JP2001109928A - 硬貨処理装置 - Google Patents
硬貨処理装置Info
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- JP2001109928A JP2001109928A JP28501999A JP28501999A JP2001109928A JP 2001109928 A JP2001109928 A JP 2001109928A JP 28501999 A JP28501999 A JP 28501999A JP 28501999 A JP28501999 A JP 28501999A JP 2001109928 A JP2001109928 A JP 2001109928A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 投入硬貨を返却する機構であって、コスト高
を招かず装置の大型化も招かない機構を備えた硬貨処理
装置を提供する。 【解決手段】 投入された硬貨の真偽を判定する硬貨判
定部と、硬貨判定部で正貨判定された硬貨を金種別毎の
釣銭収納筒又は金庫通路へ差し向け、硬貨判定部で偽貨
判定された硬貨を返却通路へ差し向ける硬貨振り分け部
と、釣銭収納筒から硬貨を払い出す釣銭払出部と、金庫
通路から分岐するバイパス通路と、バイパス通路の分岐
点において硬貨を保留すると共に保留した硬貨をバイパ
ス通路又は前記分岐点より下流の金庫通路へ差し向ける
硬貨保留部とを備え、硬貨振り分け部は正貨判定された
所定金種の硬貨を当該金種の釣銭収納筒へ差し向けるこ
となく金庫通路へ差し向け、硬貨保留部は硬貨返却時に
保留した硬貨をバイパス通路へ差し向け、前記所定金種
の釣銭収納筒には予め当該金種の正貨が収納される。
を招かず装置の大型化も招かない機構を備えた硬貨処理
装置を提供する。 【解決手段】 投入された硬貨の真偽を判定する硬貨判
定部と、硬貨判定部で正貨判定された硬貨を金種別毎の
釣銭収納筒又は金庫通路へ差し向け、硬貨判定部で偽貨
判定された硬貨を返却通路へ差し向ける硬貨振り分け部
と、釣銭収納筒から硬貨を払い出す釣銭払出部と、金庫
通路から分岐するバイパス通路と、バイパス通路の分岐
点において硬貨を保留すると共に保留した硬貨をバイパ
ス通路又は前記分岐点より下流の金庫通路へ差し向ける
硬貨保留部とを備え、硬貨振り分け部は正貨判定された
所定金種の硬貨を当該金種の釣銭収納筒へ差し向けるこ
となく金庫通路へ差し向け、硬貨保留部は硬貨返却時に
保留した硬貨をバイパス通路へ差し向け、前記所定金種
の釣銭収納筒には予め当該金種の正貨が収納される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動販売機等に用
いられる硬貨処理装置に関するものである。
いられる硬貨処理装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】変造硬貨等の偽硬貨を自動販売機等に投
入し、返却操作をして、偽硬貨と正貨とを交換する不正
行為に対処すべく、投入した硬貨を返却するように構成
した硬貨処理装置が、特開平８−１４７５１４号、特開
平４−１８６４９８号等で提案されている。
入し、返却操作をして、偽硬貨と正貨とを交換する不正
行為に対処すべく、投入した硬貨を返却するように構成
した硬貨処理装置が、特開平８−１４７５１４号、特開
平４−１８６４９８号等で提案されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】特開平８−１４７５１
４号、特開平４−１８６４９８号等で提案された、投入
硬貨を返却する機構には、構造が複雑でコスト高を招
く、投入硬貨の全てを一時保留するので、硬貨処理装置
が大型化する等の問題があった。本発明は上記問題に鑑
みてなされたものであり、投入硬貨を返却する機構であ
って、コスト高を招かず装置の大型化も招かない機構を
備えた硬貨処理装置を提供することを目的とする。
４号、特開平４−１８６４９８号等で提案された、投入
硬貨を返却する機構には、構造が複雑でコスト高を招
く、投入硬貨の全てを一時保留するので、硬貨処理装置
が大型化する等の問題があった。本発明は上記問題に鑑
みてなされたものであり、投入硬貨を返却する機構であ
って、コスト高を招かず装置の大型化も招かない機構を
備えた硬貨処理装置を提供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては、投入された硬貨の真偽を判定す
る硬貨判定部と、硬貨判定部で正貨判定された硬貨を金
種別毎の釣銭収納筒又は金庫通路へ差し向け、硬貨判定
部で偽貨判定された硬貨を返却通路へ差し向ける硬貨振
り分け部と、釣銭収納筒から硬貨を払い出す釣銭払出部
と、金庫通路から分岐するバイパス通路と、バイパス通
路の分岐点において硬貨を保留すると共に保留した硬貨
をバイパス通路又は前記分岐点より下流の金庫通路へ差
し向ける硬貨保留部とを備え、硬貨振り分け部は正貨判
定された所定金種の硬貨を当該金種の釣銭収納筒へ差し
向けることなく金庫通路へ差し向け、硬貨保留部は硬貨
返却時に保留した硬貨をバイパス通路へ差し向け、前記
所定金種の釣銭収納筒には予め当該金種の正貨が収納さ
れることを特徴とする硬貨処理装置を提供する。本発明
に係る硬貨処理装置においては、正貨判定された硬貨
が、不正行為の対象となっている所定金種の硬貨である
場合、当該硬貨は当該金種の釣銭収納筒へ差し向けられ
ることなく金庫通路へ差し向けられ硬貨保留部に保留さ
れる。硬貨返却時には、硬貨保留部に保留された硬貨が
返却される。硬貨保留部は、バイパス通路の入口を開閉
する弁装置と、バイパス通路の分岐点よりも下流側の金
庫通路の入口を開閉する弁装置とにより簡易に構成でき
るので、コスト高を招かない。投入された硬貨中の不正
行為の対象となっている所定金種の硬貨のみを硬貨保留
部で保留するので、硬貨処理装置は大型化しない。不正
行為の対象となっている所定金種の硬貨を釣銭として払
い出す必要が生じた場合には、当該金種の釣銭収納筒に
予め収納した正貨が払い出されるので、自動販売機の適
正な利用者が不利益を被るおそれは無い。
に、本発明においては、投入された硬貨の真偽を判定す
る硬貨判定部と、硬貨判定部で正貨判定された硬貨を金
種別毎の釣銭収納筒又は金庫通路へ差し向け、硬貨判定
部で偽貨判定された硬貨を返却通路へ差し向ける硬貨振
り分け部と、釣銭収納筒から硬貨を払い出す釣銭払出部
と、金庫通路から分岐するバイパス通路と、バイパス通
路の分岐点において硬貨を保留すると共に保留した硬貨
をバイパス通路又は前記分岐点より下流の金庫通路へ差
し向ける硬貨保留部とを備え、硬貨振り分け部は正貨判
定された所定金種の硬貨を当該金種の釣銭収納筒へ差し
向けることなく金庫通路へ差し向け、硬貨保留部は硬貨
返却時に保留した硬貨をバイパス通路へ差し向け、前記
所定金種の釣銭収納筒には予め当該金種の正貨が収納さ
れることを特徴とする硬貨処理装置を提供する。本発明
に係る硬貨処理装置においては、正貨判定された硬貨
が、不正行為の対象となっている所定金種の硬貨である
場合、当該硬貨は当該金種の釣銭収納筒へ差し向けられ
ることなく金庫通路へ差し向けられ硬貨保留部に保留さ
れる。硬貨返却時には、硬貨保留部に保留された硬貨が
返却される。硬貨保留部は、バイパス通路の入口を開閉
する弁装置と、バイパス通路の分岐点よりも下流側の金
庫通路の入口を開閉する弁装置とにより簡易に構成でき
るので、コスト高を招かない。投入された硬貨中の不正
行為の対象となっている所定金種の硬貨のみを硬貨保留
部で保留するので、硬貨処理装置は大型化しない。不正
行為の対象となっている所定金種の硬貨を釣銭として払
い出す必要が生じた場合には、当該金種の釣銭収納筒に
予め収納した正貨が払い出されるので、自動販売機の適
正な利用者が不利益を被るおそれは無い。
【０００５】本発明の好ましい態様においては、硬貨処
理装置は前記所定金種を設定する金種設定部を備える。
不正行為の対象となる硬貨の金種が変動する可能性があ
る。従って、硬貨保留部で保留すべき金種を任意に設定
することができれば便利である。
理装置は前記所定金種を設定する金種設定部を備える。
不正行為の対象となる硬貨の金種が変動する可能性があ
る。従って、硬貨保留部で保留すべき金種を任意に設定
することができれば便利である。
【０００６】
【発明の実施の形態】本発明の実施例に係る硬貨処理装
置を説明する。図１に示すように、硬貨処理装置は、硬
貨投入口１を備えている。硬貨投入口１から硬貨案内通
路２が延びている。硬貨案内通路２の途上に、硬貨検出
センサー３と硬貨判定装置４とが配設されている。硬貨
案内通路２の端部に、硬貨振分装置５が配設されてい
る。硬貨振分装置５から、振り分け通路６〜１１が延び
ている。振り分け通路６は返却通路１２に接続してい
る。振り分け通路７〜１０は、金種別毎の釣銭収納筒１
３〜１６に接続している。振り分け通路１１は金庫通路
１７に接続している。返却通路１２は自動販売機の返却
口１８に接続している。釣銭収納筒１３〜１６に、例え
ば実公平６−５００５９号にて本願出願人が提案した釣
銭払出装置のような釣銭払出装置１９が接続している。
釣銭払出装置１９は自動販売機の返却口１８に接続して
いる。
置を説明する。図１に示すように、硬貨処理装置は、硬
貨投入口１を備えている。硬貨投入口１から硬貨案内通
路２が延びている。硬貨案内通路２の途上に、硬貨検出
センサー３と硬貨判定装置４とが配設されている。硬貨
案内通路２の端部に、硬貨振分装置５が配設されてい
る。硬貨振分装置５から、振り分け通路６〜１１が延び
ている。振り分け通路６は返却通路１２に接続してい
る。振り分け通路７〜１０は、金種別毎の釣銭収納筒１
３〜１６に接続している。振り分け通路１１は金庫通路
１７に接続している。返却通路１２は自動販売機の返却
口１８に接続している。釣銭収納筒１３〜１６に、例え
ば実公平６−５００５９号にて本願出願人が提案した釣
銭払出装置のような釣銭払出装置１９が接続している。
釣銭払出装置１９は自動販売機の返却口１８に接続して
いる。
【０００７】金庫通路１７は自動販売機の金庫２０に接
続している。金庫通路１７からバイパス通路２１が分岐
している。バイパス通路２１は自動販売機の返却口１８
に接続している。バイパス通路２１の入口を開閉する弁
装置２２と、バイパス通路２１の分岐点よりも下流側の
金庫通路１７の入口を開閉する弁装置２３とが配設され
ている。弁装置２２、２３は電磁ソレノイドと電磁ソレ
ノイドのプランジャに接続されてバイパス通路２１、金
庫通路１７へ出没する邪魔板とにより構成されている。
図示しない金種設定装置が配設されている。上記各種機
器の作動を制御する図示しない制御装置が配設されてい
る。本硬貨処理装置は図示しない商品自動販売機に取り
付けられている。
続している。金庫通路１７からバイパス通路２１が分岐
している。バイパス通路２１は自動販売機の返却口１８
に接続している。バイパス通路２１の入口を開閉する弁
装置２２と、バイパス通路２１の分岐点よりも下流側の
金庫通路１７の入口を開閉する弁装置２３とが配設され
ている。弁装置２２、２３は電磁ソレノイドと電磁ソレ
ノイドのプランジャに接続されてバイパス通路２１、金
庫通路１７へ出没する邪魔板とにより構成されている。
図示しない金種設定装置が配設されている。上記各種機
器の作動を制御する図示しない制御装置が配設されてい
る。本硬貨処理装置は図示しない商品自動販売機に取り
付けられている。
【０００８】上記構成を有する本実施例に係る硬貨処理
装置の作動を説明する。自動販売機の操作要員は、金種
設定装置を操作して、偽貨投入の可能性の高い金種を一
時保留対象金種として設定する。操作要員は、例えば、
１００円と５００円とを、一時保留対象金種として設定
する。操作要員は、運用準備として、５００円正貨を釣
銭収納筒１３に収納し、１００円正貨を釣銭収納筒１４
に収納し、５０円正貨を釣銭収納筒１５に収納し、１０
円正貨を釣銭収納筒１６に収納する。
装置の作動を説明する。自動販売機の操作要員は、金種
設定装置を操作して、偽貨投入の可能性の高い金種を一
時保留対象金種として設定する。操作要員は、例えば、
１００円と５００円とを、一時保留対象金種として設定
する。操作要員は、運用準備として、５００円正貨を釣
銭収納筒１３に収納し、１００円正貨を釣銭収納筒１４
に収納し、５０円正貨を釣銭収納筒１５に収納し、１０
円正貨を釣銭収納筒１６に収納する。
【０００９】自動販売機の稼働時に、１０円硬貨、５０
円硬貨、１００円硬貨、５００円硬貨の順で合計６６０
円分の硬貨が投入口１へ投入されると、硬貨検出センサ
ー３が投入された硬貨を検知する。硬貨検出センサー３
が硬貨を検知すると、硬貨判定装置４が投入硬貨を正偽
判定する。正偽判定された硬貨は、硬貨振分装置５へ送
られる。硬貨検出センサー３が硬貨を検知すると、弁装
置２２、２３がバイパス通路２１への入口と、バイパス
通路２１の分岐点よりも下流側の金庫通路１７の入口と
を塞ぐ。硬貨振分装置５は、偽貨判定された硬貨を振り
分け通路６へ差し向ける。偽貨判定された硬貨は返却通
路１２を介して自動販売機の返却口１８へ返却される。
投入された１０円硬貨、５０円硬貨、１００円硬貨、５
００円硬貨が全て正貨判定された場合、硬貨振分装置５
は、５０円硬貨と１０円硬貨とを、振り分け通路９と１
０とへ差し向ける。５０円硬貨、１０円硬貨は、釣銭収
納筒１５、１６に収納される。釣銭収納筒１５及び／又
は１６が満杯の場合には、図示しないセンサーにより満
杯が検知され、５０円硬貨及び／又は１０円硬貨は、硬
貨振分装置５により振り分け通路１１へ差し向けられ
る。硬貨振分装置５は、一時保留対象金種に指定された
１００円硬貨と５００円硬貨とを、振り分け通路１１へ
差し向ける。１００円硬貨と５００円硬貨とは、金庫通
路１７へ導かれる。金庫通路１７へ導かれた１００円硬
貨と５００円硬貨とは、弁装置２２、２３の直近上流の
金庫通路１７内に一時保留される。
円硬貨、１００円硬貨、５００円硬貨の順で合計６６０
円分の硬貨が投入口１へ投入されると、硬貨検出センサ
ー３が投入された硬貨を検知する。硬貨検出センサー３
が硬貨を検知すると、硬貨判定装置４が投入硬貨を正偽
判定する。正偽判定された硬貨は、硬貨振分装置５へ送
られる。硬貨検出センサー３が硬貨を検知すると、弁装
置２２、２３がバイパス通路２１への入口と、バイパス
通路２１の分岐点よりも下流側の金庫通路１７の入口と
を塞ぐ。硬貨振分装置５は、偽貨判定された硬貨を振り
分け通路６へ差し向ける。偽貨判定された硬貨は返却通
路１２を介して自動販売機の返却口１８へ返却される。
投入された１０円硬貨、５０円硬貨、１００円硬貨、５
００円硬貨が全て正貨判定された場合、硬貨振分装置５
は、５０円硬貨と１０円硬貨とを、振り分け通路９と１
０とへ差し向ける。５０円硬貨、１０円硬貨は、釣銭収
納筒１５、１６に収納される。釣銭収納筒１５及び／又
は１６が満杯の場合には、図示しないセンサーにより満
杯が検知され、５０円硬貨及び／又は１０円硬貨は、硬
貨振分装置５により振り分け通路１１へ差し向けられ
る。硬貨振分装置５は、一時保留対象金種に指定された
１００円硬貨と５００円硬貨とを、振り分け通路１１へ
差し向ける。１００円硬貨と５００円硬貨とは、金庫通
路１７へ導かれる。金庫通路１７へ導かれた１００円硬
貨と５００円硬貨とは、弁装置２２、２３の直近上流の
金庫通路１７内に一時保留される。
【００１０】硬貨返却操作が行われると、弁装置２２が
バイパス通路２１への入口を開く。金庫通路１７内に一
時保留された１００円硬貨と５００円硬貨とがバイパス
通路２１を通って、自動販売機の返却口１８へ返却され
る。釣銭払出装置１９が作動して、釣銭収納筒１５、１
６から５０円硬貨、１０円硬貨が払い出され、自動販売
機の返却口１８へ返却される。金庫通路１７内に５０円
硬貨又は１０円硬貨が在る場合には、当該硬貨は１００
円硬貨、５００円硬貨と共にバイパス通路２１を通っ
て、自動販売機の返却口１８へ返却されるので、１０円
硬貨又は５０円硬貨が、釣銭収納筒１６又は１５から払
い出され、自動販売機の返却口１８へ返却される。金庫
通路１７内に５０円硬貨と１０円硬貨とが在る場合に
は、当該硬貨は１００円硬貨、５００円硬貨と共にバイ
パス通路２１を通って、自動販売機の返却口１８へ返却
されるので、釣銭収納筒１５、１６からは、５０円硬
貨、１０円硬貨は払い出されない。上記の結果、投入金
額と同額が払い戻される。正貨判定されたとは言え偽硬
貨の可能性がある１００円と５００円とは、金庫通路１
７内に一時保留された、投入硬貨そのものが返却される
ので、偽１００円硬貨、偽５００円硬貨が１００円正
貨、５００円正貨に不正に交換されるおそれは無い。こ
の結果、偽硬貨を正貨に交換する不正行為が阻止され
る。
バイパス通路２１への入口を開く。金庫通路１７内に一
時保留された１００円硬貨と５００円硬貨とがバイパス
通路２１を通って、自動販売機の返却口１８へ返却され
る。釣銭払出装置１９が作動して、釣銭収納筒１５、１
６から５０円硬貨、１０円硬貨が払い出され、自動販売
機の返却口１８へ返却される。金庫通路１７内に５０円
硬貨又は１０円硬貨が在る場合には、当該硬貨は１００
円硬貨、５００円硬貨と共にバイパス通路２１を通っ
て、自動販売機の返却口１８へ返却されるので、１０円
硬貨又は５０円硬貨が、釣銭収納筒１６又は１５から払
い出され、自動販売機の返却口１８へ返却される。金庫
通路１７内に５０円硬貨と１０円硬貨とが在る場合に
は、当該硬貨は１００円硬貨、５００円硬貨と共にバイ
パス通路２１を通って、自動販売機の返却口１８へ返却
されるので、釣銭収納筒１５、１６からは、５０円硬
貨、１０円硬貨は払い出されない。上記の結果、投入金
額と同額が払い戻される。正貨判定されたとは言え偽硬
貨の可能性がある１００円と５００円とは、金庫通路１
７内に一時保留された、投入硬貨そのものが返却される
ので、偽１００円硬貨、偽５００円硬貨が１００円正
貨、５００円正貨に不正に交換されるおそれは無い。こ
の結果、偽硬貨を正貨に交換する不正行為が阻止され
る。
【００１１】６６０円の商品購入操作が行われると、弁
装置２３がバイパス通路２１の分岐点よりも下流側の金
庫通路１７への入口を開く。金庫通路１７内に一時保留
された１００円硬貨と５００円硬貨とが、バイパス通路
２１の分岐点よりも下流側の金庫通路１７を通って、自
動販売機の金庫２０へ導かれる。金庫通路１７内に５０
円硬貨及び／又は１０円硬貨が在る場合には、当該硬貨
も自動販売機の金庫２０へ導かれる。
装置２３がバイパス通路２１の分岐点よりも下流側の金
庫通路１７への入口を開く。金庫通路１７内に一時保留
された１００円硬貨と５００円硬貨とが、バイパス通路
２１の分岐点よりも下流側の金庫通路１７を通って、自
動販売機の金庫２０へ導かれる。金庫通路１７内に５０
円硬貨及び／又は１０円硬貨が在る場合には、当該硬貨
も自動販売機の金庫２０へ導かれる。
【００１２】１２０円の商品購入操作が行われると、一
時保留金種である５００円硬貨を含む釣銭が発生する。
この場合には、商品の販売が禁止される。弁装置２２が
バイパス通路２１への入口を開く。金庫通路１７内に一
時保留された１００円硬貨と５００円硬貨とがバイパス
通路２１を通って、自動販売機の返却口１８へ返却され
る。釣銭払出装置１９が作動して、釣銭収納筒１５、１
６から５０円硬貨、１０円硬貨が払い出され、自動販売
機の返却口１８へ返却される。金庫通路１７内に５０円
硬貨又は１０円硬貨が在る場合には、当該硬貨は１００
円硬貨、５００円硬貨と共にバイパス通路２１を通っ
て、自動販売機の返却口１８へ返却されるので、１０円
硬貨又は５０円硬貨が、釣銭収納筒１６又は１５から払
い出され、自動販売機の返却口１８へ返却される。金庫
通路１７内に５０円硬貨と１０円硬貨とが在る場合に
は、当該硬貨は１００円硬貨、５００円硬貨と共にバイ
パス通路２１を通って、自動販売機の返却口１８へ返却
されるので、釣銭収納筒１５、１６からは、５０円硬
貨、１０円硬貨は払い出されない。この結果、投入金額
と同額が払い戻される。正貨判定されたとは言え偽硬貨
の可能性がある１００円と５００円とは、金庫通路１７
内に一時保留された、投入硬貨そのものが返却されるの
で、偽５００円硬貨が５００円正貨に不正に交換される
おそれは無い。この結果、偽硬貨を正貨に交換する不正
行為が阻止される。
時保留金種である５００円硬貨を含む釣銭が発生する。
この場合には、商品の販売が禁止される。弁装置２２が
バイパス通路２１への入口を開く。金庫通路１７内に一
時保留された１００円硬貨と５００円硬貨とがバイパス
通路２１を通って、自動販売機の返却口１８へ返却され
る。釣銭払出装置１９が作動して、釣銭収納筒１５、１
６から５０円硬貨、１０円硬貨が払い出され、自動販売
機の返却口１８へ返却される。金庫通路１７内に５０円
硬貨又は１０円硬貨が在る場合には、当該硬貨は１００
円硬貨、５００円硬貨と共にバイパス通路２１を通っ
て、自動販売機の返却口１８へ返却されるので、１０円
硬貨又は５０円硬貨が、釣銭収納筒１６又は１５から払
い出され、自動販売機の返却口１８へ返却される。金庫
通路１７内に５０円硬貨と１０円硬貨とが在る場合に
は、当該硬貨は１００円硬貨、５００円硬貨と共にバイ
パス通路２１を通って、自動販売機の返却口１８へ返却
されるので、釣銭収納筒１５、１６からは、５０円硬
貨、１０円硬貨は払い出されない。この結果、投入金額
と同額が払い戻される。正貨判定されたとは言え偽硬貨
の可能性がある１００円と５００円とは、金庫通路１７
内に一時保留された、投入硬貨そのものが返却されるの
で、偽５００円硬貨が５００円正貨に不正に交換される
おそれは無い。この結果、偽硬貨を正貨に交換する不正
行為が阻止される。
【００１３】５００円硬貨が投入されて１２０円の商品
購入操作が行われた場合には、５００円硬貨は、正貨判
定され金庫通路１７内に一時保留された後、弁装置２３
がバイパス通路２１の分岐点よりも下流側の金庫通路１
７への入口を開くのに伴って金庫２０へ導かれる。釣銭
払出装置１９が作動して、釣銭収納筒１４、１５、１６
から３８０円分の１００円硬貨、５０円硬貨、１０円硬
貨が払い出され、自動販売機の返却口１８へ返却され
る。
購入操作が行われた場合には、５００円硬貨は、正貨判
定され金庫通路１７内に一時保留された後、弁装置２３
がバイパス通路２１の分岐点よりも下流側の金庫通路１
７への入口を開くのに伴って金庫２０へ導かれる。釣銭
払出装置１９が作動して、釣銭収納筒１４、１５、１６
から３８０円分の１００円硬貨、５０円硬貨、１０円硬
貨が払い出され、自動販売機の返却口１８へ返却され
る。
【００１４】自動販売機の紙幣投入口から１０００円札
が投入されて、３６０円の商品購入操作が行われた場合
には、６４０円の釣銭が発生する。この場合には、釣銭
払出装置１９が作動して、釣銭収納筒１３から、予め収
納された５００円硬貨の正貨を１枚払い出し、釣銭収納
筒１４から、予め収納された１００円硬貨の正貨を１枚
払い出し、釣銭収納筒１６から１０円硬貨を４枚払い出
す。上記説明から分かるように、不正行為の対象となっ
ている５００円硬貨、１００円硬貨を釣銭として払い出
す必要が生じた場合には、釣銭収納筒１３、１４に予め
収納した５００円硬貨、１００円硬貨の正貨が払い出さ
れるので、自動販売機の適正な利用者が不利益を被るお
それは無い。
が投入されて、３６０円の商品購入操作が行われた場合
には、６４０円の釣銭が発生する。この場合には、釣銭
払出装置１９が作動して、釣銭収納筒１３から、予め収
納された５００円硬貨の正貨を１枚払い出し、釣銭収納
筒１４から、予め収納された１００円硬貨の正貨を１枚
払い出し、釣銭収納筒１６から１０円硬貨を４枚払い出
す。上記説明から分かるように、不正行為の対象となっ
ている５００円硬貨、１００円硬貨を釣銭として払い出
す必要が生じた場合には、釣銭収納筒１３、１４に予め
収納した５００円硬貨、１００円硬貨の正貨が払い出さ
れるので、自動販売機の適正な利用者が不利益を被るお
それは無い。
【００１５】本実施例に係る硬貨処理装置においては、
弁装置２２、２３は、電磁ソレノイドと電磁ソレノイド
のプランジャに接続されてバイパス通路２１、金庫通路
１７へ出没する邪魔板とにより簡便に構成できるので、
コスト高を招かない。投入された硬貨中の不正行為の対
象となっている所定金種の硬貨のみが保留されるので、
硬貨処理装置は大型化しない。本実施例に係る硬貨処理
装置においては、保留する金種を任意に設定することが
できるので、不正行為の対象となる金種が変動しても即
時に対処できる。
弁装置２２、２３は、電磁ソレノイドと電磁ソレノイド
のプランジャに接続されてバイパス通路２１、金庫通路
１７へ出没する邪魔板とにより簡便に構成できるので、
コスト高を招かない。投入された硬貨中の不正行為の対
象となっている所定金種の硬貨のみが保留されるので、
硬貨処理装置は大型化しない。本実施例に係る硬貨処理
装置においては、保留する金種を任意に設定することが
できるので、不正行為の対象となる金種が変動しても即
時に対処できる。
【００１６】全ての金種について、不正行為が行われて
いない場合には、正貨判定された硬貨を、振り分け通路
７〜１０のみへ差し向け、振り分け通路１１には差し向
けないようにすれば良い。この場合でも、満杯になって
いる釣銭収納筒に対応する硬貨は、振り分け通路１１に
差し向けられる。図２に示すように、金庫通路１７を湾
曲させることより、一時保留硬貨の収納容量を増すこと
ができる。
いない場合には、正貨判定された硬貨を、振り分け通路
７〜１０のみへ差し向け、振り分け通路１１には差し向
けないようにすれば良い。この場合でも、満杯になって
いる釣銭収納筒に対応する硬貨は、振り分け通路１１に
差し向けられる。図２に示すように、金庫通路１７を湾
曲させることより、一時保留硬貨の収納容量を増すこと
ができる。
【００１７】
【発明の効果】以上説明したごとく、本発明に係る硬貨
処理装置においては、正貨判定された硬貨が、不正行為
の対象となっている所定金種の硬貨である場合、当該硬
貨は当該金種の釣銭収納筒へ差し向けられることなく金
庫通路へ差し向けられ硬貨保留部に保留される。硬貨返
却時には、硬貨保留部に保留された硬貨が返却される。
硬貨保留部は、バイパス通路の入口を開閉する弁装置
と、バイパス通路の分岐点よりも下流側の金庫通路の入
口を開閉する弁装置とにより簡易に構成できるので、コ
スト高を招かない。投入された硬貨中の不正行為の対象
となっている所定金種の硬貨のみを硬貨保留部で保留す
るので、硬貨処理装置は大型化しない。不正行為の対象
となっている所定金種の硬貨を釣銭として払い出す必要
が生じた場合には、当該金種の釣銭収納筒に予め収納し
た正貨が払い出されるので、自動販売機の適正な利用者
が不利益を被るおそれは無い。
処理装置においては、正貨判定された硬貨が、不正行為
の対象となっている所定金種の硬貨である場合、当該硬
貨は当該金種の釣銭収納筒へ差し向けられることなく金
庫通路へ差し向けられ硬貨保留部に保留される。硬貨返
却時には、硬貨保留部に保留された硬貨が返却される。
硬貨保留部は、バイパス通路の入口を開閉する弁装置
と、バイパス通路の分岐点よりも下流側の金庫通路の入
口を開閉する弁装置とにより簡易に構成できるので、コ
スト高を招かない。投入された硬貨中の不正行為の対象
となっている所定金種の硬貨のみを硬貨保留部で保留す
るので、硬貨処理装置は大型化しない。不正行為の対象
となっている所定金種の硬貨を釣銭として払い出す必要
が生じた場合には、当該金種の釣銭収納筒に予め収納し
た正貨が払い出されるので、自動販売機の適正な利用者
が不利益を被るおそれは無い。
【図１】本発明の実施例に係る硬貨処理装置の概略構成
図である。
図である。
【図２】本発明の他の実施例に係る硬貨処理装置の概略
構成図である。
構成図である。
１ 硬貨投入口 ２ 硬貨案内通路 ３ 硬貨検出センサー ４ 硬貨判定装置 ５ 硬貨振分装置 ６、７、８、９、１０、１１ 振り分け通路 １２ 返却通路 １３、１４、１５、１６ 釣銭収納筒 １７ 金庫通路 １８ 返却口 １９ 釣銭払出装置 ２０ 金庫 ２１ バイパス通路 ２２、２３ 弁装置
Claims (2)
- 【請求項１】 投入された硬貨の真偽を判定する硬貨判
定部と、硬貨判定部で正貨判定された硬貨を金種別毎の
釣銭収納筒又は金庫通路へ差し向け、硬貨判定部で偽貨
判定された硬貨を返却通路へ差し向ける硬貨振り分け部
と、釣銭収納筒から硬貨を払い出す釣銭払出部と、金庫
通路から分岐するバイパス通路と、バイパス通路の分岐
点において硬貨を保留すると共に保留した硬貨をバイパ
ス通路又は前記分岐点より下流の金庫通路へ差し向ける
硬貨保留部とを備え、硬貨振り分け部は正貨判定された
所定金種の硬貨を当該金種の釣銭収納筒へ差し向けるこ
となく金庫通路へ差し向け、硬貨保留部は硬貨返却時に
保留した硬貨をバイパス通路へ差し向け、前記所定金種
の釣銭収納筒には予め当該金種の正貨が収納されること
を特徴とする硬貨処理装置。 - 【請求項２】 前記所定金種を設定する金種設定部を備
えることを特徴とする請求項１に記載の硬貨処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28501999A JP2001109928A (ja) | 1999-10-06 | 1999-10-06 | 硬貨処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28501999A JP2001109928A (ja) | 1999-10-06 | 1999-10-06 | 硬貨処理装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001109928A true JP2001109928A (ja) | 2001-04-20 |
Family
ID=17686114
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28501999A Pending JP2001109928A (ja) | 1999-10-06 | 1999-10-06 | 硬貨処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001109928A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002017243A1 (fr) * | 2000-08-23 | 2002-02-28 | Kabushiki Kaisha Nippon Conlux | Trieuse de pieces |
| JP2003044901A (ja) * | 2001-07-27 | 2003-02-14 | Fuji Electric Co Ltd | 硬貨識別装置 |
-
1999
- 1999-10-06 JP JP28501999A patent/JP2001109928A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002017243A1 (fr) * | 2000-08-23 | 2002-02-28 | Kabushiki Kaisha Nippon Conlux | Trieuse de pieces |
| JP2003044901A (ja) * | 2001-07-27 | 2003-02-14 | Fuji Electric Co Ltd | 硬貨識別装置 |
| JP4665357B2 (ja) * | 2001-07-27 | 2011-04-06 | 富士電機リテイルシステムズ株式会社 | 硬貨識別装置 |
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