JP2001076702A - 電池用セパレータ用紙及びその製造方法 - Google Patents
電池用セパレータ用紙及びその製造方法Info
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Abstract
液吸液性に優れ、かつ一層薄型化可能で電池使用可能時
間を延長できる電池用セパレータ用紙を提供する。 【解決手段】 単繊維繊度0.0001〜0.5dのエ
チレン−ビニルアルコール系共重合体繊維を2〜45重
量%配合してなる電池用セパレータ用紙とする。
Description
電池、水銀電池、酸化銀電池、空気亜鉛電池等のアルカ
リ一次電池に好適な電池用セパレータ用紙及びその製造
方法と該電池用セパレータ用紙から得られる電池用セパ
レータに関する。
陽極活物質と陰極活物質を隔離するためのセパレータが
用いられている。このセパレータには 前記陽極物質と陰極物質の内部短絡を防止すること 十分な起電反応を生じさせるために高い電解液吸液性
を有していること 電池内部に組込まれた際の占有率が小さく、陽極活物
質等の量を増やせる(電池使用可能時間を長くできる)
こと などの様々な性能が要求される。上記の性能を具備する
電池用セパレータとして、耐薬品性、親水性、機械的性
能等に優れていることからポリビニルアルコール系繊維
を用いた電池用セパレータや、さらに電解質保液性等を
高めるためにセルロース系繊維等を併用した電池用セパ
レータが従来広く使用されている。
電器製品等の発展に伴って一層高性能で使用可能時間の
長い電池が要求されていることから、電池用セパレータ
の耐膨潤性等のさらなる改善・薄型化が強く要望されて
いる。本願発明の目的は、内部短絡防止性、電解液吸液
性に優れ、かつ一層薄型化可能で電池使用可能時間を延
長できる電池用セパレータ用紙及びその製造方法と、さ
らに該セパレータ用紙を用いてなる電池用セパレータを
提供することにある。
維繊度0.0001〜0.5dのエチレン−ビニルアル
コール系共重合体繊維を2〜45重量%配合してなる電
池用セパレータ用紙、(2) 単繊維繊度0.0001
〜0.5dのエチレン−ビニルアルコール系共重合体繊
維を2〜45重量%、ポリビニルアルコール系繊維及び
/又はセルロース系繊維を10〜98重量%配合してな
る電池用セパレータ用紙、(3) エチレン−ビニルア
ルコール系共重合体を島成分とする海島繊維の海成分を
除去することにより得られる単繊維繊度0.0001〜
0.5dのエチレンービニルアルコール系共重合体繊維
を用い、該エチレン−ビニルアルコール系共重合体繊維
の配合割合が2〜45重量%となるように湿式抄造する
電池用セパレータ用紙の製造方法、(4) (1)又は
(2)に記載の電池用セパレータ用紙を用いてなる電池
用セパレータ、に関する。
1〜0.5dのエチレン−ビニルアルコール系共重合体
繊維を2〜45重量%配合した電池用セパレータ用紙を
用いることによって、諸性能に優れる電池用セパレータ
が得られることを見出したものである。ポリビニルアル
コール(PVA)系繊維などの親水性の高い極細繊維を
配合した場合には、セパレータのセパレート性は向上す
るものの膨潤しやすい傾向があり、特に極細繊維におい
てはその傾向が顕著になる。従ってPVA系極細繊維を
配合するとセパレータの膨潤を抑制できないために電池
使用可能時間を効率的に延長できないのみでなく圧力損
失が大きくなる。しかしながら、本発明においては、エ
チレン−ビニルアルコール系共重合体繊維を用いている
ことから、繊維の膨潤が抑制されて圧力損失が問題とな
らず、しかも極細繊維であっても機械的性能が劣化しな
いために「コシ」の高いセパレータが得られる。さらに
ポアサイズが小さくなることから薄型化しても優れたセ
パレート性(内部短絡防止性)が確保できるのである。
さらに一般にオレフィン系繊維を配合すると親水性が低
下して電解液の吸液性が損われやすくなり、またスルホ
ン化処理などにより親水性を高めるには多大な労力及び
煩雑な工程が必要となる。しかしながら、本発明におい
てはエチレン−ビニルアルコール系共重合体は親水基を
有していることから、吸液性等を実質的に損うことなく
セパレート性、耐膨潤性等を効率的に高めることができ
る。
下、好ましくは0.1d以下、さらに好ましくは0.0
5d以下のエチレン−ビニルアルコール系共重合体繊維
を用いる必要がある。かかる極細繊維を用いることによ
り、ポアサイズが小さくなってセパレート性を一層改善
できるとともにセパレータを一層薄型化することができ
る。また吸液性の点からもかかる細繊度のエチレン−ビ
ニルアルコール系共重合体繊維を用いる必要がある。す
なわちエチレン−ビニルアルコール系共重合体繊維の繊
度が小さい場合には繊維間に電解液を保吸することが可
能であるが、繊維そのものの吸液性はそれほど高くない
ために繊度が大きくなるとセパレータの吸液性も低下す
ることとなるのである。また膨潤性の高い繊維の場合に
は繊度が小さくなりすぎると内部抵抗が大きくなる問題
が生じるが、エチレン−ビニルアルコール系共重合体繊
維は耐膨潤性が高いことから、繊度を極めて小さくした
場合であっても優れた効果が得られる。抄紙性及び内部
抵抗の上昇を抑制する点からは単繊維繊度0.0001
d以上、特に0.01d以上のエチレン−ビニルアルコ
ール系共重合体繊維を用いるのが好ましい。繊維長は抄
紙性、セパレート性等の点から、0.5〜20mm、特
に1〜5mmとするのが好ましい。
合体極細繊維の配合量は、2〜45重量%/紙、好まし
くは3重量%以上/紙、さらに好ましくは4重量%以上
/紙であり、また40重量%以下/紙、さらに20重量
%以下/紙とするのが好ましい。エチレン−ビニルアル
コール系極細繊維の配合量が多すぎると吸液性が不十分
になるとともに内部抵抗が大きくなり、逆に配合量が小
さすぎると耐膨潤性等の点で本発明の効果が十分に得ら
れない。
重合繊維を構成するエチレン−ビニルアルコール系共重
合体は特に限定されないが、親水性、耐膨潤性、紡糸
性、耐熱性等の点からエチレン含有量が30〜70モル
%の共重合体であるのが好ましい。エチレン含有量が高
くなると耐膨潤性は高くなるものの吸液性が低下する傾
向があり、エチレン含有量が小さくなると吸液性は向上
するものの耐膨潤性は低くなる傾向がある。目的等に応
じてエチレン含有量を設定すればよい。耐膨潤性及び吸
液性の点からは特にエチレン含有量(エチレンからなる
繰り返し単位の割合)が40〜60モル%とするのが好
ましい。また該共重合体はランダム、ブロック、グラフ
トいずれの共重合体でもかまわない。
コール系共重合体の製造方法は特に限定されないが、エ
チレン−酢酸ビニル系共重合体をケン化することにより
効率的に製造できる。親水性の点からはビニルアルコー
ルユニットのケン化度は95モル%以上、特に98モル
%以上であるのが好ましい。また該エチレン−ビニルア
ルコール系共重合体には他のユニットが共重合されてい
てもかまわないが、本発明の効果を効率的に得る点から
は、エチレンユニット及びビニルアルコールユニット以
外の共重合成分が30モル%以下、特に10モル%以下
であるのが好ましい。また該共重合体の平均分子量は、
紡糸性、耐熱水性等の点から500〜5000、特に8
00〜3500程度とするのが好ましい。
重合体繊維は、エチレン−ビニルアルコール系共重合体
のみから構成されている必要はなく、本発明の効果や電
池性能に悪影響を与えない範囲で他のポリマーや他の添
加物(酸化防止剤、工程助剤等)を含んでいてもかまわ
ない。しかしながら、本発明の効果を効率的に得る点か
ら、エチレン−ビニルアルコール系共重合体の割合が5
0重量%以上、特に70重量%以上、さらに90重量%
以上であるのが好ましい。
かしながら単にエチレン−ビニルアルコール系共重合体
を紡糸したのみでは極細繊維が得られにくいことから、
エチレン−ビニルアルコール系共重合体を一成分とする
多成分繊維を紡糸し、得られた多成分繊維の他の成分を
除去する方法や分割する方法を採用するのが好ましい。
なかでもエチレン−ビニルアルコール系共重合体を島成
分とする海島繊維を紡糸し、次いで該海島繊維の海成分
を除去する方法を採用するのが好ましく、かかる方法等
により得られる極細繊維を用いて抄紙することにより所
望のセパレータが得られる。抄紙後に海成分(他の成
分)を除去することによっても極細繊維が得られるが、
該方法によると繊維が緻密に絡合した紙にならずポアサ
イズが大きくなるので、極細繊維を用いて抄紙する方法
を採用するのが好ましい。
(A成分)と複合紡糸又は混合紡糸するポリマー(B成
分)は、該共重合体の性能を実質的に損うことなく除去
できる熱可塑性ポリマーであれば特に限定されない。た
とえば酸性水溶液で除去可能なポリアミド系ポリマー
(好適にはナイロン6)やアルカリ性水溶液で除去可能
な易アルカリ減量性ポリエステル系ポリマー等が挙げら
れる。紡糸性、減量加工性、コスト等の点からは易アル
カリ減量性ポリエステルを用いるのが好ましい。
れず、アルカリにより分解及び/又は溶解するポリエス
テルを用いればよい。なかでも98℃、20g/リット
ルの水酸化ナトリウム水溶液中に浴比1:500の条件
で浸漬して攪拌した際に1時間以内、特に30分以内に
溶解又は分解するポリエステルを用いるのが好ましい。
成分を島成分、B成分を海成分とする海島繊維を製造す
ればよい。A成分及びB成分の配合割合等は適宜変更す
ればよいが、コスト、繊維径等の点からA成分:B成分
=30:70〜95:5,特に40:60〜70:30
(重量比)とするのが好ましい。なお本発明にいう海島
繊維とは、繊維の横断面においてマトリックスとなる海
成分中に数個から数万、好ましくは数十から数千個程度
の島(A成分:オレフィン系樹脂)が存在する繊維をい
う。該海島繊維は押出により成形され、かつ島成分が繊
維軸方向にある程度連続しているものであればよく、海
島繊維の直径や断面形状は特に限定されない。
抄紙時の水分散性の点からは、エチレン−ビニルアルコ
ール系共重合体繊維の親水度が0.30g/g以上、特
に0.35g/g以上、さらに0.38g/g以上であ
るのが好ましく、吸水速度は300sec/25mm以
下、特に250sec/25mm以下であるのが好まし
い。このとき、エチレン−ビニルアルコール系共重合体
繊維の親水性を高める、すなわち電池内組み込み時の初
期の吸液性・吸液速度を高め、さらに抄紙時の水分散性
を向上させるために、電池性能に悪影響を及ぼさない範
囲で親水性の界面活性剤を繊維表面に付与してもかまわ
ない。
繊維を用いてセパレータ用紙を製造すればよいが、該極
細繊維と併用可能な繊維の種類は特に限定されない。し
かしながら、セパレータの吸液性を高める点からは少な
くとも耐薬品性及び電解液吸液性に優れた繊維を配合す
るのが好ましい。具体的にはPVA系繊維及び/又はセ
ルロース系繊維を主体成分として配合するのが好まし
く、該繊維の配合量は10〜98重量%/紙、好ましく
は50重量%以上/紙、さらに好ましくは60重量%以
上/紙、95重量%以下/紙とするのが好ましい。
らは、PVA系繊維とセルロース系繊維をともに配合す
るのが好ましく、PVA系繊維の配合量は5重量%以
上、さらに10重量%以上とするのが好ましく、さらに
50重量%以下、特に40重量%以下とするのが好まし
い。また同理由からセルロース系繊維の配合量は10重
量%以上、さらに30重量%以上とするのが好ましく、
また90重量%以下、特に80重量%以下とするのが好
ましい。PVA系繊維及びセルロース系繊維はともに電
解液吸液性に優れたものであるが、セルロース系繊維の
方がより電解液吸液性が高く、さらにPVA系繊維の方
がより耐膨潤性、機械的性能に優れている。したがって
両繊維の配合比を変更することにより所望の性能を得る
ことができる。
定されないが、主体繊維としては水中溶解温度90℃以
上、特に100℃以上の繊維が好ましい。具体的には平
均重合度1000〜5000、けん化度95モル%以
上、特に99モル%以上のビニルアルコール系ポリマー
からなる繊維が好適に挙げられる。該ビニルアルコール
系ポリマーは他の共重合成分により共重合されていても
よいが、耐水性等の点から共重合割合は20モル%以
下、特に10モル%以下であるのが好ましい。またアセ
タール化等の処理が施されていてもかまわない。
リマーのみから構成されている必要はなく、他のポリマ
ーを含んでいても構わない。勿論、他のポリマーとの複
合紡糸繊維、混合紡糸繊維(海島繊維)であってもかま
わない。電解液吸液性、機械的性能等の点からはビニル
アルコール系ポリマーを30重量%以上、特に50重量
%以上、さらに80重量%以上含むPVA系繊維を用い
るのが好ましい。該繊維の繊度は、セパレート性、薄型
化の点から3d以下、特に1d以下、さらに0.8d以
下であるのが好ましく、抄紙性、内部圧力の増大を抑制
する点から0.1d以上、さらに0.2d以上であるの
が好ましい。繊維長さは単繊維デニールに応じて適宜設
定すれば良いが、抄紙性等の点から繊維長0.5〜10
mm、特に1〜5mmとするのが好ましい。
としては、レーヨン繊維(ポリノジックレーヨン繊維等
を含む)、アセテート系繊維、天然パルプ(木材パル
プ、コットンリンターパルプ、麻パルプ等)等が挙げら
れ、これらにマーセル化処理等の処理を行ったものや、
これらの叩解物等も使用できる。耐アルカリ性、耐膨潤
性等の点からはレーヨン繊維を用いるのが好ましい。セ
ルロース系繊維の繊度は特に限定されず、たとえば繊度
0.1〜3d程度のカットファイバー、カットファイバ
ーやパルプの叩解物等が使用できるが、耐膨潤性の点か
らは繊度0.1〜3d程度のカットファイバーを少なく
とも30重量%以上/紙配合するのが好ましい。勿論カ
ットファイバーとパルプ状物を併用しても構わない。
らは水中溶解温度80℃以下、好ましくは60〜75℃
のバインダー成分(樹脂状、繊維状)を配合するのが好
ましい。バインダー成分の配合量は1〜30重量%/
紙、特に5〜20重量%/紙であるのが好ましい。紙の
ポアサイズ及び内部圧力の増大を減じる点からは繊維状
バインダーを使用するのが好ましく、特に親水性で吸液
性の高いことからPVA系繊維状バインダーを配合する
のが好ましい。なかでも平均重合度は500〜3000
程度、けん化度97〜99モル%のPVAから構成され
た繊維が好適に使用される。勿論ビニルアルコール系ポ
リマーのみから構成されている必要はなく、他のポリマ
ーを含んでいても構わない。勿論、他のポリマーとの複
合紡糸繊維、混合紡糸繊維(海島繊維)であってもかま
わない。電解液吸液性、機械的性能等の点からはビニル
アルコール系ポリマーを30重量%以上、特に50重量
%以上、さらに80重量%以上含むPVA系繊維を用い
るのが好ましい。PVA系繊維の繊度は、水分散性、他
成分との接着性、ポアサイズ等の点から0.2〜2d程
度であるのが好ましく、繊維長1〜5mm程度であるの
が好ましい。勿論、上記繊維以外の他の繊維を配合して
も構わない。
池用セパレータ用紙が得られるが、その方法は特に限定
されない。たとえば一般の湿式抄紙機を用いることによ
り効率的に所望の紙を製造できる。用いる抄き網として
は円網、短網及び長網等が挙げられ、これらの抄き網を
単独で用いて単層としても、また抄き網の組み合せによ
る複数層の抄きあわせシートとしてもよい。地合斑のな
い均質で電気特性に優れた紙を得る点からは複数層の抄
きあわせとするのが好ましく、なかでも短網―円網抄紙
機にて2層抄きあわせ紙とするのが好ましい。紙料を含
むスラリーを抄き上げた後にヤンキー型乾燥機等で乾燥
することにより目的とする電池用セパレータが得られ
る。勿論、必要に応じて熱プレス加工等をさらに行うこ
ともできる。
の点から0.2mm以下、特に0.1mm以下、さらに
0.09mm以下とするのが好ましく、セパレート性、
機械的性能及びコシの点から0.05mm以上、さらに
0.06mm以上とするのが好ましい。同理由から密度
は0.5g/cm3以下、さらに0.4g/cm3以下、
さらに0.35g/cm3以下であるのが好ましく、
0.1g/cm3以上であるのが好ましい。
ト性の点から20μm以下、特に18μm以下、さらに
17μm以下、またさらに15μm以下であるのが好ま
しく、圧力損失等の点からは10μm以上であるのが好
ましい。また同理由から、紙の通気度は22cc/cm
2/sec以下、特に20cc/cm2/sec以下、さ
らに17cc/cm2/sec以下であるのが好まし
く、内部圧力の点から5cc/cm2/sec以上であ
るのが好ましい。
の占有面積低減、内部圧力増大抑制、機械的性能の確保
等の点から35%以下、特に30%以下、特に25%以
下、であるのが好ましい。またセパレータ用紙の電解液
吸液量は0.2g/2500mm2以上、特に0.3g
/2500mm2以上、さらに0.35g/2500m
m2以上、特に0.38g/2500mm2以上のセパレ
ータが好ましく、本発明によれば電解液吸液性に優れる
セパレータが得られる。
性、取扱性等の点からは、裂断長が4km以上、特に
4.5km以上、さらに5km以上であるのが好まし
く、コシは0.25kgf以上であるのが好ましい。特
にコシが高いものは電池内の組み込みが容易になるのみ
でなく、電池使用時に落下等により衝撃を受けても変形
しにくく、変形による内部短絡の発生が抑制できるとい
う優れた効果が得られる。
用いて、または袋状体や渦巻状体等の所望の形状に加工
することにより電池用セパレータとすることができる。
もちろん本発明の電池用セパレータ用紙以外のものと組
み合せて電池用セパレータを製造してもよい。たとえば
他の不織布、フィルム等と積層したり、継ぎ合せること
ができる。しかしながら、本発明の効果を効率的に得る
点からは実質的に本発明の電池用セパレータ用紙のみか
ら電池用セパレータを製造するのが好ましい。本発明の
電池用セパレータ用紙はあらゆる電池用セパレータに適
用することができるが、耐アルカリ性、アルカリ電解液
吸液性に優れていることから、アルカリマンガン電池、
水銀電池、酸化銀電池、空気亜鉛電池等のアルカリ一次
電池用セパレータとして好適であり、特にアルカリマン
ガン電池用セパレータとして優れた性能を有している。
本発明の電池用セパレータを組込むことによって諸性能
に優れた電池が得られる。
実施例により何等限定されるものではない。 [親水度 g/g]重量Agのエチレン−ビニルアルコ
ール系繊維を浴比1/100の条件で35%KOH液に
24時間浸漬し、次いで3000rpm×10minの
条件で遠心脱水した後の繊維の重量Bgを測定し、(B
−A)/Aにより算出した。
0℃)に試料繊維を2.6g投入し、昇温速度1℃/m
in,攪拌速度280rpmの条件で攪拌しながら昇温
し、繊維が完全に溶解したときの温度を水中溶解温度と
して測定した。 [濾水度(CSF)ml]JIS P 8121「パル
プのろ水度試験方法」に準じてカナダ標準濾水度を測定
した。
P 8118「紙及び板紙の厚さと密度の試験方法」
に準じて測定した。 [坪量 g/m2]JIS P 8124「紙のメート
ル坪量測定方法」に準じて測定した。 [裂断長 km]JIS P 8113「紙及び板紙の
引張強さ試験方法」に準じて測定した。
紙試料を35%KOH液に浴比1/100の条件で24
時間浸漬し、30秒間自然液切りした後の試料重量を測
定し、保液された液体の重量を紙重量で除すことによっ
て吸液量を算出した。 [吸液速度 秒]試料の端部を35%KOH液に浸漬
し、35%KOH液が高さ25mmまで吸い上げるまで
に要した時間により吸液速度を評価した。
L 1096―1996「一般織物試験方法」の通気
性測定方法に準じ、株式会社東洋精機製作所製ブラジー
ル型通気度試験機により測定した。 [ポアサイズ μm]コールター・エレクトロニクス社
製:colter POROMETERIIにより測定し
た。
分間浸漬し、浸漬前後のサンプルの厚さをダイヤルシッ
クネスゲージで測定し、膨潤度=(浸漬後の厚さー浸漬
前の厚さ)/浸漬前の厚さ×100により算出した。 [コシ kgf]25mm×90mmの試料を35%K
OHに30分間浸漬した後、20mm(高さ)×7mm
Фの中芯に4重に巻き、20mm(高さ)×9mmФ
(内径)の筒内にセットし、株式会社レオテック社製
「レオメーターRT―2010―CW」にて、圧縮強力
を測定する方法を用いた。
―ナトリウムスルホイソフタル酸(I)が共重合ポリエ
ステルを構成する全酸成分の2.5モル%、分子量20
00のポリエチレングリコール(II)及び化1で示され
るポリオキシエチレングリシジルエーテル(III)から
得られる構成単位が全共重合ポリエステルのそれぞれ1
0重量%を占め、残部がテレフタル酸及びエチレングリ
コールから得られる構成単位により構成された共重合ポ
リエステル(固有粘度0.58dl/g)を用いた。な
お、該共重合ポリエステルは、98℃、20g/リット
ルの水酸化ナトリウム水溶液中に浴比1:500の条件
で浸漬して攪拌した際に30分以内に完全に溶解するも
のであった。
ケン化度99%のエチレン−ビニルアルコール系共重合
体(株式会社クラレ製「E105Y」)50重量%、易
アルカリ減量性共重合ポリエステル50重量%を混合紡
糸して、エチレン−ビニルアルコール系共重合体が島成
分、易アルカリ減量性共重合ポリエステルが海成分を構
成した3.5デニールの海島型繊維(島数50)を製造
し、これを長さ3mmにカットした後、6%NaOH水
溶液(80℃)にて30分間浸漬して海成分を除去して
単繊維繊度0.035デニールのエチレン−ビニルアル
コール共重合体繊維(親水度0.50g/g)を得た。
ケン化度99%のエチレン−ビニルアルコール系共重合
体(株式会社クラレ製「E105Y」)50重量%、易
アルカリ減量性共重合ポリエステル50重量%を混合紡
糸して、エチレン−ビニルアルコール系共重合体が島成
分、易アルカリ減量性共重合ポリエステルが海成分を構
成した11.2デニールの海島型繊維(島数16)を製
造し、これを長さ10mmにカットした後、6%NaO
H水溶液(80℃)にて30分間浸漬して海成分を除去
して単繊維繊度0.35デニールのエチレン−ビニルア
ルコール共重合体繊維(親水度0.43/g)を得た。
ケン化度99%のエチレン−ビニルアルコール系共重合
体(株式会社クラレ製「E105Y」)50重量%、易
アルカリ減量性共重合ポリエステル50重量%を複合紡
糸して、エチレン−ビニルアルコール系共重合体が芯成
分、易アルカリ減量性共重合ポリエステルが鞘成分を構
成した2.2デニールの芯鞘型繊維を製造し、これを長
さ5mmにカットした後、6%NaOH水溶液(80
℃)にて30分間浸漬して海成分を除去して単繊維繊度
1.1デニールのエチレン−ビニルアルコール共重合体
繊維(親水度0.37g/g)を得た。
チレン−ビニルアルコール系共重合体繊維(0.035
d×3mm)5重量部、ポリビニルアルコール系主体繊
維(0.5d×2mm 株式会社クラレ製「VPB05
3×2」、水中溶解温度100℃以上)30重量部、レ
ーヨン繊維(1d×2mm、東洋紡績株式会社製造「K
PR1.0×2」、CSF600ml)55重量部、P
VA系バインダー繊維(1d×3mm 株式会社クラレ
製「VPB105―1×3」、水中溶解温度70℃)1
0重量部を水に分散してスラリーを製造し、これを短網
―円網抄紙機にて2層抄きあわせ抄紙を行い、ヤンキー
型乾燥機にて乾燥して目的とする電池用セパレータ用紙
を得た。得られたセパレータ用紙は薄厚でも高強力、セ
パレート性、電解液吸液性等の諸性能が高く、しかも耐
膨潤性に優れたものであった。また2層抄きあわせ構造
にしていることから地合が極めて良好かつ均質でセパレ
ータ用紙として優れた構造を有していた。結果を表1に
示す。
表1のように変更した以外は実施例1と同様に行った。
結果を表1に示す。 [実施例4]参考例2において得られたエチレン−ビニ
ルアルコール系共重合体繊維(0.35d×10mm)
を用い、表1のように配合を変更した以外は実施例1と
同様に行った。結果を表1に示す。
得られたエチレン−ビニルアルコール系共重合体繊維
(1.1d×5mm)を用いて、またはエチレン−ビニ
ルアルコール系共重合体繊維を配合することなく表1の
ように配合を変更した以外は実施例1と同様に行った。
比較例3においては電解液保液性及び耐膨潤性に優れた
ものであったが、ポアサイズが大きくセパレート性の低
いものであった。また比較例4において得られたセパレ
ータは電解液保持性に優れているものの、耐膨潤性が低
いために電池における占有面積が大きく、電池使用可能
時間は実施例に比して短いものであった。結果を表1に
示す。なお比較例4で使用したポリビニルアルコール系
主体繊維(1.0d×3mm)は、水中溶解温度100
℃以上の繊維(株式会社クラレ製「VPB103×
3」)であり、マーセル化コットンのCSFは550m
lである。
Claims (4)
- 【請求項1】 単繊維繊度0.0001〜0.5dのエ
チレン−ビニルアルコール系共重合体繊維を2〜45重
量%配合してなる電池用セパレータ用紙。 - 【請求項2】 単繊維繊度0.0001〜0.5dのエ
チレン−ビニルアルコール系共重合体繊維を2〜45重
量%、ポリビニルアルコール系繊維及び/又はセルロー
ス系繊維を10〜98重量%配合してなる電池用セパレ
ータ用紙。 - 【請求項3】 エチレン−ビニルアルコール系共重合体
を島成分とする海島繊維の海成分を除去することにより
得られる単繊維繊度0.0001〜0.5dのエチレン
ービニルアルコール系共重合体繊維を用い、該エチレン
−ビニルアルコール系共重合体繊維の配合割合が2〜4
5重量%となるように湿式抄造する電池用セパレータ用
紙の製造方法。 - 【請求項4】 請求項1又は請求項2に記載の電池用セ
パレータ用紙を用いてなる電池用セパレータ。
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