JP2001102619A - 太陽電池パネルの製造装置及び製造方法 - Google Patents

太陽電池パネルの製造装置及び製造方法

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JP2001102619A
JP2001102619A JP28005399A JP28005399A JP2001102619A JP 2001102619 A JP2001102619 A JP 2001102619A JP 28005399 A JP28005399 A JP 28005399A JP 28005399 A JP28005399 A JP 28005399A JP 2001102619 A JP2001102619 A JP 2001102619A
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solar cell
cover glass
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suction
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Ryoichi Takahashi
良一 高橋
Kenichi Oshiro
健一 大城
Hitoshi Tsuchiya
均 土屋
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Toshiba Corp
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は接着剤の未充填やはみ出しが生じ
ることなく製造できるようにした太陽電池パネルの製造
装置を提供することにある。 【解決手段】 太陽電池セル11を吸着保持する吸着面
を有するセル用型3と、カバーガラス12を吸着保持す
る吸着面4cを有するカバーガラス用型4と、各型の吸
着面に保持された太陽電池セルとカバーガラスとの厚さ
を計測する計測手レーザ変位計13と、セル用型に保持
された太陽電池セル或いはカバーガラス用型に保持され
たカバーガラスの少なくともいずれか一方にこれらの厚
さに応じた量で接着材を塗布する塗布ヘッド17と、太
陽電池セルとカバーガラスとを接着するために対向させ
たときにこれらを所定の間隔で位置決めする位置決めピ
ンと、太陽電池セルとカバーガラスとを接着した接着剤
を加熱装置25とを具備したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は太陽電池セルとカ
バーガラスとを貼り合わせて形成される太陽電池パネル
の製造装置及び製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、太陽電池セルとして多結晶或い
は単結晶の半導体ウエハを用いた太陽電池パネルは、上
記太陽電池セルの保護や光フィルタとしての作用を持た
せるためなどの目的でカバーガラスを接着固定するよう
にしている。
【0003】太陽電池セルとカバーガラスとを接着固定
する手順としては、板状の太陽電池セルにディスペンサ
によって接着剤を塗布した後、この太陽電池セル上に板
状のカバーガラスを載置して所定の圧力で加圧する。そ
して、その状態で上記接着剤が硬化するまで放置するこ
とで、太陽電池パネルが形成される。
【0004】このような構成の太陽電池パネルにおいて
は、太陽電池セルとカバーガラスとの間に形成される隙
間に接着剤が充填されることになるが、この隙間が一定
でないため、接着剤を一定量塗布しても、接着剤が余っ
たり、不足したりして、接着剤のはみ出しや部分的な未
充填が発生する。
【0005】接着剤がはみ出した場合には、後工程でそ
の接着剤を除去する清掃工程が必要になり、製造コスト
の増大を招くことになる。また、未充填部分が発生する
と、十分な接合強度が得られなかったり、太陽電池パネ
ルを宇宙空間で用いる場合には未充填部分の気泡が膨張
して損傷の原因になるなどのことがある。
【0006】また、カバーガラスや太陽電池セルは0.
1mm程度と非常に薄いため、反りが発生することが避
けられない。そのため、カバーガラスや太陽電池セルの
反りによっても、接着剤の充填容積が変化し、接着剤の
はみ出しや未充填の発生原因になる。
【0007】そこで、特開平6−13640号公報に示
される太陽電池セルとカバーガラスの接着方法および装
置が提案されている。この公報に示された技術は、太陽
電池セル支持ステージおよびカバーガラス支持ステージ
に設けられた真空吸引手段によって太陽電池セル及びカ
バーガラスを真空で吸着し、それぞれを平面状にして貼
り合わせるようにしている。
【0008】それによって、接着剤は均一に広がり易く
なり、接着剤の広がらない部分ができにくくなる。さら
に、このことから接着剤を過剰に塗布する必要がなくな
るため、過剰な接着剤のはみ出しも発生しにくくなると
いうものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、太陽電池セ
ルとカバーガラスとは、厚さにばらつきを持っているか
ら、これらの厚さの変動によって所定間隔で位置決めさ
れたカバーガラスと太陽電池セルとの間隔も変動する。
そのため、太陽電池セル及びカバーガラスを真空で吸着
し、それぞれを平面状にして貼り合わせるようにして
も、一定量の接着剤を供給するだけでは、板厚が薄い場
合には接着剤が不足して未充填領域が発生し易くなり、
逆に板厚が厚い場合に過剰となってははみ出しが生じ易
くなるということがある。
【0010】この発明は、接着剤の未充填領域が生じた
り、はみ出しが発生するようなことなく、太陽電池セル
とカバーガラスとを接着することができるようにした太
陽電池パネルの製造装置及び製造方法を提供することに
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、太陽
電池セルとカバー部材とを接着剤によって接着する太陽
電池パネルの製造装置において、上記太陽電池セルを吸
着保持する第1の吸着面を有する第1の保持手段と、上
記カバー部材を吸着保持する第2の吸着面を有する第2
の保持手段と、上記太陽電池セルと上記カバー部材の接
着に用いる接着剤の量を決定する接着剤量決定手段と、
上記太陽電池セル或いは上記カバー部材の少なくとも一
方に決定された量の接着剤を塗布する塗布手段とを具備
したことを特徴とする太陽電池パネルの製造装置にあ
る。
【0012】請求項2の発明は、上記第1或いは第2の
吸着面の少なくとも一方は、吸着保持した上記太陽電池
セル或いは上記カバー部材を凹状に変形させる変形手段
を有することを特徴とする請求項1記載の太陽電池パネ
ルの製造装置にある。
【0013】請求項3の発明は、上記太陽電池セルと上
記カバー部材を対向させた後、上記変形手段により凹状
に変形された上記太陽電池セル或いは上記カバー部材の
吸着状態を解除して加圧する圧力調整手段を有すること
を特徴とする請求項2記載の太陽電池パネルの製造装置
にある。
【0014】請求項4の発明は、上記接着剤量決定手段
は、上記太陽電池セル及び上記カバー部材の厚さを計測
する計測手段を有し、計測された厚さに基づいて決定す
ることを特徴とする請求項1記載の太陽電池パネルの製
造装置にある。
【0015】請求項5の発明は、上記太陽電池セルと上
記カバー部材を接着するために対向させたときに、上記
第1及び第2の吸着面を所定の間隔を有して位置決めす
る位置決め手段を有することを特徴とする請求項1乃至
請求項4のいずれかに記載の太陽電池パネルの製造装置
にある。
【0016】請求項6の発明は、上記第1の保持手段と
第2の保持手段は、各吸着面に吸着保持された太陽電池
セルとカバーガラスとを対向させて位置決めしたとき
に、これら太陽電池セルとカバーガラスとを収容する密
閉空間を形成する構造となっていて、この密閉空間は、
各吸着面に発生する吸引力よりも弱い圧力で減圧される
ことを特徴とする請求項1記載の太陽電池パネルの製造
装置にある。
【0017】請求項7の発明は、太陽電池セルとカバー
部材とを接着剤によって接着する太陽電池パネルの製造
方法において、上記太陽電池セルと上記カバー部材の接
着に用いる接着剤の量を決定する接着剤量決定工程と、
上記太陽電池セル或いは上記カバー部材の少なくとも一
方に決定された量の接着剤を塗布する工程と、上記太陽
電池セルと上記カバー部材とを所定の間隔で対向させて
接着する工程とを具備することを特徴とする太陽電池パ
ネルの製造方法にある。
【0018】この発明によれば、接着に用いる接着剤の
量を決定して供給するため、接着剤を過不足なく供給す
ることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面を参照して説明する。
【0020】図1乃至図6はこの発明の第1の実施の形
態を示す。図1は太陽電池パネルの製造装置の全体の概
略的構成を示し、この製造装置は本体1を備えている。
この本体1上にはトレイ2が所定間隔で配置されてい
て、これらトレイ2は矢印方向へ間欠的に駆動されるよ
うになっている。
【0021】各トレイ2の上面には、第1の保持手段と
してのセル用型3と、第2の保持手段としてのカバーガ
ラス用型4とが搬送方向に沿って交互に固定的に設けら
れている。つまり、セル用型3とカバーガラス用型4と
が設けられた2つのトレイ2が対をなしている。
【0022】各型3,4は、図5に示すように保持部3
a,4aの両側にフランジ部3b,4bが設けられてな
り、各保持部3a,4aは平坦な吸着面3c,4cを備
えている。
【0023】各吸着面3c,4cにはそれぞれ吸引路3
d,4dが開口している。各吸引路3d,4dには吸引
チューブ5の一端が接続されている。各吸引チューブ5
の他端は第1の真空源6に接続されている。したがっ
て、第1の真空源6が作動すれば、各吸着面3c,4c
には上記吸引チューブ5を介して吸引力が発生するよう
になっている。
【0024】図5に示すように、上記カバーガラス用型
4の一対のフランジ部4bには位置決め手段としての位
置決めピン7の一端部が取付けられている。この位置決
めピン7の他端部は細径部8に形成され、この細径部8
は上記カバーガラス用型4を反転させてセル用型3に対
向させたときに、このセル用型3の一対のフランジ部3
bに形成された嵌合孔9に嵌合する。それによって、カ
バーガラス用型4をセル用型3に対して所定の対向間
隔、つまり各型3,4の吸着面3c,4cが所定の間隔
となるよう位置決めする。
【0025】上記セル用型3の吸着面3cには太陽電池
セル11が吸着保持され、上記カバーガラス用型4の吸
着面4cにはカバー部材であるカバーガラス12が吸着
保持されるようになっている。上記各吸着面3c、4c
は平坦面に形成されている。そのため、各吸着面3c,
4cに吸着保持された太陽電池セル11とカバーガラス
12とに反りがあっても、その反りが矯正されて保持さ
れることになる。
【0026】各型3,4に吸着保持された上記太陽電池
セル11とカバーガラス12とは、図2に示す厚さ測定
手段としてのレーザ変位計13によって厚さが測定され
る。つまり、上記レーザ変位計13は第1のアクチュエ
ータ14によってX,Y方向に駆動されるようになって
いる。この第1のアクチュエータ14は制御装置15に
よって駆動が制御される。
【0027】それによって、上記レーザ変位計13は太
陽電池セル11及びカバーガラス12の複数点の高さ
と、各型3,4の吸着面3c,4cの複数点の高さを検
出し、それらの高さの差から太陽電池セル11及びカバ
ーガラス12の厚さを算出するようになっている。
【0028】太陽電池セル11とカバーガラス12と
は、反りが矯正されて吸着面3c,4cに保持されてい
るから、上記レーザ変位計13による厚さ測定を正確に
行うことができる。
【0029】太陽電池セル11とカバーガラス12との
厚さが求められると、それらを保持したトレイ2は図1
に示す矢印方向へ所定のピッチで間欠的に搬送駆動さ
れ、図3に示す塗布手段としてのディスペンサ17によ
って接着剤18がたとえばX字状に塗布される。接着剤
18としてはたとえばシリコンゴムなどが用いられる。
【0030】なお、接着剤18の太陽電池セル11への
塗布はX字状に限られず、直線状や曲線状などであって
もよく、要は後述するようにカバーガラス12によって
加圧されたときに均一に分散する状態に塗布すればよ
い。
【0031】上記ディスペンサ17は図1に示す第2の
アクチュエータ19によってX,Y方向に駆動されるよ
うになっている。この第2のアクチュエータ19は制御
装置15によって駆動が制御される。
【0032】上記ディスペンサ17によって太陽電池セ
ル11に塗布される接着剤18の量は上記レーザ変位計
13によって測定された太陽電池セル11とカバーガラ
ス12との厚さによって設定される。つまり、太陽電池
セル11とカバーガラス12とはそれぞれ厚さにばらつ
きがあるため、そのばらつきによって太陽電池セル11
とカバーガラス12とを後述するように型3,4の吸着
面3c、4cを基準にして所定の間隔で対向させて接着
する場合、図6にdで示す対向面間の間隔が一定になら
ない。
【0033】そのため、太陽電池セル11とカバーガラ
ス12との厚さが所定値よりも厚い場合にはその厚さに
応じて接着剤18の塗布量を少なくし、逆に薄い場合に
は多くすることで、上記間隔dの容積に対して過不足の
ない量で供給することができる。
【0034】なお、接着剤18の塗布量は、ディスペン
サ17に送られる圧縮空気の圧力によって制御されるよ
うになっている。
【0035】太陽電池セル11に接着剤18が塗布され
ると、その太陽電池セル11と対をなすカバーガラス1
2が設けられたトレイ2が図4(a)に示すように反転
機構21のアーム22の先端に設けられたハンド23に
よって保持される。この反転機構21は上記制御装置1
5によって駆動が制御される。
【0036】ついで、アーム22は同図(b)に示すよ
うに上昇した後、同図(c)に示すようにハンド23が
上下方向に180度回転させられ、同図(d)に示すよ
うにカバーガラス12を接着剤18が塗布された太陽電
池セル11に対向させる。
【0037】その状態で、上記ハンド23が下降し、カ
バーガラス用型4は図5に示す状態を経て図6に示すよ
うに位置決めピン7の細径部8がセル用型3の一対のフ
ランジ部3bに形成された嵌合孔9に嵌合する。それに
よって、カバーガラス用型4をセル用型3に対して所定
の対向間隔、つまり各型3,4の吸着面3c,4cが所
定の間隔となるよう位置決めされる。
【0038】この状態で上記太陽電池セル11とカバー
ガラス12とが図6にdで示す所定の間隔で離間対向す
るとともに、太陽電池セル11に塗布された接着剤18
がカバーガラス12によって押圧されて広がり、太陽電
池セル11とカバーガラス12とを接着することにな
る。
【0039】上記接着剤18の供給量は、太陽電池セル
11とカバーガラス12との厚さに応じて設定される。
つまり、セル用型3に対してカバーガラス用型4を対向
位置決めしたときに、太陽電池セル11とカバーガラス
12との対向する面によって形成される空間部の大きさ
に応じて接着剤18の供給量が過不足のないよう供給さ
れる。
【0040】そのため、太陽電池セル11やカバーガラ
ス12の厚さにばらつきがあっても、太陽電池セル11
とカバーガラス12とを、接着剤18のはみ出しや未充
填領域が発生することなく接着することができる。
【0041】このようにして太陽電池セル11とカバー
ガラス12とを接着すると、これらを保持したセル用型
3とカバーガラス用型4とは本体1の上方に離間対向し
て配置された加熱装置25の下方を通過する。この加熱
装置25はシリコンゴムからなる接着剤18を75度で
約15分加熱する。それによって、接着剤18は硬化す
るから、カバーガラス12の重量などによって周辺部か
らたれ流れるのが防止される。
【0042】加熱装置25での加熱が終了すると、カバ
ーガラス用型4によるカバーガラス12の吸着状態が解
除された後、そのカバーガラス用型4を保持したトレイ
2が取り外し機構26のアーム27の先端部に設けられ
たハンド28によって除去される。
【0043】したがって、セル用型3上には接着固定さ
れた太陽電池セル11とカバーガラス12、つまり太陽
電池パネル30が残留するから、上記セル用型3による
太陽電池セル11の吸着状態を解除することで、太陽電
池セル11を上記セル用型3から取出すことができる。
【0044】すなわち、このような構成の太陽電池パネ
ル30の製造装置によれば、接着剤18の塗布量を、太
陽電池セル11とカバーガラス12の厚さに応じて制御
するようにしたので、太陽電池セル11とカバーガラス
12とを所定の間隔で接着したときに、接着剤18のは
み出しや未充填領域が発生することのない量、つまり過
不足のない量で供給することができる。
【0045】図7と図8はこの発明の第2の実施の形態
を示す。この実施の形態は、図8に示すように太陽電池
パネル30の太陽電池セル11の接着剤18が塗布され
る面が凹凸面11aに形成されている。つまり、太陽電
池セル11には、太陽光の吸収効率を高めて発電効率を
向上させるために、凹部を数十ミクロンの幅寸法で形成
した凹凸面11aが形成されている。その場合、太陽電
池セル11の凹凸面11aに接着剤18が塗布される
と、凹凸面11aと接着剤18との間に気泡が残留し、
カバーガラス12を貼り合わせた後にこれらの気泡が凝
縮して大きな気泡になることがある。
【0046】そして、太陽電池パネル30が圧力の低い
宇宙空間などで使用される場合などには、残留した気泡
が膨張して太陽電池パネル30を損傷させることがあ
る。
【0047】そこで、凹凸面11aを有する太陽電池セ
ル11を用いる場合に、気泡が残留しないように太陽電
池セル11にカバーガラス12を貼り合わせることが要
求される。
【0048】図7はそのためのセル用型3Aとカバーガ
ラス用型4Aとを示している。なお、第1の実施の形態
の各型3,4と同一部分には同一記号を付して説明を省
略する。すなわち、カバーガラス用型4Aのフランジ部
4bの周辺部には全周にわたる環状壁31が形成されて
いる。この環状壁31の内周面の下端部にはシール部材
32が設けられている。
【0049】上記シール部材32は、カバーガラス用型
4Aを反転させてセル用型3Aに対向させて下降させ、
これらの型3A,4Aを閉じる、つまりカバーガラス1
2と太陽電池セル11とが接着剤18を介して図6に示
すように所定の間隔dで離間対向すると、セル用型3A
のフランジ部3bの外周面3eを気密にシールする。そ
れによって、一対の型3A,4A間には、上記環状壁3
1とシール部材32とによって密閉空間33が形成され
ることになる。
【0050】なお、ピン7の細径部8が嵌合するセル用
型3に形成された嵌合孔9はフランジ部3bを貫通して
いない。それによって、上記密閉空間33の密閉状態を
維持できるようになっている。
【0051】上記セル用型3Aのフランジ部3bには通
孔33が穿設され、この通孔33には第2の真空源34
が吸引チューブ35によって接続されている。この第2
の真空源34は各型3A,4Aに太陽電池セル11及び
カバーガラス12を吸着保持するために吸引力を発生す
る第1の真空源6よりも弱い圧力で上記密閉空間33を
減圧するようになっている。
【0052】たとえば、上記第1の真空源6は0.01
気圧の吸引力を発生し、第2の真空源34は0.1気圧
の吸引力を発生するよう設定されている。
【0053】上記カバーガラス用型4Aが下降してその
環状壁31のシール部材32が設けられた下端部がセル
用型3Aのフランジ部3bの外周面3eをシールする
と、一対の型3A,4A間に形成される密閉空間33は
第2の真空源34によって減圧される。
【0054】そのため、太陽電池セル11の凹凸面11
aに接着剤18が塗布されることでその凹凸面11aと
接着剤18との間に気泡が残留しても、密閉空間33が
減圧されることで吸引除去されるから、気泡を除去した
状態でカバーガラス12を接着剤18を介して太陽電池
セル11に接着することができる。
【0055】つまり、太陽電パネル30の太陽電池セル
11とカバーガラス12との間に気泡が残留するのを防
止することができるから、宇宙空間などで使用しても、
気泡の残留による太陽電池パネル30の損傷を招くのを
防止できる。
【0056】第2の真空源34の吸引力は、各型3A,
4Aに太陽電池セル11及びカバーガラス12を吸着保
持した第1の真空源6の吸引力よりも弱く設定されてい
る。そのため、密閉空間33を第2の真空源34によっ
て減圧しても、各型3A,4Aの吸着面3c、4cに保
持された太陽電池セル11やカバーガラス12が脱落し
たり、ずれ動くようなことがない。
【0057】この第2の実施の形態では環状壁31をカ
バーガラス用型4Aに形成したが、セル用型3Aに形成
するようにしてもよい。
【0058】また、反転機構21を図示しない真空チャ
ンバ内に設け、カバーガラス用型4を反転させた状態で
上記真空チャンバを減圧し、太陽電池セル11と接着剤
18との間に残留する気泡を除去するようにしてもよ
い。
【0059】図9乃至図14(a),(b)はこの発明
の第3の実施の形態を示す。この実施の形態は、接着剤
18のはみ出しや未充填領域が生じることなく太陽電池
セル11にカバーガラス12を接着できるようにしたカ
バーガラス用型4の変形例を示す。
【0060】すなわち、上記カバーガラス用型4の保持
面4cには、図13に示すように周縁部を除く部分に変
形手段としての凹部41が形成され、この凹部41に吸
引路4dが開口している。
【0061】図9に示すように、上記セル用型3とカバ
ーガラス用型4との吸引路3d,4dには第1の真空源
6が吸引チューブ5を介して接続されている。第1の真
空源6とカバーガラス用型4の吸引路4dを接続した吸
引チューブ5には圧力調整手段としての三方切換弁42
が設けられている。この三方切換弁42には圧縮空気を
供給するための加圧源43が接続されている。
【0062】したがって、上記三方切換弁42の切換操
作によって、上記カバーガラス用型4の吸引路4dには
上記第1の真空源6と上記加圧源43とを選択的に連通
させることができるようになっている。
【0063】このような構成において、まず、上記三方
切換弁42は第1の真空源6が各型3,4の吸引路3
d,4dに連通するよう切換操作される。その状態でカ
バーガラス用型4の吸着面4cにカバーガラス12が吸
着されると、このカバーガラス12は吸着面4cに形成
された凹部41によって周辺部を除く部分が凹状に変形
する。
【0064】この状態で、カバーガラス用型4は図9に
示すように反転状態でセル用型3に対向させられ、つい
で図10に示すように下降させられることで、位置決め
ピン7によってセル用型3に対して所定の対向間隔で位
置決めされる。
【0065】つまり、太陽電池セル11とカバーガラス
12との厚さに応じて所定量の接着剤18が供給された
太陽電池セル11に対し、カバーガラス12が所定の間
隔で位置決めされる。その際、カバーガラス12は凹状
に変形しているから、周辺部の対向間隔に比べて中央部
の対向間隔が十分に大きくなっている。
【0066】つぎに、図11に示すように三方切換弁4
2を切り換えてカバーガラス用型4の吸引路4dと第1
の真空源6との連通状態を遮断し、加圧源43と連通さ
せる。それによって、吸引路4dには加圧空気が供給さ
れるため、図11に示すようにカバーガラス12の凹状
の変形が徐々に除去されるから、太陽電池セル11上に
供給された接着剤18がカバーガラス12によって押圧
されて全体に分散することになる。
【0067】このとき、カバーガラス12の中央部と太
陽電池セル11との間隔は、カバーガラス12が凹状に
変形していることで、周辺部の間隔に比べて十分に大き
い。接着剤18が分散するときの進行速度は、間隔が大
きい程、速くなる。たとえば、平行平板間の二次元ポア
ゾイユ流れでは、液体の速度は間隔の二乗に比例する。
つまり、間隔が狭いときには接着剤18の進行速度は極
端に遅くなる。
【0068】よって、カバーガラス12の周辺部は間隔
が狭いため、接着剤18の進行速度は遅く、中央部は間
隔が大きいために進行速度が速くなる。つまり、図14
(a)に示すように、接着剤18は、太陽電池セル11
とカバーガラス12との中央部Xでは未充填領域に速や
かに行き渡り、周辺部Yに到達すると、図14(b)に
示すように進行が停止し、周辺部からはみ出すことがほ
とんどない。
【0069】このように、カバーガラス12を凹状に変
形させた状態で太陽電池セル11に対向させて位置決め
した後、このカバーガラス12の凹状の変形状態を元に
戻すようにしたことで、中央部においては接着剤18の
未充填領域の発生を防止し、周辺部でははみ出しを防止
することができる。
【0070】この第3の実施の形態ではカバーガラス用
型4に凹部41を形成してカバーガラス12を凹状に変
形させたが、セル用型3に凹部41を形成し、太陽電池
セル11を凹状に変形させてもよい。その場合、三方切
換弁42の切換え操作によって、セル用型3の吸引路3
dに加圧源43を連通させることができるようにすれば
よい。
【0071】また、この第3の実施の形態によれば、上
述したように接着剤18を対向する太陽電池セル11と
カバーガラス12の中央部では速やかに流動させ、周辺
部では進行を遅くすることができるから、太陽電池セル
11とカバーガラス12との厚さのばらつきに係らず、
所定量の接着剤18を供給するようにしても、接着剤1
8の未充填の発生を防止したり、周辺部からはみ出すの
を比較的良好に防止することが可能となる。
【0072】つまり、この第3の実施の形態の接着方法
を用いれば、太陽電池セル11とカバーガラス12との
厚さを測定せずに、予め設定した所定量の接着剤18を
供給するだけでも、接着剤18の未充填やはみ出しが生
じることなく上記太陽電池セル11とカバーガラス12
とを接着することが可能である。
【0073】また、凹状に変形させたカバーガラス12
の吸引状態を解除した後、加圧源43によって加圧して
変形した状態から元の状態に戻すようにしたが、吸引を
除去した後、加圧しなくとも上記カバーガラス12をほ
ぼ平坦な状態に戻すことができる。
【0074】図15と図16(a)〜(c)はこの発明
の第4の実施の形態を示す。この実施の形態はカバーガ
ラス12を吸着保持するカバーガラス用型4の吸着面を
凸状面40cに形成し、カバーガラス12を長手方向に
沿って凸状に変形させて吸着保持するようにした。
【0075】セル用型3とカバーガラス用型4とには、
上記第3の実施の形態と同様、それぞれ第1の真空源6
が接続され、カバーガラス用型4にはその吸引路4dと
第1の真空源6との連通状態を遮断して大気に開放する
三方切換弁51が設けられている。
【0076】太陽電池セル11とカバーガラス12とを
接着する場合には、先ず、図16(a)に示すように接
着剤18が塗布された太陽電池セル11に対して凸状に
変形させられたカバーガラス12を対向位置決めする。
ついで、カバーガラス12を下降させ、その湾曲方向の
中央部を接着剤18に接触させる。
【0077】カバーガラス12の中央部だけが接着剤1
8に接触することで、その接触部分に空気が閉じ込めら
れることがほとんどない。つまり、カバーガラス12の
中央部には接着剤18の未充填が生じることなく太陽電
池セル11に接着される。
【0078】カバーガラス12の中央部を接着剤18に
接触させたならば、カバーガラス121の吸着保持状態
を解除する。それによって、凸状のカバーガラス12が
平坦に変形するから、接着剤18が全体にわたって広が
り、未充填領域の発生を招くことなく太陽電池セル11
にカバーガラス12を接着することが可能となる。
【0079】なお、この場合、凸状に湾曲保持されたカ
バーガラス12の湾曲部分頂点に接着剤18を点打ちし
ておけば、中央部部に気泡が残留するのを確実に防止す
ることができる。
【0080】なお、カバーガラス12を凸状に変形させ
た状態から平坦な状態に戻す場合、吸着状態を解除する
だけでなく、圧縮空気などによってカバーガラス12に
圧力を加えて強制的に変形させるようにしてもよい。さ
らに、カバーガラス12は長手方向だけでなく、その方
向と交差する幅方向にも凸状に変形させるようにしても
よい。
【0081】図17はこの発明の第5の実施の形態を示
す太陽電池セル11とカバーガラス12との接着方法を
示す。つまり、上述した第1の実施の形態の図1に示す
本体1には図17に示すトレイ61が所定間隔で搬送さ
れるようになっていて、このトレイ61には太陽電池セ
ル11が吸着保持される第1の台座62とカバーガラス
12が吸着保持される第2の台座63とが設けられてい
る。
【0082】図17(a)に示すように、第1の台座6
2に保持された太陽電池セル11に接着剤18が塗布さ
れると、第1の吸着ヘッド64がカバーガラス12を保
持した第2の台座63の上方に位置決めされる。接着剤
18の塗布量は、第1の実施の形態と同様、太陽電池セ
ル11とカバーガラス12の厚さを測定し、そのs区低
地に応じて供給される。
【0083】ついで、図17(b)に示すように第1の
吸着ヘッド64が下降してカバーガラス12を吸着した
のち、所定位置まで上昇すると、図17(c)に示すよ
うに第2の吸着ヘッド65が駆動されて第1の吸着ヘッ
ド64の下方に対向位置する。その状態で、第1の吸着
ヘッド64に吸着保持されたカバーガラス12が第2の
吸着ヘッド65に受け渡される。
【0084】カバーガラス12を受けた第2の吸着ヘッ
ド65は、図17(d)に示すように180度回転し、
カバーガラス12を吸着保持した面を下方に向ける。そ
の状態で図17(e)に示すように第2の吸着ヘッド6
5は第1の台座62の上方へ移動し、カバーガラス12
を太陽電池セル11に対向位置決めする。
【0085】つぎに、第2の吸着ヘッド65は下降し、
カバーガラス12を接着剤18を介して太陽電池セル1
1に所定の間隔で対向させる。それによって、カバーガ
ラス12は太陽電池セル11に接着剤18によって接着
されることになる。
【0086】太陽電池セル11とカバーガラス12を接
着した接着剤18には、カバーガラス12の自重による
静圧と、接着剤界面での表面張力による負圧が作用す
る。カバーガラス12の自重による静圧は接着剤18が
周辺部へ広がる方向に作用し、表面張力による負圧も接
着剤18が周辺部へ広がる方向に作用する。したがっ
て、接着剤18を加熱硬化させる前に周辺部からはみ出
るのを防止しなければならない。
【0087】以下、接着剤18がはみ出るのを防止する
方法について図18(a)〜(c)を参照して説明す
る。図18(a)のように接着剤18が周辺部に到達す
る前の状態では、接着剤18の液面は半径Rの凹状
であるため、表面張力により接着剤18にはマイナスの
張力が発生する。図18(b)のように接着剤18が周
辺部に到達すると、接着剤18の液面の凹凸が反転して
半径Rの凸状になる。このとき、表面張力による圧
力はプラスに代わる。プラスの圧力の場合、はみ出した
接着剤18は、カバーガラス12と太陽電池セル11と
の間の空間部に戻ろうとする方向の圧力として作用す
る。
【0088】一方、カバーガラス12の自重による静圧
は、接着材18を押出そうとしている。図18(b)の
状態ではカバーガラス12の自重による静圧の方が表面
張力による圧力よりも大きいので接着剤18ははみ出す
方向へ移動する。
【0089】図18(c)の状態では、接着剤18がは
み出しが大きくなり、見かけ状の濡れ角ψが大きくな
る。このときの半径をRとする。濡れ角ψが大きく
なれば、表面張力によるプラスの圧力が大きくなり、カ
バーガラス12の自重による静圧に近づく。両者の圧力
が拮抗する濡れ角ψで接着剤18のはみ出し方向の進行
が停止する。
【0090】以上が接着剤18が周辺部で停止してはみ
出るのが防止される理由である。接着剤18がはみ出ず
に停止する条件を下記(1)式に示す。
【0091】
【数1】
【0092】上記(1)式は下記(2)式のように変形
できる。
【0093】
【数2】
【0094】ここで、 ρ:カバーガラスの比重(k
g/m) g:重力加速度9.8m/s σ:表面張力N/m t:カバーガラスの厚さ G:カバーガラスと太陽電池の間隔(m) である。上記(1)式の左辺はカバーガラス12の自重
による静圧で、右辺は表面張力によるプラスの圧力であ
る。カバーガラス12の板厚を0.2mm、比重を2.
7、間隔を0.1mm、接着剤18の表面張力を0.0
3N/mとして、これらを(2)式に代入すると、ψは
2.52度となる。つまり、ψが2.52度になったら
接着剤18の進行が停止することになる。
【0095】太陽電池セル11に接着剤18によってカ
バーガラス12を接着する場合、接着剤18の広がり速
度を速めるためにカバーガラス12上に重りを載せるこ
とがある。この場合、重りの重量には接着剤18が周辺
部からはみ出ないようにするために制約がある。
【0096】つまり、接着剤18が周辺部からはみ出な
いようにするための条件は下記(3)式で示される。
【0097】
【数3】
【0098】この(3)式は下記(4)式のように変形
できる。
【0099】
【数4】
【0100】ここで、 W:重りの重量(kg) A:重りが接触している面の面積 となる。したがって、この(4)式において、右辺が1
以下になるよう決定すれば、接着剤18が周辺部からは
み出してくるのを防止できる。
【0101】なお、この発明は上記各実施の形態の限定
されず、種々変形可能である。たとえば、上記各実施の
形態では太陽電池セルに接着剤を塗布するようにした
が、カバーガラスに接着剤を塗布するようにしてもよ
い。その場合、カバーガラスを下側に配置し、太陽電池
セルを上側に配置してこれらを接着するようにすればよ
い。
【0102】また、太陽電池セルとカバーガラスとの厚
さを測定するためにレーザ変位計を用いたが、エアーマ
イクロメータなど他の手段を用いるようにしてもよいこ
と勿論である。
【0103】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、太陽電
池セルとカバーガラスとを接着剤を用いて接着する場
合、接着剤の未充填領域が発生したり、接着剤が周辺部
からはみ出るのを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態の製造装置の全体
構成を示す説明図。
【図2】同じく太陽電池セルとカバーガラスとの厚さを
測定するレーザ変位計の斜視図。
【図3】同じく太陽電池に接着剤を塗布するディスペン
サの斜視図。
【図4】同じくカバーガラスを反転させて太陽電池セル
に対向させる反転機構の動作の説明図。
【図5】同じくセル用型とカバーガラス用型とを対向位
置決めした状態の側面図。
【図6】同じくセル用型とカバーガラス用型とを所定の
間隔で位置決めした状態の側面図。
【図7】この発明の第2の実施の形態を示すセル用型と
カバーガラス用型とを対向させた状態の側面図。
【図8】同じく凹凸面が形成された太陽電池セルにカバ
ーガラスを接着した状態を一部拡大した断面図。
【図9】この発明の第3の実施の形態を示すセル用型と
カバーガラス用型とを対向させた状態の側面図。
【図10】同じくセル用型とカバーガラス用型とを所定
の間隔で位置決めした状態の側面図。
【図11】同じくカバーガラス型に保持されたカバーガ
ラスの保持状態を解除した状態を示す側面図。
【図12】同じく保持状態を解除したカバーガラスを加
圧した状態を示す側面図。
【図13】同じくカバーガラス用型を示す斜視図。
【図14】同じく接着剤の流動状態を示す説明図。
【図15】この発明の第4の実施の形態を示す一対の型
の側面図。
【図16】同じく太陽電池セルにカバーガラスを接着す
る工程を示す説明図。
【図17】この発明の第5の実施の形態を示す太陽電池
セルにカバーガラスを接着する工程を順次示した説明
図。
【図18】同じく周辺部における接着剤の状態を示した
説明図。
【符号の説明】
3…セル用型(第1の保持手段) 3a…吸着面 4…カバーガラス用型(第2の保持手段) 4a…吸着面 11…太陽電池セル 12…カバーガラス 13…レーザ変位計(厚さの計測手段) 17…塗布ヘッド(塗布手段) 25…加熱装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 土屋 均 神奈川県横浜市磯子区新磯子町33番地 株 式会社東芝生産技術センター内 Fターム(参考) 5F051 CA40 CB30 EA18 JA20

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 太陽電池セルとカバー部材とを接着剤に
    よって接着する太陽電池パネルの製造装置において、 上記太陽電池セルを吸着保持する第1の吸着面を有する
    第1の保持手段と、 上記カバー部材を吸着保持する第2の吸着面を有する第
    2の保持手段と、 上記太陽電池セルと上記カバー部材の接着に用いる接着
    剤の量を決定する接着剤量決定手段と、 上記太陽電池セル或いは上記カバー部材の少なくとも一
    方に決定された量の接着剤を塗布する塗布手段とを具備
    したことを特徴とする太陽電池パネルの製造装置。
  2. 【請求項2】 上記第1或いは第2の吸着面の少なくと
    も一方は、吸着保持した上記太陽電池セル或いは上記カ
    バー部材を凹状に変形させる変形手段を有することを特
    徴とする請求項1記載の太陽電池パネルの製造装置。
  3. 【請求項3】 上記太陽電池セルと上記カバー部材を対
    向させた後、上記変形手段により凹状に変形された上記
    太陽電池セル或いは上記カバー部材の吸着状態を解除し
    て加圧する圧力調整手段を有することを特徴とする請求
    項2記載の太陽電池パネルの製造装置。
  4. 【請求項4】 上記接着剤量決定手段は、上記太陽電池
    セル及び上記カバー部材の厚さを計測する計測手段を有
    し、計測された厚さに基づいて決定することを特徴とす
    る請求項1記載の太陽電池パネルの製造装置。
  5. 【請求項5】 上記太陽電池セルと上記カバー部材を接
    着するために対向させたときに、上記第1及び第2の吸
    着面を所定の間隔を有して位置決めする位置決め手段を
    有することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれ
    かに記載の太陽電池パネルの製造装置。
  6. 【請求項6】 上記第1の保持手段と第2の保持手段
    は、各吸着面に吸着保持された太陽電池セルとカバーガ
    ラスとを対向させて位置決めしたときに、これら太陽電
    池セルとカバーガラスとを収容する密閉空間を形成する
    構造となっていて、この密閉空間は、各吸着面に発生す
    る吸引力よりも弱い圧力で減圧されることを特徴とする
    請求項1記載の太陽電池パネルの製造装置。
  7. 【請求項7】 太陽電池セルとカバー部材とを接着剤に
    よって接着する太陽電池パネルの製造方法において、 上記太陽電池セルと上記カバー部材の接着に用いる接着
    剤の量を決定する接着剤量決定工程と、 上記太陽電池セル或いは上記カバー部材の少なくとも一
    方に決定された量の接着剤を塗布する工程と、 上記太陽電池セルと上記カバー部材とを所定の間隔で対
    向させて接着する工程とを具備することを特徴とする太
    陽電池パネルの製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002299676A (ja) * 2001-04-03 2002-10-11 Honda Motor Co Ltd 太陽電池モジュールの製造方法および太陽電池モジュール製造用治具
WO2013129301A1 (ja) * 2012-02-29 2013-09-06 株式会社エヌ・ピー・シー 導電性ペースト塗布機構及びセル配線装置
CN107607068A (zh) * 2017-09-27 2018-01-19 江苏杰士德精密工业有限公司 电池高度检测设备

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