JP2001117033A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001117033A
JP2001117033A JP29441699A JP29441699A JP2001117033A JP 2001117033 A JP2001117033 A JP 2001117033A JP 29441699 A JP29441699 A JP 29441699A JP 29441699 A JP29441699 A JP 29441699A JP 2001117033 A JP2001117033 A JP 2001117033A
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Takeshi Ueda
健 上田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 書込手段の走査線曲がりを測定し、色味の違
いや色ずれを補正可能なカラー画像形成装置を提供す
る。 【解決手段】 複数の感光体と、該感光体の各々へ独立
してレーザ走査を行う複数の書込手段20とを有し、上
記各書込手段20の走査により形成された各感光体上の
静電潜像を各色の顕像に現像した後、該各色の顕像を転
写材上に順次重ね転写する画像形成装置において、上記
各書込手段20で走査される光束をハーフミラー29に
より分割し、分割した一方の光束L′を各CCDセンサ
22へ導くことによって各像高での副走査方向Zの走査
位置を相対的に測定するとともに、上記ハーフミラーの
手前に平行屈折面を回動自在に備えることにより走査線
曲がりを補正可能な制御手段を備えた構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザプリンタ、
デジタルPPC等の電子写真式の画像形成装置に関し、
特に複数組の書込手段(光学走査系)及び被書込手段
(感光体)を有し、各被書込手段に形成された像を重ね
合わせて画像を形成する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザプリンタ等の画像形成装置には、
駆動機構により回転駆動される複数の感光体に対して独
立して複数の書込手段により複数の異なった色の情報を
それぞれ走査線で書き込んで静電潜像を形成し、これら
の静電潜像を複数の顕像化手段により異なった色の顕像
にそれぞれ顕像化して転写材上に重ね合わせて転写しカ
ラー画像を得るデジタルカラー複写機などの画像形成装
置がある。上記書込手段の各々は、読み出される各色の
画像情報信号に応じて駆動制御される半導体レーザ等か
らレーザ光束を出射する。レーザ光束は、多面鏡、レン
ズ等の光学部品を介して一様に帯電された感光体面に集
光されるとともに像高方向に走査される。そして回転す
る感光体面には、所定ピッチの走査線として画像情報が
書き込まれ、静電潜像が形成される。
【0003】従来、上記のように複数の書込手段として
のレーザビーム走査装置を備えたカラー画像形成装置で
は、それぞれの書込手段において温度変化などを原因と
して走査装置内のレンズや光源位置にずれが発生するこ
とがある。このように内のレンズや光源位置がずれる
と、被走査面上のレーザスポットの移動軌跡、すなわち
走査線の曲がりが変化してしまう。レーザ光束の走査線
の曲がりが各色の書込手段で異なれば、異なる色の画像
間隔のずれ、あるいは重なりにより色味の違いや色ずれ
が起りカラー画像の品質が低下する不具合があった。
【0004】この種の不具合を防止するために、上記走
査線の曲がりの測定方法としては、例えば特開平9−9
0695号に記載されるように、複数組みの発光素子及
び受光素子からなる反射型フォトセンサを転写ベルトに
向けて配列し、転写ベルト上の顕像を受光素子で捕ら
え、顕像のずれを測定するといった方法が公知である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記特開平9
−90695号記載の測定方法では、顕像を照らす光源
が必要となること、また4色の顕像を区別して捕らえる
ために各色対応の受光素子が必要になり、装置がコスト
高となる。
【0006】そこで、本発明は、各書込手段におけるレ
ーザ光束の走査線曲がりの変化を測定するための安価な
手段を備え、さらに走査線曲がりの変化による色味の違
いや色ずれを補正可能な画像形成装置を提供することを
目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の画像形成装置は、複数の回転自在な感光体と、回転
する感光体の各々へ独立してレーザ走査を行う複数の書
込手段とを有し、該書込手段は少なくとも、光源と、該
光源からのレーザ光束を主走査方向に偏向する光偏向手
段と、偏向するレーザ光束を感光体面に結像する走査用
レンズとからなり、上記各々の書込手段のレーザ走査に
より形成された各感光体上の静電潜像を対応する各色の
顕像に現像した後、該各色の顕像を転写材上に重ね合わ
せて転写する画像形成装置において、上記各書込手段で
走査されるレーザ光束をCCDセンサへ導くことによっ
て、各書込手段の走査線曲がりを測定する測定手段を備
えたを特徴としている。
【0008】上記測定手段が、上記光偏向手段で偏向さ
れるレーザ光束を、感光体面に入射する第1の光束と、
上記CCDセンサに入射する第2の光束とに分割する光
束分離手段を有する構成とすることができる。この場
合、上記光束分離手段が、上記光偏向手段と感光体面と
の間にハーフミラーを設ける構成にすることができる。
【0009】上記第1の光束が主走査方向に偏向された
ときの第2の光束の移動軌跡上に沿って複数のCCDセ
ンサを配置した構成とすることができる。または、各書
込手段に対して少なくとも1つのCCDセンサが配置さ
れ、該CCDセンサを第2の光束の移動軌跡上に沿って
移動させる移動手段を備えた構成としてもよい。またこ
の場合に、各CCDセンサが、上記第2の光束の光軸と
略垂直な平面内にある画素列の並び方向が第2の光束の
移動軌跡と交わり且つ直交しないように設置された構成
にするよい。
【0010】さらに、上記走査線の曲がりを補正する補
正手段を備えた構成にすることができる。この場合、該
補正手段は、上記光偏向手段で偏向されたレーザ光束の
光軸を副走査方向へ微細移動させ、該レーザ光束の感光
体へ結像する走査線の曲がり量を調整可能とした構成と
することができる。またこの場合、上記補正手段は、上
記光偏向手段と上記走査用レンズとの間へ設置され透過
するレーザ光束を副走査方向に沿って曲げる屈折面を備
えた透明部材を有し、該透明部材を傾けることにより走
査線の曲がり量を調節する構成にすることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の一
実施例を説明する。図1は、本実施例の画像形成装置の
概略構成図である。この画像形成装置内は、画像読取部
40と、画像処理部50と、プリンタ部60とからな
り、プリンタ部60には書込手段20と、ドラム状の感
光体1と、この感光体1廻りの作像部品とにより構成さ
れた作像装置が転写ベルト2上に4組並ぶように配置さ
れている。これら複数の作像装置は、図1中右手から順
にブラック(以下「BK」で示す)、シアン(以下
「C」で示す)、マゼンタ(以下「M」で示す)、イエ
ロー(以下「Y」で示す)の各色作像工程を分担する。
ここでは、まず本装置の構成及び一連の作像動作を概説
する。
【0012】各作像装置では、それぞれがBK、C、
M、Yの4色の顕像を形成し、順次形成される各色の顕
像を転写材へ重ね転写することでフルカラー画像を得る
ようになっている。このため転写ベルト2は、駆動ロー
ラ2a及び従動ローラ2b,2cに張架されて図示しな
い駆動源により駆動ローラ2aを介して回転駆動され、
レジストローラ3から送られた転写材を搬送する。な
お、この実施例では、BK、C、M、Yの4色の顕像を
重ね合わせる構成であるが、これら4組の記録装置のう
ち、1組の記録装置を省略して3色の顕像を重ね合わせ
てカラー画像を得るようにしてもよい。
【0013】例えば、C顕像を形成する記録装置では、
感光体1Cは、図示しない駆動機構により図1中の時計
方向(書込手段20Cから見れば副走査方向である)へ
回転駆動されて帯電チャージャ4Cからなる帯電手段に
より均一に帯電され、書込手段20Cによる露光で静電
潜像が形成される。ここに、書込手段20Cは、画像処
理部50からのCのデジタル画像信号によりレーザ駆動
制御部で光源を駆動制御してCのデジタル画像信号によ
り強度変調されたレーザビームを出射させ、このレーザ
光束をポリゴンミラー21からなる光偏向手段で主走査
方向(感光体1の軸方向)へ繰り返し偏向し、感光体1
Cに走査線としてCの情報を書き込み静電潜像を形成す
る。また、上記Cの潜像形成と同様に、他の記録装置で
は、それぞれ感光体1BK,4M,4Yが回転駆動さ
れ、各々の帯電チャージャ4BK,4M,4Yにより均
一に帯電され、書込手段20BKが感光体1BKに対
し、書込手段20Mが感光体1Mに対し、書込手段20
Yが感光体1Yに対し、各々の色の画像情報に応じた露
光によって静電潜像が書き込まれる。
【0014】また、上記書込手段20BK〜20Yのレ
ーザビームを測定する手段の概略は、次のようである。
上記各々の書込手段20BK〜20Yの側には、それぞ
れに、CCDセンサからなるCCDユニット22BK、
22C,22M,22Yが配置されている。そして感光
体1へ向かうレーザ光束の一部が各書込手段20BK〜
20Y内から、各々のCCDユニット22BK〜22Y
へ導かれる。これら各書込手段20と、各CCDセンサ
22とはCPU等の演算装置で構成される制御部51に
接続されている。
【0015】潜像形成のつぎに、感光体1C上の静電潜
像は、顕像化手段としての現像装置5CによりCトナー
からなる1成分現像剤もしくはCトナーとキャリアから
なる2成分現像剤により現像されてCの顕像となる。こ
のC顕像の形成と同様に、感光体1BK,1M,1Y上
の静電潜像は、各々、現像装置5BK,5M,5Yによ
りBKトナー、Mトナー、Yトナーを含む現像剤でそれ
ぞれ現像され、BK、M、Yの顕像となる。
【0016】上記画像形成動作に伴って、例えば2つの
給紙カセット6の何れかから給紙コロ7により転写紙P
からなる転写材がレジストローラ3へ給紙される。レジ
ストローラ3は転写紙Pを各感光体1上の画像形成との
タイミングを取るようにして転写ベルト2へ送出し、転
写ベルト2は転写紙Pを熱定着ローラ9方向へ搬送す
る。転写ベルト2上の転写紙Pは、転写ベルト2と感光
体1BK,1C,1M,1Yとのニップ部を通過する際
に、転写チャージャ8BK,8C,8M,8Yにより、
順次に、感光体1BK上のBK顕像、感光体1C上のC
顕像、感光体1M上のM顕像、感光体1Y上のY顕像が
転写され、印字面にフルカラー画像が形成される。その
後、転写紙Pは、熱定着ローラ9によりトナーが定着さ
れて排紙ローラ10により外部へカラーコピーとして排
出される。
【0017】また、感光体1BK,1C,1M,1Yは
それぞれ、顕像転写後にクリーニング装置11BK,1
1C,11M,11Yによりクリーニングされて残留ト
ナーが除去される。また、クリーニング装置12は転写
ベルト2を転写紙搬送後にクリーニングする。
【0018】以下、上記画像形成装置のレーザ走査位置
の測定手段、及びレーザ走査位置の補正手段について詳
細に説明する。
【0019】図2は、図1の書込手段20周辺の構成を
示す図で、同図(a)は側断面図、同図(b)は平面図
である。これらの図に示すように、半導体レーザ23か
らなる光源から発せられたレーザ光束はコリメートレン
ズ24、アパーチャ25、シリンドリカルレンズ26、
防音ガラス27を経て、図示しないモータで回転駆動さ
れるポリゴンミラー21に達し偏向される。偏向された
レーザ光束は再び防音ガラス27を通り、走査用レンズ
28a,28bを経て、光束分離手段であるハーフミラ
ー29へ達する。
【0020】図2(a)に示すように、ハーフミラー2
9に達したレーザ光束のうち、ハーフミラー29を透過
した第1の光束Lは、防塵ガラス32を経て被走査面で
ある感光体面1aに結像し走査線を書き込み、一方では
ハーフミラー29で反射した第2の光束L′がCCDユ
ニット22に入射する。
【0021】図2(b)に示すように、主走査方向Y
(像高方向)に所定間隔を開けて3つのCCDユニット
22が設置されている。すなわち、これらのCCDユニ
ット22は、ポリゴンミラー21により偏向される第1
の光束Lの走査に伴う上記第2の光束L′の走査軌跡上
に、受光部としてのラインCCD22aを並列するもの
である。ポリゴンミラー21で偏向される第2の光束
L′は、次々と3つのCCDユニット22へ入射し、こ
れをポリゴンミラー21の走査面毎に繰り返すこととな
る。なお、第1の光束Lのうち、主走査方向Yの一端側
へ振られた一部のレーザが折り返しミラー30を経て、
同期センサ31に入射する。
【0022】本実施例ではハーフミラー29が主走査方
向Yに沿って設けられ、ポリゴンミラー21からの光束
はほぼ直角に分割される。したがって、各ラインCCD
22aはハーフミラー29のすぐ横、すなわち副走査方
向Zへ所定距離離間してレーザ光束L′に対し垂直に向
けられ、且つ主走査方向Xに等間隔で並ぶように取り付
けられている。
【0023】また、各ラインCCD22aの画素列が、
第2の光束L′の光軸に対し垂直な平面内にあって、こ
の画素の並び方向が第1の光束Lの光軸に沿ったX方向
に配置されている。すなわち、第1の光束Lが感光体面
1aに書き込む走査線の副走査位置は、第2の光束L′
の結像するX方向の画素位置により相対的に特定され
る。したがって、ラインCCD22a上のX方向の光重
心を計れば、その像高における走査線の副走査位置を反
映したものとなる。そして、走査領域内の3箇所に設け
られたCCDユニット22の各出力は制御部51に取り
込まれ、各像高での副走査位置が特定され走査線の曲が
りが測定される。
【0024】また、上記のハーフミラー29を用いた構
成により、別途の光源を設けることなくレーザ光束を直
接ラインCCD22aに導くことによって走査線の曲が
りの測定が可能となり、また、各書込手段20毎に顕像
化前の工程で測定されるためにCCDよりなる単色用の
安価な受光素子で構わないのである。また、CCDセン
サは、元々画素が等間隔で配列した状態で一体化されて
いることから、配置が容易でしかも感度についても電気
的に光蓄積時間が変えられるので調整も容易である。
【0025】なお、本実施例では、各書込手段20に対
して複数のCCDユニット22を用いているが、1つの
CCDユニット22を図示しない移動ステージに取り付
けて主走査方向Yに移動させ、所望の像高で光束L′が
通過する画素位置を調べることによっても測定が可能で
ある。この場合、必要なセンサの数が減りこの点でのコ
スト低減に有利である。
【0026】また、本実施例では、ラインCCD22a
の画素列方向が感光体面1aでの走査位置ずれを特定可
能なX方向に一致しY方向に直交しているが、この画素
列方向はX方向と完全に一致させず、むしろXY平面内
にあってX方向と交わるがY方向に直交しないように傾
けるとよい。こうすれば感光体面1aにおける副走査方
向Z(ラインCCDではX方向に現れる)に対する画素
ピッチが狭まり画素間隔が細かくなったのと同じ効果が
得られ、走査線曲がりの測定精度が向上するのである。
【0027】図3は、走査線曲がりの補正手段を備えた
書込手段20の断面図である。ここでいう補正手段は、
ハーフミラー29へ達する前のレーザ光束を屈折させこ
の光軸位置を可変とした光軸移動手段を有し、この光軸
移動手段を上記制御部51にて駆動制御することにより
走査用レンズ28a,28bに入射するレーザ光束の副
走査方向高さを変え、各書込手段20間での走査線曲が
り量を一致させる。
【0028】本実施例における上記光軸移動手段は、走
査用レンズ28aの手前に設けられた長方形断面の透明
部材31である。この透明部材31は、長手方向が主走
査方向Yに一致し、前面と後面とが略平行の平行屈折面
31aを有するものである。透明部材31はこの中心近
傍を通る主走査方向Yを軸として回動自在であり、これ
により平行屈折面31aは前面と後面とが共に光軸に対
して所定の角度を持つようになっている。
【0029】そして、上記ポリゴンミラー21で偏向さ
れたレーザ光束は、防音ガラス27を経てから透明部材
31を通過し、このとき透明部材31の回転角度により
設定される前後の平行屈折面31aによりレーザ光軸の
副走査方向Zが平行に移動される。副走査方向Zへ平行
移動したレーザ光束は、走査用レンズ28a,28bを
通って最終的に感光体面1a上では走査線曲がり量の変
化となって現れる。
【0030】一方、走査線の曲がり量は、上述したよう
に上記ラインCCD22aの出力から制御部51で求め
られ、ここで走査線位置の正規の値(理論値)あるいは
各書込手段20間での比較により、制御偏差量が得られ
る。これは透明部材31に必要な操作量としての回転角
度量に換算され、これによって透明部材31が駆動制御
される。このようにして、各CCDユニット22で基準
化される走査位置が各書込手段20間で一致するように
透明部材31の回転角度を制御しこの前後2つの屈折面
31aを介して、各走査線の曲がりを揃えることにより
色ずれ等を補正し、画像の品質を向上させることができ
る。
【0031】なお、上記平行平板等からなる透明部材3
1は全像高をカバーする必要がある。本発明に関わる透
明部材31は、ポリゴンミラー21と走査用レンズ28
aとの間に設置されており、この点では走査用レンズ2
8と感光体面1aとの間に設置する場合と比較して像高
方向に必要とされる透明部材31の大きさが小さくて済
み、その分コスト低減に有利である。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像形成
装置は、各書込手段で走査されるレーザ光束をCCDセ
ンサへ導くことによって、各書込手段の走査線曲がりを
測定する測定手段を備えた構成なので、上記CCDセン
サによって各書込手段ごとの走査線の曲がりを比較的安
価且つ容易に測定でき、これにより各像を重ね転写して
得られる画像の品質を劣化させないために、どの書込手
段の走査線の曲がりをどの程度補正する必要があるかな
どを知ることができる。
【0033】上記測定手段が、上記光偏向手段で偏向さ
れるレーザ光束を、感光体面に入射する第1の光束と、
上記CCDセンサに入射する第2の光束とに分割する光
束分離手段を有する構成によれば、該光束分離手段によ
り、各書込手段は画像形成可能な状態のままで走査線の
曲がりを測定できる。
【0034】上記第1の光束が主走査方向に偏向された
ときの第2の光束の移動軌跡上に沿って複数のCCDセ
ンサを配置した構成によれば、該複数のCCDセンサを
主走査方向に並べるので、可動部の少ない簡単な機構で
走査線曲がりを測定できる。
【0035】各書込手段に対して少なくとも1つのCC
Dセンサが配置され、該CCDセンサを第2の光束の移
動軌跡上に沿って移動させる移動手段を備えた構成によ
れば、各書込手段に必要なCCDセンサが1つのみなの
で、これを複数設ける場合よりコストを低減できる。
【0036】上記CCDセンサが、上記第2の光束の光
軸と略垂直な平面内にある画素列の並び方向が第2の光
束の移動軌跡と交わり且つ直交しないように設置された
構成によれば、上記第2の光束の移動軌跡方向と直交す
る場合より、上記移動軌跡の副走査位置を特定する方向
での画素列ピッチが狭まりラインCCDの測定分解能が
高くなるので測定精度が向上する。
【0037】さらに、上記走査線の曲がりを補正する補
正手段を備えた構成によれば、各書込手段で生じた走査
線の曲がりを補正することにより重ね転写画像における
色ずれ等の品質劣化を抑えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の画像形成装置の概略構成を示す断面
図である。
【図2】本実施例に関わる書込手段の構成を示す図で、
(a)は断面図、(b)は平面図である。
【図3】走査線曲がりの補正手段を備えた書込手段の断
面図である。
【符号の説明】
1 感光体 1a 感光体面 20 書込手段 21 ポリゴンミラー(光偏向手段) 22a ラインCCD(CCDセンサ) 23 半導体レーザ(光源) 28 走査用レンズ 29 光束分離手段、ハーフミラー 31 透明部材 31a 透明部材の屈折面 L 第1の光束 L′ 第2の光束 P 転写紙(転写材) Y 主走査方向 Z 副走査方向

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の回転自在な感光体と、回転する感
    光体の各々へ独立してレーザ走査を行う複数の書込手段
    とを有し、該書込手段は少なくとも、光源と、該光源か
    らのレーザ光束を主走査方向に偏向する光偏向手段と、
    偏向するレーザ光束を感光体面に結像する走査用レンズ
    とからなり、上記各々の書込手段のレーザ走査により形
    成された各感光体上の静電潜像を対応する各色の顕像に
    現像した後、該各色の顕像を転写材上に重ね合わせて転
    写する画像形成装置において、 上記各書込手段で走査されるレーザ光束をCCDセンサ
    へ導くことによって、各書込手段の走査線曲がりを測定
    する測定手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 上記測定手段が、上記光偏向手段で偏向
    されるレーザ光束を、感光体面に入射する第1の光束
    と、上記CCDセンサに入射する第2の光束とに分割す
    る光束分離手段を有することを特徴とする請求項1記載
    の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 上記光束分離手段が、上記光偏向手段と
    感光体面との間に設けられたハーフミラーであることを
    特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 上記第1の光束が主走査方向に偏向され
    たときの第2の光束の移動軌跡上に沿って複数のCCD
    センサを配置したことを特徴とする請求項2又は3記載
    の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 各書込手段に対して少なくとも1つのC
    CDセンサが配置され、該CCDセンサを上記第2の光
    束の移動軌跡上に沿って移動させる移動手段を備えたこ
    とを特徴とする請求項2又は3記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 上記CCDセンサが、上記第2の光束の
    光軸と略垂直な平面内にある画素列の並び方向が上記第
    2の光束の移動軌跡と交わり且つ直交しないように設置
    されたことを特徴とする請求項2から5のいずれかに記
    載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 さらに、上記走査線の曲がりを補正する
    補正手段を備えたことを特徴とする請求項1から6のい
    ずれかに記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 上記補正手段は、上記光偏向手段で偏向
    されたレーザ光束の光軸を副走査方向へ微細移動させ、
    該レーザ光束の感光体へ結像する走査線の曲がり量を調
    整可能としたものであることを特徴とする請求項7記載
    の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 上記補正手段は、上記光偏向手段と上記
    走査用レンズとの間へ設置され透過するレーザ光束を副
    走査方向に沿って曲げる屈折面を備えた透明部材を有
    し、該透明部材を傾けることにより走査線の曲がり量を
    調節するものであることを特徴とする請求項8記載の画
    像形成装置。
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