JP2001082698A - 医療用酸素ボンベ - Google Patents
医療用酸素ボンベInfo
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- JP2001082698A JP2001082698A JP26177899A JP26177899A JP2001082698A JP 2001082698 A JP2001082698 A JP 2001082698A JP 26177899 A JP26177899 A JP 26177899A JP 26177899 A JP26177899 A JP 26177899A JP 2001082698 A JP2001082698 A JP 2001082698A
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ボンベのガス再充填における使用者と業者の
双方が、使用中のボンベを特定することを容易にする。 【解決手段】 色識別手段を備えた医療用酸素ボンベで
あり、バルブ及び袴部の色を変えることによりボンベ種
類を区別することを特徴とする医療用酸素ボンベ。
双方が、使用中のボンベを特定することを容易にする。 【解決手段】 色識別手段を備えた医療用酸素ボンベで
あり、バルブ及び袴部の色を変えることによりボンベ種
類を区別することを特徴とする医療用酸素ボンベ。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は医療用酸素ボンベの
構成部品に関する。更に詳細には、患者のＱＯＬを向上
させる為のものであり、医療用酸素ボンベの識別性の改
善に関するものである。
構成部品に関する。更に詳細には、患者のＱＯＬを向上
させる為のものであり、医療用酸素ボンベの識別性の改
善に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、喘息や肺気腫、慢性気管支炎等の
呼吸器系疾患に苦しむ患者が増加する傾向にあり、その
最も効果的な治療法の一つとして酸素吸入療法がある。
かかる酸素療法に用いられる酸素源としては、空気中か
ら酸素濃縮空気を直接分離する酸素濃縮装置が開発さ
れ、使用時の利便性、保守管理の容易さから、在宅にお
ける酸素供給装置として次第に普及するようになってき
ている。
呼吸器系疾患に苦しむ患者が増加する傾向にあり、その
最も効果的な治療法の一つとして酸素吸入療法がある。
かかる酸素療法に用いられる酸素源としては、空気中か
ら酸素濃縮空気を直接分離する酸素濃縮装置が開発さ
れ、使用時の利便性、保守管理の容易さから、在宅にお
ける酸素供給装置として次第に普及するようになってき
ている。
【０００３】一方患者が通院や買物等で外出する際に
は、酸素源として携帯用の軽量酸素ボンベを使用し、ボ
ンベからカニューラ等の酸素供給チューブを用いて酸素
吸入をしながら外出し、その行動範囲を広げている。酸
素ボンベには当然容量が有り、使用時間の延長が求めら
れ、患者の吸入時のみに酸素ガスを供給し、呼気時には
供給をストップするデマンドレギュレーターが用いられ
ている。
は、酸素源として携帯用の軽量酸素ボンベを使用し、ボ
ンベからカニューラ等の酸素供給チューブを用いて酸素
吸入をしながら外出し、その行動範囲を広げている。酸
素ボンベには当然容量が有り、使用時間の延長が求めら
れ、患者の吸入時のみに酸素ガスを供給し、呼気時には
供給をストップするデマンドレギュレーターが用いられ
ている。
【０００４】外出時には、キャリアバッグにボンベとデ
マンドレギュレーターを入れて肩にかけて持ったり、か
かるキャリアバッグをキャリアカートに載せ、バッグに
カニューラを通して酸素を吸入しながら移動している。
マンドレギュレーターを入れて肩にかけて持ったり、か
かるキャリアバッグをキャリアカートに載せ、バッグに
カニューラを通して酸素を吸入しながら移動している。
【０００５】このような医療用酸素ボンベは疾患患者の
移動補助具として重要な役割を持ち、軽量化の為にアル
ミライナーを施したガラス繊維強化エポキシ樹脂製やカ
ーボン繊維強化エポキシ樹脂製のボンベが用いられてい
る。一般用途の鉄製ガスボンベとは異なり、医療用ガス
ボンベは、その種類や容量により、同様な構造でサイズ
的にも似通ったボンベが、多数存在している。
移動補助具として重要な役割を持ち、軽量化の為にアル
ミライナーを施したガラス繊維強化エポキシ樹脂製やカ
ーボン繊維強化エポキシ樹脂製のボンベが用いられてい
る。一般用途の鉄製ガスボンベとは異なり、医療用ガス
ボンベは、その種類や容量により、同様な構造でサイズ
的にも似通ったボンベが、多数存在している。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】このようなボンベへの
ガス再充填の依頼は、患者、家族あるいは医療関係者か
ら電話により充填工場に連絡を取る形が一般的である。
ガス再充填の依頼は、患者、家族あるいは医療関係者か
ら電話により充填工場に連絡を取る形が一般的である。
【０００７】通常、ボンベにはその種類、容量を識別す
るために番号表示が施されている。しかし、電話でボン
ベの種類を特定することは、予め該表示を控えていない
限り困難であり、ボンベの大小も比較対象が無い為に区
別がつきにくいなど問題を含んでいる。
るために番号表示が施されている。しかし、電話でボン
ベの種類を特定することは、予め該表示を控えていない
限り困難であり、ボンベの大小も比較対象が無い為に区
別がつきにくいなど問題を含んでいる。
【０００８】従って、ボンベのガス再充填における使用
者と業者の双方が、使用中のボンベを特定することが容
易に可能とする識別手段が要求される。
者と業者の双方が、使用中のボンベを特定することが容
易に可能とする識別手段が要求される。
【０００９】本発明は、従来の医療用酸素ボンベが持つ
問題点を解決するものであり、ボンベの特定が容易に出
来るようにすると共に、患者あるいは家族或いは医療関
係者の利便性を向上させたボンベを提供するものであ
る。
問題点を解決するものであり、ボンベの特定が容易に出
来るようにすると共に、患者あるいは家族或いは医療関
係者の利便性を向上させたボンベを提供するものであ
る。
【００１０】
【課題を解決するための手段】かかる課題に対して、本
発明者は鋭意検討した結果、従来の数字・記号表示に加
えて、バルブ、袴の色を変えることにより、ボンベの特
定が容易になることを見出したものである。
発明者は鋭意検討した結果、従来の数字・記号表示に加
えて、バルブ、袴の色を変えることにより、ボンベの特
定が容易になることを見出したものである。
【００１１】即ち本発明は、ボンベの識別手段を備えた
医療用酸素ボンベであって、該識別手段が色識別手段で
あり、該医療用酸素ボンベのバルブの色を変えることに
よりボンベの種類を区別する手段であることを特徴とす
る医療用酸素ボンベを提供するものである。
医療用酸素ボンベであって、該識別手段が色識別手段で
あり、該医療用酸素ボンベのバルブの色を変えることに
よりボンベの種類を区別する手段であることを特徴とす
る医療用酸素ボンベを提供するものである。
【００１２】また本発明は、かかる医療用酸素ボンベが
袴部を備えたボンベであり、該識別手段が該袴部の色を
変えることによりボンベ種類を区別する手段であること
を特徴とする医療用酸素ボンベを提供するものである。
袴部を備えたボンベであり、該識別手段が該袴部の色を
変えることによりボンベ種類を区別する手段であること
を特徴とする医療用酸素ボンベを提供するものである。
【００１３】また本発明は、袴部を備えた医療用酸素ボ
ンベであって、ボンベの識別手段を備え、該識別手段が
色識別手段であり、該袴部の色を変えることによりボン
ベ種類を区別する手段であることを特徴とする医療用酸
素ボンベを提供するものである。
ンベであって、ボンベの識別手段を備え、該識別手段が
色識別手段であり、該袴部の色を変えることによりボン
ベ種類を区別する手段であることを特徴とする医療用酸
素ボンベを提供するものである。
【００１４】
【発明の実施の形態】本発明は、医療用酸素ボンベのバ
ルブ及び／又は袴部の色を区別することを特徴とする医
療用酸素ボンベである。
ルブ及び／又は袴部の色を区別することを特徴とする医
療用酸素ボンベである。
【００１５】かかる医療用酸素ボンベとは、主として酸
素吸入療法を行っている患者が使用する携帯用酸素ボン
ベであり、なかでも軽量の複合アルミボンベの識別を容
易にするものである。具体的には内面にアルミライナー
を施し、外面をガラス繊維強化エポキシ樹脂で固定した
ガラスＦＲＰボンベや、内面のアルミライナー層の外面
をカーボン繊維強化エポキシ樹脂で固定したカーボンＦ
ＲＰボンベなどに適用するのが好ましい。
素吸入療法を行っている患者が使用する携帯用酸素ボン
ベであり、なかでも軽量の複合アルミボンベの識別を容
易にするものである。具体的には内面にアルミライナー
を施し、外面をガラス繊維強化エポキシ樹脂で固定した
ガラスＦＲＰボンベや、内面のアルミライナー層の外面
をカーボン繊維強化エポキシ樹脂で固定したカーボンＦ
ＲＰボンベなどに適用するのが好ましい。
【００１６】かかるボンベの底面部は球面状をしてお
り、使用者がボンベを持ち運びすることから容易にボン
ベを縦置きすることが出来るボンベであることが好まし
く、中でも低面球状部を円筒状樹脂部材で覆う袴部を備
えるものが好ましい。
り、使用者がボンベを持ち運びすることから容易にボン
ベを縦置きすることが出来るボンベであることが好まし
く、中でも低面球状部を円筒状樹脂部材で覆う袴部を備
えるものが好ましい。
【００１７】本発明の医療用酸素ボンベは、識別手段と
して色識別手段を備えるものであり、具体的にはボンベ
のバルブ部分、或いは袴部の色をボンベの種類・容量に
対応する特定の色にすることによりボンベを識別するも
のである。
して色識別手段を備えるものであり、具体的にはボンベ
のバルブ部分、或いは袴部の色をボンベの種類・容量に
対応する特定の色にすることによりボンベを識別するも
のである。
【００１８】ボンベ自体の着色は、高圧ガス取締法の容
器保安規則第10条で、酸素ガスの場合は容器外面の１／
２以上を黒色にすることが規定されており、各人がこれ
を自由に変更することは出来ない。従って、何れの酸素
ボンベも黒色をしており、酸素ボンベであることは特定
することは容易に出来るものの、ボンベ容量や種類の識
別を困難なものにしている。
器保安規則第10条で、酸素ガスの場合は容器外面の１／
２以上を黒色にすることが規定されており、各人がこれ
を自由に変更することは出来ない。従って、何れの酸素
ボンベも黒色をしており、酸素ボンベであることは特定
することは容易に出来るものの、ボンベ容量や種類の識
別を困難なものにしている。
【００１９】本発明の識別手段は、かかる法律規制の中
で、患者の記憶に残り易い色識別手段を新たに設け、特
に電話などでボンベを見なくても色によって第三者であ
るボンベ充填業者にボンベの使用しているボンベの種類
を伝達できるようにするものである。
で、患者の記憶に残り易い色識別手段を新たに設け、特
に電話などでボンベを見なくても色によって第三者であ
るボンベ充填業者にボンベの使用しているボンベの種類
を伝達できるようにするものである。
【００２０】かかる識別手段は、ボンベの各部材の中
で、特に酸素ガスボンベのバルブ及び／又は袴部を塗色
したものが好ましい。これらの部材は樹脂で製造されて
おり、部材自体を着色することにより識別するものが好
ましい。双方の部材を着色する場合は、同色にする方が
使用者の記憶に残り易く好ましい。
で、特に酸素ガスボンベのバルブ及び／又は袴部を塗色
したものが好ましい。これらの部材は樹脂で製造されて
おり、部材自体を着色することにより識別するものが好
ましい。双方の部材を着色する場合は、同色にする方が
使用者の記憶に残り易く好ましい。
【００２１】
【実施例】表１に、本発明の色識別手段を備えた酸素ボ
ンベの一例を、表２に従来の酸素ボンベの状況を示す。
ンベの一例を、表２に従来の酸素ボンベの状況を示す。
【００２２】
【表１】
【００２３】
【表２】
【００２４】
【発明の効果】本発明の酸素ボンベは、患者あるいは家
族あるいは医療関係者によるボンベ区別を容易にするこ
とにより、患者あるいは家族あるいは医療関係者の利便
性を向上させることができ、ひいては患者のＱＯＬ向上
に貢献するものである。
族あるいは医療関係者によるボンベ区別を容易にするこ
とにより、患者あるいは家族あるいは医療関係者の利便
性を向上させることができ、ひいては患者のＱＯＬ向上
に貢献するものである。
【図１】本発明の好ましい実施態様例。
Claims (3)
- 【請求項１】 ボンベ容器識別手段を備えた医療用酸素
ボンベであって、該識別手段が色識別手段であり、該医
療用酸素ボンベのバルブの色を変えることによりボンベ
の種類を区別する手段であることを特徴とする医療用酸
素ボンベ。 - 【請求項２】 該医療用酸素ボンベが袴部を備えたボン
ベであり、該識別手段が該袴部の色を変えることにより
ボンベ種類を区別する手段であることを特徴とする請求
項１記載の医療用酸素ボンベ。 - 【請求項３】 袴部を備えた医療用酸素ボンベであっ
て、ボンベ識別手段を備え、該識別手段が色識別手段で
あり、該袴部の色を変えることによりボンベ種類を区別
する手段であることを特徴とする医療用酸素ボンベ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26177899A JP2001082698A (ja) | 1999-09-16 | 1999-09-16 | 医療用酸素ボンベ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26177899A JP2001082698A (ja) | 1999-09-16 | 1999-09-16 | 医療用酸素ボンベ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001082698A true JP2001082698A (ja) | 2001-03-30 |
Family
ID=17366579
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26177899A Pending JP2001082698A (ja) | 1999-09-16 | 1999-09-16 | 医療用酸素ボンベ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001082698A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005525848A (ja) * | 2002-02-13 | 2005-09-02 | ベス イスラエル ディコネス メディカル センター | 血管疾患の治療方法 |
| JP2021501859A (ja) * | 2017-11-02 | 2021-01-21 | リンカーン グローバル，インコーポレイテッド | シリンダ用モジュール式ガス制御アタッチメントアセンブリ |
-
1999
- 1999-09-16 JP JP26177899A patent/JP2001082698A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005525848A (ja) * | 2002-02-13 | 2005-09-02 | ベス イスラエル ディコネス メディカル センター | 血管疾患の治療方法 |
| JP2021501859A (ja) * | 2017-11-02 | 2021-01-21 | リンカーン グローバル，インコーポレイテッド | シリンダ用モジュール式ガス制御アタッチメントアセンブリ |
| JP7389027B2 (ja) | 2017-11-02 | 2023-11-29 | リンカーン グローバル，インコーポレイテッド | シリンダ用モジュール式ガス制御アタッチメントアセンブリ |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040531 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040615 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040722 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040907 |