JP2001113455A - 化学的機械研磨装置及び方法 - Google Patents

化学的機械研磨装置及び方法

Info

Publication number
JP2001113455A
JP2001113455A JP29232999A JP29232999A JP2001113455A JP 2001113455 A JP2001113455 A JP 2001113455A JP 29232999 A JP29232999 A JP 29232999A JP 29232999 A JP29232999 A JP 29232999A JP 2001113455 A JP2001113455 A JP 2001113455A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polishing
dresser
polishing pad
liquid
pad
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP29232999A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Nishihara
淳 西原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP29232999A priority Critical patent/JP2001113455A/ja
Priority to US09/689,987 priority patent/US6780088B1/en
Publication of JP2001113455A publication Critical patent/JP2001113455A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24BMACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
    • B24B53/00Devices or means for dressing or conditioning abrasive surfaces
    • B24B53/017Devices or means for dressing, cleaning or otherwise conditioning lapping tools

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)
  • Grinding-Machine Dressing And Accessory Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドレッサーのダイヤモンド粒子間に研磨液の
固まりが形成されるのを防止したり、そのような固まり
を除去することにより、ドレッサーの所期の寿命が短縮
化するのを防止することができる化学的機械研磨装置及
び方法を提供する。 【解決手段】 上面に研磨パッド14を保持するターン
テーブル12と、下面に保持した被研磨材18を研磨パ
ッドに接触させて回転、加圧する加圧ヘッド16と、下
面を研磨パッドに接触させて回転、加圧することにより
研磨パッドの上面を研磨してリフレッシュするドレッサ
ー20とを備え、被研磨材と研磨パッドとの間に研磨液
を流し込んで被研磨材を研磨する化学的機械研磨装置3
0において、ドレッサーの非動作時にドレッサーをリフ
レッシュ液W中に浸漬してこのリフレッシュ液に超音波
振動子36から超音波を印加することによりドレッサー
をリフレッシュするドレッサーリフレッシュ手段32を
設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化学的機械研磨装
置及び方法に関し、特にその被研磨材を研磨する研磨パ
ッドに接触させて回転すると共に加圧することにより、
その研磨パッドの上面を研磨してリフレッシュするドレ
ッサーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】化学的機械研磨(CMP、Chemic
al Mechanical Polishing)装
置とは、近年の、システムLSI(Lage Scal
e Integrated Circuit)等の配線
が多層化することに伴い、配線間の層間絶縁膜の平坦化
に用いられるものである。この化学的機械研磨装置を用
いることにより、その層間絶縁膜の凹凸を100nm程
度にすることができる。
【0003】従来の化学的機械研磨装置としては、たと
えば図7に示すようなものがある。同図に示す化学的機
械研磨装置10において、ターンテーブル12の上には
研磨パッド14が貼着されて保持されており、この研磨
パッド14は発泡ポリウレタン等の材料により形成され
ている。
【0004】研磨パッド14の上方には加圧ヘッド16
が回転可能、及び研磨パッド14に向けて加圧可能に配
置されており、この加圧ヘッド16の下面には被研磨材
の半導体ウェーハ18が真空吸着されて、半導体ウェー
ハ18の研磨したい方の面を下に向けて保持されてい
る。
【0005】また、研磨パッド14の上方で加圧ヘッド
16がない位置には、ドレッサー20が回転可能、及び
研磨パッド14に向けて加圧可能に配置されている。こ
のドレッサー20の上層部の基盤はステンレス材(SU
S)により形成され、この基盤の下面にはニッケルメッ
キが施され、このメッキ面にはダイヤモンド粒子(#1
00)が固着されて設けられている。
【0006】さらに研磨パッド14の中央部の上方には
ノズル22が配置されて、このノズル22から研磨パッ
ド14上の中央部に研磨液が滴下されて供給されるよう
になっている。この研磨液は研磨パッド14の遠心力に
より、研磨パッド14と半導体ウェーハ18との間に流
れ込んで、半導体ウェーハ18の研磨に用いられるよう
になっている。
【0007】上記研磨液は、SiO2の研磨剤と0.5
wt%のKOHの混合液体(スラリー)で、1次粒子
(SiO2の粒子が1個の状態)の径が40nm程度、
平均粒子(シロキサンボンドSi−O−Siの形成のた
めにSiO2の粒子が2〜3個くっついている状態)の
径が100nm前後のものである。
【0008】このような化学的機械研磨装置10におい
て、半導体ウェーハ18の研磨を行なう場合は、回転す
る加圧ヘッド16を、回転するターンテーブル12上の
研磨パッド14に向けて加圧することにより、半導体ウ
ェーハ18を研磨パッド14に接触させて、互いに摺動
させることにより行なう。この半導体ウェーハ18の研
磨時は、常にノズル22から滴下する研磨液が、研磨パ
ッド14と半導体ウェーハ18との間に供給されるよう
になっている。
【0009】また回転するドレッサー20も、回転する
ターンテーブル12上の研磨パッド14に向けて加圧す
ることにより、ドレッサー20を研磨パッド14に接触
させて、互いに摺動させる。このことによりドレッサー
20が、研磨パッド14の表面を研磨して削ることによ
り常に新しい面を再生するよう、ドレッサー20が研磨
パッド14の表面をリフレッシュするようになってい
る。
【0010】この化学的機械研磨装置の代表的な研磨条
件としては、加圧ヘッド16の回転数は40r.p.
m.、加圧ヘッド16の研磨パッド14に対する加圧力
は58.8kN/m2、ターンテーブル12の回転数は
42r.p.m.、ドレッサー20の回転数は34r.
p.m.、ドレッサー20の研磨パッド14に対する加
圧力は50N/m2、層間絶縁膜の研磨量は1000n
m、研磨時間は約2分間、層間絶縁の膜の種類はP−T
EOSである。
【0011】次に、研磨特性を表すパラメータの説明を
する。研磨特性を表すパラメータとしては、研磨均一性
(%)、研磨レート(nm/min)がある。
【0012】前者の研磨均一性の計算方法は、一般的
に、半導体ウェーハ18上の49ポイントの研磨した膜
の前後差の(MAX値−MIN値)を、49ポイントの
研磨した膜の前後差の平均値(AVE値)の2倍の値で
割った値の百分率となる。すなわち、研磨均一性(%)
=(MAX値−MIN値)×100/(2×AVE値)
となる。
【0013】また後者の研磨レートの計算方法は、一般
的に、49ポイントの研磨した膜の前後差の平均値(A
VE値)を、研磨した時間(分)で割った値となる。す
なわち、研磨レート(nm/min)=(AVE値)/
時間(分)となる。
【0014】ここで、図5に示す、ドレッサー20の使
用時間と、研磨パッド14を半導体ウェーハ18の研磨
に使用する累積使用時間との関係を示すグラフについて
説明する。同図のグラフのX軸はドレッサー20の使用
時間、Y軸は研磨パッド14を半導体ウェーハ18の研
磨に使用する累積使用時間を示している。このグラフに
よれば、ドレッサー20の使用時間が伸びるほど、研磨
パッド14を半導体ウェーハ18の研磨に使用する累積
使用時間も飛躍的に伸びることが分かる。
【0015】これは、ドレッサー20のダイヤモンド粒
子の摩耗が進むことにより、研磨パッド14が摩耗する
量が減少するために、研磨パッド14を半導体ウェーハ
18の研磨に使用する累積使用時間が伸びるものと思わ
れる。研磨パッド14の寿命は、研磨パッド14がその
当初の厚さから約0.8mm減ったときが寿命となる。
またドレッサー20の寿命は、その使用時間が300時
間に達したときが寿命となる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の化学的機械研磨装置にあっては、図8に示す
ように、ドレッサー20の各ダイヤモンド粒子24の間
に研磨液の固まり26が形成されるために、ドレッサー
20の寿命であるその使用時間が300時間も持たず、
例えば、100時間位でその研磨特性が悪化して使えな
くなり、その寿命が著しく短縮化する。このため、別の
ドレッサー20と交換しなければならなくなり、ドレッ
サー20の交換頻度が高くなってドレッサー20による
生産性が低減するという問題があった。
【0017】そこで本発明は、上記問題点に鑑みて、ド
レッサーのダイヤモンド粒子間に研磨液の固まりが形成
されるのを防止したり、そのような固まりが既にある場
合はそれを除去することにより、ドレッサーの所期の寿
命が短縮化するのを防止することができる化学的機械研
磨装置及び方法を提供することを課題とするものであ
る。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明による化学的機械研磨装置は、上面に研磨パ
ッドを保持して回転するターンテーブルと、下面に保持
した被研磨材を前記研磨パッドに接触させて回転すると
共に加圧する加圧ヘッドと、下面を前記研磨パッドに接
触させて回転すると共に加圧することにより研磨パッド
の上面を研磨してリフレッシュするドレッサーとを備
え、前記被研磨材と前記研磨パッドとの間に研磨液を流
し込んで被研磨材を研磨する化学的機械研磨装置におい
て、前記ドレッサーの非動作時にドレッサーをリフレッ
シュ液中に浸漬してこのリフレッシュ液に超音波を印加
することによりドレッサーをリフレッシュするドレッサ
ーリフレッシュ手段を設けたことを構成としたものであ
る。
【0019】また上記課題を解決するために、本発明に
よる化学的機械研磨方法は、下面に保持した被研磨材を
ターンテーブル上に保持した研磨パッドに接触させて回
転及び加圧すると共に被研磨材と前記研磨パッドとの間
に研磨液を流し込むことにより被研磨材を研磨し、ドレ
ッサーの研磨動作時はドレッサーの下面を前記研磨パッ
ドに接触させて回転すると共に加圧することにより研磨
パッドの上面を研磨してリフレッシュし、ドレッサーの
非研磨動作時はドレッサーを前記研磨パッドから離して
リフレッシュ液中に浸漬してこのリフレッシュ液に超音
波を印加することによりドレッサーをリフレッシュする
ようにしたことを特徴とするものである。
【0020】このような化学的機械研磨装置及び方法に
よれば、ドレッサーの非研磨動作時はドレッサーを研磨
パッドから離してリフレッシュ液中に浸漬して,このリ
フレッシュ液に超音波を印加することによりドレッサー
をリフレッシュするようにしたので、ドレッサーの各ダ
イヤモンド粒子の間に研磨液の固まりが形成されるのを
防止したり、そのような固まりが既にある場合はそれを
除去することにより、ドレッサーの所期の寿命が短縮化
するのを防止することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面に基づいて具体的に説明する。図1ないし図6
は、本発明による化学的機械研磨装置及び方法の第1の
実施の形態について説明するために参照する図である。
【0022】図1は、本発明の第1の実施の形態に係る
化学的機械研磨装置30を示す図である。同図に示す化
学的機械研磨装置30において、ターンテーブル12の
上には研磨パッド14が貼着されて保持されており、こ
の研磨パッド14は発泡ポリウレタン等の材料により形
成されている。
【0023】研磨パッド14の上方には加圧ヘッド16
が回転可能、及び研磨パッド14に向けて加圧可能に配
置されており、この加圧ヘッド16の下面には被研磨材
の半導体ウェーハ18が真空吸着されて、半導体ウェー
ハ18の研磨したい方の面を下に向けて保持されてい
る。
【0024】また、研磨パッド14の上方で加圧ヘッド
16がない位置には、ドレッサー20が回転可能、及び
研磨パッド14に向けて加圧可能に配置されている。こ
のドレッサー20の上層部の基盤はステンレス材(SU
S)により形成され、この基盤の下面にはニッケルメッ
キが施され、このメッキ面にはダイヤモンド粒子(#1
00)が固着されて設けられている。また、このドレッ
サー20は、その保持部(図示せず)に着脱自在に保持
されている。
【0025】さらに研磨パッド14の中央部の上方には
ノズル22が配置されて、このノズル22から研磨パッ
ド14上の中央部に研磨液が滴下されて供給されるよう
になっている。この研磨液は研磨パッド14の遠心力に
より、研磨パッド14と半導体ウェーハ18との間に流
れ込んで、半導体ウェーハ18の研磨に用いられるよう
になっている。
【0026】上記研磨液は、SiO2の研磨剤と0.5
wt%のKOHの混合液体(スラリー)で、1次粒子
(SiO2の粒子が1個の状態)の径が40nm程度、
平均粒子(シロキサンボンドSi−O−Siの形成のた
めにSiO2の粒子が2〜3個くっついている状態)の
径が100nm前後のものである。
【0027】化学的機械研磨装置30のターンテーブル
12とは別の位置には、超音波を印加することによりド
レッサー20をリフレッシュする超音波洗浄部32(ド
レッサーリフレッシュ手段)が設けられている。この超
音波洗浄部32は、ターンテーブル12の上方の保持部
から取り外したドレッサー20を、中に充填した純水
(リフレッシュ液)中に浸漬する箱状のドレッサー浸漬
部34と、このドレッサー浸漬部34の中におけるドレ
ッサー20の有無を検出するセンサー35と、ドレッサ
ー浸漬部34と連結してそれに超音波振動を印加する超
音波振動子36とを有している。
【0028】超音波洗浄部32には、例えば、スタンド
アローン(商品名)の超音波洗浄機を用いることができ
る。この超音波洗浄機は、定格出力が150ワット
(W)、発振周波数が26キロヘルツ(kHz)で、1
2時間以上その周波数の発振動作を継続することができ
る。上記センサー35には、反射型、透過型等の光電セ
ンサーを用いることができる。
【0029】このような化学的機械研磨装置30の動作
について、図2ないし図4に基づいて、以下に説明す
る。まず化学的機械研磨装置30は電源スイッチをON
させて研磨動作を開始し(図4のステップS1)、回転
する加圧ヘッド16を、図2に示すように、回転するタ
ーンテーブル12上の研磨パッド14に向けて加圧する
ことにより(図4のステップS2)、半導体ウェーハ1
8を研磨パッド14に接触させて、互いに摺動させるこ
とにより半導体ウェーハ18の研磨を行なう。
【0030】この半導体ウェーハ18の研磨時は、図1
に示すように、常にノズル22から滴下する研磨液が、
研磨パッド14と半導体ウェーハ18との間に供給され
るようになっている。
【0031】また回転するドレッサー20も、図2に示
すように、加圧ヘッド16と同時に、回転するターンテ
ーブル12上の研磨パッド14に向けて加圧することに
より(図4のステップS2)、ドレッサー20を研磨パ
ッド14に接触させて、互いに摺動させる。このためド
レッサー20が、研磨パッド14の表面を研磨して削る
ことにより、常に研磨パッド14の新しい面を再生する
よう、ドレッサー20が研磨パッド14の表面をリフレ
ッシュするようになっている。
【0032】この化学的機械研磨装置30の代表的な研
磨条件としては、加圧ヘッド16の回転数は40r.
p.m.、加圧ヘッド16の研磨パッド14に対する加
圧力は58.8kN/m2、ターンテーブル12の回転
数は42r.p.m.、ドレッサー20の回転数は34
r.p.m.、ドレッサー20の研磨パッド14に対す
る加圧力は50N/m2、層間絶縁膜の研磨量は100
0nm、研磨時間は約2分間、層間絶縁の膜の種類はP
−TEOSである。
【0033】このような化学的機械研磨装置30の研磨
動作が終了したら(図4のステップS3)、加圧ヘッド
16とドレッサー20は、図3に示すように、各々の待
機位置に移動する(図4のステップS4)。このときド
レッサー20は、その待機位置としての超音波洗浄部3
2に移動して、そのドレッサー浸漬部34内に常に供給
されている純水W中に浸漬する。
【0034】このとき、センサー35がドレッサー浸漬
部34の中にドレッサー20が有ることを検出すると
(図4のステップS5のYES)、超音波振動子36が
ドレッサー浸漬部34に超音波振動を印加する(図4の
ステップS6)。すると、ドレッサー20の各ダイヤモ
ンド粒子24の間に研磨液の固まり26が形成されるの
を防止、或は除去することができるので、ドレッサーの
所期の寿命が短縮化するのを防止することができる。
【0035】図4のステップS5において、センサー3
5がドレッサー浸漬部34の中にドレッサー20が有る
ことを検出しなかったときは(ステップS5のNO)、
化学的機械研磨装置30は異常(故障)と判断される
(図4のステップS8)。
【0036】化学的機械研磨装置30が次の半導体ウェ
ーハ18の研磨動作を準備し(図4のステップS9)、
加圧ヘッド16及びドレッサー20を研磨パッド14上
に移動する(図4のステップS10)。すると、ドレッ
サー浸漬部34の中からドレッサー20が無くなるの
で、センサー35はドレッサー浸漬部34の中のドレッ
サー20を検出することはない(図4のステップS11
のNO)。このため、超音波振動子36は動作を停止す
る(図4のステップS12)。
【0037】図4のステップS11において、センサー
35がドレッサー浸漬部34の中にドレッサー20が有
ることを検出したときは(ステップS11のYES)、
化学的機械研磨装置30は異常(故障)と判断される
(ステップS13)。
【0038】次に、研磨特性を表すパラメータの説明を
する。研磨特性を表すパラメータとしては、研磨均一性
(%)、研磨レート(nm/min)がある。
【0039】前者の研磨均一性の計算方法は、一般的
に、半導体ウェーハ18上の49ポイントの研磨した膜
の前後差の(MAX値−MIN値)を、49ポイントの
研磨した膜の前後差の平均値(AVE値)の2倍の値で
割った値の百分率となる。すなわち、研磨均一性(%)
=(MAX値−MIN値)×100/(2×AVE値)
となる。
【0040】また後者の研磨レートの計算方法は、一般
的に、49ポイントの研磨した膜の前後差の平均値(A
VE値)を、研磨した時間(分)で割った値となる。す
なわち、研磨レート(nm/min)=(AVE値)/
時間(分)となる。
【0041】ここで、図5に示す、ドレッサー20の使
用時間と、研磨パッド14を半導体ウェーハ18の研磨
に使用する累積使用時間との関係を示すグラフについて
説明する。同図のグラフのX軸はドレッサー20の使用
時間、Y軸は研磨パッド14を半導体ウェーハ18の研
磨に使用する累積使用時間を示している。このグラフに
よれば、ドレッサー20の使用時間が伸びるほど、研磨
パッド14を半導体ウェーハ18の研磨に使用する累積
使用時間も飛躍的に伸びることが分かる。
【0042】これは、ドレッサー20のダイヤモンド粒
子の摩耗が進むことにより、研磨パッド14が摩耗する
量が減少するために、研磨パッド14を半導体ウェーハ
18の研磨に使用する累積使用時間が伸びるものと思わ
れる。研磨パッド14の寿命は、研磨パッド14がその
当初の厚さから約0.8mm減ったときが寿命となる。
またドレッサー20の寿命は、その使用時間が300時
間に達したときが寿命となる。
【0043】本実施の形態の化学的機械研磨装置30に
よれば、上述したようにドレッサーの所期の寿命が短縮
化するのを防止することができるので、ドレッサー20
はその所期の寿命である300時間位迄使用することが
できる。このため、研磨パッド14を半導体ウェーハ1
8の研磨に使用する累積使用時間も飛躍的に伸ばすこと
ができる。
【0044】図6は、超音波洗浄部32によりドレッサ
ー20の各ダイヤモンド粒子24の間の研磨液の固まり
26が除去される前後の、研磨均一性と研磨レートのト
レンドデータを示すグラフである。同図のグラフから分
かるように、日付が7月23日(7/23)に、ドレッ
サー20を超音波洗浄部32により12時間以上超音波
洗浄したことにより、白のプロットで示す研磨均一性が
11%以上に上昇していたものが、7%前後にまで低く
なっている。研磨均一性は11%以上あるときは異常と
すると、大幅に改善されていることが分かる。
【0045】また黒のプロットで示す研磨レートは、上
記日付にドレッサー20を超音波洗浄したことにより、
210nm/min程度迄低下していたものが、250
nm/min程度にまで高くなっている。研磨レートは
200nm/min以下のときは異常とすると、大幅に
改善されていることが分かる。
【0046】このため、超音波洗浄部32によりドレッ
サー20に付着した研磨液の固まり26を除去してドレ
ッサー20をリフレッシュすることにより、研磨特性
(研磨均一性、研磨レート)が大幅に改善され、同じド
レッサー20を引き続き使用することが可能となって、
ドレッサー20の寿命の短縮化を確実に防止することが
できる。このため、ドレッサー20の交換頻度が低減し
てドレッサー20による生産性を向上させることができ
る。
【0047】またドレッサー20により研磨パッド14
を研磨してリフレッシュすることにより、研磨パッド1
4に付いていたゴミや研磨液の固まり26等を除去する
ことができ、そのゴミや研磨液の固まり26等により半
導体ウェーハ18の研磨面に傷が付くことを防止するこ
とができる。
【0048】なお、上記実施の形態においてはドレッサ
ー20の待機時に超音波振動子36により超音波振動を
印加する場合について説明したが、超音波振動を印加す
る代りに、超音波洗浄部32のドレッサー浸漬部34内
に50℃以上の温水を供給するようにしてもよい。この
ように50℃以上の温水を供給することにより水の分子
の動きが、温度が低い純水を用いたときよりも激しく動
くため、超音波振動を印加するのと同様の効果を得るこ
とができる。
【0049】さらに、ドレッサー浸漬部34内に50℃
以上の温水を供給すると共に、ドレッサー浸漬部34に
超音波振動子36により超音波振動を印加するようにし
てもよい。
【0050】以上、本発明の実施の形態について具体的
に述べてきたが、本発明は上記の実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の技術的思想に基づいて、その
他にも各種の変更が可能なものである。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ドレッサーの非研磨動作時はドレッサーを研磨パッドか
ら離してリフレッシュ液中に浸漬して,このリフレッシ
ュ液に超音波を印加することによりドレッサーをリフレ
ッシュするようにしたので、ドレッサーの各ダイヤモン
ド粒子の間に研磨液の固まりが形成されるのを防止した
り、そのような固まりが既にある場合はそれを除去する
ことにより、ドレッサーの所期の寿命が短縮化するのを
防止することができる。このため、ドレッサー20の交
換頻度が低減してドレッサー20による生産性を向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る化学的機械研
磨装置30を示す要部斜視図である。
【図2】化学的機械研磨装置30の動作について説明す
るための要部側面図である。
【図3】化学的機械研磨装置30の他の動作について説
明するための要部側面図である。
【図4】化学的機械研磨装置30の動作手順について説
明するためのフローチャートである。
【図5】ドレッサー20の使用時間と研磨パッド14の
累積使用時間との関係を示すグラフを示す図である。
【図6】ドレッサー20に超音波振動を印加することに
よる研磨均一性と研磨レートの変化を示すトレンドデー
タをグラフにして示す図である。
【図7】従来の化学的機械研磨装置10を示す要部斜視
図である。
【図8】従来の化学的機械研磨装置10に用いたドレッ
サー20の各ダイヤモンド粒子24間の研磨液の固まり
26を示すドレッサー20の部分拡大図である。
【符号の説明】
10…化学的機械研磨装置、12…ターンテーブル、1
4…研磨パッド、16…加圧ヘッド、18…半導体ウェ
ーハ、20…ドレッサー、22…ノズル、24…ダイヤ
モンド粒子、26…研磨液の固まり、30…化学的機械
研磨装置、32…超音波洗浄部、34…ドレッサー浸漬
部、35…センサー、36…超音波振動子、W…純水

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面に研磨パッドを保持して回転するタ
    ーンテーブルと、 下面に保持した被研磨材を前記研磨パッドに接触させて
    回転すると共に加圧する加圧ヘッドと、 下面を前記研磨パッドに接触させて回転すると共に加圧
    することにより研磨パッドの上面を研磨してリフレッシ
    ュするドレッサーとを備え、 前記被研磨材と前記研磨パッドとの間に研磨液を流し込
    んで被研磨材を研磨する化学的機械研磨装置において、 前記ドレッサーの非動作時にドレッサーをリフレッシュ
    液中に浸漬してこのリフレッシュ液に超音波を印加する
    ことによりドレッサーをリフレッシュするドレッサーリ
    フレッシュ手段を設けたことを特徴とする化学的機械研
    磨装置。
  2. 【請求項2】 下面に保持した被研磨材をターンテーブ
    ル上に保持した研磨パッドに接触させて回転及び加圧す
    ると共に被研磨材と前記研磨パッドとの間に研磨液を流
    し込むことにより被研磨材を研磨し、 ドレッサーの研磨動作時はドレッサーの下面を前記研磨
    パッドに接触させて回転すると共に加圧することにより
    研磨パッドの上面を研磨してリフレッシュし、 ドレッサーの非研磨動作時はドレッサーを前記研磨パッ
    ドから離してリフレッシュ液中に浸漬してこのリフレッ
    シュ液に超音波を印加することによりドレッサーをリフ
    レッシュするようにしたことを特徴とする化学的機械研
    磨方法。
JP29232999A 1999-10-14 1999-10-14 化学的機械研磨装置及び方法 Pending JP2001113455A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29232999A JP2001113455A (ja) 1999-10-14 1999-10-14 化学的機械研磨装置及び方法
US09/689,987 US6780088B1 (en) 1999-10-14 2000-10-12 Chemical mechanical polishing apparatus and a method of chemical mechanical polishing using the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29232999A JP2001113455A (ja) 1999-10-14 1999-10-14 化学的機械研磨装置及び方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001113455A true JP2001113455A (ja) 2001-04-24

Family

ID=17780388

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29232999A Pending JP2001113455A (ja) 1999-10-14 1999-10-14 化学的機械研磨装置及び方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6780088B1 (ja)
JP (1) JP2001113455A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014176242A1 (en) * 2013-04-24 2014-10-30 Applied Materials, Inc Methods and apparatus using energized fluids to clean chemical mechanical planarization polishing pads
CN109202724A (zh) * 2018-09-12 2019-01-15 上海华力集成电路制造有限公司 化学机械研磨装置及其操作方法
CN111347486A (zh) * 2020-03-13 2020-06-30 刘丰源 一种中药饮片定位打孔机
CN114683097A (zh) * 2022-03-07 2022-07-01 广州大学 一种圆柱滚子轴承滚动体超声强化加工***和方法

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8545634B2 (en) * 2005-10-19 2013-10-01 Freescale Semiconductor, Inc. System and method for cleaning a conditioning device
WO2007054125A1 (en) * 2005-11-08 2007-05-18 Freescale Semiconductor, Inc. A system and method for removing particles from a polishing pad
JP2014130881A (ja) * 2012-12-28 2014-07-10 Ebara Corp 研磨装置
JP6489973B2 (ja) * 2015-07-30 2019-03-27 株式会社ディスコ 研削装置
CN109015335A (zh) * 2018-09-27 2018-12-18 德淮半导体有限公司 化学机械研磨装置及其工作方法
US11446785B2 (en) * 2018-10-31 2022-09-20 Taiwan Semiconductor Manufacturing Co., Ltd. Methods to clean chemical mechanical polishing systems
JP2022018685A (ja) * 2020-07-16 2022-01-27 株式会社岡本工作機械製作所 ドレッシング装置及び研磨装置

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5653622A (en) * 1995-07-25 1997-08-05 Vlsi Technology, Inc. Chemical mechanical polishing system and method for optimization and control of film removal uniformity
US6050884A (en) * 1996-02-28 2000-04-18 Ebara Corporation Polishing apparatus
US5683289A (en) * 1996-06-26 1997-11-04 Texas Instruments Incorporated CMP polishing pad conditioning apparatus
JPH1015807A (ja) * 1996-07-01 1998-01-20 Canon Inc 研磨システム
US6030487A (en) * 1997-06-19 2000-02-29 International Business Machines Corporation Wafer carrier assembly
US6110011A (en) * 1997-11-10 2000-08-29 Applied Materials, Inc. Integrated electrodeposition and chemical-mechanical polishing tool
US5957750A (en) * 1997-12-18 1999-09-28 Micron Technology, Inc. Method and apparatus for controlling a temperature of a polishing pad used in planarizing substrates
US6203413B1 (en) * 1999-01-13 2001-03-20 Micron Technology, Inc. Apparatus and methods for conditioning polishing pads in mechanical and/or chemical-mechanical planarization of microelectronic-device substrate assemblies
JP2000263420A (ja) * 1999-03-18 2000-09-26 Hitachi Ltd 半導体基板研磨装置
JP4030247B2 (ja) * 1999-05-17 2008-01-09 株式会社荏原製作所 ドレッシング装置及びポリッシング装置
US6575820B2 (en) * 2001-03-28 2003-06-10 Nanya Technology Corporation Chemical mechanical polishing apparatus
US6878045B2 (en) * 2001-07-24 2005-04-12 Honeywell International Incorporated Ultrasonic conditioning device cleaner for chemical mechanical polishing systems
US20030064595A1 (en) * 2001-09-28 2003-04-03 Wang Michael Shu-Huan Chemical mechanical polishing defect reduction system and method
JP2003211355A (ja) * 2002-01-15 2003-07-29 Ebara Corp ポリッシング装置及びドレッシング方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014176242A1 (en) * 2013-04-24 2014-10-30 Applied Materials, Inc Methods and apparatus using energized fluids to clean chemical mechanical planarization polishing pads
CN109202724A (zh) * 2018-09-12 2019-01-15 上海华力集成电路制造有限公司 化学机械研磨装置及其操作方法
CN111347486A (zh) * 2020-03-13 2020-06-30 刘丰源 一种中药饮片定位打孔机
CN114683097A (zh) * 2022-03-07 2022-07-01 广州大学 一种圆柱滚子轴承滚动体超声强化加工***和方法

Also Published As

Publication number Publication date
US6780088B1 (en) 2004-08-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4481394B2 (ja) 半導体基板の洗浄装置及びその洗浄方法
JP3004891B2 (ja) 表面粗さを減少させるための半導体ウエハの粗研磨法
US20040106367A1 (en) Fixed abrasive polishing pad
US20010019938A1 (en) Apparatus and methods for conditioning polishing pads in mechanical and/or chemical-mechanical planarization of microelectronic-device substrate assemblies
JP2001113455A (ja) 化学的機械研磨装置及び方法
JP2616736B2 (ja) ウエーハ研磨装置
JP2004186493A (ja) 化学的機械研磨方法及び化学的機械研磨装置
JP2002353174A (ja) 研磨パッド表面を調整する方法およびそのための装置
US6420265B1 (en) Method for polishing semiconductor device
US20020086620A1 (en) Method and apparatus for conditioning a polishing pad with sonic energy
WO2006014728A1 (en) Polishing solution retainer
JP2001121403A (ja) 圧力制御回路を備えた化学機械研磨装置
JP2007266547A (ja) Cmp装置及びcmp装置の研磨パッドコンディショニング処理方法
JP2001138211A (ja) 研磨装置及びその方法
JPH11333712A (ja) 研磨ヘッド及びそれを用いた研磨装置
US6878045B2 (en) Ultrasonic conditioning device cleaner for chemical mechanical polishing systems
US20010029155A1 (en) Multi-step conditioning process
US20020086622A1 (en) Method and apparatus for conditioning a polishing pad with sonic energy
JP2002510875A (ja) ケミカルメカニカルポリシングにおいてスラリーを除去する装置および方法
JP2018049980A (ja) 半導体装置の製造方法
JP2010278448A (ja) シリコン・ポリシリコン表面の制御的パッシベーションのための研磨プラーテンリンス
JP2006004992A (ja) 研磨装置管理システム、管理装置、管理装置制御プログラム及び管理装置制御方法
JP4058904B2 (ja) 研磨布のドレッシング方法、半導体ウェーハの研磨方法及び研磨装置
JPH09285957A (ja) 研磨材、それを用いた研磨方法および装置
KR100190051B1 (ko) 연마 패드를 사용하지 않는 화학기계적 연마 장치

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20051207

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060324

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071217

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071225

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080411