JP2001097872A - 赤ブドウ抽出物及びその製造方法 - Google Patents

赤ブドウ抽出物及びその製造方法

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JP2001097872A JP27986899A JP27986899A JP2001097872A JP 2001097872 A JP2001097872 A JP 2001097872A JP 27986899 A JP27986899 A JP 27986899A JP 27986899 A JP27986899 A JP 27986899A JP 2001097872 A JP2001097872 A JP 2001097872A
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敏 三島
Yoshio Tanaka
美穂 田中
Hiroshige Himawari
博重 樋廻
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガン細胞に対して増殖抑制効果又はアポトー
シス誘導効果を発揮することができるうえ、副作用を低
減させることができる赤ブドウ抽出物及びその製造方法
を提供する。 【解決手段】 赤ブドウ抽出物は、赤ブドウより抽出さ
れる有効成分を含有し、ガン細胞に対して、増殖抑制作
用及びアポトーシス誘導作用から選ばれる少なくとも1
種の作用を有するものである。前記有効成分はポリフェ
ノールを主成分とするものである。この赤ブドウ抽出物
は、赤ブドウを圧搾して果汁を取り除いた残渣に水を加
え、撹拌しながら有効成分を抽出し、残渣を取り除くこ
とによって製造される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ガンの治療や予
防に効果を発揮することができる赤ブドウ抽出物及びそ
の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、ガンは死亡原因のトップを占める
病気であり、その予防や治療に対する人々の関心は非常
に高まっている。しかしながら、Chabnerの統計による
と47%は現在の医療では十分な治癒を期待することが
できず、手術・放射線・化学療法のうち、延命に寄与す
る完全治癒の割合は手術単独が約37%、放射線単独療
法で約10%、化学療法では約5%に過ぎない。
【0003】近年、ガン治療剤探求の中、アポトーシ
ス、すなわちガン細胞自身の自滅に関する研究が盛んに
なりつつある。多細胞生物の細胞は、細胞***により増
殖分化し、様々な機能を果たすだけでなく、自ら死ぬこ
とができる。このいわば自殺ともいえる細胞死がアポト
ーシスと呼ばれるものである。
【0004】アポトーシスは、生物個体発生における組
織・臓器の形成、生体の恒常性維持と防御に重要な働き
を有しているだけでなく、多くの病気の発生と深い関わ
りがあることが解明されつつある。その一義的機能は、
生体にとって好ましくない細胞の除去であり、生命はこ
の細胞に備わったアポトーシスという細胞除去機能によ
って支えられ守られている。
【0005】臨床において、アポトーシス研究の成果が
最も待ち望まれている分野として悪性腫瘍疾患、脳神経
疾患、種々の炎症性疾患(肝炎、腎炎等)等が挙げられ
る。特に、悪性腫瘍疾患及びその治療に関しては、上述
したように治療法が不十分ということもあり、基礎研究
から臨床への早期の応用が期待されている。
【0006】アポトーシスによる細胞の制御機構の異常
は、ガン形成の一つの原因であると考えられている。本
来死滅すべき細胞がアポトーシスつまり細胞死滅を起こ
すことなく生き残った場合、その細胞が様々な刺激を受
けて染色体に変異を重ね、最終的にガン細胞になるとさ
れている。つまり、ガン細胞は、このアポトーシスに対
する耐性機構を獲得して初めて、爆発的な増殖を可能に
することができるのである。このことから、種々の遺伝
子変異を伴う細胞のガン化は、アポトーシスに対する耐
性獲得の過程と密接な関係がある。
【0007】また、ガン化する可能性が高い異常細胞に
対する増殖抑制が、異常な遺伝子の増殖を抑制し、その
遺伝子のさらなる突然変異を抑制して異常細胞の悪性化
(ガン化)を防止することができるという考えに基づい
て、それらの細胞に対し増殖抑制作用を有する物質及び
その増殖抑制を誘導するための細胞内シグナル伝達系の
研究が進められている。現在、それらのシグナル伝達系
に関与する物質のうち幾つかは、アポトーシス誘導の際
に発現される遺伝子やタンパク質と同じ物質であること
が報告され、増殖抑制作用とアポトーシス誘導作用との
密接な関係が指摘されている。
【0008】一方、発ガン予防の観点から、ガンの発生
と、食品又は食生活との間に密接な関連があることが指
摘されている。例えば、食習慣が喫煙とほぼ同程度のガ
ン発生要因を占めることや、カロリーや脂肪、塩分の過
剰摂取や低繊維食等が、胃ガン、乳ガン、大腸ガン等の
発生と密接に関係することが疫学的研究から示唆されて
いる。普段の食生活において発ガン物質の摂取を回避
し、発ガン抑制成分を含んだ食素材を積極的に摂取する
ことによって、ガンの発生を予防しようという健康意識
の高まりから、食品中のガン予防に効果を発揮する有効
物質が探求され、現在では、日常食されている食品の中
からそれらの効果を有する物質が数多く発見されてい
る。
【0009】これらガン予防に効果が期待される食品の
うち、赤ワインが特に注目されている。従来より、赤ワ
インはアルコール飲料として摂取されてきたが、日本人
は欧米人に比較してその摂取量が著しく少なかった。し
かしながら、1990年以降「フレンチパラドックス」
で始まった赤ワインブームの到来以来、日本人の健康意
識と一致し、生理活性物質であるポリフェノールを主成
分とした健康食品として摂取されるようになってきた。
【0010】この赤ワインへの関心が高まるにつれて、
その効能効果についての研究が著しく活発化され、数多
くの研究機関において、赤ワインに活性酸素消去能があ
ることが確認されている。そして、この活性酸素消去能
は、動脈硬化予防、視力改善、血中コレステロール低
下、抗白内障、抗潰瘍作用等に寄与するものであると考
えられている。この赤ワイン中の活性酸素消去能を有す
る生理活性物質はポリフェノールであるといわれ、この
活性酸素消去能とポリフェノール含有量との間には高い
相関関係が見出されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、現在の医療
技術では、ガンの完全治癒を期待するのは非常に困難で
あり、その中でも特に進歩が期待される化学療法の現状
は、多くの抗がん剤が正常細胞に対しても細胞毒性を有
していることから、効果の割に副作用が大きいという問
題がある。
【0012】一方、前記赤ワインとガン予防との間に
は、生理活性物質であるポリフェノールと活性酸素消去
能との相関関係による抗腫瘍作用が推測されているにと
どまり、ガン細胞に対する増殖抑制効果又はアポトーシ
ス誘導効果については、ほとんど研究は行われていな
い。
【0013】この発明は、上記のような従来技術に存在
する問題点に着目してなされたものである。その目的と
するところは、ガン細胞に対して増殖抑制効果又はアポ
トーシス誘導効果を発揮することができるうえ、副作用
を低減させることができる赤ブドウ抽出物及びその製造
方法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明の赤ブドウ抽出物は、赤ブ
ドウより抽出される有効成分を含有し、ガン細胞に対し
て、増殖抑制作用及びアポトーシス誘導作用から選ばれ
る少なくとも1種の作用を有することを特徴とするもの
である。
【0015】請求項2に記載の発明の赤ブドウ抽出物
は、請求項1に記載の発明において、前記有効成分はポ
リフェノールを主成分とするものであることを特徴とす
るものである。
【0016】請求項3に記載の発明の赤ブドウ抽出物の
製造方法は、赤ブドウを圧搾して果汁を取り除いた残渣
に水を加え、撹拌しながら有効成分を抽出し、残渣を取
り除いたことを特徴とするものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を詳細
に説明する。赤ブドウ抽出物は、赤ブドウより抽出され
る有効成分を含有し、ガン細胞に対して、増殖抑制作用
及びアポトーシス誘導作用から選ばれる少なくとも1種
の作用を有するものである。さらに、前記有効成分はポ
リフェノールを主成分とするものである。
【0018】前記赤ブドウより抽出される有効成分は、
主として赤ブドウの果皮及び種に含有されている。ま
た、この有効成分は、赤ブドウの果汁、果皮及び種を原
料として作られる赤ブドウジュース及び赤ワイン中にも
含有されている。なお、前記赤ブドウは、いずれの品種
の赤ブドウであっても構わない。
【0019】この有効成分は、産業廃棄物として大量か
つ安価に得られることから、赤ブドウジュース又は赤ワ
インを製造する際に果汁を搾汁した後の残渣(主として
果皮及び種からなる)より抽出されたものであるのが好
ましい。この残渣から抽出された有効成分には、果汁を
構成する不要な成分がほとんど含有されていないことか
ら、非常に高濃度の有効成分が含有されており、高濃度
かつ高純度の有効成分を含有する赤ブドウ抽出物を容易
に製造することができる。
【0020】有効成分としてのポリフェノールは、芳香
族炭化水素の2個以上の水素がヒドロキシル基で置換さ
れた化合物であり、活性酸素消去能があることが知られ
ている。このポリフェノールは、主として植物の樹皮、
表皮及び本部に多く含有されている。赤ブドウに含まれ
るポリフェノールとしては、例えば、モノマーポリフェ
ノールとして、アントシアニン、カテキン、エピカテキ
ン、ケルセチン等のフラボノイド類、ポリマーポリフェ
ノールとしてプロアントシアニジン、タンニン等が挙げ
られる。
【0021】また、この赤ブドウ抽出物には、前記ポリ
フェノール以外にも、ガン細胞に対して増殖抑制作用及
びアポトーシス誘導作用から選ばれる少なくとも1種の
作用を有するごく微量の有効成分(以下、微量成分と記
載する)が含有されている。この微量成分は、赤ブドウ
の果皮及び種から選ばれる少なくとも1種に含有されて
いる未知の水溶性成分であると考えられる。さらに、こ
の微量成分は、前記ポリフェノールと相互作用すること
によって、ガン細胞に対して増殖抑制効果及びアポトー
シス誘導効果から選ばれる少なくとも1種の効果を発揮
することができるものであると推測される。
【0022】赤ブドウ抽出物中のポリフェノールの含有
量は、乾燥させて粉末化したときに60〜80重量%の
範囲内であるのが好ましい。このポリフェノールの含有
量が60重量%未満の場合には、ガン細胞に対する増殖
抑制効果又はアポトーシス誘導効果が効果的に発揮され
ないおそれがある。逆に80重量%を越える場合には、
前記微量成分の含有量が低下することから、ガン細胞に
対する増殖抑制効果又はアポトーシス誘導効果が効果的
に発揮されないおそれがある。
【0023】アポトーシス誘導作用は、前記有効成分が
ガン細胞に対し、そのガン細胞自身の死のプログラムを
発動させて、自ら死に導かせるように働く作用である。
このアポトーシスによる細胞死の主な形態学的特徴とし
ては、細胞膜がほとんど破壊されない状態で細胞膜が小
さく断片化されたアポトーシス小体が形成されるととも
に、細胞質及び染色体が断片化されて各アポトーシス小
体内に含有されることが挙げられる。
【0024】また、アポトーシスの生化学的特徴として
は、死細胞からDNAを抽出してアガロースゲルを用い
て電気泳動したとき、染色体DNAがヌクレオソーム単
位(約180塩基対の整数倍)に小さく断片化されたD
NAラダーが見られることが挙げられる。この染色体D
NAの断片化には種々のエンドヌクレアーゼが作用して
いる。
【0025】この赤ブドウ抽出物は、粗抽出水溶液、粗
抽出粉末、水溶性粉末、精製水溶液又は精製粉末のうち
のいずれかの形態にすることができる。前記粗抽出水溶
液は赤ブドウの果皮及び種に含まれる有効成分を水で一
度抽出した水溶液であり、粗抽出粉末はこの水溶液を乾
燥させた粉末である。
【0026】また、水溶性粉末は前記粗抽出粉末にエタ
ノールを加えて沈澱する成分を乾燥させた粉末であり、
エタノール可溶性ポリフェノール等からなるエタノール
溶解性成分が除去されている。このエタノール溶解性成
分は、ガン細胞に対する増殖抑制作用及びアポトーシス
誘導作用を有しない不要な成分である。一方、精製水溶
液は前記粗抽出粉末を再び水に溶解させ、水に不溶な成
分をさらに除去した水溶液であり、精製粉末はこの精製
水溶液を乾燥させた粉末である。
【0027】そして、これらの赤ブドウ抽出物は、ドリ
ンク剤等に添加させて摂取するか、或いは食品添加物と
して食品に添加して摂取したりすることができる。ま
た、粉末を原料として、例えば、打錠、ソフトカプセ
ル、錠剤シロップ等の利用しやすい形態に加工して摂取
することも可能である。
【0028】次に、上記赤ブドウ抽出物の作用について
以下に記載する。この赤ブドウ抽出物を製造する場合に
は、まず、赤ブドウを破砕して果汁を圧搾し、果皮及び
種よりなる残渣を得る。このとき、産業廃棄物として大
量かつ安価に入手することができることから、赤ブドウ
ジュース又は赤ワインを製造する際に果汁を圧搾した後
の残渣を用いるのが最も好ましい。
【0029】次に、この残渣に水を添加した後、攪拌し
ながら有効成分を抽出する。この抽出時の水温は20〜
50℃の範囲内であるのが好ましい。この水温が20℃
未満の場合には、残渣中の有効成分が効率的に抽出され
ない。逆に50℃を越える場合には、有効成分としての
ポリフェノールが酸化されて重合し、その活性が消失し
てガン細胞に対する増殖抑制効果又はアポトーシス誘導
効果が充分に発揮されないおそれがある。また、以下に
記載する作業において、有効成分の活性消失を抑制する
ために、50℃以下の温度で取り扱われるのが好まし
い。
【0030】続いて、前記の残渣が懸濁された懸濁液を
ろ紙を用いてろ過し、残渣及び不溶解物を取り除くこと
によって、赤ブドウ抽出物の粗抽出水溶液が得れらる。
また、必要に応じて、遠心分離によって残渣及び不溶解
物を取り除いてもよい。さらに、この粗抽出水溶液を乾
燥させることによって、赤ブドウ抽出物の粗抽出粉末が
得られる。前記乾燥方法としては、減圧濃縮法、減圧乾
燥法及び凍結乾燥法から選ばれる少なくとも1種の方法
が好適に用いられる。
【0031】また、赤ブドウ抽出物の水溶性粉末を製造
する場合には、前記粗抽出粉末にエタノール又はエタノ
ール水溶液からなる溶媒を添加した後、攪拌しながらそ
の溶媒に不溶な成分を沈澱させ、その沈澱を減圧乾燥法
又は凍結乾燥法を用いて乾燥させる。この溶媒中のエタ
ノール濃度は50〜100容量%であるのが好ましい。
この濃度が50容量%未満の場合には、エタノール溶解
性成分を充分に除去することができない。さらに、この
エタノール溶解性成分をより一層効率よく取り除くため
に、前記エタノール濃度は80〜100容量%であるの
がより好ましい。
【0032】さらに、赤ブドウ抽出物の精製水溶液を製
造する場合には、前記粗抽出粉末に再び水を添加した
後、撹拌しながら水に不溶な成分を沈澱させる。続い
て、その沈澱をろ過及び遠心分離から選ばれる少なくと
も1種の方法を用いて除去することによって、赤ブドウ
抽出物の精製水溶液が得られる。さらに、この精製水溶
液を減圧濃縮法、減圧乾燥法及び凍結乾燥法から選ばれ
る少なくとも1種の乾燥方法を用いて乾燥させることに
よって、赤ブドウ抽出物の精製粉末が得られる。
【0033】一方、赤ブドウジュース又は赤ワインより
赤ブドウ抽出物を製造する場合には、赤ブドウジュース
又は赤ワインを、減圧濃縮法、減圧乾燥法及び凍結乾燥
法から選ばれる少なくとも1種の乾燥法を用いて粉末化
させることによって、粗抽出粉末が得られる。さらに、
上記と同様に、この粗抽出粉末からエタノール溶解性成
分やその他余分な成分を取り除いたりして、水溶性粉
末、精製水溶液又は精製粉末を製造してもよい。
【0034】さて、この赤ブドウ抽出物を経口摂取する
ことによって、高濃度の有効成分が体内のガン細胞及び
ガン化する可能性が高い異常細胞に対して、増殖抑制効
果及びアポトーシス誘導効果を発揮することができる。
このとき、ガン細胞及び異常細胞の多くは、アポトーシ
ス誘導作用により自ら死滅することによって増殖抑制に
作用する。また、増殖抑制効果又はアポトーシス誘導効
果のいずれか一方のみが発揮されることもある。
【0035】一方、この赤ブドウ抽出物の主成分は、活
性酸素消去能を有するポリフェノールであることから、
動脈硬化予防、視力改善、血中コレステロール低下、白
内障予防等にも効果を発揮することができる。また、こ
の赤ブドウ抽出物は、日常食されている食品である赤ブ
ドウを原料として製造されていることから、大量に摂取
した場合でも正常細胞に対する細胞毒性がほとんど見ら
れない。
【0036】上記実施形態によって発揮される効果につ
いて、以下に記載する。 ・ 実施形態の赤ブドウ抽出物は、赤ブドウより抽出さ
れる有効成分を含有し、ガン細胞に対して、増殖抑制作
用及びアポトーシス誘導作用から選ばれる少なくとも1
種の作用を有するものである。このため、ガン細胞及び
ガン化する可能性が高い異常細胞に対して、増殖抑制効
果及びアポトーシス誘導効果から選ばれる少なくとも1
種の効果を確実に発揮することができる。さらに、この
赤ブドウ抽出物は、日常食されている食品である赤ブド
ウを原料としていることから、正常細胞に対する副作用
を確実に低減させることができる。
【0037】従って、痛みを伴わない経口摂取により、
ガンの治療を効果的に行うことができるうえ、ガン化す
る可能性の高い異常細胞にも効果を有することから、ガ
ンの予防にも効果を発揮することができる。さらに、副
作用がほとんどないことから、前記従来の抗ガン剤の場
合のように投与量(摂取量)及び投与期間(摂取期間)
を厳密に設定する必要がほとんどないことから大変便利
である。
【0038】これに対して、前記従来の既存の抗ガン剤
では、ガン細胞に対してアポトーシス誘導効果を発揮す
ることができる一方で、正常細胞に対しても細胞毒性を
有しており、その副作用による苦痛に耐えながら治療が
行われていたことから、ガン患者にとっては非常に大き
な負担となる治療法であった。
【0039】また、この赤ブドウ抽出物は、市販の飲料
又はドリンク剤と同様の感覚で手軽に摂取することがで
きるとともに、ビタミン剤のようにカプセルや錠剤シロ
ップ等の意識的に摂取することができる形態で摂取する
こともできる。さらに、非常に安価に製造することがで
きるうえ、副作用もほとんどないため、日常的及び継続
的なガンの治療及び予防に最適である。
【0040】一方、この赤ブドウ抽出物と市販の赤ワイ
ンとを比較した場合には、ガン細胞に対する増殖抑制効
果又はアポトーシス誘導効果を確実に発揮させるための
有効量は、有効成分の含有量が著しく低い通常の赤ワイ
ン飲酒では到底摂取することが不可能であると考えられ
る。
【0041】・ 赤ブドウ抽出物中の有効成分が生理活
性物質であるポリフェノールを主成分とするものである
ことから、ガン細胞に対して増殖抑制効果及びアポトー
シス誘導効果から選ばれる少なくとも1種の効果をより
一層確実に発揮することができるうえ、副作用を確実に
低減させることができる。さらに、ポリフェノールは活
性酸素消去能も同時に有していることから、副作用を低
減させつつ、動脈硬化予防、視力改善、血中コレステロ
ール低下、白内障予防等にも効果を発揮することができ
る。
【0042】・ 赤ブドウ抽出物中のポリフェノールの
含有量を、乾燥させて粉末化したときに60〜80重量
%の範囲内になるように調製することによって、ガン細
胞に対して増殖抑制効果又はアポトーシス誘導効果を効
果的に発揮することができる。さらに、赤ブドウ抽出物
中に含有される微量成分の含有量の低下を抑制すること
ができることから、前記の効果をより一層効果的に発揮
することができる。
【0043】・ 赤ブドウ抽出物中の有効成分が赤ブド
ウの果皮及び種に含有されていることから、赤ブドウジ
ュース又は赤ワインを製造する際に発生する産業廃棄物
である残渣を有効に利用して抽出することができる。こ
のため、非常に容易に大量入手することができるうえ、
非常に安価に製造することができる。
【0044】・ 赤ブドウの果皮及び種から有効成分を
抽出することによって、赤ブドウの果汁に含まれる不要
な成分の混入がほとんどないことから、有効成分濃度を
非常に高濃度にすることができる。このため、ガン細胞
に対して増殖抑制効果又はアポトーシス誘導効果を発揮
させることができる量の有効成分を容易かつ確実に摂取
することができる。
【0045】・ 水溶性粉末、精製水溶液又は精製粉末
のいずれかの形態にすることによって、不要な成分であ
るとともに、ドリンク剤等に添加した場合には不溶解物
生成の原因ともなる成分を効果的に取り除いた赤ブドウ
抽出物を得ることができる。さらに、この赤ブドウ抽出
物は、有効成分が高濃度かつ高純度に含有されているこ
とから、その品質は非常に優れている。
【0046】・ 赤ブドウを圧搾して果汁を取り除いた
残渣に水を加え、撹拌しながら有効成分を抽出し、残渣
を取り除くことにより赤ブドウ抽出物を製造することに
よって、ガン細胞に対して増殖抑制効果又はアポトーシ
ス誘導効果を発揮することができるうえ、副作用を低減
させることができる赤ブドウ抽出物を非常に容易に製造
することができる。
【0047】・ 有効成分を抽出する際の水温を20〜
50℃とすることによって、有効成分を効率的に抽出す
ることができるうえ、有効成分の活性の消失を確実に抑
制することができる。
【0048】・ 赤ブドウ抽出物の水溶性粉末を製造す
る際の溶媒中のエタノール濃度を50〜100容量%と
することによって、不要な成分であるとともに、ドリン
ク剤等に添加した場合には不溶解物生成の原因ともなる
エタノール溶解性成分を効果的に取り除くことができ
る。このため、有効成分がより高濃度かつ高純度に含有
された赤ブドウ抽出物を容易かつ確実に製造することが
できる。
【0049】・ 赤ブドウ抽出物の精製水溶液又は精製
粉末を製造することによって、ドリンク剤等に添加した
場合には容易に不溶解物を生成しない高品質のドリンク
剤等を製造することができる。
【0050】
【実施例】以下、上記実施形態を具体化した実施例及び
比較例について説明する。 (実施例1)赤ブドウ果実(果皮、種及び果汁を含む)
を破砕して圧搾し、果汁を取り除いた残渣に10倍量の
水を添加し、40℃で3時間攪拌しながら有効成分を抽
出した。この赤ブドウ残渣の懸濁液を遠心分離して上清
を得た後、その上清をろ紙を用いて吸引ろ過した。この
得られたろ液を40℃で減圧濃縮した後、凍結乾燥する
ことによって赤ブドウ抽出物の粗抽出粉末を得た。 (実施例2)実施例1で得られた粗抽出粉末に99%エ
タノールを10倍量添加した後、1時間攪拌することに
よって、エタノール不溶性の沈澱を生成させた。その沈
澱を含むエタノール液を遠心分離した後、上清を除去し
て沈澱を得、その沈澱を減圧乾燥することによって赤ブ
ドウ抽出物の水溶性粉末を得た。 (実施例3)実施例1で得られた粗抽出粉末に10倍量
の水を添加して1時間攪拌した。この水溶液を遠心分離
して上清を得た後、その上清をろ紙を用いて吸引ろ過し
た。この得られたろ液を40℃で減圧濃縮した後、凍結
乾燥することによって赤ブドウ抽出物の精製粉末を得
た。 (比較例1)滅菌蒸留水を比較例1とした。 (ヒト胃ガン細胞増殖抑制実験)10%牛胎児血清含有
RPMI培養液を満たした培養皿に培養ヒト胃ガン細胞
を分注し、5×105細胞/mlの細胞密度になるよう
に調製した。次に、実施例1〜3で得られた赤ブドウ抽
出物粉末の水溶液及び比較例1の滅菌蒸留水を前記細胞
培養液中に添加した。
【0051】なお、各実施例で得られた粉末の最終濃度
は、0.5mg/ml、1.0mg/ml、1.5mg
/ml、2.0mg/mlである。そして、これらの細
胞をインキュベーター(37℃、5%CO2)内で3日
間培養しながら、1日ごとに生細胞数を計測した。続い
て、実施例1〜3及び比較例1のヒト胃ガン細胞の増殖
曲線を作製し、比較例1の増殖率を100%とした場合
の各実施例の各種濃度における増殖率(%)を求めた。
それらの結果を図1に示す。
【0052】図1に示されるように、実施例1〜3で得
られた赤ブドウ抽出物は、対照群としての比較例1に比
較して、有意にヒト胃ガン細胞の増殖を抑制したことが
示された。 (ヒト胃ガン細胞の形態変化の観察)前記ヒト胃ガン細
胞増殖抑制実験終了後の細胞(比較例1のヒト胃ガン細
胞及び実施例1の粗抽出粉末2.0mg/mlの濃度で
処理したヒト胃ガン細胞)を色素染色し、顕微鏡で観察
した。
【0053】その結果、実施例1の粗抽出粉末で処理し
たヒト胃ガン細胞では、比較例1のヒト胃ガン細胞と比
べて、より多くの死細胞が観察された。さらに、実施例
1の死細胞をより詳細に観察したところ、死細胞の細胞
膜が小さく断片化された多数のアポトーシス小体が観察
されたのに対し、比較例1の死細胞では細胞の断片化は
ほとんど観察されなかった。 (ヒト胃ガン細胞DNAの電気泳動実験)前記ヒト胃ガ
ン細胞増殖抑制実験終了後の胃ガン細胞からDNAを抽
出した後、アガロースゲル電気泳動を行ってDNAの断
片化の有無を確認した。すなわち、比較例1のヒト胃ガ
ン細胞培養液、並びに実施例1の粗抽出粉末1.0mg
/ml及び2.0mg/mlの濃度で処理したヒト胃ガ
ン細胞培養液を軽く遠心分離して上清を除去した後、残
った細胞ペレットをカルシウム不含リン酸緩衝液で1回
洗浄した。
【0054】次に、前記各細胞ペレットに細胞融解用バ
ッファーを加えて細胞を融解させた後、RNase溶液
を添加して50℃、2.5時間反応させた後、プロテア
ーゼK溶液を加えて50℃、2.5時間反応させてか
ら、DNAを抽出した。このDNA抽出液とゲルローデ
ィング液とを混合したものを、2%アガロースゲル板の
各ウェルにローディングし、100Vの定電圧で電気泳
動を行った。電気泳動終了後、UVトランスイルミネー
ターを用いて、エチジウムブロマイド蛍光を発するDN
Aを検出し、写真撮影した。
【0055】その結果、実施例1の2種類の濃度の粗抽
出粉末で処理したヒト胃ガン細胞では、いずれもほぼヌ
クレオソーム単位に切断されたDNA断片(DNAラダ
ー)が観察された。さらに、2.0mg/mlの濃度で
処理したヒト胃ガン細胞培養液は、1.0mg/mlの
濃度で処理したものよりも、DNAラダーがより濃く染
色されていた。一方、比較例1のヒト胃ガン細胞では、
ウェルの近辺に非常に長いDNAが観察されたのみで、
DNAの断片化は全く見られなかった。
【0056】従って、実施例1で得られた粗抽出粉末に
よる増殖抑制効果の少なくとも一部は、ヒト胃ガン細胞
に対するアポトーシス誘導効果に起因するものであるこ
とが確認された。また、このアポトーシス誘導効果は、
濃度依存的に発揮されるものであることも示された。 (成分分析)実施例1で得られた赤ブドウ抽出物の粗抽
出粉末について、アントシアニン含有量、プロアントシ
アニジン含有量及び総ポリフェノール含有量を測定し
た。
【0057】その結果、この粗抽出粉末には、アントシ
アニン含有量が3.5重量%、プロアントシアニジン含
有量が60.0重量%、総ポリフェノール含有量が6
5.0重量%であったことが示された。
【0058】なお、上記実施形態は、次のように変更し
て具体化することも可能である。・ 水溶性粉末を水に
溶解させ、水に不溶な成分をさらに除去することによっ
て、赤ブドウ抽出物を製造すること。或いは、精製粉末
にエタノールを加えて沈澱する成分を乾燥させることに
よって、赤ブドウ抽出物を製造すること。
【0059】このように構成した場合、さらに高濃度か
つ高純度の有効成分を含有する赤ブドウ抽出物を製造す
ることができる。さらに、前記実施形態より把握できる
技術的思想について以下に記載する。
【0060】(1) 前記有効成分は、赤ブドウの果皮
及び種から選ばれる少なくとも1種より抽出されるもの
であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の
赤ブドウ抽出物。
【0061】このように構成した場合、有効成分の含有
量を容易に高めることができる。 (2) 前記赤ブドウの果皮及び種から選ばれる少なく
とも1種は、赤ブドウジュース又は赤ワインを製造する
際に果汁を圧搾した後の残渣を使用することを特徴とす
る前記(1)に記載の赤ブドウ抽出物。
【0062】このように構成した場合、残渣を大量かつ
安価に入手することができることから、赤ブドウ抽出物
を安価に製造することができる。 (3) 前記ポリフェノールの含有量は、乾燥させて粉
末化したときに60〜80重量%の範囲内であることを
特徴とする請求項2、前記(1)及び前記(2)のいず
れかに記載の赤ブドウ抽出物。
【0063】このように構成した場合、ガン細胞に対し
て増殖抑制効果又はアポトーシス誘導効果をより一層効
果的に発揮させることができる。 (4) 赤ブドウに含有される水溶性の微量成分を含有
することを特徴とする請求項2及び前記(1)から前記
(3)のいずれかに記載の赤ブドウ抽出物。
【0064】このように構成した場合、ガン細胞に対し
て増殖抑制効果又はアポトーシス誘導効果をさらに効果
的に発揮させることができる。 (5) 前記有効成分は、エタノール溶解性成分が除去
されたポリフェノールを主成分とするものであることを
特徴とする請求項1、請求項2及び前記(1)から前記
(4)のいずれかに記載の赤ブドウ抽出物。
【0065】このように構成した場合、ドリンク剤等に
添加した場合には不溶解物生成の原因ともなるエタノー
ル溶解性成分を効果的に取り除くことができる。 (6) 前記有効成分は、水に不溶な成分が除去され、
水に溶解させたときに不溶解物が生成しないポリフェノ
ールを主成分とするものであることを特徴とする請求項
1、請求項2及び前記(1)から前記(5)のいずれか
に記載の赤ブドウ抽出物。
【0066】このように構成した場合、ドリンク剤等に
添加した場合には不溶解物生成の原因となる成分を効果
的に取り除くことができる。 (7) 赤ブドウを圧搾して果汁を取り除いた残渣に水
を加え、撹拌しながら有効成分を抽出し、残渣を取り除
いた後に乾燥して粉末化させ、その粉末にエタノールを
加えて沈澱を生成させ、その沈澱を乾燥させたことを特
徴とする赤ブドウ抽出物の製造方法。
【0067】このように構成した場合、ドリンク剤等に
添加した場合には不溶解物生成の原因ともなるエタノー
ル溶解性成分を効果的に取り除いた赤ブドウ抽出物を容
易に製造することができる。
【0068】(8) 赤ブドウを圧搾して果汁を取り除
いた残渣に水を加え、撹拌しながら有効成分を抽出し、
残渣を取り除いた後に乾燥して粉末化させ、さらにその
粉末に水を加えて撹拌し、不溶解物を除去した後に乾燥
させたことを特徴とする赤ブドウ抽出物の製造方法。
【0069】このように構成した場合、ドリンク剤等に
添加した場合には不溶解物生成の原因となる成分を効果
的に取り除いた赤ブドウ抽出物を容易に製造することが
できる。
【0070】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発明の
赤ブドウ抽出物によれば、ガン細胞に対して増殖抑制効
果又はアポトーシス誘導効果を発揮することができるう
え、副作用を低減させることができる。
【0071】請求項2に記載の発明の赤ブドウ抽出物に
よれば、請求項1に記載の発明の効果に加えて、ガン細
胞に対して増殖抑制効果又はアポトーシス誘導効果をよ
り効果的に発揮させることができる。
【0072】請求項3に記載の発明の赤ブドウ抽出物の
製造方法によれば、ガン細胞に対して増殖抑制効果又は
アポトーシス誘導効果を発揮することができるうえ、副
作用を低減させることができる赤ブドウ抽出物を容易に
製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ヒト胃ガン細胞増殖抑制試験の結果を示すグ
ラフ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C086 AA01 AA02 AA04 BA08 GA17 MA01 MA04 NA06 NA14 ZB26 ZC41 4C088 AB56 AC04 BA09 BA11 CA02 MA01 NA06 NA14 ZB26 ZC41

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 赤ブドウより抽出される有効成分を含有
    し、ガン細胞に対して、増殖抑制作用及びアポトーシス
    誘導作用から選ばれる少なくとも1種の作用を有するこ
    とを特徴とする赤ブドウ抽出物。
  2. 【請求項2】 前記有効成分はポリフェノールを主成分
    とするものであることを特徴とする請求項1に記載の赤
    ブドウ抽出物。
  3. 【請求項3】 赤ブドウを圧搾して果汁を取り除いた残
    渣に水を加え、撹拌しながら有効成分を抽出し、残渣を
    取り除いたことを特徴とする赤ブドウ抽出物の製造方
    法。
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