JP2001121935A - 走行車両 - Google Patents

走行車両

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JP2001121935A
JP2001121935A JP30685999A JP30685999A JP2001121935A JP 2001121935 A JP2001121935 A JP 2001121935A JP 30685999 A JP30685999 A JP 30685999A JP 30685999 A JP30685999 A JP 30685999A JP 2001121935 A JP2001121935 A JP 2001121935A
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JP
Japan
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frame
pair
arm
torsion bar
rotatably supported
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JP30685999A
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English (en)
Inventor
Fumio Ishibashi
文雄 石橋
Takeshi Fukumoto
健氏 福元
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Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Diesel Engine Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高さ方向における懸架装置の設置スペースを
小さくすることができる走行車両を提供する。 【解決手段】 ゴルフカート11の車体を支持するフレ
ーム12のフロントフレーム部12bには、一対の支持
板30が前後に離間配置されている。前側の支持板30
の両側下部の連結部材31bにはロアアーム32が回動
可能に支持されている。各ロアアーム32にはトーショ
ンバー33の一端がそれぞれ固着されている。一対のロ
アアーム32はショックアブソーバー35により連結さ
れ、それにより衝撃減衰手段が構成されている。両支持
板30の両側上部間の連結部材31aにはアッパーアー
ム36の基端部が回動自在に支持されている。各ロアア
ーム32及びアッパーアーム36の間にはステアリング
ナックル37が介装され、両ステアリングナックル37
の先端部が前輪20のホイール39に固着される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ゴルフカート等
の走行車両に関するものである。
【0002】
【従来の技術】走行車両としてのゴルフカートは、その
車体がほぼ四角枠状のフレームにより支持されている。
そのフレームの後部下方の両側には、左右一対の後輪が
懸架され、前部下方の両側には、左右一対の前輪が懸架
されている。
【0003】各前輪は、左右それぞれが別々に上下動す
ることができる独立懸架式で、フレームに対して回動自
在に支持されたアッパーアーム及びロアアームを有する
ウイッシュボーン型懸架装置を介してフレームの前部の
両側に懸架されている。また、フレームの前部両側は前
輪の配置位置において、上方へ折り曲げられ、さらに、
フレームの延びる方向に対して平行をなすように水平面
内において内方へ折り曲げ形成されている。
【0004】フレーム前部の水平面内において内方へ折
り曲げられた部分には、一対の支持板が、その両側にフ
レームが貫通して支持されて前後に離間配置されてい
る。その一対の支持板の両側部において、それらの上部
の対向する位置及び下部の対向する位置にはそれぞれ連
結部材が架設されている。上側の両連結部材にアッパー
アームの基端部が回動可能に支持され、下側の両連結部
材にロアアームの基端部が回動可能に支持されるととも
に、支持板の両側の上下対向する位置にアッパーアーム
とロアアームが配置される。そして、各アッパーアーム
及び各ロアアームは連結部材及び支持板を介してフレー
ムに回動自在に支持されている。
【0005】上下に対向する各アッパーアームとロアア
ームの先端部は、ステアリングナックルに対してボール
ジョイントを介して回動可能にそれぞれ連結されてい
る。そのステアリングナックルはボールジョイントを中
心に左右方向へ回動可能に支持されている。また、両ス
テアリングナックルはタイヤをそれぞれ取着した各ホイ
ールにそれぞれ固着され、前輪が構成されている。
【0006】また、両前輪間には、衝撃吸収手段として
のコイルスプリングが一対配設されている。そして、ゴ
ルフカートの走行中に、路面から衝撃が来た場合、ロア
アーム及びアッパーアームにより、上下動する各前輪が
それぞれ支持されるとともに、コイルスプリングにより
衝撃が吸収される。その結果、ゴルフカートは路面から
の衝撃を吸収しながら安定した状態で走行可能になって
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ゴルフカー
トの前輪の懸架装置において、それぞれウイッシュボー
ン型懸架装置を採用した場合、その設置スペースが特に
高さ方向において大きくなるという問題があった。これ
は、ウイッシュボーン型懸架装置を構成するコイルスプ
リングが上下方向へ延びるように、また前輪よりも上方
に張り出すように配設されるためである。このため、車
高が高くなる、部品のレイアウトが制限を受ける等の原
因となっていた。
【0008】この発明は、このような従来技術に存在す
る問題点に着目してなされたものである。その目的とす
るところは、高さ方向における懸架装置の設置スペース
を小さくすることができる走行車両を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明の走行車両は、フレームに
対して回動自在に支持されたアームを有する懸架装置を
介して車輪を懸架した走行車両において、前記アームを
前記フレームに設けたトーションバーに連結して、同ト
ーションバーの捻り弾性力に抗して回動自在に支持した
ものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を、図
面に基づいて詳細に説明する。図1及び図2は前後に座
席を有する多人数乗り(本実施形態では5人乗り)タイ
プのゴルフカート11を示す斜視図及び側面図である。
ゴルフカート11の車体下部を支持するフレーム12
(図2の破線に示す)の後部下方には、左右一対の後輪
13(図1及び図2では左側の後輪13のみ図示)が懸
架されており、又、その懸架部分を覆うようにリアカウ
ル14が設けられている。リアカウル14の前部上側に
は、後部座席台16を介して、左右方向に3人座ること
ができる後部座席15が載置されている。
【0011】前記後部座席15の足下にはフレーム12
に設けられたプレート17a(図3参照)上に固定され
たステップ17が形成されており、さらにその前方には
前部座席台18を介して左右一対の前部座席19が設け
られている。前部座席台18の下方に位置するフレーム
12には、左右一対の前輪20(図1及び図2では左側
の前輪20のみ図示)が懸架されている。各前部座席1
9の足下前方にはステップ17が形成されており、その
前方、即ち、車体の前端部にはフロントカウル21が上
方に向かって延設されている。前部座席19の前方には
ハンドル22が設けられ、また、前部座席19の足下前
方にはブレーキペダル23及びアクセルペダル24が設
けられている。
【0012】前記フロントカウル21の上端部から上方
に向かい、さらに後方に向かうようにルーフフレーム2
5が延設されており、ルーフフレーム25の後方に向か
う部位にはルーフ26が取り付けられている。ルーフフ
レーム25の後端部と後部座席15の背もたれ部27と
に亘ってリアフレーム25aが架設されている。後部座
席15の後方には、バッグキャリア28が斜め上方に向
かって延設されており、その上にゴルフバックを載せる
ことができるようになっている。また、バッグキャリア
28の左右両側には、傘やパター等を収容可能な一対の
収容ケース29が設けられている。
【0013】図2及び図3に示すように、前記フレーム
12は丸パイプからなり、その中間部とそれより前方は
車体の長手方向に延びるとともに、所定平面に沿って形
成された一対の中間フレーム部12aと、同中間フレー
ム部12aに対して一体に連結されるとともに、その中
間フレーム部12aと共通の平面に沿って形成された一
対のフロントフレーム部12bとよりなっている。各フ
ロントフレーム部12bは前記中間フレーム部12a間
の離間距離よりも狭くなるように内側へ折り曲げ形成さ
れている。
【0014】図3に示すように、前記一対のフロントフ
レーム部12bには、ほぼ板状をなす一対の支持板30
が前後に離間配置され、フレーム12は両支持板30の
両側下部を貫通している。両支持板30の両側上部の対
向する位置には円柱状をなす連結部材31aが両支持板
30を貫通して装着され、フロントフレーム部12bと
連結部材31aとにより一対の支持板30を連結してい
る。
【0015】前側の支持板30の両側下部において、フ
レーム12の下側位置にも連結部材31bがそれぞれ突
出形成され、それらにはウイッシュボーン型懸架装置を
構成するほぼ平面V字状をなすロアアーム32の基端部
の一側部が回動可能にそれぞれ支持されている。各ロア
アーム32の基端部の他側部は、後側の支持板30の裏
側に配置され、それらには軟質の金属材料製の衝撃吸収
手段としてのトーションバー33の一端がそれぞれ固着
されている。
【0016】各トーションバー33の他端は前記後部座
席15側のプレート17aの裏面に設けられた一対の固
定部材34に固着して支持されている。各トーションバ
ー33は各ロアアーム32と固定部材34との間で捻り
可能に連結されている。そして、前側の支持板30、連
結部材31b及びロアアーム32を介してフレーム12
とトーションバー33とがそれぞれ連結されるととも
に、各ロアアーム32がフレーム12に対して回動自在
に支持される。
【0017】図4及び図5に示すように、一方のロアア
ーム32の上面には、ダンパー手段としてのショックア
ブソーバー35のロッド35aの先端が固着され、他方
のロアアーム32の上面には、ロッド35aが出入り可
能な筒部35bの先端が固着されている。そして、一対
のロアアーム32がショックアブソーバー35により連
結され、衝撃減衰手段が構成される。
【0018】支持板30の上側の両連結部材31aには
ウイッシュボーン型懸架装置を構成するほぼ平面V字状
をなすアッパーアーム36の基端部が回動自在に支持さ
れ、それらアッパーアーム36は前記ロアアーム32の
ほぼ上側に配置されている。また、両アッパーアーム3
6は上側の連結部材31a、支持板30を介してフレー
ム12と連結されるとともに、フレーム12に対して回
動自在に支持されている。
【0019】各ロアアーム32及びアッパーアーム36
の先端部は、ステアリングナックル37に対してボール
ジョイント38を介して回動自在に連結されている。前
記ステアリングナックル37は前記ボールジョイント3
8を中心に左右方向へ回動可能に支持されている。そし
て、両ステアリングナックル37はタイヤ20aを取着
したホイール39に固着され、各ホイール39がアッパ
ーアーム36及びロアアーム32よりなるウイッシュボ
ーン型懸架装置を介してフレーム12に対してそれぞれ
懸架される。前記ステアリングナックル37、ホイール
39、タイヤ20aにより前輪20が構成されている。
【0020】図3〜図5に示すように、両ステアリング
ナックル37の後端にはナックルアーム40がそれぞれ
延設され、両ナックルアーム40同士は、ステアリング
リンク装置44のタイロッド41により連結されてい
る。ステアリングリンク装置44は、前記タイロッド4
1の間に連結されたラック部材42と、そのラック部材
42に噛合されたピニオン43とからなるラックピニオ
ン式とされている。前記ステアリングリンク装置44の
ピニオン43には図示されないステアリングシャフトを
介して前記ハンドル22によって作動され、転舵が可能
とされている。
【0021】また、前記ステアリングリンク装置44
は、自動操向モータ(図示しない)によっても、自動操
向可能とされている。なお、自動操向、手動操向の切換
は、運転席に設けた自動、手動切換スイッチ(図示しな
い)の切換操作により、自動操向モータに付設されたド
グクラッチが係合、離脱することにより行われる。
【0022】すなわち、ハンドル22及びステアリング
シャフトを介してピニオン43を回転させることによ
り、ラック部材42が左右に摺動してタイロッド41を
左右に移動させるとともに、タイロッド41に連結され
たステアリングナックル37、つまり両前輪20を左右
に回動させるようになっている。そして、一対の前輪2
0が互いに離間した操舵輪となる。また、各フロントフ
レーム部12bは前記中間フレーム部12a間の離間距
離よりも狭くなるように内側へ折り曲げ形成されている
ため、前輪20の旋回時に、フロントフレーム部12b
が各前輪20に干渉しないようになっている。
【0023】両前輪20の中心を結ぶ線の中間点付近に
は左右回動杆45が配設され、その左右回動杆45は、
図3に示すように、下方の連結部材31b間に架設され
た架設部材50に対して回動軸46により左右回動可能
に支持されている。また、左右回動杆45の後端部には
連結ロッド47の一端が回動可能に連結され、その連結
ロッド47の他端は他方のナックルアーム40の後端に
固着された介装部材48に回動可能に連結されている。
【0024】前記左右回動杆45は、前輪20が直進方
向を向いているときには前後方向を向いており、前輪2
0の旋回、即ち左右回動に追従して左右回動杆45も左
右回動する。左右回動杆45の前端には、その軸線の直
角方向にセンサー取付杆49が固設され、そのセンサー
取付杆49の左右端部の下面に図示されない誘導センサ
ーが固設されている。
【0025】前記誘導センサーは走行走路内に埋設した
誘導ループ線からの左右ずれ幅を感知して、そのずれ幅
の検出結果を図示されない前記自動操向モータを制御す
るコントローラ(図示しない)に送信する。その自動操
行モータは前記コントローラによって制御されて、誘導
ループ線から誘導センサーをその位置が正常位置になる
ように、ステアリングリンク装置44のピニオン43を
回転駆動させて前輪20を旋回させる。この旋回に追従
して、連結ロッド47を介して左右回動杆45を回動さ
せる。
【0026】前記走行車両の作用について以下に記載す
る。ゴルフカート11の走行中に、例えば、一方の前輪
20が石の上に乗り上げ路面から衝撃を受けたとき、図
4の2点鎖線に示すように、一方の前輪20は上方へ押
し上げられる。すると、その前輪20はアッパーアーム
36とロアアーム32とによりフレーム12に回動可能
に支持されているため、アッパーアーム36及びロアア
ーム32はそれらの基端部を中心に上方へ回動する。そ
れと同時に、図3の矢印に示すように、一方のロアアー
ム32は、それに固着されたトーションバー33の捻り
弾性力に抗して回動する。すると、トーションバー33
がその捻り弾性力により元の状態に戻ろうとして路面か
らの衝撃を吸収(衝撃吸収作用)するとともに、一方の
ロアアーム32が元の状態に戻ろうとする。
【0027】さらに、ロアアーム32の上方への回動に
伴い、ショックアブソーバー35のロッド35aが筒部
35b内に入り込む。その結果、ロアアーム32の振動
をショックアブソーバー35が抑え込み(衝撃減衰作
用)、前輪20は衝撃吸収作用及び衝撃減衰作用とによ
り即座に安定した状態に戻る。その結果、ゴルフカート
11は路面からの衝撃を吸収しながら安定した状態で走
行する。
【0028】前記実施形態によって発揮される効果につ
いて、以下に記載する。 ・ 実施形態のゴルフカート11の衝撃吸収手段は、前
輪20の上端よりも下方位置においてフレーム12に平
行して延びるように配設されるトーションバー33によ
り構成されている。このため、前輪20より上方に張り
出して配設される従来の衝撃吸収手段としてのコイルス
プリングを省くことができる。また、衝撃吸収手段とし
てコイルスプリングを設ける場合、コイルスプリングの
上端を固着して支持するための部材を形成する必要があ
るが、本実施形態ではそれも省くことができる。よっ
て、高さ方向における設置スペースを小さくすることが
でき、車高が高くなる、部品のレイアウトが制限を受け
る等のおそれがない。
【0029】・ トーションバー33がアッパーアーム
36でなくロアアーム32に連結されているため、トー
ションバー33をより下方位置に配設することが可能で
ある。よって、トーションバー33の上方に配設される
部品のレイアウトの自由度が増すとともに、ゴルフカー
ト11の車高を低くすることも可能である。
【0030】・ 前輪20のウイッシュボーン型懸架装
置において、両ロアアーム32間は一本のショックアブ
ソーバー35により連結され、両前輪20の衝撃減衰手
段が構成されている。そのため、両前輪20に対してシ
ョックアブソーバー35をそれぞれ設ける場合と比較し
て、部品点数を少なくしてゴルフカート11の製造コス
トの低減を図ることができる。また、ウイッシュボーン
型懸架装置の構成を簡易化してその組立作業を容易に行
うことができる。
【0031】また、従来のようにショックアブソーバー
35を上下方向へ延びて配置するために、ショックアブ
ソーバー35の上端を固着する部材を形成する必要がな
くなる。そのため、フロントフレーム部12bにおい
て、ウイッシュボーン型懸架装置の設置スペースを小さ
くすることができるとともに、その高さを低く抑えるこ
とができ、ゴルフカート11の前部を低くすることがで
きる。
【0032】・ ショックアブソーバー35は、アッパ
ーアーム36間でなくロアアーム32間を連結するよう
に構成されている。このため、ショックアブソーバー3
5をより下方位置に配設することが可能であり、前輪2
0の上下動に伴うショックアブソーバー35の上下動を
許容するスペースを、アッパーアーム36の上側に確保
する必要がなくなる。よって、ショックアブソーバー3
5の上方に配設される部品のレイアウトの自由度が増す
とともに、ゴルフカート11の車高を低くすることも可
能である。
【0033】・ フレーム12はそのフロントフレーム
部12bと中間フレーム部12aとを共通の平面に沿っ
て形成して2次元的に成形することができる。従って、
従来のようにフレーム12を上方へ折り曲げて3次元的
に成形する場合と比較して、その成形作業を容易に行う
ことができ、ゴルフカート11の製造を容易に行うこと
ができる。また、前輪20の旋回時に、フロントフレー
ム部12bが各前輪20に干渉するのを防止して、前輪
20を安定して操舵することができる。
【0034】なお、実施形態は、次のように変更して具
体化することも可能である。 ・ 実施形態では一対のロアアーム32をそれぞれトー
ションバー33に連結するように構成したが、一対のア
ッパーアーム36をそれぞれトーションバー33に連結
するように変更して構成しても良い。このように構成し
た場合も、実施形態と同様に、従来の衝撃吸収手段とし
てのコイルスプリングを省くことができ、高さ方向にお
ける設置スペースを小さくすることができる。
【0035】・ 一対のロアアーム32をそれぞれトー
ションバー33に連結すると同時に、一対のアッパーア
ーム36も前記トーションバー33とは別にフレーム1
2に設けられたトーションバーにそれぞれ連結するよう
に変更して構成しても良い。このように構成した場合、
路面からの衝撃をより吸収することができるとともに、
実施形態と同様に、従来の衝撃吸収手段としてのコイル
スプリングを省くことができ、高さ方向における設置ス
ペースを小さくすることができる。
【0036】・ 実施形態では一対のロアアーム32間
をショックアブソーバー35で連結するように構成した
が、一対のアッパーアーム36間をショックアブソーバ
ー35で連結するように変更して構成しても良い。この
ように構成した場合も、両前輪20に対してショックア
ブソーバー35をそれぞれ設ける場合と比較して、部品
点数を少なくしてゴルフカート11の製造コストの低減
を図ることができる。
【0037】・ 一対のロアアーム32間をショックア
ブソーバー35で連結すると同時に、一対のアッパーア
ーム36間も前記ショックアブソーバー35と同一構成
の別のショックアブソーバーで連結するように変更して
構成しても良い。このように構成した場合、トーション
バー33が路面からの衝撃を吸収した際に生じる振動を
ロアアーム32及びアッパーアームの36を介して両シ
ョックアブソーバー35で抑え込むことができ、衝撃減
衰作用を向上させることができる。
【0038】・ フレーム12の後部両側に、実施形態
のウイッシュボーン型懸架装置を介して後輪13を懸架
しても良い。 ・ ゴルフカート11を1〜4人乗りのいずれか1つ又
は6人以上乗ることができるようにしても良い。
【0039】・ ショックアブソーバー35を省略して
も良い。 ・ 実施形態では、ダンパー手段としてショックアブソ
ーバー35を使用したが、重ね板バネを使用しても良
い。
【0040】・ 走行車両として、乗用車、鉄道車両、
台車等の車輪に対して実施形態のウイッシュボーン型懸
架装置を設けても良い。 ・ 実施形態では本発明をウィッシュボーン型懸架装置
において具体化したが、スイングアクスル型懸架装置に
おいて具体化しても良い。
【0041】・ 実施形態では、フレーム12は丸パイ
プから形成したが、角パイプ、断面チャンネル状のパイ
プ、棒材等で形成しても良い。さらに、前記実施形態よ
り把握できる技術的思想について以下に記載する。
【0042】(1) フレームに対して回動自在に支持
されたアッパーアーム及びロアアームを有するウイッシ
ュボーン型懸架装置を介して車輪を懸架した走行車両に
おいて、前記両アームのうち、少なくともいずれか一方
を前記フレームに設けたトーションバーに連結して、同
トーションバーの捻り弾性力に抗して回動自在に支持し
た走行車両。
【0043】このように構成した場合、高さ方向におけ
るウイッシュボーン型懸架装置の設置スペースを小さく
することができる。 (2) フレームに対して回動自在に支持されたアッパ
ーアーム及びロアアームを有するウイッシュボーン型懸
架装置を介して車輪を懸架した走行車両において、前記
ロアアームを前記フレームに設けたトーションバーに連
結して、同トーションバーの捻り弾性力に抗して回動自
在に支持した走行車両。
【0044】このように構成した場合、高さ方向におけ
るウイッシュボーン型懸架装置の設置スペースを小さく
することができるとともに、トーションバーをより下方
位置に配設することが可能である。
【0045】(3) 前記車輪は互いに離間した一対の
操舵輪であり、前記フレームは、車体の長手方向に延び
るとともに、所定平面に沿って形成された一対の中間フ
レーム部と、同中間フレーム部に対して一体に連結され
るとともに、前記中間フレーム部と共通の平面に沿って
形成された一対のフロントフレーム部を備え、各フロン
トフレーム部は、前記両操舵輪の旋回時に干渉しないよ
うに、前記中間フレーム部間の離間距離よりも狭くなる
ように折り曲げ形成した上記(1)、(2)及び請求項
1のうちいずれか一項に記載の走行車両。
【0046】このように構成した場合、フレームはその
フロントフレーム部と中間フレーム部とを共通の平面に
沿って形成して2次元的に成形することができる。従っ
て、従来のようにフレームを上方へ折り曲げて3次元的
に成形する場合と比較して、その成形作業を容易に行う
ことができる。
【0047】(4) 各操舵輪のロアアーム間及びアッ
パーアーム間のうち少なくともいずれか一方を、ダンパ
ー手段を介して連結した上記(1)〜(3)及び請求項
1のうちいずれか一項に記載の走行車両。
【0048】このように構成した場合、トーションバー
が路面からの衝撃を吸収した際に生じる振動をダンパー
手段で抑え込むことができるため、路面からの衝撃を吸
収しながら一層安定した状態で走行することができる。
【0049】(5) 各操舵輪のロアアーム間を、ダン
パー手段を介して連結した上記(1)〜(4)及び請求
項1のうちいずれか一項に記載の走行車両。このように
構成した場合、トーションバーが路面からの衝撃を吸収
した際に生じる振動をダンパー手段で抑え込むことがで
きるため、路面からの衝撃を吸収しながら一層安定した
状態で走行することができるとともに、ダンパー手段を
より下方位置に配設することが可能である。
【0050】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、高さ方向における懸架装置の設置スペースを小さく
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ゴルフカートを示す斜視図。
【図2】 ゴルフカートを示す側面図。
【図3】 ゴルフカートの底面を示す部分斜視図。
【図4】 ゴルフカートの前輪周辺部を示す正面模式
図。
【図5】 ゴルフカートの前輪周辺部を示す部分斜視
図。
【符号の説明】
11…走行車両としてのゴルフカート、12…フレー
ム、20…車輪としての前輪、32…ロアアーム、33
…トーションバー、36…アッパーアーム。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームに対して回動自在に支持された
    アームを有する懸架装置を介して車輪を懸架した走行車
    両において、 前記アームを前記フレームに設けたトーションバーに連
    結して、同トーションバーの捻り弾性力に抗して回動自
    在に支持した走行車両。
JP30685999A 1999-10-28 1999-10-28 走行車両 Pending JP2001121935A (ja)

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