JP2001099807A - ガスセンサ - Google Patents

ガスセンサ

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JP2001099807A JP2000023059A JP2000023059A JP2001099807A JP 2001099807 A JP2001099807 A JP 2001099807A JP 2000023059 A JP2000023059 A JP 2000023059A JP 2000023059 A JP2000023059 A JP 2000023059A JP 2001099807 A JP2001099807 A JP 2001099807A
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真也 粟野
Mitsunori Oi
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Takashi Nakao
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Teppei Okawa
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浩一 高橋
Makoto Kume
誠 久米
Takao Kojima
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 多重構造プロテクタが本来的に具備する検出
部の保護機能をさらに高めたガスセンサを提供する。 【解決手段】 プロテクタ6が内側の第一筒状部6bと
外側の第二筒状部6aとを有する少なくとも二重構造と
され、かつ、第二筒状部6aの側壁部に形成される第二
側ガス入口63にガイド体6a3が配置されている。こ
のガイド体6a3は、被測定ガスEGが第一筒状部6b
の側壁部外面を取り囲む状態で旋回流を生じさせる機能
を有し、この旋回流に伴い発生する遠心力により、相対
的に重い水滴・油滴等は相対的に軽いガス分と分離され
て第二筒状部6aの側壁部内面に押し付けられる。した
がって、被測定ガスEG中に水滴・油滴等が含まれる場
合にもそれら水滴・油滴等が第一筒状部6bの内側(検
出部D)へ侵入しにくくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、酸素センサ、HC
センサ、NOxセンサなど、測定対象となるガス中の被
検出成分を検出するためのガスセンサに関する。
【0002】
【従来の技術】上述のようなガスセンサとして、被検出
成分を検出する検出部が前端に形成された棒状ないし筒
状の検出素子を、金属製のケーシングの内側に配置した
構造のものが知られている。このようなガスセンサにお
いては、測定雰囲気中に位置する検出部を覆うプロテク
タが設けられている。プロテクタの側壁部にはガス流通
孔が形成され、排気ガス等の被測定ガスはこのガス流通
孔からプロテクタ内に導かれて検出部と接触させられ
る。
【0003】自動車用の各種ガスセンサにおいて最近で
は、被測定ガス中の水滴や油滴あるいは汚れ等に対し
て、さらにプロテクタの壁部表面や内部空間で凝縮した
凝縮水の侵入に対して検出部の保護機能を高めるため、
該プロテクタを内外2つの筒状部からなる二重構造とし
たものも多く使用されている。図10に示すように従来
は、このような二重構造のプロテクタ106において
は、内外の筒状部106a、106bの側壁部にそれぞ
れガス入口163,161を形成し、被測定ガスはまず
外側の筒状部106aのガス入口163を通り、次いで
内側の筒状部106bのガス入口161を通って検出部
102に到達する形となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な二重構造のプロテクタにおいては、検出部の保護機能
は高められるが、壁部が二重となる分だけガス流通に対
する抵抗が増大し、例えばプロテクタ外側とプロテクタ
内部空間との間での被測定ガスの交換速度も小さくなる
ことが多い。そのため、測定雰囲気中の被測定成分の濃
度が急激に変化した場合等においては、応答に遅れが出
やすいという構造上の問題がある。
【0005】さらにこの場合、例えば図10のように検
出部102において、特に積層体の一方の面にのみガス
検知面DPが形成されていると次のような問題が生ず
る。すなわち、排気ガス等の被測定ガスEGがガス検知
面DPの側からプロテクタ106内に流れ込んだ場合
は、ガス流はガス検知面DPに比較的直接的に到達しや
すいためにガス中の被検出成分の濃度等が変化したとき
の検出応答性は比較的良好となるが、例えばこれと反対
側から流れ込んだ場合は、検出部102の検知面DPと
は反対側の面にガス流が当たるため、検出応答遅れが生
じやすくなる。このように、プロテクタに対する被測定
ガス流の方向に応じてセンサの応答性や出力特性が変化
しやすい欠点(方向依存性)がある。
【0006】なお、プロテクタを一重構造とすれば、プ
ロテクタ内外のガスの交換速度が高められるので、セン
サの応答性は良好となるが、検出部に対する保護機能は
当然のことながら悪くなる。また、急激にガス流速が大
きくなったりガス温が低下したりすると検出部の温度が
低下し、例えば酸素濃淡電池素子が不活性化して検出感
度が低下したり検出出力が途切れたりする問題を生ず
る。なお、ガスの交換速度を高めるために、二重構造の
プロテクタのガス入口の寸法を大きくする方法もある
が、この場合も程度の差はあれ上記一重構造プロテクタ
と同様の問題が避け難く、応答性と保護機能とを両立さ
せることは困難であった。
【0007】本発明の課題は、多重構造プロテクタが本
来的に具備する検出部の保護機能をさらに高め、しかも
センサ応答特性に被測定ガス流の方向依存性が生じにく
く、ひいては適切なレベルにて均一な応答性あるいは出
力特性が得られるガスセンサを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】上記課題
を解決するために、本発明のガスセンサは、検出素子の
前端側に形成された検出部を覆うプロテクタが、第一筒
状部と、該第一筒状部の外側に略同軸状に配置される第
二筒状部とを備え、前記第一筒状部の側壁部に第一側ガ
ス入口が周方向に沿って複数形成されるとともに、前記
第二筒状部の側壁部に第二側ガス入口が形成され、該第
二側ガス入口に、被測定ガスを前記第一筒状部と前記第
二筒状部との間に導入し、かつ前記第一筒状部の側壁部
外面を取り囲む旋回流を発生させるためのガイド体を配
置したことを特徴とする。
【0009】上記本発明のガスセンサにおいては、その
プロテクタが内側の第一筒状部と外側の第二筒状部とを
有する少なくとも二重構造とされ、かつ、第二筒状部の
側壁部に形成される第二側ガス入口にガイド体が配置さ
れている。このガイド体は、被測定ガスを第一筒状部の
側壁部外面を取り囲む状態で旋回流を生じさせる機能を
有し、この旋回流に伴い発生する遠心力により、相対的
に重い水滴・油滴等は相対的に軽いガス分と分離されて
第二筒状部の側壁部内面に押し付けられる。したがっ
て、被測定ガス中に水滴・油滴等が含まれる場合にもそ
れら水滴・油滴等が第一筒状部の内側(検出部)へ侵入
しにくくなり、検出部に対する保護機能がさらに向上す
る。
【0010】被測定ガスは、第二側ガス入口のガイド体
により第一筒状部の側壁部外面を取り囲む状態で旋回流
を形成しながら、第一筒状部の側壁部に周方向に沿って
複数形成されたそれぞれの第一側ガス入口から第一筒状
部の内側に流入することになる。その結果、プロテクタ
の軸線周りにおいてどのような角度で被測定ガス流が当
たっても、被測定ガス流の方向によらず均一な応答性あ
るいは出力が得られる。このことは特に検出部の外周面
に対し、その周方向の一部区間に沿ってガス検知面が形
成されている場合や、板状で片側にガス検知面を形成し
ている場合においては、特に有利な効果として働く。
【0011】ここでガイド体は、第二筒状部の側壁部か
ら径方向内側に向けて一体的に延出されていることが好
ましい。このガイド体の構成によって、プロテクタ内側
へ被測定ガス中の水滴・油滴等が侵入しにくく、かつ被
測定ガスの流通を阻害しにくくなるので、検出部に対す
る保護機能及びセンサ応答特性が一層向上する。このよ
うなガイド体としては、第二筒状部の側壁部において、
湾曲した切れ目を作成し、この切れ目により生ずる爪状
部を径方向内側に折り曲げることで構成できる。
【0012】さらに本発明では、第一側ガス入口を第二
側ガス入口よりも軸方向後端側に配置することができ
る。このように、第一側ガス入口と第二側ガス入口とが
軸方向に離間して形成されているので、第一筒状部内側
へ被測定ガス中の水滴・油滴等が侵入しにくくなり、か
つ第二筒状部内部で発生する凝縮水が第一筒状部の内側
(検出部)に流入しにくくなり、もって検出部に対する
保護機能がさらに向上する。
【0013】また本発明では、第二側ガス入口を含む軸
直交断面において、ガイド体のガス導入面の被測定ガス
導入方向への延長線(以下、ガス導入線という)が、第
一筒状部の側壁部外面よりも径方向外側に離間して位置
するとよい。つまり、ガス導入線が第一筒状部の側壁部
外面に接したり交差したりしないので、旋回流に伴い発
生する遠心力により、相対的に重い水滴・油滴等は第二
筒状部の側壁部内面に押し付けられ壁面に沿って流下
し、一方残りの相対的に軽いガス分は水滴・油滴等とは
分離されて第一筒状部の内側(検出部)へ導入され(遠
心分離作用)、被測定ガス中の水滴・油滴等の第一筒状
部内部への侵入を効果的に防止し得る。また、ガス導入
線が第一筒状部の側壁部外面に接したり交差したりしな
いので、被測定ガス中の水分が第一筒状部の側壁部外表
面で凝縮しにくく、凝縮水の第一筒状部内部への侵入を
防止し得る。これらの諸作用によって、検出部に対する
保護機能が強化される。
【0014】本発明のガス導入線は、第二側ガス入口を
含む軸直交断面において、ガイド体のガス導入面の被測
定ガス導入方向への延長線として規定される。ここで、
ガイド体のガス導入面が単一の平面(軸直交断面におい
ては単一の直線)で構成されるときは、ガス導入線は一
義的に定められる。一方、ガイド体のガス導入面が複数
の平面若しくは単一又は複数の曲面で構成されるとき
は、ガス導入線は一義的に定められない場合があり、本
発明においては種々の表現方法が選択できる。ここで
は、ガス導入線の表現方法として比較的一般的な次の2
法を例示した。 (1)ガス導入線は、第二側ガス入口を含む軸直交断面
において、ガイド体のガス導入面の先端における接線で
表される。 (2)ガス導入線は、第二側ガス入口を含む軸直交断面
において、ガイド体のガス導入面の基部が第二筒状部の
側壁部外面と接する点と、ガス導入面の先端とを結ぶ直
線で表される。
【0015】また本発明は、第二側ガス入口を含む軸直
交断面において、ガス導入線が第一筒状部の側壁部外面
よりも径方向外側に離間して位置するように、第一筒状
部の前端側の側壁部を、軸方向前端側ほど小径となる縮
径部に形成することができる。第二側ガス入口に対向す
る第一筒状部の前端側を縮径部に形成することによっ
て、ガス導入線が第一筒状部の側壁部外面に接するまで
の第二側ガス入口の開口幅を広くとれ、被測定ガスの交
換速度(流通量)を大きくできるので、センサ応答特性
を改善することができる。
【0016】次に、本発明の第一筒状部の前端側の側壁
部には、軸方向前端側ほど小径となる縮径部が形成され
るとともに、第一筒状部の前端面に第一側ガス出口を形
成することができる。被測定ガス流が第一筒状部の側壁
部外面を取り囲んで旋回しながら縮径部を軸方向前端側
に向かって流れることにより、第一側ガス出口側に負圧
が生じて第一筒状部内が減圧状態となり、第一側ガス入
口から被測定ガスが速やかに吸入されるので、多重構造
プロテクタにも関わらず十分な応答性を確保できる。
【0017】なお、本発明において「縮径部」は、第一
筒状部を軸線を含む平面で切断したときに、その縮径部
の断面が直線状に形成されていてもよいし、外向き又は
内向きの曲面形状に形成されていてもよい。
【0018】具体的には、第一筒状部は、円筒状の本体
部の先端側に、円錐台状の縮径部が一体化されたものと
して構成することができる。例えば第一筒状部の全長が
規定される場合に、その後端側に形成する円筒状の本体
部の長さを調整することにより、縮径部外面の傾斜角度
を、例えば第一側ガス出口に負圧を生じさせるのに好都
合な値に容易に設定することが可能となる。
【0019】そして、本発明の第二側ガス入口は、第一
筒状部の縮径部と対向する位置に配置することができ
る。第二筒状部の側壁部において、縮径部に対向する位
置に第二側ガス入口が形成され、第二側ガス入口から流
入する被測定ガスが縮径部の側壁部外面を取り囲んで旋
回しながら軸方向前端側に向かって流れるようになって
いる。この構成では、第二側ガス入口と縮径部とが対向
して配置され、縮径部を取り囲んで旋回しながら軸方向
前端側に向かって流れる被測定ガスの流速が高められる
ので、第一側ガス出口側に生じる負圧をより大きくする
ことができる。その結果、第一側ガス入口からの被測定
ガスの吸入速度、ひいては第一筒状部内の被測定ガスの
交換速度が向上して、検出応答性あるいは濃度変化に対
する出力追従性が一層良好となる。
【0020】なお、本発明の第二側ガス入口は、第一筒
状部の縮径部の前端よりも軸方向前端寄りの位置に配置
されていてもよい。この場合には、第二側ガス入口を含
む軸直交断面においては、第二側ガス入口に対応する第
一筒状部(縮径部)が存在しなくなるので、第二側ガス
入口の開口幅を広く設定して、被測定ガスの交換速度
(流通量)を増大することができ、センサ応答特性を大
幅に改善することが可能となる。
【0021】さらに、本発明の第二筒状部の前端面に第
二側ガス出口を形成するときは、第一筒状部の側壁部外
面を取り囲んで旋回しながら軸方向前端側に向かって流
れる被測定ガス流を第二側ガス出口からスムーズに排出
することができ、安定したセンサ応答特性が確保され
る。
【0022】また、軸直交断面において、本発明の第二
筒状部の第二側ガス出口は、第一筒状部の前端面に形成
される第一側ガス出口に対して径方向に離間して位置さ
せることができる。仮に被測定ガス中の水滴・油滴等が
第二側ガス出口から侵入した場合でも、第一側ガス出口
は第二側ガス出口と軸直交断面において重なっていない
ので、第一側ガス出口を通ってさらに内部の検出部に侵
入する恐れは少なく、検出部に対する保護機能が発揮さ
れる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に示す実施例を参照して説明する。図1には、この発明
のガスセンサの一実施例として、自動車等の排気ガス中
の酸素濃度を検出する酸素センサ1を示している。この
酸素センサはλ型酸素センサと通称されるもので、細長
い板状のセラミック素子2(検出素子)が主体金具3に
固定された構造を有している。そして、該主体金具3の
外周面に形成された取り付けネジ部3aにより、前端側
の検出部Dが排気管内に位置するように取り付けられ、
該排気管内を流れる被測定ガスとしての高温の排気ガス
EGに晒される。なお、本明細書では、主体金具3の軸
線方向において検出部Dの突出側を「前方側(あるいは
前端側)」、これと反対側を「後方側(あるいは後端
側)」として説明を行う。
【0024】セラミック素子2は方形状の軸断面を有
し、図2(a)に示すように、それぞれ横長板状に形成
された酸素濃淡電池素子21と、該酸素濃淡電池素子2
1を所定の活性化温度に加熱するヒータ22とが積層さ
れたものとして構成されている。なお、酸素濃淡電池素
子21は、ジルコニア等を主体とする酸素イオン伝導性
固体電解質により構成されている。他方、ヒータ22は
公知のセラミックヒータで構成されている。
【0025】酸素濃淡電池素子21において多孔質電極
25,26には、その長手方向に沿って酸素センサ1の
取付基端側に向けて延びる電極リード部25a,26a
がそれぞれ一体化されている。このうち、ヒータ22と
対向しない側の電極25からの電極リード部25aは、
その末端が電極端子部7として使用される。一方、ヒー
タ22に対向する側の電極26の電極リード部26a
は、図2(c)に示すように、酸素濃淡電池素子21を
厚さ方向に横切るビア26bにより反対側の素子面に形
成された電極端子部7と接続されている。すなわち、酸
素濃淡電池素子21は、両多孔質電極25,26の電極
端子部7が電極25側の板面末端に並んで形成される形
となっている。上記各電極、電極端子部及びビアは、P
t又はPt合金など、酸素分子解離反応の触媒活性を有
した金属粉末のペーストを用いてスクリーン印刷等によ
りパターン形成し、これを焼成することにより得られる
ものである。
【0026】一方、ヒータ22の抵抗発熱体パターン2
3に通電するためのリード部23a,23aも、図2
(d)に示すように、ヒータ22の酸素濃淡電池素子2
1と対向しない側の板面末端に形成された電極端子部
7,7に、それぞれビア23bを介して接続されてい
る。酸素濃淡電池素子21とヒータ22とは、図2
(b)に示すように、ZrO系セラミックあるいはA
系セラミック等のセラミック層27を介して互
いに接合される。そして、酸素濃淡電池素子21は、接
合側の多孔質電極(酸素基準側多孔質電極)26が、微
小なポンピング電流の印加により酸素基準電極として機
能する一方、反対側の多孔質電極25が排気ガスと接触
する検出側電極となり、その表面がガス検知面となる。
【0027】図1に戻りセラミック素子2は、主体金具
3の内側に配置された絶縁体4の挿通孔30に挿通さ
れ、前端側の検出部Dが、排気管に固定される主体金具
3の前端より突出した状態で絶縁体4内に固定される。
絶縁体4には、その軸線方向において挿通孔30の後端
に一端が連通し、他端が絶縁体4の後端面に開口すると
ともに軸断面が該挿通孔30よりも大径の空隙部31が
形成されている。そして、その空隙部31の内面とセラ
ミック素子2の外面との間は、ガラス(例えば結晶化亜
鉛シリカホウ酸系ガラス)を主体に構成される封着材層
32により封着されている。
【0028】絶縁体4と主体金具3との間には、軸線方
向に隣接してタルクリング36と加締めリング37とが
はめ込まれ、主体金具3の後端側外周部を加締めリング
37を介して絶縁体4側に加締めることにより、絶縁体
4と主体金具3とが固定されている。
【0029】また、外筒18の後端部内側にはセラミッ
クセパレータ16及びグロメット15が嵌め込まれ、こ
れらに続いてそのさらに内方側にコネクタ部13が設け
られている。リード線14の後端側はセラミックセパレ
ータ16を貫通して外部に延びている。一方、リード線
14の前端側は、コネクタ部13を介して図2に示すセ
ラミック素子2の各電極端子部7(4極を総称する)に
電気的に接続されている。
【0030】主体金具3の前端には、セラミック素子2
の突出部分、すなわち検出部Dを覆うプロテクタ6が取
り付けられている。該プロテクタ6は内側の第一筒状部
6bと外側の第二筒状部6aとを有し、略同軸状に配置
される二重構造を有する。図3に示すように、第一筒状
部6bは検出素子2の軸線周りにおいて検出部Dを取り
囲む筒状に形成され、その側壁部には軸方向に所定の間
隔で複数の第一ガス入口60,61が形成される一方、
該側壁部の軸方向前端側にテーパ状の縮径部6tが形成
され、その縮径部6tの前端面中心部に第一ガス出口6
2が形成されている。具体的には、縮径部6tは円筒状
の本体部6sの前端側に一体的に円錐台状に形成されて
いる。そして、第一ガス入口60,61は本体部6sの
周方向に沿ってほぼ等間隔で並ぶ孔の組(60及び6
1)を複数組含んでいる。本実施例では、後述の第一側
爪状部6b3を形成した孔を4個含む後方側の孔の組6
0と、円状開口形態の孔を4個含む前方側の孔の組61
とが、本体部6sの軸線方向において2列形成されてい
る。
【0031】また、第二筒状部6aは第一筒状部6bの
外側において該第一筒状部6bとの間に所定量の隙間G
を形成する形で配置される筒状形態をなし、その前端が
第一筒状部6bの前端よりも前方側に位置している。第
二筒状部6aの前端面には所定のピッチ円上に等間隔で
配置された複数個(本実施例では4個)の第二側ガス出
口64が形成されている。この第二側ガス出口64のそ
れぞれは、第一筒状部6bの前端面中心部に形成された
第一側ガス出口62とは、軸直交断面において互いに径
方向に離間して位置している。第一側ガス出口62と第
二側ガス出口64とをこのように配置することによっ
て、中心部に形成された第一側ガス出口62からの被測
定ガスEGの排出に支障を来すこともなく、第二側ガス
出口64から侵入した被測定ガスEG中の水滴・油滴等
が、第一側ガス出口62を通って内部の検出部Dに侵入
する恐れが減少する。
【0032】さらに、第二筒状部6aは前端に底部6f
が形成される円筒状に形成され、その側壁部前端寄りで
あって第一筒状部6bを構成する縮径部6tに対応する
位置に、周方向ほぼ等間隔で第二側ガス入口63が複数
個(本実施例では6個)形成されている。ここで第二側
ガス入口63は、第一側ガス入口60,61とのいずれ
に対しても向かい合うことのない位置関係にある。これ
により被測定ガスEGは、第二筒状部6aにより第一側
ガス入口60,61に直接流れ込むことが阻止されるよ
うになっている。
【0033】なお、第一側ガス入口を形成する2列の孔
の組60,61のうち、前方側のもの(61)が検出部
Dよりも軸線方向前端側で、かつ第二側ガス入口63よ
りも軸線方向後端側に位置し、後方側のもの(60)は
検出部Dを取り囲むような形態で位置している。ところ
で排気ガス流EGには、凝縮水の水滴の他、燐、硫黄、
シリコン等の被毒物質が含まれている場合がある。しか
し、このような排気ガス流EGが孔列60あるいは61
を通して第一筒状部6b内に入り込むことがあったとし
ても、孔列61から入り込むものは、そのままガス流に
乗って第一側ガス出口62から排出される確率が高く、
水滴や被毒物質が分散されることになり検出部Dの保護
機能を高めることができるようになる。
【0034】次に、図1に示すように、主体金具3の取
付ネジ部3aよりも前端側が少し縮径されて小径部3b
が形成されている。そして、図3のように、その小径部
3bの前端面には、その開口周縁部から突出する筒状の
位置決め突出部3cが形成されている。第一筒状部6b
は、位置決め突出部3cにより位置決めされつつ、開口
側に形成された拡径部6gが主体金具3の小径部3bの
外側に嵌め込まれている。一方第二筒状部6aは、その
後端側開口部において第一筒状部6bの拡径部6gの外
側から主体金具3の小径部3bに嵌め込まれ、拡径部6
gとともに周方向の溶接部65(例えば断続的に形成さ
れるスポット溶接部、あるいは連続環状に形成されるレ
ーザー溶接部)により、小径部3bに固定される。
【0035】酸素センサ1は、取付ねじ部3aにおいて
車両の排気管に固定される。その検出部Dが排気ガスE
Gに晒されると、酸素濃淡電池素子21の多孔質電極2
5(図2)が排気ガスEGと接触し、酸素濃淡電池素子
21には該排気ガスEG中の酸素濃度に応じた酸素濃淡
電池起電力が生じる。この起電力がセンサ出力として取
り出される。そのプロテクタ6は、上記のように2重構
造とされていることから、検出部Dに対する保護機能に
優れる。
【0036】再び図3に戻り、第二筒状部6aの側壁部
において、湾曲した形状(一方の基端部6a0から延び
て方向変換部6a1により方向変換した後、他方の基端
部6a0’へ至る形状)の切れ目(第二側切れ目)6a
2を、カッター切断、金型打抜等により作成し、この切
れ目6a2により生ずる第二側爪状部6a3(爪状部)
を径方向内側に折り曲げてガイド体となし、同時に第二
筒状部の側壁部に第二側ガス入口63が形成される。第
二側ガス入口63を含む軸直交断面(図3(b))にお
いて、第二側爪状部6a3のガス導入面Sが、第二側ガ
ス入口63の開口に向かって凸形態の曲面で構成され、
ガス導入線Lは、第一筒状部6bの側壁部外面(側壁部
外形線)Lbよりも径方向外側に離間して位置してい
る。
【0037】一方、第一筒状部6bの側壁部において
も、湾曲した形状(一方の基端部6b0から延びて方向
変換部6b1により方向変換した後、他方の基端部6b
0’へ至る形状)の切れ目(第一側切れ目)6b2を、
カッター切断、金型打抜等により作成し、この第一側切
れ目6b2により生ずる第一側爪状部6b3を径方向内
側に折り曲げて、第一側ガス入口60,61の内、後方
側の孔の組60が形成される。第一側ガス入口60を含
む軸直交断面(図3(c))において、第一側爪状部6
b3のガス導入面S’が、第一側ガス入口60の開口に
向かって凸形態の曲面で構成され、ガス導入線L’は、
検出部Dの側壁部外面よりも径方向外側に離間して位置
している。
【0038】ここで、プロテクタ6内での排気ガスEG
の流れについて言及する。第二側ガス入口63からプロ
テクタ6内に導入された排気ガスEGは、第一筒状部6
bの縮径部6tの外面に沿って後端側から前端側に向け
て流れた後、第二側ガス出口64から流出する。このた
め、縮径部6tに沿ったガスの流速が高められるので、
第一側ガス出口62に生じる負圧をより大きくすること
ができる。その結果、第一側ガス入口60,61からの
排気ガスEGの吸入速度、ひいては第一筒状部6b内の
排気ガスEGの交換速度が向上して、検出応答性あるい
は濃度変化に対する出力追従性が一層良好となる。ま
た、第二側ガス入口63から導入される排気ガス流EG
は、第二側爪状部6a3により旋回流を生じ、この旋回
流は第一筒状部6bの縮径部6tを取り囲むように流れ
て、第二側ガス出口64から流出することになる。この
旋回流の発生により、第一筒状部6b内側へ水滴・油滴
等が侵入しにくくなり、検出部Dに対する保護機能に優
れる。
【0039】第一側ガス出口62に生じる負圧により、
第一筒状部6b内が吸引され、このとき排気ガスEG
は、第一側爪状部6b3により、第一筒状部6bの側壁
部に沿う旋回流となって略等方的に吸入される。その結
果、プロテクタ6の軸線周りにおいて検出部Dを取り囲
むように均一な排気ガスEGの旋回流が生成され、均一
な応答性あるいは出力が得られる。また、第一側爪状部
6b3は、第一側ガス入口60に対してフラップ状に重
なり合うので、第一筒状部6b内側へ水滴・油滴等が侵
入しにくい。さらに、検出部Dを取り囲む旋回流によ
り、第一筒状部6b内側へ水滴・油滴等が侵入した場合
にも検出部Dに直接接触しにくくなり、検出部Dに対す
る保護機能に優れる。
【0040】このような排気ガス流EGが形成される結
果、プロテクタ6の軸線周りにおいてどのような角度で
排気ガス流EGが当たっても、検出部Dに対しては略等
方的に排気ガスEGが供給されるので、排気ガス流EG
の方向によらず均一な応答性あるいは出力特性が得られ
る。また、第一側ガス出口62が負圧となることで、第
一側ガス入口60,61から吸入される排気ガスEGに
より、検出側多孔質電極25の表面(ガス検知面)に沿
って比較的大きな排気ガス流EGを形成することができ
るので、リッチ雰囲気からリーン雰囲気に転じる場合で
も良好な出力追従性が得られる。
【0041】なお、第二側又は第一側切れ目6a2,6
b2の形状をU字状、コ字状等に適宜変更できる。ま
た、これらの切れ目6a2,6b2の個数、折り曲げ線
の位置や折り曲げ方向等についても変更が可能である。
さらに、第一側爪状部6b3は、第一側ガス入口60,
61の内、検出部Dに対向する形態で配置される組の孔
60に加えて、あるいはその孔60に代えて、検出部D
の前端よりも軸線方向前端側に位置する組の孔61に形
成してもよい。
【0042】ここで、ガイド体(第二側爪状部6a3)
のガス導入面Sとガス導入線Lについて、図3(b)の
拡大図である図4により説明する。本明細書においてガ
ス導入線Lは、「第二側ガス入口63を含む軸直交断面
において、第二側爪状部6a3(ガイド体)のガス導入
面Sの排気ガスEG(被測定ガス)導入方向への延長
線」と定義される。ところでこのガス導入線Lは、「第
二側ガス入口63を含む軸直交断面において、第二側ガ
ス入口63を通り第二側爪状部6a3のガス導入面Sに
沿って第一筒状部6bと第二筒状部6aとの間に流入す
る排気ガスEGが描く軌跡」と言い換えることができ
る。
【0043】そして図4において、ガス導入線Lは次の
2つの方法により表現されている。 (1)ガス導入線Lは、第二側ガス入口63を含む軸直
交断面において、第二側爪状部6a3のガス導入面Sの
先端P1における接線L1(以下、接線L1という)で
表される。 (2)ガス導入線Lは、第二側ガス入口63を含む軸直
交断面において、第二側爪状部6a3のガス導入面Sの
基部が第二筒状部6aの側壁部外面Laと接する点P2
と、ガス導入面Sの先端P1とを結ぶ直線L2(以下、
直線L2という)で表される。
【0044】図4では第二側爪状部6a3のガス導入面
Sが複数の曲面で構成されているので、接線L1と直線
L2とは異なる線で表されるが、仮に第二側爪状部6a
3のガス導入面Sが単一の平面(軸直交断面図上では単
一の直線)で構成されるときは、図4上で接線L1と直
線L2とは一致することになる。一般的に直線L2は、
排気ガスEGの入口方向線と出口方向線の平均として表
される(このうちの出口方向線が接線L1に該当する)
ので、直線L2は、接線L1に比べて第一筒状部6bの
側壁部外面Lbよりも径方向のより外側に離間して(つ
まり第二筒状部6aの側壁部内面により近づいて)位置
する場合が多い。
【0045】いずれにしても、図4に見る通り、ガス導
入線L(接線L1又は直線L2)は、第一筒状部6bの
側壁部外面Lbよりも径方向外側に離間して位置してい
る。このことは、次のような機能を果たしている。すな
わち、ガス導入線L(接線L1又は直線L2)が第一筒
状部6bの側壁部外面Lbに接したり交差したりしない
ので、第一筒状部6bの側壁部外面を取り囲む旋回流に
伴い発生する遠心力により、相対的に重い水滴・油滴等
WDは第二筒状部6aの側壁部内面に押し付けられ壁面
に沿って流下し、一方残りの相対的に軽いガス分は水滴
・油滴等WDとは分離されて第一筒状部6bの内側(検
出部D)へ導入され(遠心分離作用)、排気ガスEG中
の水滴・油滴等WDのプロテクタ6内部への侵入を効果
的に防止し得る。また、ガス導入線L(接線L1又は直
線L2)が第一筒状部6bの側壁部外面Lbに接したり
交差したりしないので、排気ガスEG中の水分が第一筒
状部6bの側壁部外表面で凝縮しにくく、凝縮水のプロ
テクタ6内部への侵入を防止し得る。これらの諸作用に
よって、検出部Dに対する保護機能が強化される。
【0046】図5に、ガイド体(第二側爪状部6a3)
の軸直交断面形状を例示する。図5(a)のように第二
側爪状部6a3のガス導入面Sが単一の平面(軸直交断
面図上では単一の直線)で構成される場合には、接線L
1と直線L2とは一致することになる。次に、図5
(b)のように第二側爪状部6a3のガス導入面Sが球
面弧等の単一の曲面(軸直交断面図上では円弧等の単一
の曲線)で構成される場合には、直線L2が接線L1よ
りも径方向外側へ開く形態となる。
【0047】さらに、図5(c)のように第二側爪状部
6a3のガス導入面Sが先端ほど径方向内側に折れ曲が
る複数の平面(軸直交断面図上では複数の直線)又は複
数の曲面(軸直交断面図上では複数の曲線)で構成され
る場合も、直線L2が接線L1よりも径方向外側へ開く
形態となる。ただし、第二側切れ目6a2を作成するカ
ッターの形状等によっては、図5(d)のように第二側
爪状部6a3のガス導入面Sは、先端部のみが径方向内
側に急激に折れ曲がるような、複数の平面又は複数の曲
面で構成される場合がある。このような場合において、
第二側爪状部6a3のガス導入面S上にある水滴・油滴
等WDが、排気ガスEGとともに現在乗っているガス導
入面Sの延長線上を吹き飛ばされる状況であれば、先端
折れ曲がり部6a3’はガス導入面Sとして考慮しなく
てもよい。
【0048】また、図5(e)のように第二側爪状部6
a3のガス導入面Sが途中から先端ほど径方向外側に折
れ曲がる複数の平面(軸直交断面図上では複数の直線)
又は複数の曲面(軸直交断面図上では複数の曲線)で構
成される場合には、接線L1が直線L2よりも径方向外
側へ開く形態となる。ただし、第二側切れ目6a2を作
成するカッターの形状等によっては、図5(f)のよう
に第二側爪状部6a3のガス導入面Sは、先端部のみが
径方向外側に急激に折れ曲がったりバリとして突出する
ような、複数の平面又は複数の曲面で構成される場合が
ある。このような場合において、第二側爪状部6a3の
ガス導入面S上にある水滴・油滴等WDが、排気ガスE
Gとともに現在乗っているガス導入面Sの延長線上を吹
き飛ばされる状況であれば、先端折れ曲がり部又はバリ
部分6a3”はガス導入面Sとして考慮しなくてもよ
い。
【0049】以上ガイド体(第二側爪状部6a3)の形
状について図5により説明したが、実際の第二側爪状部
6a3はさらに複雑な形状を呈する場合があり、また第
二筒状部6aの側壁部外面Laが真円でない場合もあ
る。特に、第二側爪状部6a3のガス導入面Sの先端P
1(以下、先端P1という)及び/又は、第二側爪状部
6a3のガス導入面Sの基部が第二筒状部6aの側壁部
外面Laと接する点P2(以下、接点P2という)を定
めにくいときには、接線L1や直線L2が引けなくなる
ケースも想定される。そこでこのようなときには、例え
ば以下に述べる円近似によって先端P1及び接点P2を
求めることができる。
【0050】図11において、第二筒状部6aの側壁部
外面Laに最も近似したサーチ円C(例えば側壁部外面
Laの外接円を選定でき、サーチ円中心をO、サーチ円
半径をRとする)を描き、この側壁部外面Laとガス導
入面Sの基部との接近位置において、ガス導入面S上で
サーチ円半径Rの例えば98%をもって接点P2と定め
ることができる。一方、第二側爪状部6a3の先端にバ
リ部分6a3”が径方向外側に向けて突出形成されてい
る場合、バリ部分6a3”の基部とガス導入面Sとの結
合部を先端P1と定めることができる。したがって、先
端P1を通る接線L1と、先端P1と接点P2とを結ぶ
直線L2とがそれぞれ求められる。
【0051】以下、プロテクタ6の変形例について説明
する。なお、図3の実施例と共通する部分には同一符号
を付して説明を省略する。
【0052】まず、図6はプロテクタ6の第一変形例を
示している。図6の実施例では、第二筒状部6aの側壁
部に8個の第二側ガス入口63が周方向に略等間隔で形
成されている。各第二側ガス入口63に形成される第二
側爪状部6a3のガス導入面Sは図3の実施例に比べて
平坦な形状を有している(ただし平面ではなく、緩やか
な曲面で構成される)ので、ガス導入線Lは第一筒状部
6bの側壁部外面Lbに対して図3よりもさらに径方向
外側に離間して位置している。したがって、旋回流に伴
い発生する遠心力がより大きくなり水滴・油滴等が素早
く分離され、また被測定ガスEG中の水分が第一筒状部
6bの側壁部外表面で一層凝縮しにくくなる。なお、図
6の実施例では第一側ガス入口の内、前方側の孔の組6
1は省略されているので、この孔の組61から第一筒状
部6bの内部に流れ込む被測定ガスEGの流れはない。
【0053】次に、図7はプロテクタ6の第二変形例を
示している。図7の実施例では、第二側ガス入口63が
第一筒状部6bの縮径部6tの前端よりも軸方向前端寄
りの位置に形成されているので、図7(b)で表される
第二側ガス入口63を含む軸直交断面において、第二側
ガス入口63に対応する第一筒状部6b(縮径部6t)
が存在しなくなる。そこで第二側爪状部6a3を図3の
実施例よりも径方向内側へ大きく折り曲げて、ガス導入
線Lがプロテクタ6の軸心近くを通るように設定でき
る。その結果、第二側ガス入口63の開口幅が広くな
り、被測定ガスEGの交換速度(流通量)が増大する。
【0054】また、図8及び図9にプロテクタ6のその
他のいくつかの変形例を示す。なお、図3の実施例と共
通する部分には同一符号を付して説明を省略する。
【0055】図8(a)のプロテクタ6においては、縮
径部6tに対応する位置において、第二側ガス入口は6
3bと63aとの2列形成されている。これにより、縮
径部6tの外面に沿うガスの流れがスムーズとなり、応
答性が改善されるほか、ガス流の方向による影響も受け
にくくなる。なお、図8(a)においては、周方向の段
部6hにより第一筒状部6bの前端側を径小とし、それ
によって第二筒状部6aとの間に隙間Gを形成してい
る。また、第一筒状部6bの後端部は主体金具3の径小
部3bに嵌め込まれている。そして、第二筒状部6aの
後端部はその外側に重ね合わされる形で嵌め込まれ、該
重なり部において第一筒状部6bとともに図示しない溶
接部により径小部3bに対して固定されている。
【0056】図8(b)では、第一筒状部6bと第二筒
状部6aとの間において、第一側ガス入口60(後端側
に1列のみ形成)を覆う形で第三の筒状部6cを設けた
3重構造となっている。これにより、第一筒状部6bの
内側への水滴、油あるいは汚れ等の侵入が一層起こりに
くくなる。
【0057】また、図8(c)では、第二筒状部6aの
外側においてその後端側を覆うとともに、第二側ガス入
口63は覆わない形態で第三筒状部6cが配置されてい
る。これにより、ガス流速が急上昇したりした場合に、
検出部Dの温度低下がさらに効果的に防止される。さら
に、図8(d)では、第三筒状部6cを第二側ガス入口
63の位置まで延長し、対応する位置に第三側ガス入口
66を形成している。これにより、第一筒状部6bの内
側への水滴、油あるいは汚れ等の侵入が一層起こりにく
くなる。
【0058】図8(e)は、第二側ガス入口63の周縁
に沿って第二筒状部6aの側壁部内面から内向きに突出
する形態で、気流ガイド6w(ガイド体)を形成した例
を示している。これにより、排気ガスEGを第一筒状部
6bと第二筒状部6aとの間に導入し、かつ縮径部6t
の周囲を回る旋回流を発生させることができ、プロテク
タ6内での排気ガスEGの流れが乱れにくくなり、セン
サ1の応答性が排気ガス流EGの方向の影響を一層受け
にくくなる。
【0059】図8(f)は、第二筒状部6aの前端側に
も縮径部6uを形成した例である。これにより、プロテ
クタ6内に流入したガスの吸引効果が高められ、センサ
1の応答性が排気ガス流EGの方向の影響を一層受けに
くくなる。
【0060】また、図9(g)に示すように、第一筒状
部6bの縮径部6tの前端側に、さらに円筒状の直線部
6vを形成してもよい。他方、第二筒状部6aは、図9
(h)に示すように、軸断面を多角形状に形成してもよ
い。
【0061】また、図9(i)及び(j)に示すよう
に、第一筒状部6bは、その外面のほぼ全体を縮径部6
tとしてもよい。なお、縮径部6tは、図9(i)のよ
うに、断面が略直線状(この場合、縮径部6tの外面形
状は円錐台状のものとなる)となっていてもよいし、図
9(j)のように、外向きに突出する曲面状(この場
合、縮径部6tの外面形状は紡錘状のものとなる)とな
っていてもよい。さらに、図9(k)のように第一筒状
部6bの縮径部6tの前端側を、第二筒状部6aの底部
6fから突出させるようにしてもよい。この場合、第二
側ガス出口64は、縮径部6tの外面と底部6fの開口
内縁との間に環状に形成される。
【0062】さらに、図9(l)の実施例では、第一筒
状部6bの先端部外径が本体部6s外径と同径に形成さ
れている。また、第一側ガス入口は3列の孔の組60,
61a,61bから構成され、このうち後方側のもの
(60)は検出部Dに対向する形態で配置されている。
そして、前方側の孔の組は、第二側ガス入口63に対向
する形態で配置されるもの(61a)と、上記2つの孔
の組(60)(61a)の中間部に配置されるもの(6
1b)とで構成される。
【0063】なお、図8(a)の変形例において、前後
2列の第二側ガス入口63a,63bのうち少なくとも
一方望ましくは両方に、前述の第二側切れ目6a2及び
第二側爪状部6a3(ガイド体)が図3と同様に形成さ
れているが、図示を省略した。また、図8(b)〜図8
(d)、図8(f)、図9(g)及び図9(i)〜図9
(k)の各変形例においても、第二側ガス入口63に第
二側切れ目6a2及び第二側爪状部6a3(ガイド体)
が図3と同様に形成されているが、いずれも図示を省略
した。
【0064】以上説明した本発明のセンサの構造は、酸
素センサ以外のガスセンサ、例えばHCセンサやNOx
センサなどにも同様に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガスセンサの一例を示す酸素センサの
正面図及び縦断面図。
【図2】その検出素子としてのセラミック素子の構造を
示す説明図。
【図3】図1のプロテクタの構造の詳細を示す部分縦断
面図、X−X軸断面図及びY−Y軸断面図。
【図4】ガイド体の作用を示す図3(b)の拡大説明
図。
【図5】ガイド体の形状を示す説明図。
【図6】プロテクタの第一変形例を示す部分縦断面図、
X−X軸断面図及びY−Y軸断面図。
【図7】プロテクタの第二変形例を示す部分縦断面図、
X−X軸断面図及びY−Y軸断面図。
【図8】プロテクタの他のいくつかの変形例を示す縦断
面図。
【図9】プロテクタの別のいくつかの変形例を示す縦断
面図((e)〜(g),(i)〜(l))及び軸断面図
((h))。
【図10】従来のプロテクタの構造を示す断面図。
【図11】円近似による先端P1及び接点P2を求める
方法を例示する説明図。
【符号の説明】
1 酸素センサ(ガスセンサ) 2 セラミック素子(検出素子) D 検出部 6 プロテクタ 6a 第二筒状部 6a2 第二側切れ目(切れ目) 6a3 第二側爪状部(爪状部;ガイド体) 6b 第一筒状部 6b2 第一側切れ目 6b3 第一側爪状部 6s 本体部 6t 縮径部 60,61,61a,61b 第一側ガス入口 62 第一側ガス出口 63,63a,63b 第二側ガス入口 64 第二側ガス出口 EG 排気ガス(被測定ガス) S ガス導入面 L ガス導入線 L1 ガイド体のガス導入面の先端における接線 L2 ガイド体のガス導入面の基部が第二筒状部の側
壁部外面と接する点と、ガス導入面の先端とを結ぶ直線 La 第二筒状部の側壁部外面 Lb 第一筒状部の側壁部外面 P1 ガイド体のガス導入面の先端 P2 ガイド体のガス導入面の基部が第二筒状部の側
壁部外面と接する点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大井 三徳 愛知県名古屋市瑞穂区高辻町14番18号 日 本特殊陶業株式会社内 (72)発明者 中尾 敬 愛知県名古屋市瑞穂区高辻町14番18号 日 本特殊陶業株式会社内 (72)発明者 大川 哲平 愛知県名古屋市瑞穂区高辻町14番18号 日 本特殊陶業株式会社内 (72)発明者 高橋 浩一 愛知県名古屋市瑞穂区高辻町14番18号 日 本特殊陶業株式会社内 (72)発明者 久米 誠 愛知県名古屋市瑞穂区高辻町14番18号 日 本特殊陶業株式会社内 (72)発明者 小島 孝夫 愛知県名古屋市瑞穂区高辻町14番18号 日 本特殊陶業株式会社内 Fターム(参考) 2G004 BB04 BC02 BD04 BD14 BE13 BE22 BF18 BF25 BF27 BJ03 BK04 BL08

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検出素子の前端側に形成された検出部を
    覆うプロテクタが、第一筒状部と、該第一筒状部の外側
    に略同軸状に配置される第二筒状部とを備え、 前記第一筒状部の側壁部に第一側ガス入口が周方向に沿
    って複数形成されるとともに、前記第二筒状部の側壁部
    に第二側ガス入口が形成され、 該第二側ガス入口に、被測定ガスを前記第一筒状部と前
    記第二筒状部との間に導入し、かつ前記第一筒状部の側
    壁部外面を取り囲む旋回流を発生させるためのガイド体
    を配置したことを特徴とするガスセンサ。
  2. 【請求項2】 前記ガイド体は、前記第二筒状部の側壁
    部から径方向内側に向けて一体的に延出されている請求
    項1記載のガスセンサ。
  3. 【請求項3】 前記ガイド体は、前記第二筒状部の側壁
    部において、湾曲した切れ目を作成し、この切れ目によ
    り生ずる爪状部を径方向内側に折り曲げることで構成さ
    れている請求項1又は2記載のガスセンサ。
  4. 【請求項4】 前記第一側ガス入口は前記第二側ガス入
    口よりも軸方向後端側に配置されている請求項1ないし
    3のいずれかに記載のガスセンサ。
  5. 【請求項5】 前記第二側ガス入口を含む軸直交断面に
    おいて、前記ガイド体のガス導入面の前記被測定ガス導
    入方向への延長線(以下、ガス導入線という)が、前記
    第一筒状部の側壁部外面よりも径方向外側に離間して位
    置している請求項1ないし4のいずれかに記載のガスセ
    ンサ。
  6. 【請求項6】 前記第二側ガス入口を含む軸直交断面に
    おいて、前記ガス導入線が前記第一筒状部の側壁部外面
    よりも径方向外側に離間して位置するように、前記第一
    筒状部の前端側の側壁部が、軸方向前端側ほど小径とな
    る縮径部に形成されている請求項5記載のガスセンサ。
  7. 【請求項7】 前記第一筒状部の前端側の側壁部には、
    軸方向前端側ほど小径となる縮径部が形成されるととも
    に、前記第一筒状部の前端面に第一側ガス出口が形成さ
    れている請求項1ないし6のいずれかに記載のガスセン
    サ。
  8. 【請求項8】 前記第二側ガス入口は、前記第一筒状部
    の前記縮径部と対向する位置に配置されている請求項7
    記載のガスセンサ。
  9. 【請求項9】 前記第二側ガス入口は、前記第一筒状部
    の前記縮径部の前端よりも軸方向前端寄りの位置に配置
    されている請求項7記載のガスセンサ。
  10. 【請求項10】 前記第二筒状部の前端面に第二側ガス
    出口が形成されている請求項1ないし9のいずれかに記
    載のガスセンサ。
  11. 【請求項11】 軸直交断面において、前記第二筒状部
    の前記第二側ガス出口は、前記第一筒状部の前端面に形
    成される第一側ガス出口に対して径方向に離間して位置
    している請求項10記載のガスセンサ。
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