
8,29が破線図示の位置に切り替えられてシート材を
反転するフェイスダウンパス27を開いている。これに
より、カール矯正済みのシート材Sは同パス27へ導か
れ、時計回り方向に回転する(正転)反転ローラ(外周
の一部がカットされているローラ)31とコロ32によ
って搬送される。そして、シート材Sの後端がフラッパ
29を通過した時点で反転ローラ31が一旦停止しフラ
ッパ29が実線図示の位置に切り替えられる。その後、
反転ローラ31が反時計回り方向に回転(逆転)してシ
ート材Sを排紙口へ送り、同シート材Sは排出ローラ対
33によって排紙トレイ34上に排出される。
【0048】次に排紙部の構成を説明する。(図1,図
2参照) 排紙部には、排紙トレイ34上に積載されたシート材
(最上位のシート材)Sのカール状態を検出するための
複数の光学的測距センサ(反り検出手段)35a,35
b,35cが設置されている。センサ35a,35bは
シート材Sの幅方向両側位置の表面までの距離を計測す
る。センサ35cはセンサ35a,35bの前方でシー
ト材Sの幅方向中央位置の表面までの距離を計測する。
CPU50は各センサ35a,35b,35cが計測し
た距離に基づいてシート材Sのカール状態を判定する。
【0049】図3ないし図8は種々の形態のカールが付
いたシート材Sをセンサ35a,35b,35cが計測
した場合の距離の関係を示す。
【0050】図3のシート材S−1には長手方向に湾曲
している上向きのカールが付いている。この場合、セン
サ35a,35bが計測した距離La1,Lb1とセン
サ35cが計測した距離Lc1の関係はLa1,Lb1
<Lc1となる。
【0051】図4のシート材S−2には対角線方向に湾
曲した上向きのカールが付いている。この場合、センサ
35a,35bが計測した距離La2,Lb2とセンサ
35cが計測した距離Lc2の関係はLa2,Lb2<
Lc2となる。
【0052】図5のシート材S−3には幅方向に湾曲し
ている上向きのカールが付いている。この場合、センサ
35a,35bが計測した距離La3,Lb3とセンサ
35cが計測した距離Lc3の関係はLa3,Lb3<
Lc3となる。
【0053】図6のシート材S−4には対角線方向に湾
曲した下向きのカールが付いている。この場合、センサ
35a,35bが計測した距離La4,Lb4とセンサ
35cが計測した距離Lc4の関係はLa4,Lb4>
Lc4となる。
【0054】図7のシート材S−5には長手方向に湾曲
している下向きのカールが付いている。この場合、セン
サ35a,35bが計測した距離La5,Lb5とセン
サ35cが計測した距離Lc5の関係はLa5,Lb5
>Lc5となる。
【0055】図8のシート材S−6には幅方向に湾曲し
た下向きのカールが付いている。この場合、センサ35
a,35bが計測した距離La6,Lb6とセンサ35
cが計測した距離Lc6の関係はLa6,Lb6>Lc
6となる。
【0056】CPU50は、センサ35a,35bが計
測した距離とセンサ35cが計測した距離の関係により
上向きのカールであるのか下向きのカールであるのかを
判定し、両者の距離の差によってカールの量を判定す
る。
【0057】CPU50はシート材Sに所定量以上のカ
ールが付いている場合、次のようにカール矯正装置25
を制御する。
【0058】すなわち、フェイスアップ排紙されたシー
ト材Sに上向きのカールが付いている場合及びフェイス
ダウン排紙されたシート材Sに下向きのカールが付いて
いる場合には、カール矯正装置25においてシート材S
に下向きの曲げが加えられるように、フラッパ26のソ
レノイド26aを制御する。同時に、モータ25mを制
御して曲げ量を設定する。
【0059】また、フェイスアップ排紙されたシート材
Sに下向きのカールが付いている場合及びフェイスダウ
ン排紙されたシート材Sに上向きのカールが付いている
場合には、カール矯正装置25においてシート材Sに上
向きの曲げが加えられるようにソレノイド26aを制御
する。同時にモータ25mを制御して曲げ量を設定す
る。
【0060】〈第2の実施の形態〉図9は本発明の第2
の実施の形態の画像形成装置(レーザービームプリン
タ)の全体的な構成を示す断面図である。
【0061】本画像形成装置は,画像形成装置本体10
0Dと、同画像形成装置本体100Dに接続している後
処理装置本体200Bからなっている。
【0062】ここにおける画像形成装置本体100Dは
一部の構成を除いて図1の画像形成装置本体100Cと
変わるところがない。また、後処理装置本体200Bは
図1の後処理装置本体200Aからカール矯正装置25
を取り除いた構成になっている。
【0063】本画像形成装置においては、画像形成装置
本体100D内の定着装置15でカールの矯正が行われ
るようになっている。
【0064】定着装置15において、加圧ローラ15b
を押圧するための押圧ばね15gは、垂直状態に設置さ
れているボールねじ37bに螺合している水平状の台座
部材37aに取り付けられている。
【0065】ボールねじ37bは、ギヤ37c,37d
を介して接続している圧力調整モータ37eの駆動によ
り時計回り方向又は反時計回り方向に回転する。同モー
タ37eはCPU50によって制御される。
【0066】このような構成では、例えば、ボールねじ
37bを時計回り方向に回転させると加圧ローラ15b
の押圧力は弱められ、反時計回り方向に回転させると加
圧ローラ15bの押圧力は高められるようになる。これ
により、定着ローラ15aと加圧ローラ15bの間の定
着ニップ圧の変更が可能となる。
【0067】本画像形成装置においては、排紙トレイ3
4上に積載されたシート材Sのカールの状態に応じて上
記定着ニップ圧を変更する。例えば、シート材Sに所定
量以上のカールが付いている場合、上記定着ニップ圧を
カール量に応じて弱める。
【0068】しかし、上記定着ニップ圧が弱められると
トナー画像の定着性に影響が生じる場合がある。そこ
で、このような場合、CPU50は定着ローラ15aの
定着温度を変更してこれに対処する。定着ニップ圧が弱
い場合、定着温度を高めると定着性は良好となる。
【0069】〈第3の実施の形態〉図10に、図9の画
像形成装置における後処理装置本体200Bの別の構成
例を示す。図10(a)は断面図であり、図10(b)
は排紙側より見た正面図である。
【0070】ここでは、図9の後処理装置本体200B
と異なる点のみを説明する。
【0071】本後処理装置本体200Cの場合、1つの
光学的測距センサ39によって、排紙トレイ34上に積
載されたシート材Sのカール状態を測定するようになっ
ている。
【0072】シート材幅方向中央に設置されている測距
センサ39はスイングリンク41を介して連結している
モータ40によって軸39aを中心に回動可能になって
いる。
【0073】測距センサ39は(a)図に示すように、
角度α離れた2箇所から測距光を発射してシート材Sの
長手方向の2箇所を測距する。また、測距センサ39は
(b)図に示すように、ホームポジションである6時の
位置と、これよりも時計回り方向に角度θ1回動した位
置及び反時計回り方向に角度θ2回動した位置とでシー
ト材Sの幅方向の3箇所を測距する。
【0074】すなわち、測距センサ39はシート材幅方
向の中央位置でシート材長手方向の2箇所を測距(Ld
1,Le1)し、中央位置から所定距離隔てた一方の位
置でシート材長手方向の2箇所を測距(Ld2,Le
2)し、中央位置から所定距離隔てた他方の位置でシー
ト材長手方向の2箇所を測距(Ld3,Le3)する。
これらの各位置の測距情報によってシート材Sのカール
状態が判別できる。
【0075】なお、上記第1,第2,第3の各実施の形
態では、画像形成装置本体と後処理装置本体は別体の構
成になっているが一体構成の場合もある。
【0076】また、図10の測距センサ39による測定
方法は図1の後処理装置本体200Aにも適用可能であ
ることは言う迄もない。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像形成
装置においては、排紙積載手段上に排出されたシート材
表面の反り状態を検出し、この反り状態に応じてシート
材曲げ手段を制御し、画像の形成を終えたシート材に曲
げを加えるようにしたので、排紙積載手段上に積載され
たシート材表面の反りを軽減することができる。これに
より、排紙積載手段上におけるシート材の整列性が良好
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の画像形成装置全体
の構成を示す断面図((a)図)及び制御系のブロック
図((b)図)。
【図2】図1の画像形成装置を排紙側より見た正面図。
【図3】光学的測距センサが排紙トレイ上に積載された
シート材のカール状態を測定している様子を示す断面
図。
【図4】光学的測距センサが排紙トレイ上に積載された
シート材のカール状態を測定している様子を示す断面
図。
【図5】光学的測距センサが排紙トレイ上に積載された
シート材のカール状態を測定している様子を示す断面図
((a)図)及び正面図((b)図)。
【図6】光学的測距センサが排紙トレイ上に積載された
シート材のカール状態を測定している様子を示す断面
図。
【図7】光学的測距センサが排紙トレイ上に積載された
シート材のカール状態を測定している様子を示す断面
図。
【図8】光学的測距センサが排紙トレイ上に積載された
シート材のカール状態を測定している様子を示す断面図
((a)図)及び正面図((b)図)。
【図9】本発明の第2の実施の形態の画像形成装置全体
の構成を示す断面図((a)図)及び制御系のブロック
図((b)図)。
【図10】図9の画像形成装置における後処理装置本体
の別の構成例(第3の実施の形態)を示す断面図
((a)図)及び排紙側より見た正面図((b)図)。
【図11】従来例の画像形成装置全体の構成を示す断面
図。
【図12】排紙トレイ上に積載されたシート材のカール
状態(上向きのカール)を示す断面図。
【図13】排紙トレイ上に積載されたシート材のカール
状態(上向きのカール)を示す断面図。
【図14】排紙トレイ上に積載されたシート材のカール
状態(上向きのカール)を示す断面図((a)図)及び
正面図((b)図)。
【図15】排紙トレイ上に積載されたシート材のカール
状態(下向きのカール)を示す断面図。
【図16】排紙トレイ上に積載されたシート材のカール
状態(下向きのカール)を示す断面図。
【図17】排紙トレイ上に積載されたシート材のカール
状態(下向きのカール)を示す断面図((a)図)及び
正面図((b)図)。
【図18】別の従来例の画像形成装置主要部の構成を示
す断面図。
【符号の説明】
15 定着装置(熱定着手段、シート材曲げ手段) 15a 定着ローラ 15b 加圧ローラ 25 カール矯正装置(シート材曲げ手段) 26 フェイスアップパス 27 フェイスダウンパス 34 排紙トレイ(排紙積載手段) 35a,35b,35c,39 光学的測距センサ
(反り検出手段) 50 CPU(制御手段) S シート材
フロントページの続き (72)発明者 野中 雅人 茨城県水海道市坂手町5540−11 キヤノン アプテックス株式会社内 (72)発明者 泉 誠 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 桑田 隆 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 関谷 治員 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 川西 稔 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 磯田 雄三 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 内田 康浩 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2H033 AA15 BB33 BB34 CA01 CA39 3F048 AA02 AA04 AA05 AB01 BA30 BB02 CA00 EA00 EB40 3F053 HA03 HA06 HB01 HB22 LA02 LA05 LA07 LB03 3F054 AA01 AC02 AC03 AC05 BA04 BB01 BG01 CA08 CA31

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1枚ずつ給送されたシート材に対して画
    像を形成し、画像の形成を終えたシート材を排紙積載手
    段上に排出する画像形成装置において、 画像の形成を終えたシート材に対して曲げを加えるシー
    ト材曲げ手段と、 前記排紙積載手段上に排出されたシート材表面の反り状
    態を検出する反り検出手段と、 前記反り検出手段が検出した反り状態に応じて前記シー
    ト材曲げ手段を制御する制御手段とを有することを特徴
    とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記シート材曲げ手段は上向きの曲げと
    下向きの曲げが行えることを特徴とする請求項1に記載
    の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記上向きの曲げと前記下向きの曲げは
    パスの切り替えによって選択できるようになっているこ
    とを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段はシート材の反りの向きに
    よって前記上向きの曲げ又は前記下向きの曲げのいずれ
    か一方を選択することを特徴とする請求項2又は3に記
    載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記シート材曲げ手段は曲げ量の変更が
    可能であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成
    装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段はシート材の反り量に応じ
    て前記曲げ量を変更することを特徴とする請求項5に記
    載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記反り検出手段はシート材の幅方向の
    複数位置及び長手方向の複数位置でシート材の反り状態
    を検出することを特徴とする請求項1に記載の画像形成
    装置。
  8. 【請求項8】 前記反り検出手段にはシート材表面まで
    の距離を測定する1つ又は複数の光学的測距センサが用
    いられていることを特徴とする請求項7に記載の画像形
    成装置。
  9. 【請求項9】 前記シート材曲げ手段の上流には、画像
    の形成を終えたシート材に対して定着処理を行う熱定着
    手段が配設されていることを特徴とする請求項1に記載
    の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 画像の形成を終えたシート材に対して
    定着処理を行う熱定着手段を有しており、前記熱定着手
    段が前記シート材曲げ手段を兼ねていることを特徴とす
    る請求項1に記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記熱定着手段は加熱用の定着ローラ
    とこれに圧接する加圧用の加圧ローラとを具備してお
    り、前記定着ローラと前記加圧ローラとの間の定着ニッ
    プ圧が変更可能になっていることを特徴とする請求項1
    0に記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記制御手段はシート材の反り量に応
    じて前記定着ニップ圧を変更することを特徴とする請求
    項11に記載の画像形成装置。
  13. 【請求項13】 1つの前記排紙積載手段上に、フェイ
    スアップ排紙のシート材とフェイスダウン排紙のシート
    材が排出されることを特徴とする請求項1ないし12に
    記載のいずれかの画像形成装置。
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