JP2001104417A - 杖用立上がり補助具および杖装置 - Google Patents

杖用立上がり補助具および杖装置

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JP2001104417A
JP2001104417A JP28918099A JP28918099A JP2001104417A JP 2001104417 A JP2001104417 A JP 2001104417A JP 28918099 A JP28918099 A JP 28918099A JP 28918099 A JP28918099 A JP 28918099A JP 2001104417 A JP2001104417 A JP 2001104417A
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standing
stick
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JP28918099A
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Jinsuke Takahashi
仁助 高橋
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NIPPON BERUBON SEIKI KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 杖を頼りに容易に立ち上がることができかつ
容易に歩行動作へ移行できる杖装置を提供する。 【解決手段】 多点接地型のT杖である杖1の支柱部2
に杖用立上がり補助具10を取り付ける。この杖用立上が
り補助具10は支柱部2に対して高さ位置調節可能な基体
11を備える。この基体11のパイプ取付け用筒状部16には
連結パイプ31の一端部を嵌合接続しこの連結パイプ31の
他端部に把持用の筒状部材35を嵌合接続し、これら連結
パイプ31および筒状部材35にて把持体12を構成する。座
った姿勢から立ち上がる際に把持体12を把持して、杖1
に体重を適切にかけることができ、杖1のみを頼りに容
易に立ち上がることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、座った姿勢から立
ち上がる際の立ち上がり動作を補助する杖用立上がり補
助具、および、この立上がり補助具を備えた杖装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】1点接地型のT杖、多点接地型のT杖、
松葉杖、ロフトトランド杖等の杖は、専ら歩行動作を補
助するもので、座った姿勢から立ち上がる際の立ち上が
り動作等の補助には適さないものである。
【0003】このため、杖を必要とする人は、杖以外の
別の物、例えば、住居の壁面、或いは、家具、寝台等を
頼りにして、座った姿勢から立ち上がらなければならな
かった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、杖以外
の別の物を頼りにする立ち上がり動作は、その物によっ
ては体重を適切にかけにくい場合があり、立ち上がり動
作が煩雑となる問題がある。また、この立ち上がり動作
時に、予め立て掛けておいた杖が倒れたり、大きく傾い
たりする場合もあり、次の歩行動作への移行が煩雑とな
る問題もある。
【0005】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、杖を頼りに容易に立ち上がることができ、かつ、
容易に歩行動作へ移行できる杖用立上がり補助具および
杖装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の杖用立上
がり補助具は、杖の支柱部に高さ位置調節可能に取り付
けられる基体と、この基体に突設され、座った姿勢から
立ち上がる際に把持される把持体とを具備したものであ
る。
【0007】そして、座った姿勢から立ち上がる際に、
高さ位置の調節された基体の把持体を把持し、杖に体重
をかけることにより、杖を頼りにして立ち上がることが
でき、次いで、歩行動作へ移行する。
【0008】請求項2記載の杖用立上がり補助具は、杖
の支柱部にこの支柱部の軸方向に沿って移動可能でかつ
前記支柱部の周方向に沿って回動可能に遊嵌される作用
筒状部を有し、この作用筒状部が前記支柱部に対して傾
斜した場合に前記作用筒状部が前記支柱部にて係止され
ることで前記支柱部に対して位置決め固定される基体
と、この基体に突設され、座った姿勢から立ち上がる際
に把持される把持体とを具備したものである。
【0009】そして、杖の支柱部の軸方向に沿った移動
および杖の支柱部の周方向に沿った回動に基づいて高さ
位置および向きの調節された基体から突出した把持体を
把持し、基体の作用筒状部を傾斜させると、この基体の
作用筒状部が支柱部にて係止され、基体が支柱部に対し
て位置決め固定されるので、杖を頼りに立ち上がること
ができ、次いで、歩行動作へ移行する。
【0010】請求項3記載の杖用立上がり補助具は、請
求項1または2記載の杖用立上がり補助具において、基
体を杖の支柱部に対して固定する固定手段を具備したも
のである。
【0011】そして、固定手段にて基体を杖の支柱部に
対して固定することにより、把持体が歩行動作に悪影響
を与えることを防止する。
【0012】請求項4記載の杖用立上がり補助具は、杖
の支柱部に位置決め固定されて取り付けられる基体と、
この基体に高さ位置調節可能に取り付けられ、座った姿
勢から立ち上がる際に把持される把持体とを具備したも
のである。
【0013】そして、座った姿勢から立ち上がる際に、
高さ位置の調節された把持体を把持し、杖に体重をかけ
ることにより、杖を頼りにして立ち上がることができ、
次いで、歩行動作へ移行する。
【0014】請求項5記載の杖用立上がり補助具は、杖
の支柱部に位置決め固定されて取り付けられる取付け部
を一方側に有するとともに他方側には前記支柱部と平行
状に位置する作用筒状部を有する基体と、この基体の前
記作用筒状部にこの作用筒状部の軸方向に沿って移動可
能でかつ前記作用筒状部の周方向に沿って回動可能に遊
嵌され、座った姿勢から立ち上がる際に把持された状態
で前記基体の前記作用筒状部に対して傾斜した場合にこ
の作用筒状部にて係止されて位置決め固定される把持体
とを具備したものである。
【0015】そして、基体の作用筒状部の軸方向に沿っ
た移動および基体の作用筒状部の周方向に沿った回動に
基づいて高さ位置および向きの調節された把持体を把持
し、この把持体を傾斜させると、この把持体が作用筒状
部にて係止されて位置決め固定されるので、杖を頼りに
立ち上がることができ、次いで、歩行動作へ移行する。
【0016】請求項6記載の杖用立上がり補助具は、請
求項4または5記載の杖用立上がり補助具において、把
持体を基体の作用筒状部に対して固定する固定手段を具
備したものである。
【0017】そして、固定手段にて把持体を基体の作用
筒状部に対して固定することにより、把持体が歩行動作
に悪影響を与えることを防止する。
【0018】請求項7記載の杖装置は、少なくとも握り
部および支柱部を有する杖と、この杖の前記支柱部に取
り付けられた請求項1ないし6のいずれかに記載の杖用
立上がり補助具とを具備したものである。
【0019】そして、杖とこの杖の支柱部に取り付けた
請求項1ないし6のいずれかに記載の杖用立上がり補助
具とがそれぞれの作用を奏する。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の杖装置の第1の実
施の形態の構成を図面を参照して説明する。
【0021】図1において、1は杖で、この杖1は、例
えば多点接地型のT杖で、上下方向に長手方向を有する
細長状の支柱部2を有している。この支柱部2は長さ調
節可能となっている。
【0022】また、この支柱部2の上端部には棒状の握
り部3が形成され、この握り部3の軸方向は水平方向に
一致している。また、この支柱部2の下端部には脚部4
が形成され、この脚部4は図示しない地面或いは床面等
に接触する複数、例えば4本の脚5を有し、これら4本
の脚5の各々の先端部には滑り止め用のゴム製のキャッ
プ6が取り付けられている。
【0023】そして、前記杖1の支柱部2の長手方向の
中間位置には、座った姿勢から立ち上がる際の立ち上が
り動作を補助する杖用立上がり補助具10が取り付けられ
ている。
【0024】この杖用立上がり補助具10は、基体11を備
え、この基体11は前記杖1の支柱部2に高さ位置調節可
能に取り付けられ、この基体11には座った姿勢から立ち
上がる際に把持される棒状の把持体12が側方に向って水
平状に一体的に突設されている。
【0025】この基体11は、図2および図3に示すよう
に、例えば、互いに平行状に接合された金属製の二つの
円筒状部材にて形成され、一方側には作用筒状部15が形
成され、他方側にはパイプ取付け用筒状部16が形成され
ている。
【0026】そして、この作用筒状部15は、内側に略円
筒状のスリーブ18が嵌合により固着され、この固着され
たスリーブ18の内側には、前記杖1の支柱部2がこの支
柱部2の軸方向に沿って移動可能でかつ前記支柱部2の
周方向に沿って回動可能に遊嵌されている。
【0027】このスリーブ18は、前記支柱部2の表面を
傷付けないよう滑りが良い合成樹脂等にて略円筒状に形
成され、このスリーブ18にはこのスリーブ18の軸方向に
沿って細長でスリット状の開口部19が形成されている。
また、このスリーブ18の軸方向の両端部には外方に向っ
て突出したフランジ部20,21がそれぞれ形成され、一方
のフランジ部20がスリーブ18の上面と係合し、他方のフ
ランジ部21がスリーブ18の下面と係合している。
【0028】なお、このスリーブ18の内径は前記支柱部
2の外径より少し大きい寸法にされ、前記支柱部2とス
リーブ18との間には図2に示されるように間隙22が存在
する。そして、この間隙22の存在により、基体11の作用
筒状部15が支柱部2に対して傾斜可能であり、この作用
筒状部15が傾斜した場合には作用筒状部15がスリーブ18
を介して支柱部2にて係止され、基体11が支柱部2に対
して位置決め固定されるようになっている。
【0029】また、作用筒状部15の外面には、前記パイ
プ取付け用筒状部16とは反対の方向に向って突出したね
じ取付け部23が形成され、このねじ取付け部23には固定
手段としての固定ねじ24が螺合により取り付けられてい
る。この固定ねじ24を締め付けると、前記スリーブ18が
前記支柱部2に強く圧接することによって前記基体11が
前記支柱部2に対して任意の位置で固定され、一方、こ
の固定ねじ24を緩めると、前記スリーブ18と前記支柱部
2との圧接状態が解除され、前記基体11の固定が解かれ
る。
【0030】一方、前記パイプ取付け用筒状部16の内側
には、略中間位置で直角に折り曲げられた中空棒状の金
属製の連結パイプ31の一端部が嵌合により取り付けら
れ、ねじ32にて固定されている。この連結パイプ31の一
端面は蓋部材33により閉塞されている。
【0031】また、この連結パイプ31の他端側に位置す
る水平状部分の外側には、中空棒状の合成樹脂製の把持
用の筒状部材35が嵌合により固着され、この筒状部材35
の軸方向は水平方向に一致し、前記握り部3の軸方向と
平行である。なお、この筒状部材35、前記連結パイプ31
等にて前記把持体12が構成されている。
【0032】次に、上記第1の実施の形態の作用を説明
する。
【0033】杖1を必要とする人が、例えば、座った姿
勢から立ち上がり姿勢に移行しようとする場合、杖用立
上がり補助具10の固定ねじ24を緩めて、基体11の杖1の
支柱部2に対する固定を解除する。
【0034】そして、この固定状態の解除された基体11
を、必要に応じて杖1の支柱部2の軸方向に移動および
支柱部2の周方向に回動させることによりその高さ位置
および向きを調節し、この基体11から突出した把持体12
の把持用の筒状部材75を座った姿勢で容易に把持できる
状態に設定する。
【0035】次いで、この設定した把持体12の筒状部材
35と立った状態の杖1の握り部3とを両手で把持して、
体重をかけながら把持体12に下向きの外力を加えると、
図1の二点鎖線で示されるように、把持体12が基体11と
ともに少し回動し、基体11の作用筒状部15が杖1の支柱
部2に対して少し傾斜した状態になる。
【0036】そして、基体11の傾斜により、この基体11
の作用筒状部15が支柱部2によって係止され、その結
果、固定ねじ24によることなく、基体11が支柱部2に対
して位置決め固定される。
【0037】すなわち、杖1の支柱部2と基体11の内側
のスリーブ18との間に間隙22が存在するため、基体11の
作用筒状部15の軸方向が支柱部2の軸方向に対して傾斜
し、この作用筒状部15の内面の一部、すなわち対角線上
に位置する内面下部および内面上部の2箇所の部分がス
リーブ18を介して支柱部2の対応する外面と強く圧接
し、基体11の作用筒状部15が支柱部2にて係止され、そ
の結果、基体11が支柱部2に対して位置決め固定され
る。
【0038】したがって、把持体12を把持したまま、杖
1に体重をかけても、把持体12は下方に移動することが
なく、杖1を頼りに立ち上がれる。
【0039】立ち上がり後、その人は、固定状態を解除
した基体11を杖1の支柱部2の軸方向に移動および支柱
部2の周方向に回動させることによりその高さ位置およ
び向きを調節し、把持体12を歩行を妨げない状態に設定
する。
【0040】そして、固定ねじ24を締め付けて、調節後
の基体11を杖1の支柱部2に対して固定し、把持体12を
歩行の妨げない状態に位置決め固定し、次いで、歩行動
作へ移行する。
【0041】このようにして、上記第1の実施の形態に
よれば、高さ位置および向きの調節した基体11から水平
状に突出した棒状の把持体12を把持することにより、杖
1に体重を適切にかけることができるので、杖1以外の
別の物を何ら頼りにすることなく、杖1のみを頼りに容
易に立ち上がることができる。
【0042】また、立ち上がり動作中は、把持体12の把
持により、杖1を常に保持している状態にあるので、従
来のように立ち上がり動作時に杖が倒れる事態が生じる
ことがなく、容易に歩行動作へ移行できる。
【0043】さらに、固定ねじ24にて基体11を杖1の支
柱部2に対して固定することにより、歩行時に把持体12
が歩行動作に悪影響を与えることを防止できる。
【0044】また、立ち上がり動作時に、固定ねじ24を
利用する場合には、基体11を支柱部2に対してより一層
確実に位置決め固定できるので、把持体12が下方に移動
することを確実に防止できる。
【0045】次に、本発明の杖装置の第2の実施の形態
の構成を図面を参照して説明する。
【0046】図4において、41は杖で、この杖41は、例
えば1点接地型のT杖で、上下方向に長手方向を有する
細長状の支柱部42を有し、この支柱部42の上端部には棒
状の握り部43が形成され、この握り部43の軸方向は水平
方向に一致している。なお、この支柱部42は長さ調節可
能になっている。
【0047】そして、前記杖41の支柱部42の長手方向の
中間位置には、座った姿勢から立ち上がる際の立ち上が
り動作を補助する杖用立上がり補助具50が取り付けられ
ている。
【0048】この杖用立上がり補助具50は、基体51を備
え、この基体51は前記杖41の支柱部42に高さ位置調節可
能に取り付けられ、この基体51には座った姿勢から立ち
上がる際に把持される棒状の把持体52が側方に向って水
平状に一体的に突設されている。
【0049】この基体51は、図5に示すように、例え
ば、互いに直交状に接合された金属製の二つの円筒状部
材にて形成され、一方側には上下方向に沿った軸方向を
有する作用筒状部55が形成され、他方側には水平方向に
沿った軸方向を有するパイプ取付け用筒状部56が形成さ
れている。
【0050】そして、この作用筒状部55は、内側に略円
筒状のスリーブ58が嵌合により固着され、この固着され
たスリーブ58の内側には、前記杖41の支柱部42がこの支
柱部42の軸方向に沿って移動可能でかつ前記支柱部42の
周方向に沿って回動可能に遊嵌されている。
【0051】このスリーブ58は、前記支柱部42の表面を
傷付けないよう滑りが良い合成樹脂等にて略円筒状に形
成され、このスリーブ58にはこのスリーブ58の軸方向に
沿って細長でスリット状の開口部59が形成されている。
また、このスリーブ58の軸方向の両端部には外方に向っ
て突出したフランジ部60,61がそれぞれ形成され、一方
のフランジ部60がスリーブ58の上面と係合し、他方のフ
ランジ部61がスリーブ58の下面と係合している。
【0052】なお、このスリーブ58の内径は前記支柱部
42の外径より少し大きい寸法にされ、前記支柱部42とス
リーブ58との間には間隙62が存在する。そして、この間
隙62の存在により、基体51の作用筒状部55が支柱部42に
対して傾斜可能であり、この作用筒状部55が傾斜した場
合には作用筒状部55がスリーブ58を介して支柱部42にて
係止され、基体51が支柱部42に対して位置決め固定され
るようになっている。
【0053】また、作用筒状部55の外面には、前記パイ
プ取付け用筒状部56とは反対の方向に向って突出したね
じ取付け部63が形成され、このねじ取付け部63には固定
手段としての固定ねじ64が螺合により取り付けられてい
る。この固定ねじ64を締め付けると、前記スリーブ58が
前記支柱部42に強く圧接することによって前記基体51が
前記支柱部42に対して任意の位置で固定され、一方、こ
の固定ねじ64を緩めると、前記スリーブ58と前記支柱部
42との圧接状態が解除され、前記基体51の固定が解かれ
る。
【0054】一方、前記パイプ取付け用筒状部56の内側
には、水平方向に長手方向を有する細長直線状をなす中
空棒状の金属製の連結パイプ71の一端部が嵌合により固
着され、この連結パイプ71の一端部以外の露出した部分
の外側には、中空棒状の合成樹脂製の把持用の筒状部材
75が嵌合により固着され、この筒状部材75の軸方向は水
平方向に一致し、前記握り部43の軸方向と平行である。
なお、この筒状部材75、前記連結パイプ71等にて前記把
持体52が構成されている。
【0055】次に、上記第2の実施の形態の作用を説明
する。
【0056】杖41を必要とする人が、例えば、座った姿
勢から立ち上がり姿勢に移行しようとする場合、杖用立
上がり補助具50の固定ねじ64を緩めて、基体51の杖41の
支柱部42に対する固定を解除する。
【0057】そして、この固定状態の解除された基体51
を、必要に応じて杖41の支柱部42の軸方向に移動および
支柱部2の周方向に回動させることによりその高さ位置
および向きを調節し、この基体51から突出した把持体52
の把持用の筒状部材75を座った姿勢で容易に把持できる
状態に設定する。
【0058】次いで、この設定した把持体52の筒状部材
75と立った状態の杖41の握り部43とを両手で把持して、
体重をかけながら把持体52に下向きの外力を加えると、
把持体52が基体51とともに少し回動し、基体51の作用筒
状部55が杖41の支柱部42に対して少し傾斜した状態にな
る。
【0059】そして、基体51の傾斜により、この基体51
の作用筒状部55が支柱部42によって係止され、その結
果、固定ねじ64によることなく、基体51が支柱部42に対
して位置決め固定される。
【0060】すなわち、杖41の支柱部42と基体51の内側
のスリーブ58との間に間隙62が存在するため、基体51の
作用筒状部55の軸方向が支柱部42の軸方向に対して傾斜
し、この作用筒状部55の内面の一部、すなわち対角線上
に位置する内面下部および内面上部の2箇所の部分がス
リーブ58を介して支柱部42の対応する外面と強く圧接
し、基体51の作用筒状部55が支柱部42にて係止され、そ
の結果、基体51が支柱部42に対して位置決め固定され
る。
【0061】したがって、把持体52を把持したまま、杖
41に体重をかけても、把持体52は下方に移動することが
なく、杖41を頼りに立ち上がれる。
【0062】立ち上がり後、その人は、固定状態を解除
した基体51を杖41の支柱部42の軸方向に移動および支柱
部42の周方向に回動させることによりその高さ位置およ
び向きを調節し、把持体52を歩行の妨げない状態に設定
する。
【0063】そして、固定ねじ64を締め付けて、調節後
の基体51を杖41の支柱部42に対して固定し、把持体52を
歩行を妨げない状態に位置決め固定し、次いで、歩行動
作へ移行する。
【0064】このようにして、上記第2の実施の形態で
も、上述の第1の実施の形態と同様、高さ位置および向
きの調節した基体51から水平状に突出した棒状の把持体
52を把持することにより、杖41に体重を適切にかけるこ
とができるので、杖41以外の別の物を何ら頼りにするこ
となく、杖41のみを頼りに容易に立ち上がることができ
る。
【0065】また、立ち上がり動作中は、把持体52の把
持により、杖41を常に保持している状態にあるので、従
来のように立ち上がり動作時に杖が倒れる事態が生じる
ことがなく、容易に歩行動作へ移行できる。
【0066】さらに、固定ねじ64にて基体51を杖41の支
柱部42に対して固定することにより、歩行時に把持体52
が歩行動作に悪影響を与えることを防止できる。
【0067】また、立ち上がり動作時に、固定ねじ64を
利用する場合には、基体51を支柱部42に対してより一層
確実に位置決め固定できるので、把持体52が下方に移動
することを確実に防止できる。
【0068】次に、本発明の杖装置の第3の実施の形態
の構成を図面を参照して説明する。
【0069】図6において、81は杖で、この杖81は、例
えば松葉杖で、上下方向に長手方向を有する細長状の対
をなす支柱部82,82を有している。
【0070】これら支柱部82,82の各上端部間には脇あ
て部84が架け渡され、これら支柱部82,82の上下方向の
各中間部間には棒状の握り部83が架け渡され、この握り
部83の軸方向は水平方向に一致している。
【0071】また、これら支柱部82,82の下端部には連
結部材85が取り付けられ、この連結部材85には上下方向
に長手方向を有する細長状の脚86が摺動可能に挿通さ
れ、この脚86の先端部である下端部には滑り止め用のゴ
ム製のキャップ87が取り付けられている。
【0072】そして、前記杖81の一方の支柱部82の長手
方向の中間位置には、座った姿勢から立ち上がる際の立
ち上がり動作を補助する杖用立上がり補助具90が取り付
けられている。
【0073】この杖用立上がり補助具90は、基体91を備
え、この基体91は前記杖81の支柱部82の身長等に応じて
設定された所定位置にねじ93にて位置決め固定された状
態で取り付けられ、この基体91には座った姿勢から立ち
上がる際に把持される棒状の把持体92が高さ位置調節可
能に取り付けられている。
【0074】この基体91は、図7に示すように、例え
ば、互いに平行状に接合された金属製の二つの円筒状部
材にて形成され、一方側には前記支柱部82の外側に嵌合
により固着した円筒状の取付け部95が形成され、他方側
には作用筒状部96が形成されている。
【0075】そして、この作用筒状部96は、内側に略円
筒状のスリーブ98が嵌合により固着され、この固着され
たスリーブ98の内側には、連結パイプ100 の一端側が前
記作用筒状部96の軸方向に沿って移動可能でかつ前記作
用筒状部96の周方向に沿って回動可能に遊嵌されてい
る。なお、この連結パイプ100 の他端側の水平状部分の
外側には中空棒状の合成樹脂製の把持用の筒状部材101
が嵌合により固着され、この筒状部材101 の軸方向は水
平方向に一致し前記握り部3の軸方向と平行である。こ
の筒状部材101 、前記連結パイプ100 等にて前記把持体
92が構成されている。
【0076】一方、前記スリーブ98は、前記連結パイプ
100 の表面を傷付けないよう滑りが良い合成樹脂等にて
略円筒状に形成され、このスリーブ98にはこのスリーブ
98の軸方向に沿って細長でスリット状の開口部105 が形
成されている。また、このスリーブ98の軸方向の両端部
には外方に向って突出したフランジ部106 ,107 がそれ
ぞれ形成され、一方のフランジ部106 がスリーブ98の上
面と係合し、他方のフランジ部107 がスリーブ98の下面
と係合している。
【0077】なお、このスリーブ98の内径は前記把持体
92の連結パイプ100 の外径より少し大きい寸法にされ、
この連結パイプ100 とスリーブ98との間には間隙110 が
存在する。そして、この間隙110 の存在により、把持体
92の連結パイプ100 が基体91の作用筒状部96に対して傾
斜可能であり、この連結パイプ100 が傾斜した場合には
連結パイプ100 がスリーブ98を介して基体91の作用筒状
部96にて係止され、その結果、把持体92が基体91に対し
て位置決め固定される。
【0078】また、前記作用筒状部96の外面には、前記
取付け部95とは反対の方向に向って突出したねじ取付け
部113 が形成され、このねじ取付け部113 には固定手段
としての固定ねじ114 が螺合により取り付けられてい
る。この固定ねじ114 を締め付けると、前記スリーブ98
が前記把持体92の連結パイプ100 に強く圧接することに
よってこの把持体92が前記基体91に対して任意の位置で
固定され、一方、この固定ねじ114 を緩めると、前記ス
リーブ58と前記連結パイプ100 との圧接状態が解除さ
れ、前記把持体92の固定が解かれる。
【0079】次に、上記第3の実施の形態の作用を説明
する。
【0080】杖81を必要とする人が、例えば、座った姿
勢から立ち上がり姿勢に移行しようとする場合、杖用立
上がり補助具90の固定ねじ114 を緩めて、把持体92の基
体91に対する固定を解除する。
【0081】そして、この固定状態の解除された把持体
92を、必要に応じて基体91の作用筒状部96の軸方向に移
動および作用筒状部96の周方向に回動させることにより
その高さ位置および向きを調節し、この基体91から突出
した把持体92の把持用の筒状部材101 を座った姿勢で容
易に把持できる状態に設定する。
【0082】次いで、この設定した把持体92の筒状部材
101 と立った状態の杖81の握り部83とを両手で把持し
て、体重をかけながら把持体92に下向きの外力を加える
と、把持体12が少し回動し、把持体12が基体91の作用筒
状部96に対して少し傾斜した状態になる。
【0083】そして、把持体92の傾斜により、この把持
体92の連結パイプ100 が基体91の作用筒状部96によって
係止され、その結果、固定ねじ114 によることなく、把
持体92が基体91に対して位置決め固定される。
【0084】すなわち、基体91の作用筒状部96の内側に
位置するスリーブ98と把持体92の連結パイプ100 との間
に間隙110 が存在するため、連結パイプ100 の上下方向
に沿った軸方向が基体91の作用筒状部96の軸方向に対し
て傾斜し、連結パイプ100 の外面の一部、すなわち対角
線上に位置する外面下部および外面上部の2箇所の部分
がスリーブ98を介して作用筒状部96の対応する内面と強
く圧接し、連結パイプ100 が作用筒状部96にて係止さ
れ、その結果、把持体92が杖81に固定した基体91に対し
て位置決め固定される。
【0085】したがって、把持体92を把持したまま、杖
81に体重をかけても、基体91および把持体92は下方に移
動することがなく、杖81を頼りに立ち上がれる。
【0086】立ち上がり後、その人は、固定状態を解除
した把持体92を基体91の作用筒状部96の軸方向に移動お
よび作用筒状部96の周方向に回動させることによりその
高さ位置および向きを調節し、把持体92を歩行を妨げな
い状態に設定する。
【0087】そして、固定ねじ114 を締め付けて、調節
後の把持体92を基体91に対して固定し、把持体92を歩行
の妨げない状態に位置決め固定し、次いで、歩行動作へ
移行する。
【0088】このようにして、上記第3の実施の形態よ
れば、高さ位置および向きの調節した把持体92を把持す
ることにより、杖81に体重を適切にかけることができる
ので、杖81以外の別の物を何ら頼りにすることなく、杖
81のみを頼りに容易に立ち上がることができる。
【0089】また、立ち上がり動作中は、把持体92の把
持により、杖81を常に保持している状態にあるので、従
来のように立ち上がり動作時に杖が倒れる事態が生じる
ことがなく、容易に歩行動作へ移行できる。
【0090】さらに、固定ねじ114 にて把持体92を基体
91に対して固定することにより、歩行時に把持体92が歩
行動作に悪影響を与えることを防止できる。
【0091】また、立ち上がり動作時に、固定ねじ114
を利用する場合には、把持体92を基体91に対してより一
層確実に位置決め固定できるので、把持体92が下方に移
動することを確実に防止できる。
【0092】なお、上記第1および2の実施の形態で
は、把持体12,52は、連結パイプ31、71、把持用の筒状
部材35,75等の複数の部材にて形成した構成について説
明したが、一つの棒状部材にて形成することもでき、さ
らには、基体11,51と把持体12,52とを一つの部材で一
体的に形成することもできる。
【0093】また、上記実施の形態では、杖用立上がり
補助具10は多点接地型のT杖である杖1に取り付けた構
成、杖用立上がり補助具50は1点接地型のT杖である杖
41に取り付けた構成、杖用立上がり補助具90は松葉杖で
ある杖81に取り付けた構成について説明したが、杖用立
上がり補助具10,50,90と杖1,41,81との組合せは自
由で、例えば、杖用立上がり補助具10,50を松葉杖であ
る杖81に取り付けた構成、杖用立上がり補助具90をT杖
である杖1,41に取り付けた構成等でもよい。また、杖
用立上がり補助具10,50,90をT杖或いは松葉杖以外の
他の種類の杖、例えば、ロフトトランド杖等に適用する
こともできる。
【0094】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、高さ位置
の調節された基体から突出した把持体を把持することに
より、杖に体重を適切にかけることができるので、杖を
頼りに容易に立ち上がることができ、しかも、従来のよ
うに立ち上がり動作時に杖が倒れる事態が生じることが
なく、容易に歩行動作へ移行できる。
【0095】請求項2記載の発明によれば、杖の支柱部
の軸方向に沿った移動および杖の支柱部の周方向に沿っ
た回動に基づいて高さ位置および向きの調節された基体
から突出した把持体を把持し、基体の作用筒状部を傾斜
させると、この基体の作用筒状部が支柱部にて係止さ
れ、基体が支柱部に対して位置決め固定されるので、杖
に体重を適切にかけることができ、杖を頼りに容易に立
ち上がることができ、しかも、従来のように立ち上がり
動作時に杖が倒れる事態が生じることがなく、容易に歩
行動作へ移行できる。
【0096】請求項3記載の発明によれば、固定手段に
て基体を杖の支柱部に対して固定することにより、把持
体が歩行動作に悪影響を与えることを防止できる。
【0097】請求項4記載の発明によれば、高さ位置の
調節された把持体を把持することにより、杖に体重を適
切にかけることができるので、杖を頼りに容易に立ち上
がることができ、しかも、従来のように立ち上がり動作
時に杖が倒れる事態が生じることがなく、容易に歩行動
作へ移行できる。
【0098】請求項5記載の発明によれば、基体の作用
筒状部の軸方向に沿った移動および基体の作用筒状部の
周方向に沿った回動に基づいて高さ位置および向きの調
節された把持体を把持し、この把持体を傾斜させると、
この把持体が作用筒状部にて係止されて位置決め固定さ
れるので、杖に体重を適切にかけることができ、杖を頼
りに容易に立ち上がることができ、しかも、従来のよう
に立ち上がり動作時に杖が倒れる事態が生じることがな
く、容易に歩行動作へ移行できる。
【0099】請求項6記載の発明によれば、固定手段に
て把持体を基体の作用筒状部に対して固定することによ
り、把持体が歩行動作に悪影響を与えることを防止でき
る。
【0100】請求項7記載の発明によれば、杖とこの杖
の支柱部に取り付けた請求項1ないし6のいずれかに記
載の杖用立上がり補助具とを具備するので、それぞれの
効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の杖装置の第1の実施の形態を示す正面
図である。
【図2】同上杖装置の杖用立上がり補助具を示す正面図
である。
【図3】同上杖用立上がり補助具を示す分解斜視図であ
る。
【図4】本発明の杖装置の第2の実施の形態を示す正面
図である。
【図5】同上杖装置の杖用立上がり補助具を示す分解斜
視図である。
【図6】本発明の杖装置の第3の実施の形態を示す正面
図である。
【図7】同上杖装置の杖用立上がり補助具を示す分解斜
視図である。
【符号の説明】
1,41,81 杖 2,42,82 支柱部 3,43,83 握り部 10,50,90 杖用立上がり補助具 11,51,91 基体 12,52,92 把持体 15,55,96 作用筒状部 24,64,114 固定手段としての固定ねじ 95 取付け部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 杖の支柱部に高さ位置調節可能に取り付
    けられる基体と、 この基体に突設され、座った姿勢から立ち上がる際に把
    持される把持体とを具備したことを特徴とする杖用立上
    がり補助具。
  2. 【請求項2】 杖の支柱部にこの支柱部の軸方向に沿っ
    て移動可能でかつ前記支柱部の周方向に沿って回動可能
    に遊嵌される作用筒状部を有し、この作用筒状部が前記
    支柱部に対して傾斜した場合に前記作用筒状部が前記支
    柱部にて係止されることで前記支柱部に対して位置決め
    固定される基体と、 この基体に突設され、座った姿勢から立ち上がる際に把
    持される把持体とを具備したことを特徴とする杖用立上
    がり補助具。
  3. 【請求項3】 基体を杖の支柱部に対して固定する固定
    手段を具備したことを特徴とする請求項1または2記載
    の杖用立上がり補助具。
  4. 【請求項4】 杖の支柱部に位置決め固定されて取り付
    けられる基体と、 この基体に高さ位置調節可能に取り付けられ、座った姿
    勢から立ち上がる際に把持される把持体とを具備したこ
    とを特徴とする杖用立上がり補助具。
  5. 【請求項5】 杖の支柱部に位置決め固定されて取り付
    けられる取付け部を一方側に有するとともに他方側には
    前記支柱部と平行状に位置する作用筒状部を有する基体
    と、 この基体の前記作用筒状部にこの作用筒状部の軸方向に
    沿って移動可能でかつ前記作用筒状部の周方向に沿って
    回動可能に遊嵌され、座った姿勢から立ち上がる際に把
    持された状態で前記基体の前記作用筒状部に対して傾斜
    した場合にこの作用筒状部にて係止されて位置決め固定
    される把持体とを具備したことを特徴とする杖用立上が
    り補助具。
  6. 【請求項6】 把持体を基体の作用筒状部に対して固定
    する固定手段を具備したことを特徴とする請求項4また
    は5記載の杖用立上がり補助具。
  7. 【請求項7】 少なくとも握り部および支柱部を有する
    杖と、 この杖の前記支柱部に取り付けられた請求項1ないし6
    のいずれかに記載の杖用立上がり補助具とを具備したこ
    とを特徴とする杖装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003062021A (ja) * 2001-08-24 2003-03-04 Ota Kk 身体障害者用杖
KR100519047B1 (ko) * 2001-10-31 2005-10-05 파라마운트 베드 가부시키가이샤 손잡이겸용 이동조작장치
US20130192651A1 (en) * 2012-02-01 2013-08-01 Stuart Miles Goldman Walking aid
TWI748283B (zh) * 2019-10-31 2021-12-01 聖侑企業股份有限公司 管體與握把之組裝結構

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