JP2001091101A - 空気調和機の熱交換器 - Google Patents

空気調和機の熱交換器

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JP2001091101A
JP2001091101A JP26492399A JP26492399A JP2001091101A JP 2001091101 A JP2001091101 A JP 2001091101A JP 26492399 A JP26492399 A JP 26492399A JP 26492399 A JP26492399 A JP 26492399A JP 2001091101 A JP2001091101 A JP 2001091101A
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JP
Japan
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fins
heat exchanger
fin
cut
air conditioner
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JP26492399A
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English (en)
Inventor
Sho Ishii
焦 石井
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Fujitsu General Ltd
Original Assignee
Fujitsu General Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空気調和機の室外機に用いる熱交換器に関す
るものであり、低外気温時の暖房運転中に発生するフィ
ンへの着霜を抑制し、暖房能力を向上させる。 【解決手段】 円筒状のカラー部5aを備えた複数の組
付孔5を有し多数枚積層されるフィン1に、熱交換する
空気の流れに対してフィン中央部を境にした風上側に、
折曲部6を設けるか或いはフラットな面のままとし、風
下側にスリット状の切り起こし7或いはルーバー状の切
り起こしを設けた構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は空気調和機の熱交換
器に係わり、詳しくは、室外機用熱交換器のフィンの構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】空気調和機の室外機用の熱交換器は例え
ば図1に示すように、所定間隔で平行に積層された多数
枚のフィン1と、これに直交させた複数のヘアピン状の
伝熱管2と、これら伝熱管2の開口端を順に連結した連
結管3等からなり、フィン1には例えば図3に示すよう
に、伝熱管2を挿通して拡管固着するための円筒状のカ
ラー部5aを備えた複数の組付孔5を所定間隔で設ける
と共に、熱交換用の空気の流れに対してフィン中央を境
にした風上側と風下側に波形の突き出し6を設けた所謂
コルゲートフィンと呼ばれるものを積層したものと、図
4に示すように、熱交換用の空気の流れに対してフィン
表面に複数のスリット状の切り起こし7を所定間隔で設
けた所謂スリットフィンと呼ばれるものを積層したも
の、或いは、図示はしてないが、フィン表面をフラット
なままにしたフラットフィンやルーバー状の切り起こし
を設けたものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図4に示す
ようなスリットフィン1Bを用いた熱交換器を室外機に
備えた空気調和機において、暖房運転を行う時、フィン
1の前縁部(風上側先端部)1aにはフィン1の他の部
分よりも先に低温の外気が当たり、また、切り起こし7
の前縁部(風上側先端部)7aには切り起こし7の他の
部分よりも先に低温の外気が当たる。したがって、フィ
ン1の前縁部1aと切り起こし7の前縁部7aは他の部
分より低温となり、図4の(c)に示すように着霜が起
こり、その霜層8が大きくなるとフィン間の空気の流れ
が著しく低下し、これによって暖房能力が急激に低下
し、快適性が大きく損なわれることになり、スリットフ
ィン1Bを用いた熱交換器は低外気温時の暖房運転には
適さないという問題がある。
【0004】これに対し、図3に示すようなコルゲート
フィン1A或いはフラットフィンを用いた熱交換器にお
いては、フィン1の風上から風下までほぼ等間隔で空気
通路ができているため、フィン1の風上側(前縁部1
a)に図3の(c)に示すような着霜が起こっても、前
述のスリットフィン1Bのように短時間にフィン間が霜
層8によって閉塞される事態にはならず、暖房能力が急
激に低下するということはないが、この種の熱交換器は
前述のスリットフィン1Bを用いた熱交換器に比して元
々フィン間を流通する空気(外気)への熱伝達率が小さ
いという欠点を有している。
【0005】したがって、本発明においては、前記それ
ぞれの熱交換器が有する長所を生かし、着霜に伴うフィ
ン間の閉塞が起こり難く、特に低外気温時の暖房能力の
向上を可能にする空気調和機の熱交換器を提供すること
を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するためになされたものであり、板面中央の上下方向
に複数のカラー部を備え、所定間隔で平行に積層された
多数枚のフィンと、このフィンに直交するように前記カ
ラー部に嵌挿された複数の伝熱管と、この伝熱管の開口
端を連結する連結管とからなり、前記フィンの板面中央
を境とした熱交換する空気の流れに対し風下側に、スリ
ット状或いはルーバー状の切り起こしを設けた構成とす
る。
【0007】また、前記フィンの板面中央を境として風
上側を折曲した構成とする。
【0008】また、前記切り起こしを前記突き出しと同
方向に設けてなる構成とする。
【0009】また、前記切り起こしの高さをフィンの積
層間隔の二分の一より低くした構成とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
〜図2に基づいて説明する。図1は空気調和機に利用す
る熱交換器の基本構成を示したもので、図において、1
は所定間隔で平行に積層された多数枚のフィン、2はこ
のフィン1に直交させた複数のヘアピン状の伝熱管、3
はこれら伝熱管2の開口端を順に連結した連結管、4は
積層されてなるフィン群の両側に配設された支持板であ
る。
【0011】図2は前記フィン1の一部を拡大図示した
もので、フィン1には前記伝熱管2を挿通して拡管固着
するための円筒状のカラー部5aを備えた複数の組付孔
5を所定間隔で設けると共に、矢印で示す熱交換用の空
気流に対してフィン1の中央部を境にした風上側に緩や
かな斜面を有する折曲部6を設け、風下側の中央部にス
リット状の切り起こし7を設けてなり、多数枚を図1お
よび図3の(c)に示すように積層している。なお、切
り起こし7は折曲部6と同方向のフィン1の表側に設
け、また、切り起こし7の高さはフィン1の積層間隔の
二分の一より低くした構成になっている。
【0012】このようなフィン1であれば、着霜が起こ
りやすい風上側には折曲部6のみがあって、フィン間に
はほぼ等間隔の空気通路が出来上がるので、暖房運転時
に風上側の前縁部1aが図3の(c)に示すように着霜
してもその霜層8によりフィン間が閉塞するようなこと
はなく、また、着霜の恐れがないフィン1の風下側には
流通する空気への熱伝達の向上に有効な切り起こし7が
あるため、熱伝達が促進され、結果として熱交換性能が
向上することになる。
【0013】なお、本実施例においては、フィン1の中
央部を境にした風上側に折曲部6を形成し、風下側にス
リット状の切り起こし7を設けた構成になっているが、
必ずしもこの形態に限定するものではなく、例えば、フ
ィン1の風上側に折曲部6を形成し、風下側にルーバー
状の切り起こしを設けた構成でも、また、フィン1の風
上側はフラットなままとし、風下側にスリット状或いは
ルーバー状の切り起こしを設けた構成であってもよい。
【0014】
【発明の効果】以上説明したようなフィンを用いた熱交
換器であるならば、低外気温下での暖房運転であって
も、フィンへの着霜が最小限に抑えられ、霜層によりフ
ィン間が短時間に閉塞するようなことはなく、暖房運転
が安定し、かつ、より高い熱伝達率が得られるので暖房
能力だけでなく冷房能力も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明および従来例に係わる熱交換器の基本構
成図である。
【図2】本発明によるフィンの一形態を示したもので、
(a)図はフィン正面の要部拡大図、(b)図は(a)
図のA−A矢視断面図、(c)図はフィンの積層状態を
示す断面図である。
【図3】従来例を示したもので、(a)図はフィン正面
の要部拡大図、(b)図は(a)図のA−A矢視断面
図、(c)図はフィンの積層状態を示す断面図である。
【図4】もう一つの従来例を示したもので、(a)図は
フィン正面の要部拡大図、(b)図は(a)図のA−A
矢視断面図、(c)図はフィンの積層状態を示す断面図
である。
【符号の説明】
1 フィン 2 伝熱管 3 連結管 4 支持板 5 組付孔 5a カラー部 6 折曲部 7 切り起こし 8 霜層

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板面中央の上下方向に複数のカラー部を
    備え、所定間隔で平行に積層された多数枚のフィンと、
    このフィンに直交するように前記カラー部に嵌挿された
    複数の伝熱管と、この伝熱管の開口端を連結する連結管
    とからなり、前記フィンの板面中央を境とした熱交換す
    る空気の流れに対し風下側に、スリット状或いはルーバ
    ー状の切り起こしを設けてなることを特徴とする空気調
    和機の熱交換器。
  2. 【請求項2】 前記フィンの板面中央を境として風上側
    を折曲してなる請求項1記載の空気調和機の熱交換器。
  3. 【請求項3】 前記切り起こしを前記突き出しと同方向
    に設けてなる請求項1記載の空気調和機の熱交換器。
  4. 【請求項4】 前記切り起こしの高さをフィンの積層間
    隔の二分の一より低くしてなる請求項1記載の空気調和
    機の熱交換器。
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