JP2001093861A - 半導体装置及び半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置及び半導体装置の製造方法

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JP2001093861A
JP2001093861A JP26834599A JP26834599A JP2001093861A JP 2001093861 A JP2001093861 A JP 2001093861A JP 26834599 A JP26834599 A JP 26834599A JP 26834599 A JP26834599 A JP 26834599A JP 2001093861 A JP2001093861 A JP 2001093861A
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insulating film
groove
semiconductor device
forming
gate electrode
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English (en)
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Satoshi Matsuda
聡 松田
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Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゲート電極を埋め込む溝がテーパ角のついた
形状をしているため完全に溝を埋め込むことができず、
溝中にボイドが発生し、ゲート電極の断面積を減少させ
てしまい、ゲート抵抗を高くする原因となっていた。 【解決手段】 半導体基板1上に形成された第1の層間
絶縁膜6中に溝部を形成する際に、逆テーパ型に形成す
ることにより、この後の工程で前記溝部にゲート電極8
を埋め込む際に、ボイドが発生しないようにして埋め込
むことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体装置及び
半導体装置の製造方法に係わり、特にゲート電極を埋め
込むダマシンゲート構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体装置、特にMOSFETの
微細化、高性能化に伴いゲート絶縁膜の薄膜化が必要と
されてきている。しかし、現在使用されているSiO
を上述の薄膜化の要求に従って薄くしていくと、耐圧が
弱くなってくるためダイレクトトンネル電流が流れてリ
ークが発生してしまう。
【0003】そこで、前記SiOに変えてSiO
りも誘電率の大きいTa等の高誘電体を用いてゲ
ート絶縁膜を形成する技術が注目されてきている。高誘
電体をゲート絶縁膜に用いることにより、従来SiO
と同じゲート容量を実際にはSiOよりも厚い膜厚で
形成することができることになり、ゲート絶縁膜中の実
際の電界を緩和しリーク電流を抑えることが可能なる。
【0004】ところが、Ta等の高誘電体は、高
熱の熱処理に弱く、通常のドーパントの活性化に用いる
900〜1000℃に熱工程をかけると膜が変質してし
まうという問題があった。そこで高誘電体ゲート絶縁膜
を有効に用いるために、一旦形成したポリシリコンパタ
ーンをマスクにソース・ドレインを形成し、高温熱工程
で活性化後にポリシリコンパターンを除去し、ゲート絶
縁膜をつけなおす、ダマシンメタルゲート構造がある。
【0005】またこの構造は、ゲート絶縁膜形成後に高
温の熱工程を必要としないので、後から埋め込むゲート
電極として抵抗の低いW(タングステン)やAlといっ
たメタル材料を用いることができる。また、ポリシリコ
ンゲート構造で問題となるゲート空乏化による見かけ上
のゲート膜厚が厚くなるといった問題も、メタル電極を
用いれば生じることはない。
【0006】以下に図24から図30を用いて従来の技
術を説明する。
【0007】前記図24に示すように、シリコン基板1
00上に例えばCVD(Chemical Vapor Deposition)
法を用いて熱酸化膜101を形成する。続いてその上に
例えばCVD法を用いてポリシリコン102を堆積させ
る。さらにその上にレジストパターン103を形成す
る。
【0008】次にレジストパターン103を、マスクと
して、例えば図25に示すように、RIE等を用いてエ
ッチングを行うことにより、ポリシリコンパターン10
2を形成する。このとき通常ポリシリコンパターン10
2の側面は完全に垂直にすることは非常に難しく、どう
しても若干のテーパ角がついてしまい、ポリシリコンパ
ターン102上部で細く、ポリシリコンパターン102
下部で太くなるような構造になる。
【0009】さらに図26に示すように、前記ポリシリ
コンパターン102をマスクにしてイオン注入を行った
後、続いて高温の活性化アニール等を行うことによりソ
ース・ドレイン拡散層105を形成する。次に図27に
示すように、前記ポリシリコンパターン102を覆うよ
うに第1の層間絶縁膜106を、例えばCVD法を用い
て堆積させる。このとき前記ポリシリコンパターン10
2の部分が自然と盛り上がった形状になる。
【0010】続いて、図28に示すように、前記堆積し
た第1の層間絶縁膜106の凸部を平坦化手法として例
えばCMPを用いて平坦化し、前記ポリシリコンパター
ン102の上部が露出するようにする。
【0011】さらに図29に示すように、露出させた前
記ポリシリコンパターン102を除去する。しかし、従
来のこのようにテーパ角がついた形状のポリシリコン構
造に対して、平坦化、露出、除去を行うと、形成された
溝は開口部が狭く、穴底が広い構造になってしまう。
【0012】次に図30に示すように、高誘電体ゲート
絶縁膜107を堆積させ、続いてゲート電極材108を
形成する。
【0013】このとき、溝にテーパ角がついた形状をし
ているため完全に溝を埋め込むことができず、溝中にボ
イド111が発生してしまう。このボイドが発生するこ
とにより、ゲート電極の断面積を減少させてしまい、ゲ
ート抵抗を高くする原因となっていた。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】従来のMOSFETの
製造法方法においては、ゲート電極を埋め込む溝にテー
パ角がついているため完全に溝を埋め込むことができ
ず、溝中にボイドが発生してしまっていた。このボイド
により、ゲート電極の断面積を減少させてしまい、ゲー
ト抵抗を高くする原因となっていた。
【0015】本願の発明は、上記事情に鑑みて為された
もので、その目的は、ゲート電極を埋め込む溝の開口部
分が広く溝の底部分が狭くなる構造を形成し、ボイドの
発生を防ぎ、信頼性の高いMOSFETを形成できる半
導体装置及び半導体装置の製造方法を提供することにあ
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明では、半導体基板上に形成された第1の絶
縁膜と、前記第1の層間絶縁膜中に開口部分の幅が底部
分より広くなるように形成された溝部と、少なくとも前
記溝部の底部に形成された第2の絶縁膜と、前記溝部に
埋め込まれた電極とを具備するものである。また、半導
体基板上に形成された第1の絶縁膜と、前記第1の絶縁
膜中に開口部分の幅が底部分より広くなるように形成さ
れた溝部と、前記溝部に埋め込まれた電極と、前記電極
の側面に形成される側壁と、少なくとも前記溝部の底部
に形成された第2の絶縁膜とを具備することを特徴とす
るものである。また、前記第2の絶縁膜は高誘電体であ
ることを特徴とする半導体装置である。
【0017】また、半導体基板上に酸化膜を形成する工
程と、前記酸化膜上にダミーパターンを形成する工程
と、前記半導体基板中にソース・ドレイン拡散層を形成
する工程と、前記ダミーパターンを覆うように第1の絶
縁膜を形成する工程と、前記第1の絶縁膜を平坦化する
工程と、前記第1の絶縁膜を前記ダミーパターンの上部
が露出するように除去する工程と、前記ダミーパターン
と前記絶縁膜の一部を除去し、開口部の幅が、底部の幅
よりも広くなる逆テーパ型の溝部を形成する工程と、前
記溝部の底に形成されている前記酸化膜を除去する工程
と、前記溝部の内面及び前記第1の絶縁膜上に第2の絶
縁膜を堆積させる工程と、前記溝部をゲート電極材料で
埋め込む工程とを具備することを特徴とするものであ
り、半導体基板上に酸化膜を形成する工程と、前記酸化
膜上にダミーパターンを形成する工程と、前記半導体基
板中にソース・ドレイン拡散層を形成する工程と、前記
ダミーパターンに側壁を形成する工程と、前記ダミーパ
ターン及び側壁を覆うように第1の絶縁膜を形成する工
程と、前記第1の絶縁膜を平坦化する工程と、前記第1
の絶縁膜を前記ダミーパターンの上部が露出するように
除去する工程と、前記ダミーパターンと前記側壁の一部
を除去し、開口部の幅が、底部の幅よりも広くなる逆テ
ーパ型の溝部を形成する工程と、前記溝部の底に形成さ
れている前記酸化膜を除去する工程と、前記溝部の内面
及び前記第2の絶縁膜上に第2の絶縁膜を堆積させる工
程と、前記溝部をゲート電極材料で埋め込む工程とを具
備することを特徴とするものであり、前記側壁形成の
際、後のダミーパターンを除去する工程で用いるエッチ
ングにおいて、選択比が取れる材料を用いることを特徴
とする半導体装置及び半導体装置の製造方法である。
【0018】上記構成を有する半導体装置及び半導体装
置の製造方法によれば、ゲート電極埋め込み用の溝の形
状を逆テーパ型の開口部が広く、穴底が開口部に比べて
狭い溝を形成することができ、ダマシンゲート構造にお
いて前記溝にゲート電極を埋め込んだ際にボイドが生じ
るのを防ぐことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を、図
面を参照して説明する。なお、全図面において、共通す
る部分には、共通する参照符号を付す。
【0020】[第1の実施形態]本発明の第1の実施の
形態について、図1から図13を用いて説明する。
【0021】図1に示すように、シリコン基板1上に例
えばCVD(Chemical Vapor Deposition)法を用いて
熱酸化膜2を形成する。続いてその上に例えばCVD法
を用いてポリシリコン層3を堆積させる。さらにその上
にゲートパターン用のレジスト4を形成する。このとき
のポリシリコン層の膜厚は、平坦化時の削りマージンま
たは最終的に埋め込まれたゲート電極の抵抗から決める
もので、200から300nm程度あればよい。またポ
リシリコン層の上にSiN膜等を形成しておいて同時に
加工し、後の平坦化工程のCMP(Chemical Mechanica
l Polishing)のストッパーとしてもよい。
【0022】次に前記レジスト4をマスクにして、例え
ばRIE等を用いてエッチングを行うことにより、ポリ
シリコンパターン(ダミーパターン)3を形成する。こ
のとき図2に示すように、ポリシリコン層3の側面は完
全に垂直にすることは非常に難しく、どうしても若干の
テーパ角がついてしまい、ポリシリコン層3上部で細
く、ポリシリコン層3下部で太くなるような構造にな
る。
【0023】さらに図3に示すように、前記ポリシリコ
ンパターンをマスクにしてイオン注入を行い、続いて高
温の活性化アニール等を行うことによりソース・ドレイ
ン拡散層5を形成する。次に図4に示すように、前記ポ
リシリコン層3を覆うように第1の層間絶縁膜6を、例
えばCVD法を用いて堆積させる。このとき前記ポリシ
リコン層3の部分が自然と盛り上がった形状になる。こ
のとき、層間絶縁膜としてはTEOS(Tetrathoxysila
ne SiO2)膜、BPSG(Boron doped PhosphoSilicate
Grass)膜等の通常、配線の下に用いられる絶縁膜を用
いることができる。
【0024】続いて、図5に示すように、前記堆積した
第1の層間絶縁膜6の凸部を平坦化手法として例えばC
MPを用いて平坦化する。これにより前記ポリシリコン
層3の上部が露出するようにする。
【0025】このとき、ポリシリコン層3が広い場合等
が原因でポリシリコン層3表面が完全に露出しない場合
は、若干量の酸化膜のウエットエッチングやRIE等を
用いて、ポリシリコン層3表面が露出する程度まで再度
エッチングすることが望ましい。
【0026】さらに図6、図7に示すように、前記ポリ
シリコン層3及び前記ポリシリコン層3に接している材
料、この場合は第1の層間絶縁膜6のエッチング選択比
が適当なエッチング条件を用いることにより、前記ポリ
シリコン層3がエッチングされるのと同時に第1の層間
絶縁膜6も若干量エッチングされ、前記ポリシリコン層
3が除去された部分の開口部が広がった形状(逆テーパ
型)を形成することが可能である。
【0027】このときのエッチングには、CF等のエ
ッチングガスを用いたCDE(Chemical Dry Etching)
やふっ酸とHNOの混合酸を用いる。混合酸を用いた
場合は、ふっ酸の混合比を制御することにより、酸化膜
とポリシリコンの選択比を変化させることができる。
【0028】次に図8に示すように、最初に形成した熱
酸化膜2の溝の底の部分を例えばウエットエッチングで
除去する。その後、高誘電体ゲート絶縁膜7を前記溝が
埋まらない程度の層になるように例えばCVD法を用い
て堆積させる。このとき、半導体基板と高誘電体膜7と
の間に酸化膜が薄く形成される場合がある。続いて、ゲ
ート電極8を例えばCVD法を用いて堆積させ、前記溝
を埋め込む。この時、埋め込むべき溝は開口部が広く、
穴底が狭い構造になっているため、埋め込んだゲート電
極8にボイドが形成されることはない。
【0029】次に図9に示すように、マスク(図示せ
ず)を用いてパターニングを行い、例えばRIEを用い
てエッチングすることにより、ゲート電極8を形成す
る。または図10に示すように、前記ゲート電極8をゲ
ート絶縁膜7と同じ高さになるように、例えばCMP
(Chemical Mechanical Etching)等でエッチングを行
う。
【0030】さらに図11に示すように、例えばCVD
法を用いて第2の層間絶縁膜10を堆積させた後、マス
ク(図示せず)をかけパターニング後、例えばRIE法
を用いてエッチングを行い、コンタクト用の穴をシリコ
ン基板1に到達するように開口する。
【0031】続いて図12に示すように、前記開口した
穴に例えばタングステン等の高融点金属を配線材料11
として例えばCVD法を用いて開口部を埋め込むように
堆積させる。
【0032】以上、本発明の第1の実施の形態を用いる
ことにより、ゲート電極材を埋め込む溝において、開口
部が広く、溝の底の部分が狭くなる構造を形成すること
が可能となり、ゲート電極材を埋め込む際に、ボイドが
できにくくなり、信頼性が向上する。
【0033】[第2の実施形態]本発明の第2の実施の
形態について、図14から図23を用いて説明する。
【0034】図14に示すように、シリコン基板1上に
例えばCVD法を用いて熱酸化膜2を形成する。続いて
その上に例えばCVD法を用いてポリシリコン層3を堆
積させる。さらにその上にゲートパターン用のレジスト
4を形成する。このときのポリシリコン層の膜厚は、第
1の実施の形態と同様に200から300nm程度あれ
ばよい。
【0035】次に前記レジスト4をマスクにして、例え
ばRIE等を用いてエッチングを行うことにより、ポリ
シリコン層3を形成する。このとき図15に示すよう
に、ポリシリコン層3の側面は完全に垂直にすることは
非常に難しく、どうしても若干のテーパ角がついてしま
い、ポリシリコン層3上部で細く、ポリシリコン層3下
部で太くなるような構造になる。
【0036】さらに図16に示すように、前記ポリシリ
コンのパターンをマスクにしてイオン注入を行い、続い
て高温の活性化アニール等を行うことによりソース・ド
レイン拡散層5を形成する。続いてポリシリコン層3を
埋めるように、例えばCVD法を用いて例えばSiN9
等の材料を堆積させる。その後、例えばRIEを用いて
エッチングを行い側壁9を形成する。
【0037】このとき、前記側壁形成前にエクステンシ
ョンと呼ばれる高濃度で浅い接合をポリシリコンのパタ
ーンをマスクにしてイオン注入を行い、側壁形成後に前
述のエクステンションよりも深いソース・ドレイン層を
イオン注入で形成することもできる。各イオン注入後、
それぞれの工程の直後または最後にまとめてアニール等
の高温活性化工程を行う。また、前記側壁材としてSi
Nを用いたが、この後に行うポリシリコン剥離時にポリ
シリコンパターンとのエッチングの選択比がとれる材料
であれば、別の材料であっても構わない。
【0038】次に、図17に示すように、第1の層間絶
縁膜6を、例えばCVD法を用いて堆積させる。このと
きの第1の層間絶縁膜として、TEOS膜、BPSG膜
等の通常の配線下に用いられる膜種を用いてもよい。
【0039】さらに図18に示すように、前記第1の層
間絶縁膜6の凸部及び上部を、例えばCMP法を用いて
平坦化し、前記ポリシリコン層3が露出するようにす
る。このとき、ポリシリコン層3の表面が完全に露出し
ないときは、さらに若干量の酸化膜のウエットエッチン
グやRIE等を用いて、ポリシリコン層3の表面が完全
に露出するようにすることが望ましい。
【0040】次に図19、図20に示すように、ポリシ
リコン層3とポリシリコン層3に接している材料、この
場合はSiN膜9のエッチング選択比が適当なエッチン
グ条件を用いることにより、ポリシリコン層3がエッチ
ングされると同時に、第1の層間絶縁膜6も若干量エッ
チングされ、ポリシリコン層3が除去された部分の開口
部が広がった形状にすることが可能である。
【0041】具体的には、第1の実施形態と同様に、C
等のエッチングガスを用いたCDE(Chemical Dry
Etching)やふっ酸とHNOの混合酸を用いて行う。
前記第1の実施の形態では、層間絶縁膜そのものがエッ
チングされて膜厚が減ってしまっていたが、第2の実施
の形態を用いることにより、側壁材をSiNにしておい
てCDEを用いて開口することにより、ポリシリコン/
SiNの選択比を5〜10、ポリシリコン/SiO
選択比を約50にすることが可能で、層間絶縁膜の膜厚
を減らすことなく、ポリシリコンパターンに接している
SiNの部分のみに順にテーパ角をつけて、開口部が広
く溝の底が狭い形を形成することが可能となる。
【0042】さらに図21に示すように、最初に形成し
た溝の底の部分の熱酸化膜2を例えばRIEで若干量エ
ッチング除去した後、高誘電体ゲート絶縁膜7を開口部
が埋まらない程度に例えばCVD法を用いて堆積させ、
続いてゲート電極8を開口部を埋め込むように例えばC
VD法を用いて堆積させる。このとき埋め込むべき溝
は、開口部が広く、穴底が狭い構造になっているため埋
め込んだゲート電極材料にボイドが形成されることはな
い。
【0043】次に図22に示すように、マスク(図示せ
ず)を用いてパターニング後、例えばRIE法を用いて
エッチングを行う。以降、第1の実施の形態の図11〜
図13と同様の工程を経て、半導体装置を形成する。
【0044】以上、本発明の第2の実施の形態を用いる
ことにより、後から埋め込むゲート電極が溝の上端で太
くチャネルと接するゲート絶縁膜上で細い形状を保ち、
埋め込まれたゲート電極にボイドがない構造を形成する
ことが可能である。
【0045】最後に、この発明を第1及び第2の実施形
態により説明したが、この発明は第1及び第2の実施形
態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲
で種々変形できる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、MOSFET形成の際の埋め込みゲート用の溝の形
状を逆テーパ型の開口部が広く、穴底が開口部に比べて
狭い溝を形成することができ、ダマシンゲート構造にお
いて前記コンタクト用の溝にゲート電極を埋め込んだ際
にボイドが生じるのを防ぐことができ、これによりゲー
ト電極の抵抗増加を抑え、さらにボイドによるプロセス
的、信頼性的な悪影響をさけることができ、品質の高い
半導体装置及び半導体装置の製造方法を提供できる。さ
らに、高誘電体膜をゲート絶縁膜として用いることによ
り、リーク電流を抑えた高性能なFETMOSを実現で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の半導体装置の製造
工程を示す工程断面図。
【図2】本発明の第1の実施の形態の半導体装置の製造
工程を示す工程断面図。
【図3】本発明の第1の実施の形態の半導体装置の製造
工程を示す工程断面図。
【図4】本発明の第1の実施の形態の半導体装置の製造
工程を示す工程断面図。
【図5】本発明の第1の実施の形態の半導体装置の製造
工程を示す工程断面図。
【図6】本発明の第1の実施の形態の半導体装置の製造
工程を示す工程断面図。
【図7】本発明の第1の実施の形態の半導体装置の製造
工程を示す工程断面図。
【図8】本発明の第1の実施の形態の半導体装置の製造
工程を示す工程断面図。
【図9】本発明の第1の実施の形態の半導体装置の製造
工程を示す工程断面図。
【図10】本発明の第1の実施の形態の半導体装置の製
造工程を示す工程断面図。
【図11】本発明の第1の実施の形態の半導体装置の製
造工程を示す工程断面図。
【図12】本発明の第1の実施の形態の半導体装置の製
造工程を示す工程断面図。
【図13】本発明の第1の実施の形態の半導体装置の製
造工程を示す工程断面図。
【図14】本発明の第2の実施の形態の半導体装置の製
造工程を示す工程断面図。
【図15】本発明の第2の実施の形態の半導体装置の製
造工程を示す工程断面図。
【図16】本発明の第2の実施の形態の半導体装置の製
造工程を示す工程断面図。
【図17】本発明の第2の実施の形態の半導体装置の製
造工程を示す工程断面図。
【図18】本発明の第2の実施の形態の半導体装置の製
造工程を示す工程断面図。
【図19】本発明の第2の実施の形態の半導体装置の製
造工程を示す工程断面図。
【図20】本発明の第2の実施の形態の半導体装置の製
造工程を示す工程断面図。
【図21】本発明の第2の実施の形態の半導体装置の製
造工程を示す工程断面図。
【図22】本発明の第2の実施の形態の半導体装置の製
造工程を示す工程断面図。
【図23】本発明の第2の実施の形態の半導体装置の製
造工程を示す工程断面図。
【図24】従来の技術に係る半導体装置の製造工程を示
す工程断面図。
【図25】従来の技術に係る半導体装置の製造工程を示
す工程断面図。
【図26】従来の技術に係る半導体装置の製造工程を示
す工程断面図。
【図27】従来の技術に係る半導体装置の製造工程を示
す工程断面図。
【図28】従来の技術に係る半導体装置の製造工程を示
す工程断面図。
【図29】従来の技術に係る半導体装置の製造工程を示
す工程断面図。
【図30】従来の技術に係る半導体装置の製造工程を示
す工程断面図。
【符号の説明】
1、100…半導体基板 2、101…熱酸化膜 3、102…ポリシリコンパターン 4、103…レジスト 5、105…ソース・ドレイン拡散層 6、106…第1の層間絶縁膜 7…高誘電体ゲート絶縁膜 8…ゲート電極 9…側壁 110…ゲート絶縁膜 111…ボイド

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板上に形成された第1の絶縁膜
    と、 前記第1の層間絶縁膜中に開口部分の幅が底部分より広
    くなるように形成された溝部と、 少なくとも前記溝部の底部に形成された第2の絶縁膜
    と、 前記溝部に埋め込まれた電極とを具備することを特徴と
    する半導体装置。
  2. 【請求項2】半導体基板上に形成された第1の絶縁膜
    と、 前記第1の絶縁膜中に開口部分の幅が底部分より広くな
    るように形成された溝部と、 前記溝部に埋め込まれた電極と、 前記電極の側面に形成される側壁と、 少なくとも前記溝部の底部に形成された第2の絶縁膜と
    を具備することを特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】前記第2の絶縁膜は高誘電体であることを
    特徴とする請求項1または2記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】半導体基板上に酸化膜を形成する工程と、 前記酸化膜上にダミーパターンを形成する工程と、 前記半導体基板中にソース・ドレイン拡散層を形成する
    工程と、 前記ダミーパターンを覆うように第1の絶縁膜を形成す
    る工程と、 前記第1の絶縁膜を平坦化する工程と、 前記第1の絶縁膜を前記ダミーパターンの上部が露出す
    るように除去する工程と、 前記ダミーパターンと前記第1の絶縁膜の一部を除去
    し、開口部の幅が、底部の幅よりも広くなる逆テーパ型
    の溝部を形成する工程と、 前記溝部の底に形成されている前記酸化膜を除去する工
    程と、 前記溝部の内面及び前記第1の絶縁膜上に第2の絶縁膜
    を堆積させる工程と、 前記溝部をゲート電極材料で埋め込む工程とを具備する
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】半導体基板上に酸化膜を形成する工程と、 前記酸化膜上にダミーパターンを形成する工程と、 前記半導体基板中にソース・ドレイン拡散層を形成する
    工程と、 前記ダミーパターンに側壁を形成する工程と、 前記ダミーパターン及び側壁を覆うように第1の絶縁膜
    を形成する工程と、 前記第1の絶縁膜を平坦化する工程と、 前記第1の絶縁膜を前記ダミーパターンの上部が露出す
    るように除去する工程と、 前記ダミーパターンと前記側壁の一部を除去し、開口部
    の幅が、底部の幅よりも広くなる逆テーパ型の溝部を形
    成する工程と、 前記溝部の底に形成されている前記酸化膜を除去する工
    程と、 前記溝部の内面及び前記第1の絶縁膜上に第2の絶縁膜
    を堆積させる工程と、 前記溝部をゲート電極材料で埋め込む工程とを具備する
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】前記側壁形成の際、後のダミーパターンを
    除去する工程で用いるエッチングにおいて、選択比が取
    れる材料を用いることを特徴とする請求項4記載の半導
    体装置の製造方法。
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