JP2001104334A - 医療用システム - Google Patents

医療用システム

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JP2001104334A
JP2001104334A JP28832799A JP28832799A JP2001104334A JP 2001104334 A JP2001104334 A JP 2001104334A JP 28832799 A JP28832799 A JP 28832799A JP 28832799 A JP28832799 A JP 28832799A JP 2001104334 A JP2001104334 A JP 2001104334A
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medical
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JP28832799A
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English (en)
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Yoshitsugu Hoshino
義亜 星野
Takao Tabata
孝夫 田畑
Junichi Onishi
順一 大西
Makoto Tsunakawa
誠 綱川
Norihiko Haruyama
典彦 晴山
Takashi Ozaki
孝史 尾崎
Satoshi Honma
聡 本間
Kazunori Taniguchi
一徳 谷口
Takeaki Nakamura
剛明 中村
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】医療機器同士の接続や設定が容易で、セッティ
ング時間の短縮が図れる医療用システムの提供を目的と
している。 【解決手段】本発明は、体組織の観察、検査または処置
のいずれかを行なうために使用される医療機器が少なく
とも2つ以上組み合わされて成る医療用システムにおい
て、前記各医療機器1,4に設けられ、発光部6a,6
b,8a,8bと受光部7a,7b,9a,9bとを有
するとともに、医療機器1,4同士の信号の授受を光波
長で行なうための光通信手段と、各医療機器1,4に設
けられ、前記光通信手段による信号の授受が可能な位置
に医療機器1,4同士を位置決めするための位置決め手
段10,11とを具備し、位置決め手段10,11によ
って医療機器1,4同士が位置決めされるだけで、医療
機器1,4間が光学的に接続され、光通信手段による医
療機器1,4間の信号の授受が可能になることを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、体組織の観察、検
査または処置のいずれかを行なうために使用される医療
機器が少なくとも2つ以上組み合わされて成る医療用シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、手術手技や手術器具の発達に伴
い、患者への負担を軽くすべく、内視鏡下での手術が行
なわれるようになってきている。
【0003】しかし、内視鏡下手術に必要な機器は、観
察手段である硬性内視鏡、光源装置および超音波吸引装
置や電気メス等に代表されるエネルギー処置具など多種
多様に渡っているため、それらの機器同士の接続や各種
設定が複雑化し、手術前のセットアップや手術中の設定
変更に多大なる労力が強いられるようになっている。
【0004】そのため、現在では、セッティング時の労
力を軽減する目的から、各種の医療用システムが提案さ
れている。例えば特開平7−67885号公報には、複
数の機器同士の接続に必要なケーブル類をまとめて収納
しつつケーブルを介した機器間の接続を可能ならしめる
医療用システムが開示されている。このシステムによれ
ば、手術室内を複数のケーブルが煩雑に横切ることがな
く、手術室内の限られたスペースを有効に使うことがで
きるようになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平7−6
7885号公報に開示された技術は、ハンドピースや硬
性鏡など直接に生体に接触する機器と、手術台から離れ
た位置に設置される電源ユニットなどから構成されるコ
ントローラ部との接続に関しては、ケーブル類を整然と
配置できるため有効な手段であるが、複数のコントロー
ラ部同士の接続に関しては、複数の通信ケーブルによる
接続となっているため、使用する医療機器の種類が増加
するに伴ってセッティングが複雑になり、多くの時間を
要してしまうという問題がある。
【0006】本発明は、前記事情に着目してなされたも
のであり、その目的とするところは、医療機器同士の接
続や設定が容易で、セッティング時間の短縮が図れる医
療用システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1に記載された発明は、体組織の観察、検査
または処置のいずれかを行なうために使用される医療機
器が少なくとも2つ以上組み合わされて成る医療用シス
テムにおいて、前記各医療機器に設けられ、発光部と受
光部とを有するとともに、医療機器同士の信号の授受を
光波長で行なうための光通信手段と、前記各医療機器に
設けられ、前記光通信手段による信号の授受が可能な位
置に医療機器同士を位置決めするための位置決め手段と
を具備し、前記位置決め手段によって医療機器同士が位
置決めされるだけで、医療機器間が光学的に接続され、
光通信手段による医療機器間の信号の授受が可能になる
ことを特徴とする。
【0008】また、請求項2に記載された医療用システ
ムは、生体側に配置され、生体の観察、検査または処置
のいずれかを行なうために使用される第1の医療機器
と、生体と離れた位置に配置される第2の医療機器と、
前記第1の医療機器と前記第2の医療機器とを接続する
複数の接続体とを具備し、各接続体は、第1または第2
の医療機器に接続される接続部を有し、各接続部は、そ
の断面形状が接続体間で異なっており、第1および第2
の医療機構に設けられ且つ各接続部の断面形状に対応し
た形状の被接続部に着脱自在に接続されることを特徴と
する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施形態について説明する。
【0010】図1および図2は本発明の第1の実施形態
を示している。図1に示されるように、本実施形態の医
療用システム(内視鏡システム)は、体腔内を照射する
ための光源装置(医療機器)1と、体腔内から観察画像
を取り込むための内視鏡(医療機器)2と、内視鏡2に
よって得られた画像を撮像するための撮像素子3と、撮
像素子3からの電気信号を画像信号に変換するための画
像生成ユニット(医療機器)4と、光源装置1からの照
明光を内視鏡2に伝達するためのライトガイド5とを備
えている。なお、ライトガイド5は、光源装置1のコネ
クタ60に着脱自在に接続されるようになっている。ま
た、撮像素子3は信号ケーブル62を介して画像生成ユ
ニット4のコネクタ61に着脱自在に接続されるように
なっている。
【0011】また、光源装置1および画像生成ユニット
4にはそれぞれ、これらの機器1,4同士の信号の授受
を光波長で行なうための光通信手段と、光通信手段によ
る信号の授受が可能な位置にこれらの機器1,4を位置
決めするための位置決め手段とを備えている。具体的に
は、前記光通信手段は、光源装置1の上面部および下面
部に設けられた発光部としての発光素子6a,6bおよ
び受光部としての受光素子7a,7bと、画像生成ユニ
ット4の上面部および下面部に設けられた発光部として
の発光素子8a,8bおよび受光部としての受光素子9
a,9bとを有している。また、前記位置決め手段は、
各機器1,4の下面部に設けられた足10と、各機器
1,4の上面部に設けられ且つ足10と係合するくぼみ
11とからなる。
【0012】次に、図2を参照しながら、前記光通信手
段の詳細な構成について説明する。
【0013】光源装置1の発光素子6a,6bおよび受
光素子7a,7bは、発光素子ドライバ回路と増幅回路
とから構成される受発光コントロール部12を介して、
光源装置制御部13に接続されている。同様に、画像生
成ユニット4の発光素子8a,8bおよび受光素子9
a,9bは、発光素子ドライバ回路と増幅回路とから構
成される受発光コントロール部14を介して、画像生成
ユニット制御部15に接続されている。
【0014】次に、上記構成の医療用システムの作用に
ついて説明する。
【0015】まず、術部を観察するために、内視鏡2を
保持して体腔内へ挿入する。光源装置1から照射された
照明光は、ライトガイド5および内視鏡2の図示しない
照明光路を経て、図示しない術部へ照射される。
【0016】術部からの物体光(画像情報)は、内視鏡
2の図示しない観察光路を通過し、撮像素子3上に結像
する。撮像素子3は、術部の光情報を電気信号に変換し
た後に画像生成ユニット4へ入力する。画像生成ユニッ
ト4は、入力された電気信号を画像信号に変換する。術
者は、画像生成ユニット4からの映像信号を図示しない
TVモニタで観察することにより、体腔内の状況を知る
ことが可能となる。
【0017】ところで、内視鏡2の先端部と術部との距
離もしくは術部の反射率は常に変化しているため、最適
な観察像を得ようとする場合には、光源装置1から照射
される照明光の明るさもしくは画像生成ユニット4での
感度調整が必要となる。
【0018】一例として、内視鏡2の先端部と術部との
距離が遠く且つ術部の反射率が低いために、撮像素子3
で必要な明るさが得られない場合について説明する。
【0019】本実施形態の医療用システムは、前記位置
決め手段によって医療機器1,4同士が位置決めされる
だけで、医療機器1,4間が光学的に接続され、光通信
手段による医療機器間の信号の授受が可能になる。した
がって、以下に示すような制御が可能となる。
【0020】すなわち、画像生成ユニット4は、撮像素
子3からの電気信号に基づいて映像信号を生成するが、
撮像素子3で必要な明るさが得られない場合には、画像
生成ユニット制御部15が、明るさ不足のために十分な
画質の映像信号を生成することができないとの判断を行
なう。画像生成ユニット制御部15から出された“明る
さ不足”の電気信号は符号化されて受発光コントロール
部14内の図示しない発光素子ドライバ回路に送られ、
発光素子ドライバ回路により発光素子8a,8bが点灯
される。
【0021】光源装置1は、発光素子8aからの光波長
を受光素子7bにて受け取った後、これを受発光コント
ロール部12内の図示しない増幅回路で処理に十分な電
気信号に増幅して光源装置制御回路13に入力する。光
源装置制御回路13は、この電気信号を復号化し、“明
るさ不足”の電気信号であると認識した後に、照明光の
光量を増加させる。
【0022】一方、光源装置制御回路13は、“光量増
加済”との電気信号を符号化して、受発光コントロール
部12内の図示しない発光素子ドライバ回路に送る。こ
れにより、発光素子ドライバ回路は発光素子6a,6b
を点灯させる。
【0023】画像生成ユニット4は、発光素子6bから
の光波長を受光素子9aにて受け取った後、これを受発
光コントロール部14内の図示しない増幅回路で処理に
十分な電気信号に増幅して画像生成ユニット制御部15
に入力する。画像生成ユニット制御部15は、この電気
信号を復号化し、“光量増加済”の電気信号であると認
識した後に、必要な明るさに達したかどうかの判断を行
なう。画像生成ユニット4は、照明光の光量増加にも関
わらず、依然として明るさ不足の場合には、同様にして
再度“明るさ不足”の電気信号を光源装置1に対して繰
り返し発信することにより、撮像に適正な明るさを確保
する。
【0024】なお、以上は、画像信号を生成する上で必
要な明るさが得られない場合についての説明であるが、
照明光量過多の場合についても同様の制御にて対応可能
である。
【0025】以上説明したように、本実施形態の医療用
システムによれば、複数の機器1,4同士の接続を光通
信にて行なうことができるとともに、機器1,4同士を
重ねるだけで光通信可能な位置に固定できる。すなわ
ち、複数の機器1,4相互の通信のためのケーブル類を
接続する必要がないため、セッティングの簡素化および
セッティング時間の短縮化を図ることができるととも
に、誤接続を防止できる。
【0026】また、光波長での通信を実現する受発光素
子は、接続ケーブルに比較して飛躍的に故障(断線等)
に対する信頼性が高いため、故障の発生率を低減するこ
とができる。
【0027】図3および図4は本発明の第2の実施形態
を示している。図3に示されるように、本実施形態の医
療用システム(超音波システム)は、生体組織に対して
超音波振動を与えるハンドピース20と、ハンドピース
20に接続され且つ超音波振動を発生する超音波ジェネ
レータ21と、ハンドピース20に対して送水および吸
引を行なうためのポンプ22とを備えている。
【0028】ハンドピース20は、送水チューブ23お
よび吸引チューブ25を介して、ポンプ22に着脱自在
に接続される。この場合、送水チューブ23の接続部は
ポンプ22側に設けられた被接続部としての送水口24
に、また、吸引チューブ25の接続部はポンプ22側に
設けられた被接続部としての吸引口26にそれぞれ接続
される。また、ハンドピース20は、ケーブル65を介
して、超音波ジェネレータ21に着脱自在に接続され
る。この場合、ケーブル65は超音波ジェネレータ21
側のコネクタ64に着脱自在に接続される。また、医療
用システムを操作するためのフットスイッチ27がケー
ブル66を介してポンプ22に着脱自在に接続されてい
る。この場合、ケーブル66はポンプ22側のコネクタ
67に着脱自在に接続される。
【0029】なお、誤接続を防止するため、送水チュー
ブ23および吸引チューブ25は、その内径の大きさが
互いに異なっており、また、送水口24および吸引口2
6の径も、各チューブ23,25の内径に対応して、互
いに異なっている。
【0030】超音波ジェネレータ21およびポンプ22
にはそれぞれ、これらの機器21,22同士の信号の授
受を光波長で行なうための光通信手段と、光通信手段に
よる信号の授受が可能な位置にこれらの機器21,22
を位置決めするための位置決め手段とを備えている。具
体的には、前記位置決め手段は、各機器21,22の下
面部に設けられた足32と、各機器21,22の上面部
に設けられ且つ足32と係合するくぼみ33とからな
る。また、前記光通信手段は、超音波ジェネレータ21
の上面部および下面部に足32またはくぼみ33によっ
て保護されつつ設けられた発光部としての発光素子28
a,28bおよび受光部としての受光素子29a,29
bと、ポンプ22の上面部および下面部に足32または
くぼみ33によって保護されつつ設けられた発光部とし
ての発光素子30a,30bおよび受光部としての受光
素子31a,31bとを有している(図4も参照)。
【0031】次に、図4を参照しながら、前記光通信手
段の詳細な構成について説明する。
【0032】超音波ジェネレータ21の発光素子28
a,28bおよび受光素子29a,29bは、発光素子
ドライバ回路と増幅回路とから構成される受発光コント
ロール部33を介して、超音波ジェネレータ制御部34
に接続されている。同様にして、ポンプ22の発光素子
30a,30bおよび受光素子31a,31bは、発光
素子ドライバ回路と増幅回路とから構成される受発光コ
ントロール部35を介して、ポンプ制御部36に接続さ
れている。
【0033】次に、上記構成の医療用システムの作用に
ついて説明する。
【0034】まず、生体組織上の切除を行なう部位にハ
ンドピース20を接触させ、同時に、フットスイッチ2
7をONする。フットスイッチ27からの信号を受け取
ったポンプ制御部36は、送水動作および吸引動作を行
なうとともに、フットスイッチがONであるという電気
信号を符号化して、受発光コントロール部35内の図示
しない発光素子ドライバ回路により発光素子30a,3
0bを点灯させる。
【0035】また、超音波ジェネレータ21は、発光素
子30aからの光波長を受光素子29bにて受け取った
後に、これを受発光コントロール部33内の図示しない
増幅回路で処理に十分な電気信号に増幅して超音波ジェ
ネレータ制御部34に入力する。超音波ジェネレータ制
御部34は、この電気信号を復号化し、“フットスイッ
チON”の電気信号であると認識した後に、超音波発信
信号を開始する。超音波ジェネレータ21からの超音波
発信信号は、ハンドピース20内に設けられた図示しな
い超音波振動子により超音波振動に変換され、送水動作
および吸引動作とともに生体組織上の切除を行なう部位
に作用する。
【0036】一方、超音波ジェネレータ制御部34は、
超音波発信中であること、および、ハンドピース20内
に設けられた図示しない超音波振動子の負荷状態の電気
信号を符号化して、受発光コントロール部33内の図示
しない発光素子ドライバ回路により発光素子28a,2
8bを点灯させる。
【0037】ポンプ22は、発光素子28bからの光波
長を受光素子31aにて受け取った後に、これを受発光
コントロール部35内の図示しない増幅回路で処理に十
分な電気信号に増幅してポンプ制御部36に入力する。
ポンプ制御部36は、この電気信号を復号化し、“超音
波発信中”の電気信号から超音波発信出力の情報を得
て、この超音波出力に見合った送水および吸引出力であ
るかを確認する。ポンプ制御部36は、送水および吸引
の出力が超音波発信出力に対して適切でない場合には、
その出力を見直した後、再度超音波ジェネレータに向け
て、電気信号を発信することになる。ハンドピース20
内に設けられた図示しない超音波振動子の負荷状態は生
体組織の状態および術者の操作により常に変化する項目
である。そのため、超音波ジェネレータ21とポンプ2
2との光波長による通信は常に繰り返されることにな
る。
【0038】なお、術者が生体組織の吸引を止めるた
め、フットスイッチ27をOFFにした場合において
も、同様の制御が行なわれ、送水、吸引、超音波発信の
それぞれが停止されることになる。
【0039】以上説明したように、本実施形態の医療用
システムによれば、第1の実施形態と同様の作用効果を
得ることができるとともに、受発光素子を位置決め手段
で保護できるため、故障をさらに低減させることができ
る。
【0040】また、送水および吸引といった非電気的な
接続部に対しては、チューブの外形および接続部の外形
を物理的に接続不能となるように個々に異ならせてお
り、送水側と吸引側とを逆に接続してしまうといった誤
接続を防止することができる。
【0041】なお、本実施形態で用いた光波長の通信に
光(スペクトラム)拡散通信を用いても同様の効果を奏
することができる。
【0042】図5および図6は本発明の第3の実施形態
を示している。なお、本実施形態において、第1および
第2の実施形態と共通する構成要素については、以下、
同一符号を付してその説明を省略する。
【0043】図5に示されるように、本実施形態の医療
システムは、光源装置1と、内視鏡2と、撮像素子3
と、画像生成ユニット4と、ライトガイド5とからなる
観察手段を備えている。また、内視鏡2と撮像素子3と
の間には、レーザシャッタ52が設けられている。
【0044】また、本実施形態の医療システムは、ハン
ドピース20と、超音波ジェネレータ21と、ポンプ2
2と、送水チューブ23と、送水口24と、吸引チュー
ブ25と、吸引口26と、フットスイッチ27と、レー
ザ発生装置40とからなる治療手段を備えている。ま
た、送水チューブ23および吸引チューブ24は、誤接
続防止タグ39を介して、ポンプ22に接続されてい
る。さらに、送水チューブ23および吸引チューブ25
は、誤接続防止のため、その断面形状が四角型と丸型と
いった互いに異なる形状になっており、それに対応する
送水口24および吸引口25も同様の形状となってい
る。また、レーザ光を生成するレーザ発生装置40に
は、レーザファイバ41を介して、ハンドピース42が
着脱自在に接続されている。この場合、レーザファイバ
41はレーザ発生装置40側のコネクタ90に着脱自在
に接続される。
【0045】次に、図6を参照しながら光通信手段の構
成について説明する。
【0046】光源装置1の発光素子6a,6bおよび受
光素子7a,7bは、発光素子ドライバ回路と増幅回路
とから構成される受発光コントロール部12を介して、
光源装置制御部13に接続されている。また、光ファイ
バから構成される光伝達手段43a,43bは、他機器
との通信のため、その端面が外装上面部および下面部で
露出している。
【0047】画像生成ユニット4の発光素子8a,8b
および受光素子9a,9bは、発光素子ドライバ回路と
増幅回路とから構成される受発光コントロール部14を
介して、画像生成ユニット制御部15に接続されてい
る。また、光ファイバーから構成される光伝達手段44
a,44bは、他機器との通信のため、その端面が外装
上面部および下面部で露出している。
【0048】超音波ジェネレータ21の発光素子28
a,28bおよび受光素子29a,29bは、発光素子
ドライバ回路と増幅回路とから構成される受発光コント
ロール部33を介して、超音波ジェネレータ制御部34
に接続されている。また、光ファイバーから構成される
光伝達手段45a,45bは、他機器との通信のため、
その端面が外装上面部および下面部で露出している。
【0049】ポンプ22の発光素子30a,30bおよ
び受光素子31a,31bは、発光素子ドライバ回路と
増幅回路とから構成される受発光コントロール部35を
介して、ポンプ制御部36に接続されている。また、光
ファイバーから構成される光伝達手段46a,46b
は、他機器との通信のため、その端面が外装上面部およ
び下面部で露出している。また、超音波ジェネレータ制
御部34には入力手段であるフットスイッチ27も接続
されている。
【0050】レーザー発生装置40の発光素子48a,
48bおよび受光素子49a,49bは、発光素子ドラ
イバ回路と増幅回路とから構成される受発光コントロー
ル部50を介して、レーザー制御部51に接続されてい
る。また、光ファイバーから構成される光伝達手段47
a,47bは、他機器との通信のため、その端面が外装
上面部および下面部で露出している。
【0051】次に、上記構成の医療用システムの作用に
ついて説明する。
【0052】レーザにより生体組織の切除を行なう場合
には、まず、切除部位にハンドピース42を接触させ、
同時に、フットスイッチ27をONする。フットスイッ
チ27からの信号を受け取ったポンプ制御部36は、レ
ーザのフットスイッチがONであるという電気信号を符
号化して、受発光コントロール部35内の図示しない発
光素子ドライバ回路により発光素子30a,30bを点
灯させる。
【0053】レーザ発生装置40は、発光素子30aか
らの光波長を光伝達手段46a,45a,47aを経由
して受光素子49bにて受け取った後、これを受発光コ
ントロール部50内の図示しない増幅回路で処理に十分
な電気信号に増幅してレーザ制御部51に入力する。レ
ーザ制御部51は、この電気信号を復号化し、“レーザ
のフットスイッチON”の電気信号であると認識した後
に、レーザ光の照射を開始する。レーザ発生装置40か
らのレーザ光は、レーザファイバ41に伝達され、ハン
ドピース42の先端から生体組織上の切除を行なう部位
に作用する。
【0054】一方、レーザ制御部51は、レーザ光照射
中であるという電気信号を符号化して、受発光コントロ
ール部50内の図示しない発光素子ドライバ回路により
発光素子48a,48bを点灯させる。画像生成ユニッ
ト4は、発光素子48bからの光波長を光伝達手段47
b,45b,46b,44bを経由して受光素子9aに
て受け取った後、これを受発光コントロール部14内の
図示しない増幅回路で処理に十分な電気信号に増幅して
画像生成ユニット制御部15に入力する。画像生成ユニ
ット制御部15は、この電気信号を復号化し、“レーザ
光照射中”の電気信号にしたがって、撮像素子3と内視
鏡2との間に設けられたレーザシャッタ52を駆動し、
撮像光束中にレーザ波長を透過しない図示しないフィル
タを挿入する。このレーザシャッタ52の駆動により、
術者は、レーザ光照射中の特有の現象であるホワイトア
ウト(画面が真っ白になってしまう現象)の影響を受け
ることなく、術部の観察像を見ることができる。
【0055】また、術者が生体組織の切除を止めるた
め、フットスイッチ27をOFFにした場合において
も、同様の制御が行なわれ、レーザ発生装置40の休止
およびレーザシャッタ52内の図示しないフィルタの観
察光路外への挿脱が行なわれる。
【0056】以上説明したように、本実施形態の医療用
システムによれば、第1および第2の実施形態と同様の
作用効果を得ることができるとともに、単一の入力手段
を複数の機器に渡って使用することが可能となるため、
手術台の下が複数の入力手段により占有されることがな
く、誤操作を防止できる。
【0057】また、送水および吸引といった非電気的な
接続部に対しては、チューブの外形および接続部の外形
を物理的に接続不能となるように個々に異ならせてお
り、送水側と吸引側とを逆に接続してしまうといった誤
接続を防止することができる。なお、送水および吸引チ
ューブの断面形状は、丸型および四角型に限らず、六角
形方や三角型などとしても同様の効果を得ることができ
る。また、送水および吸引チューブの断面形状は、接続
部のみ形状が異なるように同一の複数のチューブに異な
る断面形状を有するアダプター等を取り付けても、同様
の効果を得ることができる。また、チューブのハンドピ
ース側およびコントローラ側の誤接続に対しても、誤接
続防止タグを設けているため、同様の効果を発揮するも
のである。
【0058】なお、以上説明してきた技術内容によれ
ば、以下に示すような各種の構成が得られる。
【0059】1.観察、検査または処置のいずれかの作
用を生体に対して行なうための医療機器を少なくとも2
つ以上組み合わせてなる医療用システムにおいて、前記
医療機器の外観面には光波長で通信を行なうための発光
手段と受光手段とを有しているとともに、光波長での通
信が可能な範囲内に複数の医療機器を接続もしくは位置
決めするための位置決め手段を有することを特徴とする
医療用システム。
【0060】2.観察、検査または処置のいずれかの作
用を生体に対して行なうために前記生体側に配置される
複数の第1の医療機器と、前記生体と離れた位置に配置
され且つ前記第1の医療機器と接続される第2の医療機
器と、前記第1の医療機器と前記第2の医療機器とを接
続する複数の液体もしくは気体を伝達するための管を含
む接続手段とを有する医療用システムにおいて、前記接
続手段である複数の管断面形状が各々異なっており、前
記第1および第2の医療機器にはそれぞれに対応する形
状の接続手段を有することを特徴とする医療用システ
ム。
【0061】3.前記光波長での通信は、光拡散通信で
あることを特徴とする第1項に記載の医療用システム。 4.前記接続手段である複数の管は、少なくとも一部が
一体に構成されていることを特徴とする第2項に記載の
医療用システム。 5.前記受光手段および発光手段は、光ファイバーであ
ることを特徴とする第1項に記載の医療用システム。 6.前記接続手段である複数の管は、少なくとも両端近
傍のみ断面形状が異なることを特徴とする第2項に記載
の医療用システム。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の医療用シ
ステムによれば、医療機器同士の接続や設定が容易で、
セッティング時間の短縮が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る医療用システム
の斜視図である。
【図2】図1の医療用システムの内部構成および光通信
手段の構成を示す図である。
【図3】本発明の第2の実施形態に係る医療用システム
の斜視図である。
【図4】図3の医療用システムの内部構成および光通信
手段の構成を示す図である。
【図5】本発明の第3の実施形態に係る医療用システム
の斜視図である。
【図6】図5の医療用システムの内部構成および光通信
手段の構成を示す図である。
【符号の説明】
1…光源装置(第2の医療機器) 2…内視鏡(第1の医療機器) 4…画像生成ユニット(第2の医療機器) 6a,6b,8a,8b,28a,28b,30a,3
0b,48a,48b…発光素子(発光部、光通信手
段) 7a,7b,9a,9b,29a,29b,31a,3
1b,49a,49b…受光素子(受光部、光通信手
段) 10,32…足(位置決め手段) 11,33…くぼみ(位置決め手段) 20,42…ハンドピース(第1の医療機器) 21…超音波ジェネレータ(第2の医療機器) 22…ポンプ(第2の医療機器) 23…送水チューブ(接続体) 24…送水口(被接続部) 25…吸引チューブ(接続体) 26…吸引口(被接続部) 40…レーザ発生装置(第2の医療機器) 43a,43b,44a,44b,45a,45b,4
6a,46b,47a,47b…光伝達手段(光通信手
段)
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04B 10/22 H04B 9/00 A 10/00 (72)発明者 大西 順一 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 綱川 誠 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 晴山 典彦 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 尾崎 孝史 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 本間 聡 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 谷口 一徳 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 中村 剛明 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 Fターム(参考) 4C026 AA01 FF17 FF22 FF58 4C060 JJ11 KK01 4C061 AA00 BB00 CC06 DD01 FF45 GG01 HH56 JJ19 NN03 UU05 5K002 AA01 AA03 AA07 FA03 GA07

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 体組織の観察、検査または処置のいずれ
    かを行なうために使用される医療機器が少なくとも2つ
    以上組み合わされて成る医療用システムにおいて、 前記各医療機器に設けられ、発光部と受光部とを有する
    とともに、医療機器同士の信号の授受を光波長で行なう
    ための光通信手段と、 前記各医療機器に設けられ、前記光通信手段による信号
    の授受が可能な位置に医療機器同士を位置決めするため
    の位置決め手段と、 を具備し、 前記位置決め手段によって医療機器同士が位置決めされ
    るだけで、医療機器間が光学的に接続され、光通信手段
    による医療機器間の信号の授受が可能になることを特徴
    とする医療用システム。
  2. 【請求項2】 生体側に配置され、生体の観察、検査ま
    たは処置のいずれかを行なうために使用される第1の医
    療機器と、 生体と離れた位置に配置される第2の医療機器と、 前記第1の医療機器と前記第2の医療機器とを接続する
    複数の接続体と、 を具備し、 各接続体は、第1または第2の医療機器に接続される接
    続部を有し、 各接続部は、その断面形状が接続体間で異なっており、
    第1および第2の医療機構に設けられ且つ各接続部の断
    面形状に対応した形状の被接続部に着脱自在に接続され
    ることを特徴とする医療用システム。
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