JP2001074543A - 着座乗員検知装置 - Google Patents

着座乗員検知装置

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JP2001074543A
JP2001074543A JP25216399A JP25216399A JP2001074543A JP 2001074543 A JP2001074543 A JP 2001074543A JP 25216399 A JP25216399 A JP 25216399A JP 25216399 A JP25216399 A JP 25216399A JP 2001074543 A JP2001074543 A JP 2001074543A
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seat
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Makoto Hamada
真 浜田
Osamu Fukawatase
修 深渡瀬
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、着座乗員検知装置に関し、車両シ
ートの組付け強度を低下させることなく着座乗員の荷重
を正確に検知することを目的とする。 【解決手段】 シートフレーム102の取付フランジ1
02aに、ボルト106、108によりビーム104が
取り付けられる。ビーム104には、その両端部に、ボ
ルト110、112によりシートパン114が取り付け
られる。ビーム104の中央部近傍には、その撓みを検
出するセンサユニットが設けられる。センサユニット1
18は、ビーム104の支点間距離に比べて十分に小さ
な長さを有するセンサビームと、ビーム104の中央位
置の撓みをセンサビームに伝達する伝達部材とを備え
る。センサビームに歪センサが設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、着座乗員検知装置
に関し、車両シートの組付け強度を低下させることなく
着座乗員の荷重を正確に検知するうえで好適な着座乗員
検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば特開平9−20763
8号公報に開示される如く、車両の乗員検知装置が知ら
れている。この乗員検知装置は、車両シートをガイドす
るロアシートレールと車体フロアとの間に介装された荷
重センサを備えている。荷重センサは、ロアシートレー
ルの前後端部において、車体フロアに設けられたシート
取付部との間に介装され、ボルトによりロアシートレー
ルと共にシート取付部に締め付け固定されている。シー
トに乗員が着座すると、その乗員の重量に応じた荷重が
荷重センサに作用する。従って、上記乗員検知装置によ
れば、荷重センサの出力信号に基づいて乗員の着座の有
無及び着座乗員の荷重を検知することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、荷重セン
サはロアシートレールと共にフロアに締着される。従っ
て、ロアシートレールの締め付け荷重が大きいと、乗員
が着座していない状態で荷重センサに作用する荷重が大
きくなる。この場合、乗員が着座している状態と着座し
ていない状態とでの、荷重センサによる検出値の変化割
合が小さくなり、乗員荷重の測定精度が低下してしま
う。一方、かかる不都合を回避するため、締め付け荷重
を小さくすると、シートトラックの取付強度が低下し、
ガタの発生等の不都合を招く。
【0004】また、上記の如く、従来の乗員検知装置に
おいて、荷重センサはロアシートレールと車両フロアと
の間に介装されている。このため、シートがシートトラ
ックに対して前方又は後方にスライドすると、前後の荷
重センサへの荷重配分が変化し、シートのスライド量が
大きくなると、荷重センサに引っ張り荷重が作用する事
態が起こり得る。この場合、荷重センサによって乗員の
荷重を正確に検知することができなくなる。
【0005】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
であり、車両シートの組付け強度を低下させることな
く、着座乗員の荷重を正確に検知することが可能な着座
乗員検知装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、請求項1
に記載する如く、車両シートに着座する乗員の荷重に応
じて変位するビーム部材と、該ビーム部材の変位量に基
づいて前記荷重を検知する荷重検知手段と、を備える着
座乗員検知装置により達成される。
【0007】請求項1記載の発明において、ビーム部材
は、車両シートに着座する乗員の荷重に応じて変位す
る。ビーム部材の支持点における取付強度は、ビーム部
材の荷重−変位特性に影響を与えない。従って、本発明
によれば、車両シートの組付け強度を低下させることな
く、着座乗員の荷重を検知することができる。この場
合、請求項2に記載する如く、請求項1記載の着座乗員
検知装置において、前記ビーム部材は、前記車両シート
のシートパンとシートフレームとの間に連結されること
としてもよい。
【0008】請求項2記載の発明において、ビーム部材
は、車両シートのシートパンとシートフレームとの間に
連結される。車両シートが前後にスライドした場合、シ
ートパン及びシートフレームは車両シートと共に変位す
る。このため、車両シートのスライド位置にかかわらず
ビーム部材へ入力される荷重の分布は変化しない。従っ
て、本発明によれば、車両シートのスライド位置の影響
を受けることなく、着座乗員の荷重をより正確に検出す
ることができる。
【0009】更に、請求項3に記載する如く、請求項2
記載の着座乗員検知装置において、前記ビーム部材を、
その両端部近傍に設けた第1の取付位置において前記シ
ートパン及び前記シートフレームの一方に連結すると共
に、前記ビーム部材の前記第1の取付位置より所定距離
だけ内側に位置する第2の取付位置において前記シート
パン及び前記シートフレームの他方に連結することとし
てもよい。
【0010】また、請求項4に記載する如く、請求項1
乃至3記載の着座乗員検知装置において、前記ビーム部
材は所定の曲げ剛性を有する弾性部材であり、前記荷重
検知手段は、前記ビーム部材の撓みに基づいて前記荷重
を検知することとしてもよい。更に、請求項5に記載す
る如く、請求項3記載の着座乗員検知装置において、前
記ビーム部材は所定の曲げ剛性を有する弾性部材であ
り、前記荷重検知手段は、前記ビーム部材の略中央部に
おける撓み量に基づいて前記荷重を検知することとして
もよい。
【0011】請求項5記載の発明において、ビーム部材
は、その両端部近傍に設けた第1の取付位置においてシ
ートパン及びシートフレームの一方に連結され、第1の
取付位置より所定距離だけ内側に位置する第2の取付位
置においてシートパン及びシートフレームの他方に連結
される。ビーム部材は、シートフレームの取付点で支持
され、シートパンの取付点に着座乗員の荷重が入力され
る。すなわち、ビーム部材において、第1及び第2の取
付位置の一方が支点となり、他方が荷重入力点となる。
また、ビーム部材は所定の曲げ剛性を有する弾性部材で
あり、ビーム部材の略中央部における撓み量に基づいて
着座乗員の荷重が検知される。かかる構成において、2
つの荷重入力点に入力される荷重配分の変化が、ビーム
部材の中央部における撓み量に与える影響は小さい。従
って、本発明によれば、乗員の着座位置が変化しても、
着座乗員の荷重を高い精度で検知することができる。
【0012】また、請求項6に記載する如く、請求項4
又は5記載の着座乗員検知装置において、前記ビーム部
材の撓みに伴う歪を増大させる歪増大機構を備え、前記
荷重検知手段は、該歪拡大機構により拡大された歪に基
づいて前記荷重を検知することとしてもよい。請求項6
記載の発明によれば、弾性を有するビーム部材の撓みに
伴う歪を増大させる歪増大機構が設けられるので、ビー
ム部材の撓み、つまり、着座乗員の荷重をより高い精度
で検知できる。
【0013】この場合、請求項7に記載する如く、請求
項6記載の着座乗員検知装置において、前記歪拡大機構
は、前記シートパン又は前記シートフレームの何れか一
方に支持され、前記ビーム部材に比して長さが小さい第
2の弾性ビーム部材と、前記ビーム部材の撓みを前記第
2の弾性ビーム部材に伝達する伝達部材とを備え、前記
荷重検知手段は、前記第2の弾性ビーム部材の歪に基づ
いて前記荷重を検知することとしてもよい。
【0014】請求項7記載の発明において、ビーム部材
の撓みは、第2の弾性ビーム部材に伝達される。第2の
弾性ビーム部材は、ビーム部材に比して小さな長さを有
する。一般に、ビーム部材の撓みを一定とした場合、撓
みに伴って生ずる歪の大きさは、ビーム部材の長さの二
乗に反比例する。従って、本発明によれば、ビーム部材
の歪に比して大きな歪が第2の弾性ビーム部材に生ず
る。
【0015】また、請求項8に記載する如く、請求項6
記載の着座乗員検知装置において、前記歪拡大機構は、
前記ビーム部材の一部を、その中立軸に関する断面係数
が他部位に比べて小さくなるように構成してなる小断面
係数部であり、前記荷重検知手段は該小断面係数部の歪
に基づいて前記荷重を検知することとしてもよい。
【0016】請求項8記載の発明において、ビーム部材
に、中立軸に関する断面係数が他部位に比べて小さな小
断面係数部が設けられる。一般に、ビーム部材に生ずる
曲げモーメントを一定とした場合、ビーム部材の表面に
生ずる歪は断面係数に反比例する。従って、小断面係数
部には、他部位に比して大きな歪が生ずる。この場合、
請求項9に記載する如く、請求項8記載の着座乗員検知
装置において、前記小断面係数部は、前記ビーム部材の
一部を他部位に比べて小断面化してなることとしてもよ
い。
【0017】また、請求項10に記載する如く、請求項
1乃至3のうち何れか1項記載の着座乗員検知装置にお
いて、前記ビーム部材は実質的に剛体であり、前記シー
トパン及び前記シートフレームに回動可能に連結される
こととしてもよい。請求項10記載の発明では、ビーム
部材は実質的に剛体であるため、ビーム部材に荷重が入
力されると、その荷重に応じてビーム部材は回動する。
従って、ビーム部材の回動量に応じて着座乗員の荷重を
検知できる。
【0018】この場合、請求項11に記載する如く、請
求項10記載の着座乗員検知装置において、前記ビーム
部材の回動に応じて弾性変形する弾性部材を備え、前記
荷重検知手段は、該弾性部材の弾性変形量に基づいて前
記荷重を検知することとしてもよい。請求項11記載の
発明において、剛体のビーム部材の回動に応じて弾性変
形する弾性部材の弾性変形量に基づいて着座乗員の荷重
が検知される。従って、荷重の測定精度は、弾性部材の
弾性的特性にのみ依存し、ビーム部材の機械的特性には
影響を受けない。このため、構成部品の品質管理が容易
になる。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1実施例であ
る着座乗員検知装置が組み込まれた車両シート10の斜
視図である。図1に示す如く、車両シート10は、その
両側に、車両進行方向に互いに平行に延びる2本のアッ
パシートレール12、14を備えている。アッパシート
レール12、14は、車室フロアに固定されたロアシー
トレール16、18により車両前後方向に移動可能に案
内されている。
【0020】アッパシートレール12、14は、車幅方
向に互いに平行に延びるビーム20、22により互いに
連結されている。ビーム20、22は、その中央部に、
他部位に比して小断面化された小断面部20a、22a
をそれぞれ備えている。小断面部20a、22aの下面
には、それぞれ、歪センサ24、26が装着されてい
る。歪センサ24、26はコントローラ28に接続され
ており、それぞれ、小断面部20a、22aに生ずる歪
に応じた電気信号をコントローラ28に向けて出力す
る。コントローラ28は、歪センサ24、26の出力信
号に基づいて小断面部20a、22aの歪を検出する。
【0021】ビーム20、22の上部には、シートパン
30が設置されている。シートパン30は、小断面部2
0a、22aを挟んで互いに対称な位置において、ゴム
ブッシュ等を介してボルト32、34によりビーム2
0、22に固定されている。シートパン30の上面に
は、図示しないシートクッションが設置されている。ま
た、ロアシートレール16、18の車両進行方向後端部
には、シートバック36がシャフト38の周りを回転可
能に連結されている。
【0022】上記の構成によれば、乗員が車両シート1
0に着座すると、その荷重はシートクッション及びシー
トパン30を介してビーム20、22に伝達される。ビ
ーム20、22には、シートパン30から伝達された荷
重に応じた、すなわち、乗員の重量に応じた撓みが生ず
る。この場合、小断面部20a、22aはビーム20、
22の他部位に比して小断面化されていることで、その
中立軸に関する断面係数も小さくされている。一般に、
梁に一定の曲げモーメントが生じた場合、梁の表面に生
ずる歪は断面係数が小さいほど大きくなる。従って、本
実施例によれば、小断面部20a、22aに歪センサ2
4、26を設けることで、ビーム20、22に生ずるモ
ーメントをより大きな歪として検出し、これにより、乗
員の荷重を高い精度で検知することができる。
【0023】上記の如く、本実施例では、ビーム20、
22の撓み変形に基づいて乗員の重量を検知するため、
各ボルト締め部(すなわち、アッパシートレール12の
ビーム20、22への取付部、及び、ロアシートレール
16、18の車室フロアへの取付部)の締め付け力を大
きくしても、測定精度には何ら影響を与えない。従っ
て、本実施例では、車両シートの組付け強度を低下させ
ることなく、乗員の荷重を正確に検知することが可能と
なっている。
【0024】また、本実施例では、乗員の荷重を検知す
るためのビーム20、22がアッパシートレール12、
14に固定される。このため、車両シート10を前後に
スライドさせた場合にビーム20、22がシートパン3
0と共に移動するので、ビーム20、22へ作用する荷
重の分布は変化しない。従って、本実施例によれば、車
両シート10が大きく前方又は後方にスライドした場合
にも、乗員の荷重を正確に検知することができる。
【0025】なお、乗員の着座位置が前後に移動する
と、それに応じて、ビーム20、22へ作用する荷重の
配分が変化する。しかしながら、ビーム20、22へ作
用する荷重の和は、着座位置にかかわらず、常に乗員の
荷重に一致する。従って、ビーム20、22へそれぞれ
作用する荷重の和を求めることで、乗員の着座位置にか
かわらず乗員の荷重を正確に検知することができる。ま
た、ビーム20、22へそれぞれ作用する荷重の大きさ
に基づいて、車両重量の前後配分、即ち、車両シートへ
の着座乗員の前後位置を検知することも可能である。
【0026】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。図2は、本実施例の着座乗員検知装置の要部を示す
斜視図である。なお、図2において、上記図1と同様の
構成部分には同一の符号を付してその説明を省略する。
また、図2には、着座乗員から見て右側のロアシートレ
ール18側の構成のみを示しているが、ロアシートレー
ル16側にも図2と同様の構成が対称に設けられる。
【0027】図2に示す如く、車両シート100は、シ
ートフレーム102を備えている。シートフレーム10
2は、ロアシートレール18によって車両前後方向に移
動可能にガイドされている。シートフレーム102は枠
状に構成された部材であり、その車幅方向側部に、略鉛
直方向上向きに延びる取付フランジ102aを備えてい
る。
【0028】シートフレーム102には、車両進行方向
に延びるビーム104が取り付けられている。ビーム1
04は上下方向に所定の曲げ剛性を有する弾性ビーム部
材であり、その車両前後方向の中点に関して略対称な2
つの位置に、上向きに突起した支持部104a、104
bを備えている。ビーム104の支持部104a、10
4bとシートフレーム102の取付フランジ102aと
は、ボルト106、108により回動可能に連結されて
いる。
【0029】ビーム104の両端部には、それぞれ、ボ
ルト110、112によりシートパン114が固定され
ている。シートパン114の上面には、図示しないシー
トクッションが設置されている。従って、車両シート1
00に乗員が着座すると、その重量に応じた荷重がシー
トパン114を介してビーム104の両端に入力され
る。
【0030】図3は、ビーム104を梁とみなした場合
のモデル図である。上述の如く、ビーム104はその支
持部104a、104bにおいてシートフレーム102
に対して回転可能に取り付けられている。このため、図
3に示す如く、ビーム104を、支持部104a、10
4bに対応する支点S1 、S2 において単純支持された
梁とみなすことができる。また、車両シート100への
着座乗員の重量に応じた荷重F1 、F2 は、ビーム10
4へのシートパン114の取付点に対応する両端点
1 、P2 に下向きに入力される。この場合、図3に破
線で示す如く、ビーム104には、上向きに凸となるよ
うな撓みが生ずる。なお、図3において、ビーム104
の中点をQで示している。
【0031】再び図2を参照するに、シートフレーム1
02に設けられた取付フランジ102aの車両前後方向
の中央部付近には、その一部を矩形状に切り起こしてな
る一又は複数(例えば4つ)のストッパ部116が設け
られている。後述する如く、ストッパ部116は、ビー
ム104の中央部が上方に所定量だけ撓んだ際に、ビー
ム104と干渉して、それ以上のビーム104の撓みを
阻止する役割を有している。
【0032】ビーム104の略中央部にはセンサユニッ
ト118が設けられている。センサユニット118はコ
ントローラ120に電気的に接続されており、ビーム1
04の撓み量に応じた信号をコントローラ120へ向け
て出力する。図4及び図5は、それぞれ、センサユニッ
ト118を図2に示す平面IV及びVで切断した際の断面
図である。
【0033】図4及び図5に示す如く、センサユニット
118はケース122を備えている。ケース122は、
L字型の取付板124を介してボルト126によりシー
トフレーム102の取付フランジ102aに固定されて
いる。なお、ケース122は、その車両前後方向の中央
が、ビーム104の中央よりも所定距離だけ例えば車両
後方側に位置するように配置されている。ケース122
の内部にはベース部材128が固定されている。ベース
部材128の上面には、所定の曲げ剛性を有するセンサ
ビーム130がビス131により固定されている。セン
サビーム130は、ベース部材128から車両前方(図
2における左方)へ、ビーム104の中央位置を越えて
延びている。図2、図4、及び図5から明らかなよう
に、センサビーム130は、ビーム104の長さに比べ
て十分に小さな長さを有している。
【0034】センサビーム130の、ベース部材128
から突出した所定位置の上下面には、歪センサ132、
134が取り付けられている。歪センサ132、134
は、センサビーム130の撓み量に応じた信号をコント
ローラ120へ向けて出力する。センサビーム130が
上向きに撓んだ場合、撓み量に応じて、その上面には圧
縮歪が、その下面には引張歪が、それぞれ生ずる。従っ
て、コントローラ120は歪センサ132、134の出
力信号の差をとることで、センサビーム130の撓みを
より高精度に検出できると共に、熱膨張に伴うセンサビ
ーム130の歪を相殺することができる。
【0035】一方、ビーム104の長手方向中央部に
は、車幅方向に延びるスリット状の開口部136が形成
されている。開口部136には、略三角形に形成された
リング状の伝達部材138が挿通されている。伝達部材
138はその上端部において、車両前後方向に延びるピ
ン140を介してビーム104に支持されている。伝達
部材138は、ケース122の上面に設けられた開口部
141を通過し、ケース122の内部へ進入している。
上記したセンサビーム130の先端部は伝達部材138
の内側を通過している。センサビーム130は、ビーム
104及びセンサビーム130が撓んでいない状態で、
伝達部材138の内周面の下辺に設けられた突起138
aに当接するように配置されている。
【0036】上述の如く、車両シート100に乗員が着
座すると、その荷重に応じてビーム104の中央部は上
向きに撓む。かかる撓みに伴って伝達部材138が上向
きに変位することにより、センサビーム130の先端部
には、ビーム104の中央部の撓みと同じ大きさの撓み
が上向きに生ずる。従って、歪センサ132、134の
出力信号に基づいてセンサビーム130の撓みを検出す
ることにより、ビーム104の撓みを検知すること、即
ち、着座乗員の荷重を検知することができる。なお、上
述の如く、図2に示す構成は、車両シート100の両側
に設けられる。従って、各側のセンサユニット118に
より検出された荷重の和をとることにより着座乗員の荷
重が求められる。
【0037】また、図5に示す如く、ビーム104の側
端部には、その端面が上記ストッパ部116と対向する
ように上向きに屈曲されたフランジ部104aが設けら
れている。ビーム104の中央部が所定量だけ上向きに
撓むと、フランジ部104aの端面とストッパ部116
とが当接することにより、ビーム104の過大な撓みが
防止される。
【0038】上記の如く、本実施例において、センサビ
ーム130の先端部には、ビーム104の中央部におけ
る撓みと同じ大きさの撓みが生ずる。一方、プレート1
04の、ベース部材128から突出した部分の長さ(つ
まり、プレート104を片持ち梁とみなした場合の、こ
の梁の長さ)aは、ビーム104の支持部106、10
8間(つまり、ビーム104を梁とみなした場合の単純
支持点S1、S2間)の長さbに比べて充分に小さい。
【0039】図6は、ビーム104が撓んだ場合の、支
点間の距離bと、撓みに伴って生ずる歪ε1 との関係を
説明するための図である。図6に示す如く、ビーム10
4を真直梁と見なした場合の厚さをh1 、支点間の中点
を基準とした両端の撓みをδとすると、ビーム104の
表面に生ずる歪ε1 は次式で表される。 ε1 =4・h1 ・δ/b2 (1) 片持ち梁であるセンサビーム130についても、図6に
示す梁の支点間の中点を固定端と考え、(1)式におい
てb=2・aとおくことにより、片持ち梁の撓みε2
次式で表される(h2 はセンサビーム130の厚さ)。
【0040】 ε2 =h2 ・δ/a2 (2) 従って、本実施例によれば、比較的長さの大きいビーム
104の撓みと同じ大きさの撓みを、比較的長さの小さ
いセンサビーム130に生じさせることで、センサビー
ム130に、ビーム104の歪に対して、ε2 /ε1
(h2 /h1 )・(b/a)2 /4倍(b≫a)に増大
された大きな歪を生じさせることができる。そして、こ
のセンサビーム130の歪を検出することで、着座乗員
の荷重をより高い精度で検知することができる。
【0041】また、上記第1実施例の場合と同様に、ビ
ーム104がシートフレーム102に取り付けられるた
め、車両シート100が前後にスライドしても、ビーム
104に入力される荷重は影響を受けない。従って、本
実施例によれば、車両シート100が大きく前方又は後
方にスライドした場合にも、乗員の重量を正確に検知す
ることができる。また、ビーム104の撓み変形に基づ
いて乗員の重量を検知するため、各ボルト締め部(すな
わち、シートパン114のビーム104への取付部、及
び、ロアシートレール18の車室フロアへの取付部)の
締め付け力を大きくしても、測定精度には何ら影響を与
えない。従って、本実施例では、車両シートの組付け強
度を低下させることなく、乗員の重量を正確に検知する
ことが可能となっている。
【0042】なお、一定の撓みに対してセンサビーム1
30に生ずる撓みは、上記(2)式からわかるように、
厚さh2 に比例する。従って、センサビーム130に大
きな歪を生じさせるうえでは、厚さh2 を大きくするこ
とが有利である。しかし、センサビーム130の厚さh
2 を大きくし過ぎると、その曲げ剛性が大きくなること
によりビーム104に生ずる撓みが小さくなってしま
う。このため、本実施例では、センサビーム130の厚
さを、その曲げ剛性がビーム104の撓み量に影響を与
えない程度の小さな値に設定している。
【0043】ところで、図3に示す如く、ビーム104
の中点Qと支点R1 、R2 との距離をL1 ,中点Qと両
端点(荷重点)P1 、P2 との距離をL2 、荷重点に入
力される荷重をF1 、F2 とすると、中点Qにおける曲
げモーメントMはM=(F1+F2 )・(L2 ーL1
/2で表される。すなわち、モーメントMは荷重F1
2 の和(F1 +F2 )(つまり、着座乗員の荷重)に
応じた値となり、荷重F1 、F2 の配分の変化には影響
されない。従って、乗員の着座位置が前後に移動して荷
重F1 、F2 の配分が変化した場合にも、ビーム104
の中点での撓み量への影響は小さく抑制される。このた
め、本実施例によれば、ビーム104の中点での撓み量
を測定することにより、乗員の着座位置にかかわらず、
着座乗員の荷重を高い精度で測定することが可能となっ
ている。
【0044】次に、本発明の第3実施例について説明す
る。本実施例の着座乗員検知装置は、上記第2実施例の
着座乗員検知装置において、センサユニット118に代
えてセンサユニット200を設けると共に、ビーム10
4の中央部に矩形状の開口部202を形成した構成を有
している。図7は、本実施例のセンサユニット200が
ビーム104から取り外された状態を示す斜視図であ
る。また、図8及び図9は、それぞれ、ビーム104に
取り付けられた状態のセンサユニット200を図6に示
す直線VIII-VIII 及び直線IX−IXに沿って切断した際の
断面図である。
【0045】図7〜図9に示す如く、本実施例のセンサ
ユニット200は、ケース204を備えている。ケース
204は、アッパケース204a及びロアケース204
bを上下に組み合わせて構成されており、その内部に
は、センサビーム206が設けられている。図7から明
らかなように、センサビーム206はビーム104の長
さに比べて十分に小さな長さを有している。ケース20
4は、その一部が、ビーム104に形成された開口部2
02に収容されるように配置されている。ケース204
は、開口部202の長手方向両側の位置において、ボル
ト208及びナット210により、センサビーム206
と共にビーム104に固定されている。
【0046】センサビーム206の長手方向中央部の上
下面には、それぞれ、歪センサ212、214が装着さ
れている。歪センサ212、214はコントローラ12
0(図7〜図9には示さず)に電気的に接続されてお
り、センサビーム206に生ずる歪に応じた信号をコン
トローラ120に向けて出力する。コントローラ120
は上記第1実施例の場合と同様に、歪センサ212、2
14の出力信号の差に基づいてセンサビーム206の撓
みを検出する。
【0047】センサユニット200は、また、伝達部材
216を備えている。伝達部材212は、その上部に開
口部218を備えた板状の部材である。伝達部材216
は、センサビーム206の長手方向中央位置が開口部2
18を通過するように配置されている。図9に示す如
く、開口部218はその上辺の両側部に突出部218a
を備えており、この突出部218aが、センサビーム2
06上面の歪センサ212の幅方向両側部に当接してい
る。従って、伝達部材216が歪センサ212に接触し
ないため、伝達部材216からの押圧力等が歪センサ2
12の出力信号に影響を与えることが防止されている。
【0048】伝達部材216は、ロアケース204bに
設けられた開口部を通過して下向きに延びている。そし
て、伝達部材216は、その下端部において、ビーム1
04の長手方向と平行に延びるピン220を介してベー
ス部材222に回動可能に連結されている。ベース部材
222はボルト224によりシートフレーム102の取
付フランジ102aに固定されている。
【0049】上記第2実施例の場合と同様に、車両シー
ト100に乗員が着座すると、その荷重に応じてビーム
104の中央部は上向きに撓む。この場合、センサビー
ム206はビーム104と共に上向きに変位しようとす
るが、その中央部の変位は、シートフレーム102側に
連結された伝達部材216により阻止される。その結
果、センサビーム206には、着座乗員の荷重に応じた
下向きに凸の撓みが生じ、歪センサ212、214はか
かる撓みに伴う歪に応じた信号を出力する。従って、本
実施例によれば、コントローラ120により、歪センサ
212、214の出力信号に基づいて着座乗員の荷重を
検知することができる。
【0050】本実施例においても、比較的長さの大きい
ビーム104の撓みを比較的長さの小さいセンサビーム
206に伝達し、このセンサビーム206に生ずる歪を
検出する構成とされている。このため、ビーム104の
撓みをより大きな歪として検出することができ、これに
より、着座乗員の荷重を高い精度で検知することが可能
となっている。
【0051】ところで、本実施例のセンサユニット20
0を組み付ける際、先ず、伝達部材216の開口部21
8にセンサビーム206を挿通した状態で、センサビー
ム206、アッパケース204a、ロアケース204b
をビーム104に取り付ける。次に、伝達部材216に
ピン220を介してベース222を連結する。そして、
伝達部材216をセンサビーム206の中点に配置し、
伝達部材216が自重によりバランスした状態、つま
り、鉛直方向に向いた状態で、歪センサ212、214
によって検出されるセンサビーム206の歪がゼロ付近
となるように、ベース222の上下に位置決めしてシー
トフレーム102の取付フランジ102aに固定する。
このように、本実施例では、伝達部材216の自重のバ
ランスによりベース222の水平方向の位置が定まり、
ベース222を鉛直方向に位置決めするだけで足りるた
め、センサユニット200の組み付けが容易化されてい
る。なお、歪センサ212、214の出力信号のゼロ点
は電気的に補正できるため、ベース222を上下に位置
決めする際、センサビーム206の歪は必ずしもゼロに
一致する必要はなく、乗員が車両シートに着座した際に
センサプレート206がロアケース204bに接触しな
い範囲でベース222を位置決めすればよい。
【0052】なお、上記第2及び第3実施例では、ビー
ム104へのシートパン114の取付点(すなわち、荷
重入力点)が、ビーム104のシートフレーム102へ
の取付点(すなわち、ビーム104の支点)の外側に位
置するものとしたが、これとは逆に、ビーム104の支
点を荷重入力点の外側に設けてもよい。この場合、ビー
ム104は下向きに凸となるように撓むこととなる。
【0053】また、上記第2及び第3実施例において、
ビーム104をボルト106、108によりシートフレ
ーム102に取り付けているが、例えばボルト106、
108として段付きボルトを用いること等により、ビー
ム104をシートフレーム102に対して回動可能とす
ることができる。この場合、ビーム104がシートフレ
ーム102に完全に固定される場合に比べて、一定の荷
重に対する撓み量が大きくなるため、荷重の測定精度を
向上させることができる。
【0054】次に、本発明の第4実施例について説明す
る。図10は、本実施例の着座乗員検知装置の要部を示
す斜視図である。なお、図10には、着座乗員から見て
右側のロアシートレール18側の構成のみを示している
が、ロアシートレール16側にも図10と同様の構成が
対称に設けられている。また、図11は図10に示す着
座乗員検知装置の側面図である。なお、図10及び図1
1において、上記図1と同様の構成部分には同一の符号
を付してその説明を省略する。
【0055】図10及び図11に示す如く、本実施例の
着座乗員検知装置は、前方ビーム300及び後方ビーム
302を備えている。前方ビーム300及び後方ビーム
302はL字型の断面形状を有する部材であり、それぞ
れ、略水平に延びる水平フランジ部300a、302a
と、水平フランジ300a、302aの側部から略鉛直
方向下向きに延びる鉛直フランジ部300b、302b
とを備えている。前方ビーム300及び後方ビーム30
2は、共に、実質的に剛体と見なせる程度の大きな曲げ
剛性を有している。
【0056】前方ビーム300は、その鉛直フランジ部
300bの車両進行方向前端において、ボルト304に
より、シートフレーム102の取付フランジ102aに
上下に揺動可能に連結されている。また、後方ビーム3
02は、その鉛直フランジ部302bの車両進行方向後
端において、ボルト306により、シートフレーム10
2の取付フランジ102aに上下に揺動可能に連結され
ている。以下、前方ビーム300及び後方ビーム302
のボルト304、306によるシートフレーム102へ
の連結位置を、ビーム支持点と称す。
【0057】後方ビーム302の車両進行方向前端部に
おいて、水平フランジ部302aは除去され、鉛直フラ
ンジ部302bから上向きに突起する接点部302cが
設けられている。接点部302cの先端は、前方ビーム
300が備える水平フランジ部300aの後端部の下面
に当接している。前方ビーム300及び後方ビーム30
2は、後方ビーム302の接点部302cと前方ビーム
300の水平フランジ部300aとの当接点(以下、ビ
ーム接点と称す)がビーム支持点間の略中点となるよう
に配置されている。
【0058】前方ビーム300及び後方ビーム302
の、ビーム接点から互いに略等距離にある2つの所定位
置(以下、シートパン取付点と称す)には、それぞれ、
ボルト308及び310によりシートパン114が固定
されている。また、前方ビーム300の、ビーム当接点
とシートパン取付点との間の所定位置には、スプリング
312の一端が接続されている。スプリング312の他
端はシートフレーム102に接続されている。スプリン
グ312は、車両振動に伴う前方ビーム300及び後方
ビーム302の揺動を抑制する役割を有している。
【0059】本実施例の着座乗員検知装置は、また、セ
ンサユニット314を備えている。センサユニット31
4は、シートフレーム102に固定されたベース部材3
16と、ベース部材316に保持されたセンサビーム3
18とを備えている。センサビーム318は鉛直方向に
所定の曲げ剛性を有している。ベース部材316には上
向きに開口する凹部316aが設けられている。また、
凹部316aの図11中左側に形成された上向きの凸部
は、前方ビーム300及び後方ビーム302の下向き変
位を規制するストッパ316bとして機能する。
【0060】センサビーム318は、凹部316a上に
図11中右側から左方へ突出するようにベース部材31
6の上面に取り付けられ、片持ち梁を構成している。セ
ンサビーム318の先端部の上面には、上向きの突起3
18aが設けられている。センサユニット314は、セ
ンサビーム318の突起318aの先端が、ビーム接点
の真下又はその近傍で、後方ビーム302の下面に当接
するように配置されている。
【0061】センサビーム318の凹部316a 上への
突出部の上下面には、歪センサ320、322がそれぞ
れ装着されている。歪センサ320、322はコントロ
ーラ120(図10、図11には示さず)に電気的に接
続されており、センサビーム318の歪に応じた、即
ち、センサビーム318の撓みに応じた信号をコントロ
ーラ120に向けて出力する。上記第2実施例の場合と
同様に、コントローラ120は歪センサ320、322
の出力信号の差に基づいて、センサビーム318の撓み
を検出する。
【0062】上記の構成によれば、車両シートに着座し
た乗員の荷重は、シートパン114から、前方ビーム3
00及び後方ビーム302のシートパン取付点へ入力さ
れる。ここで、ビーム支持点とシートパン取付点との間
の距離をD1 、ビーム支持点とビーム当接点との間の距
離をD2 、各シートパン取付点へ入力される荷重をFと
すると、センサビーム318の突起部318aには、荷
重Fs =2・F・(D 1 /D2 )が入力される。かかる
荷重Fs に応じてセンサビーム318に下向きの撓みが
生ずる。従って、コントローラ120は、歪センサ32
0、322の出力信号から検出されたセンサビーム31
8の撓みに基づいて、着座乗員の荷重を検知することが
できる。
【0063】上述の如く、本実施例では、着座乗員の荷
重が前方ビーム300及び後方ビーム302によりセン
サビーム318へ伝達され、この荷重によってセンサビ
ーム318に生ずる撓みに基づいて着座乗員の荷重が検
出される。すなわち、荷重の測定精度は、主に、センサ
ビーム318の曲げ剛性の影響を受け、前方ビーム30
0及び後方ビーム302の特性には、上記距離D1 、D
2 の設定精度を除いて影響されない。従って、高い測定
精度を確保するうえで、比較的小さな部品であるセンサ
ビーム318の曲げ剛性を管理すれば足り、前方ビーム
300及び後方ビーム302に要求される製造精度を軽
減することができる。従って、本実施例によれば、装置
の製造コストを低減することができる。
【0064】次に、本発明の第5実施例について説明す
る。図12は、本実施例の着座乗員検知装置の側面図を
示す。なお、図12に示す構成は、車両シートの左右両
側に対称に設けられている。また、図13は、図12に
示す直線XIII-XIII に沿って切断した際の断面図であ
る。図12に示す如く、本実施例の着座乗員検知装置
は、互いに略等しい長さを有する前方ビーム400及び
後方ビーム402を備えている。前方ビーム400及び
後方ビーム402はL字型の断面形状を有する部材であ
り、それぞれ、略水平に延びる水平フランジ部400
a、402aと、水平フランジ400a、402aから
略鉛直方向下向きに延びる鉛直フランジ部400b、4
02bとを備えている。なお、前方ビーム400及び後
方ビーム402は、共に、実質的に剛体と見なせる程度
の大きな曲げ剛性を有している。
【0065】前方ビーム400は、その鉛直フランジ部
400bの車両進行方向前端において、ボルト404に
よりシートフレーム102の取付フランジ102aに上
下に揺動可能に連結されている。また、後方ビーム40
2は、その鉛直フランジ部402bの車両進行方向後端
において、ボルト406によりシートフレーム102の
取付フランジ102aに上下に揺動可能に連結されてい
る。前方ビーム400の後端面と、後方ビーム402の
前端面との間には、所定の間隔が設けられている。前方
ビーム400及び後方ビーム402の、上記間隔の中央
位置(以下、ビーム中央点と称す)に関して対称な2つ
の所定位置(シートパン取付点)には、それぞれボルト
408及び410によりシートパン114が固定されて
いる。
【0066】前方ビーム400及び後方ビーム402
は、それらが隣接する側の端部近傍の、ビーム中央点か
ら互いに等距離の位置に、それぞれピン取付部400c
及び402cを備えている。ピン取付部400c、40
2cには、車幅方向に延びるピン412、414がそれ
ぞれ取り付けられている。ピン412及び414の間に
はセンサビーム416が、前方ビーム400及び後方ビ
ーム402に対して回動可能に連結されている。センサ
ビーム416の長手方向中央部の上面には、歪センサ4
18が装着されている。歪センサ418はコントローラ
120(図12及び図13には示さず)に電気的に接続
されており、センサビーム416の中央部上面に生ずる
歪に応じた、即ち、センサビーム416の撓みに応じた
信号をコントローラ120に向けて出力する。コントロ
ーラ120は歪センサ418の出力信号に基づいてセン
サビーム416に生ずる歪を検出する。
【0067】シートフレーム102の取付フランジ10
2aには、車幅方向を軸方向とする円柱状の支点部材4
20が固定されている。支点部材420は、その中心軸
がビーム中央点を通る鉛直線上を通り、かつ、シートに
乗員が着座しない状態で、センサビーム416に撓みを
生じさせることなくセンサビーム416の下面に当接す
るように配置されている。
【0068】前方ビーム400と後方ビーム402との
間には、スプリング422が設けられている。スプリン
グ422は、帯状の板バネが略U字状に屈曲されてなる
部材である。スプリング422は支点部材420の略下
半分を取り巻くように配置され、その両端部においてそ
れぞれ前方ビーム400及び後方ビーム402に取り付
けられている。スプリング422により、車両の振動に
伴う前方ビーム400及び後方ビーム402の揺動が抑
制される。
【0069】上記の構成によれば、シートに乗員が着座
すると、前方ビーム400及び後方ビーム402のシー
トパン取付点には、シートパン114を介して乗員の荷
重が入力される。このため、前方ビーム400及び後方
ビーム402は下方へ揺動する。一方、センサビーム4
12の中央部の下向き変位は支点部材420により禁止
されている。このため、センサビーム412は、支点部
材420との当接点を支点として両端部が下向きに変位
するように撓み、かかる撓みに伴って、センサビーム4
12の上下面に歪が生ずる。従って、コントローラ12
0は、歪センサ418の出力信号から検出されたセンサ
ビーム412の歪みに基づいて、着座乗員の荷重を検知
することができる。
【0070】なお、図13に示されるように、車両シー
トに乗員が着座しない状態で、前方ビーム400及び後
方ビーム402の鉛直フランジ400b、402bの下
端面(図13に符号Eで示す)と支点部材420とは所
定の間隔を隔てて対向している。このため、前方ビーム
400及び後方ビーム402の下向きの揺動は、それら
が支点部材420に当接することにより規制され、これ
により、前方ビーム400及び後方ビーム402の過大
な変位が防止される。
【0071】本実施例においても、上記第4実施例の場
合と同様に、センサビーム412にのみ撓みが生ずる構
成であるため、前方ビーム400及び後方ビーム402
に要求される製造精度を軽減することができ、これによ
り、装置の低コスト化を図ることができる。次に、本発
明の第6実施例について説明する。図14は、本実施例
の着座乗員検出装置の側面図である。なお、図14に示
す構成は、車両シートの左右両側に対称に設けられてい
る。図14に示す如く、本実施例の着座乗員検知装置
は、互いに略等しい長さを有する前方ビーム500及び
後方ビーム502を備えている。前方ビーム500及び
後方ビーム502はL字型の断面形状を有する部材であ
り、それぞれ、略水平に延びる水平フランジ部500
a、502aと、水平フランジ500a、502aから
略鉛直方向下向きに延びる鉛直フランジ部500b、5
02bとを備えている。
【0072】前方ビーム500は、その鉛直フランジ部
500bの車両進行方向前端において、ボルト504に
よりシートフレーム102の取付フランジ102aに上
下に揺動可能に連結されている。また、後方ビーム50
2は、その鉛直フランジ部502bの車両進行方向後端
において、ボルト505によりシートフレーム102の
取付フランジ102aに上下に揺動可能に連結されてい
る。前方ビーム500の後端面と、後方ビーム502の
前端面との間には、所定の間隔が設けられている。前方
ビーム500及び後方ビーム502の、上記間隔の中央
位置(ビーム中央点)に関して対称な2つの所定位置
(シートパン取付点)には、それぞれボルト506及び
507によりシートパン114が固定されている。
【0073】前方ビーム500の後端部と、後方ビーム
502の前端部とは、センサビーム508により連結さ
れている。センサビーム508は、前方ビーム500及
び後方ビーム502に、それぞれ、ボルト510、51
2及びボルト514、516により固定されている。セ
ンサビーム508は、例えば前方ビーム500及び後方
ビーム502に比べて十分に薄肉化されることにより、
その水平方向の中立軸に関する断面係数が、前方ビーム
500及び後方ビーム502の水平方向の中立軸に関す
る断面係数に比べて充分に小さな値となるように構成さ
れている。
【0074】センサビーム508の、前方ビーム500
と後方ビームとの間の中央に位置する部位の上下面に
は、それぞれ歪センサ518及び520が装着されてい
る。歪センサ518及び520は、コントローラ120
(図14には示さず)に電気的に接続されている。歪セ
ンサ518及び520はセンサビーム508の歪に応じ
た信号をコントローラ120に向けて出力する。
【0075】センサビーム508の下方にはストッパ5
22が設けられている。ストッパ522はシートフレー
ム102の取付フランジ102aに固定されている。ス
トッパ522は、前方ビーム500及び後方ビーム50
2が所定量だけ下方に変位した場合に、これらのビーム
と当接するように配置されている。従って、ストッパ5
22により、前方ビーム500及び後方ビーム502の
過大な変位が防止される。
【0076】上記の構成によれば、車両シートに乗員が
着座すると、前方ビーム500及び後方ビーム502の
シートパン取付点には、シートパン114から乗員の重
量に応じた荷重が入力される。かかる荷重により、前方
ビーム500、センサビーム508、及び後方ビーム5
02には、それらを下向きに凸に撓ませる向きのモーメ
ントが生ずる。図15(A)に示す如く、これら3本の
ビームを一体の梁と見なし、両端支点と荷重入力点との
距離をLa 、両支点間の距離を2・Lb 、入力荷重をF
とした場合、図15(B)に示す如き曲げモーメント図
(BMD)が得られる。図15(B)に示す如く、この
梁に生ずる曲げモーメントは、その中央(つまり、セン
サビーム508)を含む荷重入力点間の領域において最
大値F・La をとる。一般に、梁において、一定のモー
メントに対してその外縁面に生ずる歪は、中立軸に関す
る断面係数に反比例する。このため、本実施例では、モ
ーメントが最大となる中央位置のセンサビーム508
が、前方ビーム500及び後方ビーム502に比べて十
分に小さな断面係数を有するように構成されていること
で、センサビーム508には大きな歪が発生する。従っ
て、本実施例によれば、コントローラ120が歪センサ
518、520により検出されるセンサビーム508の
歪に基づいて、シート取付点に入力される荷重F、即
ち、着座乗員の荷重を高い精度で検知することができ
る。
【0077】なお、上記図15において、各荷重入力点
に入力される荷重が変化した場合、図3を参照して説明
したように、各荷重の和が一定に保たれる限り、梁の中
点(つまりセンサビーム508の中点)におけるモーメ
ントは変化しない。従って、本実施例では、センサビー
ム508の中点の歪を検出することで、着座位置の前後
移動により前後の荷重分布が変化した場合にも、着座乗
員の荷重を正確に検知することが可能となっている。
【0078】上記第1〜第6実施例では、着座乗員の荷
重を検知するためのビームの支点をシートフレーム10
2に設けることとした。かかる構成により、ビームを支
持するための部材を別途設けることが不要となり、装置
の軽量化が図られる。また、上記第2〜第6実施例で
は、着座乗員の荷重が、シートの前部及び後部に作用す
る荷重の総和として検知されるるものとした。しかしな
がら、着座乗員の荷重をシート前部及び後部への配分と
共に検知する場合には、例えば図16に示す構成を用い
ればよい。
【0079】図16に示す構成では、シートフレーム1
02の左右両側の取付フランジ102aが、それらの前
端部及び後端部において、クロスメンバ600、602
により互いに連結されている。そして、このクロスメン
バ600、602に対して、例えば上記第2実施例の如
く、ボルト604、606によりビーム104が取り付
けられると共に、ボルト608、610によりビーム1
04にシートパン114が取り付けられ、このビーム1
04の撓みがセンサユニット118及びコントローラ1
20により検出される。かかる構成によれば、前側のク
ロスメンバ600に取り付けたビーム104の撓みによ
りシート前部の荷重を、後側のクロスメンバ602に取
り付けたビーム104の撓みによりシート後部の荷重
を、それぞれ検知することができる。
【0080】また、上記第2〜第6実施例では、ビーム
の中点の撓みを検出し、その撓みに基づいて着座乗員の
荷重を検出するものとしたが、ビームの中点から前後に
所定距離だけ離れた2点における撓みをそれぞれ検出す
ることとしてもよい。この場合、前後各点の撓みから各
ビームの前部及び後部に作用する荷重を求め、左右ビー
ムの前部の荷重どうし、及び、左右ビームの後部の荷重
どうしの和を演算することにより、着座乗員の荷重の前
後配分を検知することができる。
【0081】また、上記第2〜第6実施例では、シート
フレーム102とシートパン114との間に荷重検出用
のビームを連結するものとしたが、これに限らず、例え
ば、シートフレーム102を上下に2分割し、その分割
部分の間にビームを連結することとしてもよい。更に、
上記第4〜第6実施例では、ビーム支持点をシートパン
取付点の外側に配置することとしたが、これとは逆に、
シートパン取付点をビーム支持点の内側に配置してもよ
い。
【0082】なお、上記第1〜第6実施例においては、
ビーム20、22、104、前方ビーム300、40
0、500、後方ビーム302、402、502が特許
請求の範囲に記載したビーム部材に、歪センサ24、2
6、132、134、212、214、及びコントロー
ラ28、120が特許請求の範囲に記載した荷重検知手
段に、センサビーム130、206が特許請求の範囲に
記載した第2の弾性ビーム部材に、センサビーム31
8、416が特許請求の範囲に記載した弾性部材に、セ
ンサビーム508が特許請求の範囲に記載した小断面係
数部に、それぞれ相当している。
【0083】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、車両シー
トの組付け強度を低下させることなく、着座乗員の荷重
を正確に検知することができる。請求項2乃至4及び1
0記載の発明によれば、車両シートのスライド位置の影
響を受けることなく、着座乗員の荷重をより正確に検出
することができる。
【0084】請求項5記載の発明によれば、着座位置に
移動により荷重分布が変化しても、その影響を受けるこ
となく高い精度で荷重を検知することができる。請求項
6乃至9記載の発明によれば、ビーム部材の撓みに伴っ
て生ずる歪を増大させることにより、着座乗員の荷重を
より高い精度で検知できる。請求項11記載によれば、
装置の構成部品の品質管理が容易になり、製造コストの
低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例である着座乗員検知装置が
組み込まれた車両シートを示す斜視図である。
【図2】本発明の第2実施例である着座乗員検知装置の
斜視図である。
【図3】本実施例の着座乗員検知装置が備えるビームを
梁とみなした場合のモデル図である。
【図4】本実施例の着座乗員検知装置が備えるセンサユ
ニットを図2に示す平面IV−IVで切断した際の断面図で
ある。
【図5】本実施例の着座乗員検知装置が備えるセンサユ
ニットを図2に示す平面V−Vで切断した際の断面図で
ある。
【図6】梁に撓みが生じた場合の撓みと歪との関係を説
明するための図である。
【図7】本発明の第3実施例である着座乗員検知装置が
備えるセンサユニットをビームから取り外した状態を示
す図である。
【図8】本実施例のセンサユニットを図7に示す直線VI
II−VIIIに沿って切断した際の断面図である。
【図9】本実施例のセンサユニットを図7に示す直線IX
−IXに沿って切断した際の断面図である。
【図10】本発明の第4実施例である着座乗員検知装置
の斜視図である。
【図11】本実施例の着座乗員検知装置の側面図であ
る。
【図12】本発明の第5実施例である着座乗員検知装置
の側面図である。
【図13】本実施例の着座乗員検知装置を図12に示す
直線XIII−XIIIに沿って切断した際の断面図である。
【図14】本発明の第5実施例である着座乗員検知装置
の側面図である。
【図15】図15(A)は、本実施例の着座乗員検知装
置が備える前方ビーム、後方ビーム、及びセンサビーム
を1本の梁と見なした場合のモデル図である。図15
(B)は、図15(A)に示す梁の曲げモーメント図
(BMD)である。
【図16】着座乗員の荷重の前後配分を測定するための
構成の一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
10、100 車両シート 12、102 シートフレーム 20、104 ビーム 24、26 歪センサ 28 コントローラ 30、114 シートパン

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両シートに着座する乗員の荷重に応じ
    て変位するビーム部材と、 該ビーム部材の変位量に基づいて前記荷重を検知する荷
    重検知手段と、を備えることを特徴とする着座乗員検知
    装置。
  2. 【請求項2】 前記ビーム部材は、前記車両シートのシ
    ートパンとシートフレームとの間に連結されていること
    を特徴とする請求項1記載の着座乗員検知装置。
  3. 【請求項3】 前記ビーム部材を、その両端部近傍に設
    けた第1の取付位置において前記シートパン及び前記シ
    ートフレームの一方に連結すると共に、前記ビーム部材
    の前記第1の取付位置より所定距離だけ内側に位置する
    第2の取付位置において前記シートパン及び前記シート
    フレームの他方に連結したことを特徴とする請求項2記
    載の着座乗員検知装置。
  4. 【請求項4】 前記ビーム部材は所定の曲げ剛性を有す
    る弾性部材であり、前記荷重検知手段は、前記ビーム部
    材の撓みに基づいて前記荷重を検知することを特徴とす
    る請求項1乃至3記載の着座乗員検知装置。
  5. 【請求項5】 前記ビーム部材は所定の曲げ剛性を有す
    る弾性部材であり、 前記荷重検知手段は、前記ビーム部材の長手方向略中央
    部における撓み量に基づいて前記荷重を検知することを
    特徴とする請求項3記載の着座乗員検知装置。
  6. 【請求項6】 前記ビーム部材の撓みに伴う歪を増大さ
    せる歪増大機構を備え、前記荷重検知手段は、該歪拡大
    機構により拡大された歪に基づいて前記荷重を検知する
    ことを特徴とする請求項4又は5記載の着座乗員検知装
    置。
  7. 【請求項7】 前記歪拡大機構は、 前記シートパン又は前記シートフレームの何れか一方に
    支持され、前記ビーム部材に比して長さが小さい第2の
    弾性ビーム部材と、 前記ビーム部材の撓みを前記第2の弾性ビーム部材に伝
    達する伝達部材とを備え、 前記荷重検知手段は、前記第2の弾性ビーム部材の歪に
    基づいて前記荷重を検知することを特徴とする請求項6
    記載の着座乗員検知装置。
  8. 【請求項8】 前記歪拡大機構は、前記ビーム部材の一
    部を、その中立軸に関する断面係数が他部位に比べて小
    さくなるように構成してなる小断面係数部であり、 前記荷重検知手段は該小断面係数部の歪に基づいて前記
    荷重を検知することを特徴とする請求項6記載の着座乗
    員検知装置。
  9. 【請求項9】 前記小断面係数部は、前記ビーム部材の
    一部を他部位に比べて小断面化してなることを特徴とす
    る請求項8記載の着座乗員検知装置。
  10. 【請求項10】 前記ビーム部材は実質的に剛体であ
    り、かつ、前記シートパン及び前記シートフレームに回
    動可能に連結されたことを特徴とする請求項1乃至3の
    うち何れか1項記載の着座乗員検知装置。
  11. 【請求項11】 前記ビーム部材の回動に応じて弾性変
    形する弾性部材を備え、 前記荷重検知手段は、該弾性部材の弾性変形量に基づい
    て前記荷重を検知することを特徴とする請求項10記載
    の着座乗員検知装置。
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