JP2001099017A - キャニスタ閉鎖用電磁弁および気密チェック装置 - Google Patents

キャニスタ閉鎖用電磁弁および気密チェック装置

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JP2001099017A
JP2001099017A JP27905099A JP27905099A JP2001099017A JP 2001099017 A JP2001099017 A JP 2001099017A JP 27905099 A JP27905099 A JP 27905099A JP 27905099 A JP27905099 A JP 27905099A JP 2001099017 A JP2001099017 A JP 2001099017A
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canister
fuel tank
valve
piston member
closing
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Masahito Yoshioka
雅人 吉岡
Fumiyoshi Murakami
史佳 村上
Yasunori Kobayashi
康規 小林
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Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャニスタを大気に開放するか閉じるかを切
り替えるキャニスタ閉鎖用電磁弁に、燃料タンク系の気
密をチェックする機能を付加することである。 【解決手段】 ピストン部材4が下降すると、これと弁
部材3との間に磁石631,632による反発力が作用
し、弁部材3が下降してキャニスタポート21を閉じ、
キャニスタポート21の負圧が所定値以上であればその
負圧で閉弁状態を保つ構成とする。キャニスタポート2
1から負圧を導入しピストン部材4に作用せしめる負圧
室202を設ける。キャニスタポート21の負圧の上昇
に対するピストン部材4の応動と、負圧の低下による弁
部材3の開弁時における上記反発力の増加に対するピス
トン部材4の応動とを、ピストン部材4と一体の磁石6
32の磁束変化をピストン部材4の駆動用のコイル71
で検出することで知る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はキャニスタ閉鎖用電
磁弁およびこれを用いる気密チェック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンにおける燃料蒸気の排出抑制技
術としてキャニスタ方式は広く採用されている。図13
はキャニスタ方式を採用したエンジン周りの構成を示す
もので、燃料タンク921と連通してキャニスタ922
が設けられ、燃料タンク921で発生する燃料蒸気をキ
ャニスタ922内の活性炭に吸着せしめるようになって
いる。吸着した燃料蒸気はパージ用電磁弁(PV)91
2を開いて吸気負圧によりエンジン923のインテーク
マニホールド924へとパージする。
【0003】かかる燃料タンク921にキャニスタ92
2を付設してなる燃料タンク系92aは燃料蒸気が存在
する空間となるため高い気密性が要求され、燃料タンク
系92aにおけるリークの有無のチェックを行う気密チ
ェック装置91が設けられる。気密チェックは、基本的
に、上記パージにより燃料タンク系92a内外に差圧を
設けるとともに、PV912およびキャニスタ閉鎖用電
磁弁(CCV)913を閉じて燃料タンク系92aをイ
ンテークマニホールド924および大気に通じるエアフ
ィルタ925から遮断して閉じた被測定空間とし、燃料
タンク系92aの負圧を燃料タンク921に設けた圧力
センサ911により検出することで行われる。気密性の
判定は、閉じられた燃料タンク系92aの負圧低下の速
度がリークの程度により異なることを利用して行われ
る。
【0004】図14はECU914で実行される装置各
部の制御を示すフローチャートで、図15は装置各部の
動作を示すタイムチャートである。ステップS901で
PV912を閉じ、ステップS902でCCV913を
全閉とし燃料タンク系92aを閉鎖してタンク内圧すな
わち燃料タンク系92aの圧力を上昇せしめる。ステッ
プS903でタンク内圧力が負圧でないことを確認し、
予め設定したΔtが経過した(ステップS904)時の
タンク内圧の上昇幅ΔP1 を測定する(ステップS90
5)。
【0005】次いで、ステップS906でPV912を
開き燃料タンク系92aのパージを行い、タンク内圧が
−20mmHg以下になると(ステップS907)、P
V912を閉弁する(ステップS908)。
【0006】このとき、燃料タンク系92aは負圧の状
態で閉じられることになる。
【0007】そして、閉鎖後、再びΔt経過後(ステッ
プS909)にタンク内圧の上昇幅ΔP2 を測定し(ス
テップS910)、ΔP2 −ΔP1 が所定値を越えてい
るか否かを判定する(ステップS911)。これは燃料
タンク921内の燃料蒸気の発生に伴うタンク内圧の上
昇分を除いた正味の燃料タンク系92aのリーク分を表
しており、これが所定値を越えていれば表示灯915に
より気密異常を表示し(ステップS912)、所定値以
下であれば正常を表示する(ステップS913)。表示
後、PV912、CCV913を初期状態に戻して(ス
テップS914)気密チェックを終了する。
【0008】また、特開平5−340316号公報の気
密チェック装置では、キャニスタを大気に連通する別の
管路を設けるとともにその途中にオリフィスおよびオリ
フィス閉鎖用バルブを設け、燃料タンク系の負圧低下
を、オリフィス閉鎖用バルブを開いた状態と閉じた状態
との両方で測定することで、燃料タンク内の燃料残量や
圧力センサのばらつき等の検出誤差の要因を相殺し、燃
料タンク系の気密を正確に検出可能としたものがある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、車載部品に
おいては、部品コストの低下や車両への搭載性の向上を
狙いとして部品点数の低減が要請されており、特に、気
密チェック装置においては部品や配管の増加はリーク元
を結果的に増加することになりかねないので、特に構成
の簡略化が望まれる。
【0010】本発明は上記実情に鑑みなされたもので、
第1に気密チェック装置の構成を簡略化することのでき
るキャニスタ閉鎖用電磁弁を提供することを目的とす
る。第2に簡単な構成で正確に燃料タンク系の気密をチ
ェックすることのできる気密チェック装置を提供するこ
とを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、キャニスタと連通するキャニスタポートと、大気に
開放された大気ポートと、弁室に収容され上記キャニス
タポートを閉鎖する弁部材と、該弁部材を開弁方向に付
勢する弁部材付勢手段と、上記弁部材と対向して設けら
れ対向方向に変位可能なピストン部材と、該ピストン部
材を上記弁部材に近づく方向に付勢するピストン部材付
勢手段と、上記キャニスタポートから負圧が導入されて
該負圧により上記ピストン部材を上記弁部材から離反す
る方向に付勢せしめる負圧室と、上記弁部材と上記ピス
トン部材との間に反発力を発生する反発力発生手段と、
上記ピストン部材をコイルの発生する磁場により電磁的
に上記弁部材に近づく方向と上記弁部材から離反する方
向とに切り替え自在に駆動する電磁駆動手段と、上記ピ
ストン部材の変位運動を検出する変位運動検出手段とを
具備せしめてキャニスタ閉鎖用電磁弁を構成する。
【0012】電磁駆動手段によりピストン部材を弁部材
に近づけて反発力発生手段の反発力で弁部材を閉弁した
後、キャニスタポートの負圧で弁部材を閉弁状態に保
つ。キャニスタポートの負圧が上昇するとキャニスタポ
ートと連通する負圧室が所定の負圧になるとピストン部
材が変位運動し、変位運動検出手段により燃料タンク系
がパージにより所定の負圧に達したことを知ることがで
きる。一方、キャニスタポートの負圧が上記所定の負圧
よりも低い別の所定の負圧を下回ると、弁部材の閉弁方
向付勢力が減じられて閉弁状態を維持できず開弁しピス
トン部材の方へ変位する。この時、反発力発生手段の反
発力でピストン部材が変位運動し、変位運動検出手段に
より燃料タンク系がリークにより上記別の所定の負圧に
達したことを知ることができる。
【0013】これにより、別途圧力センサを設けること
なく、燃料タンク系のリークの程度を知ることができ
る。
【0014】請求項2記載の発明では、請求項1の発明
の構成において、上記ピストン部材には一体に磁石を設
け、上記変位運動検出手段を、上記磁石により形成され
て上記電磁駆動手段のコイルを貫通する磁束が上記ピス
トン部材の変位運動により変化するときに上記コイルに
発生する起電力を検出する構成とする。
【0015】電磁駆動手段のコイルをピストン部材の変
位運動検出用のコイルとして用いることで、キャニスタ
閉鎖用電磁弁自体の構成を簡単にすることができるとと
もに、コイルへの通電用のケーブルと、ピストン部材の
変位運動に伴う電流検出信号の伝送用のケーブルとを兼
用することができる。
【0016】請求項3記載の発明では、請求項1または
2いずれかの発明の構成において、上記反発力発生手段
を、上記ピストン部材と一体に設けた磁石と、上記弁部
材と一体に設けた磁石とで構成するとともに上記両磁石
の同極同志を対向せしめる。
【0017】弁部材とピストン部材との間の反発力を非
接触で得られるので、製造が容易である。また、ピスト
ン部材側の磁石は、磁石により形成される磁束からピス
トン部材の変位運動を検出する構成をとる場合(請求項
2)等のときの磁石と兼用とすることができる。
【0018】請求項4記載の発明では、燃料タンク系と
エンジンの吸気管とを連通せしめるパージ流路の途中に
パージ用電磁弁を設けるとともに、上記燃料タンク系を
大気に開放する大気開放流路の途中に請求項1ないし3
いずれか記載のキャニスタ閉鎖用電磁弁を設け、かつ、
上記パージ用電磁弁および上記キャニスタ閉鎖用電磁弁
に駆動用の通電を行うとともに上記変位運動検出手段か
ら入力する検出信号に基づいて上記燃料タンク系の気密
を判定する制御手段を具備せしめて気密チェック装置を
構成する。そして、上記制御手段を、上記キャニスタ閉
鎖用電磁弁の上記ピストン部材を閉弁した後、上記パー
ジ用電磁弁を開いて上記燃料タンク系のパージを行い、
上記変位運動検出手段により、上記負圧室の負圧が所定
のリークチェック開始圧に達したと認められる上記ピス
トン部材の変位運動が検出されると上記パージ用電磁弁
を閉じ、上記リークチェック開始圧に達したと認められ
る時点から所定時間内に、上記変位運動検出手段によ
り、上記燃料タンク系の負圧が所定のリーク後基準圧に
達したと認められる上記ピストン部材の変位運動が検出
されたか否かに基づいて上記燃料タンク系の気密を判定
する構成とする。
【0019】キャニスタ閉鎖用電磁弁に請求項1ないし
3いずれかの発明の構成を採用することで、圧力センサ
が不要で、リーク元を減らすことができる。
【0020】請求項5記載の発明では、請求項4の発明
の構成において、途中に絞り部を有し上記燃料タンク系
を大気側と連通せしめるリーク流路を具備せしめるとと
もに該リーク流路の途中には上記絞り部を開閉する絞り
開閉用電磁弁を設ける。かつ、上記制御手段は、上記絞
り開閉用電磁弁に駆動用の通電制御を行う構成とすると
ともに、上記絞り部を開いた状態と閉じた状態とのうち
一方の状態で上記リークチェック開始圧に達したと認め
られる時点から上記リーク後基準圧に達するまでの経過
時間を計測して該経過時間を上記所定時間とし、上記絞
り部を開いた状態と閉じた状態とのうち他方の状態で、
上記リークチェック開始圧に達したと認められる時点か
ら上記所定時間内に、上記変位運動検出手段により、燃
料タンク系の負圧が所定のリーク後基準圧に達したと認
められる上記ピストン部材の変位運動が検出されたか否
かに基づいて燃料タンク系の気密を判定する構成とす
る。
【0021】リークの程度が分かっている絞り部を開い
たときと閉じたときとで燃料タンク系の負圧の挙動を比
較することができるので、燃料タンクの燃料残量や装置
各部の製造ばらつき等があっても正確な気密のチェック
が可能となる。
【0022】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図5に本発明の
第1実施形態になる気密チェック装置の構成を示す。燃
料タンク系8aは燃料タンク81にキャニスタ82を付
設してなり、燃料タンク81とキャニスタ82とはキャ
ニスタ連通管801を通じて連通し、燃料タンク81で
発生した燃料蒸気がキャニスタ82に回収可能としてあ
る。燃料タンク81は図略の燃料ポンプおよびインジェ
クタを通じて燃料をエンジンのインテークマニホールド
84に供給する。キャニスタ82は大気連通管802を
通じてエアフィルタ(略大気圧とみなせる)86と連通
し、大気連通管802にはキャニスタ閉鎖用電磁弁(C
CV)11を備えている。また、キャニスタ82はパー
ジ管803を通じてインテークマニホールド84とスロ
ットル弁85よりも下流側で連通し、パージ管803に
は燃料タンク系8aからインテークマニホールド84へ
の燃料のパージを行うためのパージ用電磁弁(PV)1
2を備えている。
【0023】CCV11およびPV12の通電制御はE
CU13により行われ、ECU13は一般的なマイクロ
コンピュータ等を備えた構成とし得る。また、ECU1
3はCCV11の通電用のケーブルに流れる電流を検出
する検出回路を備えており、後述するように検出電流に
基づいて燃料タンク系8aの気密の正常と異常とを判定
する。
【0024】図1、図2にCCV11の詳細な構成を示
す。CCV11はバルブ本体部111と駆動部112と
からなる。バルブ本体部111について説明する。バル
ブ本体部111と駆動部112とに共通のハウジング2
は、その中に略円形の空間が形成されたもので、ハウジ
ング2の底壁と側壁とにスリーブ状の突出部21,22
が設けられ、キャニスタ82と連通するキャニスタポー
ト21、エアフィルタ86と連通する大気ポート22と
してある。
【0025】また、ハウジング2内は、後述するピスト
ン部材4およびダイヤフラム5により、大気ポート22
よりもやや上側位置にて上下に分割してあり、弁室であ
る下側の第1ルームが、キャニスタポート21および大
気ポート22と連通可能で、負圧室である上側の第2ル
ーム22がハウジング2壁に形成した負圧導入路203
を通じてキャニスタポート21と連通している。
【0026】ハウジング2底壁のキャニスタポート21
の開口周縁部211は第1ルーム201の底面から突出
し、その外周には複数本のガイドピン23が立設してい
る。キャニスタポート開口周縁部211の上方には、扁
平な円形の弁部材3が配設され、ガイドピン23に案内
されて上下動自在としてある。
【0027】弁部材3は、円板状のマグネット631を
樹脂モールドしてキャニスタポート開口周縁部211よ
りも大径の円形に成形したもので、キャニスタポート2
1を閉鎖可能としてある。弁部材3の下面にはゴムシー
ト31が接着され、弁部材3の閉弁時にキャニスタポー
ト開口周縁部211と密着し、気密性を高めている。
【0028】また、弁部材3と第1ルーム201の底面
との間には弁部材付勢手段である第1スプリング61が
介設され弁部材3を上方すなわち開弁方向に付勢してい
る。
【0029】駆動部112について説明する。駆動部1
12は基本的には上記ピストン部材4をムービングコア
として電磁駆動するもので、第2ルーム202の天井壁
に弁部材3の直上位置に縦穴204が上下方向に形成さ
れて、縦穴204にピストン部材4が摺動自在に保持し
てある。ピストン部材4は第2マグネット632を樹脂
モールドしてなる円柱状部材である。ピストン部材4の
下端部の外周には、ゴム膜でなるダイヤフラム5が設け
てあり、その外側周縁部はハウジング2の側壁と係合
し、内側周縁部はピストン部材4の周面から突出する鍔
部41と係合している。
【0030】また、燃料タンク系8a(図5)のパージ
の際、第2ルーム202にキャニスタポート21の負圧
が導入されると第1ルーム202は常時大気に開放され
た第1ルーム201との差圧によりダイヤフラム5を介
してピストン部材4を上向きに付勢する。
【0031】上記縦穴204内には、ピストン部材4の
上方にステータコア72が圧入固定されて縦穴204の
上端開口を塞ぐとともに、ステータコア72とピストン
部材4との対向面にそれぞれ形成した凹部401,72
01の間に第2スプリング62が圧縮状態で介設され
て、ピストン部材4を下方に付勢している。
【0032】縦穴204の外周にはコイル71が巻装し
てあり、ハウジング2の上部に設けたコネクタ部のター
ミナル75から給電可能としてある。また、コイル71
を囲みヨーク73およびマグネティックプレート74が
設けてあり、これら電磁駆動手段7を構成するコイル7
1、ヨーク73、マグネティックプレート74が磁気回
路を形成してピストン部材4の第2マグネット632を
吸引もしくは反発しピストン部材4を上下方向に駆動す
るようになっている。ピストン部材4の駆動方向はコイ
ル71への通電方向で上方または下方に切り替え自在で
ある。なお、ピストン部材4の変位の上端位置は、ピス
トン部材4の周面から突出する上記鍔部41が第2ルー
ム202の天井面と当接する位置で規定されるが、この
とき、ピストン部材4とステータコア72との間に間隙
ができるようにステータコア72が位置決めされる。ピ
ストン部材4の上方駆動時にピストン部材4とステータ
コア72とが衝突してステータコア72が破壊するのを
防止するためである。
【0033】また、弁部材3の第1マグネット631と
ピストン部材4の第2マグネット632とは同極(図例
ではN極)が対向するように向きが設定してあり、両マ
グネット631,632により反発力発生手段63を構
成し、弁部材3とピストン部材4との間に反発力が作用
するようになっている。
【0034】次に気密チェック装置1およびCCV11
の作動を説明する。先ず、CCV11の作動から説明す
る。図3、図4はCCVの作動状態を時系列でおったも
のである。CCV11は燃料タンク系8aのパージに先
立ち閉じられる。初期状態ではピストン部材4は上方位
置にあり、その第2マグネット632とステータコア7
2との間の磁力により下方変位が禁止されている。弁部
材3は第1スプリング631の上向きの付勢力で上方位
置にあり、開弁している(図3(A))。
【0035】次いで、コイル71に通電してピストン部
材4の第2マグネット632に反発力を作用せしめ、ピ
ストン部材4を下降せしめる。ピストン部材4の下降に
より、弁部材3も両マグネット631,632の反発力
で下降し、閉弁する。(図3(B))。
【0036】この状態で燃料タンク系8aのパージが開
始されると、燃料タンク系8aは負圧となり、したがっ
てキャニスタポート21が負圧となる。一方、エアフィ
ルタ86(図5)と連通している大気ポート22および
第1ルーム201は略大気圧を維持する。しかして、弁
部材3は閉弁方向の付勢力がさらに優勢となる。また、
キャニスタポート21から負圧導入路203を通じて第
2ルーム202に負圧が導入される(図3(C))。
【0037】ここで、コイル71への通電を停止すると
電磁駆動力が減じられてピストン部材4はやや上昇す
る。これにより両マグネット631,632間の反発力
による弁部材3への閉弁方向の付勢力は減じられるが、
キャニスタポート21が負圧になっているので、弁部材
3は閉弁状態を維持する。
【0038】第2ルーム202の負圧上昇に伴い第2ル
ーム202の負圧が所定値を越えるとピストン部材4は
上昇するが、上記磁気回路を通る第2マグネット632
による磁束に変化が生じ、コイル71に誘導起電力が発
生する。この誘導起電力の挙動から、燃料タンク系8a
の負圧が所定値(リークチェック開始圧)に達したこと
が知られる。
【0039】ここで、PV12を閉弁しパージを停止す
るとピストン部材4の上昇は停止する(図3(D))。
【0040】PV12閉弁後の燃料タンク系8aは閉じ
た空間となっており、その後、自然リーク若しくは気密
異常によるリークにより、燃料タンク系8aの負圧、し
たがってキャニスタポート21および第2ルーム202
の負圧は再び漸次低下しピストン部材4が下降する。一
方、弁部材3は、ピストン部材4の下降に伴うマグネッ
ト631,632間の反発力は増加するがキャニスタポ
ート21の負圧が低下するので全体として弁部材3に対
する閉弁方向の付勢力が減じられる(図4(E))。
【0041】燃料タンク系8aの負圧が、両マグネット
631,632間の反発力や第1スプリング61のばね
力が釣り合う値よりも低下すると、弁部材3に対する開
弁方向の付勢力が優勢となって弁部材3が開弁する。弁
部材3の上昇に伴って、ピストン部材3が両マグネット
631,632間の反発力により押し上げられる(図4
(F))。このとき、再びコイル71に誘導起電力が発
生する。これから、燃料タンク系8aの負圧が所定値
(リーク後基準圧)に復したことが知られる。
【0042】なお、燃料タンク系8aの負圧が所定値に
復する前に弁部材3を開弁するには、コイル71に、閉
弁時とは逆方向に通電し、ピストン部材4をステータコ
ア72の方へ引きつける。これにより、弁部材3は、両
マグネット631,632間の反発力から開放されて開
弁する(図4(G))。
【0043】このように、ピストン部材4の変位運動を
コイル71に発生する起電力に基づいて検出すること
で、パージ時に燃料タンク系8aの負圧がリークチェッ
ク開始圧まで上昇したこと、閉じた状態の燃料タンク系
8aの負圧がリーク後基準圧まで低下したことを知るこ
とができる。
【0044】本CCV11は、圧力センサを別途設ける
必要がないので(図13参照)、気密チェック装置に用
いた時に構成簡単であり、また、燃料タンク81等に圧
力センサの取り付け穴を穿成する必要がないからリーク
元を減らすことができる。
【0045】しかも、弁部材の開閉用の電磁力を発生す
るコイルを、ピストン部材の変位運動を検出する変位運
動検出手段として用いているからCCV自体の構成も簡
単にでき、コイルに通電する時以外は通電用のケーブル
を誘導起電力によるコイル電流の検出用として兼用する
ことができるから検出用のケーブルが不要である。勿
論、ピストン部材の変位運動の検出は、本実施形態のも
のに限られるものではなく、別途、検出用のコイルを通
電用のコイルに重ねて巻回する等で設けピストン部材の
マグネットのつくる磁束が検出用コイルを貫通するよう
にしてもよいし、公知の物体の変位運動を検出するセン
サを設けてもよい。
【0046】また、ピストン部材と弁部材との間の反発
力は、ピストン部材と弁部材とにそれぞれ設けたマグネ
ット間の磁気力により得ているが、ピストン部材と弁部
材との間に圧縮状態でスプリングを介設して反発力発生
手段とするのもよい。
【0047】次に気密チェック装置としての作動を説明
する。図6にECU13で実行される制御を示し、図7
に装置各部の作動状態を示すタイムチャートを示す。ス
テップS001ではコイル71に通電してCCV11を
全閉し(図3(B)の状態)、ステップS002ではP
V12を開弁し燃料タンク系8aの負圧を高くし、ステ
ップS003ではCCV11のコイル71への通電を停
止する(図3(C)の状態)。
【0048】ステップS004では、コイル電流に所定
の変化があったか否かを判定する。この判定は、例えば
コイル電流が所定のしきい値を越えたか否かで判断す
る。
【0049】コイル電流に、ピストン部材4が所定の上
昇をしたと認められる変化がなければステップS004
が繰り返される。コイル電流に所定の変化があったと判
定された場合は、燃料タンク系8aの負圧が所定のリー
クチェック開始圧に達した(図3(D)の状態)と判断
してステップS005に進み、PV12を閉弁する。こ
れにより、燃料タンク系8aがCCV11、PV12に
より閉鎖される。
【0050】その後、内蔵のタイマにより経過時間をカ
ウントする。カウント開始時点において実質的に燃料タ
ンク系8aの負圧は所定のリークチェック開始圧であ
る。燃料タンク系8aの負圧は、許容される自然リーク
であるか異常なリークであるかで速度は異なるが、漸次
低下する(図4(E)の状態)。そして、カウントされ
た経過時間が予め設定したΔtになると(ステップS0
06)と、ステップS007で、Δtの間に弁部材3の
開弁に伴うコイル電流値の変化があったか否かを判定す
る。燃料タンク系8aのリークが許容されるものであれ
ば、CCV11が図4(F)の状態に達するのに時間が
かる。一方、燃料タンク系8aのリークが異常であれ
ば、急激に負圧が低下して速やかにCCV11が図4
(F)の状態に到る。ここで、予め燃料タンク系8aに
許容し得る最大限のリークを作ってこのときの燃料タン
ク系8aの負圧がリークチェック開始圧からリーク後基
準圧に達するまでの時間を求めておき、これをΔtとし
ておけば、Δtが経過する前に上記所定の電流値の変化
があった時には異常リーク発生と判断することができ
る。また、コイル電流の判定は、例えばコイル電流が所
定のしきい値を越えたか否かで判断する。
【0051】ステップ007で電流値の変化があったと
判定されれば、ステップS008に進み表示灯14を点
灯せしめて異常であることを表示し、ステップS011
に進む。ステップ007で電流値の変化がなかったと判
定されれば、ステップS009に進み表示灯14を非点
灯として正常であることを表示し、ステップS010で
コイル71に逆方向の通電を行いCCV11を全開とし
(図4(G)の状態)、ステップS011に進む。
【0052】しかして、燃料タンク系8aの気密チェッ
クが終了しCCV11、PV12が初期状態に戻る(ス
テップS011)。
【0053】図8は本気密チェック装置の具体的な構成
を示すもので、CCV11およびPV12をキャニスタ
82の上面に一体配設しているので、装置構成がコンパ
クトになり、配管接続、取りまわしが容易となる。CC
V11はキャニスタポート21をキャニスタ82の天井
壁に形成した貫通穴に嵌入することで取り付けを完了で
きる。
【0054】(第2実施形態)図9に本発明の第2実施
形態になる気密チェック装置の構成を示す。図中、第1
実施形態と同じ番号を付した部分は実質的に同じ作動を
するので相違点を中心に説明する。キャニスタ82と大
気連通管802とをCCV11よりもエアフィルタ86
側で接続するリーク流路であるリーク管15が設けてあ
る。リーク管15の途中には、絞り部であるオリフィス
16および絞り開閉用電磁弁であるオリフィス開閉用の
電磁弁17を備えている。ECU13AはCCV11、
PV12とともにオリフィス開閉用電磁弁17を通電制
御する。なお、オリフィス16はその流路断面積を許容
されるリーク部断面積の最大限に設定する。
【0055】図10、図11にECU13Aにおける制
御のフローチャートを示し、図12に装置各部の作動状
態を示すタイムチャートを示す。
【0056】ステップS101〜S105では、第1実
施形態と同様に、コイル71に通電してCCV11を全
閉とし(ステップS101)、PV12を開いて燃料タ
ンク系8aのパージを開始し(ステップS102)、コ
イル71への通電を停止する(ステップS103)。そ
して、CCV11により検出されるコイル電流値に所定
の変化があるまでパージを続ける(ステップS10
4)。
【0057】次いで、ステップS105でPV12を閉
弁し、ステップS106でオリフィス閉鎖用電磁弁17
を開弁する。これにより、燃料タンク系8aにオリフィ
ス16以外にリーク元がなければ、このオリフィス16
により規定される速度で燃料タンク系8aの負圧が緩や
かに低下し、燃料タンク系8aにオリフィス16以外の
リーク元があれば、このオリフィス16と当該リーク元
との両方でリークして燃料タンク系8aの負圧がより速
く低下する。
【0058】そしてPV12閉弁およびオリフィス閉鎖
用電磁弁17開弁後の経過時間すなわち、燃料タンク系
8aがリークチェック開始圧となった時点からの経過時
間を内蔵のタイマでカウントし、電流値に変化があった
か否か、すなわち燃料タンク系8aの負圧が所定のリー
ク後基準圧に達したか否かを判定する(ステップS10
7)。
【0059】コイル電流値に、燃料タンク系8aの負圧
が所定のリーク後基準圧に達したと認められる所定の変
化が検出されるとステップS108に進み、燃料タンク
系8aの負圧が所定のリーク後基準圧に達した時点まで
の上記経過時間をΔtとし、ステップS109でCCV
11、PV12、オリフィス閉鎖用電磁弁17を初期状
態に戻す。したがってオリフィス閉鎖用電磁弁17は閉
弁状態に復する。また、燃料タンク系8aは再び大気圧
に復する。
【0060】再び、コイル71に通電してCCV11を
全閉とし(ステップS110)、PV12を開いて燃料
タンク系8aのパージを行い(ステップS111)、コ
イル71への通電を停止する(ステップS112)。そ
して、CCV11により検出されるコイル電流値に所定
の変化があるまでパージを続ける(ステップS11
3)。
【0061】次いで、PV12を閉弁し燃料タンク系8
aを閉鎖する(ステップS114)。
【0062】そして、オリフィス開閉用電磁弁17開弁
時と同様に燃料タンク系8aがリークチェック開始圧に
なった時点からの経過時間を内蔵のタイマでカウント
し、2×Δtが経過する(ステップS115)と、ステ
ップS116で、2×Δtの間に電流値の変化があった
か否かを判定する。
【0063】さて、上記Δtの計測(ステップS10
8)においては燃料タンク系8aの負圧低下はオリフィ
ス16および燃料タンク系8aのリークに基因してお
り、燃料タンク系8aのリークのみで2×Δtかかると
いうことは、燃料タンク系8aのリークがオリフィス1
6のリークと略等しいことを示す。しかして、2×Δt
以内に電流値の変化がなければ燃料タンク系8aのリー
クは許容されるものであると判断でき、2×Δt以内に
電流値の変化があれば燃料タンク系8aのリークは許容
される上限を越えるものであり異常であると判断でき
る。
【0064】しかして、ステップ116で電流値の変化
があったと判定されれば、ステップS117に進み表示
灯14を点灯せしめて異常であることを表示し、ステッ
プS120に進む。ステップS116で電流値の変化が
なかったと判定されれば、ステップS118に進み表示
灯14を非点灯として正常であることを表示し、ステッ
プS119でコイル71に逆方向の通電を行ってCCV
11を全開とし、ステップS120に進む。
【0065】しかして、燃料タンク系8aの気密チェッ
クが終了しCCV11、PV12、オリフィス閉鎖用電
磁弁17が初期状態に戻る(ステップS120)。
【0066】なお、本実施形態では、オリフィス16は
許容される最も大きなリークと同じに設定されている
が、必ずしもこれに限定されるものではなく、オリフィ
ス16を閉じた場合にコイル電流値変化の有無を判断す
る時間(ステップS115)を加減すればよい。また、
経過時間の計測(ステップS108)はオリフィス16
を開いた状態で行っているが、オリフィス16を閉じた
状態で経過時間Δtの計測を行い、次いでオリフィス1
6を開いた状態で燃料タンク系8aをリークチェック開
始圧から低下せしめΔt/2の間にコイル電流値の変化
があったか否かを判定する構成でもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のキャニスタ閉鎖用電磁弁の断面図であ
る。
【図2】図1におけるII−II線に沿う断面図であ
る。
【図3】(A)、(B)、(C)、(D)はそれぞれ上
記キャニスタ閉鎖用電磁弁の作動状態を時系列でおった
模式図である。
【図4】(E)、(F)、(G)はそれぞれ上記キャニ
スタ閉鎖用電磁弁の作動状態を時系列でおった模式図で
ある。
【図5】本発明の気密チェック装置を示すエンジン周り
の構成図である。
【図6】上記気密チェック装置のECUで実行される制
御を示すフローチャートである。
【図7】上記気密チェック装置の各部の作動状態を示す
タイムチャートである。
【図8】上記気密チェック装置を示すエンジン周りの具
体的な構成図である。
【図9】本発明の別の気密チェック装置を示すエンジン
周りの構成図である。
【図10】上記気密チェック装置のECUで実行される
制御を示す第1のフローチャートである。
【図11】上記気密チェック装置のECUで実行される
制御を示す第2のフローチャートである。
【図12】上記気密チェック装置の各部の作動状態を示
すタイムチャートである。
【図13】従来の気密チェック装置の代表例を示すエン
ジン周りの構成図である。
【図14】上記気密チェック装置のECUで実行される
制御を示すフローチャートである。
【図15】上記気密チェック装置の各部の作動状態を示
すタイムチャートである。
【符号の説明】
1 気密チェック装置 11 キャニスタ閉鎖用電磁弁 2 ハウジング 21 キャニスタポート 22 大気ポート 201 第1ルーム(弁室) 202 第2ルーム(負圧室) 203 負圧導入流路 3 弁部材 4 ピストン部材 5 ダイヤフラム 61 第1スプリング(弁部材付勢手段) 62 第2スプリング(ピストン部材付勢手段) 63 反発力発生手段 631 第1マグネット(磁石) 632 第2マグネット(磁石) 7 電磁駆動手段 71 コイル 12 パージ用電磁弁 13 ECU(制御手段) 15 リーク管(リーク流路) 16 オリフィス(絞り部) 17 オリフィス開閉用電磁弁(絞り開閉用電磁弁) 8a 燃料タンク系 802 大気連通管(大気連通流路) 803 パージ管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02M 37/00 301 F02M 37/00 301G

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料タンクで発生する燃料蒸気を一時保
    持するキャニスタを大気に開放する大気開放流路の途中
    に設けられて上記キャニスタの閉鎖と大気開放とを切り
    替えるキャニスタ閉鎖用電磁弁において、上記キャニス
    タと連通するキャニスタポートと、大気に開放された大
    気ポートと、弁室に収容され上記キャニスタポートを閉
    鎖する弁部材と、該弁部材を開弁方向に付勢する弁部材
    付勢手段と、上記弁部材と対向して設けられ対向方向に
    変位可能なピストン部材と、該ピストン部材を上記弁部
    材に近づく方向に付勢するピストン部材付勢手段と、上
    記キャニスタポートから負圧が導入されて該負圧により
    上記ピストン部材を上記弁部材から離反する方向に付勢
    せしめる負圧室と、上記弁部材と上記ピストン部材との
    間に反発力を発生する反発力発生手段と、上記ピストン
    部材をコイルの発生する磁場により電磁的に上記弁部材
    に近づく方向と上記弁部材から離反する方向とに切り替
    え自在に駆動する電磁駆動手段と、上記ピストン部材の
    変位運動を検出する変位運動検出手段とを具備すること
    を特徴とするキャニスタ閉鎖用電磁弁。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のキャニスタ閉鎖用電磁弁
    において、上記ピストン部材には一体に磁石を設け、上
    記変位運動検出手段を、上記磁石により形成されて上記
    電磁駆動手段の上記コイルを貫通する磁束が上記ピスト
    ン部材の変位運動により変化するときに上記コイルに発
    生する起電力を検出する構成としたキャニスタ閉鎖用電
    磁弁。
  3. 【請求項3】 請求項1または2いずれか記載のキャニ
    スタ閉鎖用電磁弁において、上記反発力発生手段を、上
    記ピストン部材と一体に設けた磁石と、上記弁部材と一
    体に設けた磁石とで構成するとともに上記両磁石の同極
    同志を対向せしめたキャニスタ閉鎖用電磁弁。
  4. 【請求項4】 燃料タンクに該燃料タンク内で蒸発した
    燃料を吸着するキャニスタを付設してなる燃料タンク系
    の気密をチェックする気密チェック装置であって、燃料
    タンク系とエンジンの吸気管とを連通せしめるパージ流
    路の途中にパージ用電磁弁を設けるとともに、上記燃料
    タンク系を大気に開放する大気開放流路の途中に請求項
    1ないし3いずれか記載のキャニスタ閉鎖用電磁弁を設
    け、かつ、上記パージ用電磁弁および上記キャニスタ閉
    鎖用電磁弁に駆動用の通電を行うとともに上記変位運動
    検出手段から入力する検出信号に基づいて上記燃料タン
    ク系の気密を判定する制御手段を具備せしめ、該制御手
    段を、上記キャニスタ閉鎖用電磁弁の上記ピストン部材
    を閉弁した後、上記パージ用電磁弁を開いて上記燃料タ
    ンク系のパージを行い、上記変位運動検出手段により、
    上記負圧室の負圧が所定のリークチェック開始圧に達し
    たと認められる上記ピストン部材の変位運動が検出され
    ると上記パージ用電磁弁を閉じ、上記リークチェック開
    始圧に達したと認められる時点から所定時間内に、上記
    変位運動検出手段により、上記燃料タンク系の負圧が所
    定のリーク後基準圧に達したと認められる上記ピストン
    部材の変位運動が検出されたか否かに基づいて上記燃料
    タンク系の気密を判定する構成としたことを特徴とする
    気密チェック装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の気密チェック装置におい
    て、途中に絞り部を有し上記燃料タンク系を大気側と連
    通せしめるリーク流路を具備せしめるとともに該リーク
    流路の途中には上記絞り部を開閉する絞り開閉用電磁弁
    を設け、かつ、上記制御手段は、上記絞り開閉用電磁弁
    に駆動用の通電制御を行う構成とするとともに、上記絞
    り部を開いた状態と閉じた状態とのうち一方の状態で上
    記リークチェック開始圧に達したと認められる時点から
    上記リーク後基準圧に達するまでの経過時間を計測して
    該経過時間を上記所定時間とし、上記絞り部を開いた状
    態と閉じた状態とのうち他方の状態で、上記リークチェ
    ック開始圧に達したと認められる時点から上記所定時間
    内に、上記変位運動検出手段により、上記燃料タンク系
    の負圧が所定の上記リーク後基準圧に達したと認められ
    る上記ピストン部材の変位運動が検出されたか否かに基
    づいて上記燃料タンク系の気密を判定する構成とした気
    密チェック装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100851017B1 (ko) 2006-05-08 2008-08-12 피엔케이산업(주) 캐니스터 클로즈밸브장치
JP2012071812A (ja) * 2010-09-29 2012-04-12 Hyundai Motor Co Ltd 蒸発ガス制御可能なハイブリッド車の燃料タンクバルブ構造
JP2014092068A (ja) * 2012-11-02 2014-05-19 Denso Corp 蒸発燃料処理装置
US10605206B2 (en) 2014-12-25 2020-03-31 Aisan Kogyo Kabushiki Kaisha Fuel vapor processing apparatus
CN116242460A (zh) * 2023-05-11 2023-06-09 莒南县计量测试所 一种燃气表误差检定装置

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