JP2001087324A - スリングマット - Google Patents

スリングマット

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JP2001087324A
JP2001087324A JP27146099A JP27146099A JP2001087324A JP 2001087324 A JP2001087324 A JP 2001087324A JP 27146099 A JP27146099 A JP 27146099A JP 27146099 A JP27146099 A JP 27146099A JP 2001087324 A JP2001087324 A JP 2001087324A
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JP
Japan
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mat
sling
care
strap
length
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JP27146099A
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English (en)
Inventor
Katsumi Morishima
勝美 森島
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MORITOO KK
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MORITOO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 普段は床ずれ軽減用のマットとして使用でき
る。要介護者を吊り上げるときには手間と時間がかから
ずスムースに行えるとともに、締付感が小さく、安定感
・安心感を与えることができる。 【解決手段】 スリングマット1には、床ずれを軽減可
能なクッション性を有する嵩高なマット本体2が使用さ
れ、その裏面に補強帯3を縫い付けることにより吊り上
げ可能な強度に補強されている。補強帯3には、介護用
リフト40に連結可能な複数の環状のストラップ5,6
が一体形成されている。ストラップ5,6には、介護用
リフト40の掛止部41に連結させるための連結ベルト
10が着脱可能に取り付けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、病人、高齢弱者等
の要介護者を吊り上げる際に使用するスリング部材に関
し、詳しくは、新たにマットを使用したスリングマット
に係るものである。
【0002】
【従来の技術】要介護者をベッド、車椅子、便座、風呂
等の相互間で移動させる場合、図6及び図7に示すよう
な介護用リフト40とスリングシート50とを使用し
て、要介護者を吊り上げている。このスリングシート5
0は、要介護者30の背中を支える背受け部51と、背
受け部51の下端で二股に分かれて要介護者30の大腿
部を包む脚受け部52とが、ポリエステル布又はナイロ
ン製メッシュにより形成されてなる薄手のものである。
背受け部51の左右上端及び脚受け部52の左右下端に
は、それぞれ介護用リフト40の掛止部41に引掛ける
ためのストラップ53が設けられている。54は背受け
部51に取り付けられた取っ手である。
【0003】例えばベッドに横たわった要介護者30を
吊り上げるときには、要介護者30に横にずれてもらっ
たり要介護者30を一部ずつ持ち上げたりして、要介護
者30の背中の下にスリングシート50を拡げて敷き、
脚受け部52を要介護者30の大腿部に巻いて股間から
出し、要介護者30の背中を起こし、ストラップ53を
介護用リフト40の掛止部41に引掛け、介護用リフト
40を作動させる、という手順で行う。
【0004】各ストラップ53にはストラップ長方向の
2〜3位置に引掛部位53aが設けられていて、これら
の引掛部位53aを選択して掛止部41に引掛けること
により、各ストラップ53の長さを2〜3段階に調整
し、もって要介護者の吊り上げ姿勢を調整するようにな
っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のスリ
ングシート50には、次のような問題があった。 上記の通り、ベッドに横たわった要介護者30を吊
り上げるときには、要介護者30の背中の下にスリング
シート50を拡げて敷く際に要介護者30の姿勢移動が
必要なため、スムースに行かないことがあり手間も時間
もかかる。 ポリエステル布又はナイロン製メッシュよるなる薄
手のスリングシート50では、要介護者を吊り上げたと
きに、背中ないし胴体側部と大腿部とを締め付ける反
面、スリングシート50自体は薄手ゆえに剛性感が無い
ため、要介護者にとって締付感が大きいともに不安定感
・不安感を与える。 スリングシート50は、吊り上げのための専用品で
あり、不使用時には他に使い道が無い。 ストラップ53の引掛部位53aの選択により、ス
トラップ53の長さを2〜3段階に調整することはでき
たが、それではまだ段階が粗すぎて、要介護者の吊り上
げ姿勢をベストに調整することができないことがあっ
た。
【0006】そこで、本発明の目的は、上記問題を解決
することができるスリングマットを提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のスリングマット
は、床ずれを軽減可能なクッション性を有する嵩高なマ
ット本体の裏面を補強帯により吊り上げ可能な強度に補
強し、該補強帯に介護用リフトに連結可能な複数の連結
部を設けたことを特徴とする。
【0008】マット本体は、特に限定されないが、毛足
の長いパイルを有するムートン調のマット本体や、内部
クッション材を表布で包んで縫い合わせたキルティング
調のマット本体等を例示できる。
【0009】補強帯は、特に限定されないが、高強度の
織布や、可撓性のある樹脂よりなるものを例示できる。
【0010】連結部は、特に限定されないが、補強帯を
延出して一体形成した環状のストラップや、補強帯とは
別体に形成したリング部材を例示できる。
【0011】ストラップは、マット本体の縁から外部へ
突出させたときでもその突出長が40cm未満であるこ
とが好ましく、20cm未満であることがさらに好まし
い。
【0012】ストラップに着脱可能に掛止するフックを
備えた連結ベルトを該フックにより取り付け、該ストラ
ップを連結ベルトを介して前記介護用リフトに連結させ
るようにすることが好ましい。
【0013】連結ベルトは、ベルト長を連続的に加減調
整する長さ調整機構を備えることが好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した実施形
態例のスリングマットについて、図1〜図5を参照して
説明する。このスリングマット1は、床ずれを軽減可能
なクッション性を有する嵩高なマット本体として、図3
及び図4に示すように、毛足の長いパイルを有するムー
トン調のマット本体2を使用している。図3のマット本
体2は長さ1000mm前後、幅700mm前後、厚さ
10〜40mmのものであり、図4のマット本体2は長
さのみを1300mm前後と長くしたものであり、寸法
はさらに変更可能である。
【0015】マット本体2は、その裏面の四辺付近と中
央部(例えば略対角線部位)とに、高強度の織布よりな
る補強帯3を縫い付けることにより、吊り上げ可能な強
度に補強されている。また、補強帯3には、介護用リフ
ト40に連結可能な複数の連結部として、該補強帯3を
延出して一体形成した環状のストラップ5,6が設けら
れている。5は肩側の左右二つのストラップであり、マ
ット本体2の縁から外部へ突出させたときの突出長は1
0〜20cmである。6は脚側の左右二つのストラップ
であり、マット本体2の縁から外部へ突出させたときの
突出長は5〜15cmである。
【0016】図5は、ストラップ5,6を介護用リフト
40の掛止部41に連結させるための高強度の織布より
なる連結ベルト10を示している。図5(a)に示すよ
うに、連結ベルト10の一端にはその端部を折り返し縫
い付けてなるループ11が形成され、他端にはその端部
を「日」字状の止め具12の中央部に通して折り返し縫
い付けることにより該止め具12が取り付けられてい
る。図5(b)に示すように、この止め具12に連結ベ
ルト10を一端側から通して折り返し部13を作り、こ
の折り返し部13の長さを変えることにより、ベルト長
を連続的に加減調整できるようになっている。折り返し
部13には、ストラップ5,6に着脱可能に掛止するフ
ック14が取り付けられ、該フック14はストラップ
5,6に着脱可能に掛止される。
【0017】このスリングマット1によれば、次のよう
な作用・効果が得られる。 床ずれを軽減可能なクッション性を有する嵩高なマ
ット本体2を使用しているので、普段、要介護者30は
このスリングマット1を図2に示すようにベッド45
(あるいは畳や床)に敷いてその上に横たわることによ
り床ずれ軽減用のマットとして使用することができる。
このとき、連結ベルト10はストラップ5,6からフッ
ク14を取り外して分離し、邪魔にならないようにでき
る。
【0018】 そして、このようにスリングマット1
に横たわった要介護者30を吊り上げるときには、各ス
トラップ5,6に連結ベルト10をフック14により取
り付け、スリングマット1とともに要介護者30の背中
を起こし、連結ベルト10のループ11を介護用リフト
40の掛止部41に引掛けて連結し、介護用リフト40
を作動させればよい。従来のように、要介護者30に横
にずれてもらったり要介護者30を一部ずつ持ち上げた
りする必要がないので、要介護者30の姿勢移動が少な
くて済むとともに、スムースに行き、手間と時間がかか
らない。
【0019】 また、要介護者30を吊り上げたとき
に、クッション性を有する嵩高なマット本体2は、従来
の薄手のスリングシート50で吊り上げたときと比べ
て、より優しく背中ないし胴体側部を包み込むとともに
しっかりとした感じで背中や腰を支えるため、要介護者
30にとって締付感が小さいとともに安定感・安心感を
与えることができる。
【0020】 また、マット本体2は補強帯3により
吊り上げ可能な強度に補強されており、その補強帯3に
ストラップ5,6が設けられているので、強度面の心配
もない。
【0021】 ストラップ5,6を、マット本体2の
縁から外部へ突出させたときでもその突出長が30cm
未満となるようにすることにより、普段、床ずれ軽減用
のマットとして使用するときにストラップ5,6が邪魔
にならない。
【0022】 その突出長の短いことは、連結ベルト
10を介して介護用リフト40に連結させるようにする
ことにより、簡単に補うことができる。
【0023】 その連結ベルト10に長さを連続的に
加減調整する長さ調整機構を設けたことにより、吊り上
げたときの要介護者30の吊り上げ姿勢を従来より細か
く調整することができ、ベストな吊り上げ姿勢を得るこ
とができる。
【0024】なお、本発明は前記実施形態に限定される
ものではなく、発明の趣旨から逸脱しない範囲で適宜変
更して具体化することもできる。
【0025】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明に係るスリン
グマットによれば、普段は床ずれ軽減用のマットとして
使用することができ、要介護者を吊り上げるときには手
間と時間がかからずスムースに行うことができるととも
に、要介護者にとって締付感が小さいとともに安定感・
安心感を与えることができる、という優れた効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態例のスリングマットを使用し
て要介護者を吊り上げたときの斜視図である。
【図2】ベッドに敷いた同スリングマットの上に要介護
者が横たわったときの斜視図である。
【図3】(a)は同スリングマットの裏面図、(b)は
同スリングマットの側面図である。
【図4】長さを大きくした同スリングマットの裏面図で
ある。
【図5】同スリングマットに取り付ける連結ベルトを示
す図である。
【図6】従来のスリングシートを使用して要介護者を吊
り上げたときの斜視図である。
【図7】同スリングシートの展開図である。
【符号の説明】
1 スリングマット 2 マット本体 3 補強帯 5 ストラップ 6 ストラップ 10 連結ベルト 11 ループ 12 止め具 13 折り返し部 14 フック 30 要介護者 40 介護用リフト 41 掛止部 45 ベッド

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床ずれを軽減可能なクッション性を有す
    る嵩高なマット本体の裏面を補強帯により吊り上げ可能
    な強度に補強し、該補強帯に介護用リフトに連結可能な
    複数の連結部を設けたことを特徴とするスリングマッ
    ト。
  2. 【請求項2】 前記連結部は、前記補強帯を延出して一
    体形成した環状のストラップである請求項1記載のスリ
    ングマット。
  3. 【請求項3】 前記ストラップは、前記マット本体の縁
    から外部へ突出させたときでもその突出長が40cm未
    満である請求項1記載のスリングマット。
  4. 【請求項4】 前記ストラップに着脱可能に掛止するフ
    ックを備えた連結ベルトを該フックにより取り付け、該
    ストラップを連結ベルトを介して前記介護用リフトに連
    結させるようにした請求項2又は3記載のスリングマッ
    ト。
  5. 【請求項5】 前記連結ベルトは、ベルト長を連続的に
    加減調整する長さ調整機構を備える請求項4記載のスリ
    ングマット。
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