JP2001092336A - プロセスカートリッジ、および電子写真画像形成装置 - Google Patents

プロセスカートリッジ、および電子写真画像形成装置

Info

Publication number
JP2001092336A
JP2001092336A JP26700499A JP26700499A JP2001092336A JP 2001092336 A JP2001092336 A JP 2001092336A JP 26700499 A JP26700499 A JP 26700499A JP 26700499 A JP26700499 A JP 26700499A JP 2001092336 A JP2001092336 A JP 2001092336A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
process cartridge
synthetic resin
developing
electrophotographic
image forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26700499A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuaki Odakawa
和彬 小田川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP26700499A priority Critical patent/JP2001092336A/ja
Publication of JP2001092336A publication Critical patent/JP2001092336A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Cleaning In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子写真感光体及びプロセス手段の各部を構
成する主要部材の再生使用のリサイクル効率を向上で
き、かつ該主要部材の材料に再生した合成樹脂を使用し
ても、新品材料と同等品質を確保することのできるプロ
セスカートリッジ、および前記プロセスカートリッジを
着脱可能な電子写真画像形成装置を提供すること。 【解決手段】 電子写真画像形成装置本体13に着脱可
能なプロセスカートリッジBにおいて、電子写真感光体
7及びプロセス手段8,10,11の各部を構成する主
要部材を合成樹脂で構成し、前記主要部材に合成樹脂の
再生材を使用すると共に、前記再生材の使用情報を表示
するための表示部を設ける構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プロセスカートリ
ッジ及び電子写真画像形成装置に関する。
【0002】ここで、電子写真画像形成装置とは、電子
写真画像形成方式を用いて記録媒体に画像を形成するも
のである。そして、電子写真画像形成装置の例として
は、例えば、電子写真複写機、電子写真プリンタ(例え
ばレーザープリンタ、LEDプリンタ等)、ファクミリ
装置及びワードプロセッサ等が含まれる。
【0003】また、プロセスカートリッジとは、帯電手
段、現像手段またはクリーニング手段と電子写真感光体
とを一体的にカートリッジ化し、このカートリッジを画
像形成装置本体に対して着脱可能とするものである。及
び帯電手段、現像手段、クリーニング手段の少なくとも
1つと電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化して
画像形成装置本体に着脱可能とするものである。更に、
少なくとも現像手段と電子写真感光体とを一体的にカー
トリッジ化して画像形成装置本体に着脱可能とするもの
をいう。
【0004】
【従来の技術】従来、電子写真画像形成プロセスを用い
た電子写真画像形成装置においては、電子写真感光体及
び前記電子写真感光体に作用するプロセス手段を一体的
にカートリッジ化して、このカートリッジを画像形成装
置本体に着脱可能とするプロセスカートリッジ方式が採
用されている。このプロセスカートリッジ方式によれ
ば、装置のメンテナンスをサービスマンによらずにユー
ザー自身で行うことができるので、格段に操作性を向上
させることができた。そこでこのプロセスカートリッジ
方式は、画像形成装置において広く用いられている。
【0005】このようなプロセスカートリッジは、電子
写真感光体とプロセス手段を構成する帯電器、現像器、
クリーニング部等を枠体に組み込み、一体構造にまとめ
てカートリッジ化されている。
【0006】このようなプロセスカートリッジにあって
は、帯電器の帯電ローラ、現像器の現像スリーブ等のロ
ーラ類のような部品は製品寿命が長く、カートリッジ内
の現像剤(トナー)を使用した後も使用可能である。そ
のため最近では、現像剤使用後の使用済みプロセスカー
トリッジを回収し、前記ローラ類及び枠体等を取り出し
て、再生、再使用のリサイクルを行うようになって来
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような構成のプロ
セスカートリッジにおいて、構成部品のリサイクルに好
適な条件としては、第一に部品レベルまで簡単に分解で
きることであり、第二に可能な限り部品の材質が同一、
又は同質であることが望ましく、特に、金属が含まれて
いないことが望ましい。やむを得ずに金属を含む場合に
は、その材質は磁性体であることが望ましい。
【0008】しかしながら、従来のプロセスカートリッ
ジの電子写真感光体にあっては、アルミニウムの円筒状
基体と、これに固着されたプラスチックモールドギア、
銅合金のアース接点とを含む。
【0009】また現像器にあっては、現像スリーブとし
てアルミニウムの円筒状基体と、これに固着されたプラ
スチックモールドギア、金属製のバイアス接点板、金属
製のブレード支持部材と、これに固着されたウレンタン
ゴムブレード、及び金属製のトナー攪拌部材とを含む。
【0010】またクリーニング部にあっては、金属製の
ブレード支持部材と、これに固着されたウレンタンゴム
ブレード、トナー漏れを防止するための発泡ゴム部材と
を含んでいる。
【0011】更に前記電子写真感光体や現像器を収容す
る枠体はプラスチックモールドからなっている。
【0012】このように、プロセスカートリッジには種
々の材質の部品が混在しており、これらの部品の結合に
際しても、例えば非鉄金属又はステンレス等の非磁性体
金属がプラスチックモールド部品に熱溶着やカシメ結合
されていたりして分解が困難であった。このため、使用
済みプロセスカートリッジを回収しても、同一材質、又
は同質の部品毎に分解出来ず、また分解せずにそのまま
材料再生することも困難なものが多かった。
【0013】本発明は、上記従来技術を更に発展させた
ものであって、その主要な目的は、電子写真感光体及び
プロセス手段の各部を構成する主要部材の再生使用のリ
サイクル効率を向上でき、かつ該主要部材の材料に再生
した合成樹脂を使用しても、新品材料と同等品質を確保
することのできるプロセスカートリッジを提供すること
にある。
【0014】他の主要な目的は、電子写真感光体及びプ
ロセス手段の各部を構成する主要部材の再生使用のリサ
イクル効率を向上でき、かつ該主要部材の材料に再生し
た合成樹脂を使用しても、新品材料と同等品質を確保す
ることのできるプロセスカートリッジを着脱可能な電子
写真画像形成装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明に係るプロセスカートリッジの代表的な構成
は、電子写真画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカ
ートリッジにおいて、電子写真感光体と、前記電子写真
感光体に作用するプロセス手段と、前記電子写真感光体
及び前記プロセス手段を支持する枠体と、を有し、前記
電子写真感光体及び前記プロセス手段の各部を構成する
主要部材を合成樹脂で構成し、前記主要部材に合成樹脂
の再生材を使用すると共に、前記再生材の使用情報を表
示するための表示部を設けていることを特徴とするプロ
セスカートリッジである。
【0016】前記目的を達成するための本発明に係る電
子写真画像形成装置の代表的な構成は、プロセスカート
リッジを着脱可能であって、記録媒体に画像を形成する
ための電子写真画像形成装置において、(a)電子写真
感光体と、前記電子写真感光体に作用するプロセス手段
と、前記電子写真感光体及び前記プロセス手段を支持す
る枠体と、を有し、前記電子写真感光体及び前記プロセ
ス手段の各部を構成する主要部材を合成樹脂で構成し、
前記主要部材に合成樹脂の再生材を使用すると共に、前
記再生材の使用情報を表示するための表示部を設けてい
るプロセスカートリッジを取り外し可能に装着するため
の装着手段と、(b)前記記録媒体を搬送するための搬
送手段と、を有することを特徴とする電子写真画像形成
装置である。
【0017】(作用)前記プロセスカートリッジにおい
ては、プロセスカートリッジの電子写真感光体及びプロ
セス手段の各部を構成する主要部材の再生使用のリサイ
クルに際して、該電子写真感光体及びプロセス手段の主
要部材の再生使用のリサイクル工程を合成樹脂の系統の
みに絞り込むことが可能となり、該主要部材の材料の再
生が容易となる。これによって、電子写真感光体及びプ
ロセス手段の各部を構成する主要部材の再生使用のリサ
イクル効率の向上が図れる。また、前記主要部材に使用
される合成樹脂の再生材は繰り返し、回収、再生されて
使用されるが、該再生材の使用情報は主要部材に設けら
れた表示部に表示される使用情報によって把握する事が
できる。これにより、前記再生材使用の主要部材の品質
を新品材料と同等品質を確保するために該再生材使用の
主要部材に混入する合成樹脂の混入量を前記再生材の使
用情報を用いて計算することができる。よって、前記再
生材使用の主要部材の品質を新品材料と同等品質にコン
トロールすることが可能となる。又、前記再生材使用の
主要部材の品質をコントロールするために使用する合成
樹脂に再生材を投入する事によって、該再生材使用の主
要部材のリサイクル費用を低減することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】次に本発明に係る一実施形態例を
図面を参照して具体的に説明する。
【0019】〔第一実施形態例〕図1は本実施形態例に
係るプロセスカートリッジを装着した電子写真画像形成
装置(レーザービームプリンタ)の構成模式説明図、図
2はプロセスカートリッジの構成模式説明図、図3は電
子写真画像形成装置本体のカートリッジ装着手段の説明
図である。
【0020】説明の順序として、まずプロセスカートリ
ッジを装着した電子写真画像形成装置の全体構成を説明
し、次に電子写真画像形成装置及びプロセスカートリッ
ジの各部の構成について説明する。
【0021】{全体説明}この電子写真画像成形装置
(レーザービームプリンタ)Aは、図1に示すように、
光学系1から画像情報に基づいた構造を照射して電子写
真感光体(以下「感光体ドラム」という)7に現像剤
(以下「トナー」という)像を形成する。そして前記ト
ナー像の形成と同期して記録媒体2を搬送手段3によっ
て搬送し、且つプロセスカートリッジBとしてカートリ
ッジ化された画像形成部において前記感光体ドラム7に
形成したトナー像を転写手段4によって記録媒体2に転
写し、その記録媒体2を定着手段5に搬送し、転写トナ
ー像を定着して排出部6へ排出する。
【0022】前記画像形成部を構成するプロセスカート
リッジBは、図2に示すように、感光体ドラム7を回転
してその表面を帯電手段8によって一様に帯電し、前記
光学系1からの光像を露光部9を介して感光体ドラム7
に露光して静電潜像を形成し、現像手段10で前記静電
潜像に応じたトナー像を形成することにより可視像化す
る。そして前記転写手段4でトナー像を記録媒体2に転
写した後は、クリーニング手段11によって感光体ドラ
ム7に残留したトナーを除去する。尚、前記感光体ドラ
ム7、帯電手段8、現像手段10及びクリーニング手段
11等の各部品はハウジング12を構成する樹脂製のト
ナー枠体(以下「上枠体」という)12aとクリーニン
グ枠体(以下「下枠体」という)12b内に収納されて
カートリッジ化されている。
【0023】{電子写真画像形成装置}前記電子写真画
像形成装置Aの各部の構成について、光学系、搬送手
段、転写手段、定着手段、カートリッジ装着手段の順に
説明する。
【0024】(光学系)光学系1は外部装置等から読み
込んだ画像情報に基づいて光照射することによって感光
体ドラム7へ光像を照射するものであり、図1に示すよ
うに、電子写真画像形成装置本体(以下「装置本体」と
いう)13の光学ユニット1a内にレーザーダイオード
1b、ポリゴンミラー1c、スキャナーモータ1d、結
像レンズ1eが収納してある。
【0025】そして例えばコンピュータやワードプロセ
ッサ等の外部機器から画像信号が与えられると、レーザ
ーダイオード1bが前記画像信号に応じて発光し、ポリ
ゴンミラー1cに画像光として照射する。このポリゴン
ミラー1cはスキャナーモータ1dによって高速回転
し、該ポリゴンミラー1cで反射した画像光が結像レン
ズ1e及び反射ミラー1fを介して回転する感光体ドラ
ム7へ照射し、該感光体ドラム7の表面を選択的に露光
して画像情報に応じた静電潜像を形成する。
【0026】(記録媒体搬送手段)次に記録媒体2(例
えば記録紙、OHPシート、布或いは薄板等)を搬送す
るための搬送手段3は、装置本体13にカセット3aの
装着部を有し、この装着部に装着したカセット3a内の
記録媒体2をピックアップローラ3bによって上部から
一枚ずつレジストローラ対3c1,3c2へ給送し、こ
のレジストローラ対3c1,3c2が画像形成動作と同
期するように記録媒体2を画像転写部に搬送する。そし
て画像転写後の記録媒体2を、搬送ローラ3d及びガイ
ド板3eによって定着手段5に搬送し、定着後の記録媒
体2を排出ローラ3fによって装置上部に形成した排出
部6に排出する。
【0027】(転写手段)転写手段4は画像形成部で感
光体ドラム7に形成されたトナー像を記録媒体2に転写
するものである。本実施形態例に示す転写手段4は図1
に示すように、転写ローラ4によって構成している。即
ち、装着したプロセスカートリッジBの感光体ドラム7
に転写ローラ4によって記録媒体2を押圧し、該転写ロ
ーラ4に感光体ドラム7に形成されたトナー像と逆極性
の電圧を印加することにより、感光体ドラム7上のトナ
ーを記録媒体2に転写する。
【0028】(定着手段)定着手段5は前記転写ローラ
4の電圧印加によって記録媒体2に転写したトナー像を
定着させるものである。その構成は図1に示すように、
駆動回転する駆動ローラ5aと、内部にヒータ5bを有
し、前記駆動ローラ5aと圧接して従動回転する定着ロ
ーラ5cとからなる。即ち、画像形成部でトナー像を転
写された記録媒体2が前記駆動ローラ5aと定着ローラ
5c間を通過する際に、両ローラ5a,5cの押圧によ
って圧力が印加され、且つ定着ローラ5cの発熱によっ
て熱を印加され、記録媒体2上のトナーが記録媒体2に
定着する。
【0029】(プロセスカートリッジ装着手段)前記装
置本体13内にはプロセスカートリッジBを装着するた
めのカートリッジ装着手段が設けてある。プロセスカー
トリッジBの装置本体13に対する着脱は、開閉カバー
14を開くことによって行う。即ち、装置本体13の上
部にはヒンジ14aによって開閉可能な開閉カバー14
が取り付けてある。そして前記開閉カバー14を開く
と、図3に示すように、装置本体13内にはカートリッ
ジ装着スペースが設けてあり、前記スペースの左右壁面
には左右対象にガイド部材G1(図3は一方側面のみを
図示)が取り付けてある。この左右ガイド部材G1には
プロセスカートリッジBを挿入するためのガイドG2が
設けてあり、プロセスカートリッジBを前記ガイドG2
に沿って挿入し、開閉カバー14を閉じることによって
プロセスカートリッジBを装置本体13に装着するよう
にしている。
【0030】{プロセスカートリッジ}次に前記装置本
体13に装着されるプロセスカートリッジBの各部の構
成について説明する。
【0031】このプロセスカートリッジBは電子写真感
光体と、少なくとも1つのプロセス手段を備えたもので
ある。ここでプロセス手段としては、例えば電子写真感
光体の表面を帯電させる帯電手段、電子写真感光体にト
ナー像を形成する現像手段、電子写真感光体表面に残留
するトナーをクリーニングするためのクリーニング手段
等がある。本実施形態例のプロセスカートリッジBは図
2に示すように、電子写真感光体である感光体ドラム7
の周囲に帯電手段8、露光部9、現像手段10、クリー
ニング手段11を配置し、これらを上枠体12a及び下
枠体12bからなるハウジング12で覆って一体化し、
装置本体13に着脱可能に構成している。この上、下枠
体12a,12bは本実施形態例ではABS、PS系の
合成樹脂を射出形成して構成している。
【0032】次にプロセスカートリッジBの各部の構成
を、感光体ドラム7、帯電手段8、露光部9、現像手段
10、クリーニング手段11の順に説明する。
【0033】(感光体ドラム)本実施形態例に係る感光
体ドラム7は、図4及び図5に示すように、円筒状のド
ラム基体7aの外周面に有機感光層7bを塗布して構成
している。この感光体ドラム7を下枠体12bに回動可
能に取り付け、後述するように感光体ドラム7の長手方
向一端に固着したフランジギア7cに装置本体13側に
設けた駆動モータ(図示せず)の駆動力を伝達すること
により、感光体ドラム7を画像形成動作に応じて図1の
矢印方向へ回転させる。
【0034】前記ドラム基体7aは高剛性の合成樹脂
(例えば、ある種のフィラーを充填したポリカーボネイ
ト(PC)、ポリブチレンテレフタート(PBT)、ポ
リフェニレンエーテル(PPE)等)よりなり、図5に
示すように、このドラム基体7aの外周面から長手方向
両端にわたって導電性物質(例えばニッケル、銅又はニ
ッケルや銅を含む導電塗料等)を塗布、蒸着、或いはメ
ッキ等のプレーティング技術により非磁性導電層7a1
を形成し、その外周面にUC層7b1、CG層7b2、
CT層7b3を順次形成した有機感光層7bを形成して
ある。尚、本実施形態例におけるドラム基体7aは、図
4に示すように、中空内部に軸心方向に長く円周方向に
放射状の補強リブ7a2が設けてあり、ドラム基体7a
の強度を補強している。
【0035】また前記ドラム基体7aの長手方向一方端
に固着されたフランジギア7cは合成樹脂(例えばポリ
アセタール)製のモールドギアであり、その端部にはド
ラム軸7c1が形成してある。このドラム軸7c1が軸
受部材7dを介して下枠体12bに回転可能に取り付け
られる。
【0036】更に前記ドラム基体7aの長手方向他方端
には、ドラム軸受部材7eが嵌入して感光体ドラム7を
回転可能に支持している。この軸受部材7eには接点バ
ネ部7e1が一体成形してあり、このバネ部7e1が前
記ドラム基体7aに形成した非磁性導電層7a1に対し
てドラム基体端面で接触している。この接点バネ部7e
1が一体となったドラム軸受部材7eは高弾性合成樹脂
(例えばある種のフィラーが添加されたポリアセター
ル、ポリアミド系アロイ、ポリフェニレンサルファイ
ド、又はABS、PS系樹脂等)製であり、前記接点バ
ネ部7e1の少なくとも図4及び図5の一点鎖線に示す
表面部分には塗布、蒸着或いはメッキ等のプレーティン
グ技術によって導電層が形成してあり、ドラム基体7a
と電気的に導通している。
【0037】そしてドラム軸受部材7eは下枠体12b
に固着され、画像形成時には回転するドラム基体7aに
対して接点バネ部7e1が摺動接触し、該接点バネ部7
e1が装置本体13のアース(図示せず)に接続される
ことにより、感光体ドラム7のアースを実現している。
【0038】前記のようにドラム基体7aに補強リブ7
a2を設ける等して剛性を高め、枠体12a,12bと
同系統の材質、例えばABSやPS系樹脂で構成してい
る。またフランジギア7cやドラム軸受部材7eを同じ
く同系統の合成樹脂で構成することも出来る。尚、前記
ドラム軸受部材7eを導電性プラスチックで成形すれ
ば、前述したように接点バネ部7e1に導電層を塗布等
する必要はない。
【0039】(帯電手段)帯電手段は前記感光体ドラム
7の表面を一様に帯電させるためのものであり、本実施
形態例では図2及び図6に示すように、上枠体12aに
帯電ローラ8を回動自在に取り付けた、所謂接触帯電方
法を用いている。尚、図6(a)は帯電ローラ端部の説
明図であり、(b)は(a)のQ−Q矢視図である。
【0040】帯電ローラ8は、図6(a)、(b)に示
すように、導電性プラスチック又はプラスチックの芯軸
外周から軸端にわたって蒸着或いはメッキ等のプレーテ
ィング技術により導電層を形成したローラ軸8aに、導
電性プラスチックエラストマーよりなるローラ部8bを
形成してなる。
【0041】前記ローラ軸8aは、その両端を合成樹脂
(例えばカーボン添加ポリアセタール等)製の軸受部材
8cに回転可能に取り付けてあり、該軸受部材8cは上
枠体12aに一体的に形成された係止爪12a1にスラ
イド可能であって、且つ脱落しないように取り付けてあ
る。そして前記軸受部材8cは、これと一体に形成され
たバネ部8c1によって付勢され、ローラ部8bが感光
体ドラム7に接触するように構成してある。
【0042】更に前記ローラ軸8aには帯電電極8dの
バネ接点部8d1が接触している。この帯電電極8d
は、図6(a)に示すように、上枠体12aに対して取
付爪8d2及び位置決めボス8d3を介して着脱可能に
取り付けてある。この帯電電極8dは、導電性プラスチ
ック、又はプラスチックの表面に蒸着やメッキ等のプレ
ーティング技術により導電層を形成してなり、前記バネ
接点部8d1がローラ軸8aの軸端に接触することによ
り、装置本体13の電源(図示せず)に接続された帯電
電極8dを介して帯電ローラ8へ帯電バイアスを印加す
るように構成している。
【0043】前記帯電ローラ8はローラ部8bを感光体
ドラム7に接触させ、画形形成に際しては帯電ローラ8
が感光体ドラム7の回転に従動して回転し、このとき帯
電ローラ8に直流電圧と交流電圧とを重畳して印加する
ことにより感光体ドラム7の表面を均一に帯電させるも
のである。
【0044】尚、前記帯電電極8dは、必ずしも上枠体
12aに対して着脱可能でなくてもよく、上枠体12a
に熱溶着等されていてもよい。また前記バネ部8c1は
軸受部材8cと一体的でなくてもよく、合成樹脂製のバ
ネ部材を軸受部材8cと別体で構成してもよい。
【0045】(露光部)露光部9は前記帯電ローラ8に
よって均一に帯電した感光体ドラム7の表面に、光学系
1から照射される光像を露光して該感光体ドラム7表面
に静電潜像を形成するためのものであり、カートリッジ
枠体(上枠体12a)の上面に前記光像を導くための開
口9を設けることによって露光部を構成している。
【0046】(現像手段)現像手段10は、図2に示す
ように、トナー溜め12a内にトナーを収納してあり、
このトナーを送り出すトナー送り部材10aが該トナー
溜め12aに回転可能に設けてある。そしてトナー溜め
12bの開口部12a2には内部に非回転の磁石10b
を有し、回転することによって表面に薄いトナー層を形
成する現像スリーブ10cが感光体ドラム7と微小間隔
を隔てて設けてある。
【0047】現像スリーブ10cは前述したドラム基体
7aと同様な材質からなる高剛性の合成樹脂(例えばポ
リカーボネイト(PC)、ポリブチレンテレフタート
(PBT)、ポリフェニレンエーテル(PPE)等)か
らなる中空円筒部材であるスリーブ基体10c1の外周
面から端面に渡って、図7に示すように、例えばニッケ
ルや銅、又はニッケルや銅等を含む導電性塗料からなる
導電性物質が塗布又は蒸着、或いはメッキ等のプレーテ
ィング技術により非磁性導電層10c2を形成し、その
外側の所定範囲には主として炭素系物質からなるコート
層10c3が形成してある。
【0048】前記現像スリーブ10cの端部には、図4
に示すように、合成樹脂(例えばポリアセタール)製の
スリーブギア10eが固着してあり、このスリーブギア
10eにはギア軸10e1が一体に形成され、このギア
軸10e1が軸受部材10fを介して下枠体12bに回
動可能に、且つ軸方向にスライド可能に取り付けられて
いる。
【0049】前記現像スリーブ10cの一端には、図4
に示すように、合成樹脂(例えばポリアセタール)製の
スリーブギア10eが固着してあり、このスリーブギア
10eにはギア軸10e1が一体に形成され、このギア
軸10e1が軸受部材10fを介して下枠体12bに回
動可能に、且つ軸方向にスライド可能に取り付けられて
いる。
【0050】一方、現像スリーブ10cの他端は、図4
に示すように、下枠体12bに固着された合成樹脂(例
えばある種のフィラーが添加されたポリアセタール、ポ
リアミド系アロイ、ポリフェニレンサルファイド、又は
ABS、PS系樹脂等)製のスリーブ軸受部材10gに
対し、スリーブ基体10c1の内径が摺動回転可能に適
度な自由度をもって嵌挿してある。そして前記スリーブ
軸受部材10gにはバネ接点部10g1が一体形成して
あり、図7に示すように、前記バネ接点部10g1がス
リーブ基体10c1の端部の非磁性導電層10c2に接
触している。
【0051】前記バネ接点部10g1のうち、前記導電
層10c2と接触する部分を含めた所定表面、即ち図4
及び図7の一点鎖線で示す部分には、導電性物質を塗布
又は蒸着、或いはメッキ等のプレーティング技術により
導電層が形成してあり、装置本体13の電源(図示せ
ず)から前記バネ接点部10g1を介して現像スリーブ
10cに現像バイアスを印加するように構成している。
【0052】また、図4に示すように、前記現像スリー
ブ10cの両端部近傍にはスリーブ基体10c1の外径
よりも僅かに大きな外径を有する合成樹脂(例えばポリ
アセタール等)製のリング部材10hが嵌合してあり、
同じく現像スリーブ10cの両端近傍に嵌合した合成樹
脂(例えばある種のフィラーが添加されたポリアセター
ル、ポリアミド系アロイ、ポリフェニレンサルファイ
ド、又はABS、PS系樹脂等)製の軸受10iに一体
的に形成したバネ部10i1によって現像スリーブ10
cを感光体ドラム7に付勢している。これにより、リン
グ部材10hが感光体ドラム7に当接し、スリーブギア
10eに回転力が伝達されると、現像スリーブ10cは
感光体ドラム7に対して微小間隔を隔てて回転する。
【0053】尚、前記バネ接点部10g1はスリーブ軸
受部材10gを導電性プラスチックで構成すれば、導電
性物質を塗布等する必要はない。また前記軸受10iの
バネ部10i1は必ずしも軸受10iと一体でなくて
も、合成樹脂製のバネを別部材で取り付けるようにして
もよい。
【0054】次に現像ブレート10dについて説明す
る。現像ブレード10dは前記現像スリーブ10cの表
面に形成されるトナー層の層厚を規制するものであり、
ブレード支持部材10jに取り付けられ(図2参照)、
このブレード支持部材10jが下枠体12bにネジ止め
或いは熱溶着等によって取り付けられている。
【0055】前記支持部材10jは前述した感光体ドラ
ム基体7aと同様な材質よりなる高剛性の合成樹脂製で
あり、この支持部材10jにプラスチックエラストマー
の現像ブレード10dをアウトサート成形又は2色成形
により一体的に成形固着している。
【0056】前記現像ブレード10dは自らの材質であ
るプラスチックエラストマーの弾性力によって現像スリ
ーブ10cの外周に弾性的に圧接することにより、現像
スリーブ10cの外周面に沿って送られるトナー層の層
厚を規制する。そして前記トナー層が形成されるとき、
トナーと現像スリーブ10cとの摩擦によって感光体ド
ラム7上の静電潜像を現像するのに充分な摩擦帯電電荷
を得る。
【0057】また図2に示すように、現像スリーブ10
cの下部にはトナー溜め12a1からトナーが漏れない
ように、現像スリーブ10cの長手方向表面に当接する
シート部材10kが設けてある。このシート部材10k
はプラスチックエラストマーで形成してあり、これを下
枠体12bの端面にアウトサート成形や2色成形、或い
は溶着して取り付けている。
【0058】前記現像ブレード10dとブレード支持部
材10jは、要求される機能によって剛性に違いがある
が、現像ブレード10dを例えばABS、PS系プラス
チックエラストマー等の材質で構成してブレード支持部
材10jと同系統の材質で構成し、更にはシート部材1
0kも含めて枠体12a,12bと同材質、或いは同系
統の材質で構成することが望ましい。このようにするこ
とにより、現像ブレード10dを従来のようにゴムで構
成した場合には不可能であったが、プロセスカートリッ
ジBをリサイクルする際に、現像スリーブ10dやブレ
ード支持部材10jを枠体12bと共に加熱溶融してペ
レットとして再生し、再使用が可能となる。
【0059】(クリーニング手段)クリーニング手段1
1の構成は、図2に示すように、感光体ドラム7の表面
に接触し、該感光体ドラム7に残留したトナーを掻き落
とすためのクリーニングブレード11aと、前記掻き落
としたトナーを掬い取るために前記ブレード11aの下
方に位置し、且つ感光体ドラム7の表面に弱く接触した
スクイシート11bと、前記掬い取った除去トナーを溜
めるための除去トナー溜め11cとで構成している。
【0060】前記クリーニングブレード11aも前述し
た現像ブレード10dと同様に、ブレード支持部材11
dに取り付けられ、このブレード支持部材11dが下枠
体12bにネジ止め或いは熱溶着等によって取り付けら
れている。
【0061】そして前記支持部材11dは前述した感光
体ドラム7のドラム基体7aと同様の材質よりなる高剛
性の合成樹脂(例えばポリカーボネイト、又はポリブチ
レンテレフタート、又はポリフェニレンエーテル等)製
であり、この支持部材11dにプラスチックエラストマ
ーのクリーニングブレード11aをアウトサート成形又
は2色成形により一体的に成形固着している。
【0062】また図2に示すように、スクイシート11
bはプラスチックエラストマーで形成してあり、これを
下枠体12bの端面にアウトサート成形や2色成形、或
いは溶着して取り付け、先端が感光体ドラム7の長手方
向表面に弱く接触するようにしている。
【0063】前記クリーニングブレード11aも現像ブ
レード10dと同様に、例えばABS、PS系プラスチ
ックエラストマー等の材質で構成してブレード支持部材
11dと同系統の材質で構成し、更にはスクイシート1
1bも含めて枠体12a,12bと同材質、或いは同系
統の材質で構成することが好ましい。このようにするこ
とにより、クリーニングブレード11aを従来のように
ゴムで構成した場合には不可能であったが、プロセスカ
ートリッジBをリサイクルする際に、クリーニックブレ
ード11aやブレード支持部材11dを枠体12aと共
に加熱溶融してペレットとして再生し、再使用が可能と
なる。
【0064】(トナー漏れ防止シール)次に本実施形態
例に係るプロセスカートリッジBにあっては、上、下枠
体12a,12bの結合部分からトナーが漏れないよう
に、図2に示すように、トナー漏れ防止シール16を設
けている。このシール16は上枠体12aの溝部に注入
或いは2色成形によって該枠体12aと一体成形したプ
ラスチックエラストマーで構成してある。そしてこのシ
ール16も前述した各部材と同様に、枠体12aと同系
統の材質で構成している。
【0065】また現像スリーブ10c及び現像ブレード
10dの長手方向両端部と下枠体12bとの隙間、クリ
ーニングブレード11a及び感光体ドラム7の長手方向
両端部と下枠体12bとの隙間からトナーが漏れるのを
防止するために、軟質プラスチック製のシール部材15
を設けている。
【0066】前述したようにプロセスカートリッジBを
構成する主要部品(主要部材)を合成樹脂で構成するこ
とにより、カートリッジのリサイクルに際してリサイク
ル工程を合成樹脂の系統のみに絞り込むことが可能とな
り、該主要部品の材料としての再生が容易となる。この
ため前記主要部品の再生使用のリサイクル効率が向上
し、リサイクル費用のコストダウンが図れるものであ
る。
【0067】前記主要部品を例示すれば、感光体ドラム
7、現像スリーブ10c、現像ブレード10d、ブレー
ド支持部材10j、電極接点7e1,10g1、クリー
ニングブレード11a、ブレード支持部材11d等であ
り、これらは全てが合成樹脂製であることが好ましい
が、これらの一部品が合成樹脂製であってもリサイクル
効率を向上させる点では効果的である。
【0068】(主要部品の再生使用の説明)本実施形態
例における合成樹脂より構成された各主要部品は、使用
済みプロセスカートリッジBを回収して、各部品に分解
し、同材料又は同種材料毎に分類して集めてクラッシュ
しペレット化して、再生材として使用する。この際、1
00%再生材を使用する場合も有れば、新品材料にある
混合比で混ぜて使用する場合も有る。又、回収した使用
済みプロセスカートリッジBに使用されている合成樹脂
製の主要部品が、再生材をすでに混ぜて成形されている
場合が有り、これを回収して、クラッシュしてペレット
化し、これに新品材料を混ぜて同じ部品の、又は別の部
品の成型に使用する場合もあれば、さらにこのすでに再
生材がまざっている回収再生材にさらにある混合比で再
生材を混ぜる場合もある。
【0069】このように再生材の様々な混合比のケース
が実際に再生材を前記プロセスカートリッジBに投入す
る場合に発生する。これら各ケースにおいて、再生材を
投入した前記主要部品の材料に起因する品質をコントロ
ールするために、再生材の混入量を把握する必要があ
る。このための手段を図12に示す。尚、図12の
(a)は主要部品成型用の金型キャビティーに設けた再
生材の使用情報表示のためのインジケータの概略説明
図、(b)は金型キャビティーのインジケータによって
主要部品の表面に刻印された再生材の使用情報の表示部
を表した図である。
【0070】図12の(a)において、100は前記プ
ロセスカートリッジBの合成樹脂製の主要部品のうち、
任意の一つの主要部品(例えば感光体ドラム7のドラム
基体7a)の成型に用いる金型キャビティーの一部であ
り、101は該金型キャビティー100に回動可能に設
けた入れ子である。101−1はその入れ子101の指
標である。
【0071】前記金型キャビティー100には入れ子1
01が回動時に摺動する摺動面の縁に一定間隔で、目盛
100aとこれに対応して数字100bが刻印されてお
り、前記主要部品7aに含まれる再生材の使用情報であ
る重量比(再生材の含有比率情報)に対応する数字10
0bの目盛100aを入れ子101の指標101−1で
指し示すことによって、該主要部品7aの表面に再生材
の使用情報を表示するための表示部102((b)参
照)を形成するインジケータ100−1を構成してい
る。詳しくは、前記インジケータ100−1は、金型キ
ャビティー100に対し入れ子101を回動させて、目
盛100aと数字100bとで、その時に成形される前
記主要部品7aに含まれる再生材の重量比を該入れ子1
01の指標101−1により前記金型キャビティー10
0上に表示しておいて、前記主要部品7aの成形時に、
該主要部品7aの表面にその内容を刻印するように構成
している。例えば新品材料で前記主要部品7aを成形す
る場合は入れ子101の指標101−1を0目盛に合わ
せて成形する。又、再生材100%で前記主要部品7a
を成形する場合は入れ子101の指標101−1を10
0の目盛に合わせて、成形する。このようにする事によ
り、再生材の使用重量比情報が、成形された前記プロセ
スカートリッジBの合成樹脂の主要部品に表示される。
【0072】このような構成とする事により、回収され
た前記主要部品を分解し、同じ部品を集め、その部品の
表示部102に刻印されている指標101−1の位置
(再生材の使用重量比情報)を確認して、全部品の再生
材混入全重量を計算できる。また、その同じ部品をクラ
ッシュして再生材を製造する際に、その材料の特性から
再生材がさらにどのくらい混合しても新品材料と同じ性
能、品質が確保できるか計算でき、あるいは新品材料と
どの位混合しなければ新品材料と同じ品質が確保できな
いかが計算できる。これによって、前記主要部品に再生
材を使用する際、再生材使用の主要部品の品質を新品材
料と同等品質にコントロールすることが可能となる。
又、前記再生材使用の主要部品の品質をコントロールす
るために使用する合成樹脂に再生材を投入するので、再
生材使用の主要部品のリサイクル費用を低減することが
できる。
【0073】〔第二実施形態例〕次に第二実施形態例と
してトナー漏れ防止のためのシール部材をブレード部材
と一体的に構成した例を、図8及び図9を参照して説明
する。尚、前述した第一実施形態例と同一機能を有する
部材は同一符号を示す。
【0074】本実施形態例に係るプロセスカートリッジ
Bは前述した第一実施形態例に係るプロセスカートリッ
ジと基本的な構成は同一であり、第一実施形態例におけ
るシール部材15と現像ブレード10d、又はクリーニ
ングブレード11aとを一体的に構成したものである。
以下、本実施形態例のシール構成を現像ブレード10d
とシール部材15とを一体的に構成した例で説明する。
【0075】この実施形態例に係る現像ブレード10d
は軟質プラスチックで構成されており、図8に示すよう
に、長手方向両端にはシール部材15が一体的に形成し
てある。このシール部材15は、現像スリーブ10cと
該スリーブ10cが取り付けられる下枠体12bとの隙
間をシールするための回転体シール部15aと、現像ブ
レード10dを下枠体12bに取り付けるためのブレー
ド支持部材10jと該支持部材10jが取り付けられる
下枠体12bとの隙間をシールするためのブレードシー
ル部15bとを有している。
【0076】また前記回転体シール部15aは下枠体1
2bに対してシールする外リップ部15a1と、現像ス
リーブ10cに対してシールする内リップ部15a2と
を有し、ブレードシール部15bも同じく下枠体12b
に対してシールする外リップ部15b1と、ブレード支
持部材10jに対してシールする内リップ部15b2と
を有し、断面コ字状に形成してある。そして前記ブレー
ドシール部15bの内リップ部15b2は現像ブレード
10dと一体的に連結しており、該現像ブレード10d
は、前記内リップ部15b2よりも下方へ延びて現像ス
リーブ10cと弾性接触する自由端10d1を有してい
る。
【0077】次に図9を参照してシール部材15に対す
る下枠体12bのシール座面について説明する。
【0078】現像スリーブ10cと下枠体12bの間の
シールを行う回転体シール部15aの円弧座面12b1
は、現像スリーブ10cの外径より少し大きな径の円弧
面となっている。またブレード支持部材11dと下枠体
12bの間のシールを行うブレードシール部15bの直
線座面12b2は、現像ブレード10dと間隔をあける
ようにブレード支持部材10jの取付座面12b3から
一段下がった平面となっており、前記円弧座面12b1
と連なっている。
【0079】また現像ブレード10dが当たる下枠体1
2b部分には、前記取付座面12b3より現像ブレード
10dの厚みtだけ下がった平面のブレード座面12b
4があり、このブレード座面12b4にはブレード支持
部材10jに当接するエッジ部12b5が突出形成して
ある。
【0080】前記円弧座面12b1と現像ブレード10
cの外径との間に形成される隙間、及び直線座面12b
2とブレード支持部材10jとの間に形成される隙間
は、図8に示すように、前記シール部材15の回転体シ
ール部15a及びブレードシール部15bのリップ部先
端部分の幅S1,S2よりも小さく、シール部材15の
基部の幅S3,S4よりも大きくなるように設計されて
いる。
【0081】前記の如く座面12b1,12b2,12
b3,12b4を有する下枠体12bに、両端に前記シ
ール部材15を有する現像ブレード10dを取り付けた
とき、現像スリーブ10cと下枠体12bの間に形成さ
れる隙間と、ブレード支持部材10jと下枠体12bの
間に形成される隙間は、シール部材15の回転体シール
部15aとブレードシール部15bの各リップ部15a
1,15a2,15b1,15b2が現像スリーブ10
c、ブレード支持部材10j及び下枠体12bに弾性を
もって当接して密着するため、トナー漏れが防止され
る。
【0082】また現像ブレード10dと枠体12bとの
間は、ブレード座面12b4から突出したエッジ部12
b5がブレード支持部材10jとの間で現像ブレード1
0dに侵入し、該部分からのトナー漏れを防止する。
【0083】前記のように、現像ブレード10dの長手
方向両端にシール部材15を一体的に形成することによ
り、シール部材15と現像ブレード10dとを別体で形
成した場合に、現像ブレード10dの長手方向両端部と
下枠体12bとの間に寸法精度や組立ての際に生じてし
まう隙間の発生をなくすことが出来、前記隙間部分を別
部材でシールする必要がなくなる。
【0084】またシール部材15を現像ブレード10d
と一体的に形成することにより、部品点数を削減してコ
ストダウンを図ることが可能となり、更に従来のように
シール部材を貼り付ける必要がないために組立て工程を
削減し、組立て作業の簡易化と自動化を容易にすること
が可能となる。
【0085】更に前記シール部材15は回転体シール部
15aの曲率を小さくすることが容易であり、小径の現
像スリーブ10cを用いても確実にトナー漏れを防止す
ることが可能である。従って、プロセスカートリッジB
を小型化することも容易となる。
【0086】尚、前記トナー漏れ防止構成にあっては、
現像ブレード10cの長手方向両端にシール部材15を
一体的に設けた例を示したが、これはクリーニングブレ
ード11aの長手方向両端にシール部材15を一体的に
設けてもよいことは言うまでもない。
【0087】本実施形態例における合成樹脂製のトナー
漏れ防止シールは、使用済みプロセスカートリッジBを
回収し、下枠体12bから取り出し集めてクラッシュし
ペレット化して、再生材として使用される。この際、前
述の第一実施形態例の主要部品と同様、100%再生材
を使用する場合も有れば、新品材料にある混合比で混ぜ
て使用する場合も有る。又、回収した使用済みプロセス
カートリッジBに使用されている合成樹脂製のトナー漏
れ防止シールが、再生材をすでに混ぜて成形されている
場合が有り、これを回収して、クラッシュしてペレット
化し、これに新品材料を混ぜて同じ部品の、又は別の部
品の成型に使用する場合もあれば、さらにこのすでに再
生材がまざっている回収再生材にさらにある混合比で再
生材を混ぜる場合もある。
【0088】本実施形態例においても、前述した第一実
施形態例の金型キャビティー100に設けたインジケー
タ100−1と同じ構成のインジケータ(図示せず)を
前記トナー漏れ防止シールの成型に用いる金型キャビテ
ィー(図示せず)に設けて、トナー漏れ防止シールの成
形時に、製品となるトナー漏れ防止シールに含まれる再
生材の使用情報である重量比(再生材の含有比率情報)
を該トナー漏れ防止シールの表面の表示部(図示せず)
に刻印するように構成している。
【0089】このような構成とする事により、回収され
た前記トナー漏れ防止シールを集め、そのトナー漏れ防
止シールの表示部に刻印されている指標(図示せず)の
位置(再生材の使用重量比情報)を確認して、全トナー
漏れ防止シールの再生材混入全重量を計算できる。ま
た、そのトナー漏れ防止シールをクラッシュして再生材
を製造する際に、その材料の特性から再生材がさらにど
のくらい混合しても新品材料と同じ性能、品質が確保で
きるか計算でき、あるいは新品材料とどの位混合しなけ
れば新品材料と同じ品質が確保できないかが計算でき
る。これによって、前記トナー漏れ防止シールに再生材
を使用する際、再生材使用のトナー漏れ防止シールの品
質を新品材料と同等品質にコントロールすることが可能
となる。又、前記再生材使用のトナー漏れ防止シールの
品質をコントロールするために使用する合成樹脂に再生
材を投入するので、再生材使用のトナー漏れ防止シール
のリサイクル費用を低減することができる。
【0090】〔第三実施形態例〕次に第三実施形態例と
して、前記第二実施形態例の他例を図10及び図11を
参照して説明する。尚、前述した第一及び第二実施形態
例と同一機能を有する部材は同一符号を付す。
【0091】第二実施形態例においては、現像ブレード
10dの長手方向両端にシール部材15を一体成形した
が、図10に示すように、前記シール部材15はブレー
ド支持部材10jの長手方向両端近傍に一体成形するよ
うにしてもよい。
【0092】図10において、シール部材15はブレー
ド支持部材10jに現像ブレード10dを貼り付け、又
は接着したときに、その現像ブレード10dの長手方向
両端がつき当たる位置に形成してある。このブレード支
持部材10jは、剛性の高いプラスチック材で構成し、
シール部材15は軟質プラスチック材で構成し、該シー
ル部材15を2色成形によりブレード支持部材10jに
一体成形している。尚、ブレード支持部材10jを板金
で構成した場合には、シール部材15を貼り付け、若し
くは接着やインサート成形によって一体化する。
【0093】このシール部材15が前述した第二実施形
態例におけるシール部材と異なる点は、回転体シール部
15aとブレードシール部15bとの連結部の連結リッ
プ部15cを、現像ブレード10dが現像スリーブ10
cに弾性接触したときの弾性変形した形に合わせた形状
とした点である。
【0094】図10に示すように構成したシール部材1
5を有するブレード支持部材10jに、現像ブレート1
0dを、その長手方向両端がシール部材15のリップ部
15a2,15b2に当接させて貼り付ける。これを、
図11に示すように、前述した第二実施形態例と同様な
座面12b1,12b2,12b3,12b4を有する
下枠体12bに組み付けると、現像スリーブ10cと下
枠体12bとの間に形成される隙間は、回転体シール部
15aのリップ部15a1,15a2が弾性をもって接
触して密着する。またブレード支持部材10jと下枠体
12bの間に形成される隙間は、ブレードシール部15
bのリップ部15b1,15b2が弾性をもって接触し
て密着する。これによってトナー漏れが防止される。
【0095】また現像ブレード10dの長手方向両端部
は、シール部材15につき当てられており、更に連結リ
ップ部15cは現像ブレード10dが現像スリーブ10
cに弾性接触したときの弾性変形形状になっているため
に、該部分に隙間が生ずることがなく、現像ブレード1
0dの長手方向両端部分からのトナー漏れも防止され
る。
【0096】前記の如く構成しても、前述した第二実施
形態例と同様の効果を得ることが可能となる。またこの
第三実施形態例の場合も同様にクリーニングブレード1
1a及びブレード支持部材11dに適用し得ることは言
うまでもない。
【0097】本実施形態例における合成樹脂製のトナー
漏れ防止シールも第二実施形態例のトナー漏れ防止シー
ルと同様、使用済みプロセスカートリッジBを回収し、
下枠体12bから取り出し集めてクラッシュしペレット
化して、再生材として使用される。この際、前述の第一
実施形態例の主要部品と同様、100%再生材を使用す
る場合も有れば、新品材料にある混合比で混ぜて使用す
る場合も有る。又、回収した使用済みプロセスカートリ
ッジBに使用されている合成樹脂製のトナー漏れ防止シ
ールが、再生材をすでに混ぜて成形されている場合が有
り、これを回収して、クラッシュしてペレット化し、こ
れに新品材料を混ぜて同じ部品の、又は別の部品の成型
に使用する場合もあれば、さらにこのすでに再生材がま
ざっている回収再生材にさらにある混合比で再生材を混
ぜる場合もある。
【0098】本実施形態例においても、前述した第一実
施形態例の金型キャビティーに設けたインジケータ10
0−1と同じ構成のインジケータ(図示せず)を前記ト
ナー漏れ防止シールの成型に用いる金型キャビティー
(図示せず)に設けて、トナー漏れ防止シールの成形時
に、製品となるトナー漏れ防止シールに含まれる再生材
の使用情報である重量比(再生材の含有比率情報)を該
トナー漏れ防止シールの表面の表示部(図示せず)に刻
印するように構成している。
【0099】このような構成とする事により、回収され
た前記トナー漏れ防止シールを集め、そのトナー漏れ防
止シールの表示部に刻印されている指標(図示せず)の
位置(再生材の使用重量比情報)を確認して、全トナー
漏れ防止シールの再生材混入全重量を計算できる。ま
た、そのトナー漏れ防止シールをクラッシュして再生材
を製造する際に、その材料の特性から再生材がさらにど
のくらい混合しても新品材料と同じ性能、品質が確保で
きるか計算でき、あるいは新品材料とどの位混合しなけ
れば新品材料と同じ品質が確保できないかが計算でき
る。これによって、前記トナー漏れ防止シールに再生材
を使用する際、再生材使用のトナー漏れ防止シールの品
質を新品材料と同等品質にコントロールすることが可能
となる。又、前記再生材使用のトナー漏れ防止シールの
品質をコントロールするために使用する合成樹脂に再生
材を投入するので、再生材使用のトナー漏れ防止シール
のリサイクル費用を低減することができる。
【0100】〔他の実施形態例〕前述した実施の形態で
示したプロセスカートリッジBは単色画像を形成する場
合を例示したが、本発明に係るプロセスカートリッジは
現像手段を複数設け、複数色の画像(例えば2色画像、
3色画像あるいはフルカラー等)を形成するカートリッ
ジにも好適に適用することができる。
【0101】また現像方法としても、公知の2成分磁気
ブラシ現像法、カスケード現像法、タッチダウン現像
法、クラウド現像法等の種々の現像法を用いることが可
能である。
【0102】また帯電手段の構成も、前述した実施の形
態では所謂接触帯電方法を用いたが、他の構成として従
来から用いられているタングスワイヤーの三方周囲にア
ルミ等の金属シールドを施し、前記タングスワイヤーに
高電圧を印加することによって生じた正または負のイオ
ンを感光体ドラムの表面に移動させ、該ドラムの表面を
一様に帯電する構成を用いても良いことは当然である。
【0103】尚、前記帯電手段としては前記ローラ型以
外にも、ブレード(帯電ブレード)、パッド型、ブロッ
ク型、ロッド型、ワイヤ型等のものでも良い。
【0104】また感光体ドラムに残存するトナーのクリ
ーニング方法としても、ブレード、ファーブラシ、磁気
ブラシなど用いてクリーニング手段を構成しても良い。
【0105】また前述したプロセスカートリッジとは、
例えば電子写真感光体と、少なくともプロセス手段の1
つを備えたものである。従って、そのプロセスカートリ
ッジの態様としては、前述した実施形態のもの以外に
も、例えば電子写真感光体と帯電手段とを一体的にカー
トリッジ化し、装置本体に着脱可能とするもの。電子写
真感光体と現像手段とを一体的にカートリッジ化し、装
置本体に着脱可能にするもの。電子写真感光体とクリー
ニング手段とを一体的にカートリッジ化し、装置本体に
着脱可能とするもの。更には電子写真感光体と、前記プ
ロセス手段の2つ以上のものを組み合わせて一体的にカ
ートリッジ化し、装置本体に着脱可能とするもの等があ
る。
【0106】即ち、前述したプロセスカートリッジと
は、帯電手段、現像手段又はクリーニング手段と電子写
真感光体とを一体的にカートリッジ化し、このカートリ
ッジを画像形成装置本体に対して着脱可能とするもので
ある。及び帯電手段、現像手段、クリーニング手段の少
なくとも一つと電子写真感光体とを一体的にカートリッ
ジ化して画像形成装置本体に着脱可能とするものであ
る。更に少なくとも現像手段と電子写真感光体とを一体
的にカートリッジ化して画像形成装置本体に着脱可能と
するものをいう。そして、このプロセスカートリッジ
は、使用者自身が装置本体に着脱することができる。そ
こで、装置本体のメンテナンスを使用者自身で行うこと
ができる。
【0107】更に前述した実施形態例では電子写真画像
形成装置としてレーザービームプリンタを例示したが、
本発明はこれに限定する必要はなく、例えば電子写真複
写機、ファクシミリ装置、或いはワードプロセッサ等の
他の電子写真画像形成装置に使用することも当然可能で
ある。
【0108】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のプロセス
カートリッジは、電子写真感光体及びプロセス手段の各
部を構成する主要部材の再生使用のリサイクル効率を向
上でき、かつ該主要部材の材料に再生した合成樹脂を使
用しても、新品材料と同等品質を確保することができ
る。
【0109】本発明の電子写真画像形成装置は、電子写
真感光体及びプロセス手段の各部を構成する主要部材の
再生使用のリサイクル効率を向上でき、かつ該主要部材
の材料に再生した合成樹脂を使用しても、新品材料と同
等品質を確保することのできるプロセスカートリッジを
着脱可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態例に係るプロセスカート
リッジを装着した画像形成装置の構成説明図である。
【図2】 プロセスカートリッジの構成説明図である。
【図3】 電子写真画像形成装置本体のカートリッジ装
着手段の説明図である。
【図4】 感光体ドラム及び現像スリーブの断面説明図
である。
【図5】 感光体ドラムの部分断面説明図である。
【図6】 帯電ローラのバイアス接点の説明図である。
【図7】 現像スリーブのバイアス接点の説明図であ
る。
【図8】 現像ブレードの両端にシール部材を一体的に
設けたトナー漏れ防止シールの説明図である。
【図9】 図8に示すトナー漏れ防止シールを下枠体に
取り付ける説明図である。
【図10】 ブレード支持部材の両端にシール部材を一
体的に設けたトナー漏れ防止シールの説明図である。
【図11】 図10に示すトナー漏れ防止シールを下枠
体に取り付ける説明図である。
【図12】 (a)は主要部品成型用の金型キャビティ
ーに設けた再生材の使用情報表示のためのインジケータ
の概略説明図、(b)は金型キャビティーのインジケー
タによって主要部品の表面に刻印された再生材の使用情
報の表示部を表した図である。
【符号の説明】
A…電子写真画像形成装置 B…プロセスカ
ートリッジ 2…記録媒体 3…搬送手段 7…電子写真感光体 7a…ドラム基
体 7a1…非磁性導電層 7c…フランジ
ギア 7d…軸受部材 7e…ドラム軸
受部材 7e1…接点バネ部 8…帯電ローラ 8a…ローラ軸 8b…ローラ部 8c1…バネ部 8d…帯電電極 8d1…バネ接点部 10…現像手段 10c…現像スリーブ 10c1…スリ
ーブ基体 10c2…導電層 10d…現像ブ
レード 10f…軸受部材 10g…スリー
ブ軸受部材 10g1…バネ接点部 11…クリーニ
ング手段 11a…クリーニングブレード 11d…ブレー
ド支持部材 12…ハウジング 12a…上枠体 12b…下枠体 13…電子写真
画像形成装置本体 15…シール部材 16…トナー漏
れ防止シール 102…表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 21/10 G03G 21/00 386 2H077 21/00 350 15/00 556 386 21/00 318 Fターム(参考) 2H003 BB11 CC05 EE18 2H027 GB05 HB13 HB14 HB15 HB19 2H034 BF03 2H035 CA07 CB02 CB04 CE08 2H071 BA13 BA33 BA37 DA06 DA08 DA13 DA15 2H077 AD02 AD06 AD13 CA12 DB10 FA22 FA25

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子写真画像形成装置本体に着脱可能な
    プロセスカートリッジにおいて、 電子写真感光体と、 前記電子写真感光体に作用するプロセス手段と、 前記電子写真感光体及び前記プロセス手段を支持する枠
    体と、 を有し、 前記電子写真感光体及び前記プロセス手段の各部を構成
    する主要部材を合成樹脂で構成し、前記主要部材に合成
    樹脂の再生材を使用すると共に、前記再生材の使用情報
    を表示するための表示部を設けていることを特徴とする
    プロセスカートリッジ。
  2. 【請求項2】 前記再生材の使用情報とは、前記再生材
    の含有比率情報であることを特徴とする請求項1に記載
    のプロセスカートリッジ。
  3. 【請求項3】 前記プロセスカートリッジとは、前記プ
    ロセス手段としての、前記電子写真感光体を帯電させる
    ための帯電手段、前記電子写真感光体に形成された静電
    潜像を現像剤により現像するための現像手段または前記
    電子写真感光体に残留する現像剤を除去するためのクリ
    ーニング手段と前記電子写真感光体とを一体的にカート
    リッジ化し、このカートリッジを前記電子写真画像形成
    装置本体に対して着脱可能とするものである、請求項1
    に記載のプロセスカートリッジ。
  4. 【請求項4】 前記プロセスカートリッジとは、前記プ
    ロセス手段としての、前記電子写真感光体を帯電させる
    ための帯電手段、前記電子写真感光体に形成された静電
    潜像を現像剤により現像するための現像手段、前記電子
    写真感光体に残留する現像剤を除去するためのクリーニ
    ング手段の少なくとも一つと、前記電子写真感光体とを
    一体的にカートリッジ化して、前記電子写真画像形成装
    置本体に対して着脱可能とするものである、請求項1に
    記載のプロセスカートリッジ。
  5. 【請求項5】 前記プロセスカートリッジとは、前記プ
    ロセス手段としての、前記電子写真感光体に形成された
    静電潜像を現像剤により現像するための現像手段と、前
    記電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化して、前
    記電子写真画像形成装置本体に対して着脱可能とするも
    のである、請求項1に記載のプロセスカートリッジ。
  6. 【請求項6】 前記電子写真感光体は、前記主要部材と
    しての合成樹脂製のドラム基体と、前記ドラム基体の外
    周面から端面まで形成された導電層とを有し、前記端面
    で前記導電層に接触して電気的導通をとる合成樹脂製の
    バネ部を有する前記主要部材としてのドラム軸受によ
    り、前記電子写真感光体を回転可能に支持するよう構成
    され、 前記主要部材としての前記ドラム基体及び前記ドラム軸
    受に合成樹脂の再生材を使用すると共に、前記再生材の
    使用情報を表示するための表示部を設けていることを特
    徴とする、請求項1に記載のプロセスカートリッジ。
  7. 【請求項7】 前記プロセス手段は、前記主要部材とし
    ての現像スリーブ及び現像ブレードを有する現像手段で
    あり、 前記現像ブレードは、合成樹脂製であり、 前記現像スリーブは、合成樹脂製のスリーブ基体と、前
    記スリーブ基体の外周面から端面まで形成された導電層
    とを有し、前記端面で前記導電層に接触して電気的導通
    をとる合成樹脂製のバネ部を有する前記主要部材として
    のスリーブ軸受により、前記現像スリーブを回転可能に
    支持するように構成し、 前記主要部材としての前記現像スリーブ、前記現像ブレ
    ード及び前記スリーブ軸受に合成樹脂の再生材を使用す
    ると共に、前記再生材の使用情報を表示するための表示
    部を設けていることを特徴とする、請求項1に記載のプ
    ロセスカートリッジ。
  8. 【請求項8】 前記現像ブレードはプラスチックエラス
    トマーで構成した、請求項7に記載のプロセスカートリ
    ッジ。
  9. 【請求項9】 前記プロセス手段は、前記主要部材とし
    ての合成樹脂製のクリーニングブレードを有するクリー
    ニング手段であり、 前記主要部材としての前記クリーニングブレードに合成
    樹脂の再生材を使用すると共に、前記再生材の使用情報
    を表示するための表示部を設けていることを特徴とす
    る、請求項1に記載のプロセスカートリッジ。
  10. 【請求項10】 前記クリーニングブレードをプラスチ
    ックエラストマーで構成した、請求項9に記載のプロセ
    スカートリッジ。
  11. 【請求項11】 前記プロセス手段は、帯電ローラを有
    する帯電手段であり、 前記帯電ローラは、前記主要部材としての合成樹脂製の
    ローラ部と、前記ローラ部が設けられ、外周面から端面
    まで形成された導電層を有するローラ軸部とを有し、前
    記ローラ軸部の端面に合成樹脂製のバネ部を有する前記
    主要部材としての電極を接触させて帯電バイアスを印加
    するよう構成され、 前記主要部材としての前記ローラ部及び前記電極に合成
    樹脂の再生材を使用すると共に、前記再生材の使用情報
    を表示するための表示部を設けていることを特徴とす
    る、請求項1に記載のプロセスカートリッジ。
  12. 【請求項12】 前記帯電ローラは、プラスチックエラ
    ストマー製である、請求項11に記載のプロセスカート
    リッジ。
  13. 【請求項13】 前記プロセス手段としての現像手段及
    びクリーニング手段に個々に用いられて前記枠体との隙
    間からの現像剤漏れを防止するための合成樹脂製のシー
    ル部材を有し、 前記シール部材に合成樹脂の再生材を使用すると共に、
    前記再生材の使用情報を表示するための表示部を設けて
    いることを特徴とする、請求項1に記載のプロセスカー
    トリッジ。
  14. 【請求項14】 前記シール部材をプラスチックエラス
    トマーで構成した、請求項13に記載のプロセスカート
    リッジ。
  15. 【請求項15】 プロセスカートリッジを着脱可能であ
    って、記録媒体に画像を形成するための電子写真画像形
    成装置において、(a)電子写真感光体と、 前記電子写真感光体に作用するプロセス手段と、 前記電子写真感光体及び前記プロセス手段を支持する枠
    体と、 を有し、 前記電子写真感光体及び前記プロセス手段の各部を構成
    する主要部材を合成樹脂で構成し、前記主要部材に合成
    樹脂の再生材を使用すると共に、前記再生材の使用情報
    を表示するための表示部を設けているプロセスカートリ
    ッジを取り外し可能に装着するための装着手段と、
    (b)前記記録媒体を搬送するための搬送手段と、 を有することを特徴とする電子写真画像形成装置。
  16. 【請求項16】 前記電子写真画像形成装置は、電子写
    真複写機であることを特徴とする請求項15に記載の電
    子写真画像形成装置。
  17. 【請求項17】 前記電子写真画像形成装置は、レーザ
    ービームプリンターであることを特徴とする請求項15
    に記載の電子写真画像形成装置。
  18. 【請求項18】 前記電子写真画像形成装置は、ファク
    シミリ装置であることを特徴とする請求項15に記載の
    電子写真画像形成装置。
JP26700499A 1999-09-21 1999-09-21 プロセスカートリッジ、および電子写真画像形成装置 Pending JP2001092336A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26700499A JP2001092336A (ja) 1999-09-21 1999-09-21 プロセスカートリッジ、および電子写真画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26700499A JP2001092336A (ja) 1999-09-21 1999-09-21 プロセスカートリッジ、および電子写真画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001092336A true JP2001092336A (ja) 2001-04-06

Family

ID=17438730

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26700499A Pending JP2001092336A (ja) 1999-09-21 1999-09-21 プロセスカートリッジ、および電子写真画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001092336A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006330619A (ja) * 2005-05-30 2006-12-07 Brother Ind Ltd 現像カートリッジおよび画像形成装置
JP2015028653A (ja) * 2014-09-19 2015-02-12 シャープ株式会社 画像形成装置
JP2016156991A (ja) * 2015-02-25 2016-09-01 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置の外装カバー

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006330619A (ja) * 2005-05-30 2006-12-07 Brother Ind Ltd 現像カートリッジおよび画像形成装置
US7643771B2 (en) 2005-05-30 2010-01-05 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Developer cartridge and image-forming device with improved sealing
JP2015028653A (ja) * 2014-09-19 2015-02-12 シャープ株式会社 画像形成装置
JP2016156991A (ja) * 2015-02-25 2016-09-01 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置の外装カバー

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0570249B1 (en) Method of attaching a blade to a frame of a process cartridge
JPH07219407A (ja) プロセスカートリッジ及び画像形成装置
US5623328A (en) Process cartridge and image forming system on which process cartridge is mountable
JP3157610B2 (ja) プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP3334963B2 (ja) 円筒部材と係合部材とを再結合する結合方法
JPH0675439A (ja) プロセスカートリッジ及び画像形成装置
CN111077752B (zh) 显影盒及采用此的电子照相方式的图像形成装置
JPH0683123A (ja) プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JPH0683126A (ja) プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP4467152B2 (ja) 画像形成用現像装置
JP3416664B2 (ja) プロセスカートリッジ
JP2001092336A (ja) プロセスカートリッジ、および電子写真画像形成装置
JP3287636B2 (ja) プロセスカートリッジおよび画像形成装置
JP3110581B2 (ja) ブレード部材及びブレード部材の取り付け方法及びプロセスカートリッジ及びクリーニング装置
JP3241859B2 (ja) プロセスカートリッジの再生産方法
JP3285406B2 (ja) 感光体ドラム及びプロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP3352141B2 (ja) プロセスカートリッジ、及び、電子写真画像形成装置
EP0576757B1 (en) Process cartridge and image forming system on which process cartridge is mountable
JPH07219295A (ja) プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP3241826B2 (ja) プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JPH06130737A (ja) プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JPH0792885A (ja) プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP3382270B2 (ja) プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP3270119B2 (ja) プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JPH086470A (ja) プロセスカートリッジ及び画像形成装置