JP2001109033A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JP2001109033A
JP2001109033A JP28315499A JP28315499A JP2001109033A JP 2001109033 A JP2001109033 A JP 2001109033A JP 28315499 A JP28315499 A JP 28315499A JP 28315499 A JP28315499 A JP 28315499A JP 2001109033 A JP2001109033 A JP 2001109033A
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JP
Japan
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sky
subject
strobe
camera
exposure
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JP28315499A
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English (en)
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Osamu Nonaka
修 野中
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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  • Exposure Control For Cameras (AREA)
  • Stroboscope Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】空の美しい色を写真プリント上に正しく再現す
る。 【解決手段】本発明のカメラは、ストロボ回路4と、測
距部5と、撮影画面内の上部端近傍を測光する測光セン
サ6と、上記測光センサ6の出力に基づいて、上記撮影
画面内の上部端近傍に空が配置されているか否かを判定
し、配置されていると判定され、かつ、上記測距部5に
よって測定された被写体距離が所定距離以近の場合に
は、被写体に対して上記ストロボ回路4、キセノン管7
による照射を伴った撮影動作を実行するよう制御するC
PU1とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、露出制御に特徴を
有するカメラに係り、特にストロボ等の人工照明手段を
併用して美しい写真画像を得るカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ストロボ等の人工照明手段を利用
したカメラについて、種々の技術が開示されている。そ
して、このような技術としては、夜景を前にした被写体
を夜景と一緒に写し込むスローシンクロ技術、逆光時に
被写体の顔を明るくする日中シンクロ技術等が知られて
いた。前者の技術に関連するものとしては、特開平2−
18534号公報により開示された技術がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た両技術は、共に被写体の顔が暗くなってしまうことを
防止するものにすぎず、背景、特に空の色調を美しく出
すための技術ではなかった。すなわち、例えば、順光青
空の下で写真をとる際に、一般のカメラでは単純に被写
体である人物に対して適正な露出でのシャッタ制御を行
うのみであって、空の色調までを考慮したものではなか
った。
【0004】ところが、空の青さに惹かれてシャッタを
押すようなケースも多いのに、通常の被写体は空の明る
さより2段程アンダーであることから、人物に露出が合
っても、空はオーバー露出となって白く飛んでしまうこ
とが多かった。これでは、折角青い空を撮影したかった
のに、所望とする写真が撮影できず、ユーザーの不満は
高まるばかりであった。
【0005】特に、わざわざ時間と費用をかけて、エー
ゲ海やカリブ海まで出かけて、その青い空を記録するつ
ものが、帰国後プリントした写真では、空の露出が飛ん
でしまって東京のスモッグの空と変わらない色の写真と
なってしまった時には、ユーザーは大きな失望を感じて
しまう。
【0006】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、空の美しい色を写真プリ
ント上に正しく再現可能なカメラを提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の態様では、被写体にストロボ光を照
射するストロボ手段と、被写体距離を測定する測距手段
と、撮影画面内の少なくとも上部端近傍を測光する測光
センサと、上記測光センサの出力に基づいて、上記撮影
画面内の上部端近傍に空が配置されているか否かを判定
する判定手段と、上記検出手段によって上記撮影画面内
の上部端近傍に空が配置されていると判定され、かつ、
上記測距手段によって測定された被写体距離が所定距離
以近の場合には、被写体に対して上記ストロボ手段によ
る照射を伴った撮影動作を実行することを特徴とするカ
メラが提供される。
【0008】そして、第2の態様では、被写体にストロ
ボ光を照射するストロボ手段と、被写体の輝度を測定す
る測光手段と、上記測光手段の測定結果に基づいてフィ
ルムへの露光量を決定する決定手段と、空を含む撮影シ
ーンに適した特定の撮影モードを設定する設定手段と、
を具備し、上記特定の撮影モードにおいては、上記決定
手段で決定される露光量よりも所定レベルだけ露光不足
になるような露光量で、かつ、上記ストロボ手段により
被写体にストロボ光を照射して撮影動作を実行すること
を特徴とするカメラが提供される。
【0009】さらに、第3の態様では、被写体の背景の
色を判定する判定手段を有し、該判定手段によって上記
背景が所定の色調であると判定された場合には、上記背
景に合わせた露光量で、かつ、上記被写体に対してはス
トロボ光を照射して撮影動作を実行することを特徴とす
るカメラが提供される。
【0010】上記第1乃至第3の態様によれば以下の作
用が奏される。
【0011】即ち、第1の態様では、ストロボ手段によ
り被写体にストロボ光が照射され、測距手段により被写
体距離が測定され、測光センサにより撮影画面内の少な
くとも上部端近傍が測光され、判定手段により、上記測
光センサの出力に基づいて、上記撮影画面内の上部端近
傍に空が配置されているか否かが判定され、上記判定手
段によって上記撮影画面内の上部端近傍に空が配置され
ていると判定され、かつ、上記測距手段によって測定さ
れた被写体距離が所定距離以近の場合には、被写体に対
して上記ストロボ手段による照射を伴った撮影動作が実
行される。
【0012】そして、第2の態様では、ストロボ手段に
より被写体にストロボ光が照射され、測光手段により被
写体の輝度が測定され、決定手段により上記測光手段の
測定結果に基づいてフィルムへの露光量が決定され、設
定手段により空を含む撮影シーンに適した特定の撮影モ
ードが設定され、上記特定の撮影モードにおいては、上
記決定手段で決定される露光量よりも所定レベルだけ露
光不足になるような露光量で、かつ、上記ストロボ手段
により被写体にストロボ光を照射して撮影動作が実行さ
れる。
【0013】さらに、第3の態様では、判定手段によ
り、被写体の背景の色が判定され、該判定手段によって
上記背景が所定の色調であると判定された場合には、上
記背景に合わせた露光量で、かつ、上記被写体に対して
はストロボ光を照射して撮影動作が実行される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態について説明する。
【0015】先ず、本発明のカメラについて、その概要
を説明する。
【0016】本発明のカメラは、空に対して適正な露出
制御をするために、以下の手法を採用する。即ち、第1
に、空を測光して空に対して適正露出制御をする。第2
に、画面中央部を測光して当該画面中央部をアンダーに
することによって、空に対して適正露出制御をする。第
3に、空の色を判定して、特定の色の時は、それが適正
な色になるように適正露出制御をする。このような手法
を採用して、空の美しい色調を正しく写真に残すように
したものである。更に、空の適正露出で人物がアンダー
になる時は、人物に対してはストロボ光を補って露出制
御をする。
【0017】このように、本発明のカメラは、従来技術
で採用されていた日中シンクロやスローシンクロの技術
とは、目的も露出制御の方法も異なり、該露出制御を行
う時の判定方法も異なっている。以上、本発明のカメラ
の特徴事項について説明したが、以下、これら事項をふ
まえつつ、実施の形態を詳述する。
【0018】次に本発明の第1の実施の形態について説
明する。
【0019】図1は、本発明の第1の実施の形態に係る
カメラの構成図である。
【0020】同図に示されるように、第1の実施の形態
に係るカメラ10の内部には、ワンチップマイクロコン
ピュータ等からなる演算制御回路(以下、CPUと称す
る)1が配設されている。このCPU1には露出制御部
2が内在されており、その入力には測光回路3、測距部
5の出力が接続され、その出力はストロボ回路4、シャ
ッタ9の入力に接続されている。上記測光回路3には測
光センサ6が接続されており、当該測光センサ6の前面
には測光レンズ3aが配設されている。さらに、上記ス
トロボ回路4はキセノン管7に接続されている。また、
上記シャッタ9の前面には、撮影レンズ8が配設されて
いる。
【0021】このような構成において、カメラ10で
は、CPU1に内蔵された不図示のリード・オンリ・メ
モリ(以下、ROMと称する)に予め記憶されたプログ
ラムに従って、撮影シーケンスが制御される。さらに、
CPU1は、測距部5の情報に基づいて被写体距離を求
め、測光回路3によって被写体の明るさの分布を検出す
る。このような情報より、シャッタ9を制御して、撮影
レンズ8から入射する光の量を制御(露出制御)した
り、ストロボ回路4を制御してストロボ光をキセノン管
7から照射する。さらに、CPU1内の露出制御部2
は、上記シャッタ9やストロボ回路4を制御態様を、上
記測距部5、測光回路3からの情報に基づいて計算して
決定する。尚、上記した露出制御部2は、厳密には、上
記ROMに書き込まれたプログラムに相当するものであ
るが、説明の便宜上、この図1では、概念的にブロック
で示している。
【0022】ここで、上記測光センサ6と測光レンズ3
aの位置関係は、図2(a)に示されるようになってい
る。すなわち、この第1の実施の形態に係るカメラで
は、測光センサ6を3分割(6G,6C,6S)するこ
とで、図2(b)に示されるように、写真画面内の3つ
の領域が独立して測定可能となっている。
【0023】尚、図1に示されるように、空から導かれ
る光は、測光レンズ3aを介して下側のセンサ6Sに入
射する。したがって、各センサと測光領域とのの対応
は、上記した図2(a),(b)に示されるようにな
る。
【0024】本発明の目的は、青い空に対しては青い色
での適正な露出を行なうことにあるので、特に写真上
部、即ち測光センサ6Sに対応する領域での測光が重視
されることとなる。また、画面中央に位置する人物30
は、主に測光センサ6Cに対応する領域で測光されるこ
とになる。
【0025】上記人物30は、青空の下では青空に比べ
ると2段ぐらいアンダーになっているといわれており、
青空を適正にすると人物30はそのままだとアンダーな
露出になってしまう。かかる点に鑑みて、本発明では、
人物30に対しては、ストロボ光を補った露出とする。
このとき、青空からはストロボ光の反射はないので、人
物30のみが露出補正された形となる。
【0026】以下、図3のフローチャートを参照して、
上述した構成の第1の実施の形態に係るカメラの撮影動
作を詳述する。
【0027】先ず、測距部5により人物30までの距離
Lを求め(ステップS1)、当該人物30の部分の明る
さを測光センサ6Cで測光する(ステップS2)。当該
測光センサ6Cに相当する領域が暗い場合(ステップS
3)、一般のオートストロボカメラの原理で、ストロボ
撮影を行う(ステップS12)。
【0028】また、当該領域がストロボ発光を不要とす
る明るさであっても、(この部分が本発明の特徴部分で
ある)条件によっては、当該部分をシャッタ制御の上で
はアンダーとした上で、ストロボ発光によって光を補う
ことにより露出を補う。つまり、測光センサ6Sで、空
の部分の測光を行い(ステップS4)、この結果と人物
30の測光結果が、2段以上オーバーならば、単純に人
物に露出を合わせると、空が白く飛んでしまうと判断
し、ステップS8に分岐する。
【0029】このとき、上述のストロボ補助を行う。
【0030】一方、2段以上のオーバーでない時には、
輝度変化の少ないシーンであると判断し、測光センサ6
Gに相当する画面の下方の領域も測光し(ステップS
6)、画面内平均測光で露出制御を行う(ステップS
7)。
【0031】ここで、上記ステップS5からステップS
8に分岐する所が本発明の特徴点であるが、ストロボの
補助によって人物の露出を補う。そのためには、ストロ
ボ光が届く距離Loに人物がいるかが重要であるので、
人物の存在を判定し(ステップS8)、ストロボ光が届
かない距離であるならば警告を行い(ステップS1
1)、青空効果が得られないとして平均測光の処理へと
戻る。
【0032】尚、ストロボ光が届くかどうかは、フィル
ムの感度や、露出時のレンズの焦点距離変化(ズーム)
に伴うFNo変化等によって左右されるので、距離Lo
はこれらの条件より決定される。
【0033】続いて、ステップS9では、空の部分の測
光センサ6Sの結果でシャッタ制御し、空に露出を合わ
せる。そして、ステップS10では、この時の絞り値と
被写体距離、及びフィルム密度を考慮して、ストロボ発
光を行い、人物に露出を合わせる。以上が第1の実施の
形態による撮影動作である。
【0034】以上説明したように、第1の実施の形態に
係るカメラよれば、空を青く写すために、あえて人物が
アンダーになるようなシャッタ制御で露出制御を行いな
がら、人物はストロボ光で露出を補ったので、人物も空
もきれいな色再現性で撮影が可能となる。
【0035】尚、前述した3分割の測光センサ6は、例
えば図2(c)に示されるように、9分割センサで縦構
図に対応できるようにすれば更によい。
【0036】また、上記第1の実施の形態では、3分割
測光の例を説明したが、図4に示されるように、中央の
測光部は、測距用センサの測光値を用いてもよい。
【0037】ここで、図4(a)は、測光レンズ3a
と、AF用の受光レンズ5a,5b及びセンサアレイ5
c、5dの配置を示したものである。
【0038】図4(b)に示されるように、パッシブ型
のAF光学系は2つのレンズ5a,5b、2つのセンサ
アレイ5c,5dからなり、これらの誤差によって測距
ができる。いま、両レンズ5a,5b間の距離を基線長
Bとし、焦点距離をfとすれば、距離Lのチャート10
aを測距するとき、当該チャート10aの白黒分布は像
100a,100bをセンサアレイ5c,5d上に結
ぶ。センサアレイ5c,5dは、この像の光の強さの分
布が判るように、センサを並べているので、図中の相対
位置差、Xが検出でき、カメラのCPU1はこのXよ
り、 L=s・f/X という式より、被写体距離を求める。
【0039】このような測距センサの見ている領域は、
画面内では、図4(c)の測距領域5cになるので、図
2の測光センサ6Cに対応する領域の代用として使える
ことが判る。従って、上記測光センサ6Cの代わりに、
このセンサアレイの全部又は1部の出力の和を用いれば
人物の明るさが判る。
【0040】また、この例では、カメラを縦にかまえた
時、図4(d)に示されるように、人物と空から光の分
布がセンサアレイ5c上の像の判定で判るので、縦構図
の時はこのセンサアレイ5c上の光の分布の変化から、
本発明の特徴たる青色の空の再現撮影を行う判断(図3
のステップS5の分岐に相当)ができる。
【0041】次に本発明の第2の実施の形態について説
明する。
【0042】図5(a)は第2の実施の形態に係るカメ
ラの画面表示例を示す図であり、図5(b)は、上記カ
メラの使用態様例を示す図である。
【0043】図5(b)に示されるように、ユーザー1
01は、カメラ10の上面に設けられたモードボタン1
5を操作し、図5(a)に示される表示用LCD11の
画面上で表示を確認しながら所望とするモードを選択す
る。
【0044】この第2の実施の形態では、セルフ撮影モ
ードやストロボOFFモード等の選択の他、図5(a)
に示されるように、モードボタン15の操作によってS
KYモードが選択可能である。当該SKYモードを選択
した時、空の色を強調した撮影となる表示用LCD11
は、図5(a)に示されるように、フィルムの撮影コマ
数表示13やデート表示12が確認可能となっている。
【0045】上記表示用LCD11にSKY表示14を
選択すれば当該SKYモードとなり、消せばSKYモー
ドは解除され、通常の撮影となる。このモード選択時
は、ユーザが空の色を強調したいと考えた時に選択され
るので、先に示した図3のステップS5のような空の測
光結果比較を行う必要がなく、測光センサは1つでよい
ことになる。一般に空と人物被写体は2段の差がある事
を前提としている。
【0046】以下、図6のフローチャートを参照して、
第2の実施の形態に係るカメラの動作を詳細に説明す
る。尚、以下の説明では、図1の構成を適宜参照する。
【0047】先ず、主要被写体の人物の測距を行い(ス
テップS20)、画面内中央部を測光する(ステップS
21)。ここでSKYモードが選択されていると、カメ
ラはステップS22からステップS23に分岐し、人物
に対し2段アンダーでシャッタ制御をし、その時の撮影
レンズの絞り値FNoと、先の測距結果Lに基づいたス
トロボ発光を行う(ステップS24)。一方、SKYモ
ードが選択されていない場合には、中央部適正露出制御
を行う(ステップS25)。
【0048】ここで、上記絞りに関して補足説明をす
る。
【0049】コンパクトカメラでは、図7(a),
(b)に示されるようなシャッタの開き方をするので、
シャッタの開口時間によって、絞り値FNoが変化す
る。そこで、露出はシャッタスピードと開口とに基づい
て決定し、ストロボの発光は、このシャッタスピードか
ら絞り値FNoを求め、CPU1により光量を制御す
る。
【0050】具体的には、ストロボの発光時間が、その
エネルギー供給経路をCPU1がスイッチでON/OF
F制御することで、ストロボの光量が切り換えられる。
ストロボの発光時間と光量の関係は、CPU1内の不図
示のROMに書きこまれており、CPU1は当該情報を
参照して、必要な発光時間を決める。
【0051】以上説明したように、第2の実施の形態で
は、測光センサは1つでよく、廉価で簡単な構成をカメ
ラを提供することができる。
【0052】次に本発明の第3の実施の形態を説明す
る。
【0053】図8は第3の実施の形態に係るカメラの構
成を示す図である。
【0054】この第3の実施の形態では、特に空の色を
検知するためのカラーセンサ20が空に向けられる角度
で配設されており、CPU1は、この色判定と、測光回
路3の結果を参照して、露出制御を切り換える。カラー
センサ20は光センサ上に、カラーフィルタを張り付け
て、入射光の色のバランスより、シーンの色を判定する
ものである。露出制御をシャッタ9の制御、ストロボ回
路4の制御を組み合わせて行なうのは、先に説明した実
施の形態と同様である。
【0055】以下、図9のフローチャートを参照して、
第3の実施の形態に係るカメラの撮影動作を詳細に説明
する。
【0056】先ず、中央部の測距、測光を行い(ステッ
プS30,S31)、この測光結果が暗ければ(ステッ
プS32)、シャッタ9を解放し、その時の絞り値FN
o×距離Lでストロボ発光させて、通常のストロボ撮影
を行う(ステップS37)。これは、図7(c),
(d)に示されるようなシャッタとストロボの制御とな
る。図7(a),(b)の例と比較すれば、違いは明瞭
で、できるだけシャッタスピードは長くして、絞りを解
放にして、ストロボで補助をする。
【0057】次いで、空の色判定し(ステップS3
3)、青、オレンジでなければ輝度値BVより適正露出
制御を行う(ステップS38)。
【0058】一方、青とかオレンジなら(ステップS3
4)、図7(c),(d)に示されるようなシャッタ、
ストロボ制御をする(ステップS34)。
【0059】これは、図6のステップSS23,24と
同じで、人物に露出を合わせて、空がオーバーになるの
を防ぎ、色再現性をよくすべく、シャッタスピードは短
めにして空のオーバーを防ぐ。ストロボは、図7
(c),(d)の例よりも多めにして、人物への露出補
助を行っている(ステップS35,S36)。
【0060】以上説明したように、第3の実施の形態に
よれば、人物も空も最適な露出がなされ、色のきれいな
写真が得られる。特に、この実施の形態では、カラーセ
ンサの出力を利用したので、ユーザが特別な操作をしな
くても自動的に空の色再現性を良くするモードに切り換
えられる。
【0061】特に、空の露出に気を配ったので、従来の
日中シンクロ等では、空がまっ白になってしまうよう
な、図10に示されるような背景が夕やけのシーンで
も、正しく夕やけの色を再現するカメラが提供できる。
このとき、人物にも露出が合っていることは勿論であ
る。
【0062】このように、上記実施の形態では、青空に
絞った説明をしたが、全く同じ制御で夕空も美しく撮影
が可能となることは勿論である。
【0063】尚、本発明の実施の形態には、以下の発明
が含まれる。
【0064】(1)画面内上部端近傍を測光する第1の
測光センサと、画面内の人物を測光する第2の測光セン
サと、主要被写体距離測定用の第3のセンサとを有する
カメラにおいて、上記第1のセンサの測光結果が上記第
2の測光センサの測光結果より所定の輝度だけ明るく、
かつ、上記主要被写体距離が所定距離以近の時には、シ
ャッタの制御は上記第1の測光センサに従い、ストロボ
発光を伴った撮影を行うことを特徴とするカメラ。
【0065】(2)上記第2の測光センサと第3のセン
サは、同一のセンサアレイの一部からなることを特徴と
する上記(1)記載のカメラ。
【0066】(3)撮影者が選択するスイッチと、画面
の中央部分を測光する測光手段と、上記スイッチ手段の
操作結果に従って、シャッタの露出は、上記測光手段で
決定される露出量より所定レベルアンダで制御し、上記
画面内中央部の被写体にはストロボ光にて、露出制御を
行なう露出制御手段と、からなるカメラ。
【0067】(4)背景の色を判定する判定手段と、上
記判定手段の判定結果が所定の色調である時に、上記背
景に露出を合わせ、主要被写体は、ストロボ光で露出を
合わせる露出制御手段と、からなることを特徴とするカ
メラ。
【0068】(5)上記所定の色調は、青色又はオレン
ジ色である事を特徴とする上記(4)に記載のカメラ。
【0069】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
空の美しい色を写真プリント上に正しく再現可能なカメ
ラを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るカメラの構成
図である。
【図2】(a)は測光センサ6と測光レンズ3aの位置
関係を示す図であり、(b)は写真画面内の測光領域を
示す図であり、(c)は
【図3】第1の実施の形態に係るカメラの撮影動作を示
すフローチャートである。
【図4】(a)は、測光レンズ3aと、AF用の受光レ
ンズ5a,5b及びセンサアレイ5c、5dの配置を示
す図、(b)はパッシブ型のAF光学系の構成を示す
図、(c)は測光領域5cを示す図、(d)は人物と空
から光の分布をセンサアレイ上の像の判定する構成を示
す図である。
【図5】(a)は第2の実施の形態に係るカメラの画面
表示例を示す図であり、(b)は、上記メラの使用態様
例を示す図である。
【図6】第2の実施の形態に係るカメラの動作を詳細に
説明するフローチャートである。
【図7】(a)はシャッタ開口波形を示し、(b)はス
トロボ発光タイミングを示し、(c)はシャッタ開口波
形を示し、(d)はストロボ発光タイミングを示す図で
ある。
【図8】第3の実施の形態に係るカメラの構成を示す図
である。
【図9】第3の実施の形態に係るカメラの撮影動作を詳
細に説明するためのフローチャートである。
【図10】本発明のカメラで撮影可能な背景が夕やけの
シーンを示す図である。
【符号の説明】
1 CPU 2 露出制御部 3 測光回路 4 ストロボ回路 5 測距部 6 測光センサ 7 キセノン管 8 撮影レンズ 9 シャッタ 10 カメラ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体にストロボ光を照射するストロボ
    手段と、 被写体距離を測定する測距手段と、 撮影画面内の少なくとも上部端近傍を測光する測光セン
    サと、 上記測光センサの出力に基づいて、上記撮影画面内の上
    部端近傍に空が配置されているか否かを判定する判定手
    段と、 上記判定手段によって上記撮影画面内の上部端近傍に空
    が配置されていると判定され、かつ、上記測距手段によ
    って測定された被写体距離が所定距離以近の場合には、
    被写体に対して上記ストロボ手段による照射を伴った撮
    影動作を実行することを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 被写体にストロボ光を照射するストロボ
    手段と、 被写体の輝度を測定する測光手段と、 上記測光手段の測定結果に基づいてフィルムへの露光量
    を決定する決定手段と、 空を含む撮影シーンに適した特定の撮影モードを設定す
    る設定手段と、を具備し、 上記特定の撮影モードにおいては、上記決定手段で決定
    される露光量よりも所定レベルだけ露光不足になるよう
    な露光量で、かつ、上記ストロボ手段により被写体にス
    トロボ光を照射して撮影動作を実行することを特徴とす
    るカメラ。
  3. 【請求項3】 被写体の背景の色を判定する判定手段を
    有し、該判定手段によって上記背景が所定の色調である
    と判定された場合には、上記背景に合わせた露光量で、
    かつ、上記被写体に対してはストロボ光を照射して撮影
    動作を実行することを特徴とするカメラ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009159339A (ja) * 2007-12-27 2009-07-16 Eastman Kodak Co 撮像装置

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