JP2001085303A - 荷電ビーム露光装置及び荷電ビーム露光方法 - Google Patents

荷電ビーム露光装置及び荷電ビーム露光方法

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JP2001085303A JP25728099A JP25728099A JP2001085303A JP 2001085303 A JP2001085303 A JP 2001085303A JP 25728099 A JP25728099 A JP 25728099A JP 25728099 A JP25728099 A JP 25728099A JP 2001085303 A JP2001085303 A JP 2001085303A
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adjustment
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高精度かつ高速にビーム調整を行う。 【解決手段】ビーム調整用開口部群15a及びパターン
露光用開口部群15bを有する第2アパーチャ15と、
パターンを転写すべきウェハ19が載置されたステージ
18と、パターン密度をパラメータとして電子ビームの
最適なビーム調整パラメータを記憶する描画パラメータ
テーブル32’を有し、ウェハ19に照射される電子ビ
ームを制御する制御計算機32とを具備してなり、パタ
ーン密度に応じた最適なビーム調整パラメータを描画パ
ラメータテーブル32’からパターン毎に選択してパタ
ーン転写を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、露光すべきパター
ンに応じてビーム調整を行いパターン露光する荷電ビー
ム露光装置及び荷電ビーム露光方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子ビームを用いて露光を行う方
式としては、部分一括露光方式(以下、CP露光方式と
称する)やスキャン転写方式が考案されている。
【0003】まず、CP露光方式の概念図を図14に示
す。図14に示すように、CP露光方式は、複数の図形
を含む数μm程度の領域をCPアパーチャ101a〜1
01eとして第2成形アパーチャ101上に形成し、こ
のCPアパーチャ101a〜101eをそれぞれ一括し
て露光する方式であり、電子ビーム露光のスループット
を向上させる手段として有望視されている。具体的に
は、電子銃11から照射された電子ビームは第1アパー
チャ13で所望の形状に成形され、さらに第2アパーチ
ャ101に入射する。この第2アパーチャ101では、
所望のCPアパーチャ101a〜101eが選択され、
該選択されたCPアパーチャ101a〜101eに形成
されたパターンを有する電子像を形成し、この電子像が
ウェハ19に一括して露光される。
【0004】このような電子ビーム露光装置におけるビ
ーム調整方法としては、例えば特許第2837515号
公報に開示されている。この公報記載の調整方法では、
例えば、図15に示すように、第2アパーチャ201の
上に、パターン露光用開口部202以外に、ビーム偏向
量開口部203及び光軸調整用開口部204が設けられ
ており、これらを用いることにより、高精度なビーム調
整が可能となる。
【0005】しかしながら、このビーム調整方法では、
以下に示す問題があった。
【0006】まず第1に、CP露光においては開口面積
や、一括露光する部分の面積によってビームの総電流量
が変動する。例えば5μm角のCPアパーチャにより露
光を行う場合、通常の可変成形ビーム(VSB)に比較
して、焦点位置が最大で30μm程度も異なる。このた
め、CP露光においては従来より行われたVSBに加え
て焦点位置の最適化が別途必要になる。従来法では、ビ
ーム電流の変動に対するビーム焦点及びビーム偏向量の
調整を、矩形アパーチャを通過するビーム量を変えてビ
ーム調整を行っていた。
【0007】しかしながらこの方法は、簡略化されてい
ない電子光学系を用いている場合のみに適用できるもの
であった。図16(a)は簡略化されていない電子光学
系を、図16(b)は簡略化された電子光学系の装置構
成を示す。161は電子銃、162はコンデンサレン
ズ、163は第1アパーチャ、164は成型レンズ、1
65は第2アパーチャ、166は投影レンズ、167は
対物レンズ、168は試料である。
【0008】図16(a)及び(b)において、スキャ
ン転写方式やすべてのパターンをCP方式で露光する場
合には、図16(b)に示す簡略化した電子光学系を用
いる。すなわち、スキャン転写方式やすべてのパターン
をCP方式で露光する場合には、第1アパーチャ像を第
2アパーチャ像上で結像させる必要はないため、図16
(b)で示す光学系は成形レンズ164が不要である。
ここで、図16(b)に示す電子光学系に対しては、従
来法によるビーム調整を行うことは困難である。
【0009】ここで、矩形アパーチャの外縁をアパーチ
ャエッジ、電子ビームの外縁をビームエッジと称した場
合、ビーム量を減少させるためにはアパーチャエッジの
一部のみにビームが照射されることとなる。矩形アパー
チャにオーバーラップするようにビームを照射した場合
には、ビームエッジは矩形アパーチャにより遮蔽される
が、前述のようにアパーチャエッジの一部のみにビーム
が照射された場合、ビームエッジ近傍の電子ビームもウ
ェハ19上に転写されることとなる。このビームエッジ
近傍においてはビームぼけが発生し、ビーム調整の精度
を低下させる要因となっていた。すなわち、従来法での
ビーム調整は、図16(a)に示すような、第1アパー
チャ像を成形レンズ164を用いて結像させ、さらに第
2アパーチャ像を投影レンズ166及び対物レンズ16
7によって試料面に結像させている電子光学系にのみ対
応したものであった。もちろん、この方法では図16
(b)に示す光学系においてはビーム電流量の変動に対
応したビーム調整を行うことができない。
【0010】第2の問題を図17を用いて説明する。ビ
ーム調整においては、図14に示す露光装置においてウ
ェハ19又はウェハ19を載置する図示しないステージ
等に図17(a)に示す重金属ドット111を配置し、
この重金属ドット111にCP形状の電子ビーム12を
面走査し、電子ビーム12の2次元ビーム強度分布を予
め求めておく方法が一般的である。
【0011】電子ビーム12を走査した後の信号処理
は、まず、理想的な2次元強度分布を予め求めておき、
この分布をテンプレートとして、実際に得られたビーム
強度分布と相関法によってビーム調整を行う場合や、電
子ビーム12のエッジ位置に注目して調整を行う場合等
がある。反射電子信号の2次元強度分布を図17(b)
に示す。横軸はビーム走査位置、縦軸は反射電子信号量
である。
【0012】しかしながら、これらの信号処理方法を用
いた場合、以下に示す問題が生じる。すなわち、面走査
による2次元ビーム強度分布を求めるには通常のVSB
に比較して長時間を要する。しかも、焦点位置が数10
μmも異なっている場合には、焦点のみならずビーム位
置やビームの回転にも影響が出てくるため、ビーム調整
には多大な労力が必要とされる。
【0013】そこで、これらの問題点を解決すべく、試
料面上に、電子ビームの形状と同じ形状のパターンを形
成しておき、このパターンを用いてマーク検出及びビー
ム調整を行う方法が考案されている。この方法は、スキ
ャン転写方式の電子ビーム露光装置において検討されて
いる。
【0014】図18はこのビーム調整方法を説明するた
めの図である。図18(a)に示すように、試料面上に
形成されたCP合わせマーク121に対して電子ビーム
12を矢印に示す方向に走査し、CP合わせマーク12
1を電子ビーム12が通過する前後における反射電子信
号の強度分布を求めている。得られる反射電子信号は、
図18(b)に示すように、CP合わせマーク121と
電子ビーム12が完全に一致したときに最も大きくな
る。このビーム調整方法を、例えばCP露光におけるビ
ーム調整に適用すれば、少なくとも面走査やそれに伴う
画像処理等は不要となり、ビーム調整の簡略化が図れ
る。
【0015】しかしながら、CPアパーチャの種類が1
00種類を超えるような場合では、個々のCPアパーチ
ャの開口率やCP面積が異なる場合を想定すると、CP
露光のビーム調整には莫大な時間を要する。
【0016】次に、スキャン転写方式の問題点を以下説
明する。
【0017】図19はスキャン転写方式の概念図であ
る。スキャン転写方式は、電子銃11から照射された電
子ビーム12を第1アパーチャ13を介してウェハ19
上に露光する点はCP露光方式と共通するが、この方式
では第2アパーチャ101の代わりに転写マスク131
が配置される。この転写マスク131は、CP露光方式
で用いられる第2アパーチャ101とは異なり、繰り返
しパターン等の有無にかかわらずウェハ19上に転写す
べきパターンを露光ブロック132a〜132fにその
まま再現したパターンである。
【0018】この転写マスク131に形成されたパター
ンは所望の大きさの露光ブロック132a〜132fに
分割され、各露光ブロック132a〜132f内に配置
したパターン上に、電子ビーム12を垂直偏向させ、同
時に転写マスク131を平行移動させることにより露光
ブロック132a〜132f内のパターンをウェハ19
上に縮小転写する。
【0019】しかしながら、このスキャン転写方式では
以下に示す問題点が生じる。すなわち、図20に示すよ
うに、例えば同じ露光ブロック132f内であっても、
例えば露光領域132f−1と132f−2のように、
パターン密度が異なる場合、転写マスク131からウェ
ハ19の間を進行する電子ビーム12の電流密度は異な
る。このため、露光領域132f−1と132f−2で
は、パターン密度に依存して焦点ずれが生じ、各領域に
対応する転写パターン133−1と133−2との間で
寸法差が発生する。また、パターン密度が異なることに
より、転写パターン133−1と133−2とで描画位
置がずれるという問題点も生じる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】上述したとおり、従来
の電子ビーム露光におけるビーム調整方法では、焦点位
置やビーム位置等の最適化等の労力が大きく、また試料
面からの2次元ビーム強度分布算出に長時間を要する等
の問題があった。
【0021】本発明は上記課題を解決するためになされ
たもので、その目的とするところは、高精度かつ高速に
ビーム調整を行うことのできる荷電ビーム露光装置及び
荷電ビーム露光方法を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明に係る荷電ビーム
露光装置は、パターン密度の異なる複数のパターンを有
するマスクと、パターンを転写すべき基板が載置された
ステージと、パターン密度をパラメータとして荷電ビー
ムの最適なビーム調整パラメータを記憶する描画パラメ
ータテーブルを有し、該描画パラメータテーブルに基づ
いて基板に照射される荷電ビームを制御する制御部とを
具備してなり、パターン密度に応じた最適なビーム調整
パラメータを描画パラメータテーブルから前記パターン
毎に選択してパターン転写を行うことを特徴とする。
【0023】本発明の望ましい形態を以下に示す。
【0024】(1)描画パラメータテーブルは、ビーム
調整パラメータを変化させつつパターンを通過させた荷
電ビームで、ステージ又は前記基板上にパターンに対応
する形状をもって形成されたビーム調整用マークを走査
して得られる反射電子信号をパターンの少なくとも2つ
について求めた結果に基づいて作成する。
【0025】(2)マスクは、パターン密度の異なる複
数のビーム調整用開口部と、パターン露光に用いられる
複数のパターン露光用開口部を有する。
【0026】(3)ビーム調整パターンは、予め基板又
はステージ上に形成され、対応するパターンと相似した
形状を有する。
【0027】(4)ビーム調整用マークは、パターンの
転写により形成されてなり、該パターンと相似した形状
を有する。
【0028】(5)ビーム調整用パターンを複数有する
待機部と、該待機部から一のビーム調整用パターンを選
択してステージに搬送するパターン選択搬送手段を有す
る。
【0029】また、本発明に係る荷電ビーム露光方法
は、少なくとも2つのパターン密度を有する複数のパタ
ーンが設けられたマスクに該パターン毎にビーム調整を
行い荷電ビームを照射して試料面上にパターン転写する
荷電ビーム露光方法であって、複数の異なるパターン密
度を有し、パターンを試料面上に転写して形成され、あ
るいは予め該試料面上に該パターンを転写した形状とほ
ぼ同一の形状をもって形成された複数のビーム調整用マ
ークに荷電ビームを照射し、該ビーム調整用マークに対
応するパターン毎にビーム調整するパラメータを種々変
更して試料面からの反射電子を検出し、最適ビーム調整
パラメータを求める第1の工程と、パターン密度をパラ
メータとした最適ビーム調整パラメータが記憶された描
画パラメータテーブルを作成する第2の工程と、描画パ
ラメータテーブルに基づいて最適ビーム調整パラメータ
を選択してパターンを試料面上に転写する第3の工程と
を有することを特徴とする。
【0030】本発明の望ましい形態を以下に示す。
【0031】(1)マスクには、複数のパターン密度を
有する複数のビーム調整用パターンが設けられてなり、
該ビーム調整用パターンによりビーム調整用マークを形
成する。
【0032】(2)試料面からの反射電子信号が最大と
なるビーム調整パラメータを最適なビーム調整パラメー
タとする。
【0033】(作用)本発明では、パターン密度に応じ
た最適なビーム調整パラメータを予め求めておき、さら
にこのビーム調整パラメータから描画パラメータテーブ
ルを作成した上でパターン露光を行う。露光の際にはパ
ターン密度に応じた最適なビーム調整パラメータが描画
パラメータテーブルから選択されるため、パターン密度
の差による寸法差や、描画位置変動等を低減した高精度
なパターニングが可能となる。
【0034】また、すべてのパターン露光用開口部につ
いてのビーム調整パラメータを求める必要がなく、パタ
ーン密度に応じた代表点のみについてビーム調整パラメ
ータを求めるのみでビーム調整が可能となるため、簡便
かつ高速なビーム調整が可能となる。
【0035】また、基板上にビーム調整パターンを形成
してビーム調整を行うことにより、ビーム調整マークを
通常の可変成形ビームによる露光で容易に作成すること
が可能となる。また、基板を交換するのみで、ビーム調
整用マークが汚染した場合の保守が容易となる。さら
に、基板を交換することができるため、マスクを交換等
してパターンが異なった場合にも容易にビーム調整用マ
ークを変更することができる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施形態を説明する。
【0037】(第1実施形態)図1は本発明の第1実施
形態に係る電子ビーム露光装置の全体構成を示す図であ
る。本露光装置は、加速電圧50kVのCP&可変成形
型電子ビーム露光装置である。以下、各部の機能を説明
する。
【0038】本実施形態に係る露光装置は本体部1と本
体制御部3に大別される。本体部1の上部には電子銃1
1が配置されている。この電子銃11から照射された電
子ビーム12の進行方向に向かって上流側から順に、第
1アパーチャ13,偏向器14,第2アパーチャ15,
偏向器16,検出器17及びステージ18が配置されて
いる。
【0039】第1アパーチャ13は、電子銃11から照
射された電子ビーム12を所望の形状に成形する。偏向
器14は第1アパーチャ13を通過した電子ビーム12
を偏向させて第2アパーチャ15の所望の位置に照射さ
せる。第2アパーチャ15にはビーム調整用開口部群1
5aと、パターン露光用開口部群15bが設けられてい
る。16は偏向器であり、第2アパーチャ15を通過し
た電子ビーム12を偏向させてステージ18上に載置さ
れたウェハ19の所望の位置に照射させる。
【0040】第2アパーチャ15とステージ18の間に
は図示しないレンズ系が設けられており、第2アパーチ
ャ15を通過して得られるパターン像は縮小されてウェ
ハ19上に転写される。また、ここでは図示しないが、
第1アパーチャ13上流にはビーム照明用レンズ、また
第2アパーチャ15上流には第1アパーチャ13の像を
第2アパーチャ15上に結像するためのレンズが設けら
れている。
【0041】本装置では、この縮小率は1/10倍であ
り、最大ビームサイズは10μmである。従って、第1
アパーチャ13の開口部の大きさは100μm角とな
る。また、電子ビーム12の偏向幅はX,Y方向ともに
2mmである。従って、2mm幅を超える露光は、ステ
ージ18を移動して行う。
【0042】ステージ18にはミラー20が設けられて
おり、このミラー20によりステージ18の位置が常時
計測される。また、ステージ18上にはビーム調整用開
口部群15aと対応する形状のビーム調整用マーク群2
1が設けられており、ビーム調整の際に電子ビーム12
が照射され、このビーム調整用マーク群21からの反射
電子がウェハ19上方に設けられた検出器17で検出さ
れる構成となっている。
【0043】次に、本体制御部3の構成を説明する。露
光すべきチップデータ、チップ内でのマーク位置、ウェ
ハ上でのチップ配置情報、グローバルアライメントに使
用されるチップ位置とそのマーク情報等を含む露光デー
タ31は、制御計算機32に入力される。
【0044】制御計算機32は本体部1を動作させる制
御系に接続されている。また制御計算機32には検出器
17からの検出信号が入力される。本体部1を動作させ
る制御系は、偏向制御回路33,第2アパーチャ駆動機
構34及びステージ制御系35を有する。
【0045】偏向制御回路33は電子ビーム12の偏向
を制御するもので、この偏向制御回路33には偏向アン
プ33a及び33bが接続される。偏向アンプ33a及
び33bは、偏向制御回路33からの偏向信号を増幅さ
せてそれぞれ偏向器14及び16を制御する。
【0046】第2アパーチャ駆動機構34は露光データ
31に基づいて第2アパーチャ15を駆動させる。ま
た、この第2アパーチャ駆動機構34にはレーザ干渉計
34aが接続されており、第2アパーチャ15の位置を
常時計測する。
【0047】第2アパーチャ駆動機構34は微調整用駆
動機構及び粗動用駆動機構を有しており、レーザ干渉計
34aのフィードバックにより正確に第2アパーチャ1
5の位置決めが行われる。なお、第2アパーチャ15上
のパターンの選択は、この第2アパーチャ駆動機構34
及び偏向器14により行われる。
【0048】ステージ制御系35にはレーザ干渉計35
aが接続されている。レーザ干渉計35aから照射され
たレーザ光はステージ18に設けられたミラー20で反
射してレーザ干渉計35aで受光される。これにより、
ステージ18の位置が常時計測され、その計測値に基づ
いてステージ18が移動する。このようにステージ18
の位置をフィードバックすることにより、ステージ18
の高精度な位置決めがなされる。また、レーザ干渉計3
5aのステージ位置の計測値は偏向アンプ33aにもフ
ィードバックされ、この計測値に基づいて電子ビーム1
2の描画位置補正が行われる。
【0049】制御計算機32はアンプ36を介して検出
器17に接続されている。ウェハ19又はステージ18
の表面(以下、試料面と称する)からの反射電子は検出
器17で検出され、この検出信号がアンプ36で増幅さ
れて制御計算機32に入力される。制御計算機32はこ
の検出器17からの検出信号に基づいて本体部1を制御
する。さらに、制御計算機32内には後述する描画パラ
メータテーブル32’が設けられている。
【0050】次に、第2アパーチャ15の詳細な構成を
図2の上面図を用いて説明する。
【0051】第2アパーチャ15上には、ビーム調整用
開口部群15a、54種類のパターン露光用開口部群1
5b及び矩形開口部15cが形成されている。パターン
露光用開口部群15bはCP露光方式で通常用いられる
CPアパーチャと同じ構成であり、破線で示したよう
に、露光領域毎に6つのグループ15b−1〜15b−
6に分けられている。ビーム調整用開口部群15aは、
パターンの重心位置の違いにより15a−x、15a−
yの2グループに分けられており、またそれぞれのグル
ープ内のビーム調整用開口部は、パターン密度及び一括
露光面積が異なっている。複数のビーム調整用開口部は
すべてアパーチャ上でピッチ20μmのライン&スペー
スパターンで構成されており、それぞれの開口部と遮光
部の比率を変えることによりパターン密度を5〜100
%の範囲で変化させている。
【0052】この第2アパーチャ15は、厚さ800μ
mのSOI基板で形成されており、裏面側からKOH水
溶液により異方性エッチングを行うことにより開口部が
形成される。また、基板表面のSOI部分には、所望の
パターンが5μm角内に形成されている。パターン部は
プラズマエッチングにより彫り込まれ、開口部を形成し
ている。
【0053】次に、ステージ18上に設けられたビーム
調整用マーク群21の詳細な構成を図3の斜視図を用い
て説明する。
【0054】図3(a)に示すように、ビーム調整用マ
ーク群21はウェハ19近傍のステージ18上に形成さ
れている。また、図1にも示したとおり、このビーム調
整用マーク群21の上方には第2アパーチャ15が配置
され、この第2アパーチャ15に形成されたビーム調整
用開口部群15aとビーム調整用マーク群21とは相似
形状となっている。
【0055】このビーム調整用マーク群21の一部を図
3(b)に拡大して示す。図3(b)に示すように、ビ
ーム調整用マーク群21を構成するビーム調整用マーク
41は、Si基板42に300nm深さの溝43を形成
することにより作製される。また、このビーム調整用マ
ーク41の変形例を図3(c)に示す。図3(c)に示
すように、このビーム調整用マーク41’はSi基板4
2に凸状の重金属マーク43’を形成することにより作
製される。
【0056】次に、本実施形態に係る電子ビーム露光方
法を説明する。この電子ビーム露光方法は、ビーム調整
工程と、パターン露光工程とに大別される。
【0057】ビーム調整工程のフローチャートを図4に
示す。このビーム調整工程における可変成形ビームの調
整は、従来と同様の方法で行う。
【0058】まず、ビーム調整用開口部群15aから、
ビーム調整用開口部を一つ選択する。そして、このビー
ム調整用開口部が電子ビーム12の偏向領域内となるよ
うに第2アパーチャ15を移動させる(51)。第2ア
パーチャ15内に設けられたそれぞれのビーム調整用開
口部の配置情報は予め制御計算機32に記憶されている
ため、この配置情報とレーザ干渉計34aで計測された
第2アパーチャ15の位置に基づいて第2アパーチャ駆
動機構34が第2アパーチャ15を移動させる。
【0059】次に、ステージ18に形成されたビーム調
整用マーク群21から、(51)で選択されたビーム調
整用開口部に対応するビーム調整用マーク41を選択す
る。そして、選択されたビーム調整用マーク41が電子
ビーム12のビーム偏向領域内となるようにステージ1
8を移動させる(52)。ビーム調整用マーク41の配
置情報は予め制御計算機32に記憶されているため、こ
の配置情報とレーザ干渉計35aで計測されたステージ
18の位置に基づいてステージ制御系35がステージ1
8を移動させる。
【0060】次に、電子銃11から電子ビーム12の照
射を行う。この電子ビーム12は、第1アパーチャ13
で成形され、偏向器14で偏向されて第2アパーチャ1
5に照射される。ここで、第2アパーチャ15は(5
1)において所定の位置に移動しているため、電子ビー
ム12は選択されたビーム調整用開口部を通過して試料
面に照射される。
【0061】この電子ビーム12とビーム調整用マーク
41との関係を図5(a)に示す。なお、第2アパーチ
ャ15及び試料面周辺以外の構成は省略してある。図5
(a)に示すように、ビーム調整用開口部はライン&ス
ペースパターンであり、このライン&スペースパターン
の像を持った電子ビーム12が試料面に照射される。そ
して、この電子ビーム12のビーム調整パラメータを所
定値に設定(53)した後に、(52)で選択されたビ
ーム調整用マーク41上をX方向に走査する(54)。
このビーム走査はビーム偏向系を用いて行い、0.02
μmピッチで走査する。このビーム走査により、ビーム
調整用マーク41近傍から反射電子が検出器17で検出
される(55)。
【0062】得られた検出信号の波形を図5(b)に示
す。横軸はビーム走査位置、縦軸は反射電子信号量であ
る。ビーム調整用マーク41を電子ビーム12で走査し
た場合、ビーム調整用開口部の形状がビーム調整用マー
ク41の形状に一致した時が最も反射電子が多く得られ
る。従って、図5(b)において、検出波形のピーク位
置xが電子ビーム12とビーム調整用マーク41に一致
する位置であり、このピーク位置xを計測することによ
りX方向に関するビーム調整用マーク41のおおよその
位置を決定することができる。このビーム走査の際に、
ピーク位置xと波高値jを制御計算機32に記憶してお
く。
【0063】さらに、電子ビーム12をY方向に複数点
変化させ、(54)及び(55)と同様の工程によりビ
ーム走査、反射電子の検出を行う。この場合も図5
(b)と同様の検出信号波形、すなわちビーム調整用開
口部とビーム調整用マーク41が一致した位置でピーク
が得られる波形となり、ピーク位置x、y方向位置及び
波高値jを制御計算機32に記憶する。
【0064】以上の工程(53)〜(55)を複数の焦
点位置について繰り返し行い、ピーク位置x、y方向位
置及び波高値jを得る。そして、得られた複数の焦点位
置についての検出結果に基づいて、最適焦点位置を算出
する(56)。焦点位置が変化し焦点位置が合った場
合、図5(c)に示すように、図5(b)に比較して波
高値jが高い信号波形が得られる。最も波高値jの高い
信号波形を示す焦点位置が最適な焦点位置となる。また
電子ビーム12をx,y方向に走査し、最も高い波高値
を示す位置がパターン密度、すなわちビーム電流に依存
したビーム位置ずれ量に相当する。
【0065】焦点位置と波高値jとの関係を図6に示
す。横軸は焦点位置w、縦軸は反射電子信号の波高値j
である。図6の実線で示したように、波高値jの最大値
jmaxにおける焦点位置wが最適な焦点位置である。ま
た、ビームのx,y方向位置、ビームの回転、縮小率等
のビーム調整用パラメータを種々変化させて破線に示す
ような関係曲線も得た上で、波高値jが最も大きくなる
焦点位置を最適な焦点位置とする。そして、最適な焦点
位置を設定するビーム調整用パラメータを求めて制御計
算機32に記憶する。
【0066】以上のような最適焦点位置におけるビーム
調整用パラメータを求める工程を、さらに異なるビーム
調整用開口部を選択して同様に行う(51)〜(5
6)。そして、すべてのビーム調整用開口部についてビ
ーム調整用パラメータを求めた後(57)、制御計算機
32により描画パラメータテーブル32’を作成する。
【0067】描画パラメータテーブル32’の一例を図
7に示す。横軸はパターン密度、縦軸は最適焦点位置で
ある。複数のビーム調整用開口部は、前述の通りそれぞ
れパターン密度、すなわちパターンの開口率が異なるも
のであり、得られた複数のビーム調整用開口部について
の最適焦点位置をプロットし、線形補間を行うことによ
り図7に示すような関係直線又は曲線が得られる。同様
に、パターン密度に対応したビームの位置ずれ(x,
y)についても描画パラメータテーブル32’を作成す
る。
【0068】次に、パターン露光工程について説明す
る。
【0069】まず、露光データ31が制御計算機32か
ら偏向制御回路33に出力され、パターン露光用開口部
群15bから所定のパターン露光用開口部が選択され
る。選択されたパターン露光用開口部については、第2
アパーチャ15上の位置情報や試料上の露光位置情報の
他、パターン密度に応じたパラメータが予め設定されて
おり、このパラメータに基づいて、ビーム調整工程で得
られた図7に示す描画パラメータテーブル32’から最
適な描画パラメータが設定される。次に図示しない対物
レンズの励磁を変化させ、焦点位置を変化させ、かつ偏
向器14又は16でビーム位置ずれを補正してパターン
露光を行う。
【0070】このように本実施形態によれば、パターン
密度に応じたビーム調整パラメータを予め求めておき、
さらにこのビーム調整パラメータから描画パラメータテ
ーブルを作成した上でパターン露光を行う。従って、パ
ターン露光を行う際にはパターン密度に応じた最適なビ
ーム調整パラメータが選択されるため、高精度なパター
ニングが可能となる。また、すべてのパターン露光用開
口部についてのビーム調整パラメータを求める必要がな
いため、簡便かつ高速なビーム調整が可能となる。
【0071】さらに、本実施形態におけるビーム調整に
おいては、ビーム調整用開口部にオーバーラップするよ
うに電子ビーム12を照射するため、ビームエッジ近傍
の電子ビームがウェハ19に照射される場合に生じるビ
ームぼけの問題を考慮する必要がない。
【0072】本発明は上記実施形態に限定されるもので
はない。図2に示す第2アパーチャ15の構成には限定
されず、ビーム調整用開口部やパターン露光用開口部の
数はいくつでもよい。
【0073】なお、本実施形態ではすべてのビーム調整
用開口部についてビーム調整用パラメータを求めてから
描画パラメータテーブル32’を作成する場合を示した
が、必要とされる露光精度や測定時間等の測定条件に応
じて、代表的なビーム調整用開口部のみについて算出し
て描画パラメータテーブル32’を作成するものであっ
てもよい。
【0074】(第2実施形態)本実施形態は、第1実施
形態の変形例に係わり、第1実施形態におけるビーム調
整用マークを基準ウェハに作成する形態に関する。従っ
て、ビーム調整用マークの構成のみが異なり他の構成は
第1実施形態と同じであるので詳細な説明は省略する。
【0075】図8は本実施形態に係る電子ビーム露光装
置におけるステージ61及び第2アパーチャ15の構成
を示す図である。露光装置の他の構成は図1と同じであ
る。
【0076】図8に示すように、ステージ61には図1
と同じくパターンが転写されるべきウェハ19が載置さ
れる。また、ステージ61にはこのウェハ19の近傍に
基準ウェハ62が載置される。この基準ウェハ62上に
は複数のビーム調整用マーク63が形成されている。こ
のビーム調整用マーク63は図3(a)に示すビーム調
整用マーク41と相似形状となっている。基準ウェハ6
2はSi基板上に溝が形成され、この溝にSi酸化膜が
埋め込まれている。なお、このビーム調整用マーク63
も図3(b)に示すような溝によりマークが形成されて
いる場合にのみならず、凸状の重金属マークで形成され
ていてもよい。
【0077】図9はウェハ19と基準ウェハ62の搬送
系統を示す図である。ウェハ19は、ウェハ待機部64
に待機しており、パターン露光が終了する毎に露光室6
5内に搬送される。一方、基準ウェハ62は同図に示す
ように例えば第2アパーチャ15のパターン形状に応じ
て62a〜62cの3枚が基準ウェハ待機部66に待機
しており、必要に応じて基準ウェハ待機部66内に設け
られた選択移動手段67により選択され、露光室65内
に搬送される。
【0078】このような基準ウェハ62に形成されたビ
ーム調整用マーク63を用いて第1実施形態と同様にビ
ーム調整及びパターン露光を行った結果、第1実施形態
と同様に高精度のパターニングを行うことができた。
【0079】このように、本実施形態では、第1実施形
態と同様の効果を奏するのみならず、ステージ61上に
ビーム調整用マークを固定せずに基準ウェハ62上のビ
ーム調整用マーク63をビーム調整に用いているため、
ビーム調整用マークを通常の可変成形電子ビームによる
露光で容易に作成することが可能となる。また、基準ウ
ェハ62を選択移動手段67を用いて交換するのみで、
ビーム調整用マーク63が汚染した場合の保守が容易と
なる。さらに、基準ウェハ62を選択移動手段67を用
いて交換することができるため、ビーム調整用開口部が
異なる形状となった場合にも容易に異なる形状のビーム
調整用マーク63を用意することができる。
【0080】なお、本実施形態ではビーム調整用ターゲ
ットとして用いられるビーム調整用マーク63として、
Si溝に埋め込まれたSi酸化膜を用いたが、本発明は
ターゲットの構造に制約されるものではない。例えば、
ターゲットの材質としては凹凸段差を設けても良い。ま
た、凹凸段差のみを利用したターゲットや、貫通孔をタ
ーゲットとして用いても良い。
【0081】また、上記第1,2実施形態では加速電圧
50kVのCP&可変成形型電子ビーム露光装置を用い
たが、本発明は電子ビーム露光装置の種類によって制限
されるものではない。例えば、CP方式のみの電子ビー
ム露光装置、スキャン転写方式の電子ビーム露光装置を
用いても良い。また、加速電圧が100kV程度あって
も何ら問題ない。その他、本発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々変形しようできる。
【0082】(第3実施形態)本実施形態は第2実施形
態の変形例に係わる。本実施形態が第2実施形態と異な
る主要な点は、第2アパーチャ15上にビーム調整用開
口部を設けず、パターン露光用開口部自体を用いてビー
ム調整を行う点である。以下、第2実施形態とほぼ同様
の構造を有する電子ビーム露光装置を用いて本実施形態
の電子ビーム露光方法を説明する。
【0083】図10は本実施形態に係る電子ビーム露光
装置におけるステージ61及び第2アパーチャ71の構
成を示す図である。露光装置の他の構成は図1と同じで
ある。図10に示すように、第2アパーチャ71にはビ
ーム調整用開口部は形成されておらず、パターン露光用
開口部群15bのみが形成されている。パターン露光用
開口部群15bの構成は図2に示す構成と同じである。
【0084】また、ステージ61は第2実施形態の図8
に示すものと同じであるが、図10では基準ウェハ72
にはビーム調整開始前にはパターンが形成されていない
点が異なる。
【0085】次に本実施形態に係る電子ビーム露光方法
を説明する。
【0086】まず、制御計算機32に予め記憶された第
2アパーチャ71内のパターン情報に基づいて、従来と
同様の方法で作成された第2アパーチャ71内のパター
ン露光用開口部群15bのうち、図9に示すようにパタ
ーン密度の異なる複数のパターン露光用開口部15b−
1〜15b−3を選択する。例えば、15b−1〜15
b−3として、パターン密度10%,30%及び50%
とする。
【0087】次いで、選択されたパターン露光用開口部
15b−1〜15b−3を用いて、基準ウェハ72上に
これらパターン露光開口部15b−1〜15b−3と同
じ形状のビーム調整用マーク73−1〜73−3を形成
する。このビーム調整用マーク73−1〜73−3は、
第2実施形態と同様に可変成形型電子ビーム露光装置に
より作成する。マークの構造は、第2実施形態と同様に
溝を形成したものでも重金属による凸状のマークを形成
するものでもよい。
【0088】なお、本実施形態では3種類のパターン露
光用開口部を選択してビーム調整を行ったが、説明の便
宜のためであり、選択する数には限定されないのは勿論
である。
【0089】次に、基準ウェハ72を露光装置内に積置
して、第1実施形態と同様にビーム調整を実施してパタ
ーン密度に応じた描画パラメータテーブル32’を作成
する。
【0090】露光の際には、第1実施形態と同様に、選
択されたパターン露光用開口部に応じて、描画パラメー
タテーブル32’から最適な描画パラメータを設定して
露光を行う。この結果、高精度なパターニングが可能と
なる。
【0091】このように、本実施形態では第2実施形態
と同様の効果を奏するのみならず、ビーム調整用開口部
群を第2アパーチャに設ける必要がないため、第2アパ
ーチャが簡便な構成で済む。
【0092】(第4実施形態)本実施形態は、本発明を
スキャン転写方式に適用した形態を示す。本実施形態に
係る電子ビーム露光装置の要部を図11に示す。なお、
図11に示されない構成は、図1に示す構成と同様であ
るので省略する。
【0093】図11に示すように、電子銃11から照射
される電子ビーム12の進行方向に向かって上流側から
第1アパーチャ13,転写マスク81及びステージ61
が配置されている。第3実施形態と同様に、ステージ6
1の構成はパターンを転写すべきウェハ19と基準ウェ
ハ72が配置されており、基準ウェハ72上にはビーム
調整開始前にはパターンが形成されていない。本装置の
加速電圧は50kVであり、第1アパーチャ13上の電
子ビーム12の大きさは100μm角となっている。
【0094】次に、本実施形態で用いられる転写マスク
81の詳細な構成を図12(a)の上面図を用いて説明
する。転写マスク81上に形成されたパターンは所望の
大きさの露光ブロック82a〜82fに分割されてい
る。この露光ブロック82a〜82fは、それぞれパタ
ーン密度に応じて複数の領域を有する。例えば露光ブロ
ック82fにおいては、領域82f−1〜82f−8ま
で8つの領域に分割される。なお、露光ブロック82a
〜82fは、それぞれ一括してスキャン転写すべき一ま
とまりの領域を規定するものであり、領域82f−1〜
82f−8はパターン密度の違いにより描画パラメータ
を変化させる区切りを規定する。
【0095】図12(a)に示される転写マスク81の
A−A’断面図を図12(b)に示す。転写マスク81
はSOIウェハで形成されている。この転写マスク81
には、100μm幅の露光ブロック82a〜82fが形
成されている。露光ブロック82a〜82fの裏面は、
KOH水溶液による異方性エッチングで開口部が設けら
れている。露光ブロック82a〜82fのブロックの間
には、機械的な強度を増すための梁83がSiで形成さ
れている。露光ブロック82a〜82f上には露光すべ
き所望のパターン84が形成されている。
【0096】次に、本実施形態に係る電子ビーム露光方
法を図13に示すフローチャートを用いて説明する。
【0097】まず、用意された転写マスク81の面積密
度マップを作成する(91)。この面積密度マップは、
露光ブロック82a〜82f内の領域毎に異なる面積密
度を持つマップとなる。
【0098】次に、作成された面積密度マップに基づい
て、転写マスク81上の参照領域を決定する(92)。
ここでは、パターン密度10%、30%及び50%に近
い参照領域として領域82f−1,82f−2,82f
−4を決定する。次に、決定された3種類の領域82f
−1,82f−2,82f−4に基づいて、第3実施形
態と同様に、これら領域82f−1,82f−2,82
f−4と相似形状を持つビーム調整用マーク73−1〜
73−3を基準ウェハ72上に形成する(93)。
【0099】次に、異なるパターン密度のマークが形成
されたビーム調整用マーク73−1〜73−3を用い
て、第1〜第3実施形態に示したのと同じ方法により、
また上記選択された参照領域についてビーム調整を行い
(94)、電子ビーム12を基準ウェハ72に照射し、
反射電子信号を得る。この反射電子信号の信号処理を行
い、描画パラメータテーブル32’を作成する(9
5)。そして、得られた描画パラメータテーブル32’
に基づいてビーム調整パラメータを調整しながらパター
ン露光を行う(96)。
【0100】以上の工程によりパターン露光を行った結
果、従来のスキャン転写方式に比較して高精度なパター
ニングが可能となった。
【0101】このように、本実施形態によれば、スキャ
ン転写方式において、パターン密度により焦点位置が異
なる場合でも焦点位置ずれを補正することができ、高精
度なパターニングが可能となる。
【0102】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、パ
ターン密度に応じた最適なビーム調整パラメータを予め
求めておき、さらにこのビーム調整パラメータから描画
パラメータテーブルを作成した上でパターン露光を行
う。露光の際にはパターン密度に応じた最適なビーム調
整パラメータが描画パラメータテーブルから選択される
ため、パターン密度の差による寸法差や、描画位置変動
等を低減した高精度なパターニングが可能となる。
【0103】また、すべてのパターン露光用開口部につ
いてのビーム調整パラメータを求める必要がなく、パタ
ーン密度に応じた代表点のみについてビーム調整パラメ
ータを求めるのみでビーム調整が可能となるため、簡便
なビーム調整が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る電子ビーム露光装
置の全体構成を示す図。
【図2】同実施形態に係る第2アパーチャの詳細な構成
を示す上面図。
【図3】同実施形態に係るステージ及びビーム調整用開
口部の構成を示す図。
【図4】同実施形態に係るビーム調整工程のフローチャ
ートを示す図。
【図5】同実施形態に係る電子ビームの走査を説明する
ための概念図。
【図6】同実施形態に係る焦点位置と波高値との関係を
示す図。
【図7】同実施形態に係る描画パラメータテーブルの一
例を示す図。
【図8】本発明の第2実施形態に係る電子ビームの露光
方法を説明するための概念図。
【図9】同実施形態におけるウェハ19と基準ウェハ6
2の搬送系統を示す図。
【図10】本発明の第3実施形態に係る電子ビームの露
光方法を説明するための概念図。
【図11】本発明の第4実施形態に係る電子ビーム露光
装置の要部を示す図。
【図12】同実施形態に係る転写マスクの詳細な構成を
示す図。
【図13】同実施形態に係る電子ビーム露光方法のフロ
ーチャートを示す図。
【図14】従来の部分一括露光方式の概念図。
【図15】従来の部分一括露光装置における第2アパー
チャの構成を示す図。
【図16】従来の露光装置の電子光学系を説明するため
の図。
【図17】従来の部分一括露光方式におけるビーム調整
の問題点を説明するための図。
【図18】従来の部分一括露光方式における改良された
ビーム調整方法を説明するための図。
【図19】従来のスキャン転写方式の概念図。
【図20】従来のスキャン転写方式におけるパターン露
光の問題点を説明するための図。
【符号の説明】
1…本体部 3…本体制御部 11…電子銃 12…電子ビーム 13…第1アパーチャ 14,16…偏向器 15…第2アパーチャ 15a…ビーム調整用開口部群 15b…パターン露光用開口部群 15c…矩形アパーチャ 17…検出器 18,61…ステージ 19…ウェハ 20…ミラー 21…ビーム調整用マーク群 31…露光データ 32…制御計算機 33…偏向制御回路 34…第2アパーチャ駆動機構 35…ステージ制御系 41,41’,63,73−1〜73−3…ビーム調整
用マーク 42…Si基板 43…溝 43’…重金属マーク 62,72…基準ウェハ 81…転写マスク 82a〜82f…露光ブロック 83…梁 84…パターン

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パターン密度の異なる複数のパターンを
    有するマスクと、 前記パターンを転写すべき基板が載置されたステージ
    と、 パターン密度をパラメータとして前記荷電ビームの最適
    なビーム調整パラメータを記憶する描画パラメータテー
    ブルを有し、該描画パラメータテーブルに基づいて前記
    基板に照射される荷電ビームを制御する制御部とを具備
    してなり、 パターン密度に応じた最適なビーム調整パラメータを前
    記描画パラメータテーブルから前記パターン毎に選択し
    てパターン転写を行うことを特徴とする荷電ビーム露光
    装置。
  2. 【請求項2】 前記描画パラメータテーブルは、ビーム
    調整パラメータを変化させつつ前記パターンを通過させ
    た荷電ビームで、ステージ又は前記基板上に前記パター
    ンに対応する形状をもって形成されたビーム調整用マー
    クを走査して得られる反射電子信号を前記パターンの少
    なくとも2つについて求めた結果に基づいて作成するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の荷電ビーム露光装置。
  3. 【請求項3】 前記マスクは、パターン密度の異なる複
    数のビーム調整用開口部と、パターン露光に用いられる
    複数のパターン露光用開口部を有することを特徴とする
    請求項1に記載の荷電ビーム露光装置。
  4. 【請求項4】 前記ビーム調整用マークは、予め前記基
    板又は前記ステージ上に形成され、対応する前記パター
    ンと相似した形状を有することを特徴とする請求項2に
    記載の荷電ビーム露光装置。
  5. 【請求項5】 前記ビーム調整用マークは、前記パター
    ンの転写により形成されてなり、該パターンと相似した
    形状を有することを特徴とする請求項2に記載の荷電ビ
    ーム露光装置。
  6. 【請求項6】 少なくとも2つのパターン密度を有する
    複数のパターンが設けられたマスクに該パターン毎にビ
    ーム調整を行い荷電ビームを照射して試料面上にパター
    ン転写する荷電ビーム露光方法であって、 複数の異なるパターン密度を有し、前記パターンを前記
    試料面上に転写して形成され、あるいは予め該試料面上
    に該パターンを転写した形状とほぼ同一の形状をもって
    形成された複数のビーム調整用マークに荷電ビームを照
    射し、該ビーム調整用マークに対応する前記パターン毎
    にビーム調整するパラメータを種々変更して前記試料面
    からの反射電子を検出し、最適ビーム調整パラメータを
    求める第1の工程と、 パターン密度をパラメータとした前記最適ビーム調整パ
    ラメータが記憶された描画パラメータテーブルを作成す
    る第2の工程と、 前記描画パラメータテーブルに基づいて前記最適ビーム
    調整パラメータを選択して前記パターンを前記試料面上
    に転写する第3の工程とを有することを特徴とする荷電
    ビーム露光方法。
  7. 【請求項7】 前記マスクには、複数のパターン密度を
    有する複数のビーム調整用開口部が設けられてなり、該
    ビーム調整用開口部により前記ビーム調整用マークを形
    成することを特徴とする請求項6に記載の荷電ビーム露
    光方法。
  8. 【請求項8】 前記試料面からの反射電子信号が最大と
    なる前記ビーム調整パラメータを最適なビーム調整パラ
    メータとすることを特徴とする請求項6に記載の荷電ビ
    ーム露光方法。
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