JP2001111602A - データ提供装置及び方法 - Google Patents

データ提供装置及び方法

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JP2001111602A
JP2001111602A JP28284999A JP28284999A JP2001111602A JP 2001111602 A JP2001111602 A JP 2001111602A JP 28284999 A JP28284999 A JP 28284999A JP 28284999 A JP28284999 A JP 28284999A JP 2001111602 A JP2001111602 A JP 2001111602A
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JP28284999A
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Yoshiyuki Takei
芳幸 武井
Mitsugi Kubota
貢 久保田
Tadayoshi Takahashi
忠義 高橋
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、不特定多数の利用者端末にネット
ワークを介してデータ検索・照会サービスを行う際に、
利用者端末側から見た応答性能の確保を図る。 【解決手段】 以前にデータ要求を受けた利用者端末7
の識別情報毎に割付けられ、当該利用者端末7宛の今回
の提供データが記憶される複数の提供データ領域13を
設け、再利用者割付処理部23が、利用者端末7の識別
情報に基づいて、当該利用者端末7について再利用か否
かを判定し、再利用と判定したとき、当該識別情報に対
応する提供データ領域13を割付ける。これにより、利
用者端末7が受付・サービス提供装置1を再利用したと
き、対応する提供データ領域13の記憶内容を提供可能
となるデータ提供装置及び方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不特定多数の利用
者端末からアクセスされ、要求されたデータを提供する
データ提供装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、普及してきたインターネットシス
テムでは、不特定多数の利用者端末から受けたデータ要
求に基づいて、データ蓄積装置内のデータの検索・照会
サービスを行うデータ提供装置が広く用いられている。
【0003】この種のデータ提供装置では、利用者を意
識せずに利用者端末側から処理要求を受付け、サービス
提供処理が繰返し行われている。
【0004】これにより、利用集中時には、データ提供
装置が高負荷状態となり、処理が遅延すると共に、この
遅延に比例して利用者側の応答性能も劣化するので、サ
ービス内容を低下させてしまう。
【0005】また、インターネットシステムでは、コネ
クションレス型のプロトコルが一般的に使用される。こ
のため、データ提供装置側では、特定利用者を認識でき
ず、特定利用者による連続処理要求(蓄積データを自シ
ステムへコピーし、自システムで再利用することを目的
としたアクセス)等の不正を阻止できない。このような
不正利用は、前述同様に、過度の負荷集中を生じさせ、
他の利用者のアクセスを制限させてしまう。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
従来のデータ提供装置では、同時利用者数の増加に比例
し、処理の遅いデータ蓄積装置などがボトルネックとな
って、利用者から見た応用性能を低下させると共に、提
供装置本体を常に高負荷状態にさせてしまう。
【0007】また、特定利用者を認識できないため、不
正利用を阻止できない問題がある。この不正利用は、連
続処理要求の場合、前述同様に、提供装置本体を常に高
負荷状態にさせてしまう。
【0008】本発明は上記実情を考慮してなされたもの
で、不特定多数の利用者端末にネットワークを介してデ
ータ検索・照会サービスを行う際に、利用者端末側から
見た応答性能を確保し得るデータ提供装置及び方法を提
供することを目的とする。
【0009】また、本発明の他の目的は、上述したデー
タ検索・照会サービスの際に、不正利用に対するセキュ
リティを確保し得るデータ提供装置及び方法を提供する
ことにある。
【0010】さらに、本発明の他の目的は、このような
利用者端末側の応答性能と提供装置側のセキュリティと
を確保でき、利用集中時の負荷低減を実現し得るデータ
提供装置及び方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に対応する発明
は、複数の利用者端末にネットワークを介して接続さ
れ、各利用者端末から受けたデータ要求に基づいて提供
データを検索し、該当する提供データを送信するデータ
提供装置であって、以前にデータ要求を受けた利用者端
末の識別情報毎に割付けられ、当該利用者端末宛の今回
の提供データが記憶される複数の提供データ記憶手段
と、前記利用者端末の識別情報に基づいて、当該利用者
端末について再利用か否かを判定し、再利用と判定した
とき、当該識別情報に対応する提供データ記憶手段を割
付ける再利用者割付手段とを備えたデータ提供装置であ
る。
【0012】また、請求項2に対応する発明は、請求項
1に対応するデータ提供装置において、利用者端末のデ
ータ要求に基づいて、前記再利用者割付手段により割付
けられた提供データ記憶手段を検索し、該当する提供デ
ータを送出する検索照会手段を備えたデータ提供装置で
ある。
【0013】さらに、請求項3に対応する発明は、請求
項2に対応するデータ提供装置において、前記各提供デ
ータ記憶手段毎に設けられ、各提供データ記憶手段内の
提供データの元となる元データが記憶される複数の元デ
ータ記憶手段と、前記検索照会手段による検索の結果、
前記提供データ記憶手段内に該当する提供データがない
とき、当該提供データ記憶手段に対応する元データ記憶
手段を検索する元データ検索手段とを備えたデータ提供
装置である。
【0014】また、請求項4に対応する発明は、請求項
3に対応するデータ提供装置において、前記元データ記
憶手段内の元データに基づいて提供データを作成し、得
られた提供データを対応する提供データ記憶手段に書込
むと共に、この提供データの次の提供データを前記元デ
ータから作成する提供データ作成手段を備えたデータ提
供装置である。
【0015】さらに、請求項5に対応する発明は、請求
項1乃至請求項4のいずれか1項に対応するデータ提供
装置において、前記提供データを送信するとき、前記提
供データの識別情報を暗号化して暗号化識別情報を作成
するデータ暗号化手段と、前記データ暗号化手段により
作成された暗号化識別情報を前記提供データ記憶手段か
ら読出された提供データ内に組込む暗号化情報組込み手
段と、前記暗号化情報組込手段により暗号化識別情報の
組込まれた提供データを送信する提供データ送信手段と
を備えたデータ提供装置である。
【0016】また、請求項6に対応する発明は、請求項
1乃至請求項5のいずれか1項に対応するデータ提供装
置において、利用者端末の識別情報毎に、少なくとも前
回アクセス時の日時を示す履歴情報が記憶された履歴情
報記憶手段と、前記履歴情報記憶手段内の履歴情報に基
づいて、利用者端末毎に利用状況を監視する利用状況監
視手段とを備えたデータ提供装置である。
【0017】さらに、請求項7に対応する発明は、請求
項6に対応するデータ提供装置において、前記利用状況
監視手段としては、前記監視により、不正利用を検知し
たとき、当該不正利用を行った利用者端末の利用を拒絶
するデータ提供装置である。
【0018】また、請求項8に対応する発明は、複数の
利用者端末にネットワークを介して接続され、各利用者
端末から受けたデータ要求に基づいて提供データを検索
し、該当する提供データを送信するデータ提供方法であ
って、以前にデータ要求を受けた利用者端末の識別情報
毎に割付けられ、当該利用者端末宛の今回の提供データ
が記憶される複数の提供データ記憶手段を設け、前記利
用者端末の識別情報に基づいて、当該利用者端末につい
て再利用か否かを判定し、再利用と判定したとき、当該
識別情報に対応する提供データ記憶手段を割付ける再利
用者割付工程を含んでいるデータ提供方法である。
【0019】さらに、請求項9に対応する発明は、請求
項8に対応するデータ提供方法において、利用者端末の
データ要求に基づいて、前記再利用者割付手段により割
付けられた提供データ記憶手段を検索し、該当する提供
データを送出する検索照会工程を含んでいるデータ提供
方法である。
【0020】また、請求項10に対応する発明は、請求
項9に対応するデータ提供方法において、前記各提供デ
ータ記憶手段毎に設けられ、各提供データ記憶手段内の
提供データの元となる元データが記憶される複数の元デ
ータ記憶手段を有し、前記検索照会工程による検索の結
果、前記提供データ記憶手段内に該当する提供データが
ないとき、当該提供データ記憶手段に対応する元データ
記憶手段を検索する元データ検索工程を含んでいるデー
タ提供方法である。
【0021】さらに、請求項11に対応する発明は、請
求項10に対応するデータ提供方法において、前記元デ
ータ記憶手段内の元データに基づいて提供データを作成
し、得られた提供データを対応する提供データ記憶手段
に書込むと共に、この提供データの次の提供データを前
記元データから作成する提供データ作成工程を含んでい
るデータ提供方法である。
【0022】また、請求項12に対応する発明は、請求
項8乃至請求項11のいずれか1項に対応するデータ提
供方法において、前記提供データを送信するとき、前記
提供データの識別情報を暗号化して暗号化識別情報を作
成するデータ暗号化工程と、前記データ暗号化工程によ
り作成された暗号化識別情報を前記提供データ記憶手段
から読出された提供データ内に組込む暗号化情報組込み
工程と、前記暗号化情報組込工程により暗号化識別情報
の組込まれた提供データを送信する提供データ送信工程
とを含んでいるデータ提供方法。
【0023】さらに、請求項13に対応する発明は、請
求項8乃至請求項12のいずれか1項に対応するデータ
提供方法において、利用者端末の識別情報毎に、少なく
とも前回アクセス時の日時を示す履歴情報が記憶された
履歴情報記憶手段を設け、前記履歴情報記憶手段内の履
歴情報に基づいて、利用者端末毎に利用状況を監視する
利用状況監視工程を含んでいるデータ提供方法である。
【0024】また、請求項14に対応する発明は、請求
項13に記載のデータ提供方法において、前記利用状況
監視工程としては、前記監視により、不正利用を検知し
たとき、当該不正利用を行った利用者端末の利用を拒絶
するデータ提供方法である。
【0025】(作用)従って、請求項1,8に対応する
発明は以上のような手段を講じたことにより、以前にデ
ータ要求を受けた利用者端末の識別情報毎に割付けら
れ、当該利用者端末宛の今回の提供データが記憶される
複数の提供データ記憶手段を設け、再利用者割付手段
が、利用者端末の識別情報に基づいて、当該利用者端末
について再利用か否かを判定し、再利用と判定したと
き、当該識別情報に対応する提供データ記憶手段を割付
ける。
【0026】これにより、利用者端末がデータ提供装置
を再利用したとき、対応する提供データ記憶手段の記憶
内容を提供可能となるので、不特定多数の利用者端末に
ネットワークを介してデータ検索・照会サービスを行う
際に、利用者端末側から見た応答性能を確保することが
できる。
【0027】また、請求項2,9に対応する発明は、検
索照会手段が、利用者端末のデータ要求に基づいて、再
利用者割付手段により割付けられた提供データ記憶手段
を検索し、該当する提供データを送出するので、請求項
1,8に対応する作用を容易、且つ確実に奏することが
できる。
【0028】さらに、請求項3,10に対応する発明
は、各提供データ記憶手段毎に設けられ、各提供データ
記憶手段内の提供データの元となる元データが記憶され
る複数の元データ記憶手段を有し、元データ検索手段
が、検索照会手段による検索の結果、提供データ記憶手
段内に該当する提供データがないとき、当該提供データ
記憶手段に対応する元データ記憶手段を検索する。
【0029】このように、再利用可能なデータが階層構
造を成し、上層から順次検索する方式なので、請求項
2,9に対応する作用に加え、データ要求毎に大元のデ
ータ蓄積装置を検索するといった手間を省略でき、デー
タ蓄積装置3やデータ提供装置本体の負荷を著しく軽減
させることができる。
【0030】また、請求項4,11に対応する発明は、
提供データ作成手段が、元データ記憶手段内の元データ
に基づいて提供データを作成し、得られた提供データを
対応する提供データ記憶手段に書込むと共に、この提供
データの次の提供データを元データから作成するので、
請求項3,10に対応する作用に加え、次の提供データ
を要求するデータ要求に対し、応答性能を向上させるこ
とができる。
【0031】さらに、請求項5,12に対応する発明
は、データ暗号化手段が、提供データを送信するとき、
提供データの識別情報を暗号化して暗号化識別情報を作
成し、暗号化情報組込み手段が、データ暗号化手段によ
り作成された暗号化識別情報を提供データ記憶手段から
読出された提供データ内に組込み、提供データ送信手段
が、暗号化情報組込手段により暗号化識別情報の組込ま
れた提供データを送信するので、請求項1〜4,8〜1
1に対応する作用に加え、提供データの識別情報が暗号
化によりカムフラージュされるため、特に、連続処理要
求といった不正利用に対するセキュリティを確保するこ
とができる。また、このような利用者端末側の応答性能
と提供装置側のセキュリティとを確保でき、利用集中時
の負荷低減を実現することができる。
【0032】また、請求項6,13に対応する発明は、
利用者端末の識別情報毎に、少なくとも前回アクセス時
の日時を示す履歴情報が記憶された履歴情報記憶手段を
設け、利用状況監視手段が、履歴情報記憶手段内の履歴
情報に基づいて、利用者端末毎に利用状況を監視するの
で、請求項1〜5,8〜12のいずれかに対応する作用
に加え、特定の利用者端末による占有の阻止を図ること
ができる。
【0033】さらに、請求項7,14に対応する発明
は、利用状況監視手段が、監視により、不正利用を検知
したとき、当該不正利用を行った利用者端末の利用を拒
絶するので、請求項6,13に対応する作用を容易且つ
確実に奏することができる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施形態につい
て図面を参照しながら説明する。 (第1の実施形態)図1は本発明の第1の実施形態に係
る受付・サービス提供装置(データ提供装置)を備えた
データ検索照会システムの構成を示す模式図である。こ
のデータ検索照会システムは、受付・サービス提供装置
1、データ検索装置2及びデータ蓄積装置3が互いにL
AN4を介して接続された構成となっている。
【0035】また、各装置1〜3は、LAN4から経路
制御装置5及びインターネット(公衆網)6を介して複
数の利用者端末7に接続されている。なお、利用者端末
7は、一般利用者の使用する端末であり、インターネッ
ト6上のサービス提供を受けることが可能な通常の計算
機(又は計算機システム)である。また、受付・サービ
ス提供装置1、データ検索装置2及びデータ蓄積装置3
としては、同時に複数の要求と処理が可能な装置が使用
される。さらに、経路制御装置5、受付・サービス提供
装置1、データ検索装置2及びデータ蓄積装置3は、互
いにLAN4を介して双方向の通信が可能となってい
る。
【0036】ここで、受付・サービス提供装置1は、イ
ンターネット6経由で利用者端末7の要求を受付ける機
能と、検索要求を受付けたときにはデータ検索装置2へ
検索要求を行う機能と、データ照会要求を受付けたとき
にはデータ蓄積装置3へデータ照会要求を行う機能と、
これら要求に対してデータ検索装置2又はデータ蓄積装
置3から読出した一次データに基づいて提供データを作
成し、この提供データを要求元の利用者端末7に返信す
る機能とを持っている。
【0037】具体的には図2に示すように、受付・サー
ビス提供装置1は、複数のメモリ領域11〜16と、複
数の処理部21〜30とを備えている。各メモリ領域1
1〜16は、それぞれ利用者履歴情報領域11、利用者
領域12、提供データ領域13、管理データ領域14、
二次再利用領域15及び一次再利用領域16である。各
処理部は、それぞれ受付処理部21、再利用者判定処理
部22、利用者割付処理部23、提供処理部24、検索
照会処理部25、提供データ作成処理部26、二次再利
用データ作成処理部27、一次再利用データ取得処理部
28、提供データ暗号化処理部29及び利用状況監視処
理部30である。
【0038】ここで、利用者履歴情報領域11は、利用
者及びその利用履歴を示す利用者情報を管理するための
データが記憶されたメモリ領域であり、具体的には、少
なくとも受付処理部21で得た利用者特定情報(マシン
ID等)並びに前回アクセス時の日時と、利用者割付処
理部23で割付けた内部利用者IDという3項目からな
る利用者履歴情報が読出可能に記憶されている。なお、
これら利用者履歴情報は、周知のCookie技術を用いて作
成可能となっている。
【0039】利用者領域12は、利用者毎に提供データ
を再利用可能に一時的に格納するための領域であり、内
部利用者ID毎に割付けられた提供データ領域13と、
各提供データ領域13を管理するための管理データ領域
14とを備えている。すなわち、内部利用者IDの最大
値は、提供データ領域13の個数に相当する。
【0040】提供データ領域13は、システム内の資源
に対応する領域数分だけ確保され、図3に示すように、
提供データ作成処理部26により、提供データA1が提
供時と同じデータ形式で格納され、検索照会処理部25
から読出可能となっている。
【0041】管理データ領域14は、利用者割付処理部
23により提供データ領域13毎に割付けられた内部利
用者IDと、各提供データ領域13を示すアドレス情報
とからなる利用者領域管理情報が提供データ領域13毎
に記憶され、利用者割付処理部23及び検索照会処理部
25から読出可能となっている。
【0042】二次再利用領域15は、一次再利用領域1
6内の一次データaが提供データA1の単位毎に分割さ
れてなる二次データa1〜amが一次的に格納される領
域であり、他領域と同様にシステムが持つ資源から算出
した領域数分確保される。なお、一次データaは、例え
ばある画家の画集データといった任意の纏まりをもった
データであり、二次データa1〜amは、それぞれ例え
ば画集内の個々の絵画といった提供データの単位毎のデ
ータに相当する。但し、二次データa1〜amは、意味
的な纏まりをもつ必要はなく、例えば一次データaがm
ページからなる論文であり、提供データA1の単位がペ
ージ単位である場合、各ページのデータに該当する。
【0043】一次再利用領域16は、データ検索装置2
及びデータ蓄積装置3から読出された一次データが両装
置上のデータ形式と同じ形式で一時的に格納される領域
であり、利用者領域12と同様にシステム内の資源に対
応する領域数分だけ確保される。
【0044】受付処理部21は、利用者端末7から接続
要求を受けたとき、再利用者判定処理部22を呼出す機
能と、呼出した再利用者判定処理部22にこの接続要求
を与える機能と、利用者割付処理部23により割付けた
利用者IDを埋込んだ初期画面データを作成してこの初
期画面データを利用者端末7宛に送信する機能とをもっ
ている。
【0045】再利用者判定処理部22は、受付処理部2
1から呼出されたとき、この利用者端末7に関して再利
用者か否かを判定し、再利用者と判定したとき、利用者
履歴情報領域11内の利用者履歴情報を参照し、前回利
用時の利用者ID、アクセス日付及びアクセス時刻等の
情報を取得して利用者割付処理部23に与える機能をも
っている。
【0046】利用者割付処理部23は、この利用者ID
に基づいて、利用者領域12内の管理データ領域14を
検索して、前回アクセス時の提供データ領域13の有無
を判定し、前回の提供データ領域13が有るときには同
一の利用者IDを提供データ領域13に再割付けする機
能と、前回の提供データ領域13が無いときには新規の
利用者IDを提供データ領域13に割付けする機能とを
もっている。
【0047】提供処理部24は、受付処理部21から呼
出されると、受付処理部21から受けた利用者IDに対
応する検索照会処理部25を呼出すと共に、受付処理部
21から受けた返信要求データを検索照会処理部25に
与える機能と、検索照会処理部25から受けた提供デー
タA1を利用者端末7宛に返信する機能をもっている。
【0048】検索照会処理部25は、提供処理部24か
ら呼出されると、提供処理部24から受けた返信要求デ
ータに基づいて、該当する提供データを提供データ領域
13から検索し、該当する提供データを提供処理部24
に与える機能と、提供データ領域13内に該当する提供
データが無いとき、提供データ作成処理部26を呼出す
と共に、返信要求データを提供データ作成処理部26に
与える機能と、提供データ作成処理部26から処理完了
が通知されたとき、再度、提供データ領域13の検索を
実行する機能とをもっている。
【0049】提供データ作成処理部26は、検索照会処
理部25から呼出されると、提供処理部24から受けた
返信要求データに基づいて、提供データA1の元になる
二次データa1を二次再利用領域15から検索し、該当
する二次データa1のデータ形式を変換して得られた提
供データA1を提供データ領域13に格納し、しかる
後、検索照会処理部25へ処理完了を通知する機能と、
二次再利用領域15内に該当する二次データa1が無い
とき、二次再利用データ作成処理部27を呼出すと共
に、返信要求データを二次再利用データ作成処理部27
に与える機能と、二次再利用データ作成処理部27から
処理完了が通知されたとき、再度、二次再利用領域15
の検索を実行する機能とをもっている。
【0050】二次再利用データ作成処理部27は、提供
データ作成処理部26から呼出されると、提供データ作
成処理部26から受けた返信要求データに基づいて、二
次データa1の元になる一次データaを一次再利用領域
16から検索し、該当する一次データaを提供データの
単位毎に分割して得られた二次データa1〜amを二次
再利用格納領域へ格納し、しかる後、提供データ作成処
理部26へ処理完了を通知する機能と、二次再利用領域
15の最大値を越えて二次データa1〜amを格納する
とき、予め最古の二次データを選択的に削除して二次再
利用領域15内に空き領域を形成する機能と、一次再利
用領域16内に該当する一次データaが無いとき、一次
再利用データ取得処理部28を呼出すと共に、返信要求
データを二次再利用データ作成処理部27に与える機能
と、一次再利用データ取得処理部28から処理完了が通
知されたとき、再度、一次再利用領域16の検索を実行
する機能とをもっている。
【0051】一次再利用データ取得処理部28は、二次
再利用データ作成処理部27から呼出されると、二次再
利用データ作成処理部27から受けた返信要求データに
基づいて、データ検索装置2又はデータ蓄積装置3から
一次データaを読出し、この一次データaを一次再利用
領域16へ格納し、しかる後、二次再利用データ作成処
理部27へ処理完了を通知する機能と、一次再利用領域
16の最大値を越えて一次データを格納するとき、予め
最古の一次データを選択的に削除して一次再利用領域1
6内に空き領域を形成する機能をもっている。
【0052】なお、一次再利用データ取得処理部28、
二次再利用データ作成処理部27、提供データ作成処理
部26は、利用者端末7がデータ検索などで取得した提
供対象データリストを用いて、それぞれ各処理が対象と
している格納領域に合わせたデータ管理を実行可能とな
っている。
【0053】提供データ暗号化処理部29は、提供デー
タ処理部により呼出され、一次データの識別情報を暗号
化する機能をもっている。
【0054】利用状況監視処理部30は、受付処理で取
得した利用者履歴情報と、利用者IDとに基づいて利用
者端末7を特定し、各利用者端末7毎に、提供処理の動
作状況を監視し、不正利用と判定した利用者端末7の利
用を拒絶するものである。
【0055】次に、以上のように構成されたデータ検索
照会システムによるデータ提供方法について、受付処
理、提供処理、提供データ複合化処理及び利用状況監視
処理の順に説明する。
【0056】(受付処理)利用者端末7は、図4に示す
ように、インターネット6を経由して接続(初期画面)
要求を受付・サービス提供装置1に送信する(ST
1)。
【0057】受付・サービス提供装置1では、この接続
要求を受けると(ST2)、受付処理部21が呼出され
る。受付処理部21では、始めに再利用者判定処理部2
2が、この接続要求の送信元の利用者端末7に対してCo
okieを要求した後、Cookieの送信の有無を判定し(ST
3)、Cookieが送信されたときには利用者端末7を再利
用者と判定し、Cookieが送信されないときには利用者端
末7を新規利用者と判定する。なお、この受付処理は、
周知のCookie技術を用いて実現可能となっている。
【0058】ここで、再利用者判定処理部22は、再利
用者と判定したとき、利用者履歴情報領域11内の利用
者履歴情報を参照し、前回利用時の利用者ID、アクセ
ス日付及びアクセス時刻等の情報を取得して利用者割付
処理部23に与える(ST4)。
【0059】利用者割付処理部23は、この利用者ID
に基づいて、利用者領域12内の管理データ領域14を
検索して、前回アクセス時の提供データ領域13の有無
を判定し(ST5)、前回の提供データ領域13が有る
ときには同一の利用者IDを再割付けする(ST6)。
【0060】一方、前回の提供データ領域13が残って
いないとき又はステップST3にて新規利用者(Cookie
の送信無し)と判定されたときには、管理データ領域1
4を参照して空きの提供データ領域13に利用者IDを
割付ける(ST7)。
【0061】割付処理の完了後、受付処理部21は、割
付けた利用者IDを埋込んだ初期画面データを作成し
(ST8)、初期画面データを利用者端末7宛に送信す
る(ST9)。
【0062】利用者端末7では、この初期画面データを
受信し(ST10)、初期画面を表示する(ST1
1)。
【0063】一方、受付処理部21は、初期画面に埋込
んだ利用者IDと割付けた利用者領域12の情報に基づ
いて、管理データ領域14を更新する(ST12)。
【0064】(提供処理)この提供処理は、図3に示し
たデータの流れ(データ検索装置2又はデータ蓄積装置
3から読出された一次データaが最終的に提供データA
1に変換されて利用者端末7に受信されるまでの流れ)
の中で、利用者端末7側から順次さかのぼって検索を行
い、所望のデータが得られた段階で当該データを最終的
に提供データに変換して利用者端末7に送信する方式と
なっている。以下、具体的に説明する。
【0065】利用者端末7は、図5に示すように、イン
ターネット6を経由してデータ要求を受付・サービス提
供装置1に送信する(ST21)。
【0066】受付・サービス提供装置1では、このデー
タ要求を受けると(ST22)、受付処理部21がこの
データ要求を解析し(ST23)、データ要求に含まれ
る利用者IDと返信要求データ(提供データの識別情
報)を取得して提供処理部24を呼出す。
【0067】提供処理部24は、この利用者IDに基づ
いて、対応する検索照会処理部25を呼出すと共に(S
T24)、返信要求データを検索照会処理部25に与え
る。
【0068】検索照会処理部25は、返信要求データに
基づいて、該当する提供データを提供データ領域13か
ら検索して、提供データの有無を判定し(ST25)、
該当する提供データが有るときにはその提供データを提
供処理部24に与える。提供処理部24は、この提供デ
ータを利用者端末7宛に送信する(ST26)。
【0069】利用者端末7は、この提供データを受信し
て表示する(ST27,28)。
【0070】一方、ステップST25にて提供データが
無いとき、検索照会処理部25は、提供データ作成処理
部26を呼出し(ST29)、提供データ作成処理部2
6の処理完了通知を待つ。
【0071】提供データ作成処理部26は、この呼出に
より、提供データA1の元になる二次データa1を二次
再利用領域15で検索して、二次データa1の有無を判
定し(ST30)、二次データa1が有るときには二次
データa1から提供データA1を作成して提供データ領
域13に格納した後、検索照会処理部25へ処理完了を
通知する。
【0072】検索照会処理部25は、提供データ作成処
理部26から処理完了通知を受取った後、提供データ領
域13内の提供データを提供処理部24に与える。以
下、ステップST26〜28と同様に、提供データが利
用者端末7に表示される。
【0073】また、ステップST30にて二次データa
1が無いとき、提供データ作成処理部26は、二次再利
用データ作成処理部27を呼出し(ST31)、二次再
利用データ作成処理部27の完了通知を待つ。
【0074】二次再利用データ作成処理部27は、二次
データa1の元になる一次データaを一次再利用領域1
6から検索して、一次データaの有無を判定し(ST3
2)、一次データaが有るときには一次データaから二
次データa1〜amを作成して二次再利用領域15へ格
納した後、提供データ作成処理部26へ処理完了通知を
返信する。
【0075】提供データ作成処理部26は、処理完了通
知を受けると、前述同様に、二次データを二次再利用領
域15で検索し、ステップST30の処理を実行し、二
次データa1が有るので、二次データa1から提供デー
タA1を作成して提供データ領域13に格納した後、検
索照会処理部25へ処理完了を通知する。
【0076】以下、前述した通り、検索照会処理部25
は、提供データ作成処理部26から処理完了通知を受取
った後、提供データ領域13内の提供データを提供処理
部24に与える。また、ステップST26〜28と同様
に、提供データが利用者端末7に表示される。
【0077】また、ステップST32にて一次データa
が無いとき、二次再利用データ作成処理部27は、一次
再利用データ取得処理部28を呼出し(ST33)、一
次再利用データ取得処理部28の完了通知を待つ。
【0078】一次再利用データ取得処理部28は、呼出
されると、返信要求データに基づいてデータ検索装置2
又はデータ蓄積装置3に一次データaを要求し、一次デ
ータaの取得後、一次再利用領域16へ一次データaを
格納し、二次再利用データ作成処理部27へ処理完了通
知を返信する。
【0079】二次再利用データ作成処理部27は、この
処理完了通知を受けると、再度、一次再利用領域16か
ら一次データaを検索して、ステップST32の処理を
実行し、一次データが有るので、一次データaから二次
データa1〜a4を作成して二次再利用領域15へ格納
した後、提供データ作成処理部26へ処理完了通知を返
信する。
【0080】以下前述した通り、提供データ作成処理部
26が、二次データを二次再利用領域15で検索し、二
次データa1から提供データA1を作成して提供データ
領域13に格納した後、検索照会処理部25へ処理完了
を通知する。
【0081】また、前述した通り、検索照会処理部25
は、提供データ作成処理部26から処理完了通知を受取
った後、提供データ領域13内の提供データを提供処理
部24に与える。また、ステップST26〜28と同様
に、提供データが利用者端末7に表示される。
【0082】このように、提供データを二次データや一
次データといった生成段階毎に保持し、順次さかのぼっ
て再利用するので、同じ提供データが要求されたとき、
データ検索装置2やデータ蓄積装置3を読出す手間を省
略することができる。
【0083】なお、提供データ作成処理部26、二次再
利用データ作成処理部27、一次再利用データ取得処理
部28は、利用者端末7の利用状況に応じ、処理中のカ
レントデータ分+1データ分の処理を実行することが好
ましい。すなわち、次データ先読みと、先処理を行うこ
とが好ましい。
【0084】(提供データ複合化処理)次に、以上のよ
うな提供処理において、一次データの識別情報が提供デ
ータに含まれるときの不正を防止する方式について述べ
る。具体的には、例えば一次データの識別情報が連続番
号であるときの連続処理要求を防止する方式である。
【0085】利用者端末7は、図6に示すように、デー
タ要求を受付・サービス提供装置1に送信する(ST4
1)。受付・サービス提供装置1では、このデータ要求
を受けると(ST42)、前述同様に、要求された提供
データの提供処理を実行する(ST43)。
【0086】ここで、前述した提供処理において、提供
データ作成処理部26が呼出されたとする(ST4
4)。この提供データ作成処理部26は、提供データ暗
号化処理部29を用い、提供データ内に表記する一次デ
ータの識別情報を暗号化処理して暗号化識別情報を得る
と(ST45)、利用者端末7にて指定された当該情報
を暗号化するための暗号化処理とをそれぞれ組込んで提
供データ本体を作成し(ST46)、この提供データ本
体に利用者IDを埋込んで提供データを作成する(ST
47)。受付・サービス提供装置1は、この提供データ
を利用者端末7へ送信する(ST48)。
【0087】利用者端末7では、この提供データを受信
して表示する(ST49)。
【0088】また、利用者端末7では、次データ要求と
して一次データの識別情報が入力されると(ST5
0)、ステップST46にて組込まれた暗号化処理によ
り、この識別情報を暗号化して次データ要求を作成し
(ST51)、得られた次データ要求を送信する(ST
52)。
【0089】受付・サービス提供装置1は、この次デー
タ要求を受けると(ST53)、提供処理において(S
T54)、次データ要求の内容を解析し、要求データの
識別情報を復号する。
【0090】以下、この復号された識別情報に基づい
て、前述したステップST43以降の処理と同様に、識
別情報を暗号化して組込んだ提供データを提供する。
【0091】(利用状況監視処理)次に、受付処理後の
全ての処理において実行される利用状況監視処理につい
て述べる。利用状況監視処理部30は、受付処理で取得
した利用者履歴情報と、利用者IDとに基づいて利用者
端末7を特定し、各利用者端末7毎に、提供処理の動作
状況を監視する。
【0092】具体的には図7に示すように、利用状況監
視処理部30は、同一の利用者IDに基づいて、同一の
検索照会処理部25(利用者ID)が長時間の占有をし
ているか否かを判定し(ST61)、長時間の占有をし
ているとき、不正処理と判定し、当該利用者端末7から
の要求を受付けない等の利用拒絶処理を実行する(ST
62)。
【0093】また、長時間の占有をしていないとき、長
時間の繰返し処理を実行中か否かを判定し(ST6
3)、長時間の繰返し処理を実行中のとき、不正処理と
判定して同様に、当該利用者端末7に対して利用拒絶処
理を実行する。
【0094】さらに、長時間の繰返し処理も実行中でな
いとき、同一利用者IDの利用者履歴情報に基づいて、
単位時間当りに多くの回数で検索照会処理部25を利用
中か否かを判定し(ST64)、単位時間当りに多くの
回数で利用中のとき、不正処理と判定して同様に、当該
利用者端末7に対して利用拒絶処理を実行する。また、
単位時間当りに少ない回数で利用中のとき、通常処理と
判定するが(ST65)、以上に述べた監視処理を継続
する。
【0095】なお、長時間の占有の有無、長時間の繰返
しの有無、及び単位時間当りの多数の検索照会処理の有
無の3つの判定は、順不同で実行可能であり、上述した
順序とは異なる順序で判定してもよい。
【0096】上述したように本実施形態によれば、以前
にデータ要求を受けた利用者端末7の識別情報毎に割付
けられ、当該利用者端末7宛の今回の提供データが記憶
される複数の提供データ領域13を設け、再利用者割付
処理部23が、利用者端末7の識別情報に基づいて、当
該利用者端末7について再利用か否かを判定し、再利用
と判定したとき、当該識別情報に対応する提供データ領
域13を割付ける。
【0097】これにより、利用者端末7が受付・サービ
ス提供装置1を再利用したとき、対応する提供データ領
域13の記憶内容を提供可能となるので、不特定多数の
利用者端末7にネットワークを介してデータ検索・照会
サービスを行う際に、利用者端末7側から見た応答性能
を確保することができる。
【0098】また、検索照会処理部25が、利用者端末
7のデータ要求に基づいて、再利用者割付処理部23に
より割付けられた提供データ領域13を検索し、該当す
る提供データを送出するので、前述した効果を容易且つ
確実に得ることができる。
【0099】さらに、各提供データ領域13毎に対応し
て設けられ、提供データの元となる二次データが記憶さ
れる複数の二次再利用領域15を有し、検索照会処理部
25による検索の結果、提供データ領域13内に該当す
る提供データがないとき、対応する二次再利用領域15
を検索する。なお、二次再利用領域15にないとき、対
応する一次再利用領域16を検索し、一次再利用領域1
6にもないとき、データ検索装置2又はデータ蓄積装置
3を検索する。
【0100】このように、再利用可能なデータが階層構
造を成し、上層から順次検索する方式なので、データ要
求毎に大元のデータ蓄積装置3を検索するといった手間
を省略でき、データ蓄積装置3や受付・サービス提供装
置1本体の負荷を著しく軽減させることができる。
【0101】また、例えば提供データ作成処理部26
が、二次再利用領域15内の二次データに基づいて提供
データを作成し、得られた提供データを対応する提供デ
ータ領域13に書込むと共に、この提供データの次の提
供データを二次データから作成するので、次の提供デー
タを要求するデータ要求に対し、応答性能を向上させる
ことができる。
【0102】さらに、提供データ暗号化処理手段が、提
供データの送信の際に、提供データの識別情報を暗号化
して暗号化識別情報を作成し、提供処理部24が、暗号
化識別情報を提供データ内に組込んで送信することによ
り、提供データの識別情報が暗号化によりカムフラージ
ュされるので、特に、連続処理要求といった不正利用に
対するセキュリティを確保することができる。また、こ
のような利用者端末7側の応答性能と提供装置側のセキ
ュリティとを確保でき、利用集中時の負荷低減を実現す
ることができる。
【0103】また、利用者端末7の識別情報毎に、少な
くとも前回アクセス時の日時を示す履歴情報が記憶され
た履歴情報記憶領域を設け、利用状況監視処理部30
が、履歴情報記憶手段内の履歴情報に基づいて、利用者
端末7毎に利用状況を監視するので、特定の利用者端末
7による占有の阻止を図ることができる。
【0104】さらに、利用状況監視処理部30が、監視
により、不正利用を検知したとき、当該不正利用を行っ
た利用者端末7の利用を拒絶するので、占有の阻止効果
を容易且つ確実に得ることができる。
【0105】(第2の実施形態)図8は本発明の第2の
実施形態に係る受付・サービス提供装置を備えたデータ
検索照会システムの概略構成を示す模式図である。
【0106】本実施形態は、第1の実施形態の変形例で
あり、各装置1〜3を1つの装置に集約した一体型シス
テムであって、具体的には図8に示すように、受付・サ
ービス提供装置1’がデータ検索装置2及びデータ蓄積
装置3を備えた構成となっている。
【0107】以上のような構成としても、第1の実施形
態と同様に実施して同様の効果を得ることができる。
【0108】(第3の実施形態)図9は本発明の第3の
実施形態に係る受付・サービス提供装置を備えたデータ
検索照会システムの概略構成を示す模式図である。
【0109】本実施形態は、第1の実施形態の変形例で
あり、検索要求及び照会要求に対して個別に処理を実行
する逐次要求型システムであって、具体的には図9に示
すように、受付・サービス提供装置1”が、検索要求に
対する検索処理と、照会要求に対する照会処理とを別々
に処理する構成となっている。
【0110】以上のような構成としても、第1の実施形
態と同様に実施して同様の効果を得ることができる。
【0111】その他、本発明はその要旨を逸脱しない範
囲で種々変形して実施できる。
【0112】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、不
特定多数の利用者端末にネットワークを介してデータ検
索・照会サービスを行う際に、利用者端末側から見た応
答性能を確保できるデータ提供装置及び方法を提供でき
る。
【0113】また、上述したデータ検索・照会サービス
の際に、不正利用に対するセキュリティを確保できるデ
ータ提供装置及び方法を提供できる。
【0114】さらに、このような利用者端末側の応答性
能と提供装置側のセキュリティとを確保でき、利用集中
時の負荷低減を実現できるデータ提供装置及び方法を提
供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る受付・サービス
提供装置を備えたデータ検索照会システムの構成を示す
模式図
【図2】同実施形態における受付・サービス提供装置の
構成を具体的に示したデータ検索照会システムの模式図
【図3】同実施形態におけるデータの流れを示す模式図
【図4】同実施形態における受付処理を説明するための
フローチャート
【図5】同実施形態における提供処理を説明するための
フローチャート
【図6】同実施形態における提供データ復合化処理を説
明するためのフローチャート
【図7】同実施形態における利用状況監視処理を説明す
るためのフローチャート
【図8】本発明の第2の実施形態に係る受付・サービス
提供装置を備えたデータ検索照会システムの概略構成を
示す模式図
【図9】本発明の第3の実施形態に係る受付・サービス
提供装置を備えたデータ検索照会システムの概略構成を
示す模式図
【符号の説明】
1…受付・サービス提供装置 2…データ検索装置 3…データ蓄積装置 4…LAN 5…経路制御装置 6…インターネット 7…利用者端末 11…利用者履歴情報領域 12…利用者領域 13…提供データ領域 14…管理データ領域 15…二次再利用領域 16…一次再利用領域 21…受付処理部 22…再利用者判定処理部 23…利用者割付処理部 24…提供処理部 25…検索照会処理部 26…提供データ作成処理部 27…二次再利用データ作成処理部 28…一次再利用データ取得処理部 29…提供データ暗号化処理部 30…利用状況監視処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 忠義 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 Fターム(参考) 5B075 PQ05 PR03 5B089 GA11 JA33 KA17 KB06 KB13 KC28 KC44 KC54 KD01 KH30 5K030 GA01 GA15 HA05 HB15 HB16 KA01 KA07 LD17 LD20

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の利用者端末にネットワークを介し
    て接続され、各利用者端末から受けたデータ要求に基づ
    いて提供データを検索し、該当する提供データを送信す
    るデータ提供装置であって、 以前にデータ要求を受けた利用者端末の識別情報毎に割
    付けられ、当該利用者端末宛の今回の提供データが記憶
    される複数の提供データ記憶手段と、 前記利用者端末の識別情報に基づいて、当該利用者端末
    について再利用か否かを判定し、再利用と判定したと
    き、当該識別情報に対応する提供データ記憶手段を割付
    ける再利用者割付手段とを備えたことを特徴とするデー
    タ提供装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のデータ提供装置におい
    て、 利用者端末のデータ要求に基づいて、前記再利用者割付
    手段により割付けられた提供データ記憶手段を検索し、
    該当する提供データを送出する検索照会手段を備えたこ
    とを特徴とするデータ提供装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のデータ提供装置におい
    て、 前記各提供データ記憶手段毎に設けられ、各提供データ
    記憶手段内の提供データの元となる元データが記憶され
    る複数の元データ記憶手段と、 前記検索照会手段による検索の結果、前記提供データ記
    憶手段内に該当する提供データがないとき、当該提供デ
    ータ記憶手段に対応する元データ記憶手段を検索する元
    データ検索手段とを備えたことを特徴とするデータ提供
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のデータ提供装置におい
    て、 前記元データ記憶手段内の元データに基づいて提供デー
    タを作成し、得られた提供データを対応する提供データ
    記憶手段に書込むと共に、この提供データの次の提供デ
    ータを前記元データから作成する提供データ作成手段を
    備えたことを特徴とするデータ提供装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に
    記載のデータ提供装置において、 前記提供データを送信するとき、前記提供データの識別
    情報を暗号化して暗号化識別情報を作成するデータ暗号
    化手段と、 前記データ暗号化手段により作成された暗号化識別情報
    を前記提供データ記憶手段から読出された提供データ内
    に組込む暗号化情報組込み手段と、 前記暗号化情報組込手段により暗号化識別情報の組込ま
    れた提供データを送信する提供データ送信手段とを備え
    たことを特徴とするデータ提供装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項5のいずれか1項に
    記載のデータ提供装置において、 利用者端末の識別情報毎に、少なくとも前回アクセス時
    の日時を示す履歴情報が記憶された履歴情報記憶手段
    と、 前記履歴情報記憶手段内の履歴情報に基づいて、利用者
    端末毎に利用状況を監視する利用状況監視手段とを備え
    たことを特徴とするデータ提供装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のデータ提供装置におい
    て、 前記利用状況監視手段は、前記監視により、不正利用を
    検知したとき、当該不正利用を行った利用者端末の利用
    を拒絶することを特徴とするデータ提供装置。
  8. 【請求項8】 複数の利用者端末にネットワークを介し
    て接続され、各利用者端末から受けたデータ要求に基づ
    いて提供データを検索し、該当する提供データを送信す
    るデータ提供方法であって、 以前にデータ要求を受けた利用者端末の識別情報毎に割
    付けられ、当該利用者端末宛の今回の提供データが記憶
    される複数の提供データ記憶手段を設け、 前記利用者端末の識別情報に基づいて、当該利用者端末
    について再利用か否かを判定し、再利用と判定したと
    き、当該識別情報に対応する提供データ記憶手段を割付
    ける再利用者割付工程を含んでいることを特徴とするデ
    ータ提供方法。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載のデータ提供方法におい
    て、 利用者端末のデータ要求に基づいて、前記再利用者割付
    手段により割付けられた提供データ記憶手段を検索し、
    該当する提供データを送出する検索照会工程を含んでい
    ることを特徴とするデータ提供方法。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載のデータ提供方法にお
    いて、 前記各提供データ記憶手段毎に設けられ、各提供データ
    記憶手段内の提供データの元となる元データが記憶され
    る複数の元データ記憶手段を有し、 前記検索照会工程による検索の結果、前記提供データ記
    憶手段内に該当する提供データがないとき、当該提供デ
    ータ記憶手段に対応する元データ記憶手段を検索する元
    データ検索工程を含んでいることを特徴とするデータ提
    供方法。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載のデータ提供方法に
    おいて、 前記元データ記憶手段内の元データに基づいて提供デー
    タを作成し、得られた提供データを対応する提供データ
    記憶手段に書込むと共に、この提供データの次の提供デ
    ータを前記元データから作成する提供データ作成工程を
    含んでいることを特徴とするデータ提供方法。
  12. 【請求項12】 請求項8乃至請求項11のいずれか1
    項に記載のデータ提供方法において、 前記提供データを送信するとき、前記提供データの識別
    情報を暗号化して暗号化識別情報を作成するデータ暗号
    化工程と、 前記データ暗号化工程により作成された暗号化識別情報
    を前記提供データ記憶手段から読出された提供データ内
    に組込む暗号化情報組込み工程と、 前記暗号化情報組込工程により暗号化識別情報の組込ま
    れた提供データを送信する提供データ送信工程とを含ん
    でいることを特徴とするデータ提供方法。
  13. 【請求項13】 請求項8乃至請求項12のいずれか1
    項に記載のデータ提供方法において、 利用者端末の識別情報毎に、少なくとも前回アクセス時
    の日時を示す履歴情報が記憶された履歴情報記憶手段を
    設け、 前記履歴情報記憶手段内の履歴情報に基づいて、利用者
    端末毎に利用状況を監視する利用状況監視工程を含んで
    いることを特徴とするデータ提供方法。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載のデータ提供方法に
    おいて、 前記利用状況監視工程は、前記監視により、不正利用を
    検知したとき、当該不正利用を行った利用者端末の利用
    を拒絶することを特徴とするデータ提供方法。
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