JP2001122314A - ヒンジキャップ - Google Patents
ヒンジキャップInfo
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Abstract
蔽板に初期孔を形成できるバージン機構付きのヒンジキ
ャップを提供することにある。 【解決手段】 容器1の口2に被冠、固定され、下端縁
にストッパーリング20を具備するキャップ状の中栓1
0と、この中栓10に上下方向に移動可能に且つ前記ス
トッパーリング20でその移動が阻止されるように被
冠、固定されるヒンジキャップ本体30とを有するヒン
ジキャップにおいて、前記中栓10を軟材質の合成樹脂
で形成し、その中栓10の上面壁の注出口14に前記中
栓10と同じ軟材質の合成樹脂で一体に薄膜15を形成
して注出口14を閉鎖し、前記ヒンジキャップ本体30
のキャップ蓋部33の裏面に、前記注出口14に液密に
挿入される閉栓用突起35を設け、その下端に、前記注
出口14への初期挿入時に、前記薄膜15を切り裂く尖
端部36を形成する。
Description
等のビンを含む容器の口に被冠、固定されて、容器内の
密閉状態を保持し得る構造のヒンジキャップ、特に初期
孔を容易に開けることのできるバージン機構付きのヒン
ジキャップに関するものである。
ジキャップとしては、特開平11−79225号公報に
開示されたものがある。これは、図8に示すように、防
腐剤等を加えていない無添加の化粧液等を入れている化
粧用瓶または容器用のヒンジキャップであり、容器41
の口42に、断面U字型の内周壁48b及びその下端口
部を閉鎖する遮蔽板48cを有する中栓48を被冠、固
定し、更に、この中栓48の上に外装キャップ49を被
冠、固定した構造を有する。
縁に大径の環状帯部48fを有しており、この環状帯部
48fは1ヶ所で切断されてその一端部48gが外方に
突出している。また、外装キャップ49は、上記中栓4
8の上に被冠する本体キャップ50と、この本体キャッ
プ50の小孔50aに嵌入して閉塞する突起51aを有
する外蓋51とからなり、この本体キャップ50の中に
ガイド筒52を垂下し、このガイド筒52の下端縁を断
面が鋭利な形状として、上記遮蔽板48cに対向させて
ある。そして、上記環状帯部48fを中栓48から切り
離して外装キャップ49を下方に押圧すると、外装キャ
ップ49の下端縁(本体キャップ外周壁50cの内周環
状突部50d)が容器41の口42の外周(容器外周壁
43の環状突部45の下の下部環状凹部47)に係止さ
れるとともに、上記ガイド筒52の下端縁が上記遮蔽板
48cに切り込みを入れて初期孔を開ける構成となって
いる。
50aに嵌入自在な突起51aを有し、本体キャップ5
0の上記外周壁50cの上端にヒンジにより開閉自在に
取り付けられている。
ップによれば、適宜の液体等を容器41の中に入れて中
栓48を被冠、固定しているため、容器41は密閉さ
れ、この状態で輸送したり、保存される。そして需要者
等がこの容器41の中身を使用する場合、上述の如く、
外装キャップ49を押し下げれば、外装キャップ49の
中で、中栓48が破れ、この状態で外装キャップ49が
固定される。そして需要者等はこの外装キャップ49の
外蓋を開閉すれば内部の液体等を取りだすことが出来
る。
バージン機構付きのヒンジキャップは、外装キャップ4
9を構成する本体キャップ50と外蓋51の双方に、ガ
イド筒52又は突起51aという垂下部分を設けてお
り、中栓48の内周壁48bにより設けられる垂下部分
と合わせると、合計で3つの垂下部分を上下に多段に有
しており、その構成が比較的複雑である。即ち、第1
に、中栓48を容器41の口42に嵌めると、その内周
壁48bが口42の外周壁43の内周に沿って垂下し、
遮蔽板48cが口42の内周下方に位置して口42の中
空部を遮蔽する構成となる。第2に、本体キャップ50
を中栓48の上に被冠すると、本体キャップ50の中に
垂下させたガイド筒52が遮蔽板48cに対向して位置
し、押し込みにより遮蔽板48cに切り込みを入れるこ
とができる構成となる。そして、第3に、外蓋51を本
体キャップ50に被冠すると、外蓋51の突起51aが
本体キャップ50の小孔50aに嵌入し、容器41が密
閉されることになる。
る手法としては、例えば、中栓48に外蓋51をヒンジ
によって開閉可能に一体的に設けて本体キャップ50を
省き、さらに外蓋51側に、ガイド筒52に相当する切
り込み手段を設ける構造や、中栓48の代わりに、容器
41の口42の開口頭部にシール材を貼る構造とするこ
とが考えられる。
って一体的に設ける構造とした場合、中栓48と外蓋5
1を同じ合成樹脂により一体成型することになる。とこ
ろが、外蓋51には所定の剛性が必要とされる。このた
め、外蓋51の剛性を確保するために、中栓48に形成
される遮蔽板48cを同じ硬い樹脂により造ることにな
り、遮蔽板48cに初期孔を開けるのに大きな力が要す
るようになる、という課題が生ずる。
ル材を貼る構造とした場合、そのシール材に対する切り
込みを小さな力で行うことができる反面、密封状態を保
つようにシール材を貼付するという、技術的により高度
で複雑な工程が別個に必要となり、中栓48を嵌合形式
で設ける場合に比べ手数がかかる。
し、外蓋の所定の剛性を確保し且つ小さな力で遮蔽板に
初期孔を形成することができるバージン機構付きのヒン
ジキャップを提供することにある。
め、請求項1に記載の発明は、ビン等の容器の口に取り
付けられるキャップ状の中栓であって、その外周壁の下
端縁に接離可能な大径のストッパーリングを具備する中
栓と、上記中栓に上下方向に移動可能に取り付けられる
ヒンジキャップ本体であって、その下端が上記ストッパ
ーリング上に載置されるヒンジキャップ本体とを有する
ヒンジキャップにおいて、上記中栓を軟材質の合成樹脂
で形成し、該中栓の上面壁に注出口を形成するととも
に、該注出口に一体に薄膜を形成することにより該注出
口を閉鎖し、上記ヒンジキャップ本体を、上記中栓に被
着されるキャップ胴部と、該キャップ胴部にヒンジによ
り開閉可能に設けられたキャップ蓋部とで構成し、上記
キャップ蓋部の裏面に、上記注出口に挿入される閉栓用
突起を設け、該閉栓用突起の下端に、上記ヒンジキャッ
プ本体を下降させることで上記薄膜を切り裂く尖端部を
形成したことを特徴とする。
及び薄膜が、軟材質の合成樹脂、例えばポリエチレン樹
脂により造られている。従って、薄膜の切り裂きは、中
栓をヒンジキャップ本体と同じ硬材質のもので作成した
場合に比べ容易であり、少ない力で所望の良好な切れ味
を得ることができる。即ち、ヒンジキャップ本体の必要
な剛性を確保しつつ、中栓の所望の密封作用及び薄膜の
初期切り裂き作用を達成することができる。
ガイド筒を省いた構成であるので、構成が簡単となり、
容易に製造することができる。
器の口を合成樹脂製の中栓で封止する構成であるので、
容器の口の開口頭部にシール材を貼る構造とした場合に
比べ、組立が容易であり、製造に手数がかからない。
記載のヒンジキャップにおいて、前記閉栓用突起の外周
面に、前記注出口の内径より若干大きな外径でシール用
の環状突起を設け、前記キャップ蓋部の閉蓋時に、上記
注出口の下端に係脱自在に係合して密封性を確保するこ
とを特徴とする。
脂でできている。このため、シール用の環状突起は、注
出口より大きい径で、ヒンジキャップ本体の閉栓用突起
に設けられているにも拘わらず、注出口を経て、注出口
の下面側に係脱自在に係合することができる。これによ
り、不注意による閉栓用突起の抜けが防止され、密閉性
が安定して維持される。また、シール用の環状突起の通
過により、それまで若干弾性的に拡大されていた注出口
が、その緊張状態から開放され、その復帰力によりヒン
ジキャップ本体の閉栓用突起側に密着し、より完全な密
閉性を確保できる。
基づいて説明する。
の口2に取り付けられるキャップ状の中栓10であっ
て、その外周壁12の下端縁に接離可能な大径のストッ
パーリング20を具備する中栓10と、中栓10に上下
方向に移動可能に取り付けられるヒンジキャップ本体3
0であって、その下端がストッパーリング20上に載置
されるヒンジキャップ本体30とを有するヒンジキャッ
プにおいて、中栓10を軟材質の合成樹脂で形成し、中
栓10の上面壁11に注出口14を形成するとともに、
注出口14に一体に薄膜15を形成することにより注出
口14を閉鎖し、ヒンジキャップ本体30を、中栓10
に被着されるキャップ胴部31と、キャップ胴部31に
ヒンジ32により開閉可能に設けられたキャップ蓋部3
3とで構成し、キャップ蓋部33の裏面に、注出口に挿
入される閉栓用突起35を設け、閉栓用突起35の下端
に、ヒンジキャップ本体30を下降させることで薄膜1
5を切り裂く尖端部36を形成して構成される。
14の内径より若干大きな外径でシール用の環状突起3
7を設け、キャップ蓋部33の閉蓋時に、注出口14の
下端に係脱自在に係合させて密封性を確保するようにな
っている。
図1に示す如く、口2の外周壁3の外周に環状突起4が
設けられている。そしてこの環状突起4の下には、後述
するストッパーリング20が位置する空間5が存在して
いる。
ここではポリエチレン樹脂から成る中栓10と、それよ
り硬材質の合成樹脂から成るヒンジキャップ本体30と
が、図2に示す如く順次被冠される。
2に示す如く、容器1の口2の頂部開口を被う上面壁1
1と、上記口2の外周壁3の上に被冠する外周壁12
と、この外周壁12の上端からこの外周壁12の内側に
断面逆U字型に垂下した内周壁13とを有する。そし
て、この上面壁11のほぼ中央には***部11aが形成
され、そこに上方に向けて先拡がり状に形成された注出
口14が設けられている。この注出口14の下端には、
上記容器1の口2を遮蔽する薄膜15が設けられてい
る。
には、下方向に先細状に傾斜したガイド面部14aと、
その最下端部には同径の穴部から成るシール面部14b
とが形成されている。そして、この薄膜15の、注出口
14のシール面部14bと接する外周縁15aは、切断
しやすいように肉薄となっている。また、この薄膜15
の下には、片側を残して切り離された薄膜15に対する
逃げの空間を形成するため、下側に開放された開放凹部
16が形成されている。
は、上記容器1の外周壁3の環状突起4と係合する環状
凹所17が設けられ、また中栓10の外周壁12には、
その外周に突出し、ヒンジキャップ本体30のキャップ
胴部31の内面に設けた係合凹部34と係合する係合突
部18が、直径方向に対向する2箇所に設けられてい
る。
り取り可能なストッパーリング20が付加されている。
このストッパーリング20は、その上面にヒンジキャッ
プ本体30の下端を載置するための段差部21(図6)
を有して外周壁12から連続するように、その内周径が
外周壁12よりも若干大きく、且つ、外周径が外周壁1
2よりも大きく形成されている。また、図6に示すよう
に、中栓10の外周壁12の下端は切り取りやすいよう
に、破線状の接続部22にてストッパーリング20と接
続されており、また、そのストッパーリング20は1ヶ
所(切断箇所23)で切断されて、その一端部が切り取
り時の掴み部24として外方に突出している。
ると、図2に示す如く、中栓10の外周壁12が口2の
外周壁3の外周に被冠され、この外周壁12の下端のス
トッパーリング20は、口2の外周に設けた環状突起4
と容器1の肩部6との間の空間5に位置される。また中
栓10の内周壁13は口2の外周壁3の内周に沿って垂
下し、その内周壁13と外周壁12とが口2の外周壁3
を挟持することにより、中栓10は容器1の口2に取り
付けられる。そして、中栓10の抜け防止は、その中栓
10の外周壁12の内周に突出する環状凹所17が、口
2の外周壁3の上部環状突起4に嵌合することにより達
成され、当該中栓10は口2に係止、固定される。
面壁11は、その上面壁11のほぼ中央に設けられてい
る薄膜15と協働して、容器1の口2の中空部を遮蔽す
る。
の上には、図2に示す如く、ヒンジキャップ本体30が
被冠、固定される。このヒンジキャップ本体30は、図
1及び図2に示す如く、上記中栓10の上から中栓10
周囲に被冠されるキャップ胴部31と、このキャップ胴
部31の頂部の一箇所にヒンジ32により開閉可能に設
けられたキャップ蓋部33とからなる。38はキャップ
蓋部33に設けた開閉用の操作部である。
0の外周壁12に設けた係合突部18が上下スライド自
在に入り込む係合凹部34が、キャップ胴部31の直径
方向2箇所に設けられている。
央に、中栓10の注出口14に嵌入自在で且つ当該注出
口14を液密に塞ぐ閉栓用突起35が垂下して設けられ
ている。この閉栓用突起35は、図4から判るように、
注出口14の内周壁のシール面部14bとほぼ同径に形
成された筒体から成り、注出口14に挿入された際、注
出口14の内周壁のシール面部14bとの間を液密にシ
ールする。また閉栓用突起35の下端は、尖端部36が
形成されるように斜めに切断されており、この斜切面3
5aの尖端部36により薄膜15の外周縁15aに容易
に切り入ることができるようになっている。この閉栓用
突起35の下端に尖端部36を形成する斜切面35aの
形状は、この実施形態では平坦な面としているが、必要
に応じ切り味を高める曲面により形成することもでき
る。
は、液密性を高めるため、挿入過程の途中で上記注出口
14のガイド面部14a及びシール面部14bと接触し
つつ注出口14の内壁面を下降し、挿入過程の終わりで
注出口14の下端に抜け出て係脱自在に係合して、液密
性を確保するシール用の環状突起37が形成されてい
る。このようにシール用の環状突起37を注出口14の
内壁面のシール面部14bの内径より大きな外径で設け
ることができるのは、中栓10が軟材質の合成樹脂でで
きているためである。
10に被冠すると、図2に示す如く、ヒンジキャップ本
体30の係合凹部34に係合突部18が入り込み、且
つ、ヒンジキャップ本体30の上下方向の移動は、まだ
切り取られていないストッパーリング20の下端が容器
1の肩部6に当たることにより、阻止される。このた
め、閉栓用突起35は、図4に示すように、薄膜15に
達しない手前の位置に保持され、この状態で容器1の口
2が中栓10で封止され続ける。
の作用について説明する。上記容器1に化粧液を注入
し、口2に上記中栓10を被冠、固定して容器1を密封
し、さらに上述の如くヒンジキャップ本体30を被冠、
固定する。この状態で需要者の手にわたるまで保管され
る。そして需要者がこの化粧液を使用する場合、上記ス
トッパーリング20の掴み部24を図2の矢印方向に引
っ張ると、ストッパーリング20が中栓10の外周壁1
2の下端から切り離れ、ストッパーリング20が剥がれ
る。そこで図3に示す如く、ヒンジキャップ本体30を
上から押圧すると、ヒンジキャップ本体30の係合凹部
34と中栓10の係合突部18との係合位置が相対的に
下方向にずれ、ヒンジキャップ本体30が下方に下が
る。
伴い、キャップ蓋部33の閉栓用突起35が中栓10の
注出口14の内周壁(14a、14b)の内側を下降
し、その尖端部36が中栓10の薄膜15の肉薄の外周
縁15aを突き差し、閉栓用突起35の傾斜した下端縁
に沿って次第に切り込みがひろがっていく。そして、つ
いには図5に示す如く、外周縁15aの一部を残して内
周壁13から薄膜15が切り取られ、注出口14の内周
壁の一端に垂れ下がる。この薄膜15の初期切り裂きに
より容器1の口2の中栓10は開く。
的硬材質の合成樹脂から成るヒンジキャップ本体30と
は異なり、軟材質の合成樹脂であるポリエチレン樹脂に
より造られている。従って、薄膜15の切り裂きは、中
栓10とヒンジキャップ本体30を同じ硬材質のもので
一体的に作成した形態に比べ、良好な切れ味を呈し、所
望の切り裂き作用が営まれる。
は、その斜切面35aによる上記切り裂き作用の下降動
作を終えると、注出口14を貫通する。即ち、閉栓用突
起35周囲の環状突起37が注出口14の開放凹部16
側に抜け出て嵌まり込み、ヒンジキャップ本体30のキ
ャップ蓋部33が中栓10に固定される。従って、それ
まで若干弾性的に拡大されていた注出口14が、その緊
張状態から開放され、その復帰力により、図5に示すよ
うに、閉栓用突起35の環状突起を含む外周面と注出口
14の内周面との間が液密にシールされる。また、この
液密なシール状態は、閉栓用突起35周囲の環状突起3
7が注出口14の開放凹部16側に抜け出て嵌まり込ん
で抜けが防止されることで、安定して維持される。
口14にて開かれた状態となる。そして容器1の中の化
粧液を取り出すには、操作部38を操作して、図7に示
すように、ヒンジキャップ本体30のキャップ蓋部33
を、ヒンジ32を中心に回して開ける。これにより中栓
10の上面壁11の注出口14が開き、容器1を傾ける
と化粧液が注出口14を通って注出する。そして再びキ
ャップ蓋部33をキャップ胴部31に被冠すると、キャ
ップ蓋部33の閉栓用突起35が中栓10の注出口14
に嵌入し、容器1は密閉される。
の内部における最下端に位置させたが、薄膜15は注出
口14の上下方向の任意の位置に設けることができる。
また薄膜15はその外周縁15aを肉薄に形成したが、
薄膜15は必ずしも肉薄にする必要はなく、外周縁も含
めて均一な厚さの薄膜として形成することもできる。薄
膜15は軟材質のポリエチレン樹脂により造られている
ので、積極的に肉薄部を形成しない形態であっても、ヒ
ンジキャップ本体30のキャップ蓋部33を力を入れて
押し下げれば、中栓10の薄膜15は容易に切り裂くこ
とができるからである。
より中栓10の薄膜15を切り離し、内周壁13の下端
に垂れ下がる様にしたが、この形態に限らず、閉栓用突
起35の下端縁で薄膜15の一部を破る形態にすれば、
容器中の液体等を容器より注出することができる。
明は、中栓及び薄膜を軟材質の合成樹脂により作成して
いるので、中栓をヒンジキャップ本体と同じ硬材質のも
ので作成した場合に比べ、薄膜の切り裂きが容易であ
り、少ない力で所望の良好な切れ味を得ることができ
る。即ち、ヒンジキャップ本体の必要な剛性を確保しつ
つ、中栓の所望の密閉作用及び薄膜の初期切り裂き作用
を達成することができる。
いるので、構成が簡単であり、容易に製造することがで
きる。
封止する構造としているので、容器の口の開口頭部にシ
ール材を貼る構造に比べ、組立が容易であり、製造に手
数がかからない。
口の内周壁がヒンジキャップ本体の閉栓用突起側に密着
し、より完全な密閉作用を営むことができる。また、環
状突起が注出口の下面側に係脱自在に係合するので、不
注意による閉栓用突起の抜けが防止され、密閉性が安定
して維持される。
る。
を、容器が未使用状態で保存される時の形態で示した縦
断面図である。
を、容器が使用中の状態で保存される時の形態で示した
縦断面図である。
が切り裂かれる前の状態を示した図である。
が切り裂かれた後の状態を示した図である。
である。
のキャップ蓋部を開いた状態を示した縦断面図である。
である。
面部 15 薄膜 15a 外周縁 16 開放凹部 17 環状凹所 18 係合突部 20 ストッパ
ーリング 30 ヒンジキャップ本体 31 キャップ
胴部 32 ヒンジ 33 キャップ
蓋部 34 係合凹部 35 閉栓用突
起 35a 斜切面 36 尖端部 37 シール用の環状突起
Claims (2)
- 【請求項1】 ビン等の容器の口に取り付けられるキャ
ップ状の中栓であって、その外周壁の下端縁に接離可能
な大径のストッパーリングを具備する中栓と、上記中栓
に上下方向に移動可能に取り付けられるヒンジキャップ
本体であって、その下端が上記ストッパーリング上に載
置されるヒンジキャップ本体とを有するヒンジキャップ
において、 上記中栓を軟材質の合成樹脂で形成し、該中栓の上面壁
に注出口を形成するとともに、該注出口に一体に薄膜を
形成することにより該注出口を閉鎖し、 上記ヒンジキャップ本体を、上記中栓に被着されるキャ
ップ胴部と、該キャップ胴部にヒンジにより開閉可能に
設けられたキャップ蓋部とで構成し、 上記キャップ蓋部の裏面に、上記注出口に挿入される閉
栓用突起を設け、該閉栓用突起の下端に、上記ヒンジキ
ャップ本体を下降させることで上記薄膜を切り裂く尖端
部を形成したことを特徴とするヒンジキャップ。 - 【請求項2】 前記閉栓用突起の外周面に、前記注出口
の内径より若干大きな外径でシール用の環状突起を設
け、前記キャップ蓋部の閉蓋時に、上記注出口の下端に
係脱自在に係合して密封性を確保することを特徴とする
請求項1に記載のヒンジキャップ。
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JP30751799A JP2001122314A (ja) | 1999-10-28 | 1999-10-28 | ヒンジキャップ |
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JP (1) | JP2001122314A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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