JP2001095865A - 一輪歩行車 - Google Patents
一輪歩行車Info
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- JP2001095865A JP2001095865A JP31419099A JP31419099A JP2001095865A JP 2001095865 A JP2001095865 A JP 2001095865A JP 31419099 A JP31419099 A JP 31419099A JP 31419099 A JP31419099 A JP 31419099A JP 2001095865 A JP2001095865 A JP 2001095865A
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Abstract
(57)【要約】
【課 題】片側、または両側下肢の歩行運動が障害され
ている場合、歩行能力の残存する片側、または両側下肢
の運動機能を最大限に働かせ、体の安定を保ち安全にか
つ２足歩行に近い自立した自力歩行を可能にする一輪の
歩行車。 【解決手段】歩行車の車輪を一つにすることにより運動
機能が障害されている片側、あるいは両側下肢の歩行運
動をこの車輪が代行してくれ、さらに車輪と左右のフッ
トパイプ間の空間において歩行能力の残存する下肢の運
動機能のみを充分に働かせ自力歩行および左右への移動
操作も非常に簡単に行うことができる。歩行運動の安全
を一輪歩行車のシートに取り付けた安全ベルトでの体の
固定、ブレーキ、フットパイプに取り付けたキャスター
が使用者、歩行者のバランスの崩れによる転倒を防ぎ、
背もたれ、肘おき、足おき台が体の安定を保ってくれ
る。さらにキャスターの前方部分と左右部分が後方部分
より低い位置に取り付けてあるため数ｃｍの段差であれ
ば容易に自力歩行で乗り越えることができる。
ている場合、歩行能力の残存する片側、または両側下肢
の運動機能を最大限に働かせ、体の安定を保ち安全にか
つ２足歩行に近い自立した自力歩行を可能にする一輪の
歩行車。 【解決手段】歩行車の車輪を一つにすることにより運動
機能が障害されている片側、あるいは両側下肢の歩行運
動をこの車輪が代行してくれ、さらに車輪と左右のフッ
トパイプ間の空間において歩行能力の残存する下肢の運
動機能のみを充分に働かせ自力歩行および左右への移動
操作も非常に簡単に行うことができる。歩行運動の安全
を一輪歩行車のシートに取り付けた安全ベルトでの体の
固定、ブレーキ、フットパイプに取り付けたキャスター
が使用者、歩行者のバランスの崩れによる転倒を防ぎ、
背もたれ、肘おき、足おき台が体の安定を保ってくれ
る。さらにキャスターの前方部分と左右部分が後方部分
より低い位置に取り付けてあるため数ｃｍの段差であれ
ば容易に自力歩行で乗り越えることができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】 この発明は下肢の歩行運動
に障害があり自立した２足歩行が不能で、片側、または
両側下肢に歩行能力が残存している場合、片側あるいは
両側下肢に残存する歩行能力を充分に働かせ、自立した
自力歩行を可能にする歩行機器に関する。
に障害があり自立した２足歩行が不能で、片側、または
両側下肢に歩行能力が残存している場合、片側あるいは
両側下肢に残存する歩行能力を充分に働かせ、自立した
自力歩行を可能にする歩行機器に関する。
【０００２】
【従来の技術】 従来、脳脊髄疾患や下肢の器質的疾
患、老化による下肢、体幹の筋力の低下により歩行障害
を起こしている人は、歩行手段として２輪以上の車椅
子、電動車椅子、歩行器、歩行杖、松葉杖などの歩行機
器を使用している。歩行器、歩行杖、松葉杖は下肢本来
の歩行するという運動機能を働かせることができるが、
２輪以上の車椅子、電動車椅子は下肢本来の歩行すると
いう運動機能を働かせることができない。下肢の歩行能
力が残存していても歩行器や歩行杖、松葉杖を使用して
歩行することが困難な人は、歩行機器として２輪以上の
車椅子を使用する他はなかった。
患、老化による下肢、体幹の筋力の低下により歩行障害
を起こしている人は、歩行手段として２輪以上の車椅
子、電動車椅子、歩行器、歩行杖、松葉杖などの歩行機
器を使用している。歩行器、歩行杖、松葉杖は下肢本来
の歩行するという運動機能を働かせることができるが、
２輪以上の車椅子、電動車椅子は下肢本来の歩行すると
いう運動機能を働かせることができない。下肢の歩行能
力が残存していても歩行器や歩行杖、松葉杖を使用して
歩行することが困難な人は、歩行機器として２輪以上の
車椅子を使用する他はなかった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】 脳脊髄疾患や下肢の
器質的疾患、老化による下肢、体幹の筋力低下によって
歩行障害を起こしている人で、歩行器、歩行杖松葉杖を
使用して歩行することが困難な人は、歩行機器として２
輪以上の車椅子を使用している。２輪以上の車椅子は上
肢の筋力によって可動が行われ、下肢への体重負荷を免
がれて健康な下肢や歩行能力の低下した下肢の股関節、
膝関節、足関節の関節運動がほとんど行われず、下肢の
筋の筋肉運動も行われない。そのため下肢の関節には関
節拘縮が発生し下肢の筋の筋萎縮が進み筋力の低下を起
こす。下肢に歩行能力が残存していても２輪以上の車椅
子を使用している人は、歩行能力をさらに低下させると
共に残存する下肢の歩行能力を効率よく働かせ２足歩行
に近い自力歩行ができない問題点がある。
器質的疾患、老化による下肢、体幹の筋力低下によって
歩行障害を起こしている人で、歩行器、歩行杖松葉杖を
使用して歩行することが困難な人は、歩行機器として２
輪以上の車椅子を使用している。２輪以上の車椅子は上
肢の筋力によって可動が行われ、下肢への体重負荷を免
がれて健康な下肢や歩行能力の低下した下肢の股関節、
膝関節、足関節の関節運動がほとんど行われず、下肢の
筋の筋肉運動も行われない。そのため下肢の関節には関
節拘縮が発生し下肢の筋の筋萎縮が進み筋力の低下を起
こす。下肢に歩行能力が残存していても２輪以上の車椅
子を使用している人は、歩行能力をさらに低下させると
共に残存する下肢の歩行能力を効率よく働かせ２足歩行
に近い自力歩行ができない問題点がある。
【０００４】下肢は上肢の数倍の筋力を持ち２輪以上の
車椅子を上肢で可動させるより残存する下肢の筋力をこ
の発明に生かすことができる。片側、または両側下肢が
障害されている人は自分の力で体のバランスを保つこと
ができないが、この発明は体の安定と安全を保ちつつ下
肢の歩行運動を行えることで下肢の筋力低下を防ぎ、下
肢本来の自立した自力歩行が可能となることを目的とし
ている。
車椅子を上肢で可動させるより残存する下肢の筋力をこ
の発明に生かすことができる。片側、または両側下肢が
障害されている人は自分の力で体のバランスを保つこと
ができないが、この発明は体の安定と安全を保ちつつ下
肢の歩行運動を行えることで下肢の筋力低下を防ぎ、下
肢本来の自立した自力歩行が可能となることを目的とし
ている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】 上記の目的を達成する
ためこの発明は歩行運動が障害されている片側、または
両側下肢が行うべき歩行運動を一つの車輪に代行させ、
フットパイプをＭ字状にして車輪とフットパイプの間に
空間を設け、その空間で歩行能力のある下肢への体重負
荷と２足歩行に近い自力歩行ができる形状と機能のある
一輪の歩行車とする。この発明の車輪軸から伸びたフォ
ークに連結するスコヤ上のシートに使用者の体重を支
え、シートの前後に安全バンドを取り付けて使用者の腰
殿部をシート上に固定し、使用者がシート上で休むこと
ができると同時にシート上から落下しないようにする。
そして使用者の下肢の最大伸展位での股間部の高さにシ
ートをスコヤの上げ下げにより合わせシートピンで調節
する。
ためこの発明は歩行運動が障害されている片側、または
両側下肢が行うべき歩行運動を一つの車輪に代行させ、
フットパイプをＭ字状にして車輪とフットパイプの間に
空間を設け、その空間で歩行能力のある下肢への体重負
荷と２足歩行に近い自力歩行ができる形状と機能のある
一輪の歩行車とする。この発明の車輪軸から伸びたフォ
ークに連結するスコヤ上のシートに使用者の体重を支
え、シートの前後に安全バンドを取り付けて使用者の腰
殿部をシート上に固定し、使用者がシート上で休むこと
ができると同時にシート上から落下しないようにする。
そして使用者の下肢の最大伸展位での股間部の高さにシ
ートをスコヤの上げ下げにより合わせシートピンで調節
する。
【０００６】この発明は使用者が歩行中にバランスを保
ち転倒を防ぐため、歩行能力が残存する片側、または両
側下肢の歩行運動の妨げとならない形状のフォークと結
合したフットパイプにキャスターを数ヵ所取り付ける。
そして後方部分のキャスターを水平面より浮いた位置に
取り付け、前方部分と左右部分のキャスターを持ち上げ
ることにより後方部分のキャスターが下がり数ｃｍの段
差を乗り越えることができるようにする。
ち転倒を防ぐため、歩行能力が残存する片側、または両
側下肢の歩行運動の妨げとならない形状のフォークと結
合したフットパイプにキャスターを数ヵ所取り付ける。
そして後方部分のキャスターを水平面より浮いた位置に
取り付け、前方部分と左右部分のキャスターを持ち上げ
ることにより後方部分のキャスターが下がり数ｃｍの段
差を乗り越えることができるようにする。
【０００７】この発明はシートに背もたれパイプを結合
して背もたれパイプ間に背もたれを取り付け、左右の背
もたれパイプには肘おきを取り付けて使用者の体幹、上
肢を休ませることができ、側方、後方への過剰動揺をも
防ぐことができるようにする。さらに健康な上肢側の肘
おきにはブレーキを取り付け、足のせ台を左右のフット
パイプに取り付けて体の安定を保ち安全な自力歩行が行
えるようにする。
して背もたれパイプ間に背もたれを取り付け、左右の背
もたれパイプには肘おきを取り付けて使用者の体幹、上
肢を休ませることができ、側方、後方への過剰動揺をも
防ぐことができるようにする。さらに健康な上肢側の肘
おきにはブレーキを取り付け、足のせ台を左右のフット
パイプに取り付けて体の安定を保ち安全な自力歩行が行
えるようにする。
【０００８】
【発明の実施の形態】 この発明は一つの車輪が歩行運
動の障害されている片側、または両側下肢の代わりに可
動を行い、歩行能力の残存する片側、または両側下肢の
運動機能を最大限に働かせることができ、使用者の体の
安定と安全を保ってくれる一輪の歩行車である。歩行を
代行する一つの車輪、車輪軸から伸びるフォークとスコ
ヤ、スコヤ上のシート、背もたれが体を休ませ安定を保
ち、シートの上げ下げを固定するシートピン、使用者を
シート上に固定する安全バンド、体の側方への過剰動揺
を防ぎ上肢を休ませる肘おき、車を止めるブレーキ、歩
行能力の残存する片側、または両側下肢の自力歩行の妨
げとならない形状をしたフットパイプ、フットパイプに
取り付けた使用者と歩行者の転倒を防ぐ数個のキャスタ
ー、下肢を休ませるフットパイプに取り付けた足おき台
から構成されている。片側、または両側下肢の歩行運動
が障害されている人は、この発明の一輪の歩行車のシー
ト上にまたぐようにして直立し、股間部にシートの高さ
を合わせて安全バンドで腰殿部を固定する。歩行運動の
不能な下肢は足おき台に置き、歩行能力の残存する片側
または両側下肢で車輪とフットパイプ間において歩行運
動を行う。残存する運動機能に見合った下肢への体重負
荷と下肢の屈曲、伸展による歩行運動が行われ、人本来
の基本的運動機能である直立した２足歩行に近い自立し
た自力歩行を行うことができる。
動の障害されている片側、または両側下肢の代わりに可
動を行い、歩行能力の残存する片側、または両側下肢の
運動機能を最大限に働かせることができ、使用者の体の
安定と安全を保ってくれる一輪の歩行車である。歩行を
代行する一つの車輪、車輪軸から伸びるフォークとスコ
ヤ、スコヤ上のシート、背もたれが体を休ませ安定を保
ち、シートの上げ下げを固定するシートピン、使用者を
シート上に固定する安全バンド、体の側方への過剰動揺
を防ぎ上肢を休ませる肘おき、車を止めるブレーキ、歩
行能力の残存する片側、または両側下肢の自力歩行の妨
げとならない形状をしたフットパイプ、フットパイプに
取り付けた使用者と歩行者の転倒を防ぐ数個のキャスタ
ー、下肢を休ませるフットパイプに取り付けた足おき台
から構成されている。片側、または両側下肢の歩行運動
が障害されている人は、この発明の一輪の歩行車のシー
ト上にまたぐようにして直立し、股間部にシートの高さ
を合わせて安全バンドで腰殿部を固定する。歩行運動の
不能な下肢は足おき台に置き、歩行能力の残存する片側
または両側下肢で車輪とフットパイプ間において歩行運
動を行う。残存する運動機能に見合った下肢への体重負
荷と下肢の屈曲、伸展による歩行運動が行われ、人本来
の基本的運動機能である直立した２足歩行に近い自立し
た自力歩行を行うことができる。
【０００９】
【実施例】 以下、この発明の図面を参照し実施例によ
って説明する。車輪１０の直径３６ｃｍ、タイヤ１１の
直径４ｃｍ、車輪軸１５から上に伸びたフォーク９の長
さ３４ｃｍ、フォーク９の中央の直径３ｃｍ、フォーク
９に取り付けたシートピン８でシート６の高さを調節す
る。フォーク９にスコヤ７をはめ込みその上にシート６
を取り付ける。スコヤ７の長さ１８ｃｍ、直径２．５ｃ
ｍ、シート６はたて１４ｃｍ、横３２ｃｍ、高さ１２ｃ
ｍ、シート６の前後にＴ字状の安全バンド５を取り付け
る。背もたれパイプ４はＬ字状で横３２ｃｍ、高さ３８
ｃｍ、直径２ｃｍ、背もたれ３は布状でたて４０ｃｍ、
横４０ｃｍ、背もたれパイプ４にたて３ｃｍ、横３０ｃ
ｍ、高さ２ｃｍの肘おき１を取り付け、その肘おき１に
ブレーキ２を取り付ける。フォーク９には中央が弓なり
に反ったＭ字状のフットパイプ１２を取り付ける。フッ
トパイプ１２には直径５ｃｍのキャスター１４を５ヵ
所、車輪１０が水平面に接する接点から前方部分３６ｃ
ｍ、左右部分３２ｃｍ、後方部分２４ｃｍの位置に取り
付ける。この発明の一輪歩行車を水平面に立てた時、前
方部分と左右部分の３ヵ所のキャスター１４は車輪１０
と同様に水平面と接し、後方の２ヵ所のキャスター１４
は水平面より４ｃｍ浮いた位置に取り付ける。フットパ
イプ１２の左右のキャスター１４が取り付けてある部位
の近くにたて１４ｃｍ、横２０ｃｍの足のせ台１３を取
り付ける。図１、図２、図３
って説明する。車輪１０の直径３６ｃｍ、タイヤ１１の
直径４ｃｍ、車輪軸１５から上に伸びたフォーク９の長
さ３４ｃｍ、フォーク９の中央の直径３ｃｍ、フォーク
９に取り付けたシートピン８でシート６の高さを調節す
る。フォーク９にスコヤ７をはめ込みその上にシート６
を取り付ける。スコヤ７の長さ１８ｃｍ、直径２．５ｃ
ｍ、シート６はたて１４ｃｍ、横３２ｃｍ、高さ１２ｃ
ｍ、シート６の前後にＴ字状の安全バンド５を取り付け
る。背もたれパイプ４はＬ字状で横３２ｃｍ、高さ３８
ｃｍ、直径２ｃｍ、背もたれ３は布状でたて４０ｃｍ、
横４０ｃｍ、背もたれパイプ４にたて３ｃｍ、横３０ｃ
ｍ、高さ２ｃｍの肘おき１を取り付け、その肘おき１に
ブレーキ２を取り付ける。フォーク９には中央が弓なり
に反ったＭ字状のフットパイプ１２を取り付ける。フッ
トパイプ１２には直径５ｃｍのキャスター１４を５ヵ
所、車輪１０が水平面に接する接点から前方部分３６ｃ
ｍ、左右部分３２ｃｍ、後方部分２４ｃｍの位置に取り
付ける。この発明の一輪歩行車を水平面に立てた時、前
方部分と左右部分の３ヵ所のキャスター１４は車輪１０
と同様に水平面と接し、後方の２ヵ所のキャスター１４
は水平面より４ｃｍ浮いた位置に取り付ける。フットパ
イプ１２の左右のキャスター１４が取り付けてある部位
の近くにたて１４ｃｍ、横２０ｃｍの足のせ台１３を取
り付ける。図１、図２、図３
【００１０】この発明の一輪歩行車に使用者は下肢を伸
展した直立姿勢で股間部の高さにシート６を合わせ、シ
ート６上に腰殿部を安全バンド５で固定して運動機能が
不能な下肢を足のせ台１３上に置き、歩行能力のある片
側、または両側下肢で車輪１０とフットパイプ１２間の
空間において自力歩行を行う。フットパイプ１２に取り
付けたキャスター１４がこの発明の一輪歩行車と使用者
の転倒を防ぎ、体の安定を保ち安全な自力歩行を可能に
する。
展した直立姿勢で股間部の高さにシート６を合わせ、シ
ート６上に腰殿部を安全バンド５で固定して運動機能が
不能な下肢を足のせ台１３上に置き、歩行能力のある片
側、または両側下肢で車輪１０とフットパイプ１２間の
空間において自力歩行を行う。フットパイプ１２に取り
付けたキャスター１４がこの発明の一輪歩行車と使用者
の転倒を防ぎ、体の安定を保ち安全な自力歩行を可能に
する。
【００１１】片側下肢のみで歩行する場合、踵が接地し
た地点から下肢を上げると使用者とこの発明の一輪歩行
車が一体となり、体の安定を保ち安全な状態で再び踵が
接地した地点にこの発明の一輪歩行車は移動することが
でき、この発明の一輪歩行車が移動した距離は１歩の歩
幅分となる。両側下肢で歩行する場合、ある程度の使用
者の体重をこの発明の一輪歩行車が支え、両下肢とも体
重負担が軽減され、一輪歩行車は一歩一歩の歩幅分だけ
移動すると共に、使用者は体の安定を保ち安全にほぼ２
足歩行に近い状態での歩行が可能となる。
た地点から下肢を上げると使用者とこの発明の一輪歩行
車が一体となり、体の安定を保ち安全な状態で再び踵が
接地した地点にこの発明の一輪歩行車は移動することが
でき、この発明の一輪歩行車が移動した距離は１歩の歩
幅分となる。両側下肢で歩行する場合、ある程度の使用
者の体重をこの発明の一輪歩行車が支え、両下肢とも体
重負担が軽減され、一輪歩行車は一歩一歩の歩幅分だけ
移動すると共に、使用者は体の安定を保ち安全にほぼ２
足歩行に近い状態での歩行が可能となる。
【００１２】
【発明の効果】 この発明は以下に記載されるような効
果を奏する。脳脊髄疾患や下肢の器質的疾患、老化によ
る下肢、体幹の筋力低下によって歩行障害を起こしてい
る人に対し、この発明の一輪歩行車は体の安定を保ち安
全に下肢のみを使用した自力歩行を可能にする。一つの
車輪が歩行障害のある片側、または両側下肢の運動機能
の働きを代行して可動すると共に、使用者の体を車輪と
それに連結するフォーク、スコヤ、シート、それに背も
たれ、肘おき、足おき台が支え、キャスターは使用者の
体のバランスの崩れによるこの発明の一輪歩行車との転
倒を防止する。
果を奏する。脳脊髄疾患や下肢の器質的疾患、老化によ
る下肢、体幹の筋力低下によって歩行障害を起こしてい
る人に対し、この発明の一輪歩行車は体の安定を保ち安
全に下肢のみを使用した自力歩行を可能にする。一つの
車輪が歩行障害のある片側、または両側下肢の運動機能
の働きを代行して可動すると共に、使用者の体を車輪と
それに連結するフォーク、スコヤ、シート、それに背も
たれ、肘おき、足おき台が支え、キャスターは使用者の
体のバランスの崩れによるこの発明の一輪歩行車との転
倒を防止する。
【００１３】この発明の車輪と左右のフットパイプ間に
は下肢の歩行運動を行うための広い空間があり、シート
の高さは下肢の最大伸展位に調節できるため下肢への体
重負荷を充分にでき、片側の下肢のみを働かせても、両
側下肢を働かせても下肢を効率よく使い自立した自力歩
行が可能である。
は下肢の歩行運動を行うための広い空間があり、シート
の高さは下肢の最大伸展位に調節できるため下肢への体
重負荷を充分にでき、片側の下肢のみを働かせても、両
側下肢を働かせても下肢を効率よく使い自立した自力歩
行が可能である。
【００１４】この発明の水平位でのキャスターは前方部
分と左右部分が水平面に接し、後方部分が浮いた位置に
あるため段差があっても前方部分と左右部分のキャスタ
ーを持ち上げることにより、数ｃｍの段差を自力で乗り
越えることができる。
分と左右部分が水平面に接し、後方部分が浮いた位置に
あるため段差があっても前方部分と左右部分のキャスタ
ーを持ち上げることにより、数ｃｍの段差を自力で乗り
越えることができる。
【００１５】この発明は車輪が一つであるため体幹の安
全バンドの固定を要するが、片側、または両側下肢での
歩行および前後、左右への移動操作が非常に容易に行
え、歩行するという下肢本来の運動機能を充分働かせる
ことができ、上肢によるブレーキ操作以外は他の操作を
必要としない。
全バンドの固定を要するが、片側、または両側下肢での
歩行および前後、左右への移動操作が非常に容易に行
え、歩行するという下肢本来の運動機能を充分働かせる
ことができ、上肢によるブレーキ操作以外は他の操作を
必要としない。
【００１６】この発明の一輪歩行車の背もたれ、シー
ト、肘あて、足のせ台は使用者の体幹、上肢、下肢をい
つでも休ませることができる。
ト、肘あて、足のせ台は使用者の体幹、上肢、下肢をい
つでも休ませることができる。
【図１】 一輪歩行車の側面図である。
【図２】 一輪歩行車の正面図である。
【図３】 一輪歩行車の平面図である。
１．肘おき ２．ブレーキ ３．背もたれ ４．背もたれパイプ ５．安全ベルト ６．シート ７．スコヤ ８．シートピン ９．フォーク １０．車輪 １１．タイヤ １２．フットパイプ １３．足のせ台 １４．キャスター １５．車輪軸
Claims (1)
- 【請求項１】 片側、または両側下肢の歩行運動が障害
されている場合、歩行能力の残存する片側、または両側
下肢の運動機能を最大限に働かせ、体の安定を保ち安全
にかつ２足歩行に近い自立した自力歩行ができる一輪の
歩行車。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31419099A JP3349687B2 (ja) | 1999-09-29 | 1999-09-29 | 一輪歩行車 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31419099A JP3349687B2 (ja) | 1999-09-29 | 1999-09-29 | 一輪歩行車 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001095865A true JP2001095865A (ja) | 2001-04-10 |
| JP3349687B2 JP3349687B2 (ja) | 2002-11-25 |
Family
ID=18050354
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31419099A Expired - Fee Related JP3349687B2 (ja) | 1999-09-29 | 1999-09-29 | 一輪歩行車 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3349687B2 (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008023505A1 (fr) * | 2006-08-22 | 2008-02-28 | Honda Motor Co., Ltd. | Dispositif d'aide à la marche |
| WO2008023504A1 (fr) * | 2006-08-22 | 2008-02-28 | Honda Motor Co., Ltd. | Dispositif d'aide à la marche |
| GB2515794A (en) * | 2013-07-04 | 2015-01-07 | Velofeet Ltd | Improvements Relating to Vehicles |
| CN106859874A (zh) * | 2017-02-07 | 2017-06-20 | 晋江万智进出口贸易有限公司 | 一种能保持自平衡的智能轮椅 |
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| CN110327191A (zh) * | 2019-07-16 | 2019-10-15 | 湖北秉正讯腾科技有限公司 | 基于gps的新型智能避障导盲仪 |
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-
1999
- 1999-09-29 JP JP31419099A patent/JP3349687B2/ja not_active Expired - Fee Related
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