JP2001088630A - 自動車用電装部品、自動車用内装ユニット及びその組立方法 - Google Patents

自動車用電装部品、自動車用内装ユニット及びその組立方法

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JP2001088630A
JP2001088630A JP27041799A JP27041799A JP2001088630A JP 2001088630 A JP2001088630 A JP 2001088630A JP 27041799 A JP27041799 A JP 27041799A JP 27041799 A JP27041799 A JP 27041799A JP 2001088630 A JP2001088630 A JP 2001088630A
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Hiroyuki Hayashi
弘幸 林
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AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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  • Arrangements Of Lighting Devices For Vehicle Interiors, Mounting And Supporting Thereof, Circuits Therefore (AREA)
  • Connections By Means Of Piercing Elements, Nuts, Or Screws (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車のモジュール化に適した自動車用内装
ユニットを提供する。 【解決手段】 内装部材120の非車室側(内側)12
0aで、かつ電装部品130の一部を車室側に露出させ
るための開口121の近傍に電線保持部125aを有す
る電装部品保持部材125を固着し、電線保持部125
aに電線110を肘下状態で、非車室側から電装部品1
30を電装部品肘部材125に係合させると共に、電装
部品130の電線接続部134の接点部材に電線110
を圧入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の内装部材
等に設けられる電装部品の取付構造及び電装部品にワイ
ヤーハーネスを接続する構造に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、自動車の車室天井部には
ルームランプやマップランプなどの電装部品が取り付け
られている。また、ドアトリムにはパワーウインドーの
スイッチやフットランプなどの電装部品が取り付けられ
ている。
【0003】従来の内装部材や電装部品の組み付け構造
の一例について説明する。図5に示すように、溶接によ
り組み立てられ塗装された車体(図示せず)の内側にあ
らかじめワイヤーハーネス10を配設しておき、内装部
材(ライニング)20に設けられた電装部品を取り付け
るための開口21を貫通するように、ワイヤーハーネス
10の先端部11及びコネクタ12を内装部材のボディ
側(内側)から車室側(外側)に貫通させ、その状態で
内装部材を車体のフレームに固定する。さらに、コネク
タ11を電装部品30に接続した後、ワイヤーハーネス
10の内装部材の表側にはみ出ている部分11を内装部
材20と車体の間に押し込み、電装部品30を内装部材
20の開口21に嵌合させ、最後にねじ22などで電装
部品を車体のフレームに固定する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の内装部材2
0や電装部品30の組み付け構造は、自動車メーカーに
おける自動車組立のメインラインにおいて作業を行うこ
とを前提としており、作業者が狭い車室内に入って作業
を行うため、非常に作業性が悪いという問題を有してい
た。
【0005】近年、自動車開発に要する期間短縮やコス
トの低減、自動車用部品のコスト低減や組み立て工程の
簡略化などを目的として、自動車のモジュール化が進め
られている。自動車のモジュール化とは、従来単一の部
品ごとに開発、生産、検査、納入を行ってきたものを、
関連する複数の部品単位(モジュール)で行うと共に、
それらの工程を部品メーカーにアウトソーシングするこ
とを意味する。
【0006】モジュール化された自動車の組立工程で
は、モジュールの組立作業とモジュールの車体への組み
付け作業とが、それぞれ別のラインで行われるため、従
来の内装部材や電装部品の組み付け構造をそのまま踏襲
することはできず、新たな構造が必要である。
【0007】本発明は、上記従来例の問題点を解決する
ためになされたものであり、自動車のモジュール化に適
した自動車用電装部品、自動車用内装ユニット及びその
組立方法を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の自動車用電装部品は、自動車用内装部材に
設けられた開口からその一部分が車室側に露出されるよ
うに、非車室側から前記開口の近傍に取り付けられる基
体部と、前記基体部に設けられ、前記内装部材の非車室
側に配設された電線と接続可能な電線接続部と、前記基
体部に設けられ、前記電線接続部に導体を介して接続さ
れ、所定の機能を行う機能部とを有する電装部品本体
と、前記基体部を前記内装部材に係合保持するために、
前記基体部とは別体となるように形成され、前記内装部
材の開口近傍に取り付けられると共に、電線を配列保持
する電線保持部を有する電装部品保持部材とを具備し、
前記電装部品保持部材に前記電装部品本体が保持される
ことにより前記電線接続部が前記電線保持部に保持され
ている電線に接続されるように構成したことを特徴とす
る。
【0009】上記構成において、前記電線接続部は前記
電線の途中部分に接続されることが好ましい。
【0010】また、前記電線は絶縁被覆電線であって、
前記電線接続部は、前記電線保持部に保持される電線の
配列方向に略直交するように設けられ、前記電線の絶縁
被覆を破断すると共に前記電線の導体部分と接触する接
点部材を具備することが好ましい。
【0011】さらに、前記電線のうち前記電装部品と接
続される部分に第1接点部材を取り付け、前記電線接続
部に前記第1接点部材と接続される第2接点部材を設け
たことが好ましい。
【0012】また、本発明の自動車用内装ユニットは、
開口を有し自動車のフレームに固定される内装部材と、
前記内装部材の非車室側でかつ前記開口近傍に設けられ
た電装部品保持部と、前記内装部材の非車室側でかつ前
記電装部品保持部の近傍に設けられた電線保持部と、前
記開口からその一部分が車室側に露出するように前記電
装部品保持部に保持され、保持状態において前記電線保
持部に保持されている電線と電気的に接続される電線接
続部を有する電装部品とを具備する。
【0013】上記構成において、前記電線は絶縁被覆電
線であって、前記電線接続部は、前記電線の配列方向に
略直交するように設けられ、前記電線の絶縁被覆を破断
すると共に前記電線の導体部分と接触する接点部材を具
備することが好ましい。
【0014】また、前記電装部品を前記電装部品保持部
に係合保持することにより、前記接点部材を前記電線側
に押しつけると共に前記接点部材と前記導体との接触状
態を保持するためのロック機構として機能することが好
ましい。
【0015】または、前記電線のうち前記電装部品と接
続される部分に第1接点部材を取り付け、前記電線接続
部に前記第1接点部材と接続される第2接点部材を設け
たことが好ましい。
【0016】さらに、前記電装部品を前記電装部品保持
部に係合保持することにより、前記第1接点部材を前記
第2接点部材側に押しつけると共に前記第1接点部材と
前記第2接点部材との接触状態を保持するためのロック
機構として機能することが好ましい。
【0017】さらに、前記電装部品保持部は、前記内装
部材とは別体となるように形成され、前記内装部材の開
口近傍に取り付けられる電装部品保持部材であり、この
電装部品保持部材に前記電線保持部を設けたことが好ま
しい。
【0018】または、前記電装部品保持部及び前記電線
保持部を、前記内装部材と一体的に前記開口の近傍に形
成したことが好ましい。
【0019】一方、本発明の自動車用内装ユニットの組
立方法によれば、電装部品を嵌装するための開口及び前
記開口の近傍に設けられた電装部品保持部を有し自動車
のフレームに固定される内装部材に対して、前記内装部
材の非車室側でかつ前記電装部品保持部の近傍に電線を
配設し、非車室側から前記電装部品を前記電装部品保持
部材を係合させることにより前記電装部品の電線接続部
と前記電線とを電気的に接続する。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の自動車用電装部品、自動
車用内装ユニット及びその組立方法の一実施形態につい
て説明する。本実施形態の自動車用電装部品及びそれを
用いた自動車用内装ユニットの構成を図1に示す。内装
ユニットの一例として、ルームランプやマップランプな
どの電装部品が取り付けられた自動車の車室天井部用内
装ユニットについて説明する。
【0021】内装部材120には、ルームランプやマッ
プランプなどの電装部品130を車室側に機能させる又
は車室側から操作可能にするための開口121が設けら
れている。また、内装部材120の非車室側(内側)1
20aで、かつ開口121を囲むように、電装部品保持
部材125が接着剤又は両面粘着テープなどにより固着
されている。電装部品保持部材125には、電線110
を保持するための電線保持部125a及び電装部品13
0を係合保持するための爪125bが形成されている。
電線110は、非車室側から電線保持部125aに保持
されるように配設されている。電線110としては、電
装部品130に対してのみ電力や所定の信号を伝送する
専用のものであってもよいし、複数の電装部品が並列に
接続されるバスラインであってもよい。後者の場合、電
装部品130は電線110の途中部分に接続される。
【0022】電装部品130は、車室側(外側)120
bから内装部材120の開口121に嵌装されるカバー
部材131と、非車室側120aから電装部品保持部材
125に対して装着され、爪125aと係合するフラン
ジ部(基体部)132と、電球やスイッチなどの機能部
133と、電線110と電気的に接続される電線接続部
134と、機能部133と電線接続部134とを接続す
る導体135等で構成されている。電線接続部134
は、電装部品保持部材125の電線保持部125aと嵌
合する凹部を有し、その内部には、例えば図2に示すよ
うな形状の接点部材(圧接端子)136が収納保持され
ている。なお、カバー部材131は内装ユニットが組み
立てられた段階では、必ずしも内装部材120に装着さ
れている必要はなく、自動車組立のメインラインにおい
て、内装ユニットを車体に組み付けた後、内装部材12
0の開口121に装着してもよい。
【0023】図2において、(a)は電線110を接点
部材136に相対的に圧入する前の状態を示し、(b)
は圧入後の状態を示す。実際には、接点部材136の方
が電線110側に移動する。図2に示すように、接点部
材136は、電線110の長手方向に対して略直交する
方向において、互いに対向するように突出した複数組
(例えば2組)の圧接刃136aを有している。また、
電線110は絶縁性樹脂などで被覆された絶縁被覆電線
を用いている。圧接刃136aを電線110に押しつけ
ると、圧接刃136aにより表面の絶縁被覆110bが
破断され、同時に心線(導体)110aが圧接刃136
aで挟持される。これにより電線110と接点部材13
6とが電気的に接続される。また、接点部材136は、
導体135を介して機能部133に接続されているの
で、機能部133が電線110と電気的に接続される。
【0024】次に、本実施形態における電線110と電
線接続部134との接続工程を図3に示す。なお、図3
中、内装部材120の図示を省略する。まず、(a)に
示すように、内装部材120の車室側(外側)に設けら
れた電装部品保持部材125の電線保持部125aに電
線110を載置する。(b)に示すように、非車室側か
ら電装部品130を電装部品保持部材125に係合させ
ると、電線110が電装部品保持部材125の電線保持
部125aと電線接続部134との間で挟持される。さ
らに、(c)に示すように、電装部品130を電装部品
保持部材125に完全に係合させると、(b)から
(c)に移行する間に、図2に示すように電線110の
絶縁被覆110bが破断され、心線110aが接点部材
136と接触し、電気的に接続される。このとき、電装
部品130のフランジ部132が電装部品保持部材12
5の爪125bと係合し、非車室側には外れにくい状態
となっているので、フランジ部132と爪125bは互
いに係合することにより接点部材136と電線110と
の接触状態を保持するためのロック機構として機能す
る。
【0025】すなわち、本実施形態によれば、電装部品
130を内装部材120に取り付けられた電装部品保持
部材125に係合させるという簡単な動作で、内装ユニ
ットの組立及び電線110と電装部品130の電気的な
接続を行うことができる。
【0026】なお、上記実施形態では、電線110とし
て絶縁被覆電線を用い、接点部材136に押しつける際
に絶縁被覆を破断するように構成したが、これに限定さ
れるものではない。例えば図4に示すように、電線11
0のうち、電装部品130と接続される部分に接点部材
(第1接点部材)111を圧着や加締めにより取り付け
るように構成してもよい。この場合、電装部品130の
電線接続部134に設ける接点部材(第2接点部材:図
示せず)としては、平板状のものや板ばね状のものを用
いることができる。
【0027】この変形例の構成によれば、あらかじめ電
線110に接点部材111を取り付けておく必要がある
ものの、電装部品130側の接点部材の形状が簡単にな
ると共に、電線接続部134を電線110側に押しつけ
るときに絶縁被覆を破断する必要がなく、小さな押し圧
力で電線110と電装部品130との接続が可能とな
る。
【0028】また、上記実施形態では、自動車用内装ユ
ニットとして車室天井部用内装ユニットについて説明し
たが、これに限定されるものではなく、パワーウインド
ウスイッチやフットランプなどの電装部品が取り付けら
れたドアトリム部、オーディオ装置やエアコンのスイッ
チなどの電装部品が取り付けられたインスツルメントパ
ネル部などであってもよい。さらに、電装部品130と
しては、ルームランプやマップランプなどの車室側から
操作されるものに限定されず、エアコンの温度センサな
どの搭乗者によって操作されないものであってもよい。
【0029】さらに、上記実施形態では、電装部品保持
部材125を内装部材120とは別体とし、接着剤や両
面粘着テープなどで固定するように構成したが、これに
限定されるものではなく、内装部材120と一体的に成
形するように構成してもよい。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の自動車用
電装部品は、自動車用内装部材に設けられた開口からそ
の一部分が車室側に露出されるように、非車室側から前
記開口の近傍に取り付けられる基体部と、前記基体部に
設けられ、前記内装部材の非車室側に配設された電線と
接続可能な電線接続部と、前記基体部に設けられ、前記
電線接続部に導体を介して接続され、所定の機能を行う
機能部とを有する電装部品本体と、前記基体部を前記内
装部材に係合保持するために、前記基体部とは別体とな
るように形成され、前記内装部材の開口近傍に取り付け
られると共に、電線を配列保持する電線保持部を有する
電装部品保持部材とを具備し、前記電装部品保持部材に
前記電装部品本体が保持されることにより前記電線接続
部が前記電線保持部に保持されている電線に接続される
ように構成したので、電装部品を内装部材に取り付ける
際、電線が電装部品と内装部材の間に挟持され、ほぼ自
動的に接続され、電線と電装部品とのコネクタ接続作業
を省略することができ、内装部材に電装部品を取り付
け、配線処理を施した内装ユニットの組み立てが容易に
なる。
【0031】また、前記電線接続部を前記電線の途中部
分に接続することにより、複数の電装部品を電源供給ラ
インに並列接続する場合の組立が容易になる。
【0032】さらに、前記電線を絶縁被覆電線とし、前
記電線接続部を、前記電線保持部に保持される電線の配
列方向に略直交するように設けられ、前記電線の絶縁被
覆を破断すると共に前記電線の導体部分と接触する接点
部材を具備するように構成することにより、電線の被覆
を剥がすことなく、容易に電線と電装部品とを接続する
ことが可能となる。
【0033】または、前記電線のうち前記電装部品と接
続される部分に第1接点部材を取り付け、前記電線接続
部に前記第1接点部材と接続される第2接点部材を設け
ることにより、比較的小さい力で電線と電装部品とを接
続することが可能となる。
【0034】また、本発明の自動車用内装ユニットは、
開口を有し自動車のフレームに固定される内装部材と、
前記内装部材の非車室側でかつ前記開口近傍に設けられ
た電装部品保持部と、前記内装部材の非車室側でかつ前
記電装部品保持部の近傍に設けられた電線保持部と、前
記開口からその一部分が車室側に露出するように前記電
装部品保持部に保持され、保持状態で前記電線保持部に
保持されている電線と電気的に接続される電線接続部を
有する電装部品とを具備するので、自動車組立のメイン
ライン以外の場所で内装ユニットの組立及び検査を行う
ことが可能となる。
【0035】また、電線が電装部品保持部の近傍に設け
られているので、電装部品を電装部品保持部に嵌装する
とほぼ同時に電線が電装部品に対して所定の位置に位置
決めされ、電線と電装部品との接続作業が容易になる。
【0036】また、前記電線を絶縁被覆電線とし、前記
電線接続部を、前記電線の配列方向に略直交するように
設けられ、前記電線の絶縁被覆を破断すると共に前記電
線の導体部分と接触する接点部材を具備するように構成
することにより、電装部品を電線側に押しつけるだけ
で、電線の絶縁被覆の破断と導体部分と接点部材との電
気的な接続を同時に行うことが可能となる。その結果、
電線の絶縁被覆を剥がす作業が不要となり、内装ユニッ
トの組み立て工程の簡略化及びコストダウンをはかるこ
とができる。
【0037】さらに、前記電装部品を前記電装部品保持
部に係合保持することにより、前記接点部材を前記電線
側に押しつけると共に前記接点部材と前記導体との接触
状態を保持するためのロック機構として機能するように
構成することにより、電装部品を内装部材に取り付けら
れた電装部品保持部に係合させるという簡単な動作で、
内装ユニットの組立及び電線と電装部品の電気的な接続
を行うと共に、電線と電装部品との電気的な接続の安定
をはかることができる。
【0038】または、前記電線のうち前記電装部品と接
続される部分に第1接点部材を取り付け、前記電線接続
部に前記第1接点部材と接続される第2接点部材を設け
留用に構成することにより、電線の絶縁被覆を剥がすこ
となく、比較的小さい力で電線と電装部品とを電気的に
接続することができる。
【0039】さらに、前記電装部品を前記電装部品保持
部に係合保持することにより、前記第1接点部材を前記
第2接点部材側に押しつけると共に前記第1接点部材と
前記第2接点部材との接触状態を保持するためのロック
機構として機能するように構成することにより、電線と
電装部品との電気的な接続の安定をはかることができ
る。
【0040】さらに、前記電装部品保持部を、前記内装
部材とは別体となるように形成され、前記内装部材の開
口近傍に取り付けられる電装部品保持部材とし、この電
装部品保持部材に前記電線保持部を設けることにより、
内装部材の材質や形状に関わらず、様々な内装部材に電
装部品を取り付けることが可能となる。
【0041】または、前記電装部品保持部及び前記電線
保持部を、前記内装部材と一体的に前記開口の近傍に形
成することにより、部品点数の削減、製造工程の簡素化
及びコストダウンをはかることが可能となる。
【0042】一方、本発明の自動車用内装ユニットの組
立方法によれば、電装部品を嵌装するための開口及び前
記開口の近傍に設けられた電装部品保持部を有し自動車
のフレームに固定される内装部材に対して、前記内装部
材の非車室側でかつ前記電装部品保持部の近傍に電線を
配設し、非車室側から前記電装部品を前記電装部品保持
部材を係合させることにより前記電装部品の電線接続部
と前記電線とを電気的に接続するので、きわめて容易に
内装ユニットを組み立てることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の自動車用内装ユニットの一実施形態
の構成を示す図である。
【図2】 上記実施形態における接点部材の形状及び電
線を接点部材に圧入する工程を示す図である。
【図3】 上記実施形態における電線と電装部品の電線
接続部との接続工程を示す図である。
【図4】 上記実施形態の変形例の構成を示す図であ
る。
【図5】 従来の自動車の内装部材や電装部品の組み付
け構造の一例を示す図である。
【符号の説明】
110 :電線 110a:心線(導体) 110b:絶縁被覆 111 :接点部材(第1接点部材) 120 :内装部材 121 :開口 125 :電装部品保持部材(係合部) 125a:電線保持部 125b:爪 130 :電装部品 131 :カバー部材 132 :フランジ部(基体部) 133 :機能部 134 :電線接続部 135 :導体 136 :接点部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 弘幸 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 Fターム(参考) 3K040 AA02 FA09 FB01 GA01 GC01 5E012 AA22 AA38 AA42 5G363 AA16 BA02 DC02

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車用内装部材に設けられた開口から
    その一部分が車室側に露出されるように、非車室側から
    前記開口の近傍に取り付けられる基体部と、前記基体部
    に設けられ、前記内装部材の非車室側に配設された電線
    と接続可能な電線接続部と、前記基体部に設けられ、前
    記電線接続部に導体を介して接続され、所定の機能を行
    う機能部とを有する電装部品本体と、 前記基体部を前記内装部材に係合保持するために、前記
    基体部とは別体となるように形成され、前記内装部材の
    開口近傍に取り付けられると共に、電線を配列保持する
    電線保持部を有する電装部品保持部材とを具備し、 前記電装部品保持部材に前記電装部品本体が保持される
    ことにより前記電線接続部が前記電線保持部に保持され
    ている電線に接続されるように構成したことを特徴とす
    る自動車用電装部品。
  2. 【請求項2】 前記電線接続部は前記電線の途中部分に
    接続されることを特徴とする請求項1記載の自動車用電
    装部品。
  3. 【請求項3】 前記電線は絶縁被覆電線であって、前記
    電線接続部は、前記電線保持部に保持される電線の配列
    方向に略直交するように設けられ、前記電線の絶縁被覆
    を破断すると共に前記電線の導体部分と接触する接点部
    材を具備することを特徴とする請求項1又は2記載の自
    動車用電装部品。
  4. 【請求項4】 前記電線のうち前記電装部品と接続され
    る部分に第1接点部材を取り付け、前記電線接続部に前
    記第1接点部材と接続される第2接点部材を設けたこと
    を特徴とする請求項1又は2記載の自動車用電装部品。
  5. 【請求項5】 開口を有し自動車のフレームに固定され
    る内装部材と、前記内装部材の非車室側でかつ前記開口
    近傍に設けられた電装部品保持部と、前記内装部材の非
    車室側でかつ前記電装部品保持部の近傍に設けられた電
    線保持部と、前記開口からその一部分が車室側に露出す
    るように前記電装部品保持部に保持され、保持状態にお
    いて前記電線保持部に保持されている電線と電気的に接
    続される電線接続部を有する電装部品とを具備する自動
    車用内装ユニット。
  6. 【請求項6】 前記電線は絶縁被覆電線であって、前記
    電線接続部は、前記電線の配列方向に略直交するように
    設けられ、前記電線の絶縁被覆を破断すると共に前記電
    線の導体部分と接触する接点部材を具備することを特徴
    とする請求項5記載の自動車用内装ユニット。
  7. 【請求項7】 前記電装部品を前記電装部品保持部に係
    合保持することにより、前記接点部材を前記電線側に押
    しつけると共に前記接点部材と前記導体との接触状態を
    保持するためのロック機構として機能することを特徴と
    する請求項6記載の自動車用内装ユニット。
  8. 【請求項8】 前記電線のうち前記電装部品と接続され
    る部分に第1接点部材を取り付け、前記電線接続部に前
    記第1接点部材と接続される第2接点部材を設けたこと
    を特徴とする請求項5記載の自動車用内装ユニット。
  9. 【請求項9】 前記電装部品を前記電装部品保持部に係
    合保持することにより、前記第1接点部材を前記第2接
    点部材側に押しつけると共に前記第1接点部材と前記第
    2接点部材との接触状態を保持するためのロック機構と
    して機能することを特徴とする請求項8記載の自動車用
    内装ユニット。
  10. 【請求項10】 前記電装部品保持部は、前記内装部材
    とは別体となるように形成され、前記内装部材の開口近
    傍に取り付けられる電装部品保持部材であり、この電装
    部品保持部材に前記電線保持部を設けたことを特徴とす
    る請求項5から9のいずれかに記載の自動車用内装ユニ
    ット。
  11. 【請求項11】 前記電装部品保持部及び前記電線保持
    部を、前記内装部材と一体的に前記開口の近傍に形成し
    たことを特徴とする請求項5から9のいずれかに記載の
    自動車用内装ユニット。
  12. 【請求項12】 電装部品を嵌装するための開口及び前
    記開口の近傍に設けられた電装部品保持部を有し自動車
    のフレームに固定される内装部材に対して、前記内装部
    材の非車室側でかつ前記電装部品保持部の近傍に電線を
    配設し、非車室側から前記電装部品を前記電装部品保持
    部材を係合させることにより前記電装部品の電線接続部
    と前記電線とを電気的に接続することを特徴とする自動
    車用内装ユニットの組立方法。
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