JP2001084276A - 障害監視システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 日常の稼働状況に関する情報やデ−タを収集
し、解析して障害が顕在化する前に予め特定した監視者
に通知する障害監視システムを提供する。 【解決手段】 製品稼働状況デ−タを蓄積するデ−タベ
−ス２と、障害発生予測アルゴリズム、障害発生予測条
件をパラメ−タとして配列したパラメ−タテ−ブル３
と、パラメ−タテ−ブル３を参照して読み出した障害発
生予測アルゴリズムにより、デ−タベ−ス２から障害デ
−タ件数を収集し、障害発生予測条件を満たしているか
を判別する障害発生予測部４と、障害デ−タ件数が障害
発生予測条件を満たした場合に障害発生予測部から警告
メッセ−ジ発信通知を受け、パラメ−タテ−ブル３を参
照して警告メッセ−ジを警報通知先に発信するメ−ル発
信部５とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は市場における複数の
製品の稼働状況を監視し、障害発生を予測し、障害の未
然防止及び障害が発生した場合の拡大防止を行う障害監
視システムに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、製品を上市した後、その製品が正
常に稼働しているか、またはなんらかの障害発生要因が
潜在しているか、既に顕在化しているかは、主として定
期的な巡回点検や、顧客からの障害やクレ−ム等の連絡
により監視していた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上市した製品に潜在し
ている障害要因の監視には、多数の顧客に納入されてい
る多数の同一製品または類似製品の日常の稼働状況に関
する情報やデ−タを障害監視者が収集分析しなければな
らないので、多大な労力と時間とを要するという問題点
があった。

【０００４】本発明は日常の稼働状況に関する情報やデ
−タを収集し、解析して障害が顕在化する前に予め特定
した監視者に通知する障害監視システムを提供すること
を目的としている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の障害監視システムにおいては、製品稼働状況
デ−タを蓄積するデ−タベ−スと、障害発生予測アルゴ
リズム、障害発生予測条件をパラメ−タとして配列した
パラメ−タテ−ブルと、パラメ−タテ−ブルを参照して
選択した障害発生予測アルゴリズムにより、デ−タベ−
スから障害デ−タ件数を収集し、障害発生予測条件を満
たしているかを判別する障害発生予測部と、障害デ−タ
件数が障害発生予測条件を満たした場合に障害発生予測
部から警告メッセ−ジ発信通知を受け、パラメ−タテ−
ブルを参照して警告メッセ−ジを警報通知先に発信する
メ−ル発信部とを備える。

【０００６】

【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照しながら説明する。尚、各図面に共通な要素には
同一符号を付す。図１は本発明の障害監視システムの構
成図である。障害監視システム１は、稼働情報デ−タベ
−ス２（以後デ−タベ−ス２と記す）とパラメ−タテ−
ブル３と障害発生予測部４とメ−ル発信部５とを備え、
障害発生予測部４がパラメ−タテ−ブル３を参照して選
択した障害発生予測アルゴリズムにより、デ−タベ−ス
２から障害デ−タ件数を収集し、障害発生予測条件を満
たしているかを判別し、障害デ−タ件数が障害発生予測
条件を満たした場合には通知メ−ル発信部５に警告メッ
セ−ジ発信の通知を出力し、メ−ル発信部５がパラメ−
タテ−ブル３を参照して警告メッセ−ジを警報通知先に
発信する。

【０００７】本実施の形態では、デ−タベ−ス２をハ−
ドディスク６で構築し、パラメ−タテ−ブル３をメモリ
７に格納し、障害発生予測部４、メ−ル発信部５をＣＰ
Ｕ８で構築する。メモリ７にはパラメ−タテ−ブルのパ
ラメ−タに対応した障害発生予測アルゴリズム、警告メ
ッセ−ジ、警報通知先も格納されてある。

【０００８】図２は障害情報デ−タベ−ス形式の説明図
である。ハ−ドディスク６には、図２に示す納入先顧客
名、製品名称、モデル番号、製造番号、製造年月日等の
製品履歴に関する情報、及び保守点検を実施した場合の
点検項目、問題点、処置等の保守履歴に関する情報、障
害が発生した場合の発生年月日時刻、障害分類、現象、
処置等の障害履歴に関する情報等と対応づけて、予め決
められた書式に則り、言語デ−タまたはコ−ドデ−タが
蓄積してある。

【０００９】図３はパラメ−タテ−ブルの説明図であ
る。メモリ７には、図３に示す項目の情報、例えば、障
害発生予測アルゴリズム、監視開始年月、監視終了年
月、製品種別、納入先、エラ−コ−ド、障害発生予測条
件としての係数、警報メッセ−ジ形式、警報通知先等に
それぞれパラメ−タを割り当て、行方向の全パラメ−タ
をレコ−ドするファイル形式でパラメ−タテ−ブル３が
格納してある。

【００１０】次に動作について図４を参照して説明す
る。図４は障害監視システムの動作を示すフロ−チャ−
トである。

【００１１】ステップＳ1 でＣＰＵ８はパラメ−タテ−
ブル３を参照し、障害発生予測アルゴリズムを選択す
る。例えば、図３に示したレコ−ドＮＯ１の障害発生予
測アルゴリズム「Ｐ1 の月にＰ2 の機種・Ｐ3 の納入先
で、Ｐ4 のエラ−が前月と・・・・」を選択したとす
る。

【００１２】ステップＳ2 でＣＰＵ８は障害発生予測ア
ルゴリズムにより、パラメ−タテ−ブル３を参照し、障
害デ−タをハ−ドディスク６からメモリ７に収集する。
例の場合、障害発生予測アルゴリズムには「Ｐ1 の月に
Ｐ2 の機種・Ｐ3 の納入先で、Ｐ4 のエラ−が前月と・
・・・」とあるので、パラメ−タＰ1 〜Ｐ4 に対応する
項目に当てはまるデ−タを図２に示したデ−タベ−スか
らメモリ７に収集する。パラメ−タＰ4 に対応する項目
に当てはまる障害デ−タは、図２では「エラ−コ−ド」
件数である。

【００１３】ステップＳ3 でＣＰＵ８は、収集した「エ
ラ−コ−ド」件数がパラメ−タＰ5の障害発生予測条件
を満たしているかを比較する。

【００１４】ステップＳ4 でＣＰＵ８は「エラ−コ−
ド」件数が障害発生予測条件を満たした場合には、ステ
ップＳ5 に分岐し、否の場合には処理を終了する。

【００１５】ステップＳ5 でＣＰＵ８はパラメ−タテ−
ブル３のパラメ−タＰ6 、Ｐ〜Ｐ9を参照して警報メッ
セ−ジと警報通知先（予め特定した監視者）とを読み出
し、警報メッセ−ジをＬＡＮ９を通じて発信し、処理を
終了する。

【００１６】本実施の形態によれば、障害監視システム
は、毎日定時刻に起動され、３６５日２４時間運転する
ことで、継続的な監視が可能となり、障害発生の早期予
測ができる。

【００１７】

【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので以下に記載される効果を奏する。製品稼働状
況デ−タを蓄積するデ−タベ−スを備えたことにより、
情報収集の労力・工数を削減することができる。

【００１８】障害発生予測条件をパラメ−タ化したこと
により、ソフトを変更しなくともパラメ−タを変更すれ
ばよいので、柔軟な障害予測ができる。

【００１９】障害発生予測のための稼働情報の分析及び
障害発生予測処理を自動化することで、分析・処理の労
力・工数を削減することができる。

【００２０】障害発生予測条件を満たした場合には、警
告メッセ−ジを自動的にメ−ル発信するようにしたこと
により、速やかな障害発生予防策を講ずることができ
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の障害監視システムの構成図である。

【図２】障害情報デ−タベ−ス形式の説明図である。

【図３】パラメ−タテ−ブルの説明図である。

【図４】障害監視システムの動作を示すフロ−チャ−ト
である。

【符号の説明】

１ 障害監視システム ２ 稼働情報デ−タベ−ス ３ パラメ−タテ−ブル ４ 障害発生予測部 ５ メ−ル発信部

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 製品稼働状況デ−タを蓄積するデ−タベ
   −スと、 障害発生予測アルゴリズム、障害発生予測条件をパラメ
   −タとして配列したパラメ−タテ−ブルと、 該パラメ−タテ−ブルを参照して選択した障害発生予測
   アルゴリズムにより、前記デ−タベ−スから障害デ−タ
   件数を収集し、障害発生予測条件を満たしているかを判
   別する障害発生予測部と、 障害デ−タ件数が障害発生予測条件を満たした場合に前
   記障害発生予測部から警告メッセ−ジ発信通知を受け、
   前記パラメ−タテ−ブルを参照して警告メッセ−ジを警
   報通知先に発信するメ−ル発信部とを備えたことを特徴
   とする障害監視システム。