JP2001085135A - 圧接におけるコネクタの保持と圧接機 - Google Patents

圧接におけるコネクタの保持と圧接機

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JP2001085135A
JP2001085135A JP25866199A JP25866199A JP2001085135A JP 2001085135 A JP2001085135 A JP 2001085135A JP 25866199 A JP25866199 A JP 25866199A JP 25866199 A JP25866199 A JP 25866199A JP 2001085135 A JP2001085135 A JP 2001085135A
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connector
cavity
pallet
support
upper edge
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JP25866199A
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Toshiaki Suzuki
俊秋 鈴木
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 両面コネクタの圧接部を安定に支えて正規の
圧接高さが得られるようにすることにある。 【解決手段】 パレット1上にコネクタ100の位置決
め手段2、6と突状12を有する支持部材11を設け、
その支持部材11と位置決め手段2、6によってコネク
タ100をパレット1上に位置決めした際に、前記突状
12がコネクタ100のキャビティの側壁の上縁104
aに当接して、キャビティ102の底面を水平に支える
ようにする。そのようにすれば、圧接力を、端子103
が装着されたキャビティ102の存在する圧接部101
の直下で受けるので、規定内の圧接力であれば、圧接部
101は撓むことなく、キャビティ102の底面がしっ
かりと水平に保たれて、「圧接高さ」のバラツキの少な
い、信頼性の高い製品を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車や機電機
器のワイヤーハーネスの製造において、キャビティに端
子が装着された状態のコネクタのその端子に電線を圧接
する際のコネクタの保持に係り、特に、そのコネクタが
上下両面にキャビティを有しており、その両面の端子に
電線を圧接する場合に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用ワイヤーハーネスは、例えば、
図24に示すように、導電体51を樹脂52で絶縁被覆
した電線50が並列され、その長さ方向と幅方向の適宜
箇所にコネクタ30を接続し、そのコネクタ30に必要
に応じてカバー30cを被せたものである。その電線5
0のコネクタ30への接続手段として、作業性の点か
ら、図25および図26に示す圧接接続(以下、単に圧
接という)が採用されつつある。
【0003】この圧接は、同図に示すように、各電線5
0に対応した圧接刃60を、図示しない昇降機構で下降
させて、圧接刃60の下面(押圧面)により、これらの
電線50をコネクタの端子40のスロット41に圧入
し、その際に変形するスロットの側壁42のスプリング
バックにより、その部分で端子40に挟んで接続するも
のであり、この圧入の際に、電線50の被覆樹脂52が
スロットの側壁42との摩擦により剥がされて、被覆樹
脂52内の導電体51が、その側壁42と接触して導電
体51と端子40の間の電気的導通が可能となる。
【0004】その際、端子40に電線50を圧接した後
に、その端子40の部分をコネクタ30のキャビティ3
2内に挿入してコネクタに電線50を接続する場合もあ
るが、キャビティ32内にあらかじめ装着された状態の
端子に電線50を圧接してコネクタに電線50を接続す
る場合もあり、作業性の点から後者の方が一般的になっ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、キャビ
ティ32にあらかじめ端子40が装着された形態のコネ
クタ30に電線50を圧接するには、圧接力をコネクタ
30で受けることになるので、このコネクタ30の支え
方が圧接結果の良否に大きな影響を与える。
【0006】例えば、圧接刃60が直接圧接力を及ぼす
ところの端子40の装着部がしっかり保持されていない
と、水平方向の位置決めがずれていた場合には、圧接刃
60が端子40を潰してしまう。また、上下方向の支え
方が不安定なものであると、電線50の押し込み量に過
不足が生ずる。すなわち、圧接で最も重要な「圧接高
さ」が得られないという事態が生ずる。
【0007】特に、後者の「圧接高さ」の不良が発生す
るケースの一つとして、圧接対象のコネクタが、図1〜
図3に示すような、圧接部101の厚さ方向の両面(上
下面)にキャビティ102を有し、その両面のキャビテ
ィ102に端子103が装着されていて、両面に電線5
0を接続する形態のもの(以下、単に両面コネクタ10
0ともいう)に圧接する場合がある。
【0008】この両面コネクタ100の場合、圧接する
時は、端子103が装着されていない後半部106でコ
ネクタ100を保持するので、圧接部101は、その後
半部106から片持ち梁の形で突出した状態になる。
【0009】従って、その片持ち梁状態の圧接部101
に圧接力が掛かると、それが規定内の力のものであって
も、その部分が撓んだり、後半部106の支持の仕方が
いい加減であると、コネクタ100全体が傾いて、電線
50が所定の深さまで圧入されず、正規の「圧接高さ」
が得られないことになる。
【0010】そこで、この発明の課題は、前記両面コネ
クタに電線を圧接する際に、その圧接部を安定に保持し
て圧接が良好に行えるようにすることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明は、上記した両面コネクタの保持方法と、
その保持具を提供するものであり、先ず、一つ目の保持
方法として、前記キャビティの側壁の上縁を支持部材で
支えて、その支持部材で前記圧接刃の圧接力を受けるよ
うにし、そのための保持具として、パレット上にコネク
タの位置決め手段と上記支持部材が設けられており、そ
の支持部材は突状を有しており、前記位置決め手段とと
もにコネクタを前記パレット上に位置決めした際に、前
記突状がコネクタのキャビティの側壁の上縁に当接し
て、前記キャビティの底面を水平に支えるようになって
いるものとしたのである。
【0012】二つ目の保持方法として、前記一つ目の保
持方法におけるキャビティの側壁の上縁に代えて、その
キャビティに装着された端子の上縁を支持箇所とし、そ
のための保持具として、パレット上にコネクタの位置決
め手段と上記支持部材が設けられており、その支持部材
は平面を有しており、前記位置決め手段とともにコネク
タを前記パレット上に位置決めした際に、前記平面がコ
ネクタのキャビティ内の上記端子の上縁に当接して、前
記キャビティの底面を水平に支えるようになっているも
のとしたのである。
【0013】三つ目の保持方法として、前記一つ目の保
持方法におけるコネクタの支持箇所に、上記端子の上縁
を加え、そのための保持具として、パレット上にコネク
タの位置決め手段と上記支持部材が設けられており、そ
の支持部材は突状と平面を有しており、前記位置決め手
段とともにコネクタを前記パレット上に位置決めした際
に、前記平面がコネクタのキャビティ内の上記端子の上
縁に当接し、かつ、前記突状がコネクタのキャビティの
側壁の上縁に当接して、前記キャビティの底面を水平に
支えるようになっているものとしたのである。
【0014】また、上記各支持方法で圧接対象としたコ
ネクタの圧接部の樹脂層に成型時の金型の抜き穴が設け
られている場合の、そのコネクタの支持方法として、上
記各支持方法とともに、前記金型の抜き穴に支持ピンを
挿入してコネクタを支持するようにし、そのための保持
具として、上記各保持具に、上記コネクタの金型の抜き
穴に挿入可能な形状を有した支持ピンを支持部材として
併設したものとしたのである。
【0015】以上のような保持方法によれば、圧接力
を、端子が装着されたキャビティが存在する部分(圧接
部)の直下で受けることになるので、圧接力が規定内の
ものであれば、圧接部が撓むことなくキャビティの底面
がしっかりと水平に保たれて、「圧接高さ」のバラツキ
の少ない、信頼性の高い製品を得ることができる。
【0016】上記各支持方法を自動で実施して自動で圧
接する自動圧接機として、上記各保持具のパレットに対
して、コネクタの位置決め手段が着脱可能となってお
り、その位置決め手段を前記パレットに対して着脱させ
る自動搭載機構と、コネクタを拘束した状態の前記位置
決め手段を回転させて前記コネクタの圧接部の上下の面
を反転させる反転機構を圧接刃が自動で昇降する圧接機
に併設したのである。
【0017】そのような自動圧接機を用いれば、上記と
同じく、「圧接高さ」のバラツキの少ない信頼性の高い
圧接製品を自動で効率良く製造することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して、この発明の
実施の形態を説明し、従来例と同一部分については同一
符号を付して説明を省略する。先ず、図1〜図3に、こ
の実施形態で保持の対象とする両面コネクタ100の例
を示す。図1は全体斜視図、図2の(a)は平面図、
(b)は正面図、図3の(a)は背面図、(b)は断面
図である。
【0019】図1に示すように、このコネクタ100は
図の後方から手前にかけて厚みが段付き状を成してお
り、手前側の厚みの小さい部分が電線の圧接部101に
なっている。この電線の圧接部101は、図に一点鎖線
で示す厚み中心を通る水平面101aを対称面にして上
下対称になっており、上下の各面にコネクタの幅方向に
沿ってキャビティ102が等しいピッチで並列されてお
り、そのキャビティ102に端子103が装着されてい
る。コネクタの後半部106は前記水平面101aに対
して上下非対称になっているとともに、この部分は背面
107が開口しており、前記圧接部101との境界位置
まで空洞になっている。その底部外面には凸部106a
が形成されている。また、その境界位置から前方に至る
前記圧接部101の内部の樹脂層では、前記水平面10
1aに沿って成型時の金型の抜き穴108が形成されて
いる。以下、このような形状の両面コネクタ100の保
持方法を示す。
【0020】(第1の実施形態)第1の実施形態の保持
方法は、前記圧接部101のキャビティの側壁の上縁1
04aを支持箇所の一つとするものであり、その保持具
10を図4に示す。この保持具10は、矩形のパレット
1の上面にコネクタの前記圧接部101を支える支持部
材11と、その支持部材11とともにコネクタ100を
パレット1上に固定するための位置決め部材を有するも
のである。
【0021】前記パレット1はその幅方向中央に所定の
幅の凹部1aが設けられており、この凹部1aはパレッ
ト1上にコネクタ100を載置する際に、コネクタの後
半部106の底部外面(下面)に設けられた前記凸部1
06aを逃がすためのものであり、凹部1aの手前側に
は圧接部101の前記支持部材11がボルト11bによ
って下方から着脱可能に取り付けられている。凹部1a
の後部にはその凹部1aの底面からさらに平面視U字形
状の凹部1bが設けられている。このU字形状の凹部1
bの役割については後述する。
【0022】前記支持部材11は帯状の板体で、その表
面に帯の長手方向に沿ってコネクタ100のキャビティ
の側壁の上縁104aを受けるための複数の突状12、
……が設けられている。その突状12は前記キャビティ
の側壁の上縁104aの厚み(幅)より僅かに小さい厚
み(幅)を有し、キャビティの側壁104の配列ピッチ
と同じピッチで並列されている。
【0023】なお、前記パレット1上面の両側には位置
決めピン1pが設けられており、これは、次に述べる第
1の位置決め部材2をパレット1上に載置する際にその
姿勢を規定するためのガイドを果たすためのものであ
り、第1の位置決め部材2にはそれに対応するガイド穴
2hが設けられている。
【0024】その第1の位置決め部材2は、同図に示す
ように、パレット1上に位置決めするコネクタ100の
背面と両側面を囲む形のもので、上板3と、底板4と、
その上板3と底板4の間に、それぞれの左右の側辺の位
置で介在して、それらを上下に隔てる角材のスペーサ5
とが一体化された形状を成している。
【0025】前記上板3はコ字形状を成し、底板4には
コネクタの後半部106の底部外面の前記凸部106a
と前記支持部材11のそれぞれを逃がすための切り欠き
4a、4bが第1の位置決め部材2の長さ方向に沿って
後方から手前に向かって段付き状に設けられている。
【0026】その底板4と前記上板3と前記左右の角材
5とで、この第1の位置決め部材2の背面から手前にか
けて断面矩形の貫通穴2aが形成されており、この貫通
穴2aに、後述する第2の位置決め部材(図8の符号6
参照)が挿入されて、コネクタ100を左右方向に完全
に位置決め(本決め)するとともに、上下方向にも位置
決め(本決め)するようになっている。
【0027】その第2の位置決め部材は、図8に示すよ
うに、前記第1の位置決め部材2の貫通穴2aに嵌入可
能な厚みのコ字形状の板体で、「コ字」の直立辺7の部
分の内側には水平方向の突出部7aが設けられており、
「コ字」の上下の辺8の部分を前記第1の位置決め部材
2の貫通穴2aから押し込んでコネクタ100を幅方向
(左右方向)に位置決めするとともに、図9に示すよう
に、前記水平突出部7aがコネクタの背面107の開口
に挿嵌されて、その底面に被さる形でコネクタ100の
上下方向の移動を阻止するようになっている。この第2
の位置決め部材6はその上面の後方に設けられたストッ
パボルト7bの先端で第1の位置決め部材2の底板4を
押圧してパレット1に固定する。
【0028】以上のような保持具10を用いてコネクタ
100を保持するには、先ず、図4に示すように、パレ
ット1上に前記支持部材11と第1の位置決め部材2を
取り付ける。
【0029】支持部材11は、前記凹部1aの手間側に
嵌め込まれ、パレット1の下方からねじ止め(ねじ11
b)で固定する。また、第1の位置決め部材2はパレッ
ト1上に設けられた前記ガイドピン1pに自身のガイド
穴2hを挿入させる形でパレット1上に載置する。
【0030】次に、コネクタ100を、その後半部10
6の底面の凸部106aを第1の位置決め部材2の底板
4の切り欠き4aに嵌入させる形で底板4上に載置す
る。コネクタは、先ず、この後半部106の底面が底板
4によって支えられる。
【0031】そして、その凸部106aの切り欠き4a
への嵌入によって、凸部106aの両側辺が切り欠き4
aの内周の両側辺に当接して、コネクタ100が左右方
向に位置決めされるのであるが、その時、コネクタの圧
接部101の下面の各キャビティの側壁の上縁104a
が、それぞれに対応する前記支持部材11の突状の上縁
12aに自動的に合うように載置される。
【0032】こうして、コネクタ100は、前記後半部
106の底面とともに、この圧接部101において、下
面のキャビティの側壁の上縁104aが支持部材11の
突状12で直接支えられて、規定内の圧接力ならば、そ
れを受けてもキャビティ102の底面が水平に保たれる
ように支持される。
【0033】なお、前記凸部106aの切り欠き4a内
への嵌入による左右方向の位置決めは、その嵌入量がわ
ずかであって、いわば「仮決め」のようなものであり、
「本決め」は次に述べる前記第2の位置決め部材6によ
って行われる。
【0034】最後に、図8に示すように、その第2の位
置決め部材6を前記第1の位置決め部材2の背面の貫通
穴2aから挿入する。そうすると、その「コ字形状」の
上下の辺8の部分の内面がコネクタ100の後半部10
6の両側面に当接し、これによってコネクタ100の左
右方向の姿勢が「本決め」され、同時に、図9に示すよ
うに、「コ字形状」の直立辺7の内側の水平突出部7a
がコネクタの後半部106の背面107の開口から内部
に挿入されるので、その水平突出部7aが後半部106
の底板の上面に被さってコネクタ100の上下方向の移
動も阻止するようになる。ここに、コネクタ100はパ
レット1上であらゆる方向に完全に固定されることにな
る。コネクタ100の上下方向の移動の阻止により、圧
接刃が作用した後、圧接刃が上昇する際のコネクタ10
0の浮き上がりも阻止される。
【0035】以上でパレット1上にコネクタ100が位
置決めできたので、図10に示すように、電線50を圧
接部101の直上に布線して、図示しない圧接機を作動
させて、圧接刃60で電線50を圧接する。
【0036】圧接部101の片面の圧接が終了すると、
次にもう一方の面の圧接を行うわけであるが、そのため
には、図11(a)に示すように、前記第2の位置決め
部材6が組み合わされてコネクタ100が固定された圧
接直後の第1の位置決め部材2をパレット1から離脱さ
せて、反転させて、図11(b)に示すように、そのま
まパレット1上の位置決めピン1pをガイドにして載置
する。
【0037】そうすれば、コネクタの圧接部101は上
下左右に対称であり、第1の位置決め部材2も幅方向
(左右方向)に対称になっているので、圧接部101の
もう一方の面のキャビティの側壁の上縁104aは再
び、支持部材11の突状の上縁12aに対応して載置さ
れることになる。
【0038】しかしながら、コネクタの後半部106は
上下非対称になっているので、第1の位置決め部材2を
反転させて、そのままパレット1上に載置した際、キャ
ビティ102の底面の水平が保たれるよう、第1の位置
決め部材2はそれに応じて上下方向に非対称にしてい
る。具体的には、両位置決め部材2、6で完全に固定さ
れたコネクタの圧接部101の前記上下の対称中心面1
01aから、第1の位置決め部材2の上板3と底板4の
表面に至る距離を異ならせている。
【0039】また、第2の位置決め部材6を第1の位置
決め部材2に固定するための前記ストッパボルト7bが
第1の位置決め部材2の上板3から突出しているので、
第1の位置決め部材2を反転させてそのままパレット1
上に載置しても、ストッパボルト7bがパレット1の凹
部1aの底面に干渉しないよう、ストッパボルト7bが
対応する位置の凹部1aの底面に前記したU字形状の凹
部1bが設けられているのである。
【0040】こうして、第2の位置決め部材6が組み合
わされてコネクタ100が固定された状態の第1の位置
決め部材2を反転させたそのままのものをパレット1上
に載置しても、コネクタの圧接部101はやはり水平が
保たれるように直下の支持部材11に支持される。
【0041】最後に、前記図10で示したのと同じよう
に、再度、電線50を圧接部101の直上に布線して、
圧接刃60で電線50を圧接して、圧接部101の両面
の圧接を終了する。
【0042】両面の圧接が終了すると、第1の位置決め
部材2から第2の位置決め部材6を引き抜いて完成品の
コネクタ100を取り出す。こうして作業が終了する。
【0043】以上が第1の実施形態の両面コネクタ10
0の保持方法の下での圧接作業の流れであるが、圧接部
101を、そのキャビティの側壁の上縁104aを支持
部材11の突状の上縁12aで直接支えているので、キ
ャビティの底面がしっかりと水平に保たれ、規定内の圧
接力であるならば、それが作用しても撓むことなく正規
の「圧接高さ」を得ることができる。
【0044】(第2の実施形態)第2の実施形態はキャ
ビティ102に装着された端子の上縁103aを支持箇
所の一つにしてコネクタ100を支持する場合である。
図12は、その支持部材21とコネクタ100だけを示
したもので、支持部材21は、前記第1の実施形態の支
持部材11のものの突状12が設けられた部分が水平面
22となったものである。(b)はその支え方の様子を
要部拡大図で示したものである。支持部材21の水平面
22の両側の突状22’、22’は圧接部101の左右
両サイドの側壁に当てて、圧接部101の左右の位置決
めをするためのものである。
【0045】この実施形態の保持具は、その支持部材2
1が前記図12に示すものに替わるだけで、他は第1の
実施形態の場合と全く同様であるので、詳細な説明は省
略する。
【0046】この場合も、圧接部101の端子の上縁1
03aが支持部材21の水平面22で直接支えられて、
この支持部材21で圧接力を直接受けるので、規定内の
圧接力であるならば、圧接部101は撓むことなく、正
規の「圧接高さ」を得ることができる。
【0047】(第3の実施形態)第3の実施形態は、コ
ネクタの圧接部101を前記第1の実施形態の場合のキ
ャビティの側壁の上縁104aと第2の実施形態の場合
の端子の上縁103aの両方で支える場合である。図1
3(a)は、この実施形態の支持部材31とコネクタ1
00だけを示したもので、その支持部材31は、帯形状
の幅方向において、手前側に突状32が並列され、後部
が平面33になっている。(b)、(c)はその支え方
の様子を拡大断面図で示したものである。
【0048】すなわち、この突状32によってキャビテ
ィの側壁の上縁104aを支え、後側の平面33によっ
て端子の上縁103aを支えるようにしているのであ
る。従って、その突状32の、後側の平面部33からの
高さの基準寸法Hは、キャビティの側壁の上縁104a
と端子の上縁103aとの高さ方向の差の寸法となって
いる。
【0049】この実施形態の保持具も、その支持部材3
1が前記図13に示すものに替わるだけで、他は第1の
実施形態の場合と全く同様であるので、詳細な説明は省
略する。
【0050】この実施形態では、圧接部101を端子の
上縁103aとキャビティの側壁の上縁104aの両方
で支えるので、より安定した形で圧接が行える。
【0051】(第4の実施形態)第4の実施形態は、前
記第1から第3の実施形態で示したような保持方法、す
なわち、キャビティの側壁の上縁104aで支持したり
(第1の実施形態)、端子の上縁103aで支持したり
(第2の実施形態)、また、その両方で支持したり(第
3の実施形態)といった支持方法に併用して、前記図1
〜図3に示したようなコネクタ100の圧接部101の
内部の樹脂層の成型時の金型の抜き穴108に支持用の
ピンを挿入して、その支持ピンによってもコネクタ10
0を支えるものである。
【0052】その支持ピンを備えた支持部材として、図
14に示すような、前記各実施形態で用いた第2の位置
決め部材6に支持ピン9を取り付けた支持部材46を製
作した。支持ピン9は金型の抜き穴108の断面形状よ
り僅かに寸法の小さい相似形状を成し、前記第2の位置
決め部材6の「コ字形状」の直立辺7の内側の水平突出
部7aにコネクタ100側の金型の抜き穴108と同じ
ピッチで同じ数だけ並列して設けたものである。
【0053】この時、支持ピン9を金型の抜き穴108
に挿入しただけでは、支持ピン9自体が片持ち梁となっ
て不安定になるので、支持ピン9の長さを、第2の位置
決め部材6をそのコ字の直立辺7の内面がコネクタ背面
107に当接するまで押し込んだ状態でピン先が抜き穴
8の前側から突出する程度のものにしておき、その突出
部を図14に示すような受け部材47で受けて、支持ピ
ン9の根元の部分とによって支持ピン9の両端を支える
ようにしている。この受け部材47は、図14に示すよ
うに、第1の位置決め部材2の前面にねじ止め(ねじ4
7b)されるものであり、その幅の中心線に沿って、前
記支持ピン9の先端を受けるための挿入穴47a、……
が設けられている。
【0054】コネクタ100を支持する際の要領は、前
記第1から第3の実施形態と同じ要領で、それらの場合
に用いた第2の位置決め部材6に代えて、前記支持ピン
9が設けられた第2の位置決め部材46を使用するとこ
ろが異なるだけである。図15はその支持ピン9を圧接
部の樹脂層の抜き穴8に挿入した状態を断面で示したも
のである。なお、この図では端子103とキャビティの
側壁104を支える支持部材として第3の実施形態の支
持部材31を用いている。
【0055】この実施形態では、それまでの支持方法に
加えて、前記支持ピン9によってもコネクタ100を支
えるので、圧接力が各支持部(キャビティの側壁の上縁
104a、端子の上縁103aおよび前記支持ピン9)
に分担されて、圧接部101をさらに強固に支えること
ができるので、圧接がさらに安定したものとなる。
【0056】(第5の実施形態)第5の実施形態は、こ
れまでの各実施形態で取り挙げた保持具10にコネクタ
100を人手で装着していた作業の一部を自動化したも
のである。圧接対象とするコネクタは前記図1〜3に示
したもの(符号100)とする。保持方法が替わって
も、支持部材が替わるだけで自動工程の流れは皆共通で
ある。
【0057】先ず、人手で行う作業として、図16
(a)に示すように、コンベアベルト200の上に載置
されたパレット1上に前記第1の位置決め部材2を載置
して、その第1の位置決め部材2の底板4の切り欠き
(4a)をガイドにしてコネクタ100をパレット1上
に仮置きする。その状態のパレット1をラインのベルト
コンベア200のベルト上に載置して、図16(b)に
示すように、コンベアによって図示しない圧接機の圧接
位置201(圧接刃60の昇降経路の中心線を垂直方向
の一点鎖線で示したもの)まで移動させる。そして、パ
レット1がその圧接位置201に到達した段階から次に
述べる自動工程が始まり、最終的に図16(c)に示す
ように、圧接部101の上下両面に電線50が圧接され
るのである。以下、上記自動工程を成す装置構成とその
動作について図16〜図23を参照して説明する。図は
煩雑さを避けるため、各装置は模式的に示すにとどめ
る。
【0058】先ず、前記第2の位置決め部材6は、図1
6に示すように、前記圧接位置201に交差する水平軸
上に配設されたボールねじ61のネジ部の先端にロータ
リアクチュエータ62を介して取り付けられており、そ
のボールねじ61によってラインの流れに交差してライ
ン上に進退する。また、そのロータリアクチュエータ6
2によって前記ボールねじ61の軸の回りに回動する。
【0059】さらに、前記ボールねじ61は、その後端
部側において上下方向に配設されたエアシリンダ63に
取り付けられており、このエアシリンダ63によって、
前記ボールねじ61に取り付けられた第2の位置決め部
材6が昇降可能となっている。図中、Mはボールねじ6
1を駆動するサーボモータである。以上のような構成の
下、それによる自動圧接工程は以下のように行われる。
【0060】前記図16(b)に示したように第1の位
置決め部材2に仮固定された状態でパレット1上に載置
されたコネクタ100がベルトコンベア200で圧接位
置201に運ばれてくると、図17(a)に示すよう
に、前記第2の位置決め部材6が取り付けられたボール
ねじ61が作動して、第2の位置決め部材6がライン側
に進出してパレット1上の第1の位置決め部材2の背面
の開口2aから挿入される。
【0061】すると、その第2の位置決め部材6のコ字
形状の上下の辺8の部分がコネクタ100の両側面に面
接して、コネクタ100の左右方向の移動を完全に阻止
するようになる。同時に、第2の位置決め部材6のコ字
形状の直立辺7の内側の水平突出部7aがコネクタの後
半部106の背面107の開口内に挿入され、水平突出
部7aの底面が開口部底板4の上面に面接してコネクタ
100の浮き上がりを阻止するようになる。
【0062】こうして、コネクタ100が上下左右およ
び前後に完全に固定されると、図17(a)に示すよう
に、電線50が圧接部101の上方に配索される。
【0063】この状態で、図17(b)に示すように、
図示しない圧接機が作動して圧接刃60が下降して、先
ず、コネクタ100の上面に電線50が圧接される。
【0064】上面の圧接が終了すると、図18(a)に
示すように、圧接刃60が上昇してコネクタ100から
退去するが、その圧接刃60の上昇直後に、図18
(b)に示すように、前記第2の位置決め部材6が取り
付けられたボールねじ61を昇降させるエアシリンダ6
3が作動して第2の位置決め部材6が上昇する。従っ
て、その第2の位置決め部材6に第1の位置決め部材2
とともに固定されたコネクタ100も上昇する。
【0065】コネクタ100が所定の上死点に達する
と、図19に示すように、前記ロータリアクチュエータ
62が作動して、ボールねじ61ごと第2の位置決め部
材6を180°回転させて、コネクタ100も反転し
て、図20(a)に示すように、先程、下方を向いてい
た面が上方を向くようになる。
【0066】コネクタ100が反転を終えると、再びエ
アシリンダ63が作動して第2の位置決め部材6が下降
してコネクタ100も下降し、図20(b)に示すよう
に、その時のコネクタ100の下面のキャビティの側壁
の上縁104aが対応する支持部材11の突状の上縁1
2aに載置される。
【0067】続いて、この状態の圧接部101の上面
に、図20(b)に示すように、再び電線50が配索さ
れる。次に、図21(a)に示すように、再び圧接刃6
0が下降して圧接を行う。こうして、上下両面に圧接が
行われる。
【0068】両面の圧接が終了すると、図21(b)に
示すように、再び圧接刃60が上昇して、その直後に、
図22に示すように、ボールねじ61が作動して第2の
位置決め部材6がライン上から原点位置まで後退する。
第2の位置決め部材6は、原点位置に戻った後、図23
に示すように、次のコネクタの圧接のため、前記ロータ
リアクチュエータ62が作動して反転して、コネクタ1
00の最初の面を圧接する際の固定姿勢に戻る。ただ
し、この原点位置に戻った後の第2の位置決め部材6の
反転については、第2の位置決め部材6が厚み方向に対
称な形状のものである場合には必要ない。
【0069】上下両面の圧接が終了した両面コネクタ1
00は第1の位置決め部材2に拘束された状態でベルト
コンベア200によって、ラインの下流側に運ばれる。
【0070】パレット1がコネクタ100の回収位置に
来ると、再び人手の作業に戻って、作業者が第1の位置
決め部材2から完成品を回収して、空になった第1の位
置決め部材2はパレット1とともに人手、又は、図示し
ない返還専用のベルトコンベアで圧接機の上流側に戻さ
れる。
【0071】以降、その上流側で再び、前記図16
(a)に示したように、人手によって第1の位置決め部
材2が載置されたパレット1にコネクタ100が仮置き
され、それが、前記図16(b)に示したように、コン
ベア200で圧接位置201まで運ばれて、上記の工程
が繰り返される。
【0072】以上のように、この実施形態の自動圧接機
では圧接部101の保持方法としてキャビティの側壁の
上縁104aを保持する場合を取り挙げたが、先程も述
べたように、前記第2、第3の実施形態の手作業の場合
で述べたのと同じように、端子の上縁103aおよびキ
ャビティ側壁の上縁104aと端子の上縁103aの両
方で保持してもよく、これらの保持方法についても自動
化が可能で、その場合は支持部材の形状が替わるだけ
で、残りの構成は全く同じである。従って、これらにつ
いての説明は省略する。
【0073】また、前記第4の実施形態で取り挙げた圧
接部101の樹脂層の成型時の金型の抜き穴108に支
持ピン9を差し込んで支持する場合の自動機も手作業に
おける前記第3と第4の実施形態の関係と同様、前記第
3の実施形態の第2の位置決め部材6が第4の実施形態
の支持ピン9を有した第2の位置決め部材46に替わ
り、それが金型の抜き穴108に挿入されることが異な
るだけで他は全く同様である。これらについての説明も
省略する。
【0074】この実施形態の自動圧接機では、これまで
の自動圧接機とは異なり、上記した保持方法によって圧
接力を受ける圧接部の直下を支えるので、圧接部が撓む
ことなく、キャビティの底面の水平が保たれて、「圧接
高さ」のバラツキが抑制された良好な圧接結果を得るこ
とができる。
【0075】なお、以上の実施形態では全て、圧接対象
の両面コネクタとして、図1〜図3に示したような、圧
接部101が、その厚さ方向において上下に対称な形状
であるものを取り挙げたが、必ずしもその必要はなく、
キャビティ102の並びが上下で非対称なものにも適用
できる。
【0076】ただし、その場合は、上下の面の一方の面
と他方の面に対して、支持部材の突状の並びの間隔や各
突状の厚みが異なる支持部材を用意する必要がある。ま
た、圧接刃も、圧接刃を昇降させる昇降体の圧接刃の取
り付け部位に、刃並びや各刃の厚みの異なる二種類の圧
接刃を持たせて、かつ、その二種類の圧接刃が自動交換
可能な機構によって圧接部の上下の面のそれぞれに対応
できるようにする必要がある。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、この発明は、圧接
部の上下両面にキャビティを有する形態の両面コネクタ
の端子に電線を圧接する際のコネクタの保持方法とし
て、キャビティの側壁または端子のいずれか、およびそ
の両方で圧接部を受けるようにしたので、キャビティの
底面が水平に保たれて、圧接高さのバラツキが抑制され
た信頼性の高い製品を得ることができる。
【0078】また、圧接部の樹脂層に成型時の金型の抜
き穴を有するコネクタについては、その金型の抜き穴に
水平方向の支持部材を挿入して、その支持部材によって
も圧接力を受けるようにすれば、支持がさらに確実にな
って、圧接高さのバラツキが抑制された信頼性の高い製
品を得ることができる。
【0079】上記のような支持方法を自動で実施して自
動で圧接する自動圧接機として、コネクタの位置決め手
段が着脱可能となったパレットに対して、その位置決め
手段を着脱させる自動搭載機構と、コネクタを拘束した
状態の前記位置決め手段を回転させて前記コネクタの圧
接部の上下の面を反転させる反転機構を圧接刃が自動で
昇降する圧接機に併設して構築することができる。その
ような自動圧接機を用いれば、上記と同じく、圧接高さ
のバラツキの少ない信頼性の高い圧接製品を自動で効率
良く製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】圧接対象の両面コネクタを示す斜視図。
【図2】(a)に図1のコネクタの平面図、(b)に正
面図を示したものである。
【図3】(a)に図1のコネクタの背面図、(b)に断
面図を示したものである。
【図4】第1の実施形態の保持具の組み立ての様子を示
す分解斜視図である。
【図5】(a)に第1の実施形態の支持部材を斜視図で
示し、(b)に圧接部の支えの様子を要部拡大図で示し
たものである。
【図6】第1の実施形態の保持具とコネクタの関係を示
す斜視図である。
【図7】同上の断面図である。
【図8】第1の実施形態におけるコネクタの位置決めの
様子を示す斜視図である。
【図9】同上の断面図である
【図10】パレット上に位置決めしたコネクタの圧接の
様子を示す斜視図である。
【図11】(a)、(b)に第1の実施形態における裏
面の圧接のためのコネクタの反転の様子を示す斜視図で
ある。
【図12】(a)に第2の実施形態の支持部材を斜視図
で示し、(b)に圧接部の支えの様子を要部拡大図で示
したものである。
【図13】(a)に第3の実施形態の支持部材を斜視図
で示し、(b)に圧接部の支えの様子を側断面図で、
(c)に横断面図で示したものである。
【図14】第4の実施形態におけるコネクタの位置決め
の様子を示す斜視図である。
【図15】同上の断面図である。
【図16】自動工程の実施形態の全体構成を示す模式斜
視図である。
【図17】(a)、(b)に自動工程の各工程を示した
模式斜視図である。
【図18】(a)、(b)に自動工程の各工程を示した
模式斜視図である。
【図19】自動工程の各工程を示した模式斜視図であ
る。
【図20】(a)、(b)に自動工程の各工程を示した
模式斜視図である。
【図21】(a)、(b)に自動工程の各工程を示した
模式斜視図である。
【図22】自動工程の各工程を示した模式斜視図であ
る。
【図23】自動工程の最終工程を示した模式斜視図であ
る。
【図24】ワイヤーハーネスの一例を示す斜視図であ
る。
【図25】圧接を示す模式斜視図である。
【図26】圧接を示す模式断面図である。
【符号の説明】
1 パレット 1a 凹部(支持部材取り付け用) 1b 凹部(ストッパボルト逃がし用) 2 第1の位置決め部材 3 上板 4 底板 4a 切り欠き(コネクタの底部凸部逃がし用) 4b 切り欠き(支持部材逃がし用) 6、46 第2の位置決め部材 7 コ字の直立辺 7a 水平突出部 7b ストッパボルト 8 コ字の上下の辺 9 支持ピン 10 保持具 11、21、31 支持部材 12 突状 12a 突状の上縁 22 水平面 47 受け部材 50 電線 60 圧接刃 100 両面コネクタ 101 圧接部 102 キャビティ 103 端子 103a 端子の上縁 104 キャビティの側壁 104a キャビティの側壁の上縁 108 抜き穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 俊秋 名古屋市南区菊住一丁目7番10号 株式会 社ハーネス総合技術研究所内 Fターム(参考) 5E051 JA02 JA03 JA07 JB10

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧接部の上下の面にキャビティを有し、
    そのキャビティに端子が装着されたコネクタをパレット
    上に位置決めして、前記上下の面の両方の端子に圧接刃
    で電線を圧接する際のコネクタの保持方法であって、 前記キャビティの側壁の上縁を支持部材で支えて、その
    支持部材で前記圧接刃の圧接力を受けるようにしたこと
    を特徴とする圧接におけるコネクタの保持方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の保持方法を実施するた
    めの保持具であって、 上記パレット上にコネクタの位置決め手段と上記支持部
    材が設けられており、その支持部材は突状を有してお
    り、前記位置決め手段とともにコネクタを前記パレット
    上に位置決めした際に、前記突状がコネクタのキャビテ
    ィの側壁の上縁に当接して、前記キャビティの底面を水
    平に支えるようになっていることを特徴とする圧接にお
    けるコネクタの保持具。
  3. 【請求項3】 請求項1における上記キャビティの側壁
    の上縁に代えて、そのキャビティに装着された端子の上
    縁を支持箇所としたことを特徴とする圧接におけるコネ
    クタの保持方法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の保持方法を実施するた
    めの保持具であって、 上記パレット上にコネクタの位置決め手段と上記支持部
    材が設けられており、その支持部材は平面を有してお
    り、前記位置決め手段とともにコネクタを前記パレット
    上に位置決めした際に、前記平面がコネクタのキャビテ
    ィ内の上記端子の上縁に当接して、前記キャビティの底
    面を水平に支えるようになっていることを特徴とする圧
    接におけるコネクタの保持具。
  5. 【請求項5】 請求項1におけるコネクタの支持箇所に
    上記端子の上縁を加えたことを特徴とする圧接における
    コネクタの保持方法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の保持方法を実施するた
    めの保持具であって、 上記パレット上にコネクタの位置決め手段と上記支持部
    材が設けられており、その支持部材は突状と平面を有し
    ており、前記位置決め手段とともにコネクタを前記パレ
    ット上に位置決めした際に、前記平面がコネクタのキャ
    ビティ内の上記端子の上縁に当接し、かつ、前記突状が
    コネクタのキャビティの側壁の上縁に当接して、前記キ
    ャビティの底面を水平に支えるようになっていることを
    特徴とする圧接におけるコネクタの保持具。
  7. 【請求項7】 請求項1、3、5のいずれかに記載の支
    持方法で圧接対象としたコネクタの上記圧接部の樹脂層
    に成型時の金型の抜き穴が設けられている場合の、その
    コネクタの支持方法であって、 請求項1、3、5のいずれかに記載の支持方法ととも
    に、前記金型の抜き穴に支持ピンを挿入してコネクタを
    支持するようにしたことを特徴とする圧接におけるコネ
    クタの保持方法。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の方法を実施するための
    保持具であって、 請求項2、4、6のいずれかに記載の保持具に、上記コ
    ネクタの金型の抜き穴に挿入可能な形状を有した支持ピ
    ンを支持部材として併設したことを特徴とする圧接にお
    けるコネクタの保持具。
  9. 【請求項9】 請求項1、3、5、7のいずれかに記載
    の支持方法を自動で実施して、自動で圧接する自動圧接
    機であって、 請求項2、4、6、8のいずれかに記載の保持具の上記
    パレットに対して、コネクタの位置決め手段が着脱可能
    となっており、その位置決め手段を前記パレットに対し
    て自動で着脱させる自動搭載機構と、コネクタを拘束し
    た状態の前記位置決め手段を回転させて前記コネクタの
    圧接部の上下の面を反転させる反転機構が、上記圧接刃
    が自動で昇降する圧接機に併設されてなることを特徴と
    する自動圧接機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2014157189A1 (ja) * 2013-03-26 2017-02-16 株式会社ニコン 自動処理装置および自動処理方法、ならびにパレット

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2014157189A1 (ja) * 2013-03-26 2017-02-16 株式会社ニコン 自動処理装置および自動処理方法、ならびにパレット

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