JP2001081710A - 道路の凍結防止・融雪構造 - Google Patents

道路の凍結防止・融雪構造

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JP2001081710A
JP2001081710A JP26161399A JP26161399A JP2001081710A JP 2001081710 A JP2001081710 A JP 2001081710A JP 26161399 A JP26161399 A JP 26161399A JP 26161399 A JP26161399 A JP 26161399A JP 2001081710 A JP2001081710 A JP 2001081710A
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far
far infrared
sheet
road
infrared
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JP26161399A
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English (en)
Inventor
Mamoru Sugizaki
守 杉崎
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単で低コストな構成で効率良く凍結や積雪を
防ぐことのできる道路の凍結防止・融雪構造の提供。 【解決手段】道路1のアスファルト舗装20の基層21
と表層22の間に、遠赤電熱シート30が介装されると
共に、表層22のアスファルトに遠赤外線素子が配合さ
れ、更に、路肩部に遠赤外線ランプ40が配設されて構
成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冬期日照の少ない
道路面において凍結や積雪を防ぐ道路の凍結防止・融雪
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】冬期、日照の少ない道路では、路面に凍
結や積雪を生じやすい。路面の凍結や積雪は事故を誘発
することがあり、極めて危険である。
【0003】このような道路面の凍結や積雪を防ぐもの
として、路面下に電熱式の発熱体や温水循環パイプを埋
設するものが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ごとき路面下に電熱式の発熱体や温水循環パイプを埋設
する従来の構成では、設備コストが高く、効率も低く不
経済であるという問題があった。
【0005】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
であって、簡単で低コストな構成で効率良く凍結や積雪
を防ぐことのできる道路の凍結防止・融雪構造を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決する為の手段】上記目的を達成する本発明
の道路の凍結防止・融雪構造は、道路の舗装内に、遠赤
外線素子を混入した樹脂シートの間に電熱ヒーターを挟
んで形成された所定大きさでシート状の遠赤電熱ヒータ
ー部材が埋設されると共に、該遠赤電熱ヒーター部材よ
り上側の舗装材に遠赤外線素子が混入されて構成されて
いることを特徴とする。
【0007】また、道路の舗装材に遠赤外線素子が混入
されると共に、路面に向けて遠赤外線を照射する遠赤外
線照射手段を備えて構成されていることを特徴とする。
【0008】更に、道路の舗装内に、遠赤外線素子を混
入した樹脂シートの間に電熱ヒーターを挟んで形成され
た所定大きさでシート状の遠赤電熱ヒーター部材が埋設
されると共に、該遠赤電熱ヒーター部材より上側の舗装
材に遠赤外線素子が混入され、路面に向けて遠赤外線を
照射する遠赤外線照射手段を備えて構成されていること
を特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施の形態について説明する。
【0010】図1は、日当たりが少なく凍結や積雪の生
じやすい北側斜面に開口するトンネルへの進入部に本発
明に係る道路の凍結防止・融雪構造の一例を適用した道
路を概念的に示した断面斜視図である。
【0011】図示道路1は、路盤10の上に基層21と
表層22の上下二層から成るアスファルト舗装20が所
定厚さに施されている。
【0012】凍結防止・融雪構造は、アスファルト舗装
20の基層21と表層22の間に、遠赤電熱ヒーター部
材としての遠赤電熱シート30が介装されると共に、表
層22のアスファルトに図示しないが遠赤外線素子が配
合され、更に、路肩部に遠赤外線照射手段としての遠赤
外線ランプ40が配設されて構成されている。
【0013】遠赤電熱シート30は、図2に概念的な断
面図を示すように、箔状電極をポリエステル系耐熱性重
合フィルムでラミネートして成る電熱ヒーターとしての
薄膜シート状ヒーター31が、塩化ビニールに高熱伝導
の特性を有する遠赤外線素子と保温効果の特性を有する
遠赤外線素子を配合して成る樹脂シートとしての特殊融
雪シート32に挟まれて形成されているものであり、通
電された薄膜シート状ヒーター31の発熱を特殊融雪シ
ート32が(含まれる遠赤外線素子に作用によって)こ
れを保温すると共に遠赤外線を放出するようになってい
るものである。
【0014】ここで、遠赤外線素子とは、カーボン,ア
ルミナ,シリカ等を所定の比率で配合して粒子状に形成
し、遠赤外線(波長4μm〜999μm)を良く吸収・
放射するように設定したものである。融雪用としては、
9.8μmの波長域の遠赤外線を吸収・放射するよう設
定することが最も好ましい。これは、雪,氷などの水の
結晶は遠赤外線を吸収する性質があり、その吸収係数の
ピークが波長9.8μmのところにあることによる。こ
の波長9.8μmの遠赤外線の吸収は水の結晶が共振す
るために生じ、遠赤外線を吸収することで水の結晶の熱
量は増大して結晶は急速に溶解するものである。遠赤外
線は電磁波であるために熱伝導とは異なって発生源と対
象との間が離間していても効果がある。また、遠赤外線
素子を高温に加熱する必要はなく、温度が0℃以上であ
れば効果があるものである。
【0015】上記のごとき遠赤電熱シート30は、その
平面形状が所定大きさの薄板状に形成され、基層21の
表面に形成された対応する平面形状の収容凹部21A内
に接着剤又は固定金具等によって固定されて、全体的で
はなく間欠的に所定間隔で配設されている。
【0016】このような遠赤電熱シート30の収容凹部
21Aへの敷設は、アスファルト基層21を舗設する際
に遠赤電熱シート30と対応する形状の型板を表面の所
定位置に配設して転舗することで収容凹部21Aを形成
し、この収容凹部21Aの内部に遠赤電熱シート30を
接着剤により又は固定金具等を用いて移動不能に固定す
ることにより行う。
【0017】遠赤外線ランプ40は、遠赤外線を発する
ランプ41Aと背面に位置する反射板41Bとから成る
ランプヘッド41が所定高さのポール42に支持され、
ランプ41Aから発した遠赤外線を直接又は反射板41
Bに反射させて路面に照射するように設けられている。
尚、配設構造はこれに限らず防音壁やガードレールに設
ける等適宜変更可能なものである。
【0018】而して、上記のごとく構成された凍結防止
・融雪構造では、遠赤電熱シート30に通電することに
より、その特殊融雪シート32から遠赤外線を放出し、
この遠赤外線が表層22に混合された遠赤外線素子に吸
収・放射され、また、遠赤外線ランプ40から路面に向
けて遠赤外線を照射することにより、その遠赤外線が直
接路面の凍結や積雪を解凍・融雪すると共に舗装20の
表層22に混合された遠赤外線素子に吸収・放射され
る。これにより、低電力で効率的に路面の凍結や積雪を
解凍・融雪することができるものである。
【0019】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係る道路の
凍結防止・融雪構造によれば、道路の舗装内に、遠赤外
線素子を混入した樹脂シートの間に電熱ヒーターを挟ん
で形成された所定大きさでシート状の遠赤電熱ヒーター
部材が埋設されると共に、該遠赤電熱ヒーター部材より
上側の舗装材に遠赤外線素子が混入されて構成されてい
ることにより、遠赤電熱ヒーター部材に通電することに
よってその樹脂シートから放出される遠赤外線が舗装材
に混合された遠赤外線素子に吸収・放射され、低電力で
効率的に路面の凍結や積雪を解凍・融雪することがで
き、簡単で低コストな構成で効率良く凍結や積雪を防ぐ
ことができるものである。
【0020】また、道路の舗装材に遠赤外線素子が混入
されると共に、路面に向けて遠赤外線を照射する遠赤外
線照射手段を備えて構成されていることにより、遠赤外
線照射手段から路面に向けて照射された遠赤外線が直接
路面の凍結や積雪を解凍・融雪すると共に、舗装材に混
合された遠赤外線素子に吸収・放射され、低電力で効率
的に路面の凍結や積雪を解凍・融雪することができ、簡
単で低コストな構成で効率良く凍結や積雪を防ぐことが
できるものである。
【0021】更に、走路の舗装内に、遠赤外線素子を混
入した樹脂シートの間に電熱ヒーターを挟んで形成され
た所定大きさでシート状の遠赤電熱ヒーター部材が埋設
されると共に、該遠赤電熱ヒーター部材より上側の舗装
材に遠赤外線素子が混入され、路面に向けて遠赤外線を
照射する遠赤外線照射手段を備えて構成されていること
により、遠赤電熱ヒーター部材に通電することによって
その樹脂シートから放出される遠赤外線が舗装材に混合
された遠赤外線素子に吸収・放射されると共に、遠赤外
線照射手段から路面に向けて照射された遠赤外線が直接
路面の凍結や積雪を解凍・融雪し、且つ、舗装材に混合
された遠赤外線素子に吸収・放射されることとなり、低
電力で効率的に路面の凍結や積雪を解凍・融雪すること
ができる。即ち、簡単で低コストな構成で効率良く凍結
や積雪を防ぐことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明に係る道路の凍結防止・融雪構造の一例を
適用した道路を概念的に示した断面斜視図である。
【図2】遠赤電熱シートの概念的な断面図である。
【符号の説明】
1 道路 20 アスファルト舗装(舗装) 22 表層(赤電熱ヒーター部材より上側の舗装材) 30 遠赤電熱シート(遠赤電熱ヒーター部材) 31 薄膜シート状ヒーター(電熱ヒーター) 32 特殊融雪シート(樹脂シート) 40 遠赤外線ランプ(遠赤外線照射手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】道路の舗装内に、遠赤外線素子を混入した
    樹脂シートの間に電熱ヒーターを挟んで形成された所定
    大きさでシート状の遠赤電熱ヒーター部材が埋設される
    と共に、該遠赤電熱ヒーター部材より上側の舗装材に遠
    赤外線素子が混入されて構成されていることを特徴とす
    る道路の凍結防止・融雪構造。
  2. 【請求項2】道路の舗装材に遠赤外線素子が混入される
    と共に、路面に向けて遠赤外線を照射する遠赤外線照射
    手段を備えて構成されていることを特徴とする道路の凍
    結防止・融雪構造。
  3. 【請求項3】道路の舗装内に、遠赤外線素子を混入した
    樹脂シートの間に電熱ヒーターを挟んで形成された所定
    大きさでシート状の遠赤電熱ヒーター部材が埋設される
    と共に、該遠赤電熱ヒーター部材より上側の舗装材に遠
    赤外線素子が混入され、路面に向けて遠赤外線を照射す
    る遠赤外線照射手段を備えて構成されていることを特徴
    とする道路の凍結防止・融雪構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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