JP2001117737A - 画像形成システム - Google Patents

画像形成システム

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JP2001117737A JP29580999A JP29580999A JP2001117737A JP 2001117737 A JP2001117737 A JP 2001117737A JP 29580999 A JP29580999 A JP 29580999A JP 29580999 A JP29580999 A JP 29580999A JP 2001117737 A JP2001117737 A JP 2001117737A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷サーバを介さずに印刷を行う画像形成シ
ステムにおいて、ユーザごとに印刷可能な印刷紙枚数、
および使用可能な印刷機能を制限する画像形成システム
を提供する。 【解決手段】 プリンタドライバ204により作成され
たヘッダ情報を、ヘッダ情報解析部207により解析
し、印刷許可判断部208がこの解析されたヘッダ情報
と、印刷制限情報210に保存された情報を比較する。
比較の結果、印刷することを許可されたユーザによる印
刷である場合、印刷許可判断部208は、チケット生成
部209に、印刷することを許可されたユーザであるこ
とを証明するチケットを生成させる。クライアントPC
200は、データとともに、このチケットをプリンタ2
01へ送信する。プリンタ201は、このチケットの真
偽を、チケット番号生成部212で生成されたチケット
番号により検査する。そして、プリンタ201は、正規
のチケットを有するデータのみを印刷することにより行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像形成システムに
関し、特にネットワークに接続された複数の画像処理装
置を含む画像形成システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、プリンタ装置を有するネットワー
ク環境において、印刷を行うことができるユーザを制限
するプリンタ装置がある。
【0003】ネットワーク環境に接続されたプリンタ装
置は、ネットワーク環境に接続された全てのクライアン
トPCにより使用される。しかし、プリンタ装置との間
の距離が離れているクライアントPCがこのプリンタ装
置を使用すると、このプリンタ装置との距離が近いクラ
イアントPCがこのプリンタ装置を使用することができ
なくなる。そこで、上記の通り、ネットワークにつなが
るプリンタ装置は、印刷を行うことができるユーザを制
限する必要が生じる。そのために、プリンタ装置が、印
刷を行うことができるユーザであるか判断し、印刷を行
うことができるユーザにのみ印刷させるものがある。
【0004】しかし、これによれば、ユーザがネットワ
ーク上の全てのプリンタ装置を用いて印刷することが可
能な紙枚数を制限することができないということが指摘
されていた。また、上記プリンタ装置を使用することが
できないユーザが、上記プリンタ装置を使用することが
可能なユーザの情報を盗聴し、上記プリンタ装置を使用
することがあるということがある。
【0005】ユーザごとに印刷することができる枚数を
制限する印刷システムに関する従来技術として、特開平
10−161823号に開示されたものがある。
【0006】この従来技術によれば、印刷サーバ上でユ
ーザの印刷履歴をデータベースに蓄積し、蓄積された情
報から各ユーザの印刷枚数を制限、あるいは印刷機能を
制限する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術によれば、印刷サーバを介して印刷データを送信
しなければ、印刷制限を行うことができない。近年、ネ
ットワークプリンタには、印刷サーバを介さず、直接プ
リンタ装置に印刷データを転送し、印刷を行うものが増
えてきている。そのため、このようなネットワークプリ
ンタを有するネットワーク環境下においては、上記従来
技術は、ユーザごとに印刷することが可能な印刷紙枚数
を制限、および、印刷機能を制限することはできない。
【0008】また、上記従来技術によれば、プリンタ装
置を使用することができないユーザが、プリンタ装置を
使用することが可能なユーザの情報を盗聴し、プリンタ
装置を使用することがあるという問題点についてなんら
対応策を示していない。
【0009】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
であり、印刷サーバを介さずに印刷を行う画像形成シス
テムにおいて、ユーザごとに印刷可能な印刷紙枚数、お
よび使用可能な印刷機能を制限する画像形成システムを
提供することを目的とする。
【0010】また、プリンタ装置を使用可能なユーザの
情報が盗聴されることを防止する画像形成システムを提
供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、請求項1記載の発明は、複数の画像形成装置と、
複数のクライアントPCと、画像形成制限サーバを有す
る画像形成システムにおいて、クライアントPCは、画
像形成装置にデータを送信するに際し、画像形成制限サ
ーバに、画像形成装置を使用することが許可されている
ユーザであることを証明するチケットの発行を要求する
チケット発行要求手段と、画像形成装置にデータを送信
するに際し、チケットを送信するチケット送信手段とを
有し、印刷制限サーバは、チケット発行要求手段を送信
したユーザが、画像形成装置を使用することが許可され
ているユーザであるか否か判断するユーザ判断手段と、
ユーザ判断手段により、チケット発行要求手段を送信し
たユーザが、画像形成装置を使用することが許可されて
いるユーザである場合に、クライアントPCに対してチ
ケットを発行するチケット発行手段とを有し、画像形成
装置は、クライアントPCからチケットが送信された場
合に限り、データの画像形成を行うことを特徴としてい
る。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1のシステ
ムにおいて、画像形成制限サーバは、チケットを暗号化
してからクライアントPCに転送する、暗号化手段をさ
らに有し、画像形成装置は、暗号化手段により暗号化さ
れたチケットを復号化する復号化手段をさらに有するこ
とを特徴としている。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項2のシステ
ムにおいて、画像形成制限サーバは、チケットに生成し
た乱数を含めるものであることを特徴としている。
【0014】請求項4記載の発明は、請求項1から3の
いずれか1項に記載のシステムにおいて、ユーザ判断手
段は、ユーザごとに画像形成を行うことが可能な所定の
用紙枚数と、データの画像形成に要する用紙枚数を比較
し、画像形成を行うことが可能な所定の用紙枚数より
も、データの画像形成に要する用紙枚数が少なかった場
合に、画像形成装置を使用することが許可されているユ
ーザであると判断するものであることを特徴としてい
る。
【0015】請求項5記載の発明は、請求項1から4の
いずれか1項に記載のシステムにおいて、ユーザ判断手
段は、データを印刷するのに用いられる印刷機能と、ユ
ーザごとに使用を許可された印刷機能を比較し、データ
を印刷するのに用いられる印刷機能が、ユーザに許可さ
れた印刷機能である場合に、画像形成装置を使用するこ
とが許可されているユーザであると判断するものである
ことを特徴としている。
【0016】請求項6記載の発明は、請求項4のシステ
ムにおいて、所定の用紙枚数は、画像形成装置が画像形
成を行うごとに、データの画像形成に要した用紙枚数を
減算されるものであることを特徴としている。
【0017】請求項7記載の発明は、請求項1から6の
いずれか1項に記載のシステムにおいて、チケット発行
手段は、チケットを発行するごとに1増分したチケット
番号をチケットに含めるものであり、画像形成装置は、
すでに画像形成を行ったチケット番号を有するデータの
画像形成を行わないものであることを特徴としている。
【0018】請求項8記載の発明は、請求項7のシステ
ムにおいて、画像形成装置は、データを画像形成した場
合に、チケット番号を所定の数nで割り、商sと余りx
を求め、余りxごとに商sをs’として記憶するもので
あり、データが入力された際、チケット番号を所定の数
nで割り、得られた余りxに対応するs’と、商sを比
較し、商sの方が大きい場合に、データの画像形成を行
うものであることを特徴としている。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照しながら詳細に説明する。
【0020】図1は、本発明の実施の形態における印刷
システムの概念図である。図1によれば、この印刷シス
テムは、クライアントPC100、101、印刷制限サ
ーバ102、プリンタ103、104で構成されてい
る。
【0021】クライアントPC100、101は、プリ
ンタ103、または104に印刷要求を投入する。クラ
イアントPC100、101は、印刷制限サーバ102
に印刷実行に必要なチケットの発行を要求する。
【0022】印刷制限サーバ102は、クライアントP
C100、またはクライアントPC101からの上記チ
ケット発行要求を受信した場合に、このクライアントP
C101ま、たはクライアントPC101が印刷するこ
とが可能なクライアントPCであるか判断する。印刷制
限サーバ102は、上記判断の結果、印刷することが可
能なクライアントPCであった場合、このクライアント
PCへチケットを発行する。
【0023】プリンタ103、104は、クライアント
PC100、またはクライアントPC101から印刷要
求を投入される。プリンタ103、104は、上記チケ
ットを参照し、印刷可能なクライアントPCから送信さ
れた印刷データであった場合に印刷する。
【0024】本発明の実施の形態における印刷システム
の動作を、図2、図3、図4、および図5を参照しなが
ら説明する。
【0025】ユーザは、クライアントPC200上のユ
ーザアプリケーション203からデータの印刷を、プリ
ンタドライバ204へ要求する。
【0026】プリンタドライバ204は、このデータか
ら印刷データ、およびヘッダ情報を作成する。このヘッ
ダ情報は、図3に示すように、プリンタID、ユーザI
D、印刷紙枚数、および印刷条件を指定する。プリンタ
IDは、印刷データを印刷するプリンタ201のIDで
ある。ユーザIDは、ユーザアプリケーション203か
ら印刷要求を行ったユーザのIDである。印刷条件は、
印刷データを印刷紙に印刷する際の印刷条件を指定す
る。印刷条件は、両面印刷を行うか否かに関する条件、
集約印刷を行うか否かに関する条件、印刷紙の種類に関
する条件である。
【0027】プリンタドライバ204は、クライアント
PC200のネットワークドライバ205を介し、印刷
制限サーバ202へ、このヘッダ情報を送信する。この
とき、プリンタドライバ204は、印刷制限サーバ20
2に対し、チケットの発行を要求する。
【0028】印刷制限サーバ202内のヘッダ情報解析
部207は、ネットワークドライバ206を介して受信
したヘッダ情報を解析する。印刷許可判断部208は、
ヘッダ情報解析部207により解析されたヘッダ情報
と、印刷制限情報210を比較する。印刷許可判断部2
08は、この判断結果により、上記印刷データを印刷す
ることを許可するか判断する。
【0029】チケット生成部209は、印刷許可判断部
208が上記印刷データを印刷することを許可した場
合、チケットを生成する。このチケットは、図4に示す
ように、クライアントPC200から送信されたヘッダ
の中のプリンタIDと、チケット番号生成部212によ
り生成されたチケット番号により構成される。
【0030】チケット番号生成部212は、チケット生
成部209からの指示に従い、チケット番号を生成す
る。チケット番号生成部212は、初めてチケット生成
部209からチケット番号生成の指示を受けた場合、チ
ケット番号を0としてチケット生成部209に送信す
る。チケット番号生成部212は、チケット生成部20
9からチケット番号生成の指示を受けるごとに、インク
リメントした値をチケット番号としてチケット生成部2
09へ送信する。チケット番号生成部212は、不揮発
性の記憶領域に、この生成したチケット番号を保持す
る。
【0031】チケット生成部209は、上記チケットを
ネットワークドライバ206を介して、クライアントP
C200へ送信する。
【0032】クライアントPC200のプリンタドライ
バ204は、ネットワークドライバ205を介し受信し
たチケット、および、プリンタドライバ204が作成し
た印刷データ、ヘッダ情報から、図5に示す印刷要求を
作成する。印刷要求は、ネットワークドライバ205を
介し、プリンタ201へ送信される。
【0033】プリンタ201内のチケット検査部214
は、受信した印刷要求の中のプリンタIDが、プリンタ
201のIDと一致するか判断する。印刷要求中のプリ
ンタIDとプリンタ201のIDが一致しなかった場
合、チケット検査部214は、印刷要求を消去する。こ
れにより、プリンタIDが一致しなかったデータが印刷
されることはなくなる。
【0034】チケット検査部214は、上記プリンタI
Dが一致した場合、印刷要求の中のチケット番号と同一
の番号がチケット番号記憶部216に保持されているか
調べる。
【0035】チケット番号記憶部216には、プリンタ
201において印刷した印刷要求のチケット番号が保持
されている。そのため、すでにプリンタ215により印
刷された印刷要求のチケット番号と同一のチケット番号
が送信されてきた場合、このチケット番号は偽造された
ものであると判断できる。従って、チケット検査部21
4は、送信されてきたチケット番号と同一のチケット番
号がチケット番号記憶部に保持されている場合には、送
信されてきた印刷要求を消去する。これにより、チケッ
ト番号が偽造されたデータが印刷されることはなくな
る。
【0036】送信されてきたチケット番号と同一のチケ
ット番号がチケット番号記憶部216の中になかった場
合、送信されてきた印刷要求の中の印刷データが、ヘッ
ダ情報をもとに印刷紙に印刷される。
【0037】チケット生成部209は、印刷許可判断部
208が上記印刷データを印刷することを許可しなかっ
た場合、チケットを発行することができなかった旨を、
クライアントPCへ送信する。
【0038】クライアントPC201のプリンタドライ
バ204は、ネットワークドライバ205を介し、上記
チケットを発行することができなかった旨を受信した場
合、作成した印刷データ、およびヘッダ情報を消去す
る。これにより、チケットが生成されなかったデータは
印刷されることがない。
【0039】上記実施の形態によれば、印刷サーバを介
さず、印刷データをプリンタに直接送信する画像形成シ
ステムにおいても、ユーザごとに印刷制限を行うことが
可能になる。
【0040】本発明の実施の形態における印刷許可判断
部が印刷データの印刷を許可するか否か判断する第1の
実施例を、図2を参照しながら説明する。
【0041】ユーザは、引渡制限情報設定部211によ
り、印刷データの印刷を許可するユーザIDを設定す
る。この設定は、印刷制限情報210に保持される。印
刷許可判断部208は、クライアントPC200から送
信されてきたヘッダ情報内のユーザIDが、印刷制限情
報210内に保持されたユーザIDと一致した場合にの
み、チケット生成部209にチケットを生成させる。
【0042】これにより、あらかじめ引渡制限情報設定
部211から設定されたユーザIDを持つ者しか、印刷
データを印刷することができない。
【0043】なお、上記設定は、ユーザIDに加え、ユ
ーザIDに対応するプリンタIDをも設定するようにし
てもよい。これによれば、ユーザは、所定のプリンタを
用いなければ印刷データを印刷することができなくな
る。
【0044】また、使用することが許可されているプリ
ンタ以外のプリンタIDを指定してきた場合に、印刷許
可判断部208は、クライアントPC200に、上記ユ
ーザが使用することを許可されているプリンタ名を通知
するようにしてもよい。これにより、ユーザは、使用す
ることを許可されているプリンタを確認することが可能
になる。
【0045】なお、上記印刷データの印刷を許可するユ
ーザIDの代わりに、印刷データの印刷を許可しないユ
ーザIDを設定するようにしてもよい。これによれば、
不正アクセスを行うユーザのみ、印刷データの印刷を拒
否することが可能になる。また、このユーザIDに加
え、ユーザIDごとにプリンタIDを設定するようにし
てもよい。これによれば、ユーザごとに使用できないプ
リンタを設定することが可能になる。
【0046】本発明の実施の形態における印刷許可判断
部が印刷データの印刷を許可するか否か判断する第2の
実施例を、図2を参照しながら説明する。
【0047】ユーザは、引渡制限情報設定部211によ
り、印刷データの印刷を許可するユーザID、および印
刷紙枚数を設定する。この設定は、印刷制限情報210
に保持される。印刷許可判断部208は、クライアント
PC200から送信されてきたヘッダ情報内のユーザI
Dが、上記設定されたユーザIDに一致するか判断す
る。
【0048】ユーザIDが一致しない場合、印刷許可判
断部208は、チケット生成部209に、チケットを生
成しない旨をクライアントPC200へ送信させる。
【0049】ユーザIDが一致した場合、印刷許可判断
部208は、ユーザIDに対応した印刷紙枚数を印刷制
限情報210から読み込む。印刷許可判断部208は、
ヘッダ情報内の印刷紙枚数と、印刷制限情報210から
読み込んだ印刷紙枚数を比較する。
【0050】引渡制限情報設定部211により設定され
たユーザIDごとの印刷紙枚数は、ユーザIDごとに印
刷することが可能な枚数である。印刷許可判断部208
は、ヘッダ情報により指定された印刷データの印刷紙枚
数が、ユーザIDに割り当てられた印刷紙枚数よりも少
ない場合、チケット生成部209にチケットを生成させ
る。印刷許可判断部208は、ヘッダ情報により指定さ
れた印刷データの印刷紙枚数が、ユーザIDに割り当て
られた印刷紙枚数よりも多い場合、チケット生成部20
9に、チケットを生成できない旨を、クライアントPC
200へ送信させる。
【0051】印刷許可判断部208は、チケット生成部
209にチケットを生成させた場合、印刷制限情報21
0内に保存されているユーザIDに対応した印刷紙枚数
から、ヘッダ情報内の印刷紙枚数の値を減算する。
【0052】上記第2の実施例によれば、ユーザごとに
印刷することができる枚数を制限することが可能にな
る。
【0053】なお、上記印刷制限情報210に設定され
るユーザIDごとの印刷紙枚数は、所定の時間ごとに、
引渡制限情報設定部211において設定された印刷紙枚
数に設定しなおすようにしてもよい。これによれば、例
えば、1日ごとに印刷することが可能な印刷紙枚数を設
定することが可能になる。
【0054】なお、上記ヘッダ情報により指定された印
刷データの印刷紙枚数が、ユーザIDに割り当てられた
印刷紙枚数よりも多い場合、印刷許可判断部208は、
チケット生成部209に、ユーザIDに割り当てられた
印刷紙枚数分のみ印刷することができるチケットをクラ
イアントPCへ送信するようにしてもよい。
【0055】なお、上記ヘッダ情報により指定された印
刷データの印刷紙枚数が、ユーザIDに割り当てられた
印刷紙枚数よりも多い場合、印刷許可判断部208は、
クライアントPC200に、印刷制限情報210内のユ
ーザIDに割り当てられた印刷紙枚数を通知するように
してもよい。これによれば、ユーザは、印刷することが
できる印刷紙枚数を確認することが可能になる。
【0056】なお、上記引渡制限情報設定部211から
のユーザID、および印刷紙枚数の設定に加え、プリン
タIDを設定するようにしてもよい。これによれば、プ
リンタIDごとに印刷可能な印刷紙枚数を設定すること
が可能になる。また、これに加え、上記ヘッダ情報が指
定したプリンタIDにおいて、ヘッダ情報の印刷紙枚数
が、ヘッダ情報が指定したプリンタIDに対応するプリ
ンタにおいて許可されている印刷紙枚数よりも多い場
合、印刷許可判断部208は、クライアントPC200
へ、ユーザIDに許可されているプリンタごとの印刷紙
枚数を通知するようにしてもよい。これによれば、ユー
ザは、このデータを印刷することが可能なプリンタを知
得することが可能になる。
【0057】本発明の実施の形態における印刷許可判断
部が印刷データの印刷を許可するか否か判断する第3の
実施例を、図2を参照しながら説明する。
【0058】ユーザは、引渡制限情報設定部211によ
り、印刷を行うことを許可するユーザIDと、ユーザI
Dに対応して使用を許可する印刷機能を設定する。この
設定は、印刷制限情報210内に保持される。
【0059】印刷許可判断部208は、ヘッダ情報内の
ユーザIDと、印刷制限情報210に含まれているユー
ザIDが一致するか判断する。
【0060】印刷許可判断部208は、上記ユーザID
が一致しなかった場合、チケット生成部209に、チケ
ットを生成しなかった旨を、クライアントPC200へ
送信させる。
【0061】印刷許可判断部208は、上記ユーザID
が一致した場合、ヘッダ情報内の印刷条件に含まれる印
刷機能と、印刷制限情報210内に保持されているユー
ザに許可された印刷機能を比較する。
【0062】印刷許可判断部208は、ヘッダ情報に指
示された印刷機能と、印刷制限情報210に設定されて
いるユーザに許可された印刷機能が一致する場合、チケ
ット生成部209にチケットを生成させる。印刷許可判
断部208は、ヘッダ情報に指示された印刷機能と、印
刷制限情報210に設定されているユーザに許可された
印刷機能が一致しない場合、チケット生成部209に、
チケットを生成することができなかった旨をクライアン
トPC200へ送信させる。
【0063】上記第3の実施例によれば、ユーザごとに
使用することが可能な印刷機能を設定することが可能に
なる。例えば、モノクロ印刷機能のみを使用できるユー
ザを設定することが可能になる。
【0064】なお、上記ユーザID、およびユーザID
に対応する機能情報に加え、プリンタIDも設定できる
ようにしてもよい。これによれば、ネットワーク上のプ
リンタごとにユーザが使用可能な機能を設定することが
可能になる。
【0065】本発明の実施の形態におけるプリンタがチ
ケット番号の一致を判断する動作を、図2、図6、図
7、および図9を参照しながら説明する。
【0066】プリンタ201は、初期状態において、ク
ライアントPC200から印刷要求を受信したか検知す
る(ステップS900)。クライアントPC200から
印刷要求を受信していない場合(ステップS900/N
O)、プリンタ201は、初期状態に戻る。
【0067】プリンタ201がクライアントPC200
から印刷要求を受信した場合(ステップS900/YE
S)、チケット検査部214は印刷要求の解析を行う
(ステップS901)。
【0068】チケット検査部214は、印刷要求内のヘ
ッダ情報に含まれるプリンタIDと、プリンタ201の
IDを比較する(ステップS902)。他のプリンタに
割り当てられたチケット番号を有する印刷要求がプリン
タ201へ送信された場合、チケット検査部214は、
チケット番号を比較するだけでは、チケットの二重使用
を判断することはできない。そのため、プリンタIDを
も比較することにより、このチケット二重使用を排除す
る。
【0069】プリンタIDの比較の結果、プリンタID
が一致しなかった場合(ステップS902/NO)、チ
ケット検査部214は、印刷要求を消去し、ステップS
900の初期状態へ戻る。転送されてきた印刷要求の中
にチケットが含まれていない場合も同様とする。
【0070】チケット検査部214は、送信されてきた
チケット番号を所定の数nで割り、商s、および余りx
を求める。(ステップS903)
【0071】チケット検査部214は、チケット番号記
憶部216のx番目の領域に保持されている値s’を読
み込む。チケット検査部214は、上記チケット番号を
nで割った商sが、チケット番号記憶部216のx番目
の領域に保持されている値s’よりも大きな値であるか
判断する(ステップS904)。
【0072】チケット番号記憶部216は、n個の整数
を記憶する記憶領域がある。チケット番号記憶部216
には、印刷が実行されたチケット番号をnで割った商s
が余りxと同じ値のx番目の記憶領域に保存される。そ
のため、チケット番号記憶部216の記憶領域には、新
しい印刷要求を実行するごとに、大きな値の商sが保存
されていく。
【0073】従って、印刷要求のチケット番号から求め
た商sが、チケット番号記憶部216のx番目の記憶領
域に保存された値s’以下であった場合、すでに印刷が
実行された印刷要求のチケット番号よりも小さな値のチ
ケット番号であることになる。そこで、ステップS90
4において、チケット検査部214は、商sがs’より
も大きな値であるか判断することで、印刷要求のチケッ
ト番号が最新の番号であるか判断することが可能にな
る。
【0074】上記判断の結果、チケット番号をnで割っ
た商sが、チケット番号記憶部216のx番目の領域に
保持されている値s’よりも大きな値であった場合(ス
テップS904/YES)、この商sを、チケット番号
記憶部216のx番目の記憶領域に書き込む(ステップ
S905)。
【0075】印刷実行部215は、印刷データをヘッダ
情報に指定された印刷条件に従い印刷する。印刷データ
の印刷が終了した後、プリンタ201は、ステップS9
00の初期状態へ戻る。
【0076】チケット番号をnで割った商sが、チケッ
ト番号記憶部216のx番目の領域に保持されている値
s’以下の値であった場合(ステップS904/N
O)、チケット検査部214は、印刷要求を消去する。
プリンタ201は、印刷要求消去後、ステップS900
の初期状態へ戻る。
【0077】図6は、チケット番号記憶部216が5個
の記憶領域を有する場合を例示する。図6(a)に示す
ように、s’は、左から1、1、0、0、0と記録され
ている。図6は、左からxが0の領域、1の領域、2の
領域、3の領域、4の領域を示す。
【0078】図6(a)に示すxが1の領域には、s’
が1と記録されている。従って、チケット番号を記憶領
域の数5で割り、余り1になったものの中で、最大の商
が1であったことを示す。つまり、このプリンタ201
は、チケット番号6のチケットを有する印刷データを印
刷したことを示している。
【0079】このプリンタ201に、チケット番号7の
チケットが送信されてきた場合、チケット検査部214
は、チケット番号7を記憶領域の数5で割る。この商s
は1で、余りxは2である。
【0080】チケット検査部214は、チケット番号記
憶部216の記憶領域の内、xが2の領域に記憶されて
いる数s’を調べる。図6(a)に示すように、記憶領
域のxが2の領域には、s’が0と記憶されている。
【0081】チケット番号記憶部216のx番目の記憶
領域に記憶されているs’よりも、チケット番号を記憶
領域の数5で割った商sの方が大きい数である。従っ
て、このチケット番号7は、最新のチケット番号である
と判断することができる。そこで、チケット検査部21
4は、印刷実行部215に印刷を実行させる。
【0082】印刷実行部215に印刷を実行させた後、
チケット検査部214は、印刷を行ったチケット番号を
記憶する。上述の通り、チケット番号7を記憶領域の数
5で割った商は1、余りは2であることから、図6
(b)に示すように、チケット番号記憶部の2番目の領
域を1と書き換える。
【0083】図7は、チケット番号記憶部216が5個
の記憶領域を有する場合を例示する。図7は、図6同
様、s’が左から1、1、1、0、0と記録されてい
る。図7は、図6同様、左からxが0の領域、1の領
域、2の領域、3の領域、4の領域を示す。
【0084】図7に示すように、xが2の領域は、s’
が1と記録されている。従って、図7は、記憶領域の数
5で割った商sが1で、あまりが2のチケット番号を有
する印刷データを印刷したことを示す。つまり、チケッ
ト番号7を有する印刷データを印刷したことを示してい
る。
【0085】このプリンタ201に、チケット番号7の
チケットが送信されてきた場合、チケット検査部214
は、チケット番号7を記憶領域の数5で割る。この商s
は1で、余りxは2である。
【0086】チケット検査部214は、チケット番号記
憶部216の記憶領域の内、xが2の領域に記憶されて
いる数s’を調べる。図6(a)に示すように、記憶領
域のxが2の領域には、s’が1と記憶されている。
【0087】従って、チケット番号記憶部216のx番
目の記憶領域に記憶されているs’と、チケット番号を
記憶領域の数5で割った商sが同じ数である。そのた
め、このチケット番号7は、最新のチケット番号ではな
いと判断される。
【0088】チケット検査部214は、印刷要求を消去
し、印刷データの印刷を行わない。これにより、偽造さ
れたチケット、および複写されたチケットにより印刷要
求が実行されることがなくなる。
【0089】上記実施の形態によれば、チケット番号記
憶部216が、それまでに印刷した全てのチケット番号
を保持しなくても、チケット番号が最新のものであるか
判断することが可能になる。そのため、チケット番号記
憶部216は、限られた記憶領域を有するだけでよくな
る。
【0090】なお、上記記憶領域は、所定の幅をもたせ
るようにしてもよい。この画像形成システムには、複数
のクライアントPCがつながれている。これらのクライ
アントPCが同時にチケット発行要求を発した場合、チ
ケットがn個以上生成されることがある。この際、チケ
ット番号が小さい印刷要求が、大きいチケット番号を有
する印刷要求よりも後にプリンタに投入される場合があ
る。この場合、小さいチケット番号を有する印刷要求は
正式なチケットを有しているにも関わらず、印刷を行う
ことができなくなってしまう。従って、記憶領域に所定
の幅を持たせることにより、このような事態を防止する
ことが可能になる。
【0091】本発明の実施の形態における、チケットに
暗号化を施す印刷制限サーバの動作を、図2、図3、図
4、図5、および図7を参照しながら説明する。
【0092】印刷制限サーバ202内のヘッダ情報解析
部207は、チケット発行要求を受信したか判断する
(ステップS800)。
【0093】ヘッダ情報解析部207は、チケット発行
要求を受信していない場合(ステップS800/N
O)、ステップS800の初期状態へ戻る。
【0094】印刷制限サーバ202内のヘッダ情報解析
部207は、チケット発行要求を受信した場合(ステッ
プS800/YES)、ネットワークドライバ206を
介して受信したヘッダ情報を解析する(ステップS80
1)。印刷許可判断部208は、ヘッダ情報解析部20
7により解析されたヘッダ情報と、印刷制限情報210
を比較する。印刷許可判断部208は、この判断結果に
より、上記印刷データを印刷することを許可するか判断
する。
【0095】印刷許可判断部208は、ヘッダ情報解析
部により解析されたユーザIDが、印刷制限情報210
に登録されているユーザIDと一致するか判断する(ス
テップS802)。
【0096】ユーザIDが一致しなかった場合(ステッ
プS802/NO)、印刷許可判断部208は、チケッ
ト生成部209に、チケットを生成できない旨をクライ
アントPC200へ送信させる。この送信後、画像形成
システムは、処理を終了する。
【0097】ユーザIDが一致した場合(ステップS8
02/YES)、印刷制限情報210に登録されている
ユーザに割り当てられた印刷紙枚数が、ヘッダ情報解析
部207により解析されたヘッダ情報の印刷紙枚数より
も多いか判断する(ステップS803)。
【0098】印刷制限情報210に登録されている、ユ
ーザに割り当てられた印刷枚数が、ヘッダ情報解析部2
07により解析されたヘッダ情報の印刷枚数よりも少な
い場合(ステップS803/NO)、印刷許可判断部2
08は、チケット生成部209に、チケットを生成でき
ない旨をクライアントPC200へ送信させる。この送
信後、画像形成システムは、処理を終了する。
【0099】印刷制限情報210に登録されている、ユ
ーザに割り当てられた印刷枚数が、ヘッダ情報解析部2
07により解析されたヘッダ情報の印刷枚数以上であっ
た場合(ステップS803/YES)、印刷制限情報2
10に登録されているユーザに割り当てられた印刷紙枚
数から、ヘッダ情報に記された印刷紙枚数を減算し、こ
の数を印刷制限情報210に書き戻す(ステップS80
4)。
【0100】チケット番号生成部212は、チケット生
成部209からの指示に従い、チケット番号を生成する
(ステップS806)。チケット番号生成部212は、
初めてチケット生成部209からチケット番号生成の指
示を受けた場合、チケット番号を0としてチケット生成
部209に送信する。チケット番号生成部212は、チ
ケット生成部209からチケット番号生成の指示を受け
るごとに、インクリメントした値をチケット番号として
チケット生成部209へ送信する。チケット番号生成部
212は、不揮発性の記憶領域に、この生成したチケッ
ト番号を保持する。
【0101】ネットワークドライバ206は、生成され
たチケットの暗号化を行う(ステップS807)。この
暗号化方式として、公開鍵暗号化方式や、共通鍵暗号方
式を用いる。
【0102】公開鍵暗号化方式は、データを暗号化する
システムの1 つで、秘密鍵と公開鍵と呼ばれる2 つの値
を用いて情報の暗号化、復号化を行う方式である。公開
鍵暗号化方式として、Rivest-Shamir-Adleman scheme
(RSA)がある。RSAは、暗号化、復号化は、巾乗
剰余演算を行うことにより達成する。
【0103】共通鍵暗号方式は、共通鍵暗号とも呼ば
れ、暗号化する鍵と復号する鍵が同じであり、送信者と
受信者がともに秘密に持っている暗号である。共通鍵暗
号方式として、data encryption standard(DES)が
ある。DESは、転置と換字を組み合わせた処理を16段
繰り返すことにより暗号化を行う。
【0104】チケット生成部209は、上記チケットを
ネットワークドライバ206を介して、クライアントP
C200へ送信する(ステップS808)。
【0105】上記実施の形態によれば、チケットを暗号
化してクライアントPCへ送信することから、不正なユ
ーザによる盗聴を防ぐことが可能になる。
【0106】なお、上記チケット生成部209は、チケ
ットに乱数を含めるようにしてもよい。これによれば、
チケットは、乱数を含めた上で暗号化される。そのた
め、同一の情報を含んでいるチケットであっても、別の
値で構成されたチケットがネットワーク上を転送され
る。従って、不正なユーザによるチケットの偽造や、改
竄を防ぐことが可能になる。
【0107】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1記載の発明によれば、複数の画像形成装置と、複数の
クライアントPCと、画像形成制限サーバを有する画像
形成システムにおいて、クライアントPCは、画像形成
装置にデータを送信するに際し、画像形成制限サーバ
に、画像形成装置を使用することが許可されているユー
ザであることを証明するチケットの発行を要求するチケ
ット発行要求手段と、画像形成装置にデータを送信する
に際し、チケットを送信するチケット送信手段とを有
し、印刷制限サーバは、チケット発行要求手段を送信し
たユーザが、画像形成装置を使用することが許可されて
いるユーザであるか否か判断するユーザ判断手段と、ユ
ーザ判断手段により、チケット発行要求手段を送信した
ユーザが、画像形成装置を使用することが許可されてい
るユーザである場合に、クライアントPCに対してチケ
ットを発行するチケット発行手段とを有し、画像形成装
置は、クライアントPCからチケットが送信された場合
に限り、データの画像形成を行うことにより、印刷サー
バを介さずに印刷を行う画像形成システムにおいて、印
刷可能なユーザを制限することが可能になる。
【0108】請求項2記載の発明によれば、請求項1の
システムにおいて、画像形成制限サーバは、チケットを
暗号化してからクライアントPCに転送する、暗号化手
段をさらに有し、画像形成装置は、暗号化手段により暗
号化されたチケットを復号化する復号化手段をさらに有
することにより、不正なユーザによるチケットの盗聴を
防止することが可能になる。
【0109】請求項3記載の発明によれば、請求項2の
システムにおいて、画像形成制限サーバは、チケットに
生成した乱数を含めるものであることにより、不正なユ
ーザによるチケットの偽造や、改竄を防ぐことが可能に
なる。
【0110】請求項4記載の発明によれば、請求項1か
ら3のいずれか1項に記載のシステムにおいて、ユーザ
判断手段は、ユーザごとに画像形成を行うことが可能な
所定の用紙枚数と、データの画像形成に要する用紙枚数
を比較し、画像形成を行うことが可能な所定の用紙枚数
よりも、データの画像形成に要する用紙枚数が少なかっ
た場合に、画像形成装置を使用することが許可されてい
るユーザであると判断するものであることにより、印刷
サーバを介さずに印刷を行う画像形成システムにおい
て、ユーザごとに印刷可能な印刷紙枚数を制限すること
が可能になる。
【0111】請求項5記載の発明によれば、請求項1か
ら4のいずれか1項に記載のシステムにおいて、ユーザ
判断手段は、データを印刷するのに用いられる印刷機能
と、ユーザごとに使用を許可された印刷機能を比較し、
データを印刷するのに用いられる印刷機能が、ユーザに
許可された印刷機能である場合に、画像形成装置を使用
することが許可されているユーザであると判断するもの
であることにより、印刷サーバを介さずに印刷を行う画
像形成システムにおいて、ユーザごとに使用可能な印刷
機能を設定することが可能になる。
【0112】請求項6記載の発明によれば、請求項4の
システムにおいて、所定の用紙枚数は、画像形成装置が
画像形成を行うごとに、データの画像形成に要した用紙
枚数を減算されるものであることにより、印刷サーバを
介さずに印刷を行う画像形成システムにおいて、ユーザ
ごとに印刷可能な印刷紙枚数を制限することが可能にな
る。
【0113】請求項7記載の発明によれば、請求項1か
ら6のいずれか1項に記載のシステムにおいて、チケッ
ト発行手段は、チケットを発行するごとに1増分したチ
ケット番号をチケットに含めるものであり、画像形成装
置は、すでに画像形成を行ったチケット番号を有するデ
ータの画像形成を行わないものであることにより、一度
使用されたチケットが二重に使用されることを防止する
ことが可能になる。
【0114】請求項8記載の発明によれば、請求項7の
システムにおいて、画像形成装置は、データを画像形成
した場合に、チケット番号を所定の数nで割り、商sと
余りxを求め、余りxごとに商sをs’として記憶する
ものであり、データが入力された際、チケット番号を所
定の数nで割り、得られた余りxに対応するs’と、商
sを比較し、商sの方が大きい場合に、データの画像形
成を行うものであることにより、一度使用されたチケッ
トが二重に使用されることを防止することが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における印刷システムの概
念図である。
【図2】本発明の実施の形態における印刷システムの内
部構成を示すシステムブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態におけるヘッダ情報例を示
す図である。
【図4】本発明の実施の形態におけるチケット例を示す
図である。
【図5】本発明の実施の形態における印刷要求例を示す
図である。
【図6】本発明の実施の形態におけるチケット番号を記
憶する記憶領域を説明するための第1の図である。
【図7】本発明の実施の形態におけるチケット番号を記
憶する記憶領域を説明するための第2の図である。
【図8】本発明の実施の形態における印刷システムの動
作を説明するためのフローチャートである。
【図9】本発明の実施の形態におけるチケット番号を検
証する動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
100、101、200 クライアントPC 102、202 印刷制限サーバ 103、104、201 プリンタ 203 ユーザアプリケーション 204 プリンタドライバ 205、206、213 ネットワークドライバ 207 ヘッダ情報解析部 208 印刷許可判断部 209 チケット生成部 210 印刷制限情報 211 引渡制限情報設定部 212 チケット番号生成部 214 チケット検査部 215 印刷実行部 216 チケット番号記憶部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の画像形成装置と、複数のクライア
    ントPCと、画像形成制限サーバを有する画像形成シス
    テムにおいて、 前記クライアントPCは、 前記画像形成装置にデータを送信するに際し、画像形成
    制限サーバに、前記画像形成装置を使用することが許可
    されているユーザであることを証明するチケットの発行
    を要求するチケット発行要求手段と、 前記画像形成装置に前記データを送信するに際し、前記
    チケットを送信するチケット送信手段とを有し、 前記印刷制限サーバは、 前記チケット発行要求手段を送信したユーザが、前記画
    像形成装置を使用することが許可されているユーザであ
    るか否か判断するユーザ判断手段と、 該ユーザ判断手段により、前記チケット発行要求手段を
    送信したユーザが、前記画像形成装置を使用することが
    許可されているユーザである場合に、前記クライアント
    PCに対してチケットを発行するチケット発行手段とを
    有し、 前記画像形成装置は、 前記クライアントPCから前記チケットが送信された場
    合に限り、前記データの画像形成を行うことを特徴とす
    る画像形成システム。
  2. 【請求項2】 前記画像形成制限サーバは、前記チケッ
    トを暗号化してからクライアントPCに転送する、暗号
    化手段をさらに有し、 前記画像形成装置は、前記暗号化手段により暗号化され
    たチケットを復号化する復号化手段をさらに有すること
    を特徴とする請求項1記載の画像形成システム。
  3. 【請求項3】 前記画像形成制限サーバは、前記チケッ
    トに生成した乱数を含めるものであることを特徴とする
    請求項2記載の画像形成システム。
  4. 【請求項4】 前記ユーザ判断手段は、ユーザごとに画
    像形成を行うことが可能な所定の用紙枚数と、データの
    画像形成に要する用紙枚数を比較し、前記画像形成を行
    うことが可能な所定の用紙枚数よりも、前記データの画
    像形成に要する用紙枚数が少なかった場合に、前記画像
    形成装置を使用することが許可されているユーザである
    と判断するものであることを特徴とする請求項1から3
    のいずれか1項に記載の画像形成システム。
  5. 【請求項5】 前記ユーザ判断手段は、データを印刷す
    るのに用いられる印刷機能と、ユーザごとに使用を許可
    された印刷機能を比較し、前記データを印刷するのに用
    いられる印刷機能が、前記ユーザに許可された印刷機能
    である場合に、前記画像形成装置を使用することが許可
    されているユーザであると判断するものであることを特
    徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の画像形
    成システム。
  6. 【請求項6】 前記所定の用紙枚数は、前記画像形成装
    置が画像形成を行うごとに、前記データの画像形成に要
    した用紙枚数を減算されるものであることを特徴とする
    請求項4記載の画像形成システム。
  7. 【請求項7】 前記チケット発行手段は、前記チケット
    を発行するごとに1増分したチケット番号を前記チケッ
    トに含めるものであり、 前記画像形成装置は、すでに画像形成を行った前記チケ
    ット番号を有するデータの画像形成を行わないものであ
    ることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記
    載の画像形成システム。
  8. 【請求項8】 前記画像形成装置は、前記データを画像
    形成した場合に、前記チケット番号を所定の数nで割
    り、商sと余りxを求め、前記余りxごとに商sをs’
    として記憶するものであり、前記データが入力された
    際、前記チケット番号を所定の数nで割り、得られた余
    りxに対応する前記s’と、商sを比較し、商sの方が
    大きい場合に、前記データの画像形成を行うものである
    ことを特徴とする請求項7記載の画像形成装置。
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