JP2001076156A - 画像監視装置 - Google Patents

画像監視装置

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JP2001076156A
JP2001076156A JP25042699A JP25042699A JP2001076156A JP 2001076156 A JP2001076156 A JP 2001076156A JP 25042699 A JP25042699 A JP 25042699A JP 25042699 A JP25042699 A JP 25042699A JP 2001076156 A JP2001076156 A JP 2001076156A
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哲司 羽下
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秀人 藤原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テンプレートに登録した対象に近い画像を探
して追尾する画像監視装置においては、対象に輝度分布
の偏りがある場合や、背景部分に対象よりもコントラス
トが高くその輝度分布の偏りが大きいものがある場合な
どには、テンプレートとして切り出す領域が対象の中心
からずれ、逐次テンプレートを更新しながら追尾処理を
続けると、いずれは追尾対象を外してしまう。 【解決手段】 連続する画像間で差分処理を行うことに
より移動物体を抽出する画像差分抽出手段7、テンプレ
ート探索手段5、前記両手段の信頼度を評価して、追尾
モードをその信頼度に応じて、テンプレート探索手段5
の結果を用いる第1の追尾モード、画像差分抽出手段7
の結果を用いる第2の追尾モード、その両方の結果を用
いる第3の追尾モードのいずれかを選択する追尾モード
選択手段9、各追尾モードに応じて追尾点を決定する追
尾点決定手段10を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プラント機器や
公共システム、ビル、住居等への人や不審物体の侵入を
カメラから得られる画像を用いて自動的に監視し、自動
的に追尾する画像監視装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】重要施設などさまざまな場所で、防犯、
防災を目的として監視カメラが設置され、その画像を人
が監視し、カメラを操作する監視業務が行われている。
そしてこの監視業務の省力化を目的としてその自動化が
試みられている。例えば、第5回画像センシングシンポ
ジウム講演論文集(1999/06)の第13頁〜18
頁、伊藤/上田「画像認識ハードウェア内蔵カメラを用
いた自律移動物体追尾監視カメラ」には、カメラから得
られる画像をいわゆるテンプレートマッチング処理を行
って対象を抽出し、自動追尾する上での問題点と、その
対処方法が示されている。
【0003】ここで、まず、公知のいわゆるテンプレー
トマッチングによる移動物体の追尾処理方法について説
明する。図9〜12は、テンプレートマッチングによる
移動物体の追尾処理を説明する画面の図である。監視カ
メラからの出力画像は言うまでもなく連続した画像(以
下フレームと言う)で構成されている。以下の説明で
は、現時点に得られた画像を「現フレームの画像」1
6、この現フレームの画像16の一フレーム前の画像を
「前フレームの画像」15という。図9において、67
は前フレームの画像15中から公知の差分処理などによ
り切り出したテンプレート、68は入力された現フレー
ムの画像16の画像上でテンプレートマッチングを計算
する動作の説明図である。図10において、69は説明
の都合上、平面的に表したテンプレートマッチングの一
致の度合いを色の濃さで表した平面的結果スコア、70
はテンプレートマッチングの平面的結果スコア69を立
体的に表示した立体的結果スコアである。図11は連続
する画像フレーム間でテンプレートを逐次更新しながら
トラッキングを行う動作の説明図である。
【0004】次に図9〜11によりテンプレートマッチ
ング動作について説明する。まず前回の追尾点を中心に
前フレームの画像15から切り出されたテンプレート6
7と、現フレームの画像16内で最も類似度が高い画像
小領域を探索する。その方法は図9の68に示すよう
に、現フレームの画像16にテンプレート67を1 画素
づつずらしながら重ね合わせ、テンプレート67と同じ
サイズの画像小領域の各1 点1 点について、輝度値の差
の絶対値を合計する。このようにして得られる一致の程
度を表す平面的結果スコア69は立体的に表示すると7
0のようになる。ここで、結果スコア69は必ずゼロま
たは正の値であり完全に一致した場合はゼロで、一致度
が低い程スコア値が大きくなる。したがって結果スコア
の立体表示70では、理解を助けるためZ軸は上側を負
にして表している点に注意が必要である。以後、本明細
書では立体表示はZ軸の上側が負になるように表してい
る。結果スコアが極大となる点が最も一致度の高い点で
あるとして追尾点が求められる。連続する画像間でテン
プレートを逐次更新しながら前述の一致の程度を順次調
べるトラッキングを行うと、図11の71のようにな
る。テンプレート67は毎フレーム毎に最も類似度の高
かった小領域とそのまま入れ換え67、67’、67”
のように更新される。
【0005】前述の予稿集では、前記のような従来のテ
ンプレートマッチング技術を用いた場合の問題として、 (1)奥行きのある対象物体(例えば車両)の向きが変
化した場合に、得られるテンプレートが、徐々に対象物
体の中心からずれてしまい、やがて対象から外れてしま
う。 (2)対象物体の手前を他のものが横切った場合に、対
象のすり替えが起こってしまう。の2点が示され、この
ような現象に対する対応手段が開示されている。
【0006】前述の予稿集には、装置の構成は示されて
いないが、記載されている内容(対象物体とテンプレー
トの位置ずれに対しては、エッジ累積分布計算手段を、
また、対象物体のすれ違いに対しては複数のテンプレー
ト間の一致度の比較によって対処する)から予想される
装置の構成は図12に示す様なものであろうと推定され
る。図において、1は監視カメラ、2は画像入力手段、
3は画像記憶手段、4はテンプレート設定手段、5はテ
ンプレート探索手段、6は最一致点抽出手段、52はエ
ッジ累積分布計算手段、8は重心抽出手段、10は追尾
点決定手段、11は追尾点情報記憶手段、12はカメラ
制御判定手段、13は雲台制御手段である。
【0007】次に図12のものの動作について説明す
る。監視カメラ1は監視対象を撮像する。画像入力手段
2はカメラ1が撮像した画像をランダムアクセス可能な
メモリー(図示しない)に入力して、現フレームの画像
16とする。画像記憶手段3は、現フレームの画像16
を、設定したフレーム間隔数に相当する時間だけ遅らせ
てランダムアクセス可能なメモリーに送出し、前フレー
ムの画像15とする。
【0008】テンプレート設定手段4は、前フレームの
画像15から前回の追尾点の周辺の画像小領域をテンプ
レート67として読みだし、テンプレート用メモリ(図
示しない)に登録する。テンプレート探索手段5は、現
フレームの画像16中の各点を中心とする画像領域の各
々と前述のテンプレート67との類似度を計算し、類似
度(又は一致度)を表す結果スコア69としてランダム
アクセス可能なメモリーに書き込む。最一致点抽出手段
6は、テンプレート探索結果により得られた結果スコア
69の中で、前回の追尾点の周辺で最も一致度の高い点
を抽出する。以後、説明の都合上、この処理をテンプレ
ートマッチングと呼ぶ。
【0009】次にエッジ累積分布計算手段52はテンプ
レートマッチングにより求められた追尾点の周辺でX、
Y各方向の輝度微分値であるエッジの累積分布を計算
し、重心抽出手段8は、X、Y各方向のエッジ累積分布
を用いて追尾対象の重心を求める。この場合テンプレー
トマッチングを用いないでエッジ累積分布を用いて対象
の重心を求めているので対象の向きが変わるなどの変化
があっても重心位置を間違って求める恐れが少なくなっ
ている。
【0010】そして、追尾点決定手段10は、テンプレ
ートマッチングにより求められた追尾点を、エッジ累積
分布を用いて求めた追尾対象の重心を用いて補正し新た
な追尾点を決定する。
【0011】追尾点情報記憶手段11は、決定された最
新の追尾点情報を一時記憶する。この追尾点情報は次回
フレームで、テンプレート設定手段4、最一致点抽出手
段6に入力される。
【0012】カメラ制御判定手段12は、最新の追尾点
情報に基づいてカメラの変位制御(カメラの首振り動
作、ズーム制御など)を実行する。
【0013】雲台制御手段13は、カメラ制御判定手段
12の判定結果に基づいて、カメラ雲台の方向や移動速
度を制御する。
【0014】このように、テンプレートマッチングによ
りテンプレート67を逐次更新しながら対象を追尾し、
追尾対象が変形する場合でも安定な追尾を可能としよう
とするものである。また、テンプレートマッチングによ
って求められた追尾点を、その周囲から求められる輝度
の累積分布を用いて補正することにより、常に追尾対象
の中心をテンプレートの中心として設定し、安定な追尾
を行おうとするものである。
【0015】以上に説明した従来のテンプレートマッチ
ング技術を用いた画像監視装置の問題点を説明するた
め、図13にテンプレート67の内部の追尾対象以外の
背景部分に、例えば地面に描かれた白線等、追尾対象よ
りもコントラストが高く、その輝度分布の偏りが大きい
ものがある場合について説明する。
【0016】図13に於いて、72〜79はこの符号の
順に変化するフレームを示しており、符号の番号順に画
像が変化しているものとする。721〜791はそれぞ
れフレーム72〜79のフレームにおいて抽出されたテ
ンプレートを示している。80は各フレーム72〜79
の中に写っているコントラストが極めて高い背景、例え
ば床面の白線、床と壁の区切り線などである。コントラ
ストが極めて高い背景80のコントラストは、監視すべ
き対象(ここでは人の像)のコントラストよりも高いの
で、最初のテンプレート721の中では、輝度の中心が
人の像の中心から若干外側へ移動する。そしてテンプレ
ート731の中では同じことが再度生じて、輝度中心が
更に外側へ移動する。このような動作が繰り返されるこ
とによって、テンプレート791ではついにテンプレー
トが監視すべき対象から外れてしまう。
【0017】また、例えば上半身は背景と同様な色、下
半身は背景に対してコントラストのある色といったよう
に、追尾対象自身に輝度分布の偏りがある場合にも、テ
ンプレートが更新されるたびに輝度の中心が少しづつ移
動し、ついには外れてしまう現象が生じやすい。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】以上に説明したよう
に、従来の画像監視装置は、それ以前のものに比して相
当程度改善されているとはいえ、追尾対象自身に輝度分
布の偏りがある場合や、背景部分に追尾対象よりもコン
トラストがいちじるしく高くその輝度分布の偏りが大き
いものがある場合などには、テンプレートとして切り出
す領域が対象の中心からずれ、逐次テンプレートを更新
しながら追尾処理を続けると、いずれは追尾対象を外し
てしまうという現象が生じることが多い。
【0019】即ち、従来の画像監視装置は常にテンプレ
ート探索によって追尾点を求め、更にその追尾点周辺の
輝度のX軸、Y軸の累積分布を用いて補正するという方
法を繰り返し行う為、例えばテンプレート探索の信頼
性、あるいはその補正手段である追尾点周辺の輝度のX
軸、Y軸の累積分布の信頼性のいずれか一方が低い場合
は、低い方の信頼性に伴う誤差が累積して、やがて誤っ
た追尾点を追尾してしまうという問題点があった。
【0020】この発明は、以上のような課題を解決する
ためになされたもので、テンプレート探索の信頼性、補
正手段の信頼性のいずれか一方が低い場合でも、常に安
定して追尾対象の中心がテンプレートの領域の中心に来
るようにテンプレート位置を補正することができる画像
処理装置を得ようとするものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明の画像監視装置
は、連続して画像を取り込み可能でかつ変位可能なカメ
ラと、画像を処理して移動物体を発見する画像処理部
と、移動物体の移動に応じてカメラを変位させるカメラ
制御手段とを有する画像監視装置であって、画像処理部
は、連続する画像の前フレームの画像における移動物体
を含む画像領域をテンプレートとして記憶するテンプレ
ート設定手段と、現フレームの画像中でテンプレートと
類似する画像領域を探索し、テンプレートに代わる新た
なテンプレートとして更新記憶するテンプレート探索手
段と、連続する画像間で差分処理を行うことにより、移
動物体を抽出する画像差分抽出手段と、テンプレート探
索手段の探索結果と、画像差分抽出手段の差分結果の信
頼度を評価して、その信頼度に応じてカメラの追尾モー
ドをテンプレート探索手段の結果を用いる第1の追尾モ
ード、画像差分抽出手段の結果を用いる第2の追尾モー
ド、その両方の結果を用いる第3の追尾モードのいずれ
とするかを選択する追尾モード選択手段と、選択した追
尾モードに応じて追尾点を決定する追尾点決定手段とを
備えるものである。
【0022】また、カメラ制御手段は、追尾点決定手段
が決定した追尾点が画像内に設けたカメラ制御不要領域
内に位置するようにカメラを制御するものである。
【0023】また、追尾モード選択手段が、第3の追尾
モードを選択したとき、追尾点決定手段は画像差分抽出
手段の結果から求めた追尾点の位置に、テンプレート探
索手段により得られる追尾点の移動ベクトルの半分の大
きさのベクトルを加えた位置を新しい追尾点とするもの
である。
【0024】また、追尾モード選択手段は、画像差分抽
出手段の差分出力画像のエッジ部の画面占有率があらか
じめ定めた所定のレベルより大きいときはカメラが変位
動作している途中に得られた画像であると判定して第1
の追尾モードを選択するようにしたものである。
【0025】また、追尾モード選択手段は、テンプレー
ト探索手段のスコアがあらかじめ定めた所定のレベルよ
り大きいときはテンプレート探索の信頼度が低いとして
第2の追尾モードを選択するようにしたものである。
【0026】また、カメラ制御手段はこのカメラの画面
内の外側に接する範囲にカメラ制御必要領域を設定し、
追尾点決定手段が決定した追尾点がカメラ制御必要領域
内にあるとき、前記カメラを制御して前記追尾点がほぼ
画面の中心位置に来るよう制御するようにしたものであ
る。
【0027】また、追尾モード選択手段は、追尾対象を
見失ったとき、見失う直前の追尾対象の方向を中心に、
あらかじめ定めた所定の角度幅でカメラを左右又は上下
に変位させる発見モードを備えたものである。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について説明
する前に、その理解を助けるため、画像監視装置により
得られる画像の状態がさまざまであることを図8により
説明する。図において、58はあらかじめ取り込んだ背
景画像(前フレームの画像15に相当)、59は入力さ
れた画像(現フレームの画像16に相当)、60は背景
画像58と入力された画像59の差分から抽出された侵
入物体、61、62、63は発見された侵入物体をカメ
ラ固定のまま追尾している情景、64、65、66は追
尾対象が視野内におさまるようにカメラ1を(あるいは
雲台を)旋回しながら(変位させながら)追尾している
情景である。このように、画面内の変化は、監視する対
象物体の移動によって生じる場合と、変位、ズーム制御
などカメラ1の側の撮影条件の変化によって生じる場合
と、それらが同時に起こる場合とがあるので、画像監視
装置はこれらのいずれの場合にも安定して動作するもの
とする必要がある。
【0029】実施の形態1.本発明の画像監視装置につ
いて、図1に基づいて説明する.図1は本発明の画像監
視装置の構成図である。なお、以下の図に於いて従来の
ものと同一又は相当部分には同じ符号を付してその詳細
な説明を省略する。図1において, 1は連続して画像を
取込み可能で、かつ、変位可能な首振りあるいはズーム
機能を有する監視用のテレビカメラ(以下単にカメラと
いう)、2 はカメラ1の出力画像を入力して現フレーム
の画像16とする画像入力手段、3 は現フレームの画像
16を設定したフレーム数に相当する時間だけ遅らせ
て、前フレームの画像15として送出する画像記憶手
段、4 は前フレームの画像15において追尾点の周辺の
画像小領域をテンプレート17として登録するテンプレ
ート設定手段、5 は前述のテンプレート17と現フレー
ムの画像16中の各画像領域との類似度を計算するテン
プレート探索手段、6 はテンプレート探索手段5の出力
結果から前回の追尾点の周辺で最も一致度の高い点を抽
出する最一致点抽出手段である。以上は従来の図12の
ものと同じである。
【0030】7 は現フレームの画像16と前フレームの
画像15との差分を計算する画像差分抽出手段、8 は画
像差分抽出手段7により得られた差分結果について前回
の追尾点の周辺でモーメントを計算することによって重
心位置を求める重心抽出手段、9 はテンプレート探索手
段5により得られたテンプレート探索結果と、画像差分
抽出手段7により得られた画像差分結果と、追尾点情報
記憶手段11が記憶している前回の追尾点の情報とか
ら、追尾モードを選択する追尾モード選択手段、10は
追尾モード選択手段9の結果にもとづいて最一致点抽出
手段6と重心抽出手段8の結果を追尾モードに応じて単
独で使用したり融合して使用したりして(具体的な融合
の方法は後述する)、最新の追尾点を決定する追尾点決
定手段である。画像入力手段2〜追尾点決定手段10に
至る構成は画像処理部を構成している。11は決定され
た最新の追尾点情報を一時記憶する追尾点情報記憶手
段、12は最新の追尾点情報に基づいてカメラの制御方
法を決定するカメラ制御手段、13はカメラ制御手段1
2の結果に基づいてカメラ雲台を制御する雲台制御手
段、14はカメラ制御手段12の結果に基づいて、ズー
ム率を制御するズーム手段である。
【0031】次に図1のものの動作を図2を用いて説明
する。図2において, 15は前フレームの画像、16は
現フレームの画像、17は前フレームの画像15から前
回の追尾点位置を中心に切り出したテンプレート、18
は現フレームの画像16上でテンプレート17の位置を
変化させて、一致する位置を見いだすことにより抽出し
た(即ち、テンプレートマッチングにより抽出した)追
尾点、19は前回の追尾点(図示しない)とテンプレー
トマッチングにより抽出した追尾点18との間の移動ベ
クトル、20は前フレームの画像15と現フレームの画
像16との差分結果、21は差分結果20から求めた重
心位置を示している。ここで、追尾点18は新しいテン
プレートの中心にあるが、重心位置21は旧いテンプレ
ートと新しいテンプレートとの中間点にあることに注意
する必要がある。
【0032】カメラ1は図示しない雲台に搭載されて監
視対象の方向を撮像する。画像入力手段2はカメラ1が
撮像した画像を図示しないランダムアクセス可能なメモ
リーに入力して現フレームの画像16とする。画像記憶
手段3は現フレームの画像16を、設定したフレーム間
隔数に相当する時間だけ遅らせてランダムアクセス可能
なメモリーに送出し、前フレームの画像15とする。
【0033】テンプレート設定手段4は前フレームの画
像15から前回の追尾点(図示しないが前フレームの画
像15内の人物像付近にある)の周辺の画像小領域をテ
ンプレート17として読み出しテンプレート用メモリに
登録する。テンプレート探索手段5は現フレームの画像
16中の各点を中心とする画像領域の各々と前述のテン
プレート17との類似度を計算し、類似度を表す結果ス
コアとしてランダムアクセス可能なメモリーに書き込
む。最一致点抽出手段6はテンプレート探索手段5の結
果により得られた結果スコアの中で、前回の追尾点の周
辺で最も一致度の高い点を追尾点18として抽出する。
【0034】次に画像差分抽出手段7は、現フレームの
画像16と前フレームの画像15との差分20を計算す
る。重心抽出手段8は画像差分抽出手段7により得られ
た差分結果20について、前回の追尾点の周辺でモーメ
ントを計算することによって重心位置21を求める。以
後この処理をフレーム間差分の重心抽出と呼ぶ。
【0035】そして、追尾モード選択手段9は、前述の
テンプレート探索手段5により得られたテンプレート探
索結果と、前述の画像差分抽出手段7により得られた画
像差分結果と、前回の追尾点の情報から下記の3つの追
尾モード中のいずれかを選択する(具体的な選択方法に
ついては後述する)。即ち、第1の追尾モード「テンプ
レートマッチングにより得た追尾点をそのまま用い
る。」第2の追尾モード「差分処理により得た追尾点
(重心点)をそのまま用いる。」第3の追尾モード「テ
ンプレートマッチングにより得た追尾点と差分処理によ
り得た追尾点(重心点)を融合して用いる。」追尾点決
定手段10は追尾モード選択手段9の結果にもとづい
て、最一致点抽出手段6の抽出結果18と重心抽出手段
8の抽出結果21とを融合し(具体的な融合方法につい
ては以下の実施の形態で順次説明する)最新の追尾点を
決定する。
【0036】追尾点情報記憶手段11は決定された最新
の追尾点情報を一時記憶する。この追尾点情報は次回の
フレームでテンプレート設定手段4、最一致点抽出手段
6、重心抽出手段8、追尾モード選択手段9に入力され
る。
【0037】カメラ制御手段12は最新の追尾点情報に
基づいてカメラの制御方法を判定する。雲台制御手段1
3はカメラ制御手段12の結果に基づいて、カメラ雲台
を制御する。ズーム手段14はカメラ制御手段12の結
果に基づいてズーム率を制御する。なお、以上の説明に
おいて、雲台が首振り動作することをカメラが変位する
という表現をしている場合があるが同じ意味である。
【0038】実施の形態2.図3は本発明の実施の形態
2による画像監視装置の動作、特に前述の第3の追尾モ
ードの詳細について説明するための画像の図である。図
3において, 15は前フレームの画像、16は現フレー
ムの画像、17は前フレームの画像から前回の追尾点位
置を中心に切り出したテンプレート、18はテンプレー
トマッチングにより抽出した追尾点、19は前回の追尾
点とテンプレートマッチングにより抽出した追尾点18
との間の移動ベクトル、20は前フレームの画像15と
現フレームの画像16との差分結果、21は前フレーム
の画像15と現フレームの画像16との差分結果20か
ら求めた重心位置、22は移動ベクトル19の大きさを
半分にしたベクトル、23は前フレームの画像15と現
フレームの画像16との差分結果20から求めた重心位
置21に、移動ベクトル19を半分にしたベクトル22
を加えた点である。
【0039】次に動作について説明する。前フレームの
画像15から、前回の追尾点位置を中心に切り出したテ
ンプレート17を、現フレームの画像16中でテンプレ
ートマッチングにより抽出し追尾点18を得る。一方、
前フレームの画像15と現フレームの画像16との差分
結果20において、テンプレートマッチングにより抽出
した追尾点18の周辺でモーメント計算を行い重心位置
21を求める。前回の追尾点とテンプレートマッチング
により抽出した追尾点18との間の移動ベクトル19を
半分にしたベクトル22を、前フレームの画像15と現
フレームの画像16との差分結果から求めた重心位置2
1に加え追尾点23を得る。
【0040】ここで、重心抽出は追尾点周辺の限定され
た領域内で、画像差分結果20をあるしきい値で2値化
したものについて、0 次と1 次のモーメントを計算する
方法としてもよい。
【0041】あるいはまた、重心抽出は、追尾点周辺の
限定された領域内で、画像差分結果の絶対値を、重み付
け値として、0 次と1 次のモーメントを計算する方法と
してもよい。
【0042】また、テンプレートマッチングにより得ら
れた追尾点18と、テンプレートマッチングにより得ら
れた移動ベクトル19と、フレーム間差分の重心21と
により得られた追尾点とを比較し、両者のX、Y各成分
の差があるしきい値以下ならば、後者をそのまま補正後
の追尾点とし、両者のX、Y各成分の差分があるしきい
より大きければ、それぞれの差をそのしきい値でリミッ
トし、テンプレートマッチング探索結果の追尾点に差分
のしきい値を加えたものを補正後の追尾点とする方法と
してもよい。
【0043】実施の形態3.図4、5は本発明の実施の
形態3による画像監視装置の動作を説明する図である。
図4において, 24はカメラ揺れのない(カメラが変位
していない)場合の前フレームの画像、25はカメラ揺
れのない場合の現フレームの画像、26はカメラ揺れの
ない場合の前フレームの画像24と現フレームの画像2
5との差分結果、26Aは差分結果26のY軸方向につ
いてエッジ抽出を行ったデータを示すものである。ここ
でエッジ抽出はX、Y両軸について行うのがよいが説明
の都合上、図にはY軸についてのみ示している。27は
カメラ揺れのある(カメラが変位している途中)場合の
前フレームの画像、28はカメラ揺れのある場合の現フ
レームの画像、29はカメラ揺れのある場合の前フレー
ムの画像27と現フレームの画像28との差分結果、2
9Aは差分結果29のY軸方向のエッジ抽出データを示
す。ここでもエッジ抽出データは説明の都合上、Y軸に
ついてのみ示している。
【0044】図5に於いて、30は追尾対象が明瞭な場
合の前フレームの画像から切り出したテンプレート、3
1は追尾対象が明瞭な場合の現フレームの画像、32は
追尾対象が明瞭な場合のテンプレートマッチングの結果
スコア、33はテンプレートマッチングの有効性を検証
する為の、スコアデータの最一致点からの離し量、34
はテンプレートマッチングの有効性を評価する為の、ス
コアデータの最一致点におけるスコア値と最一致点から
のある一定距離離れた点におけるスコア値との差、35
は追尾対象が不明瞭な場合の前フレームの画像から切り
出したテンプレート、36は追尾対象が不明瞭な場合の
現フレームの画像、37は追尾対象が不明瞭な場合のテ
ンプレートマッチングの結果スコア、38はテンプレー
トマッチングの有効性を検証する為の、スコアデータの
最一致点からの離し量、39はテンプレートマッチング
の有効性を評価する為の、スコアデータの最一致点にお
けるスコア値と最一致点からのある一定距離離れた点に
おけるスコア値との差である。
【0045】次に動作について説明する。まず、カメラ
雲台又は変位させる機構が静止しており、ズーム率も変
化していないとき、エッジ抽出データ26Aは占有率が
低く、差分が一か所に集中しているので、その信頼性が
高く、画像差分抽出手段7の結果26から得られる重心
位置は追尾対象の移動前後の重心位置であると判断して
間違いがない。よってテンプレートマッチングにより求
まった前回の追尾点から、今回の追尾点までの移動ベク
トルの半分を、画像差分の重心抽出結果に加えて、追尾
対象の中心がテンプレートの中心となるように補正され
た新しい追尾点を決定することができる。
【0046】次に、画像差分抽出手段7の結果がゼロと
なるときは、対象が静止しており、カメラ雲台も静止し
ている。従って、テンプレートマッチングにより得られ
た追尾点をそのまま用い、追尾点の補正を行わない。
【0047】あるいは、画像差分抽出手段7の結果がゼ
ロとなるときは、ターゲットの移動が無いものとして、
テンプレートマッチングにより得られた追尾点を破棄
し、前回の追尾点をそのまま用いるという方法としても
よい。
【0048】一方、カメラ又は雲台が変位動作中であ
る、あるいはズーム率が移動(変動)中もしくは安定し
ていないとき、エッジ抽出結果29Aは占有率が高く画
像中のあらゆる場所で大きな値を示すので信頼性が低
く、画像間差分の結果29も画像中のあらゆる場所に表
れ、画像差分抽出手段7の結果から追尾対象の移動前後
の重心位置を正確に求めることができない。このような
場合はテンプレートマッチングのみで追尾を行えばよ
い。カメラの移動が収まった後、再びテンプレートマッ
チングとフレーム間差分とを併用した追尾を行う。
【0049】また、追尾対象が明瞭な場合、テンプレー
トマッチングの結果スコア32は最一致点付近で急峻で
あり、スコアデータの最一致点におけるスコア値と最一
致点からのある一定距離33だけ離れた点におけるスコ
ア値との差34は、大きな値となる。
【0050】一方、追尾対象が不明瞭な場合、テンプレ
ートマッチングの結果スコア37は最一致点付近でなだ
らかであり、スコアデータの最一致点におけるスコア値
と最一致点からのある一定距離33だけ離れた点におけ
るスコア値との差39は、小さな値となる。
【0051】このように、テンプレートマッチングのス
コア結果34、39からテンプレートマッチングの有効
性を評価し、例えば、テンプレートマッチングのスコア
結果が最一致点の付近でほぼ同じ値(なだらか)である
等、テンプレートマッチングが有効ではない場合、対象
の移動ベクトルを前回までの移動ベクトルから推定し、
その半分をフレーム間差分結果の重心位置に加えて新し
い追尾点とし、その追尾点を中心とする画像小領域を用
いてテンプレートを更新しながら画像差分抽出手段7の
みで追尾を行い、テンプレートマッチングが有効になっ
た後、再びテンプレートマッチングと画像差分抽出手段
7とを併用した追尾を行う。
【0052】さらに、差分結果が29Aの状態が続くと
き、あるいはテンプレートマッチングの結果が39の状
態が続くときは、追尾対象の見失いと判定して、カメラ
を、対象を見失う直前のカメラの方向を中心に、あらか
じめ定めた所定の角度幅でカメラを左右又は上下に変位
させる発見モードで制御する。また、テンプレート更新
の要不要、カメラ制御の可、不可を判断することも可能
である。
【0053】実施の形態4.図6、7は本発明の実施の
形態4による画像監視装置の動作の説明図である。図6
において, 40Aは画面内に設けたカメラ制御不要領域
(点線の内側)、40Bはカメラ制御必要領域を示し、
40は追尾対象がカメラ制御不要領域40A内に存在す
る場合のカメラ画像である。41は追尾対象がカメラ制
御不要領域40Aから外に出た場合のカメラ画像であ
る。常にカメラ制御不要領域40Aの外側にカメラ制御
必要領域40Bがある。42は追尾対象がカメラ制御必
要領域40B内に入った場合にカメラのパン、チルト操
作を行って画像をカメラ制御不要領域40A内あるい
は、画面のほぼ中央に移動させた画像である。また、図
7に於いて、43はカメラ1のズームがワイド端の場合
の監視カメラ画像である。44はカメラのズームをワイ
ド端から望遠側に移動した場合の監視カメラ画像であ
る。45はカメラのズームをさらに望遠側に移動した場
合の監視カメラ画像である。
【0054】次に動作について説明する。カメラ視野の
内部にカメラ制御不要領域40A、とその外側のカメラ
制御必要領域40Bを設定し、追尾対象がカメラ制御不
要領域40A内に存在する場合はカメラ雲台の制御は行
わず、カメラを固定したトラッキングを行う。また41
のように、追尾対象がカメラ制御必要領域40B内に入
った場合、監視カメラの雲台を追尾対象がカメラ制御不
要領域40A内に、好ましくは対象が画面のほぼ中央に
なるように制御し、図6の42のような画像を得る。
【0055】対象を画面の中央に移動するようにカメラ
制御するとき、カメラ雲台への制御命令は、結果的に連
続的ではなく間欠的に行われる。また、制御命令の判定
しきい値に増加側と減少側とでヒステリシスを設け、カ
メラ雲台の機構部への負担を軽減すると共に、画像差分
抽出手段7の情報を追尾に用いるフレーム数を増加さ
せ、安定な対象の追尾を可能にする。追尾点をカメラ制
御不要領域40B内に位置するようにカメラを制御する
場合、カメラ1の動きが必要最小限に制約され、無駄な
動きが少なくなる。
【0056】また、図7の43のように、カメラ1のズ
ームがワイド端の場合、追尾対象の識別が困難である。
このとき、カメラ制御手段12によって追尾対象の識別
が可能な解像度になるまで図7の44、45のようにズ
ームの制御をする。
【0057】ここで、追尾対象の詳細が識別可能な解像
度を得る為にカメラズーム比を制御する際に、ズーム制
御手段14への制御命令を連続的ではなく、間欠的に行
い、また、制御命令の判定しきい値に増加側と減少側と
でヒステリシスを設け、ズーム制御手段14の機構部へ
の負担を軽減すると共に、画像差分抽出手段7が有効に
使えるフレームを増加させ、安定な対象の追尾を可能に
する。
【0058】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の画像監
視装置は、テンプレート探索手段の探索結果と、画像差
分抽出手段の結果の信頼度を評価して、その信頼度に応
じてカメラの追尾モードをテンプレート探索手段の結果
を用いる第1の追尾モード、フレーム間処理部の結果を
用いる第2の追尾モード、その両方の結果を用いる第3
の追尾モードのいずれとするかを選択する追尾モード選
択手段を備えているので、安定な追尾対象の追尾ができ
るという効果がある。
【0059】また、カメラ制御手段は決定された追尾点
を画像内に設けたカメラ制御不要領域内に位置するよう
にカメラを制御するので、カメラの動きが必要最小限に
制約され、無駄な動きが少なくなるという効果がある。
【0060】また、追尾モード選択手段が、第3の追尾
モードを選択したとき、追尾点決定手段は画像差分抽出
手段の結果から求めた追尾点の位置に、テンプレート探
索手段により得られる追尾点の移動ベクトルの半分の大
きさのベクトルを加えた位置を新しい追尾点とするの
で、撮影条件の変化に影響されない安定した追尾が可能
であるという効果が得られる。
【0061】また、追尾モード選択手段は、画像差分抽
出手段の差分出力画像のエッジ部の画面占有率があらか
じめ定めた所定のレベルより大きいときはカメラの向き
が移動中に得られた画像であると判定して画像差分抽出
手段の出力を無視する第1の追尾モードを選択するよう
にしたので、撮影条件の変化に影響されない安定した追
尾が可能であるという効果が得られる。
【0062】また、追尾モード選択手段は、テンプレー
ト探索手段のスコアがあらかじめ定めた所定のレベルよ
り大きいときはテンプレート探索の信頼度が低いとして
テンプレート探索手段の出力を無視する第2の追尾モー
ドを選択するようにしたので、撮影条件の変化に影響さ
れない安定した追尾が可能であるという効果が得られ
る。
【0063】また、カメラ制御手段はこのカメラの画面
内の外側に接する範囲にカメラ制御必要領域を設定し、
追尾点決定手段が決定した追尾点が前記カメラ制御必要
領域内にあるとき、前記カメラを制御して前記追尾点が
ほぼ前記画面の中心位置に来るよう制御するようにした
ので、撮影条件の変化に影響されない安定した追尾が可
能であるという効果が得られる。
【0064】また、追尾モード選択手段は、追尾対象を
見失ったとき、見失う直前の追尾対象の方向を中心に、
あらかじめ定めた所定の角度幅でカメラを左右又は上下
に変位させる発見モードを備えるようにしたので、撮影
条件の変化に影響されない安定した追尾が可能であると
いう効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1による画像監視装置の
構成図である。
【図2】 図1の画像監視装置の動作を説明する図であ
る。
【図3】 本発明の実施の形態2による画像監視装置の
動作を説明する図である。
【図4】 本発明の実施の形態3による画像監視装置の
動作を説明する図である。
【図5】 本発明の実施の形態3による画像監視装置の
動作を説明する図である。
【図6】 本発明の実施の形態4による画像監視装置の
動作を説明する図である。
【図7】 本発明の実施の形態4による画像監視装置の
動作を説明する図である。
【図8】 画像監視装置により得られる画像の状態を説
明するための図である。
【図9】 従来のテンプレートマッチングについて説明
する図である。
【図10】 図9のマッチングスコアの説明図である。
【図11】 従来のテンプレートマッチングによる画像
監視の動作について説明する図である。
【図12】 従来の画像監視装置の構成を示す図であ
る。
【図13】 従来のテンプレートマッチング動作の失敗
を説明する動作説明図である。
【符号の説明】
1 監視カメラ、 2 画像入力手段、
3 画像記憶手段、4 テンプレート設定手段、
5 テンプレート探索手段、6 最一致点抽出手段、
7 画像差分抽出手段、8 重心抽出手
段、 9 追尾モード選択手段、10
追尾点決定手段、 11 追尾点情報記憶手
段、12 カメラ制御手段、 15 前フレーム
の画像、16 現フレームの画像、 17 テンプ
レート、19 移動ベクトル、 20 差分結
果、21 重心位置、 22 移動ベクト
ルを半分にしたベクトル、23 重心位置に追尾点の移
動ベクトルの半分を加えたもの、30 対象が明瞭な場
合のテンプレート、32 テンプレートマッチングのス
コア結果、35 対象が不明瞭な場合のテンプレート、
37 テンプレートマッチングのスコア結果、40A
カメラ制御不要領域、 40B カメラ制御必要領域、
43 ズームワイド端の画像、 45 ズームが望遠端
の画像、58 予め取り込んだ背景画像、 59 現画
像、60 差分画像、 61〜63:カメラ固定の追尾
画像、64〜66:カメラ変位による追尾画像。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鷲見 和彦 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5B057 AA19 BA02 CH18 DA07 DC06 DC32 5C054 CF06 CG01 CG04 CG06 FC01 FC12 FC13 FC14 GB01 GB12 HA18 HA31 5L096 BA02 CA02 FA60 GA08 HA05 JA09

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続して画像を取り込み可能で、かつ変
    位可能なカメラと、前記画像を処理して移動物体を発見
    する画像処理部と、前記移動物体の移動に応じて前記カ
    メラを変位させるカメラ制御手段とを有する画像監視装
    置であって、 前記画像処理部は、 前記連続する画像の前フレームの画像における前記移動
    物体を含む画像領域をテンプレートとして記憶するテン
    プレート設定手段と、 現フレームの画像中で前記テンプレートと類似する画像
    領域を探索し、前記テンプレートに代わる新たなテンプ
    レートとして更新記憶するテンプレート探索手段と、 前記連続する画像間で差分処理を行うことにより、移動
    物体を抽出する画像差分抽出手段と、 前記テンプレート探索手段の探索結果と、前記画像差分
    抽出手段の差分結果の信頼度を評価して、その信頼度に
    応じて前記カメラの追尾モードを前記テンプレート探索
    手段の結果を用いる第1の追尾モード、前記画像差分抽
    出手段の結果を用いる第2の追尾モード、その両方の結
    果を用いる第3のモードのいずれとするかを選択する追
    尾モード選択手段と、 前記選択した追尾モードに応じて追尾点を決定する追尾
    点決定手段とを備えるものであることを特徴とする画像
    監視装置。
  2. 【請求項2】 カメラ制御手段は、追尾点決定手段が決
    定した追尾点が前記画像内に設けたカメラ制御不要領域
    内に位置するようにカメラを制御するものであることを
    特徴とする請求項1に記載の画像監視装置。
  3. 【請求項3】 追尾モード選択手段が、第3の追尾モー
    ドを選択したとき、 追尾点決定手段は画像差分抽出手段の結果から求めた追
    尾点の位置に、テンプレート探索手段により得られる追
    尾点の移動ベクトルの半分の大きさのベクトルを加えた
    位置を新しい追尾点とすることを特徴とする請求項1に
    記載の画像監視装置。
  4. 【請求項4】 追尾モード選択手段は、画像差分抽出手
    段の差分出力画像のエッジ部の画面占有率があらかじめ
    定めた所定のレベルより大きいときはカメラが変位中に
    得られた画像であると判定して第1の追尾モードを選択
    するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の画像
    監視装置。
  5. 【請求項5】 追尾モード選択手段は、テンプレート探
    索手段のスコアがあらかじめ定めた所定のレベルより大
    きいときはテンプレート探索の信頼度が低いとして第2
    の追尾モードを選択するようにしたことを特徴とする請
    求項1に記載の画像監視装置。
  6. 【請求項6】 カメラ制御手段はこのカメラの画面内の
    外側に接する範囲にカメラ制御必要領域を設定し、追尾
    点決定手段が決定した追尾点が前記カメラ制御必要領域
    内にあるとき、前記カメラを変位して前記追尾点がほぼ
    前記画面の中心位置に来るよう制御することを特徴とす
    る請求項1に記載の画像監視装置。
  7. 【請求項7】 追尾モード選択手段は、追尾対象を見失
    ったとき、見失う直前の追尾対象の方向を中心に、あら
    かじめ定めた所定の角度幅でカメラを左右又は上下に変
    位させる発見モードを備えたことを特徴とする請求項1
    〜4のいずれかに記載の画像監視装置。
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