JP2001069811A - 種 袋 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 植物の種袋を区分して種入れ部と立て札部の
複合機能を具備する種袋を提供する。 【構成】 合成紙でなる植物の種６を入れる為の種袋１
を使って、種入れ部３と立て札部４とに密閉溶着部５を
設けて分割し、夫々を封印して、密閉溶着部５内には、
切取用ミシン目２を設けて利用者が切取用ミシン目２に
沿って分割可能で相互を分割後に、立て札部４に連係す
る突起部４ａは、土地Ａに差込自在にした構成である。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は植物の種袋に関する。
更に詳しくは、一つの種袋を区分して一方の種入れ部に
種を収納封印し、区分した他の一方のスペースは立て札
部として利用可能にした種袋に関する。

【０００２】

【従来の技術】この種の従来の技術として、一般的に知
られる種袋は、薄厚の合成紙を２枚重ね合わせて縁を溶
着して袋にし、その袋の中に植物の種を収納して封閉さ
れている種袋が多く使われている。

【０００３】また、実開公報平成２年第６６４３６号で
開示されている野菜バックが知られる。

【０００４】即ち細長い野菜を所定毎に小分けして包装
した複数の収納部をもち、各収納部の間にミシン目が入
れられた合成樹脂からなる野菜バッグがそれである。

【０００５】また、家庭園芸でプランターや鉢などに種
をまいた時点で園芸ラベルを使って種を蒔いた時期や花
の名前を記入してプランターの種の蒔いた所に差込んで
いるのが一般的である。

【０００６】また、園芸ラベルに諸事項の記録を印刷し
て花名、注意事項、花咲時期などを印刷して鉢植えの地
面に差込んで見頃の花物と一括して店買しているのが知
られる。

【０００７】いずれにしても、種袋と園芸ラベルでは個
別扱いで商品化されているのが現状である。

【０００８】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記す
る従来技術の場合は、一般的に知られる合成紙で出来て
いる園芸用の種袋は、使用時に一旦開封してプランター
や地面などに種まきを終えた後は、不要物として廃棄処
分されてしまうのが一般的で時間の経過に従って徐々に
発芽から成長する間に種の蒔いた時期や手入れ方法や開
花時、更には花の名前や特徴など全く記録がないことで
戸惑いを感じてしまうなどの課題がある。

【０００９】されば、園芸ラベルを個別に手に入れて記
入するのも手数がかかるし、種袋をそのままプランター
などに差込んでも水やりや雨風で散らばってしまう、更
には美感面で全くナンセンスでの課題である。

【００１０】次に実開公報平成２年第６６４３６号で開
示する野菜バックはこの従来実施例では一つの袋を２区
分してネギを収納しているが（図示せず）夫々の区分を
ミシン目から分離して個別に開封して料理などに使われ
るが、使用済でのこれらの樹脂材シート状の野菜バック
は、廃棄処分されてゴミ公害で終わってしまうなどの社
会的課題である。

【００１１】

【課題を解決するための手段】この発明は上記する数々
の欠点となる課題を解決するために、図１、図２で示す
ように薄厚状で加工される合成紙を二枚重ね合わせて一
つの種袋１を加工するが、これらの一つの種袋１を区分
して種入れ部３と園芸ラベルとして使うための立て札部
４とに区分するが、これらの区分は二枚重ね合わせた上
下の合成紙を溶着加工した密閉溶着部５を設けて分割す
る。

【００１２】そして、二つの区分の境界線上に沿って切
取用ミシン目２が設けてあり、利用者はミシン目に沿っ
て容易に分離出来る構成である。

【００１３】これらの種袋１には植物の種が収納されて
密閉され、他方の立て札部４は片側に連係した地面に容
易に差込んで使える突起部４が設けてある。

【００１４】このように一個の種袋１が種６を収納する
種入れ部３からプランターや鉢に種６蒔き後は、２分区
にするために設けた密閉溶着部５の切取用ミシン目２を
境に分離した、立て札部４の突起部４ａを地面に差込む
ことが出来る。

【００１５】勿論のこと、立て札部４の両面は２枚の合
成紙が重ねた状態で、この両面には植物の名前を始め諸
事項が全て明細に印刷されたままで、地面より露出状態
で種６の発芽から、花咲き開花までの長期間花造りマニ
ュアルとして蒔いた種のそばで同居する。

【００１６】次に、他の実施例を図３で述べるに一枚の
薄厚の合成紙で立て札部４’の一片に連係する三角形状
の突起部４ａ’に種入部３’を設けて、種６を収納し種
６は保護シート７に包装されその種入れ部３’の全周に
沿って種６を密封するため、密閉溶着５’でで封印され
る。

【００１７】そして、種６の蒔き時期に保護シート７の
一部をカットするか剥して種を取り出して地面に種６蒔
き後は、取扱い説明書の印刷された立て札部４’の突起
部４ａ’を地面に差込んで、種６の発芽から花咲き開花
までの長期間花造りマニュアルとして使うようにする構
成である。

【００１８】

【発明の実施の形態】以下に図示の実施例に基づいて本
発明を更に詳細に説明する。図１は本発明の第一実施例
を示し、矩形状の合成紙２枚重ねで、内面はアルミ箔を
コーティングされた密封式の種袋１で、突起部４ａを形
成する立て札部４を片方に設け他の片方には種６を収納
する２個の種入れ部３に区分されて構成する。

【００１９】図２は、種６が種入れ部３の片側を使って
収納されて種６がごぼれない様に密閉された状態で立て
札部４と種入れ部３との二つに分離されるが、この分離
はあらかじめ設定する切取用ミシン目２を切り離して行
われる。

【００２０】このように夫々が袋状に区分されているの
で種６の収納は実施例に示すように必ずしも種６の収納
は、片方の種入れ部３だけでなく、他の袋部の種入れ部
３や立て札部４にも収納が出来る。

【００２１】そして、密閉溶着部５は夫々の袋部の縁の
全周に渡って接着され、また立て札部４の端部に連係す
る突起部４ａは地面に差込むことの出来るかたさが要求
されるため、突起部４ａの三角体の全域に渡って合成紙
二枚が重なり合って接着され硬さを保持している。

【００２２】また、立て札部４の両面には、花の名前や
その花の特徴から種の水やりや上手に花を咲かせる諸々
の取扱い説明文や絵が印刷されるなどのして、二つの違
った形態を一つの種袋１で複合可能構造からなる。

【００２３】次に図３は第２実施例を示し、一枚の薄厚
状の合成紙で突起部４ａ’と立て札部４’とで出来てい
る。

【００２４】また、三角体の突起部４ａ’は種入れ部
３’として保護シート７を使って突起部４ａ’面上に収
納した種６を袋体にする。

【００２５】このように突起部４ａ’の部分は種６を密
封する密閉溶着部５’が設けられ、種６蒔き時は保護シ
ート７が自在に開封出来、種６蒔き後は、立て札部４’
の諸々の説明書が印刷された園芸ラベルとして地面に突
起部４ａ’を差込んで使用する。

【００２６】このように立て札部４’と種入れ部３’の
機能を立て札部４’を利用してこのスペースを種入れ部
３’として構成することも出来る。（図示せず）

【００２７】

【発明の効果】本発明は上述の通り作用構成するので次
の優れた効果を奏する。プランターや鉢を使って園芸植
物などの種を地面にまくのに、１つの種袋を利用者は、
ミシン目に沿って２分割して片方の種入れ部から種を出
して地面に蒔いた後に残りの片方の諸々の取扱い書の印
刷した立て札部を使って突起部を種の蒔いた地面に差込
んで発芽から花咲開花までの長い期間を通して園芸マニ
ュアルとして利用の出来る種袋を提供することが出来
る。

【００２８】また、１つの種袋が袋体で区画されている
ことで夫々の袋体に複数の種を区分して収納出来るとい
う種袋を提供する事が出来るし、複数の袋体に固形の肥
料や消毒剤などを収納の出来る種袋を提供する事が出来
る。

【００２９】また、従来のように種蒔き後に種袋を廃棄
処分することなく、個別に園芸ラベルを使う必要のない
無駄のない種袋を提供する事が出来る。

【００３０】次に第２実施例のように、種袋を分割する
必要のない種入れ部に設けた保護シートをカットかはが
すことで種蒔きが出来、立て札部の突起部を使って種の
蒔いた地面に差込んで発芽から花咲開花までの長い期間
を通して園芸マニュアルとして利用の出来る種袋を提供
することが出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係わる全体を示し一部断面での斜視図
である。

【図２】図ａは本発明に係わる立て札部を示す斜視図
で、図ｂは種入れ部で一部断面での斜視図である。

【図３】本発明の第二実施例に係わる全体を示し一部使
用例での斜視図である。

【符号の説明】

１． 種袋 ２． 切取用ミシン目 ３．３’．種入れ部 ４．４’．立て札部． ５．５’．密閉溶着部 ６． 種

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 合成紙でなる植物の種（６）を入れる
   ための種袋（１）において、この一つの種袋（１）を種
   入れ部（３）と立て札部（４）とに密閉溶着部（５）を
   設けて分割し、種入れ部（３）と立て札部（４）とのい
   ずれかに植物の種（６）を収納密封するが密閉溶着部
   （５）内には、切取り用ミシン目（２）を設けて利用者
   が切取用ミシン目（２）に沿って分割可能で相互を分割
   後に立て札部（４）に連係する突起部（４ａ）は土地
   （Ａ）に差込自在にしたことを特徴とする種袋。
2. 【請求項２】 合成紙でなる立て札部（４’）の一部
   に連係する突起部（４ａ’）か、立て札部（４’）のい
   ずれかに種入れ部（３’）を設け、この種入れ部
   （３’）に植物の種（６）を収納するが、その種（６）
   を保護シート（７）で、種（６）がこぼれないように密
   閉溶着部（５’）を設けて、保護シート（７）を開封し
   て土地（Ａ）に種（６）巻き後は、前記突起部（４
   ａ’）は、土地（Ａ）に差し込み自在にしたことを特徴
   とする種袋。