JP2001074915A - トーリックレンズ - Google Patents

トーリックレンズ

Info

Publication number
JP2001074915A
JP2001074915A JP2000181608A JP2000181608A JP2001074915A JP 2001074915 A JP2001074915 A JP 2001074915A JP 2000181608 A JP2000181608 A JP 2000181608A JP 2000181608 A JP2000181608 A JP 2000181608A JP 2001074915 A JP2001074915 A JP 2001074915A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cyclic olefin
group
lens
copolymer
polymer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000181608A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigetoshi Nishijima
茂俊 西島
Yozo Yamamoto
陽造 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Chemicals Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Chemicals Inc filed Critical Mitsui Chemicals Inc
Priority to JP2000181608A priority Critical patent/JP2001074915A/ja
Publication of JP2001074915A publication Critical patent/JP2001074915A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Graft Or Block Polymers (AREA)
  • Polyoxymethylene Polymers And Polymers With Carbon-To-Carbon Bonds (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 レンズ成形体の表面近傍における有害な複屈
折の発生する領域を狭くでき、その結果、必要以上に成
形品の幅を大きくすることがなくなり、成形時の冷却時
間を短くして生産性を改善したトーリックレンズを提供
する。 【解決手段】 トーリックレンズは、応力光学係数CR
が、|CR|≦10-9Pa -1を満たす合成樹脂の射出成
形体からなり、長さL、幅WでL>Wの矩形断面をした
最大厚さ5mm以上のレーザー光線用レンズであって、
W方向の端部から2.8mmにおいて、間隔0.5mm
以下の干渉縞が観察されないことを特徴とする。前記合
成樹脂が、炭素原子数が2〜20のα-オレフィンと特
定構造の環状オレフィンから導かれるα-オレフィン・環
状オレフィンランダム共重合体[A-1]、環状オレフィン
の開環重合体または共重合体[A-2] 、[A-2]の水素化物
[A-3]、および[A-1]、[A-2]または[A-3]のグラフト変性
物[A-4]よりなる群から選ばれる少なくとも1種の環状
オレフィン系樹脂であることが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザー光学系に
用いられるトーリックレンズに関し、より詳しくは、レ
ンズ端部まで複屈折の影響を受け難いfθレンズに関す
る。
【0002】
【発明の技術的背景】従来から透明性に優れる樹脂とし
て、ポリカーボネート、ポリメタクリル酸メチルあるい
はポリエチレンテレフタレートなどが知られている。こ
のポリカーボネートは剛性、耐熱性、耐熱老化性、耐衝
撃性には優れているが、耐薬品性に劣り、また光学部品
などに成形して用いる際には複屈折が大きく、さらに吸
水率(耐水性)も充分に小さいとはいえないという問題
点がある。またポリメタクリル酸メチルは機械的性質に
は優れているが、耐薬品性、耐熱性、耐侯性には劣ると
いう問題点があり、ポリエチレンテレフタレートは耐熱
性およぴ機械的性質には優れているが、耐薬品性に劣
り、加水分解を受けやすいという問題点がある。
【0003】またポリオレフインも透明性に優れた樹脂
として知られており、特に剛性およぴ透明性のバランス
のよいポリオレフインとして、嵩高い環状オレフインか
ら導かれる環状オレフイン系重合体が提案されている。
たとえばこの嵩高い環状オレフインとエチレンとのラン
ダム共重合体として、エチレンと2,3-ジヒドロキシジシ
クロペンタジエンとの共重合体(米国特許公報第2,883,
372号)、あるいはエチレンと5-エチリデンノルボルネ
ンとの共重合体などが提案されている。
【0004】本出願人も、このような環状オレフイン系
重合体について研究したところ、特にエチレンと環状オ
レフインとの共重合体などの非晶性環状オレフイン系重
合体は、α−オレフイン(共)重合体に比べて種々の特性
に優れており、たとえば透明性、低複屈折性、防湿性
(低吸水性)、耐熱性、耐薬品性、耐溶剤性、精密成形
加工性、誘電特性などの電気的性質、機械的性質、剛性
に優れていることを見出している。このため環状オレフ
イン系重合体は種々の広範な用途への利用が考えられる
が、特にその優れた透明性を有効に利用してたとえば光
学用途、医療・医薬容器、食品容器などの用途への利用
が考えられている。
【0005】ところで近年、レーザー光を利用してコン
ピューターやスキャナー等で一旦デジタル化された文書
を、印刷したり、コピーしたりすることが盛んに行われ
るようになってきた。これは、半導体レーザーとその光
学系の発達に負うところが大きい。光学系のなかでも、
レーザー光を走査する回転多面鏡(ポリゴンミラー)と
その反射光を集光結像させるfθレンズは重要である。
【0006】fθレンズは、表面がトーリック面をなす
トーリックレンズの一つで、回転するポリゴンミラーか
ら反射する、入射角度が時間的に一定変化をするレーザ
ー光を、画面上に一定の走査速度になるように集光す
る。このfθレンズには、従来から軽量で成形性に優れ
た透明プラスチック材料が用いられてきた。例えばポリ
メタクリル酸メチルや環状オレフイン系重合体などが用
いられている。しかしながらポリメタクリル酸メチルに
は、前述の様な問題があるとともに、これらの材料から
なるレンズ成形体では、その周辺部に複屈折を生じる領
域ができ、集光したドットの形状が楕円形に結像したり
することにより、印刷物の品質低下を来たすことがあっ
た。
【0007】この複屈折を生じる原因として、主として
成形時に樹脂にかかるせん断力や成形樹脂が固化する時
の収縮に起因する残留歪の影響が考えられる。この残留
歪は、特に成形品の表面近傍に多く見られ、そのためレ
ーザー光を通過させて使用する領域からある幅広げた形
状のレンズを成形する必要があり、成形品の厚さも大き
くなるため、射出成形や射出圧縮成形の際、溶融した樹
脂が固化するまでの冷却時間が長くなり、生産性が落ち
る傾向にあった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の様な
背景のもとになされたものであって、レンズ成形体の表
面近傍における有害な複屈折の発生する領域を狭くで
き、その結果、必要以上に成形品の幅を大きくすること
がなくなり、冷却時間を短くして生産性を改善したトー
リックレンズを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係るトーリック
レンズは、応力光学係数CRが、|CR|≦10-9Pa -1
を満たす合成樹脂の射出成形体からなり、長さL、幅W
でL>Wの矩形断面をした最大厚さ5mm以上のレーザ
ー光線用レンズであって、W方向の端部から2.8mm
において、間隔0.5mm以下の干渉縞が観察されない
ことを特徴としている。
【0010】本発明においては、前記合成樹脂が、下記
[A-1]、[A-2]、[A-3]および[A-4]からなる群よ
り選ばれる少なくとも一種の環状オレフィン系重合体で
あり、応力光学係数CRが、|CR|≦10-9Pa-1を満
たすことが好ましい。
【0011】[A-1]炭素原子数が2〜20のα-オレフ
ィンと下記式(I)または(II)で表される環状オレフ
ィンとを共重合させて得られるα-オレフィン・環状オ
レフィンランダム共重合体、
【化3】 (式中、nは0または1であり、mは0または1以上の
整数であり、qは0または1であり、R1〜R18ならび
にRaおよびRbは、それぞれ独立に水素原子、ハロゲン
原子または炭化水素基であり、R1 5〜R18は互いに結合
して単環または多環を形成していてもよく、かつ該単環
または多環が二重結合を有していてもよく、またR1 5
1 6とで、またはR1 7とR1 8とでアルキリデン基を形成
していてもよい。)、
【0012】
【化4】 (式中、pおよびqは0または1以上の整数であり、m
およびnは0、1または2であり、R1〜R1 9はそれぞ
れ独立に水素原子、ハロゲン原子、脂肪族炭化水素基、
脂環式炭化水素基、芳香族炭化水素基またはアルコキシ
基であり、R9およびR1 0が結合している炭素原子と、
1 3またはR1 1が結合している炭素原子とは直接あるい
は炭素数1〜3のアルキレン基を介して結合していても
よく、またn=m=0のとき、R1 5とR1 2またはR1 5
1 9とは互いに結合して単環または多環の芳香族環を形
成していてもよい。)、
【0013】[A-2]上記式(I)または(II)で表さ
れる環状オレフィンの開環重合体または共重合体、[A-
3]上記[A-2]開環重合体または共重合体の水素化物、お
よび[A-4]上記[A-1]、[A-2]または[A-3]のグラフト変
性物。
【0014】さらに、本発明においては、前記環状オレ
フィン系重合体が、エチレン・テトラシクロドデセンラ
ンダム共重合体であることが好ましい。
【0015】また、本発明によれば、前記合成樹脂から
形成されるfθレンズが提供される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明で用いる合成樹脂お
よびその射出成形体からなるトーリックレンズについて
具体的に説明する。本発明に係る合成樹脂は、使用する
レーザー光に対して透明性を有する樹脂であって、応力
光学係数CRが、|CR|≦10-9Pa-1を満たすもので
ある。ここで、応力光学係数とは、高分子鎖の配向によ
る複屈折に関係する高分子固有の定数であり、この値が
大きいほど配向による複屈折がおおきくなる。応力光学
係数は、粘弾性測定装置に、複屈折測定装置を組み合わ
せたものを用いて測定される。また本発明において透明
性とは、光線透過率(ASTM D1003準拠)が70%以上、
好ましくは80%以上のものである。
【0017】この様な合成樹脂としては、環状オレフィ
ン系重合体やポリシクロヘキシルエチレンのような、ポ
リアリサイクリックエチレンやポリシクロアルカンのよ
うに主鎖や側鎖に脂環族炭化水素基を有する重合体のう
ち、応力光学係数CRが、|CR|≦10-9Pa-1を満た
すものが挙げられる。これらのなかでは、次に示す環状
オレフィン系重合体が好ましい。まず、環状オレフィン
系重合体について説明する。
【0018】環状オレフィン系重合体 本発明では、環状オレフィン系重合体として、[A-1]:
炭素原子数が2〜20のα-オレフィンと下記式(I)
または(II)で表される環状オレフィンとのランダム共
重合体、[A-2]:下記式(I)または(II)で表される
環状オレフィンの開環重合体または共重合体、[A-3]:
上記[A-2]開環重合体または共重合体の水素化物、およ
び、[A-4]:上記[A-1]、[A-2]または[A-3]のグラフト
変性物からなる群より選ばれる少なくとも1種が用いら
れる。
【0019】本発明で用いられる環状オレフィン系重合
体は、DSCで測定したガラス転移温度(Tg)が、70
℃以上であることが好ましく、さらに好ましくは70〜
250℃であり、特に120〜180℃が好ましい。
【0020】また、本発明で用いられる環状オレフィン
系重合体は、非晶性または低結晶性であり、X線回折法
によって測定される結晶化度が、通常20%以下であ
り、好ましくは10%以下、さらに好ましくは2%以下
である。
【0021】この環状オレフィン系重合体の135℃の
デカリン中で測定される極限粘度[η]が、通常0.0
1〜20dl/gであり、好ましくは0.03〜10d
l/g、さらに好ましくは0.05〜5dl/gであ
り、ASTM D1238に準じ260℃、荷重2.16kgで測
定した溶融流れ指数(メルトフローレート;MFR)
は、通常0.1〜200g/10分であり、好ましくは
1〜100g/10分、さらに好ましく5〜50g/1
0分である。
【0022】さらに、環状オレフィン系重合体の軟化点
は、サーマルメカニカルアナライザーで測定した軟化点
(TMA)として、通常30℃以上であり、好ましくは
70℃以上、さらに好ましくは80〜260℃である。
【0023】これらの物性を有する重合体の中から、モ
ノマーないしはコモノマーが側鎖方向にかさ高い、或い
は側鎖方向にかさ高いコモノマーの含有率が多いなどの
特徴を有する応力光学係数の低い重合体を用いることが
好ましい。
【0024】ここで、まず本発明で用いられる環状オレ
フィン系重合体を形成する式(I)または(II)で表さ
れる環状オレフィン一般について説明する。環状オレフィン 本発明で用いられる環状オレフィンは、下記式(I)ま
たは(II)で表わされる。
【化5】
【0025】上記式(I)中、nは0または1であり、
mは0または1以上の整数であり、qは0または1であ
る。なお、qが1の場合には、RaおよびRbは、それぞ
れ独立に、下記に示す原子または炭化水素基であり、q
が0の場合には、それぞれの結合手が結合して5員環を
形成する。
【0026】R1〜R18ならびにRaおよびRbは、それ
ぞれ独立に水素原子、ハロゲン原子または炭化水素基で
ある。ここでハロゲン原子は、フッ素原子、塩素原子、
臭素原子またはヨウ素原子である。
【0027】また、炭化水素基としては、それぞれ独立
に、通常、炭素原子数1〜20のアルキル基、炭素原子
数3〜15のシクロアルキル基、芳香族炭化水素基が挙
げられる。より具体的には、アルキル基としてはメチル
基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、アミル
基、ヘキシル基、オクチル基、デシル基、ドデシル基お
よびオクタデシル基が挙げられ、シクロアルキル基とし
ては、シクロヘキシル基が挙げられ、芳香族炭化水素基
としては、フェニル基、ナフチル基などが挙げられる。
これらの炭化水素基は、ハロゲン原子で置換されていて
もよい。さらに上記式(I)において、R1 5〜R18がそ
れぞれ結合して(互いに共同して)単環または多環を形
成していてもよく、しかも、このようにして形成された
単環または多環は二重結合を有していてもよい。
【0028】
【化6】 式(II)中、pおよびqは0または1以上の整数であ
り、mおよびnは0、1または2である。またR1〜R1
9は、それぞれ独立に水素原子、ハロゲン原子、炭化水
素基またはアルコキシ基である。
【0029】ハロゲン原子は、上記式(I)におけるハ
ロゲン原子と同じ意味である。炭化水素基としては、そ
れぞれ独立に炭素原子数1〜20のアルキル基、炭素原
子数1〜20のハロゲン化アルキル基、炭素原子数3〜
15のシクロアルキル基または芳香族炭化水素基が挙げ
られる。より具体的には、アルキル基としては、メチル
基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、アミル
基、ヘキシル基、オクチル基、デシル基、ドデシル基お
よびオクタデシル基が挙げられ、シクロアルキル基とし
ては、シクロヘキシル基が挙げられ、芳香族炭化水素基
としては、アリール基およびアラルキル基、具体的に
は、フェニル基、トリル基、ナフチル基、ベンジル基お
よびフェニルエチル基などが挙げられる。
【0030】また、アルコキシ基としては、メトキシ
基、エトキシ基およびプロポキシ基などを挙げることが
できる。これらの炭化水素基およびアルコキシ基は、フ
ッ素原子、塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子で置換
されていてもよい。
【0031】ここで、R9およびR1 0が結合している炭
素原子と、R1 3が結合している炭素原子またはR1 1が結
合している炭素原子とは、直接あるいは炭素原子数1〜
3のアルキレン基を介して結合していてもよい。すなわ
ち上記二個の炭素原子がアルキレン基を介して結合して
いる場合には、R9およびR1 3で表される基が、または
1 0およびR1 1で表される基が、互いに共同して、メチ
レン基(-CH2-)、エチレン基(-CH2CH2-)またはプロピレ
ン基(-CH2CH2CH2-)のうちのいずれかのアルキレン基を
形成している。
【0032】さらに、n=m=0のとき、R1 5とR1 2
たはR1 5とR1 9とは互いに結合して単環または多環の芳
香族環を形成していてもよい。この場合の単環または多
環の芳香族環として、たとえば下記のようなR1 5とR1 2
がさらに芳香族環を形成している基が挙げられる。
【0033】
【化7】 ここでqは、式(II)におけるqと同じ意味である。
【0034】上記のような式(I)または式(II)で示
される環状オレフィンを、より具体的に次に例示する。
一例として、
【化8】 で示されるビシクロ[2.2.1]-2-ヘプテン(=ノルボルネ
ン)(上記一般式中において、1〜7の数字は炭素の位
置番号を示す。)および該化合物に炭化水素基が置換し
た誘導体が挙げられる。
【0035】この置換炭化水素基として、5-メチル、5,
6-ジメチル、1-メチル、5-エチル、5-n-ブチル、5-イ
ソブチル、7-メチル、5-フェニル、5-メチル-5-フェニ
ル、5-ベンジル、5-トリル、5-(エチルフェニル)、5-
(イソプロピルフェニル)、5-(ビフェニル)、5-(β-ナフ
チル)、5-(α-ナフチル)、5-(アントラセニル)、5,6-ジ
フェニルなどを例示することができる。
【0036】さらに他の誘導体として、シクロペンタジ
エン-アセナフチレン付加物、1,4-メタノ-1,4,4a,9a-テ
トラヒドロフルオレン、1,4-メタノ-1,4,4a,5,10,10a-
ヘキサヒドロアントラセンなどのビシクロ[2.2.1]-2-ヘ
プテン誘導体を例示することができる。
【0037】この他、トリシクロ[4.3.0.12,5]-3-デセ
ン、2-メチルトリシクロ[4.3.0.12,5]-3-デセン、5-メ
チルトリシクロ[4.3.0.12,5]-3-デセンなどのトリシク
ロ[4.3.0.12,5]-3-デセン誘導体、トリシクロ[4.4.0.1
2,5]-3-ウンデセン、10-メチルトリシクロ[4.4.0.12,5]
-3-ウンデセンなどのトリシクロ[4.4.0.12,5]-3-ウンデ
セン誘導体、
【化9】 で示されるテトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]-3-ドデセ
ン、およびこれに炭化水素基が置換した誘導体が挙げら
れる。
【0038】その炭化水素基として、8-メチル、8-エチ
ル、8-プロピル、8-ブチル、8-イソブチル、8-ヘキシ
ル、8-シクロヘキシル、8-ステアリル、5,10-ジメチ
ル、2,10-ジメチル、8,9-ジメチル、8-エチル-9-メチ
ル、11,12-ジメチル、2,7,9-トリメチル、2,7-ジメチル
-9-エチル、9-イソブチル-2,7-ジメチル、9,11,12-トリ
メチル、9-エチル-11,12-ジメチル、9-イソブチル-11,1
2-ジメチル、5,8,9,10-テトラメチル、8-エチリデン、8
-エチリデン-9-メチル、8-エチリデン-9-エチル、8-エ
チリデン-9-イソプロピル、8-エチリデン-9-ブチル、8-
n-プロピリデン、8-n-プロピリデン-9-メチル、8-n-プ
ロピリデン-9-エチル、8-n-プロピリデン-9-イソプロピ
ル、8-n-プロピリデン-9-ブチル、8-イソプロピリデ
ン、8-イソプロピリデン-9-メチル、8-イソプロピリデ
ン-9-エチル、8-イソプロピリデン-9-イソプロピル、8-
イソプロピリデン-9-ブチル、8-クロロ、8-ブロモ、8-
フルオロ、8,9-ジクロロ、8-フェニル、8-メチル-8-フ
ェニル、8-ベンジル、8-トリル、8-(エチルフェニル)、
8-(イソプロピルフェニル)、8,9-ジフェニル、8-(ビフ
ェニル)、8-(β-ナフチル)、8-(α-ナフチル)、8-(アン
トラセニル)、5,6-ジフェニル等を例示することができ
る。
【0039】さらには、(シクロペンタジエン-アセナ
フチレン付加物)とシクロペンタジエンとの付加物など
のテトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]-3-ドデセン誘導
体、ペンタシクロ[6.5.1.13,6.02,7.09,13]-4-ペンタデ
センおよびその誘導体、ペンタシクロ[7.4.0.12,5.1
9,12.08,13]-3-ペンタデセンおよびその誘導体、ペンタ
シクロ[8.4.0.12,5.19,12.08,13]-3-ヘキサデセンおよ
びその誘導体、ペンタシクロ[6.6.1.13,6.02,7.09,14]-
4-ヘキサデセンおよびその誘導体、ヘキサシクロ[6.6.
1.13,6.110,13.02,7.09,14]-4-ヘプタデセンおよびその
誘導体、ヘプタシクロ[8.7.0.12,9.14,7.111,17.03,8.0
12,16]-5-エイコセンおよびその誘導体、ヘプタシクロ
[8.7.0.13,6.110,17.112,15.02,7.011,16]-4-エイコセ
ンおよびその誘導体、ヘプタシクロ[8.8.0.12,9.14,7.1
11,18.03,8.012,17]-5-ヘンエイコセンおよびその誘導
体、オクタシクロ[8.8.0.12,9.14,7.111,18.113,16.0
3,8.012, 17]-5-ドコセンおよびその誘導体、ノナシクロ
[10.9.1.14,7.113,20.115,18.02, 10.03,8.012,21.0
14,19]-5-ペンタコセンおよびその誘導体などが挙げら
れる。
【0040】本発明で使用することのできる前記式
(I)または式(II)の具体例は、上記した通りである
が、より具体的なこれらの化合物の構造については、本
願出願人の出願による特開平7-145213号公報明
細書の段落番号[0032]〜[0054]に示されて
おり、本願発明においても、上記明細書に例示されるも
のを本願発明の環状オレフィンとして使用することがで
きる。
【0041】上記のような一般式(I)または(II)で
表される環状オレフィンの製造方法としては、例えば、
シクロペンタジエンと対応する構造を有するオレフィン
類とのディールス・アルダー反応を挙げることが出来
る。
【0042】これらの環状オレフィンは、単独であるい
は2種以上組み合わせて用いることができる。本発明で
用いられる環状オレフィン系重合体は、上記のような式
(I)または式(II)で表される環状オレフィンを用い
て、たとえば特開昭60-168708号、同61-120816号、同61
-115912号、同61-115916号、同61-271308号、同61-2722
16号、同62-252406号および同62-252407号などの公報に
おいて本出願人が提案した方法に従い、適宜条件を選択
することにより製造することができる。
【0043】[A-1]α-オレフィン・環状オレフィンラ
ンダム共重合体 [A-1]α-オレフィン・環状オレフィンランダム共重合
体は、炭素原子数が2〜20のα-オレフィンから誘導
される構成単位を、通常は20〜95モル%、好ましく
は30〜90モル%の量で、環状オレフィンから誘導さ
れる構成単位を、通常は5〜80モル%、好ましくは1
0〜70モル%の量で含有している。なおα-オレフィ
ンおよび環状オレフィンの組成比は、13C−NMRによ
って測定される。
【0044】ここで、α-オレフィン・環状オレフィン
ランダム共重合体[A-1]を構成する炭素原子数が2〜
20のα-オレフィンについて説明する。α-オレフィン
としては、直鎖状でも分岐状でもよく、エチレン、プロ
ピレン、1-ブテン、1-ペンテン、1-ヘキセン、1-オクテ
ン、1-デセン、1-ドデセン、1-テトラデセン、1-ヘキサ
デセン、1-オクタデセン、1-エイコセンなどの炭素原子
数が2〜20の直鎖状α-オレフィン;3-メチル-1-ブテ
ン、3-メチル-1-ペンテン、3-エチル-1-ペンテン、4-メ
チル-1-ペンテン、4-メチル-1-ヘキセン、4,4-ジメチル
-1-ヘキセン、4,4-ジメチル-1-ペンテン、4-エチル-1-
ヘキセン、3-エチル-1-ヘキセンなどの炭素原子数が4
〜20の分岐状α-オレフィンなどが挙げられる。これ
らのなかでは、炭素原子数が2〜4の直鎖状α-オレフ
ィンが好ましく、エチレンが特に好ましい。このような
直鎖状または分岐状のα-オレフィンは、1種単独でま
たは2種以上組合わせて用いることができる。
【0045】この[A-1]α-オレフィン・環状オレフィ
ンランダム共重合体では、上記のような炭素原子数が2
〜20のα-オレフィンから誘導される構成単位と環状
オレフィンから誘導される構成単位とが、ランダムに配
列して結合し、実質的に線状構造を有している。この共
重合体が実質的に線状であって、実質的にゲル状架橋構
造を有していないことは、この共重合体が有機溶媒に溶
解した際に、この溶液に不溶分が含まれていないことに
より確認することができる。たとえば、極限粘度[η]
を測定する際に、この共重合体が135℃のデカリンに
完全に溶解することにより確認することができる。
【0046】本発明で用いられる[A-1]α-オレフィン
・環状オレフィンランダム共重合体において、上記式
(I)または(II)で表される環状オレフィンの少なく
とも一部は、下記式(IV)または(V)で示される繰り
返し単位を構成していると考えられる。
【0047】
【化10】 式(IV)において、n、m、q、R1〜R18ならびにRa
およびRbは式(I)と同じ意味である。
【0048】
【化11】 式(V)において、n、m、p、qおよびR1〜R1 9
式(II)と同じ意味である。
【0049】また本発明で用いられる[A-1]α-オレフ
ィン・環状オレフィンランダム共重合体は、本発明の目
的を損なわない範囲で、必要に応じて他の共重合可能な
モノマーから誘導される構成単位を有していてもよい。
【0050】このような他のモノマーとしては、上記の
ような炭素原子数が2〜20のα-オレフィンまたは環
状オレフィン以外のオレフィンを挙げることができ、具
体的には、シクロブテン、シクロペンテン、シクロヘキ
セン、3,4-ジメチルシクロペンテン、3-メチルシクロヘ
キセン、2-(2-メチルブチル)-1-シクロヘキセンおよび
シクロオクテン、3a,5,6,7a-テトラヒドロ-4,7-メタノ-
1H-インデンなどのシクロオレフィン、1,4-ヘキサジエ
ン、4-メチル-1,4-ヘキサジエン、5-メチル-1,4-ヘキサ
ジエン、1,7-オクタジエン、ジシクロペンタジエンおよ
び5-ビニル-2-ノルボルネンなどの非共役ジエン類を挙
げることができる。これらの他のモノマーは、単独であ
るいは組み合わせて用いることができる。
【0051】[A-1]α-オレフィン・環状オレフィンラ
ンダム共重合体において、上記のような他のモノマーか
ら誘導される構成単位は、通常は20モル%以下、好ま
しくは10モル%以下の量で含有されていてもよい。
【0052】本発明で用いられる[A-1]α-オレフィン
・環状オレフィンランダム共重合体は、炭素原子数が2
〜20のα-オレフィンと式(I)または(II)で表さ
れる環状オレフィンとを用いて前記公報に開示された製
造方法により製造することができる。これらのうちで
も、この共重合を炭化水素溶媒中で行ない、触媒として
該炭化水素溶媒に可溶性のバナジウム化合物および有機
アルミニウム化合物から形成される触媒を用いて[A-
1]α-オレフィン・環状オレフィンランダム共重合体を
製造することが好ましい。
【0053】また、この共重合反応では固体状のIV族メ
タロセン系触媒を用いることもできる。ここで固体状IV
族メタロセン系触媒とは、シクロペンタジエニル骨格を
有する配位子を含む遷移金属化合物と、有機アルミニウ
ムオキシ化合物と、必要により配合される有機アルミニ
ウム化合物とからなる触媒である。ここでIV族の遷移金
属としては、ジルコニウム、チタンまたはハフニウムで
あり、これらの遷移金属が少なくとも1個のシクロペン
タジエニル骨格を含む配位子を有している。シクロペン
タジエニル骨格を含む配位子の例としては、アルキル基
が置換していてもよいシクロペンタジエニル基またはイ
ンデニル基、テトラヒドロインデニル基、フロオレニル
基を挙げることができる。これらの基は、アルキレン基
など他の基を介して結合していてもよい。また、シクロ
ペンタジエニル骨格を含む配位子以外の配位子の例とし
ては、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基、ア
ラルキル基等があげられる。
【0054】また、有機アルミニウムオキシ化合物およ
び有機アルミニウム化合物は、通常オレフィン系樹脂の
製造に使用されるものを用いることができる。このよう
な固体状IV族メタロセン系触媒については、例えば特開
昭61-221206号、同64-106号および特開平2-173112号公
報等に記載されているものを使用し得る。
【0055】[A-2] 環状オレフィンの開環重合体また
は共重合体 [A-2]環状オレフィンの開環重合体または共重合体
は、前記式(I)または(II)で表される環状オレフィ
ンの開環重合体、または前記式(I)および/または
(II)で表される環状オレフィンの開環重合単位を含む
共重合体である。共重合体の場合、2種以上の異なる環
状オレフィンを組み合わせて用いる。
【0056】環状オレフィンの開環重合体または開環共
重合体において、上記式(I)または(II)で表される
環状オレフィンの少なくとも一部は、下記式(VI)また
は(VII)で表される繰り返し単位を構成していると考
えられる。
【化12】 式(VI)において、n、m、qおよびR1〜R18ならび
にRaおよびRbは式(I)と同じ意味である。
【0057】
【化13】 式(VII)において、n、m、p、qおよびR1〜R1 9
式(II)と同じ意味である。
【0058】このような開環重合体または開環共重合体
は、前記公報に開示された製造方法により製造すること
ができ、例えば、上記式(I)で表される環状オレフィ
ンを開環重合触媒の存在下に、重合または共重合させる
ことにより製造することができる。開環重合触媒として
は、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、オスミウム、
インジウムまたは白金などから選ばれる金属のハロゲン
化物、硝酸塩またはアセチルアセトン化合物と還元剤と
からなる触媒、あるいは、チタン、パラジウム、ジルコ
ニウムまたはモリブテンなどから選ばれる金属のハロゲ
ン化物またはアセチルアセトン化合物と有機アルミニウ
ム化合物とからなる触媒を用いることができる。
【0059】[A-3]開環重合体または共重合体の水素
化物 本発明で用いられる[A-3]開環重合体または共重合体
の水素化物は、上記のようにして得られる開環重合体ま
たは共重合体[A-2]を、従来公知の水素添加触媒の存
在下に水素化して得られる。
【0060】この[A-3]開環重合体または共重合体の
水素化物においては、式(I)または(II)で表される
環状オレフィンのうち少なくとも一部は、下記式(VII
I)または(IX)で表される繰り返し単位を構成してい
ると考えられる。
【0061】
【化14】 式(VIII)において、n、m、qおよびR1〜R18なら
びにRaおよびRbは式(I)と同じ意味である。
【0062】
【化15】 式(IX)においてn、m、p、q、R1〜R1 9は式(I
I)と同じ意味である。
【0063】[A-4] グラフト変性物 環状オレフィン系重合体のグラフト変性物は、上記の
[A-1]α-オレフィン・環状オレフィンランダム共重合
体、[A-2]環状オレフィンの開環重合体または共重合
体、または、[A-3]開環重合体または共重合体の水素
化物のグラフト変性物である。
【0064】ここで用いられる変性剤としては、通常不
飽和カルボン酸類があげられ、具体的には、(メタ)ア
クリル酸、マレイン酸、フマル酸、テトラヒドロフタル
酸、イタコン酸、シトラコン酸、クロトン酸、イソクロ
トン酸、エンドシス−ビシクロ[2.2.1]ヘプト-5-エン-
2,3-ジカルボン酸(ナジック酸TM)などの不飽和カルボ
ン酸、さらにこれら不飽和カルボン酸の誘導体たとえば
不飽和カルボン酸無水物、不飽和カルボン酸ハライド、
不飽和カルボン酸アミド、不飽和カルボン酸イミド、不
飽和カルボン酸のエステル化合物などが例示される。
【0065】不飽和カルボン酸の誘導体としては、より
具体的に、無水マレイン酸、無水シトラコン酸、塩化マ
レイル、マレイミド、マレイン酸モノメチル、マレイン
酸ジメチル、グリシジルマレエートなどが挙げられる。
【0066】これらのなかでは、α,β−不飽和ジカル
ボン酸およびα,β−不飽和ジカルボン酸無水物たとえ
ばマレイン酸、ナジック酸およびこれら酸の無水物が好
ましく用いられる。これらの変性剤は、2種以上組合わ
せて用いることもできる。
【0067】このような環状オレフィン系重合体のグラ
フト変性物は、所望の変性率になるように環状オレフィ
ン系重合体に変性剤を配合してグラフト重合させ製造す
ることもできるし、予め高変性率の変性物を調製し、次
いでこの変性物と未変性の環状オレフィン系重合体とを
所望の変性率になるように混合することにより製造する
こともできる。
【0068】環状オレフィン系重合体と変性剤とから環
状オレフィン系重合体のグラフト変性物を得るには、従
来公知のポリマー変性方法を広く適用することができ
る。たとえば溶融状態にある環状オレフィン系重合体に
変性剤を添加してグラフト重合(反応)させる方法、あ
るいは環状オレフィン系重合体の溶媒溶液に変性剤を添
加してグラフト反応させる方法などによりグラフト変性
物を得ることができる。
【0069】このようなグラフト反応は、通常60〜3
50℃の温度で行われる。またグラフト反応は、有機過
酸化物およびアゾ化合物などのラジカル開始剤の共存下
に行うことができる。
【0070】本発明では、環状オレフィン系重合体とし
て、上記のような[A-1]、[A-2]、[A-3]および[A
-4]のいずれかを単独で用いることができ、またこれら
を組み合わせて用いることもできる。これらのうちで
は、α-オレフィン・環状オレフィンランダム共重合体
[A-1]、さらにはエチレン・環状オレフィンランダム
共重合体が好ましく用いられる。とりわけ、エチレン・
テトラシクロドデセンランダム共重合体が好ましい。
【0071】本発明においては、以上の環状オレフィン
系重合体に、必要に応じて、さらに他の樹脂を配合して
なる樹脂組成物を用いることもできる。他の樹脂は、本
発明の目的を損なわない範囲で添加される。ここで環状
オレフィン系重合体に添加しうる重合体(樹脂成分)を
以下に例示する。
【0072】添加し得る他の樹脂成分 (1)1個または2個の不飽和結合を有する炭化水素から
誘導される重合体。具体的には、例えばポリエチレン、
ポリプロピレン、ポリメチルブテン-1、ポリ4-メチルペ
ンテン-1、ポリブテン-1およびポリスチレンなどのポリ
オレフィンが挙げられる。なおこれらのポリオレフィン
は架橋構造を有していてもよい。
【0073】(2)ハロゲン含有ビニル重合体。具体的に
はポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリフッ化ビ
ニル、ポリクロロプレン、塩素化ゴムなどが挙げられ
る。
【0074】(3)α,β-不飽和酸とその誘導体から誘導
された重合体。具体的にはポリアクリレート、ポリメタ
クリレート、ポリアクリルアミド、ポリアクリロニトリ
ル、または前記の重合体を構成するモノマーとの共重合
体、たとえばアクリロニトリル・ブタジエン・スチレン
共重合体、アクリロニトリル・スチレン共重合体、アク
リロニトリル・スチレン・アクリル酸エステル共重合体
などが挙げられる。
【0075】(4)不飽和アルコールおよびアミン、また
は不飽和アルコールのアシル誘導体またはアセタールか
ら誘導される重合体。具体的にはポリビニルアルコー
ル、ポリ酢酸ビニル、ポリスレアリン酸ビニル、ポリ安
息香酸ビニル、ポリマレイン酸ビニル、ポリビニルブチ
ラール、ポリアリルフタレート、ポリアリルメラミン、
または前記重合体を構成するモノマーとの共重合体、た
とえばエチレン・酢酸ビニル共重合体などが挙げられ
る。
【0076】(5)エポキシドから誘導される重合体。具
体的にはポリエチレンオキシドまたはビスグリシジルエ
ーテルから誘導された重合体などが挙げられる。
【0077】(6)ポリアセタール。具体的にはポリオキ
シメチレン、ポリオキシエチレン、コモノマーとしてエ
チレンオキシドを含むようなポリオキシメチレンなどが
挙げられる。
【0078】(7)ポリフェニレンオキシド。 (8)ポリカーボネート。 (9)ポリスルフォン。 (10)ポリウレタンおよび尿素樹脂。
【0079】(11)ジアミンおよびジカルボン酸および/
またはアミノカルボン酸、または相応するラクタムから
誘導されたポリアミドおよびコポリアミド。具体的には
ナイロン6、ナイロン66、ナイロン11、ナイロン1
2などが挙げられる。
【0080】(12)ジカルボン酸およびジアルコールおよ
び/またはオキシカルボン酸、または相応するラクトン
から誘導されたポリエステル。具体的にはポリエチレン
テレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリ1,
4-ジメチロール・シクロヘキサンテレフタレートなどが
挙げられる。
【0081】(13)アルデヒドとフェノール、尿素または
メラミンから誘導された架橋構造を有した重合体。具体
的には、フェノール・ホルムアルデヒド樹脂、尿素・ホ
ルムアルデヒド樹脂、メラミン・ホルムアルデヒド樹脂
などが挙げられる。
【0082】(14)アルキッド樹脂。具体的にはグリセリ
ン・フタル酸樹脂などが挙げられる。(15)飽和および不
飽和ジカルボン酸と多価アルコールとのコポリエステル
から誘導され、架橋剤としてビニル化合物を使用して得
られる不飽和ポリエステル樹脂ならびにハロゲン含有改
質樹脂。
【0083】(16)天然重合体。具体的にはセルロース、
ゴム、蛋白質、あるいはそれらの誘導体たとえば酢酸セ
ルロース、プロピオン酸セルロース、セルロースエーテ
ルなどが挙げられる。
【0084】(17)軟質重合体。例えば、環状オレフィン
成分を含む軟質重合体、α-オレフィン系共重合体、α-
オレフィン・ジエン系共重合体、芳香族ビニル系炭化水
素・共役ジエン系軟質共重合体、イソブチレンまたはイ
ソブチレン・共役ジエンからなる軟質重合体または共重
合体等が挙げられる。
【0085】その他の添加物 本発明で用いる環状オレフィン系重合体には、上述の成
分に加えてさらに、発明の目的を損なわない範囲で、公
知の耐候安定剤、耐熱安定剤、帯電防止剤、難燃剤、ス
リップ剤、アンチブロッキング剤、防曇剤、滑剤、染
料、顔料、天然油、合成油、ワックス、有機または無機
の充填剤などが配合されていてもよい。
【0086】たとえば、任意成分として配合される耐候
安定剤の紫外線吸収剤としては、ベンゾフェノン系化合
物、ベンゾトリアゾール系化合物、ニッケル系化合物、
ヒンダードアミン系化合物があり、具体的には、2,2',
4,4'-テトラヒドロキシベンゾフェノン、2-(2'-ヒドロ
キシ-3'-t-ブチル-5'-ブチルフェニル)-5-クロロベンゾ
トリアゾールや2-(2'-ヒドロキシ-3'-t-ブチル-5'-ブチ
ルフェニル)ベンゾトリアゾール、ビス(3,5-ジ-t-ブチ
ル-4-ヒドロキシベンゾイルフォスフォリックアシッド
エチルエステルのニッケル塩、ビス(2,2',6,6'-テトラ
メチル-4-ピペリジン)セバケイトなどが挙げられる。
【0087】また、任意成分として配合される耐熱安定
剤としては、テトラキス[メチレン-3-(3,5-ジ-t-ブチ
ル-4-ヒドロキシフェニル)プロピオネート]メタン、
β-(3,5-ジ-t-ブチル-4-ヒドロキシフェニル)プロピ
オン酸アルキルエステル、2,2'-オキザミドビス[エチ
ル-3-(3,5-ジ-t-ブチル-4-ヒドロキシフェニル)プロピ
オネートなどのフェノール系酸化防止剤、ステアリン酸
亜鉛、ステアリン酸カルシウム、1,2-ヒドロキシステア
リン酸カルシウムなどの脂肪酸金属塩、グリセリンモノ
ステアレート、グリセリンジステアレート、ペンタエリ
スリトールモノステアレート、ペンタエリスリトールジ
ステアレート、ペンタエリスリトールトリステアレート
などの多価アルコール脂肪酸エステルなどを挙げること
ができ、また、ジステアリルペンタエリスリトールジフ
ォスファイト、フェニル-4,4'-イソプロピリデンジフェ
ノール-ペンタエリスリトールジフォスファイト、ビス
(2,6-ジ-t-ブチル-4-メチルフェニル)ペンタエリスリト
ールジフォスファイト、トリス(2,4-ジ-t-ブチルフェニ
ル)フォスファイト等のリン系安定剤を使用してもよ
い。これらは単独で配合してもよいが、組み合わせて配
合してもよい。たとえばテトラキス[メチレン-3-(3.5-
ジ-t-ブチル-4-ヒドロキシフェニル)プロピオネート]
メタンとステアリン酸亜鉛とグリセリンモノステアレー
トとの組み合わせなどを例示できる。これらの安定剤
は、1種または2種以上組み合わせて用いることができ
る。
【0088】本発明で使用される環状オレフィン系重合
体と他の樹脂成分や添加剤との混合方法としては、それ
自体公知の方法が適用できる。たとえば各成分を同時に
混合する方法などである。
【0089】トーリックレンズ 本発明に係るトーリックレンズは、長さL、幅WでL>
Wの矩形断面をした最大厚さHが5mm以上のトーリッ
ク面を有するレンズである。一例を図1に示す。本発明
のトーリックレンズの大きさは、通常、L≧50mm、
W≧5mm、(H/W)≧0.6のものであることが望ま
しい。また、本発明では、トーリックレンズがfθレン
ズであることが好ましい。
【0090】図2は、レンズのH方向(光軸方向)から
可視光を透過させ、ポラリスコープを用いて図1のA面
を観察した際に現れる干渉縞を示す説明図である。この
干渉縞が密集して現れる領域では複屈折を生じ、この領
域を透過して集光されるドットの形状が楕円形に結像し
たりすることにより、レーザープリンター等における印
刷物の品質低下を来たす。本発明のトーリックレンズで
は、W方向の端部からの距離(図2におけるa)2.8
mmにおいて、好ましくは2.5mmにおいて、より好
ましくは2mmにおいて、間隔0.5mm以下の密集し
た干渉縞が観察されず、従来の製品に比べて複屈折の発
生する領域を狭くできるので、成形品の幅を大きくする
必要がなくなり、冷却時間を短くしてトーリックレンズ
の成形生産性を上げることができる。
【0091】本発明のトーリックレンズは、上記の合成
樹脂を射出成形または射出圧縮成形することにより得ら
れる。射出成形体の製造方法としては、公知の任意の方
法を採用できる。
【0092】上記の様なトーリックレンズは、fθレン
ズ、arc-sinレンズなどのプリンターや、複写機に使用
されるレンズ、事務機器の投影用レンズ、医療検査用プ
ラスチックレンズ等のレーザー光を伝達する部品などの
用途に用いられる。
【0093】
【実施例】次に本発明を実施例により具体的に説明する
が、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
なお実施例における物性測定方法を次に示す。 (1)溶融流れ指数(MFR) ASTM D1238に準じ260℃、荷重2.16k
gで測定した。 (2)ガラス転移温度(Tg) SEIKO電子工業(株)製DSC−20を用いて昇温
速度10℃/分で測定した。 (3)応力光学係数(CR) 粘弾性測定装置に、複屈折測定装置を組み合わせ、樹脂
のTg+100℃にて熱プレス成形した、厚さ0.5m
mのプレスシートを用い、Tg+10〜Tg+30℃の
雰囲気中で複素弾性率(ER )と歪光学比(OR )を
同時に測定し、応力光学係数CRを以下の式により算出
した。 CR=OR /ER
【0094】(実施例1)チーグラー触媒を用いて得ら
れたエチレン・テトラシクロドデセンランダム共重合体
(E・TD(1))(テトラシクロドデセン単位含量:3
7モル%、MFR:42g/10分、Tg:130℃、
応力光学係数:3×10-10Pa-1)を用い、射出成形
機(東芝機械(株)製IS−50EP)を使用し、シリン
ダー温度290℃、金型温度120℃にて、80(L)mm
×30(H)mm×10(W)mmの試験片を射出成形した。この
試験片にH方向から可視光を照射し、反対側からポラリ
スコープ(RIKEN KEIKI製MODEL PS-5)を用いて観察
し、干渉縞の間隔が0.5mm以下の干渉縞密集部のW
方向端部からの距離(図2におけるa)をノギスで測定
した。結果を表1に示す。
【0095】(実施例2)エチレン・テトラシクロドデ
センランダム共重合体(E・TD(2))(テトラシクロ
ドデセン単位含量:30モル%、MFR:22g/10
分、Tg:105℃、応力光学係数:5×10-10Pa
-1)を用いて、実施例1と同様にして試験片を成形し評
価した。結果を表1に示す。
【0096】(比較例1)ポリカーボネート(帝人(株)
製AD5503)を用い、シリンダー温度を320℃、
金型温度を130℃で射出成形したほかは実施例1と同
様にして評価した。結果を表1に示す。
【0097】
【表1】
【0098】
【発明の効果】本発明の射出成形体からなるトーリック
レンズは、成形体の表面近傍における有害な複屈折の発
生する領域を狭くでき、その結果、必要以上に成形品の
幅を大きくすることがなくなり、冷却時間を短くして生
産性を改善したトーリックレンズを提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るトーリックレンズの一例を示す斜
視図である。
【図2】図1のA面をポラリスコープで観察した際に現
れる干渉縞を示す説明図である。
【符号の説明】
L トーリックレンズの長さ W トーリックレンズの幅 H トーリックレンズの最大厚み 1 トーリックレンズの光軸 2 干渉縞 a 干渉縞密集部の端部からの距離
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08F 255/00 C08F 255/00 277/00 277/00 283/14 283/14 C08G 61/08 C08G 61/08 G02B 1/04 G02B 1/04 // B29K 23:00 45:00 B29L 11:00

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 応力光学係数CRが、|CR|≦10-9
    -1を満たす合成樹脂の射出成形体からなり、長さL、
    幅WでL>Wの矩形断面をした最大厚さ5mm以上のレ
    ーザー光線用レンズであって、W方向の端部から2.8
    mmにおいて、間隔0.5mm以下の干渉縞が観察され
    ないことを特徴とするトーリックレンズ。
  2. 【請求項2】 前記合成樹脂が、下記[A-1]、[A-
    2]、[A-3]および[A-4]よりなる群から選ばれる少
    なくとも1種の環状オレフィン系重合体からなり、応力
    光学係数CRが、|CR|≦10-9Pa-1を満たす樹脂で
    ある請求項1に記載のトーリックレンズ; [A-1]炭素原子数が2〜20のα-オレフィンと下記式
    (I)または(II)で表される環状オレフィンとを共重
    合させて得られるα-オレフィン・環状オレフィンラン
    ダム共重合体、 【化1】 (式中、nは0または1であり、mは0または1以上の
    整数であり、qは0または1であり、R1〜R18ならび
    にRaおよびRbは、それぞれ独立に水素原子、ハロゲン
    原子または炭化水素基であり、R1 5〜R18は互いに結合
    して単環または多環を形成していてもよく、かつ該単環
    または多環が二重結合を有していてもよく、またR1 5
    1 6とで、またはR1 7とR1 8とでアルキリデン基を形成
    していてもよい。)、 【化2】 (式中、pおよびqは0または1以上の整数であり、m
    およびnは0、1または2であり、R1〜R1 9はそれぞ
    れ独立に水素原子、ハロゲン原子、脂肪族炭化水素基、
    脂環式炭化水素基、芳香族炭化水素基またはアルコキシ
    基であり、R9およびR1 0が結合している炭素原子と、
    1 3またはR1 1が結合している炭素原子とは直接あるい
    は炭素数1〜3のアルキレン基を介して結合していても
    よく、またn=m=0のとき、R1 5とR1 2またはR1 5
    1 9とは互いに結合して単環または多環の芳香族環を形
    成していてもよい。)、 [A-2]上記式(I)または(II)で表される環状オレ
    フィンの開環重合体または共重合体、 [A-3]上記[A-2]開環重合体または共重合体の水素化
    物、および [A-4]上記[A-1]、[A-2]または[A-3]のグラフト変性
    物。
  3. 【請求項3】 前記環状オレフィン系重合体が、エチレ
    ン・テトラシクロドデセンランダム共重合体である請求
    項2に記載のトーリックレンズ。
  4. 【請求項4】 前記レンズが、fθレンズである請求項
    1ないし3のいずれかに記載のトーリックレンズ。
JP2000181608A 1999-06-29 2000-06-16 トーリックレンズ Pending JP2001074915A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000181608A JP2001074915A (ja) 1999-06-29 2000-06-16 トーリックレンズ

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11-183694 1999-06-29
JP18369499 1999-06-29
JP2000181608A JP2001074915A (ja) 1999-06-29 2000-06-16 トーリックレンズ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001074915A true JP2001074915A (ja) 2001-03-23

Family

ID=26502027

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000181608A Pending JP2001074915A (ja) 1999-06-29 2000-06-16 トーリックレンズ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001074915A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002088784A2 (en) * 2001-04-27 2002-11-07 Jsr Corporation Thermoplastic norbornene resin based optical film
WO2006006431A1 (ja) * 2004-07-09 2006-01-19 Mitsui Chemicals, Inc. 樹脂組成物およびその用途
WO2006006399A1 (ja) * 2004-07-09 2006-01-19 Mitsui Chemicals, Inc. 熱可塑性樹脂
JP2006022264A (ja) * 2004-07-09 2006-01-26 Mitsui Chemicals Inc 熱可塑性樹脂組成物
JP2006235487A (ja) * 2005-02-28 2006-09-07 Konica Minolta Opto Inc 光学素子及び光ピックアップ装置
WO2007010777A1 (ja) * 2005-07-20 2007-01-25 Konica Minolta Medical & Graphic, Inc. 画像形成方法
CN101172389B (zh) * 2006-11-01 2012-04-04 Jsr株式会社 薄型光学透镜成型物的制造方法
JP2019133157A (ja) * 2018-01-31 2019-08-08 三井化学株式会社 光学部品

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07138324A (ja) * 1993-11-19 1995-05-30 Japan Synthetic Rubber Co Ltd 熱可塑性ノルボルネン系樹脂からなる光学成形品
JPH09176397A (ja) * 1995-12-22 1997-07-08 Mitsui Petrochem Ind Ltd 環状オレフィン系樹脂組成物およびその用途
JPH09263627A (ja) * 1996-03-29 1997-10-07 Nippon Zeon Co Ltd ノルボルネン系開環重合体水素添加物からなる光学材料および光学部材
JPH1087752A (ja) * 1996-09-09 1998-04-07 Mitsui Petrochem Ind Ltd 環状オレフィン系樹脂ペレット
JPH10120767A (ja) * 1996-10-17 1998-05-12 Teijin Ltd 環状オレフィン系共重合体およびその製造方法
JPH10287713A (ja) * 1997-04-14 1998-10-27 Mitsui Chem Inc 環状オレフィン系共重合体およびその用途

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07138324A (ja) * 1993-11-19 1995-05-30 Japan Synthetic Rubber Co Ltd 熱可塑性ノルボルネン系樹脂からなる光学成形品
JPH09176397A (ja) * 1995-12-22 1997-07-08 Mitsui Petrochem Ind Ltd 環状オレフィン系樹脂組成物およびその用途
JPH09263627A (ja) * 1996-03-29 1997-10-07 Nippon Zeon Co Ltd ノルボルネン系開環重合体水素添加物からなる光学材料および光学部材
JPH1087752A (ja) * 1996-09-09 1998-04-07 Mitsui Petrochem Ind Ltd 環状オレフィン系樹脂ペレット
JPH10120767A (ja) * 1996-10-17 1998-05-12 Teijin Ltd 環状オレフィン系共重合体およびその製造方法
JPH10287713A (ja) * 1997-04-14 1998-10-27 Mitsui Chem Inc 環状オレフィン系共重合体およびその用途

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7008569B2 (en) 2001-04-27 2006-03-07 Jsr Corporation Thermoplastic norbornene resin based optical film
WO2002088784A3 (en) * 2001-04-27 2003-09-04 Jsr Corp Thermoplastic norbornene resin based optical film
WO2002088784A2 (en) * 2001-04-27 2002-11-07 Jsr Corporation Thermoplastic norbornene resin based optical film
KR100846380B1 (ko) * 2004-07-09 2008-07-15 미쓰이 가가쿠 가부시키가이샤 수지 조성물 및 그 용도
JP2006022264A (ja) * 2004-07-09 2006-01-26 Mitsui Chemicals Inc 熱可塑性樹脂組成物
WO2006006399A1 (ja) * 2004-07-09 2006-01-19 Mitsui Chemicals, Inc. 熱可塑性樹脂
JPWO2006006399A1 (ja) * 2004-07-09 2008-04-24 三井化学株式会社 熱可塑性樹脂
WO2006006431A1 (ja) * 2004-07-09 2006-01-19 Mitsui Chemicals, Inc. 樹脂組成物およびその用途
EP1775312A4 (en) * 2004-07-09 2009-09-30 Mitsui Chemicals Inc THERMOPLASTIC RESIN
JP2006235487A (ja) * 2005-02-28 2006-09-07 Konica Minolta Opto Inc 光学素子及び光ピックアップ装置
WO2007010777A1 (ja) * 2005-07-20 2007-01-25 Konica Minolta Medical & Graphic, Inc. 画像形成方法
CN101172389B (zh) * 2006-11-01 2012-04-04 Jsr株式会社 薄型光学透镜成型物的制造方法
JP2019133157A (ja) * 2018-01-31 2019-08-08 三井化学株式会社 光学部品

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5220616B2 (ja) 環状オレフィン系重合体組成物、およびその用途
JP3615249B2 (ja) 光拡散板
JP3723616B2 (ja) 環状オレフィン系樹脂組成物およびその用途
JP2007154074A (ja) フィルムまたはシート用環状オレフィン系樹脂組成物およびその用途
JP2001074915A (ja) トーリックレンズ
JP2004197067A (ja) 環状オレフィン樹脂、プラスチック製光学素子及び光ピックアップ装置
JP2003090308A (ja) 樹脂部品の締結方法
JP2001026718A (ja) 熱可塑性樹脂組成物およびその用途
US6534579B1 (en) Polyolefin-based resin compositions and fabricated products produced therefrom
JP2002105131A (ja) 環状オレフィン系重合体
JP3798202B2 (ja) ポリオレフィン系樹脂組成物およびそれから得られる成形体
JP6863800B2 (ja) 環状オレフィン系樹脂組成物、成形体および光学部品
JP3683631B2 (ja) 環状オレフィン系樹脂組成物およびその用途
JP2005010813A (ja) 光拡散板
JP2002114827A (ja) 環状オレフィン系重合体フィルムまたはシート
JP2000119474A (ja) 環状オレフィン系樹脂組成物およびその用途
JP3946892B2 (ja) 環状オレフィン系樹脂成形体の処理方法
JP2001064321A (ja) 硬化性樹脂用保存容器
JPH09176398A (ja) 環状オレフィン系樹脂組成物およびその用途
JPH1087752A (ja) 環状オレフィン系樹脂ペレット
KR20010042631A (ko) 열가소성 수지 조성물 및 그 용도
JP2002114820A (ja) 環状オレフィン樹脂ペレットおよびその製造方法
JPH0919494A (ja) 医療・医薬用成形体
JP3559360B2 (ja) 環状オレフィン系樹脂からなる成形体の製造方法
JP2001114836A (ja) 環状オレフィン系樹脂シート又はフィルム及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070327

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100803

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20101130