JP2001099130A - 繊維強化プラスチック製荷重伝達軸 - Google Patents

繊維強化プラスチック製荷重伝達軸

Info

Publication number
JP2001099130A
JP2001099130A JP2000262610A JP2000262610A JP2001099130A JP 2001099130 A JP2001099130 A JP 2001099130A JP 2000262610 A JP2000262610 A JP 2000262610A JP 2000262610 A JP2000262610 A JP 2000262610A JP 2001099130 A JP2001099130 A JP 2001099130A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
fiber
reinforced plastic
pipe
laminated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000262610A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3370977B2 (ja
Inventor
Kunifumi Kamiakedo
晋 史 上明戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Heavy Industries Ltd filed Critical Fuji Heavy Industries Ltd
Priority to JP2000262610A priority Critical patent/JP3370977B2/ja
Publication of JP2001099130A publication Critical patent/JP2001099130A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3370977B2 publication Critical patent/JP3370977B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Motor Power Transmission Devices (AREA)
  • Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 繊維強化プラスチック製パイプを各層の亀裂
を防ぎ外部からの衝撃により層間の剥離もしにくい構造
のプラスチック製荷重伝達軸を提供する。 【解決手段】 内層21と中間層22と外層23の3層
で形成した繊維強化プラスチック製パイプ20とこのパ
イプの端部に固定された継手部材を有し、パイプ20の
内層21はカーボンまたはガラスまたはアラミド繊維を
配向角±45度に積層した第1層とカーボン繊維を配向
角±75度ないし±90度に積層した第2層とで形成さ
れ、パイプの中間層22はカーボン繊維を配向角±15
度ないし±45度に積層した第3層とカーボン繊維の一
方向シート材を配向角0度に積層した第4層とを交互に
積層して形成され、パイプの外層23はガラス繊維また
はアラミド繊維の布地をたて糸が配向角0度または配向
角90度になるように積層した第5層とガラス繊維を配
向角±45度に積層した第6層とで形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車、船舶、航空
機、鉄道車両等の輸送機器や産業機器等に使用される繊
維強化プラスチック製荷重伝達軸に関する。
【0002】
【従来の技術】樹脂を炭素繊維やガラス繊維で強化した
繊維強化プラスチック材料(FRP)は、金属材料など
の一般構造用材料に比べて比強度や比弾性率が高いこと
から、繊維強化プラスチック材料で中空パイプを成形す
る技術が実用化されている。
【0003】この種の繊維強化プラスチック製パイプの
成形手段は、一方向に繊維を揃えたテープ材をワインデ
ィング装置により回転するマンドレルの外面に巻き付け
て積層し、疑似的織物状積層体を形成するテープワイン
ディング法(TW)、または一方向に繊維を揃えたロー
ビング材をワインディング装置により回転するマンドレ
ルの外面に巻き付けて積層し、疑似的織物状積層体を形
成するフィラメントワインディング法(FW)、あるい
は一方向に繊維を揃えたシート材または繊維を直交する
方向に織り上げた織物シート材をローリング成形機を用
いて回転するマンドレルの外面に巻き付けて積層体を形
成するシートローリング法(SR)や同等の効果をもた
せてワインディング装置により回転するマンドレルの外
面に巻き付けて積層し積層体を形成するするシートワイ
ンディング法(SW)により成形される。
【0004】上記繊維強化プラスチック製パイプは、金
属パイプに比較すると、比強度や比弾性率が高い特性を
有するので、あらゆる産業分野において実用化されてい
るが、繊維強化プラスチック製パイプは、製造コストが
高いため、主構造部品については、依然として金属パイ
プが使用されている。
【0005】しかし、ヘリコプターのテールロータ駆動
軸や自動車のプロペラシャフトあるいは大規模トラス構
造物用トラスや産業機器用駆動軸については、構造重量
の軽量化、一体構造化による部品点数の削減、高速回転
における軸振れの減少、耐引張/圧縮荷重の向上、環境
特性の向上等の見地から、金属パイプを繊維強化プラス
チック製パイプに置換する要望が強くなされている。
【0006】また、既に設置されている金属パイプの長
さ以上のパイプ、たとえば2本または3本の金属パイプ
を継手部を介して連結した金属パイプについて、繊維強
化プラスチック製パイプを適用して1本のパイプとして
成形するのに、現有の一般的な材料を用いて単純に成形
したのでは、成形された繊維強化プラスチック製パイプ
が所望の特性を具備しない。
【0007】すなわち、高速回転する軸、曲げを受ける
軸、または軸方向に大きい荷重を受ける軸は、パイプの
長さが長くなるにつれ繊維方向が軸線方向に対して0度
となる層を必要とし、繊維強化プラスチック製パイプの
強度を受け持つ層として繊維方向が軸線方向に対して0
度となる層を積層することが要求される。
【0008】繊維強化プラスチック製パイプを、パイプ
軸線と平行に強化繊維を配向した層とパイプ軸線に対し
てバイアス方向で互いに交差する方向に強化繊維を配向
した層を積層して形成したものは、特開昭63−254
214号公報により知られている。
【0009】また、自動車のプロペラシャフトの繊維強
化プラスチック製円筒体を、円筒体の軸方向に対して±
60〜90度の角度で巻かれたガラス繊維または高弾性
有機繊維からなる第1巻層と円筒体の軸方向に対して±
60度未満の角度で巻かれた炭素繊維を含む第2巻層と
で形成し、第1巻層を最外側層とした形成したものは、
特公昭60−41246号公報により知られている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記繊維強化プラスチ
ック製パイプにおいて、繊維強化プラスチック製パイプ
を形成する層のうち繊維方向が軸線方向に対して0度の
層が多層(およそ5層以上)有するものであると、加熱
硬化時にマンドレルの熱膨張により亀裂が生じることが
あり、また、積層平板での圧縮衝撃試験によれば、一方
向シート材を45度/−45度あるいは90度/−90
度のように対称配置した場合、45度と−45度の層間
あるいは0度と90度の層間において剥離が生じやす
く、一方向に多層積層した層で剥離や亀裂が生じやす
い。すなわち、重なり合う層の繊維同士がなす角度が0
度あるいは90度となる部位では、外部からの衝撃に対
して層間剥離や亀裂の伝播が生じやすい。また、織物状
の層が外部からの衝撃を吸収しやすいという試験結果も
あり、加えて、長いマンドレルにバイアス巻きすること
は困難であるため、厳しい性能要求を満足できない。
【0011】また、繊維強化プラスチック製パイプを成
形したものでは、繊維方向が軸線方向に対して±15度
以上でないと、繊維の円筒方向巻き付け力が保持され
ず、繊維がマンドレルから外れてたるんでしまう。
【0012】本発明は上記した点に鑑みてなされたもの
で、各層に亀裂が生ぜす、外部からの衝撃により層間の
剥離もしにくい繊維強化プラスチック製パイプを備え、
軽くて堅固な構造とした繊維強化プラスチック製荷重伝
達軸を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の繊維強化プラス
チック製荷重伝達軸は、内層と中間層と外層の3層で形
成した繊維強化プラスチック製パイプとこのパイプの端
部に固定された継手部材を有し、パイプの内層はカーボ
ンまたはガラスまたはアラミド繊維を配向角±45度に
積層した第1層とカーボン繊維を配向角±75度ないし
±90度に積層した第2層とで形成され、パイプの中間
層はカーボン繊維を配向角±15度ないし±45度に積
層した第3層とカーボン繊維の一方向シート材を配向角
0度に積層した第4層とを交互に積層して形成され、パ
イプの外層はガラス繊維またはアラミド繊維の布地をた
て糸が配向角0度または配向角90度になるように積層
した第5層とガラス繊維を配向角±45度に積層した第
6層とで形成されることを特徴とする。
【0014】
【作用】本発明の繊維強化プラスチック製荷重伝達軸で
は、繊維強化プラスチック製空パイプの内層を外部から
の衝撃、ねじり、膨張や収縮に強い積層とし、中間層を
強度および剛性を高めかつ外部からの衝撃に対して層間
剥離のしにくい積層とし、外層を外部からの衝撃に強い
積層としたことで、軸曲げ剛性、ねじり剛性、ねじり強
度が向上し、圧縮座屈およびねじり座屈に強く、膨張や
収縮による変形ならびに層間剥離や亀裂を防ぎ、外部か
らの衝撃に強く、かつ非常に軽くかつ堅固な構造とな
る。
【0015】
【実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面につき説
明する。
【0016】図1は本発明による繊維強化プラスチック
製荷重伝達軸の継手構造を示す断面図であり、この継手
構造1は、切頭円錐形をなす筒部2を有する継手部材3
とこの切頭円錐形筒部2に外装されるフランジ付きイン
サートリング4とを有して構成されている。インサート
リング4は、分割タイプまたはスリットタイプのものが
あり、分割タイプまたはスリットタイプのインサートリ
ングは必要に応じて選択される。インサートリング4の
外面4aは、嵌合すべき繊維強化プラスチック製パイプ
5の内面5aに対応した寸法に設定されている。継手部
材3の切頭円錐形筒部2の外面2aは、45度以下の角
度のテーパ面となっており、この切頭円錐形筒部2に嵌
合されるインサートリング4の内面4bは上記切頭円錐
形筒部2のテーパ面2aに対応したテーパ面となってい
る。そして、継手部材3の基部6に設けたねじ孔7には
ボルトが螺着される。
【0017】一方、上記インサートリング4の内面4b
および外面4aには、図2に示すようにガラス繊維フィ
ラメント8が周方向に間隔を置くように巻き付けられて
いる。このガラス繊維フィラメント8の太さは、インサ
ートリング4の内面および外面に塗布される接着剤層の
所定の厚さを確保するように選定される。すなわち、こ
のように形成された接着剤層は接着硬化後の所定の厚さ
を確保する。
【0018】しかして、繊維強化プラスチック製荷重伝
達軸を製造するには、まず、繊維強化プラスチック製パ
イプ5の内面5a、インサートリング4の内面4bおよ
び外面4a、継手部材3の切頭円錐形筒部2の外面2a
に接着剤をできるだけ均一な層を形成するように塗布す
る。
【0019】つぎに、ガラス繊維フィラメント8を周方
向に間隔を置いて巻き付けたインサートリング4を、繊
維強化プラスチック製パイプ5の両端部に、フランジが
繊維強化プラスチック製パイプ5の端面に当接するまで
挿着する。繊維強化プラスチック製パイプ5の内面5a
と押圧リング4の外面4aとの接合面に位置する接着剤
層は、インサートリング4の外面4aに設けたガラス繊
維フィラメント8の太さにより所定の厚さを確保する。
【0020】このインサートリング4の繊維強化プラス
チック製パイプ5への嵌着が終了したら、ねじ孔7から
ボルトを外した継手部材3の切頭円錐形筒部2をインサ
ートリング4の内面4bに挿着する。継手部材3の切頭
円錐形筒部2の外面とインサートリング4の内面4bと
は対応したテーパ面となっているので、継手部材3のイ
ンサートリング4への挿着は圧入状態となり、継手部材
3の切頭円錐形筒部2によりインサートリング4は拡径
し、繊維強化プラスチック製パイプ5を半径方向外側に
押圧することにより十分な接着圧が保持される。継手部
材3の外面2aとインサートリング4の内面4bとの接
合面に位置する接着剤層は、インサートリング4の内面
4aに設けたガラス繊維フィラメント8の太さにより所
定の厚さを確保する。また、継手部材3の基部6にエア
抜きねじ孔7が設けられているので、継手構造1を繊維
強化プラスチック製パイプ5の両端へ嵌着した場合に、
繊維強化プラスチック製パイプ5の内部空間が加圧状態
となり、ヨークが後戻りして所定位置からずれるという
ことはない。
【0021】この継手構造1の繊維強化プラスチック製
パイプ5への嵌着が終了したら、図3に示すように、一
方の継手部材3のねじ孔7にボルトを螺着し、他方の継
手部材3のねじ孔7を通して発泡剤9を貯えたタンク1
0から延びるパイプ11を、繊維強化プラスチック製パ
イプ5の内部空間の長さ方向中間位置まで延ばし、繊維
強化プラスチック製パイプ5の内部に発泡剤9を注入す
る。このようにして繊維強化プラスチック製パイプ5の
内部に発泡剤9を充填した繊維強化プラスチック製荷重
伝達軸を図4に示す。この繊維強化プラスチック製荷重
伝達軸によれば、繊維強化プラスチック製パイプ5の共
振現象を抑えることができる。
【0022】図5は本発明の変形例を示し、この変形例
では、繊維強化プラスチック製パイプ5に嵌着される継
手構造はフランジを備えた継手部材3aとインサートリ
ング4とを有して構成されている。
【0023】図6は、本発明による繊維強化プラスチッ
ク製荷重伝達軸の繊維強化プラスチック製パイプ20の
積層構成を示す図であり、繊維強化プラスチック製パイ
プ20は、内層21と中間層22と外層23の3層から
形成されている。
【0024】繊維強化プラスチック製パイプ20の内層
21は、炭素繊維、ガラス繊維または高弾性有機繊維の
ような高剛性高強度を有する繊維、またはすぐれた衝撃
吸収性を有する繊維を、テープワインディング法(T
W)あるいはフィラメントワインディング法(FW)に
より、マンドレル24の外面に、パイプの軸線方向と繊
維方向とのなす角度(配向角)±45度に積層した層L
1と、炭素繊維を、テープワインディング法(TW)あ
るいはフィラメントワインディング法(FW)により、
マンドレル24の外面に軸線方向に対して配向角±75
度ないし±90度に積層した層L2とにより形成され、
膨張および収縮、ねじり、外部からの衝撃に強い保護層
を構成している。上記保護層を構成する内層21の層L
1と層L2の順序は反対になってもよい。
【0025】繊維強化プラスチック製パイプ20の中間
層22は、炭素繊維のように高い弾性率および高い強度
を有する繊維をテープワインディング法(TW)あるい
はフィラメントワインディング法(FW)により配向角
±15度ないし±45度に積層した層L3と、一方向に
繊維を揃えたシート材をシートワインディング法(S
W)により配向角0度に積層した層(L4,L5)を必
要な板厚になるまで交互に複数回積層して形成され、所
望の強度と剛性を確保する層を構成している。本実施例
では、中間層22は、配向角±15度に積層した層L
3、配向角0度に積層した層(L4,L5)、配向角±
15度に積層した層L6、配向角0度に積層した層(L
7,L8)、配向角±15度に積層した層L9により形
成されている。
【0026】繊維強化プラスチック製パイプ20の外層
23は、ガラス繊維または高弾性有機繊維のようにすぐ
れた衝撃吸収性を有する繊維の糸で織成した布地をたて
糸を配向角0度または配向角90度に積層した層L10
と、このような繊維を配向角±45度に積層、もしくは
一方向に繊維を揃えたシート材をシートワインディング
法(SW)により配向角±45度に積層した層L11と
で形成され、外部からの衝撃に対する保護層を構成して
いる。
【0027】なお、上記外層23において層L10と層
L11の配置を逆にしてもよく、また内層21、中間層
22において繊維の配向角が45度である層について
は、この層を布地に置換してもよい。
【0028】繊維強化プラスチック製荷重伝達軸を自動
車のプロペラシャフトに適用した場合における繊維強化
プラスチック製パイプ20の製造手順の一例を表1およ
び図6ないし図10により説明する。
【0029】まず、マンドレル24を準備し、このマン
ドレル24の上に炭素繊維テープ材25を、図7に示す
テープワインディング法(TW)により炭素繊維テープ
材25の繊維方向がパイプ軸線方向に対して±45度の
角度を置くように巻き付けて層L1を形成し、その層L
1の上に続けて炭素繊維テープ材25を同じ様にテープ
ワインディング法(TW)により炭素繊維テープ材25
の繊維方向がパイプ軸線方向に対して±85度の角度を
置くように巻き付けて層L2を形成し、積層した内層2
1を形成する。
【0030】ついで、この内層21の上に、炭素繊維テ
ープ材25をテープワインディング法(TW)によりパ
イプ軸線方向に対して±15度の角度を置いて巻き付け
て層L3を形成した後、炭素繊維一方向シート材26
を、図8に示すシートワインディング法(SW)により
配向角0度で巻き付けて層L4、層L5を形成し、これ
を交互に数回行う(L6,L7,L8,L9)ことで中
間層22を形成する。
【0031】つぎに、この中間層22の上に、アラミド
繊維クロス材27を、図9に示すシートワインディング
法(SW)によりたて糸の配向角が0度で巻き付け層L
10を形成し、この層L10の上にガラス繊維テープ2
8を、図10に示すテープワインディング法(TW)に
より配向角±45度で巻き付け層L11を形成すること
で外層23を形成する。
【0032】
【表1】 成形された繊維強化プラスチック製パイプ20の外観を
平滑な面とするには、外層23の上に、さらに、ガラス
繊維テープをテープワインディング法により配向角75
度ないし85度で一方向に積層した層を形成し、その層
を旋盤等により切削加工することにより行なう。
【0033】図11は本発明の変形例を示し、この変形
例においては、継手構造100を構成するインサートヨ
ーク101およびインサートリング102にキー溝10
1a,102aを設けるとともに、インサートリング1
02を複数の部材から形成した分割式とし、繊維強化プ
ラスチック製中空パイプ103にこのキー溝に対応した
切り込み104を形成し、継手構造100と繊維強化プ
ラスチック製パイプ103とをキイ105により機械的
に連結している。
【0034】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、繊維
強化プラスチック製パイプを内層と中間層と外層の3層
で形成し、内層はねじれ、膨張や収縮、外部からの衝撃
に強い構成とし、中間層はテープとシートのハイブリッ
ト積層として高強度高剛性の構成とし、外層は衝撃に対
して強い繊維配向でかつ衝撃吸収性にすぐれた繊維で積
層したので、各層に亀裂が生ぜす、層間の剥離もない軽
くて堅固な構造となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による繊維強化プラスチック製荷重伝達
軸の継手構造を示す図。
【図2】継手構造のインサートリングを示す図。
【図3】本発明による繊維強化プラスチック製荷重伝達
軸への発泡剤の充填方法を示す図。
【図4】発泡剤を充填した繊維強化プラスチック製荷重
伝達軸を示す図。
【図5】本発明による繊維強化プラスチック製荷重伝達
軸の変形例を示す図。
【図6】本発明による繊維強化プラスチック製荷重伝達
軸の繊維強化プラスチック製パイプの構成を示す図。
【図7】テープ材のテープワインディング法による巻き
付け方法を示す図。
【図8】一方向シート材のシートワインディング法によ
る巻き付け方法を示す図。
【図9】繊維クロス材のシートワインディング法による
巻き付け方法を示す図。
【図10】繊維テープのテープワインディング法による
巻き付け方法を示す図。
【図11】本発明による繊維強化プラスチック製荷重伝
達軸の継手構造の変形例を示す図。
【符号の説明】
1 継手構造 3 継手部材 4 インサートリング 5 パイプ 8 繊維 9 発泡剤 20 パイプ 21 内層 22 中間層 23 外層 24 マンドレル 25 一方向テープ材 26 一方向シート 27 繊維クロス材 28 繊維テープ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内層と中間層と外層の3層で形成した繊維
    強化プラスチック製パイプとこのパイプの端部に固定さ
    れた継手部材を有し、パイプの内層はカーボンまたはガ
    ラスまたはアラミド繊維を配向角±45度に積層した第
    1層とカーボン繊維を配向角±75度ないし±90度に
    積層した第2層とで形成され、パイプの中間層はカーボ
    ン繊維を配向角±15度ないし±45度に積層した第3
    層とカーボン繊維の一方向シート材を配向角0度に積層
    した第4層とを交互に積層して形成され、パイプの外層
    はガラス繊維またはアラミド繊維の布地をたて糸が配向
    角0度または配向角90度になるように積層した第5層
    とガラス繊維を配向角±45度に積層した第6層とで形
    成されることを特徴とする繊維強化プラスチック製荷重
    伝達軸。
JP2000262610A 2000-08-31 2000-08-31 繊維強化プラスチック製荷重伝達軸 Expired - Fee Related JP3370977B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000262610A JP3370977B2 (ja) 2000-08-31 2000-08-31 繊維強化プラスチック製荷重伝達軸

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000262610A JP3370977B2 (ja) 2000-08-31 2000-08-31 繊維強化プラスチック製荷重伝達軸

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26974891A Division JP3193082B2 (ja) 1991-10-17 1991-10-17 繊維強化プラスチック製荷重伝達軸

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001099130A true JP2001099130A (ja) 2001-04-10
JP3370977B2 JP3370977B2 (ja) 2003-01-27

Family

ID=18750267

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000262610A Expired - Fee Related JP3370977B2 (ja) 2000-08-31 2000-08-31 繊維強化プラスチック製荷重伝達軸

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3370977B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110454491A (zh) * 2019-09-10 2019-11-15 洛阳北玻台信风机技术有限责任公司 一种带有花键的碳纤维空心传动轴及其成型方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101886505B1 (ko) * 2016-08-31 2018-08-07 현대자동차주식회사 자동차용 하이브리드 프로펠러 샤프트

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110454491A (zh) * 2019-09-10 2019-11-15 洛阳北玻台信风机技术有限责任公司 一种带有花键的碳纤维空心传动轴及其成型方法
CN110454491B (zh) * 2019-09-10 2023-06-16 洛阳北玻三元流风机技术有限公司 一种带有花键的碳纤维空心传动轴的成型方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3370977B2 (ja) 2003-01-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4863416A (en) Misalignment accommodating composite shaft
CN102892572B (zh) 加强板之间的复合梁弦杆及相关的制造方法
US11376812B2 (en) Shock and impact resistant structures
CA1130594A (en) Power transmission shaft
US5693166A (en) Method for fabricating a high-damping rib-stiffened composite hollow cylinder core configuration
JP2004502577A (ja) 賦形複合構造部材及びその製造方法
US20210339499A1 (en) Composite materials and structures
US7427237B2 (en) Load sharing composite shaft
US5348052A (en) Multi-layered translated rib-stiffened composite hollow cylinder assembly
US6823918B2 (en) Integrally reinforced composite sandwich joint and process for making the same
US10935068B2 (en) Designs and methods of making of joints for composite components under dominant bending load
JPH05106629A (ja) 繊維強化プラスチツク製荷重伝達軸
US5744221A (en) Flexible high-damping composite structures and fabrication thereof
JP2023554129A (ja) ロータセイル
JP3370977B2 (ja) 繊維強化プラスチック製荷重伝達軸
JP2023554637A (ja) 複合材料及び構造物
Shinde et al. Investigation on glass-epoxy composite drive shaft for light motor vehicle
US9834649B1 (en) Shaped fiber composites
EP0531055A2 (en) Thrust tube capable of sufficiently damping a vibration
GB2406154A (en) Composite shaft with metal sleeve
JP5699657B2 (ja) プロペラシャフトおよびその製造方法
CN113290882A (zh) 外置剪力键复合材料缠绕管及加工方法
WO2011021463A1 (ja) 三次元ブレイディング、繊維強化複合材料及び繊維強化複合材料の製造方法
JP2020138343A (ja) 動力伝達軸に用いられる管体の製造方法
JP2002357284A (ja) 複合パイプ

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20021011

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071115

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081115

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091115

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091115

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101115

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees