JP2001089356A - 油中水型乳化組成物及びこれを用いた乳化化粧料 - Google Patents
油中水型乳化組成物及びこれを用いた乳化化粧料Info
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Abstract
つみずみずしくさっぱりとした使用感を有する高内水相
型油中水型乳化組成物およびこれを用いた乳化化粧料を
提供する。 【解決手段】 (a)特定のポリエーテル変性シリコー
ンを0.1〜10.0重量%と、(b)構成脂肪酸の少
なくとも50重量%以上が炭素数8〜18の飽和脂肪酸
又は炭素数16〜22の不飽和脂肪酸であり、その95
重量%以上がジエステル体以上のポリエステル体であ
り、かつ上昇融点が20℃以下であるようなHLB4以
下のショ糖脂肪酸エステルを0.1〜10.0重量%
と、(c)シリコーン系油分と、(d)無機塩及び/又
は有機塩を含有する水溶液とを配合し、(a)〜(c)
成分を含む油相と、(d)成分の配合比が重量比で、
(a)〜(c)成分を含む油相:(d)成分=1:4〜
1:20であるようにする。
Description
および乳化化粧料に関する。さらに詳しくは、肌のつる
つる感に優れ、かつみずみずしくさっぱりとした使用感
を有し、良好な乳化状態を呈する高内水相型油中水型乳
化組成物およびこれを用いた乳化化粧料に関する。
乳化化粧料などに利用される油中水型乳化組成物におい
て、みずみずしく、さっぱりした使用感を出すために、
内水相比が高くても基剤の安定性が良好な乳化剤とし
て、特定の親油性ショ糖脂肪酸エステルが開発されてい
る(特開平9−239259号公報参照)。また、従来
乳化組成物の使用感をさっぱりしたものにするために、
乳化組成物中の油分には通常シリコーン油が用いられて
おり、この場合には特定のポリエーテル変性シリコーン
を乳化剤として用いることで、安定な油中水型乳化化粧
料が開発されている(特開平2−258710号公報
他)。しかしながら、シリコーン油を配合し、かつ内水
相比の高い高内水相型油中水型乳化組成物を調製しよう
とすると、従来の技術では安定性の点で満足できるもの
は得られなかった。本発明は、上記したような従来の事
情に対処してなされたもので、シリコーン油を含む高内
水相油中水型乳化組成物で、さっぱりとみずみずしい使
用感を有し、かつ安定性が良好な基剤を提供することを
目的とする。
に鑑み鋭意研究を重ねた結果、特定のポリエーテル変性
シリコーンとHLB4以下で常温で液体であるショ糖脂
肪酸エステルから選択される一種または二種以上を乳化
剤として得られる油中水型乳化組成物の水相中に、塩類
の一種または二種以上を含有させることによって、より
さっぱりとみずみずしい感触を有し、かつ肌のつるつる
感にも優れた乳化安定性の良好な高内水相型油中水型乳
化組成物が得られることを見出し、本発明を完成した。
において配合が困難であった紫外線吸収剤や、ビタミン
類等の油溶性薬剤を溶解する極性の高い油分も、本基剤
中には配合可能である。
示されるポリエーテル変性シリコーンの一種または二種
以上を0.1〜10.0重量%と、(b)HLB4以下
であるショ糖脂肪酸エステルから選択される一種または
二種以上を0.1〜10.0重量%と、(c)シリコー
ン系油分と、(d)無機塩及び/又は有機塩を含有する
水溶液、を含有することを特徴とする油中水型乳化組成
物である。
後述するBを示し、Bは一般式:−C3H6O(C2H
4O)a(C3H6O)bR’(式中、R’は水素原子、ア
シル基、および炭素数1〜4のアルキル基からなる群か
ら選択される基であり、aは5〜50の整数であり、b
は5〜50の整数である。)で示されるポリオキシアル
キレン基であり、Rはメチル基またはフェニル基であ
り、mは50〜1000の整数であり、nは1〜40の
整数である。ただし、分子中に少なくとも1個はポリオ
キシアルキレン基を有する。]
発明に用いられる(a)ポリエーテル変性シリコーン
は、前記一般式(1)で示されるポリオキシアルキレン
基を有するオルガノポリシロキサンである。
リオキシアルキレン基が40重量%以上含まれているこ
とが好ましい。ポリオキシアルキレン基中のR’のアシ
ル基として、具体的には、ホルミル基、アセチル基、プ
ロピオニル基、ブチロイル基、アクリロイル基、ベンゾ
イル基、トルオイル基等が例示され、炭素数1〜4のア
ルキル基として、具体的には、メチル基、エチル基、i
−プロピル基、n−プロピル基、t−ブチル基、n−ブ
チル基が例示される。
aまたはbが5未満である場合には、ポリエーテル変性
シリコーンが十分な乳化効果を示さなくなり、また、a
またはbが50を超える場合には、得られた油中水型乳
化組成物がべとつき感を有するようになる。
量%以上が好ましく、より好ましくは40〜70重量%
の範囲にある。これは、ポリオキシアルキレン基の含有
量が40重量%未満の場合にはシリコーン油以外の非極
性油に対する乳化性が低下し、70重量%を超える場合
には得られた乳化組成物がべたつきを有するようになる
ためである。また、mは50〜1000の整数であり、
nは1〜40の整数である。これは、mが50未満であ
り、nが1未満である場合には、乳化効果が不十分であ
り、またmが1000を超え、かつnが40を越える場
合には、得られた乳化組成物がべとつき感を有するよう
になるからである。
性シリコーンの分子量は30000以上であることが好
ましく、50000以上がより好ましい。これは、ポリ
エーテル変性シリコーンの分子量が30000未満であ
ると、シリコーン油以外の非極性油分に対する乳化能が
低下するためである。
ンは、例えば特開平5−311076号公報に記載され
ている。また市販品としては、TSポリマー50−D5
(東レダウコーニングシリコーン社製)等が挙げられ
る。
性シリコーンの配合量は、特に限定されないが、好まし
くは0.1〜10.0重量%であり、より好ましくは
0.3〜5.0重量%である。ポリエーテル変性シリコ
ーンの配合量が0.1重量%未満であると、乳化剤とし
ての機能が十分発揮されず、安定な乳化状態を得ること
ができない。また10.0重量%を越えると、乳化組成
物がべたつき感を有するようになる場合がある。
は、構成脂肪酸の少なくとも50重量%以上が炭素数8
〜18の飽和脂肪酸又は炭素数16〜22の不飽和脂肪
酸であり、その95重量%以上がジエステル体以上のポ
リエステル体であり、かつ上昇融点が20℃以下である
ような化合物であることが望ましい。このようなショ糖
脂肪酸エステルの具体例としては、ショ糖カプリル酸エ
ステル、ショ糖カプリン酸エステル、ショ糖ラウリン酸
エステル、ショ糖ミリスチン酸エステル、ショ糖パルミ
チン酸エステル、ショ糖ステアリン酸エステル、ショ糖
オレイン酸エステル、ショ糖エルカ酸エステルを挙げる
ことができ、これらの1種または2種以上を用いること
ができる。これらのうち特に好ましいのはショ糖オレイ
ン酸エステルおよびショ糖エルカ酸エステルである。ジ
エステルを含むポリエステル(以下、ポリエステルと略
記する)の割合については、100重量%であることが
望ましいが、少なくとも95重量%以上、好ましくは9
7重量%以上であることが望ましい。
の配合量は、0.1〜10.0重量%、好ましくは0.
3〜5.0重量%である。
メチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサ
ン、アミノ変性シリコーン、フッ素変性シリコーン等が
挙げられる。
系油分の配合量は乳化組成物全量に対して、1.0〜2
0.0重量%、好ましくは、5.0〜15.0重量%が
配合される。シリコーン系油分の配合量が1.0重量%
未満であるとつるつる感が感じられず、さっぱりしな
い。また20.0重量%を超えると、使用中油っぽさが
感じられる。
の油分を含ませることもできる。かかる油分としては、
例えば、トリグリセリド、流動パラフィン等が挙げられ
る。
は、乳化組成物全量中、3.0〜20.0重量%が好ま
しい。
は有機塩としては次のようなものが挙げられる。
酸、炭酸、リン酸等のアルカリ金属塩、アルカリ土類金
属塩、アルミニウム塩、亜鉛塩またはアンモニウム塩等
が挙げられる。好ましい無機塩としては、塩化ナトリウ
ム、塩化カリウム、塩化マグネシウム、塩化カルシウ
ム、塩化アルミニウム、塩化亜鉛、塩化アンモニウム等
の塩化物;硫酸ナトリウム、硫酸カリウム、硫酸マグネ
シウム、硫酸アルミニウム、硫酸亜鉛、硫酸アンモニウ
ム等の硫化物;硝酸ナトリウム、硝酸カリウム、硝酸マ
グネシウム、硝酸カルシウム、硝酸アルミニウム、硝酸
亜鉛、硝酸アンモニウム等の硝酸化物;炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウム、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム
等の炭酸化物;リン酸ナトリウム、リン酸カリウム等の
リン酸化物があげられ、中でも、塩化ナトリウム、塩化
カリウム、塩化マグネシウム、塩化カルシウム、塩化ア
ルミニウム、硫酸ナトリウム、硫酸カリウム、硫酸マグ
ネシウム、硫酸アルミニウムが特に好ましい。
グルタミン酸ナトリウム等が挙げられる。
塩の配合量は、0.1〜7.0重量%、好ましくは0.
5〜5.0重量%である。0.1重量%未満及び7.0
重量%を越える配合量では、乳化物を安定化することが
困難となる場合がある。
分の配合比は、重量比で(a)〜(c)成分を含む油
相:(d)成分=1:4〜1:20、特に1:4.3〜
1:10が、使用性及び安定性の面で好ましい。
発明の効果を損なわない範囲で多価アルコールや保湿剤
を配合することにより保湿効果を高めることができる。
ングリコール、プロピレングリコール、トリメチレング
リコール、1,2−ブチレングリコール、1,3−ブチ
レングリコール、テトラメチレングリコール、2,3−
ブチレングリコール、ペンタメチレングリコール、2−
ブテン−1,4−ジオール、ヘキシレングリコール、オ
クチレングリコール等の2価のアルコール;グリセリ
ン、トリメチロールプロパン、1,2,6−ヘキサント
リオール等の3価のアルコール;ペンタエリスリトール
等の4価のアルコール;キシリトール等の5価のアルコ
ール;ソルビトール、マンニトール等の6価のアルコー
ル;ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、
トリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、
トリグリセリン、テトラグリセリン、ポリグリセリン等
の多価アルコール共重合体;エチレングリコールモノメ
チルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテ
ル、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレン
グリコールモノフェニルエーテル、エチレングリコール
モノヘキシルエーテル、エチレングリコールモノ−2−
メチルヘキシルエーテル、エチレングリコールイソアミ
ルエーテル、エチレングリコールベンジルエーテル、エ
チレングリコールイソプロピルエーテル、エチレングリ
コールジメチルエーテル、エチレングリコールジエチル
エーテル、エチレングリコールジブチルエーテル等の2
価のアルコールアルキルエーテル類;ジエチレングリコ
ールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエ
チルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテ
ル、ジエチレングリコール、ジメチルエーテル、ジエチ
レングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコー
ルジブチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエチ
ルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテ
ル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、トリ
エチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレング
リコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモ
ノエチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエ
ーテル、プロピレングリコールモノイソプロピルエーテ
ル、ジプロピレングリコールメチルエーテル、ジプロピ
レングリコールエチルエーテル、ジプロピレングリコー
ルブチルエーテル等の2価のアルコールアルキルエーテ
ル類;エチレングリコールモノメチルエーテルアセテー
ト、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテー
ト、エチレングリコールモノブチルエーテルアセテー
ト、エチレングリコールモノフェニルエーテルアセテー
ト、エチレングリコールジアジペート、エチレングリコ
ールジサクシネート、エチレングリコールモノエチルエ
ーテルアセテート、ジエチレングリコールモノブチルエ
ーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエ
ーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエ
ーテルアセテート、プロピレングリコールモノプロピル
エーテルアセテート、プロピレングリコールモノフェニ
ルエーテルアセテート等の2価のアルコールエーテルエ
ステル類;キシルアルコール、セラキルアルコール、バ
チルアルコール等のグリセリンモノアルキルエーテル;
ソルビトール、マルチトール、マルトトリオース、マン
ニトール、ショ糖、エリスリトール、グルコース、フル
クトース、デンプン分解糖、マルトース、キシリトー
ス、デンプン分解糖還元アルコール等の糖アルコール;
グリソリッド、テトラハイドロフルフリルアルコール、
POEテトラハイドロフルフリルアルコール、POPブ
チルエーテル、POP・POEブチルエーテル、ポリオ
キシプロピレングリセリンエーテル、POPグリセリン
エーテル、POPグリセリンエーテルリン酸、POP・
POEペンタエリスルトールエーテル等が挙げられる。
アルロン酸、ムコイチン硫酸、カロニン酸、アテロコラ
ーゲン、コレステリル−12−ヒドロキシステアレー
ト、乳酸ナトリウム、胆汁酸モノ塩、dl−ピロリドン
カルボン酸モノ塩、短鎖可溶性コラーゲン、イザヨイバ
ラ抽出液、セイヨウノコギリソウ抽出物などが挙げられ
る。
等を損なわない範囲で水溶性高分子を配合することも可
能である。天然の水溶性高分子としては、例えば、アラ
ビアガム、トラガカントガム、ガラクタン、グアーガ
ム、キャロブガム、カラヤガム、カラギーナン、ペクチ
ン、カンテン、クインスシード(マルメロ)、アルゲコ
ロイド(カッソウエキス)、デンプン(コメ、トウモロ
コシ、バレイショ、コムギ)、グリチルリチン酸等の植
物系高分子、キサンタンガム、デキストラン、サクシノ
グルカン、プルラン等の微生物系高分子、コラーゲン、
カゼイン、アルブミン、ゼラチン等の動物系高分子が挙
げられる。
カルボキシメチルデンプン、メチルヒドロキシプロピル
デンプン等のデンプン系高分子、メチルセルロース、ニ
トロセルロース、エチルセルロース、メチルヒドロキシ
プロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、セ
ルロース硫酸ナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロー
ス、カルボキシメチルセルロースナトリウム(CM
C)、結晶セルロース、セルロース末等のセルロース系
高分子、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレン
グリコールエステル等のアルギン酸系高分子が挙げられ
る。
リビニルアルコール、ポリビニルメチルエーテル系高分
子、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー
(CARBOPOL 940, 941; BF Goodrich社)等のビニル系高
分子、ポリエチレングリコール20,000、ポリエチ
レングリコール6,000、ポリエチレングリコール
4,000等のポリオキシエチレン系高分子、ポリオキ
シエチレンポリオキシプロピレン共重合体等の共重合体
系高分子、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチルアク
リレート、ポリアクリルアミド等のアクリル系高分子、
ポリエチレンイミン、カチオンポリマー等が挙げられ
る。
も通常化粧料や医薬品の分野で配合されている各種成分
を配合することができる。例えば、ビタミンB群、ビタ
ミンC及びその誘導体、パントテン酸及びその誘導体、
ビオチン等のビタミン類などの水溶性活性物質、グルタ
ミン酸ナトリウム、アルギニン、アスパラギン酸、クエ
ン酸、酒石酸、乳酸などの緩衝剤、EDTAなどのキレ
ート剤、防腐剤などの他、紫外線吸収剤、各種粉末、各
種色素等が挙げられる。
ニオン界面活性剤、ノニオン界面活性剤、カチオン界面
活性剤、両性界面活性剤を配合することも可能である。
粧品、医薬部外品、医薬品分野において、皮膚化粧料、
毛髪化粧料、皮膚外用剤などとして利用される。優れた
使用感を有するので乳化化粧料として使用されることが
望ましい。
詳細に説明する。なお%はすべて重量%を意味する。
成物である保湿クリームを調製し、使用した時の(1)み
ずみずしさ、(2)さっぱり感、、(3)肌のつるつる感、お
よび(4)安定性を評価した。その結果を併せて表1〜表
2に示す。評価方法は次の通りである。
性の評価を行った。?みずみずしさ ◎:10名中、8名以上がみずみずしいと回答した。 ○:10名中、6名以上,8名未満がみずみずしいと回
答した。 △:10名中、4名以上,6名未満がみずみずしいと回
答した。 ×:10名中、4名未満がみずみずしいと回答した。
答した。 △:10名中、4名以上,6名未満がさっぱりすると回
答した。 ×:10名中、4名未満がさっぱりすると回答した。
答した。 △:10名中、4名以上,6名未満がつるつるすると回
答した。 ×:10名中、4名未満がつるつるすると回答した。
験評価を行い、その外観を評価した。 ◎:外観に異常なし。 ○:一部でわずかに油浮きしている。 △:油浮きしている。 ×:分離している。
子量:55000、ポリオキシアルキレン基含有率:4
5% )を用いた。
化組成物は安定性が良好で優れた使用性を有しているこ
とが分かる。
分散を行う。(3)に(6)を加えて溶解し、さらに(2)、
(4)、(5)を加えた水相を前記油相に徐添し、ホモディス
パーで均一分散後、乳化粒子を整え、油中水型乳化化粧
料である保湿クリームを製造した。得られた保湿クリー
ムは安定性が良好で優れた使用性を有していた。
を行う。(2)〜(6)を混合した水相を前記油相に徐添し、
ホモディスパーで均一分散後、乳化粒子を整え、油中水
型乳化化粧料である化粧下地を製造した。得られた化粧
下地は安定性が良好で、紫外線吸収剤等のべたつきもな
く、優れた使用性を有していた。
定性が良好で、肌のつるつる感に優れ、みずみずしく、
さっぱりとした使用感の高内水相型油中水型乳化組成物
及び乳化化粧料を提供できる。
Claims (5)
- 【請求項1】 (a)下記一般式(1)で示されるポリ
エーテル変性シリコーンの一種または二種以上を0.1
〜10.0重量%と、(b)HLB4以下であるショ糖
脂肪酸エステルから選択される一種または二種以上を
0.1〜10.0重量%と、(c)シリコーン系油分
と、(d)無機塩及び/又は有機塩を含有する水溶液、
を含有することを特徴とする油中水型乳化組成物。 【化1】 式中、Aはメチル基、フェニル基または後述するBを示
し、Bは一般式:−C 3H6O(C2H4O)a(C3H
6O)bR’(式中、R’は水素原子、アシル基、および
炭素数1〜4のアルキル基からなる群から選択される基
であり、aは5〜50の整数であり、bは5〜50の整
数である。)で示されるポリオキシアルキレン基であ
り、Rはメチル基またはフェニル基であり、mは50〜
1000の整数であり、nは1〜40の整数である。た
だし、分子中に少なくとも1個はポリオキシアルキレン
基を有する。] - 【請求項2】 (b)成分のショ糖脂肪酸エステルが、
構成脂肪酸の少なくとも50重量%以上が炭素数8〜1
8の飽和脂肪酸又は炭素数16〜22の不飽和脂肪酸で
あり、その95重量%以上がジエステル体以上のポリエ
ステル体であり、かつ上昇融点が20℃以下であるよう
な化合物である請求項1記載の油中水型乳化組成物。 - 【請求項3】 (a)〜(c)成分を含む油相と、
(d)成分の配合比が重量比で、(a)〜(c)成分を
含む油相:(d)成分=1:4〜1:20である請求項
1記載の油中水型乳化組成物。 - 【請求項4】 (d)成分中の無機塩及び/又は有機塩
の含有量が、全組成物に対して0.1〜7.0重量%で
ある請求項1記載の油中水型乳化組成物。 - 【請求項5】 乳化組成物が乳化化粧料である請求項1
〜4のいずれかに記載の油中水型乳化組成物。
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WO2008143090A1 (ja) | 2007-05-22 | 2008-11-27 | Shiseido Company Ltd. | 油中水型乳化組成物 |
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